JP2741299B2 - 車両用連結ロッドの成形方法 - Google Patents

車両用連結ロッドの成形方法

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JP2741299B2
JP2741299B2 JP4072888A JP7288892A JP2741299B2 JP 2741299 B2 JP2741299 B2 JP 2741299B2 JP 4072888 A JP4072888 A JP 4072888A JP 7288892 A JP7288892 A JP 7288892A JP 2741299 B2 JP2741299 B2 JP 2741299B2
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rod
connecting portion
piece
compressed
vehicle
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伸一 梅藤
利浩 安井
健一 土屋
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株式会社フジユニバンス
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Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、パイプ製のロッドの長
手方向の一部に扁平な連結部を有する車両用連結ロッド
の成形方法に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来における車両用連結ロッドの成形方
法は、図５〜図８に示すようになっていた。即ち、図５
に示すように、金属パイプ材を所定寸法に切断してロッ
ド主体１を形成し、次いでプレス機により上記ロッド主
体１の右端部を上下方向から圧縮して変形させ、図６お
よび図７に示すように、ロッド主体１の右端部に扁平な
連結部２を形成し、次いでドリル等の加工機により上記
連結部２にピン孔３を形成し、このピン孔３に連結ピン
４を圧入固定する。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のものは、ロ
ッド主体１の右端部を中空の状態で圧縮して扁平な連結
部２を形成するようにしていたので、上記圧縮時に内周
部（ア）の肉が軸心方向に逃げ（流動し）て、上記連結
部２の幅Ｗを所定の寸法に増大させることができない欠
点があった。また上記連結部２は中空であるため、この
部の強度および剛性が低下する欠点があった。本発明は
上記欠点を解消した新規な車両用連結ロッドの成形方法
を得ることを目的とする。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために以下の如く構成したものである。即ち、金
属パイプ材からなるロッドの長手方向の一部に充実した
金属製のピースを嵌合させて該ロッドの長手方向の一部
を閉塞し、該ロッドの一部および前記ピースを長手方向
と直交する二方向から圧縮変形して前記ロッドの一部に
扁平な充実した連結部を形成する構成にしたものであ
る。
【０００５】
【作用】本発明は上記構成にしたものであるから、ピー
スが嵌合したロッドの一部を長手方向と直交する二方向
から圧縮変形させた際に、上記ピースがロッドの内周部
の肉が軸心方向に流動するのを阻止することになる。ま
た上記圧縮変形された連結部の内部には充実したピース
が存在するので、該連結部は上記ピースによって補強さ
れることになる。
【０００６】
【実施例】以下本発明の実施例を図面に基いて説明す
る。まず、図１に示すように、金属性のパイプ材、例え
ばＳＴＫＭ１２Ｃを所定寸法に切断してロッド主体５を
形成し、次いで該ロッド主体５の右端部に金属材、例え
ばＳ２０Ｃ〜Ｓ４０Ｃにより円柱状に形成されたピース
６を圧入嵌合させる。次いでプレス機により上記ロッド
主体５の右端部をピース６とともに上下方向から圧縮し
て変形させ、図２および図３に示すように、扁平な連結
部７を形成する。次いでドリル等の加工機により上記連
結部７に二個のピン孔８を形成し、このピン孔８にそれ
ぞれ連結ピン９を圧入固定する。
【０００７】上記実施例によれば、ロッド主体５の右端
部に充実したピース６を嵌合させて扁平状に圧縮変形さ
せるので、該右端部が圧縮変形される際には、上記ピー
ス６がロッド主体５の内周部の肉が軸心方向に流動する
のを阻止することになる。このため、上記右端部は材料
が側方に円滑に流動しながら扁平状に圧縮変形され、該
圧縮変形により形成された連結部７の幅Ｗ１は所定の寸
法に増大することになる。また上記連結部７の内部には
充実したピース６が存在するので、該連結部７は強度お
よび剛性が高くなる。またピース６はロッド主体５の右
端部（一部）にに嵌合するので、製品の重量はさほど増
加しなくなる。
【０００８】
【発明の効果】以上の説明から明らかな如く、本発明は
パイプ製のロッドの長手方向の一部を圧縮変形して扁平
な連結部を形成する際に、充実したピースを嵌合させて
圧縮変形するようにしたので、製品つまり連結ロッドの
重量の増加を極力抑えながら、連結部の幅を増大させる
ことができるとともに、該連結部の強度および剛性を高
くすることができる効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の実施例を示す第１工程の断面図であ
る。
【図２】本発明の実施例を示す第２工程の断面図であ
る。
【図３】図２の平面図である。
【図４】図３のIV−IVによる拡大断面図である。
【図５】従来例を示す第１工程の断面図である。
【図６】従来例を示す第２工程の断面図である。
【図７】図６の平面図である。
【図８】図７のVIII−VIIIによる拡大断面図である。
【符号の説明】
５ ロッド主体 ６ ピース ７ 連結部 ８ ピン孔 ９ 連結ピン Ｗ１ 幅

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】金属パイプ材からなるロッドの長手方向の
    一部に充実した金属製のピースを嵌合させて該ロッドの
    長手方向の一部を閉塞し、該ロッドの一部および前記ピ
    ースを長手方向と直交する二方向から圧縮変形して前記
    ロッドの一部に扁平な充実した連結部を形成したことを
    特徴とする車両用連結ロッドの成形方法。
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JPH05228567A JPH05228567A (ja) 1993-09-07
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2000203229A (ja) * 1999-01-19 2000-07-25 Fuji Heavy Ind Ltd サスペンションア―ム

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