JP2741451B2 - 情報処理装置 - Google Patents

情報処理装置

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JP2741451B2
JP2741451B2 JP4096663A JP9666392A JP2741451B2 JP 2741451 B2 JP2741451 B2 JP 2741451B2 JP 4096663 A JP4096663 A JP 4096663A JP 9666392 A JP9666392 A JP 9666392A JP 2741451 B2 JP2741451 B2 JP 2741451B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電池を用いてRAMや
時計にバックアップ給電を行なう情報処理装置に係り、
特に電池バックアップによるデータ保全のチェックに係
る情報処理を行なう情報処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図7は従来の数値制御装置等を含む情報
処理装置の電池バックアップによるデータ保全のチェッ
ク動作を説明するブロック図であり、1は装置全体を制
御するプロセッサ、2はプロセッサ1の動作を制御する
プログラムと固定データが格納されたROM、3はプロ
セッサ1のワークエリアのほかに種々のデータ、例えば
本装置が数値制御装置の場合には、パラメータや加工プ
ログラム等の膨大なデータが入っているRAM、4は時
計、5は表示部、6はオペレータが命令等を入力するキ
ーボード、7は電源、8は無瞬断スイッチ(例えばメー
ク・ビフォア・ブレーク・スイッチ等が使用できる)、
9は電池である。図8は、図7の動作を説明するフロー
チャートである。
【0003】図8を参照し、図7の動作を説明する。図
7において、電源7への入力電源(例えばAC100
V、図示せず)が切断されると、スイッチ8は点線で示
す如く電池9側に接続され、電池9の電流がRAM3と
時計4に供給される。次に、電源7への入力電源が投入
されると、スイッチ8は実線で示す如く接続され、電源
7から電流がプロセッサ1、ROM2、キーボード6、
並びにRAM3及び時計4に供給される。プロセッサ1
はROM2から制御プログラムを読出して動作し、図8
のStep41で、電源7の直流電圧保持期間中にRA
M3内の特定アドレスに書込まれていた固定データと、
あらかじめROM2に格納されている固定データを読出
し、Step42で両データを比較して、一致している
かの判別をする。そして両データが一致していると判別
した場合はStep45に移り、不一致と判別した場合
は、プロセッサ1はStep43で、RAM3をクリア
した後、ROM2から固定データを読出し、RAM3に
書込む。そしてStep44で時計4のクリアを行な
い、Step45に移る。
【0004】プロセッサ1はStep45で、時計4が
クリアされているか否かを調べる。そして時計4がクリ
アされていなければStep47に移り、クリアされて
いる場合はStep46で、時刻設定の指示を表示部5
に表示し、Step47に移る(またStep46で電
池障害と表示しても良い)。そしてオペレータは、時計
がクリアされていることから、電源切断中にメモリ内容
が破壊されたことを知り、時計の時刻設定を行う。プロ
セッサ1はStep47で通常の処理に移行し、キーボ
ード6から入力されるオペレータの指示により動作す
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の情報処理装置の
電池バックアップによるデータ保全のチェック動作は以
上のように行なわれており、RAMの記憶内容が破壊さ
れているかどうかの判断は、RAM内の特定アドレスに
書込まれた固定データが破壊されているかどうかにより
行なっていたので、その特定アドレス以外のアドレスの
内容が破壊されていても、正常と見なし通常運転に移行
してしまうので危険であるという問題点があった。この
危険を回避するために通常の情報処理装置には、電池の
電圧低下を検知するバッテリアラーム検知回路を設け
て、通常運転に移行しないように保護処置をしている。
しかしこの場合にも、バッテリアラームが発生したとき
に、同時に時計がクリアされていればRAMの内容が破
壊されたと判断できるが、時計4がクリアされていない
場合には、特定アドレス以外のアドレスの内容が破壊さ
れている可能性があり、RAM内に記憶されている多量
のデータ(例えば数値制御装置の場合には、パラメータ
や加工プログラムのデータ)を、操作表示装置に表示さ
せ作業者が目で見て確認するか、フロッピディスクのよ
うな2次記憶装置の内容と比較しなければならないとい
う欠点があった。また前記特定アドレスの定義を拡大し
て、特定アドレスを単一アドレスでなく複数アドレスと
考えても、電池電圧の降下により最初に破壊される一連
のアドレス(以後弱点アドレスと云う)がRAMのIC
チップを製造するメーカやその種類により異なるため、
単に複数の固定アドレスの比較では、RAMの内容チェ
ックとしては不十分であるという問題点があった。
【0006】本発明は上記のような問題点を解決するた
めになされたもので、電池によるバックアップ期間中
に、電池障害の発生等によりRAMの内容が破壊されて
いるか否かを、精度の高いデータチェック方法で検出
し、さらに、電池が1次電池であるか2次電池であるか
に応じて適切な方法で、操作表示手段を介して電池の交
換時期を作業者に知らせることができる情報処理装置を
得ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本請求項1の発明に係る
情報処理装置は、装置電源が断の期間中は、該装置に含
まれるRAM及び時計に対して電池からバックアップ給
電を行なう情報処理装置において、前記装置電源が断に
なった時に、該電源の電圧保持時間内に、前記RAMの
バックアップ所要領域内の全データについてチェックサ
ム算出処理が完了する否かを判別する判別手段と、前記
装置電源断時における、前記判別手段の判別結果が肯定
の場合には、前記RAMのバックアップ所要領域内の全
データについてのチェックサムを算出し、前記判別手段
の判別結果が否定の場合には、所定の乱数列データをチ
ェックアドレスとして、前記RAMのバックアップ所要
領域内のチェックアドレスに格納されたデータについて
のチェックサムを算出すると共に、その後前記装置電源
が投入された時に、前回と同一の算出法により再度チェ
ックサムを算出するチェックサム算出手段と、該チェッ
クサム算出手段が電源断時に算出したチェックサムを前
記RAMのバックアップ所要領域内の特定アドレスに記
憶させ、その後前記装置電源が投入された時に、前記チ
ェックサム算出手段が再度算出したチェックサムと、前
記特定アドレスに記憶させたチェックサムとを比較し、
両データが不一致の場合にRAMエラー信号を発生する
RAMデータチェック手段と、該RAMデータチェック
手段がRAMエラー信号を発生した場合に、前記RAM
及び時計のデータをクリアするデータクリア手段とを備
えたものである。
【0008】本請求項2の発明に係る情報処理装置は、
装置電源が断の期間中は、該装置に含まれるRAM及び
時計に対して電池からバックアップ給電を行なう情報処
理装置において、前記電池の電圧が所定値以下に低下し
たことを検知してバッテリアラーム信号を発生するバッ
テリアラーム検知回路と、前記装置電源が断になった時
に、該電源の電圧保持時間内に、前記RAMのバックア
ップ所要領域内の全データについてのチェックサム算出
処理が完了するか否かを判別する判別手段と、前記装置
電源断時における、前記判別手段の判別結果が肯定の場
合には、前記RAMのバックアップ所要領域内の全デー
タについてのチェックサムを算出し、前記判別手段の判
別結果が否定の場合には、所定の乱数列データをチェッ
クアドレスとして、前記RAMのバックアップ所要領域
内のチェックアドレスに格納されたデータについてのチ
ェックサムを算出すると共に、その後前記装置電源が投
入された時に、前回と同一の算出法により再度チェック
サムを算出するチェックサム算出手段と、該チェックサ
ム算出手段が電源断時に算出したチェックサムを前記R
AMのバックアップ所要領域内の特定アドレスに記憶さ
せ、その後前記装置電源が投入された時に、前記チェッ
クサム算出手段が再度算出したチェックサムと、前記特
定アドレスに記憶させたチェックサムとを比較し、両デ
ータが不一致の場合にRAMエラー信号を出力するRA
Mデータチェック手段と、前記バッテリアラーム検知回
路からのバッテリアラーム信号、もくしは前記RAMデ
ータチェック手段からのRAMエラー信号、または前記
バッテリアラーム信号及びRAMエラー信号の両方が発
生した場合に、前記2つの信号の発生状況にそれぞれ対
応する処理方法の指示を操作表示手段を介して作業者に
表示させるアラーム及びエラー処理指示手段とを備えた
ものである。
【0009】本請求項3の発明に係る情報処理装置は、
前記時計のデータを用いて装置の納入時より現在にいた
るまでの装置電源投入中の電池充電時間及び装置電源断
中の電池放電時間をそれぞれ算出し、該充電時間及び放
電時間にそれぞれ所定係数を乗算した積を加算して電池
の稼働時間を算出し、該稼働時間が電池の寿命を越えた
場合に、前記操作表示手段を介して電池寿命の警告指示
を作業者に表示する電池寿命警告手段を、前記請求項2
の発明に係る情報処理装置に付加したものである。
【0010】本請求項4の発明に係る情報処理装置は、
電池寿命の温度依存性に鑑み、電池周囲の温度を検出す
る温度センサと、該温度センサの検出信号を量子化する
A/D変換器とを含み、前記時計のデータを用いて装置
の納入時より現在にいたるまでの装置電源投入中の電池
充電時間及び装置電源断中の電池放電時間をそれぞれ算
出し、該充電時間及び放電時間にそれぞれ乗算する所定
係数を前記A/D変換器の出力データにより補正し、該
補正後の所定係数を前記充電時間及び放電時間にそれぞ
れ乗算した積を加算して電池の稼働時間を算出し、該稼
働時間が電池の寿命を越えた場合に、前記操作表示手段
を介して電池寿命の警告指示を作業者に表示させる温度
補正付電池寿命警告手段を、前記請求項2の発明に係る
情報処理装置に付加したものである。
【0011】本請求項5の発明に係る情報処理装置は、
装置電源が断の期間中は、該装置に含まれるRAMに対
しては2次電池により、またRAM内蔵時計に対しては
長寿命の1次電池によりそれぞれ給電を行なう情報処理
装置において、前記2次電池の電圧が所定値以下に低下
したことを検知してバッテリアラーム信号を発生するバ
ッテリアラーム検知回路と、前記装置電源が断になった
時に、該電源の電圧保持時間内に、前記RAMのバック
アップ所要領域内の全データについてのチェックサム算
出処理が完了するか否かを判別する判別手段と、前記装
置電源断時における、前記判別手段の判別結果が肯定の
場合には、前記RAMのバックアップ所要領域内の全デ
ータについてのチェックサムを算出し、前記判別手段の
判別結果が否定の場合には、所定の乱数列データをチェ
ックアドレスとして、前記RAMのバックアップ所要領
域内のチェックアドレスに格納されたデータについての
チェックサムを算出すると共に、その後前記装置電源が
投入された時に、前回と同一の算出法により再度チェッ
クサムを算出するチェックサム算出手段と、該チェック
サム算出手段が電源断時に算出したチェックサムを前記
RAMのバックアップ所要領域内の特定アドレスに記憶
させ、その後前記装置電源が投入された時に、前記チェ
ックサム算出手段が再度算出したチェックサムと、前記
特定アドレスに記憶させたチェックサムとを比較し、両
データが不一致の場合にRAMエラー信号を発生するR
AMデータチェック手段と、前記バッテリアラーム検知
回路からのバッテリアラーム信号、もくしは前記RAM
データチェック手段からのRAMエラー信号、または前
記バッテリアラーム信号及びRAMエラー信号の両方が
発生した場合に、前記2つの信号の発生状況にそれぞれ
対応する処理方法の指示を操作表示手段を介して作業者
に表示させるアラーム及びエラー処理指示手段と、前記
装置電源断の時間を前記RAM内蔵時計から算出し、次
に前記装置電源が投入された時に、前記2次電池の充電
所要時間を算出し、該算出した充電所要時間が経過する
まで、前記操作表示手段を介して充電所要警告を作業者
に表示する充電所要警告手段とを備えたものである。
【0012】本請求項6の発明に係る情報処理装置は、
前記バッテリアラーム検知回路の発生するバッテリアラ
ーム信号を逐次記憶させるEEPROMを含み、装置の
納入時より現在にいたるまで前記EEPROMに記憶し
たバッテリアラーム信号の履歴を、横軸を前記納入時よ
りの時間とし、縦軸を前記バッテリアラーム信号の累計
としたグラフにより、前記操作表示手段を介して作業者
に表示するバッテリアラーム履歴表示手段と、前記RA
M内蔵時計のデータを用いて装置の納入時より現在にい
たるまでの装置電源投入中の2次電池充電時間及び装置
電源断中の2次電池放電時間をそれぞれ算出し、該充電
時間及び放電時間にそれぞれ所定係数を乗算した積を加
算して2次電池の稼働時間を算出し、該稼働時間が2次
電池の寿命を越えた場合に、前記操作表示手段を介して
電池寿命の警告指示を作業者に表示する2次電池寿命警
告手段とを、前記請求項5の発明に係る情報処理装置に
付加したものである。
【0013】本請求項7の発明に係る情報処理装置は、
前記請求項6の発明に係る情報処理装置の前記バッテリ
アラーム履歴表示手段内に、前記EEPROMに記憶さ
れたバッテリアラーム信号の累計があらかじめ設定した
所定数に到達した場合、または前記時間に対するバッテ
リアラーム信号の累計グラフの傾きが一定傾斜角を越え
た場合に電池の交換指令を前記操作表示手段を介して作
業者に表示する電池交換指令手段を含ませたものであ
る。
【0014】本請求項8の発明に係る情報処理装置は、
前記請求項1乃至請求項7のいずれかに係る情報処理装
置の前記チェックサム算出手段が、あらかじめ所定の乱
数列データを記憶するROM、または乱数列データを計
算により算出するプロセッサにより構成される乱数列デ
ータ発生手段を含むものである。
【0015】
【作用】本請求項1に係る発明においては、装置電源が
断の期間中は、該装置に含まれるRAM及び時計に対し
て電池からバックアップ給電を行なう情報処理装置にお
いて、判別手段は前記装置が断になった時に、該電源の
電圧保持時間内に、前記RAMのバックアップ所要領域
内の全データについてのチェックサム算出処理が完了す
るか否かを判別する。チェックサム算出手段は前記装置
電源断時における、前記判別手段の判別結果が肯定の場
合には、前記RAMのバックアップ所要領域内の全デー
タについてのチェックサムを算出し、前記判別手段の判
別結果が否定の場合には、所定の乱数列データをチェッ
クアドレスとして、前記RAMのバックアップ所要領域
内のチェックアドレスに格納されたデータについてのチ
ェックサムを算出すると共に、その後前記装置電源が投
入された時に、前回と同一の算出法により再度チェック
サムを算出する。RAMデータチェック手段は、前記チ
ェックサム算出手段が電源断時に算出したチェックサム
を前記RAMのバックアップ所要領域内の特定アドレス
に記憶させ、その後前記装置電源が投入された時に、前
記チェックサム算出手段が再度算出したチェックサム
と、前記特定アドレスに記憶させたチェックサムとを比
較し、両データが不一致の場合にRAMエラー信号を発
生する。データクリア手段は前記RAMデータチェック
手段がRAMエラー信号を発生した場合に、前記RAM
及び時計のデータをクリアする。
【0016】本請求項2に係る発明の構成は、前記請求
項1に係る発明の構成に、バッテリアラーム検知回路を
追加し、前記データクリア手段の代りにアラーム及びエ
ラー処理指示手段を備えたもである。前記バッテリアラ
ーム検知回路は、装置電源が断の期間中に該装置に含ま
れるRAM及び時計に対してバックアップ給電を行なう
電池の電圧が所定値以下に低下したことを検知してバッ
テリアラーム信号を発生する。前記アラーム及びエラー
処理指示手段は、前記バッテリアラーム検知回路からの
バッテリアラーム信号、もくしは前記RAMデータチェ
ック手段からのRAMエラー信号、または前記バッテリ
アラーム信号及びRAMエラー信号の両方が発生した場
合に、前記2つの信号の発生状況にそれぞれ対応する処
理方法の指示を操作表示手段を介して作業者に表示す
る。
【0017】本請求項3に係る発明の構成は、前記請求
項2に係る発明の構成に電池寿命警告手段を追加したも
のである。前記電池寿命警告手段は、前記時計のデータ
を用いて装置の納入時より現在にいたるまでの装置電源
投入中の電池充電時間及び装置電源断中の電池放電時間
をそれぞれ算出し、該充電時間及び放電時間にそれぞれ
所定係数を乗算した積を加算して電池の稼働時間を算出
し、該稼働時間が電池の寿命を越えた場合に、前記操作
表示手段を介して電池寿命の警告指示を作業者に表示す
る。
【0018】本請求項4に係る発明の構成は、前記請求
項2に係る発明の構成に温度補正付電池寿命警告手段を
追加したものである。前記温度補正付電池寿命警告手段
は、電池寿命の温度依存性に鑑み、電池周囲の温度を検
出する温度センサと、該温度センサの検出信号を量子化
するA/D変換器とを含み、前記時計のデータを用いて
装置の納入時より現在にいたるまでの装置電源投入中の
電池充電時間及び装置電源断中の電池放電時間をそれぞ
れ算出し、該充電時間及び放電時間にそれぞれ乗算する
所定係数を前記A/D変換器の出力データにより補正
し、該補正後の所定係数を前記充電時間及び放電時間に
それぞれ乗算した積を加算して電池の稼働時間を算出
し、該稼働時間が電池の寿命を越えた場合に、前記操作
表示手段を介して電池寿命の警告指示を作業者に表示す
る。
【0019】本請求項5に係る発明の構成は、前記請求
項2に係る発明の構成において、電池を1次電池と2次
電池との2種類を設け、時計をRAM内蔵時計に代え、
さらに充電所要警告手段を追加したものである。そして
装置電源が断の期間中は、該装置に含まれるRAMに対
しては2次電池により、またRAM内蔵時計に対しては
長寿命の1次電池によりそれぞれ給電を行なう。また前
記充電所要警告手段は、前記装置電源断の時間を前記R
AM内蔵時計から算出し、次に前記装置電源が投入され
た時に、前記2次電池の充電所要時間を算出し、該算出
した充電所要時間が経過するまで、前記操作表示手段を
介して充電所要警告を作業者に表示する。
【0020】本請求項6に係る発明の構成は、前記請求
項5に係る発明の構成にEEPROMを含むバッテリア
ラーム履歴表示手段及び2次電池寿命警告手段を追加し
たものである。前記バッテリアラーム履歴表示手段は、
前記バッテリアラーム検知回路の発生するバッテリアラ
ーム信号を前記EEPROMに逐次記憶させ、装置の納
入時より現在にいたるまで前記EEPROMに記憶した
バッテリアラーム信号の履歴を、横軸を前記納入時より
の時間とし、縦軸を前記バッテリアラーム信号の累計と
したグラフにより、前記操作表示手段を介して作業者に
表示する。また前記2次電池寿命警告手段は、前記RA
M内蔵時計のデータを用いて装置の納入時より現在にい
たるまでの装置電源投入中の2次電池充電時間及び装置
電源断中の2次電池放電時間をそれぞれ算出し、該充電
時間及び放電時間にそれぞれ所定係数を乗算した積を加
算して2次電池の稼働時間を算出し、該稼働時間が2次
電池の寿命を越えた場合に、前記操作表示手段を介して
電池寿命の警告指示を作業者に表示する。
【0021】本請求項7に係る発明においては、前記請
求項6に係る発明におけるバッテリアラーム履歴表示手
段が電池交換指令手段を含み、該電池交換指令手段は、
前記EEPROMに記憶されたバッテリアラーム信号の
累計があらかじめ設定した所定数に到達した場合、また
は前記時間に対するバッテリアラーム信号の累計グラフ
の傾きが一定傾斜角を越えた場合に電池の交換指令を前
記操作表示手段を介して作業者に表示する。
【0022】本請求項8に係る発明においては、前記請
求項1乃至請求項7のいずれかに係る発明におけるチェ
ックサム算出手段が乱数列データ発生手段を含み、該乱
数列データ発生手段は、あらかじめ所定の乱数列データ
を記憶するROM、または乱数列データを計算により算
出するプロセッサにより構成される。
【0023】
【実施例】
実施例1.図1は本発明の実施例1に係る情報処理装置
の構成を示すブロック図であり、1〜4、7〜9は上記
従来装置の各機器と全く同じものである。10は電池の
出力電圧が所定値以下に低下したことを検知するバッテ
リアラーム検知回路、11は電源7への入力電源を切断
した瞬間に出力される割込信号、12は表示コントロー
ラ、13は操作表示装置であり、CRT等の表示部と作
業者が例えばパラメータや加工プログラム等を入力する
ためのキー(図示せず)や装置本体を動かすための操作
ボタン(図示せず)が多数取り付けられている。16は
周囲温度を検知する温度センサ、15はこの温度センサ
によって検知されたアナログ信号をディジタル信号に変
換するA/D変換器である。図2〜図4は、図1の動作
を説明するフローチャートであり、図2は図1の電源切
断時のフローチャート、図3は図1の電源投入時のフロ
ーチャート、また図4は図1の電池寿命警告を説明する
フローチャートである。
【0024】図2〜図4を参照し、図1の動作を説明す
る。図1において、電源7への入力電源(例えばAC1
00V、図示せず)が切断されると、図2のStep1
で電源7から割込信号11がプロセッサ1に出力され
る。Step2でプロセッサ1は、電源7の直流電圧保
持時間内に、RAM3のバックアップ所要領域内の全デ
ータについてのチェックサム算出処理が完了するか否か
を判別する。当然、RAM3の中のバックアップを要す
る領域の大小により、チェックサム算出処理が前記直流
電圧保持時間内に完了するかどうかが決まることにな
る。Step2の判別結果がYESの場合は、Step
4でバックアップ全領域のチェックサム(全領域のデー
タをすべて加算した総和値)を計算する。またStep
2の判別結果がNOの場合には、前記電源7の直流電圧
保持時間内にチェックサム算出処理が完了するだけの数
の乱数列データをプロセッサ1により発生させるか、ま
たは予めROM2に書込まれた乱数列データを読出し、
その乱数列データをチェックアドレスとして、RAM3
の前記チェックアドレスに格納されたデータについての
チェックサムを計算する。次いで、Step5でこのチ
ェックサムをRAM3の未使用の特定アドレスに書込
み、Step6で時計4の現在データをRAM3に書込
む。そして、電源7の直流電圧保持時間を過ぎると、無
瞬断スイッチ8は点線で示す如く電池9側に接続され、
電池9の電流がRMA3と時計4に供給される。またこ
の直流電源の切換時に、瞬時といえども直流電源が断に
なることはない。
【0025】図1において、電源7への入力電源が投入
され、その出力直流電圧が規定値になると、無瞬断スイ
ッチ8は実線で示す如く接続され、電源7から電流がR
AM3と時計4に供給される。プロセッサ1はROM2
からプログラムを読出して動作し、図3のStep11
でバッテリアラーム検知回路をチェックし、バッテリア
ラーム信号が発生しているか否かを調べる。バッテリア
ラーム信号が発生していなければStep13に移り、
バッテリアラーム信号が発生していれば、Step12
でバッテリアラームフラグをONにする。次いで、St
ep13で図2の電源切断シーケンスにおいて、RAM
3のバックアップ全データのチェックサムを計算した
か、乱数列のアドレスデータのチェックサムを計算した
かに応じて同じ計算を繰り返しRAM3のチェックサム
を再び計算する。Step14で前記計算したチェツク
サムと図2のStep5でRAM3の特定アドレスに記
憶したデータとを比較し、一致しているかを判断する。
Step14での比較結果が一致すれば、Step16
に移り、比較結果が一致しなければ、Step15でプ
ロセッサ1はRAM3と時計4のデータをクリアすると
同時にRAM ERR(エラー)フラグをONし、St
ep16に移る。
【0026】次いで、Step16ではRAM ERR
(エラー)フラグがONしているかどうかを調べ、ON
していなければStep17に進む。前記RAM ER
RフラグがONしていれば、Step18でRAM3が
破壊されている旨を操作表示装置13の表示部に表示
し、作業者にデータの修復を指示する。作業者はこの指
示をみて、Step19でパラメータや加工プログラム
等のデータを操作表示装置13より手動操作又はフロッ
ピディスクのような2次記憶装置より入力する。また時
計4の時刻設定をして、Step22の通常処理に移行
する。Step17では、バッテリアラームフラグがO
Nしているかどうか調べる。ONしていなければ、正常
と見なしStep22の通常処理に進む。前記フラグが
ONしていれば、Step20でバッテリの電圧が低下
している旨を操作表示装置13の表示部に表示し、作業
者にRAMデータのチェックを指示する。作業者はSt
ep21で、RAM3内に記憶されているデータが正常
かどうかを、操作表示装置13の表示部を見ながら、ま
たはフロッピディスクのような2次記憶装置とのデータ
比較でチェックし、万一データが破壊されていれば手動
操作又はフロッピディスクのような2次記憶装置より入
力する。また、時計4の時刻が正しいかチェックをし、
万一データが破壊されていれば時刻データを設定をし、
Step22の通常処理に移行する。なお、上記実施例
では計算が簡単なため算出するデータをチェックサムと
したが、CRC(Cyclic Redundancy
Check、巡回冗長検査)でもよい。要するに、代
数計算であればよい。
【0027】次いで、電池の寿命警告動作を説明する。
情報処理装置の納入時に、作業者は操作表示装置13に
て納入日付をRAM3に書込んでおく。するとプロセッ
サ1は周囲温度と充電又は放電状態による補正をうける
電池の稼働時間(以後SUMと云う)に初期値の零を設
定する。図4のStep21において電源7への入力電
源が投入され、その直流電圧が供給されると、プロセッ
サ1はSUMが電池寿命を越えているか調べる。電池寿
命を越えていなければ直接Step23に進む。電池寿
命を越えていれば、Step22でその旨を操作表示装
置13の表示部に表示し、作業者に警告した後Step
23に進む。Step23では、電源7が切断されてい
て情報処理装置が稼働していない間のSUMを計算す
る。先ず、前回電源7が切断されてから今回電源7が投
入されるまでの電源断の時間を時計4の時間差より算出
する。前回電源7が切断された時の時刻は図2のSte
p6でRAM3に記憶しておくものとする。
【0028】次いで、電源7への入力電源が切断されて
いる間は周囲温度が分からないので、Step24で電
源7が投入されたときの周囲温度を用いる。この周囲温
度は、温度センサ16により検出されA/D変換器15
によりディジタル信号に変換された値をプロセッサ1が
読取る。次いで、Step25で、電池9の温度特性
と、電源断の間の電池の放電状態とに基づき、電池稼働
時間を補正するための補正係数を算出する。次いで、S
tep26で、それまでの累計SUM(電池の稼働時
間)に、電源断の時間と前記補正係数との積を加算し、
新規のSUMとする。
【0029】次いで、電源7への入力電源が投入され、
情報処理装置が稼働している間のSUMを計算する。先
ず、Step27で、前記と同様の方法で周囲温度をプ
ロセッサ1が読取る。次いで、電池9の温度特性と、電
源投入中の電池の充電状態とにより、電池稼働時間を補
正するための補正係数を算出する。Step29では、
Step26と同様に、前記SUMに、単位稼働時間T
(Tは例えば1時間のように、適当に設定した単位時
間)と補正係数との積を加算し、新規のSUMとする。
Step30では、前記単位稼働時間Tを経過したかを
判断し、まだ経過してなければ、経過するまで待って、
時間Tを経過したらStep27に戻り、このStep
27〜Step30のループ処理を電源7が切断される
まで繰返す。
【0030】実施例2.図5は本発明の実施例2に係る
情報処理装置の構成を示すブロック図であり、1〜3、
7、10〜13、15及び16は実施例1と全く同じも
のである。4AはRAM内蔵時計である。RAM内蔵時
計のかわりに、時計4と小容量低消費電流RAMとのセ
ットとして使用してもよい。8Aは2連の無瞬断スイッ
チである。9Aは長寿命の1次電池であり、通常バック
アップ電流の小さいRAM内蔵時計4Aをバックアップ
する。9Aとしては例えば、Li電池を使用する。9B
は2次電池であり、システムによっては、バックアップ
電流が大きくなるRAM3をバックアップする。9Bと
しては、RAM3の種類によって使い分け、例えばMO
SスタティックRAMの場合はNi−Cd電池、ダイナ
ミックRAMの場合は鉛蓄電池等を使用する。14は不
揮発性の電気的書き換え可能なROMであるEEPRO
Mである。17は電源7が切断されている間、2次電池
9Bを充電するための充電回路である。
【0031】図6は本発明の実施例2に係るバッテリア
ラーム累計表示例を示す図である。同図は装置の納入日
よりの日数を横軸に、バッテリアラーム累計を縦軸にプ
ロットしたグラフであり、このグラフが操作表示装置1
3の表示部に表示される。
【0032】図6を参照し、図5の動作を説明する。図
5において、装置の電源7への入力電源が切断され、電
源7の直流電圧保持時間を過ぎると、2連スイッチ8A
は点線で示す如く長寿命の1次電池9A及び2次電池9
B側に接続され、2次電池9Bの電流がRAM3に供給
される(以後放電と云う)。この放電により2次電池9
Bの内部に化学変化を生じ、内部のエネルギー容量は減
少する。次に電源7への入力電源が投入され、その出力
直流電圧が規定値になると、2連スイッチ8Aは実線で
示す如く接続され電源7から電流がRAM3とRAM内
蔵時計4Aに供給されると同時に、充電回路17を介し
て2次電池9Bに充電される。2次電池9Bの充電に必
要な時間Tmは、 Tm=電源断時間×放電電流÷充電電流 であり、プロセッサ1はRAM内蔵時計4Aを利用して
この時間Tmを計算し、この充電所要時間が過ぎるまで
操作表示装置13の表示部にその旨を警告する。電源断
の間の放電電流が大きい場合、2次電池9B内のエネル
ギーがほとんど消費されてしまう場合もあるので、この
場合に電池が2次電池9Bの1個であると、上記計算が
実施できない。このため図5の実施例2においては、バ
ックアップ電流の小さいRAM内蔵時計4Aをバックア
ップする長寿命の1次電池9Aと、システムによっては
バックアップ電流が大きくなるRAM3をバックアップ
する2次電池9Bの2個を設けるようにしている。なお
電源切断時の時刻データのバックアップはRAM3では
なくRAM内蔵時計4A内部のRAMとしている。
【0033】また、電源切断の状態で長期間放置された
ような場合、次に電源を投入するとバッテリアラーム検
知回路10が作動するので、この場合にプロセッサ1は
RAM内蔵時計4Aより現在時刻を読み出しEEPRO
M14に書き込む。なおRAM内蔵時計4AのRAM容
量が十分有る場合は、このRAMに書き込んでも構わな
い。そして、図6に示す如く情報処理装置の納入時より
現在に至るまでのバッテリアラームの履歴を納入日より
の日数を横軸に、バッテリアラーム累計を縦軸にプロッ
トしたグラフを操作表示装置13の表示部に表示する。
更に、プロセッサ1は、このグラフを利用して、バッテ
リアラームの累計回数が一定回数に到達したり、グラフ
の傾きが一定傾斜角を越えたら、操作表示装置13のC
RT画面に例えば「電池を交換せよ」等の電池交換指令
を表示する。尚、バッテリアラームが発生した後、所定
の充電時間の充電をせずに電源を断した場合、この累計
回数が必要以上に多くなり、またグラフの傾きも誤った
ものになるため、例えば横軸に不感帯を備け短時間に続
けて起ったバッテリアラームは累計しない等のソフトウ
ェア上の考慮をするものとする。
【0034】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、装置電源
が断の期間中は、該装置に含まれるRAM及び時計に対
して電池からバックアップ給電を行なう情報処理装置に
おいて、前記装置電源が断になった時に、該電源の電圧
保持時間内に、前記RAMのバックアップ所要領域内の
全データについてのチェックサム算出処理が完了するか
否かを判別し、該判別結果が肯定の場合には、前記RA
Mのバックアップ所要領域内の全データについてのチェ
ックサムを算出し、前記判別結果が否定の場合には、所
定の乱数列データをチェックアドレスとして、前記RA
Mのバックアップ所要領域内のチェックアドレスに格納
されたデータについてのチェックサムを算出して、前記
RAMのバックアップ所要領域内の特定アドレスに記憶
させる。そして、その後前記装置電源が投入された時
に、前回と同一の算出法により再度算出したチェックサ
ムと、前記特定アドレスに記憶させたチェックサムとを
比較し、両データが不一致の場合にRAMエラー信号を
発生し、同時に前記RAM及び時計のデータをクリアす
るようにしたので、電源の直流電圧の保持時間の範囲内
でRAMの種類如何を問わず、高精度のデータチェック
方法により、バッテリバックアップされたRAMデータ
が正常かどうかのチェックが出来る。
【0035】また本発明によれば、前記発明にバッテリ
アラーム検知回路を追加し、装置電源が断の期間中に該
装置に含まれるRAM及び時計に対してバックアップ給
電を行なう前記電池の電圧が所定値以下に低下したこと
を検知してバッテリアラーム信号を発生する。そして前
記RAM及び時計のデータの自動的なクリアはせずに、
前記バッテリアラーム信号、もしくは前記RAMエラー
信号のいずれが発生したか、または前記バッテリアラー
ム信号とRAMエラー信号の両方が発生したかという、
それぞれの異常状況に対応する処理方法の指示を操作表
示手段を介して作業者に表示させるようにしたので、チ
ェックサムが一致しても、バッテリアラーム信号が発生
し、RAM内のデータが破壊されているという極めて低
い確率の場合にも、データの破壊が分かる。またこの場
合には、破壊個所は極めて少ないと推定されるので、操
作表示手段の表示を見ながらの手作業でも修復は可能で
ある。
【0036】また本発明によれば、前記時計のデータを
用いて装置の納入時より現在にいたるまでの装置電源投
入中の電池充電時間及び装置電源断中の電池放電時間を
それぞれ算出し、該充電時間及び放電時間にそれぞれ所
定係数を乗算した積を加算して電池の稼働時間を算出
し、該稼働時間が電池の寿命を越えた場合に、前記操作
表示手段を介し電池寿命の警告指示を作業者に表示する
ようにしたので、寿命の過ぎた電池を知らずに使用する
ことがなく、また装置内部の電池を取出して電池の製造
年月日を確認して電池の交換時期を調べる手間が不要に
なる。
【0037】また本発明によれば、電池寿命の温度依存
性に鑑み、電池周囲の温度を検出する温度センサと、該
温度センサの検出信号を量子化してプロセッサに供給す
るA/D変換器とを設け、周囲温度に応じて補正された
係数を用いて電池稼働時間を計算し、該稼働時間が電池
の寿命を越えた場合に、前記操作表示手段を介して電池
寿命の警告指示を作業者に表示するようにしたので、よ
り精度の高い電池寿命の警告を行なうことができる。
【0038】また本発明によれば、前記発明において、
電池を1次電池と2次電池との2種類を設け、時計をR
AM内蔵時計に代え、装置電源が断の期間中は、該装置
に含まれるRAMに対しては2次電池により、またRA
M内蔵時計に対しては長寿命の1次電池によりそれぞれ
給電を行なう。そして前記装置電源断の時間を前記RA
M内蔵時計から算出し、次に前記装置電源が投入された
時に、前記2次電池の充電所要時間を算出し、該算出し
た充電所要時間が経過するまで、前記操作表示手段を介
して充電所要警告を作業者に表示するようにしたので、
情報処理装置納入後、倉庫に長期間保存していた場合
や、長期に渡って使用しなかった場合のように2次電池
の内部エネルギーがなくなった状態で、電源投入後膨大
な量のパラメータや加工プログラムをRAMに書込み、
その後充電不足のまま電源を切断した場合のRAMデー
タの破壊を防止することができる。
【0039】また本発明によれば、前記発明にEEPR
OMを含むバッテリアラーム履歴表示手段を設け、該バ
ッテリアラーム履歴表示手段は前記バッテリアラーム検
知回路の発生するアラーム信号を前記EEPROMに逐
次記憶させ、装置の納入時より現在に至るまで前記EE
PROMに記憶したバッテリアラーム信号の履歴を、横
軸を前記納入時よりの時間とし、縦軸を前記バッテリア
ラーム信号の累計としたグラフにより、前記操作表示手
段を介して作業者に表示するようにしたので、バッテリ
アラームの履歴が一目で分かり、保守点検に便利であ
る。
【0040】また本発明によれば、前記バッテリアラー
ム履歴表示手段が電池交換指令手段を含み、該電池交換
指令手段は前記EEPROMに記憶されたバッテリアラ
ーム信号の累計が、あらかじめ設定した所定数に到達し
た場合、または前記時間に対するバッテリアラーム信号
の累計グラフの傾きが一定傾斜角を越えた場合に、電池
の交換指令を前記操作表示手段を介して作業者に表示す
るようにしたので、単に2次電池に充電が必要なのでは
なく、2次電池が寿命になったか、2次電池に何らかの
故障が起ったのか等の判断が可能となる。
【0041】また本発明によれば、前記各発明におい
て、前記乱数列データを発生する手段は、あらかじめ所
定の乱数列データを記憶するROM、または乱数列デー
タを計算により算出するプロセッサにより構成されるよ
うにしたので、ROMから読出した乱数列データを用い
て高速にチェックサムを算出することも、プロセッサに
より乱数列データを計算により発生させメモリ容量を節
約することも可能であり、いずれかを選択する自由度を
有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1に係る情報処理装置の構成を
示すブロック図である。
【図2】図1の電源切断時の動作を説明するフローチャ
ートである。
【図3】図1の電源投入時の動作を説明するフローチャ
ートである。
【図4】図1の電池の寿命警告を説明するフローチャー
トである。
【図5】本発明の実施例2に係る情報処理装置の構成を
示すブロック図である。
【図6】本発明の実施例2に係るバッテリアラーム累計
表示例を示す図である。
【図7】従来の数値制御装置等を含む情報処理装置の電
池バックアップによるデータ保全のチェック動作を説明
するブロック図である。
【図8】図7の動作を説明するフローチャートである。
【符号の説明】
1 プロセッサ 2 ROM 3 RAM 4 時計 4A RAM内蔵時計 5 表示部 6 キーボード 7 電源 8 無瞬断スイッチ 8A 2連無瞬断スイッチ 9 電池 9A 長寿命1次電池 9B 2次電池 10 バッテリアラーム検知回路 11 割込信号 12 表示コントローラ 13 操作表示装置 14 EEPROM 15 A/D変換器 16 温度センサ 17 充電回路

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 装置電源が断の期間中は、該装置に含ま
    れるRAM及び時計に対して電池からバックアップ給電
    を行なう情報処理装置において、 前記装置電源が断になった時に、該電源の電圧保持時間
    内に、前記RAMのバックアップ所要領域内の全データ
    についてチェックサム算出処理が完了するか否かを判別
    する判別手段と、 前記装置電源断時における、前記判別手段の判別結果が
    肯定の場合には、前記RAMのバックアップ所要領域内
    の全データについてのチェックサムを算出し、前記判別
    手段の判別結果が否定の場合には、所定の乱数列データ
    をチェックアドレスとして、前記RAMのバックアップ
    所要領域内のチェックアドレスに格納されたデータにつ
    いてのチェックサムを算出すると共に、その後前記装置
    電源が投入された時に、前回と同一の算出法により再度
    チェックサムを算出するチェックサム算出手段と、 該チェックサム算出手段が電源断時に算出したチェック
    サムを前記RAMのバックアップ所要領域内の特定アド
    レスに記憶させ、その後前記装置電源が投入された時
    に、前記チェックサム算出手段が再度算出したチェック
    サムと、前記特定アドレスに記憶させたチェックサムと
    を比較し、両データが不一致の場合にRAMエラー信号
    を発生するRAMデータチェック手段と、 該RAMデータチェック手段がRAMエラー信号を発生
    した場合に、前記RAM及び時計のデータをクリアする
    データクリア手段とを備えたことを特徴とする情報処理
    装置。
  2. 【請求項2】 装置電源が断の期間中は、該装置に含ま
    れるRAM及び時計に対して電池からバックアップ給電
    を行なう情報処理装置において、 前記電池の電圧が所定値以下に低下したことを検知して
    バッテリアラーム信号を発生するバッテリアラーム検知
    回路と、 前記装置電源が断になった時に、該電源の電圧保持時間
    内に、前記RAMのバックアップ所要領域内の全データ
    についてのチェックサム算出処理が完了するか否かを判
    別する判別手段と、 前記装置電源断時における、前記判別手段の判別結果が
    肯定の場合には、前記RAMのバックアップ所要領域内
    の全データについてのチェックサムを算出し、前記判別
    手段の判別結果が否定の場合には、所定の乱数列データ
    をチェックアドレスとして、前記RAMのバックアップ
    所要領域内のチェックアドレスに格納されたデータにつ
    いてのチェックサムを算出すると共に、その後前記装置
    電源が投入された時に、前回と同一の算出法により再度
    チェックサムを算出するチェックサム算出手段と、 該チェックサム算出手段が電源断時に算出したチェック
    サムを前記RAMのバックアップ所要領域内の特定アド
    レスに記憶させ、その後前記装置電源が投入された時
    に、前記チェックサム算出手段が再度算出したチェック
    サムと、前記特定アドレスに記憶させたチェックサムと
    を比較し、両データが不一致の場合にRAMエラー信号
    を出力するRAMデータチェック手段と、 前記バッテリアラーム検知回路からのバッテリアラーム
    信号、もくしは前記RAMデータチェック手段からのR
    AMエラー信号、または前記バッテリアラーム信号及び
    RAMエラー信号の両方が発生した場合に、前記2つの
    信号の発生状況にそれぞれ対応する処理方法の指示を操
    作表示手段を介して作業者に表示するアラーム及びエラ
    ー処理指示手段とを備えたことを特徴とする情報処理装
    置。
  3. 【請求項3】 前記時計のデータを用いて装置の納入時
    より現在にいたるまでの装置電源投入中の電池充電時間
    及び装置電源断中の電池放電時間をそれぞれ算出し、該
    充電時間及び放電時間にそれぞれ所定係数を乗算した積
    を加算して電池の稼働時間を算出し、該稼働時間が電池
    の寿命を越えた場合に、前記操作表示手段を介して電池
    寿命の警告指示を作業者に表示する電池寿命警告手段を
    付加したことを特徴とする請求項2記載の情報処理装
    置。
  4. 【請求項4】 電池寿命の温度依存性に鑑み、電池周囲
    の温度を検出する温度センサと、該温度センサの検出信
    号を量子化するA/D変換器とを含み、前記時計のデー
    タを用いて装置の納入時より現在にいたるまでの装置電
    源投入中の電池充電時間及び装置電源断中の電池放電時
    間をそれぞれ算出し、該充電時間及び放電時間にそれぞ
    れ乗算する所定係数を前記A/D変換器の出力データに
    より補正し、該補正後の所定係数を前記充電時間及び放
    電時間にそれぞれ乗算した積を加算して電池の稼働時間
    を算出し、該稼働時間が電池の寿命を越えた場合に、前
    記操作表示手段を介して電池寿命の警告指示を作業者に
    表示する温度補正付電池寿命警告手段を付加したことを
    特徴とする請求項2記載の情報処理装置。
  5. 【請求項5】 装置電源が断の期間中は、該装置に含ま
    れるRAMに対しては2次電池により、またRAM内蔵
    時計に対しては長寿命の1次電池によりそれぞれ給電を
    行なう情報処理装置において、 前記2次電池の電圧が所定値以下に低下したことを検知
    してバッテリアラーム信号を発生するバッテリアラーム
    検知回路と、 前記装置電源が断になった時に、該電源の電圧保持時間
    内に、前記RAMのバックアップ所要領域内の全データ
    についてのチェックサム算出処理が完了するか否かを判
    別する判別手段と、 前記装置電源断時における、前記判別手段の判別結果が
    肯定の場合には、前記RAMのバックアップ所要領域内
    の全データについてのチェックサムを算出し、前記判別
    手段の判別結果が否定の場合には、所定の乱数列データ
    をチェックアドレスとして、前記RAMのバックアップ
    所要領域内のチェックアドレスに格納されたデータにつ
    いてのチェックサムを算出すると共に、その後前記装置
    電源が投入された時に、前回と同一の算出法により再度
    チェックサムを算出するチェックサム算出手段と、 該チェックサム算出手段が電源断時に算出したチェック
    サムを前記RAMのバックアップ所要領域内の特定アド
    レスに記憶させ、その後前記装置電源が投入された時
    に、前記チェックサム算出手段が再度算出したチェック
    サムと、前記特定アドレスに記憶させたチェックサムと
    を比較し、両データが不一致の場合にRAMエラー信号
    を発生するRAMデータチェック手段と、 前記バッテリアラーム検知回路からのバッテリアラーム
    信号、もくしは前記RAMデータチェック手段からのR
    AMエラー信号、または前記バッテリアラーム信号及び
    RAMエラー信号の両方が発生した場合に、前記2つの
    信号の発生状況にそれぞれ対応する処理方法の指示を操
    作表示手段を介して作業者に表示するアラーム及びエラ
    ー処理指示手段と、 前記装置電源断の時間を前記RAM内蔵時計から算出
    し、次に前記装置電源が投入された時に、前記2次電池
    の充電所要時間を算出し、該算出した充電所要時間が経
    過するまで、前記操作表示手段を介して充電所要警告を
    作業者に表示する充電所要警告手段とを備えたことを特
    徴とする情報処理装置。
  6. 【請求項6】 前記バッテリアラーム検知回路の発生す
    るバッテリアラーム信号を逐次記憶させるEEPROM
    を含み、装置の納入時より現在にいたるまで前記EEP
    ROMに記憶したバッテリアラーム信号の履歴を、横軸
    を前記納入時よりの時間とし、縦軸を前記バッテリアラ
    ーム信号の累計としたグラフにより、前記操作表示手段
    を介して作業者に表示するバッテリアラーム履歴表示手
    段と、 前記RAM内蔵時計のデータを用いて装置の納入時より
    現在にいたるまでの装置電源投入中の2次電池充電時間
    及び装置電源断中の2次電池放電時間をそれぞれ算出
    し、該充電時間及び放電時間にそれぞれ所定係数を乗算
    した積を加算して2次電池の稼働時間を算出し、該稼働
    時間が2次電池の寿命を越えた場合に、前記操作表示手
    段を介して電池寿命の警告指示を作業者に表示する2次
    電池寿命警告手段とを付加したことを特徴とする請求項
    5記載の情報処理装置。
  7. 【請求項7】 前記バッテリアラーム履歴表示手段は、
    前記EEPROMに記憶されたバッテリアラーム信号の
    累計が、あらかじめ設定した所定数に到達した場合、ま
    たは前記時間に対するバッテリアラーム信号の累計グラ
    フの傾きが一定傾斜角を越えた場合に、電池の交換指令
    を前記操作表示手段を介して作業者に表示する電池交換
    指令手段を含むことを特徴とする請求項6記載の情報処
    理装置。
  8. 【請求項8】 前記チェックサム算出手段は、あらかじ
    め所定の乱数列データを記憶するROM、または乱数列
    データを計算により算出するプロセッサにより構成され
    る乱数列データ発生手段を含むことを特徴とする請求項
    1乃至請求項7いずれかに記載の情報処理装置。
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