JP2741272B2 - 外接歯車式油圧モータ - Google Patents
外接歯車式油圧モータInfo
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- JP2741272B2 JP2741272B2 JP2035546A JP3554690A JP2741272B2 JP 2741272 B2 JP2741272 B2 JP 2741272B2 JP 2035546 A JP2035546 A JP 2035546A JP 3554690 A JP3554690 A JP 3554690A JP 2741272 B2 JP2741272 B2 JP 2741272B2
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- Japan
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- external gear
- external
- support shaft
- gear
- hydraulic motor
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、例えば芝刈機用の作業車両、その他の車両
等の車両駆動装置に、作動制限装置を特別に付加するこ
となく適用できる外接歯車式油圧モータに関する。
等の車両駆動装置に、作動制限装置を特別に付加するこ
となく適用できる外接歯車式油圧モータに関する。
従来、作業車両の車両駆動装置としては、第7図に示
す油圧回路構成の車両駆動装置が一般に用いられてい
る。図中1はエンジン、2はエンジン1の駆動により作
動する可変吐出容量形油圧ポンプで、この可変吐出容量
形油圧ポンプ2の作動により閉回路3中に並列に配され
た2個の油圧モータ4,4′が作動し、減速機5,5′を介し
て左右の駆動輪6,6′が駆動されるようになっている。
7は前記可変吐出容量形油圧ポンプ2と共にエンジン1
の駆動により作動するチャージングポンプ、8はチャー
ジングポンプ7の作動によりオイルタンク9から吸い込
むオイルをこすストレーナである。チャージングポンプ
7の作動により吸い込んだオイルは、方向切換用チェッ
クバルブ10,10′を有する回路11又は11′を経て、閉回
路3の低圧側に補給される。12はチャージングリリーフ
弁で、過剰なオイルタンク13に戻す為のものである。
す油圧回路構成の車両駆動装置が一般に用いられてい
る。図中1はエンジン、2はエンジン1の駆動により作
動する可変吐出容量形油圧ポンプで、この可変吐出容量
形油圧ポンプ2の作動により閉回路3中に並列に配され
た2個の油圧モータ4,4′が作動し、減速機5,5′を介し
て左右の駆動輪6,6′が駆動されるようになっている。
7は前記可変吐出容量形油圧ポンプ2と共にエンジン1
の駆動により作動するチャージングポンプ、8はチャー
ジングポンプ7の作動によりオイルタンク9から吸い込
むオイルをこすストレーナである。チャージングポンプ
7の作動により吸い込んだオイルは、方向切換用チェッ
クバルブ10,10′を有する回路11又は11′を経て、閉回
路3の低圧側に補給される。12はチャージングリリーフ
弁で、過剰なオイルタンク13に戻す為のものである。
このような構成の車両駆動装置において、2個の油圧
モータ4,4′は駆動トルク発生装置のみならず、左右の
駆動輪6,6′の差動装置としても作動するものである。
その一例を示す先行技術として米国特許第3355886号が
ある。
モータ4,4′は駆動トルク発生装置のみならず、左右の
駆動輪6,6′の差動装置としても作動するものである。
その一例を示す先行技術として米国特許第3355886号が
ある。
ところで、上記車両駆動装置は、通常路走行時は不具
合はないが、駆動輪6,6′がスリップする雪道走行等の
場合、片側の駆動輪6がスリップすれば、他方の駆動輪
6′は駆動力を失うことがある。
合はないが、駆動輪6,6′がスリップする雪道走行等の
場合、片側の駆動輪6がスリップすれば、他方の駆動輪
6′は駆動力を失うことがある。
従って、このような場合の解決手段として、第7図の
鎖線で示すように左右の駆動輪6,6′の差動制限装置14
を駆動輪6,6′の動力伝達軸15間に設けることが必要で
あった。
鎖線で示すように左右の駆動輪6,6′の差動制限装置14
を駆動輪6,6′の動力伝達軸15間に設けることが必要で
あった。
差動制限装置14としては、従来より機械的なクラッチ
を用いて完全に差動を止めてしまったり、また摩擦トル
ク発生装置を用い、若干の作動制限を与えたりするもの
があった。しかし、いずれの場合も上記のような差動制
限装置を設けることは、車体下部での他の部材とのレイ
アウト等からスペース上難しく、またコストの面からも
好ましいことではなかった。
を用いて完全に差動を止めてしまったり、また摩擦トル
ク発生装置を用い、若干の作動制限を与えたりするもの
があった。しかし、いずれの場合も上記のような差動制
限装置を設けることは、車体下部での他の部材とのレイ
アウト等からスペース上難しく、またコストの面からも
好ましいことではなかった。
そこで本発明は、車両駆動装置に作動制限装置を特別
に付加することなく駆動トルク発生装置として適用でき
る差動制限機能を備えた外接歯車式油圧モータを提供し
ようとするものである。
に付加することなく駆動トルク発生装置として適用でき
る差動制限機能を備えた外接歯車式油圧モータを提供し
ようとするものである。
上記課題を解決するための本発明の外接歯車式油圧モ
ータは、ケーシングと該ケーシングの両側開口面を塞ぐ
一対の側板とからなるモータハウジングを貫通する一対
の平行な第一及び第二支持軸に嵌合され、相互に噛合す
る二対の外接歯車を前記モータハウジングに内蔵し、前
記第一支持軸に連接した2個の外接歯車の内、1個を該
第一支持軸に固定し、他の外接歯車を該第一支持軸に遊
嵌せしめ、前記第二支持軸に連設した2個の外接歯車の
内、前記第一支持軸に遊嵌した外接歯車と噛合する外接
歯車を該第二支持軸に固定し、他の外接歯車を該第二支
持軸に遊嵌せしめ、前記モータハウジングには前記外接
歯車噛合部の前後両側の空間に通じる圧油ポートが設け
られて成るものである。
ータは、ケーシングと該ケーシングの両側開口面を塞ぐ
一対の側板とからなるモータハウジングを貫通する一対
の平行な第一及び第二支持軸に嵌合され、相互に噛合す
る二対の外接歯車を前記モータハウジングに内蔵し、前
記第一支持軸に連接した2個の外接歯車の内、1個を該
第一支持軸に固定し、他の外接歯車を該第一支持軸に遊
嵌せしめ、前記第二支持軸に連設した2個の外接歯車の
内、前記第一支持軸に遊嵌した外接歯車と噛合する外接
歯車を該第二支持軸に固定し、他の外接歯車を該第二支
持軸に遊嵌せしめ、前記モータハウジングには前記外接
歯車噛合部の前後両側の空間に通じる圧油ポートが設け
られて成るものである。
上述の如く構成された本発明の外接歯車式油圧モータ
は、二列の一方の列の外接歯車の出力は、その列の外接
歯車が固定された第一支持軸に伝達され、他方の列の外
接歯車の出力は、その列の外接歯車が固定された第二支
持軸に伝達される。
は、二列の一方の列の外接歯車の出力は、その列の外接
歯車が固定された第一支持軸に伝達され、他方の列の外
接歯車の出力は、その列の外接歯車が固定された第二支
持軸に伝達される。
このような二軸回転を行う外接歯車式油圧モータを車
両駆動装置に適用すると、一対の支持軸に夫々減速機を
介して接続された駆動輪が、同速度で回転している場
合、二列の外接歯車は同速度で回転する。もし一対の支
持軸のいずれか一方に、駆動輪のスリップ等による空転
が発生すると、一対の平行な支持軸は夫々異なった回転
速度となり、二列の外接歯車間に相対速度が発生する。
この際、二列の外接歯車の互いに接触していた側面の粘
性抵抗が、二列の外接歯車を同じ回転速度にしようとす
る方向に作用し、差動制限効果が与えられる。従って、
本発明の外接歯車式油圧モータを、車両駆動装置に適用
することにより、従来のような差動制限装置は不要とな
る。
両駆動装置に適用すると、一対の支持軸に夫々減速機を
介して接続された駆動輪が、同速度で回転している場
合、二列の外接歯車は同速度で回転する。もし一対の支
持軸のいずれか一方に、駆動輪のスリップ等による空転
が発生すると、一対の平行な支持軸は夫々異なった回転
速度となり、二列の外接歯車間に相対速度が発生する。
この際、二列の外接歯車の互いに接触していた側面の粘
性抵抗が、二列の外接歯車を同じ回転速度にしようとす
る方向に作用し、差動制限効果が与えられる。従って、
本発明の外接歯車式油圧モータを、車両駆動装置に適用
することにより、従来のような差動制限装置は不要とな
る。
本発明の外接歯車式油圧モータの一実施例を図によっ
て説明する。第1図は分解斜視図、第2図は組立てた状
態の断面図で、図中20は、外周が長円形で内部に上下に
連続した円形の空間21を有するケーシングで、このケー
シング20とその両側開口面を塞ぐ一対の側板22とにより
モータハウジング23が構成されている。このモータハウ
ジング23内の空間21に、二対の外接歯車24,25、26,27が
互いに側面を接触し、且つ側板22に接触して内蔵される
と共にモータハウジング23を貫通する一対の平行な支持
軸28,29に支持されている。第一支持軸28には2個の外
接歯車24,26の内1個の外接歯車24がキー30にて固定さ
れ、第二支持軸29には2個の外接歯車25,27の内、上記
とは反対側の1個の外接歯車27がキー31にて固定され、
残り2個の外接歯車25,26は各々の支持軸28,29に回転自
在に嵌合されている。前記モータハウジング23には、二
対の外接歯車24,25、26,27の噛合部の前後両側に通じる
圧油ポート32,33が設けられている。
て説明する。第1図は分解斜視図、第2図は組立てた状
態の断面図で、図中20は、外周が長円形で内部に上下に
連続した円形の空間21を有するケーシングで、このケー
シング20とその両側開口面を塞ぐ一対の側板22とにより
モータハウジング23が構成されている。このモータハウ
ジング23内の空間21に、二対の外接歯車24,25、26,27が
互いに側面を接触し、且つ側板22に接触して内蔵される
と共にモータハウジング23を貫通する一対の平行な支持
軸28,29に支持されている。第一支持軸28には2個の外
接歯車24,26の内1個の外接歯車24がキー30にて固定さ
れ、第二支持軸29には2個の外接歯車25,27の内、上記
とは反対側の1個の外接歯車27がキー31にて固定され、
残り2個の外接歯車25,26は各々の支持軸28,29に回転自
在に嵌合されている。前記モータハウジング23には、二
対の外接歯車24,25、26,27の噛合部の前後両側に通じる
圧油ポート32,33が設けられている。
このように構成された実施例の外接歯車式油圧モータ
34は油圧ポート32から入った圧油による二列の一方の列
の外接歯車24,25の出力はその列の外接歯車24が固定さ
れた第一支持軸28に伝達され、他方の列の外接歯車26,2
7の出力はその列の外接歯車27が固定された第二支持軸2
9に伝達される。そして圧油は圧油ポート33から出てい
く。
34は油圧ポート32から入った圧油による二列の一方の列
の外接歯車24,25の出力はその列の外接歯車24が固定さ
れた第一支持軸28に伝達され、他方の列の外接歯車26,2
7の出力はその列の外接歯車27が固定された第二支持軸2
9に伝達される。そして圧油は圧油ポート33から出てい
く。
然して上記のような二軸回転を行う外接歯車式油圧モ
ータ34を第3図に示す車両駆動装置に適用すべく閉回路
3中に設け、この外接歯車式油圧モータ34の一対の支持
軸28,29を減速機5,5′を介して左右の駆動輪6,6′に接
続する。この配置構成を第4図によって説明すると、外
接歯車式油圧モータ34における第一支持軸28の外端に動
力伝達歯車35が設けられ、これに遊び歯車36が噛合し、
遊び歯車36に中間歯車37が噛合し、中間歯車37と一体の
小径の中間歯車38が駆動輪6の回転軸39上の出力歯車40
に噛合している。また第二支持軸29の外端に動力伝達歯
車35′が設けられ、これに中間歯車37′が噛合し、中間
歯車37′と一体の小径の中間歯車38′が駆動輪6′の回
転軸39′上の出力歯車40′に噛合している。これら動力
伝達歯車35から出力歯車40までの歯車列の減速機5と、
動力伝達歯車35′から出力歯車40′までの減速機5′
は、同じ減速比にて同じ回転方向の出力が得られるよう
に設定されている。
ータ34を第3図に示す車両駆動装置に適用すべく閉回路
3中に設け、この外接歯車式油圧モータ34の一対の支持
軸28,29を減速機5,5′を介して左右の駆動輪6,6′に接
続する。この配置構成を第4図によって説明すると、外
接歯車式油圧モータ34における第一支持軸28の外端に動
力伝達歯車35が設けられ、これに遊び歯車36が噛合し、
遊び歯車36に中間歯車37が噛合し、中間歯車37と一体の
小径の中間歯車38が駆動輪6の回転軸39上の出力歯車40
に噛合している。また第二支持軸29の外端に動力伝達歯
車35′が設けられ、これに中間歯車37′が噛合し、中間
歯車37′と一体の小径の中間歯車38′が駆動輪6′の回
転軸39′上の出力歯車40′に噛合している。これら動力
伝達歯車35から出力歯車40までの歯車列の減速機5と、
動力伝達歯車35′から出力歯車40′までの減速機5′
は、同じ減速比にて同じ回転方向の出力が得られるよう
に設定されている。
このように車両駆動装置に適用された外接歯車式油圧
モータ34の一対の支持軸28,29に、夫々減速機5,5′を介
して接続された駆動輪6,6′が同速度で回転している場
合、外接歯車式油圧モータ34の二列の外接歯車24,25と2
6,27は同速度で回転する。もし一方の駆動輪6にスリッ
プ等による空転が生じると、一対の平行な支持軸28,29
は夫々異なった回転速度となり、二列の外接歯車24,25
と26,27との間に相対速度が発生する。この際、二列の
外接歯車24,25と26,27の接触している側面、即ち第2図
のY面の粘性抵抗が、二列の外接歯車24,25と26,27を同
じ回転速度にしようとする方向に作用し、差動制限効果
が与えられる。従って、外接歯車式油圧モータ34を適用
した車両駆動装置には、従来のような差動制限装置を設
ける必要がなくなる。
モータ34の一対の支持軸28,29に、夫々減速機5,5′を介
して接続された駆動輪6,6′が同速度で回転している場
合、外接歯車式油圧モータ34の二列の外接歯車24,25と2
6,27は同速度で回転する。もし一方の駆動輪6にスリッ
プ等による空転が生じると、一対の平行な支持軸28,29
は夫々異なった回転速度となり、二列の外接歯車24,25
と26,27との間に相対速度が発生する。この際、二列の
外接歯車24,25と26,27の接触している側面、即ち第2図
のY面の粘性抵抗が、二列の外接歯車24,25と26,27を同
じ回転速度にしようとする方向に作用し、差動制限効果
が与えられる。従って、外接歯車式油圧モータ34を適用
した車両駆動装置には、従来のような差動制限装置を設
ける必要がなくなる。
尚、上記実施例の外接歯車式油圧モータ34の差動制限
効果を高めたい場合は、第5図に示す如く二列の外接歯
車24,25と26,27の接触している側面、即ちY面の支持軸
28,29の貫通部周囲に同心に凹部41を設けて、Y面に段
差を形成する。このようにY面に段差を形成することに
より、各外接歯車24,25、26,27の側面に生じる矢印で示
す油圧反力分布(I),(II)は左右アンバランスとな
り、即ち側板22と接触する側面に生じる油圧反力分布
(II)が外接歯車同志が接触する側面に生じる油圧反力
分布(I)よりも大きくなり、二列の外接歯車24,25と2
6,27が互いに押し付け方向に作用する。かくして二列の
外接歯車24,25、26,27は、Y面での粘性抵抗のみなら
ず、負荷の大小に比例した摩擦抵抗も生じるので、二列
の外接歯車24,25と26,27を同じ回転速度にしようとする
方向に強く作用し、より一層差動制限効果が現われる。
効果を高めたい場合は、第5図に示す如く二列の外接歯
車24,25と26,27の接触している側面、即ちY面の支持軸
28,29の貫通部周囲に同心に凹部41を設けて、Y面に段
差を形成する。このようにY面に段差を形成することに
より、各外接歯車24,25、26,27の側面に生じる矢印で示
す油圧反力分布(I),(II)は左右アンバランスとな
り、即ち側板22と接触する側面に生じる油圧反力分布
(II)が外接歯車同志が接触する側面に生じる油圧反力
分布(I)よりも大きくなり、二列の外接歯車24,25と2
6,27が互いに押し付け方向に作用する。かくして二列の
外接歯車24,25、26,27は、Y面での粘性抵抗のみなら
ず、負荷の大小に比例した摩擦抵抗も生じるので、二列
の外接歯車24,25と26,27を同じ回転速度にしようとする
方向に強く作用し、より一層差動制限効果が現われる。
上記のY面の段差は、外接歯車24,26のいずれか一方
の側面及び外接歯車25,27のいずれか一方の側面に凹部4
1を設けるだけで形成しても、前記と同様の差動制限効
果の向上が見られる。
の側面及び外接歯車25,27のいずれか一方の側面に凹部4
1を設けるだけで形成しても、前記と同様の差動制限効
果の向上が見られる。
また、差動制限効果を高める別手段として、外接歯車
24,25、26,27の緒元をはすば歯車とすることもある。第
6図にその具体例を示す。即ち、第6図に示すように回
転方向に運転している場合、外接はすば歯車24′,26′
は互いに押し付け合う方向に噛合時のスラスト力が作用
する為、第5図で示したY面の段差付与の場合と同程度
の効果が得られる。
24,25、26,27の緒元をはすば歯車とすることもある。第
6図にその具体例を示す。即ち、第6図に示すように回
転方向に運転している場合、外接はすば歯車24′,26′
は互いに押し付け合う方向に噛合時のスラスト力が作用
する為、第5図で示したY面の段差付与の場合と同程度
の効果が得られる。
以上の説明で判るように本発明の外接歯車式油圧モー
タは、作業車両等の車両駆動装置に駆動トルク発生装置
として適用することになり、一方の駆動輪のスリップ等
による空転時、差動制限効果が現われるので、車両駆動
装置には在来の差動制限装置を特別に付加する必要がな
く、従って車体下部での他の部材とのレイアウトに係る
スペース上の干渉がなくなり、しかもこれまで2個であ
った油圧モータが実質的に1個分のスペースしか要しな
いものである。また外接歯車式油圧モータ1個で駆動ト
ルク発生装置と差動制限装置を兼ねるので、コストが低
減される。
タは、作業車両等の車両駆動装置に駆動トルク発生装置
として適用することになり、一方の駆動輪のスリップ等
による空転時、差動制限効果が現われるので、車両駆動
装置には在来の差動制限装置を特別に付加する必要がな
く、従って車体下部での他の部材とのレイアウトに係る
スペース上の干渉がなくなり、しかもこれまで2個であ
った油圧モータが実質的に1個分のスペースしか要しな
いものである。また外接歯車式油圧モータ1個で駆動ト
ルク発生装置と差動制限装置を兼ねるので、コストが低
減される。
第1図は本発明の外接歯車式油圧モータの分解斜視図、
第2図はそれを組立てた状態の断面図、第3図は本発明
の外接歯車式油圧モータを適用した作業車両の車両駆動
装置の油圧回路構成を示す図、第4図はその車両駆動装
置における本発明の外接歯車式油圧モータと駆動輪との
配置構成を示す斜視図、第5図は本発明の外接歯車式油
圧モータの他の例を示す断面図、第6図は本発明の外接
歯車式油圧モータのさらに他の例を示す斜視図、第7図
は従来の作業車両の車両駆動装置の油圧回路構成を示す
図である。 20……ケーシング、22……側板 23……モータハウジング 24,25、26,27……外接歯車 28……第一支持軸、29……第二支持軸 30,31……キー、32,33……油圧ポート
第2図はそれを組立てた状態の断面図、第3図は本発明
の外接歯車式油圧モータを適用した作業車両の車両駆動
装置の油圧回路構成を示す図、第4図はその車両駆動装
置における本発明の外接歯車式油圧モータと駆動輪との
配置構成を示す斜視図、第5図は本発明の外接歯車式油
圧モータの他の例を示す断面図、第6図は本発明の外接
歯車式油圧モータのさらに他の例を示す斜視図、第7図
は従来の作業車両の車両駆動装置の油圧回路構成を示す
図である。 20……ケーシング、22……側板 23……モータハウジング 24,25、26,27……外接歯車 28……第一支持軸、29……第二支持軸 30,31……キー、32,33……油圧ポート
Claims (1)
- 【請求項1】ケーシングと該ケーシングの両側開口面を
塞ぐ一対の側板とからなるモータハウジングを貫通する
一対の平行な第一及び第二支持軸に嵌合され、相互に噛
合する二対の外接歯車を前記モータハウジングに内蔵
し、 前記第一支持軸に連設した2個の外接歯車の内、1個を
該第一支持軸に固定し、他の外接歯車を該第一支持軸に
遊嵌せしめ、 前記第二支持軸に連設した2個の外接歯車の内、前記第
一支持軸に遊嵌した外接歯車と噛合する外接歯車を該第
二支持軸に固定し、他の外接歯車を該第二支持軸に遊嵌
せしめ、 前記モータハウジングには前記外接歯車噛合部の前後両
側の空間に通じる圧油ポートを設けたこと、 を特徴とする外接歯車式油圧モータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2035546A JP2741272B2 (ja) | 1990-02-16 | 1990-02-16 | 外接歯車式油圧モータ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2035546A JP2741272B2 (ja) | 1990-02-16 | 1990-02-16 | 外接歯車式油圧モータ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03242469A JPH03242469A (ja) | 1991-10-29 |
JP2741272B2 true JP2741272B2 (ja) | 1998-04-15 |
Family
ID=12444728
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2035546A Expired - Lifetime JP2741272B2 (ja) | 1990-02-16 | 1990-02-16 | 外接歯車式油圧モータ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2741272B2 (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS621110A (ja) * | 1985-06-26 | 1987-01-07 | Hitachi Maxell Ltd | 磁気記録媒体 |
-
1990
- 1990-02-16 JP JP2035546A patent/JP2741272B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS621110A (ja) * | 1985-06-26 | 1987-01-07 | Hitachi Maxell Ltd | 磁気記録媒体 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03242469A (ja) | 1991-10-29 |
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