JP2741128B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2741128B2
JP2741128B2 JP4078762A JP7876292A JP2741128B2 JP 2741128 B2 JP2741128 B2 JP 2741128B2 JP 4078762 A JP4078762 A JP 4078762A JP 7876292 A JP7876292 A JP 7876292A JP 2741128 B2 JP2741128 B2 JP 2741128B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電子写真技術を用いた複
写機やレーザープリンタ等の画像形成装置に関し、特に
転写材の搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、複写機やレーザープリンタ等の画
像形成装置においては、感光ドラム上に形成されたトナ
ー像を転写材上の所定位置に転写するために、そのタイ
ミング合わせを行っている。例えば、転写材を幅方向全
域に亘って支持し、且つ上記タイミング合わせを行いつ
つ搬送するレジストローラを用いた場合は、転写材の給
送時に、該転写材を一旦レジストローラに突き当ててそ
の平行性を確保し、次いでレジストローラが感光ドラム
上のトナー像を転写材上の所定位置に転写するためにタ
イミングをとって搬送動作を開始するのが通常である。
【0003】ところで、近年、画像形成装置において、
低コストで比較的簡単な構成で精度の良い転写材搬送が
実現できる斜送ローラを用いた搬送装置が使用されるよ
うになった。この斜送ローラは、転写材の搬送方向に回
転する駆動ローラと、該駆動ローラに従動して回転する
従動ローラとよりなり、該従動ローラが駆動ローラに対
してある角度をもって配置されて対をなしており、転写
材の一方端を挟持して搬送を行うものである。そして、
感光ドラム上のトナー像とのタイミング合わせは、別に
設置されたレジストセンサを用いて行っている。上記構
成により、感光ドラム上のトナー像を転写材上の所定位
置に転写するためにタイミング合わせを行う搬送装置と
して一定の効果を挙げている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例においては、斜送ローラが転写材の一方端を挟持し
て搬送を行うため、その搬送時に転写材の両端で搬送量
の左右差が生じ易い。特に感光ドラム上のトナー像を転
写材上に転写するための転写ローラとの組み合わせにお
いては、互いの搬送速度の関係による転写材のブレが発
生し易いという欠点がある。
【0005】例えば、上記搬送速度の関係により斜送ロ
ーラと転写ローラとの間で基準側である転写材の一方端
側がループを形成してしまった場合、前記ローラ間の距
離に対応して転写材の一方端側だけに画像の飛び散りや
中抜け等が生じる押し込みブレが発生する。これは転写
材の他端側には斜送ローラがなく、該他端側がフリー状
態となり前記ループを形成しないからである。
【0006】また、上記搬送速度の関係により斜送ロー
ラと転写ローラとの間で基準側である転写材の一方端側
が必要以上に張られてしまった場合、今度は転写材の他
端側にハーフトーンや鋭い横スジ等が生じる脱ショック
ブレが発生する。これは転写材の一方端側が斜送ローラ
を抜ける瞬間の負荷変動で、転写材の他端側が部分的に
縮んでしまうためである。
【0007】従って、斜送ローラと転写ローラの組み合
わせにおいては、両者の搬送速度の関係を適正にしなけ
れば上記ブレが発生し易く、その結果得られる画像の品
位を著しく劣化してしまう虞がある。
【0008】そこで、本発明の目的は、上記搬送速度の
関係を適正にして搬送される転写材の押し込みブレや脱
ショックブレを防止し、良好な画像を得ることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決し、以下
に述べる実施例に適用される手段は、像担持体と、前記
像担持体に形成された像を転写材に転写するための転写
手段と、前記像担持体と転写手段との接触部に転写材を
搬送するための搬送手段とを有し、前記搬送手段が、転
写材の一方端側の横基準を合わせるためのレジスト手段
と、転写材を前記レジスト手段に押し付けながら搬送す
る斜送手段とからなり、前記斜送手段の搬送速度V
S と、前記像担持体と転写手段との接触部での搬送速度
T との関係が、VS ≦VT であることを特徴とする。
また、上記搬送速度の関係が、99.3≦(VS /VT )≦
100 (%)であることを特徴とする。また、上記搬送手
段は少なくとも2つの斜送手段を有し、搬送方向上流側
に位置する斜送手段の搬送速度が下流側のそれよりも速
いことを特徴とする。また、転写材の搬送速度が像担持
体の外周速よりも速い画像形成装置における上記搬送速
度の関係が、99.5≦(VS /VT )≦100 (%)である
ことを特徴とする。
【0010】
【作用】本発明によれば、斜送手段の搬送速度VS と、
像担持体と転写手段との接触部の搬送速度VT との関係
を(VS ≦VT )とすることにより、前記斜送手段が前
記接触部に対して転写材を押し込み、前記両者の間でル
ープを形成することにより生じる押し込みブレが防止さ
れ、更に上記搬送速度の関係を99.3≦(VS /VT )≦
100 (%)とすることにより、転写材が斜送手段を抜け
たときの負荷変動による前記接触部に対する転写材の脱
ショックブレが防止される。また、前記搬送手段が少な
くとも2つの斜送手段を有し、搬送方向上流側の斜送手
段の搬送速度を下流側のそれよりも速くすることによ
り、上記ブレが防止される。また、転写材の搬送速度が
像担持体の外周速より速い画像形成装置における上記搬
送速度の関係を99.5≦(VS /VT )≦100 (%)とす
ることにより、上記ブレが防止される。
【0011】
【実施例】以下、上記手段を適用した画像形成装置の一
実施例について図面を参照して説明する。
【0012】〔第一実施例〕図1は搬送系に斜送ローラ
を用いた画像形成装置の概略断面図、図2は前記斜送ロ
ーラを用いた搬送系の概略を示す説明図である。
【0013】(装置の概略構成)本装置は図1に示すよ
うに、カセット1aに収納された転写材Pが給送ローラ
1bにより搬送手段2へ給送され、該搬送手段2により
タイミング合わせを行って転写手段3に送り込まれて像
の転写が行われる。転写後、前記転写材Pは図示しない
定着部に搬送され、像の定着が行われた後装置外部に排
出される。
【0014】(搬送手段)前記搬送手段2は、図1及び
図2に示すように、転写材Pの一方端側の横基準を合わ
せるためのレジスト手段である横レジスト板2aと、転
写材Pを前記横レジスト板2aに押し付けながら搬送す
る斜送手段2bとよりなる。該斜送手段2bは、搬送方
向上流側の第一斜送ローラ対2b1と、下流側の第二斜送
ローラ対2b2とよりなり、該斜送ローラ対2b1,2b2は
それぞれ搬送方向に駆動回転する斜送ローラ2b11,2
b21と、該ローラ2b11,2b21に圧接され従動して回
転する斜送コロ2b12,2b22とよりなる。また、2c
はレジストセンサであって、転写手段3で形成された像
を転写材Pの所定位置に転写するために、そのタイミン
グを合わせるものである。
【0015】前記斜送ローラ対2b1,2b2は、横レジス
ト板2aに対して、斜送ローラ2b11,2b21が垂直に
配置され、斜送コロ2b12,2b22が3〜6°傾けて配
置されている。従って、横レジスト板2aに転写材Pを
押し付ける力、即ち斜送力は斜送コロ2b12,2b22に
よって得られる。前記斜送コロ2b12,2b22が横レジ
スト板2aに対して3〜6°傾けて配置されているの
は、この値未満であると斜送力が弱く印字精度、特に先
端直角性や平行性が悪くなり、また逆に大きいと転写材
Pが薄紙等であった場合、前記横レジスト板2aに強く
擦られ座屈してしまうためである。尚、本実施例では、
上記斜送コロ2b12,2b22を横レジスト板2aに対し
て5°(±1°の範囲)傾けて設置している。
【0016】また、前記斜送ローラと斜送コロとの押
圧、即ち斜送圧が高いと上述のように薄紙等の転写材は
座屈し易く、また逆に小さいと厚紙等の搬送抵抗の高い
転写材は搬送不良を生じ易いため、本実施例では上記斜
送ローラと斜送コロとの斜送圧を400 g(±50gの範
囲)に設定している。
【0017】また、本実施例で用いた斜送ローラ2b1
1,2b21は、ABS樹脂の基材上にウレタン系エラス
トマを被覆して得ており、その外径はφ14.77 〜15.15
の範囲で振って長手方向の長さは15mmのものを用いた。
更に、斜送コロ2b12,2b22は、ナイロン系エラスト
マやPOMが滑り性等の面で選ばれるが、本実施例では
外径φ10,長手方向の長さ12mmのPOMを用いた。
【0018】(転写手段)前記転写手段3は、図1に示
すように、像担持体である感光ドラム3aの回りに、感
光ドラム3aを一様に帯電する帯電ローラ3bと、感光
ドラム3aにトナー像を形成するための現像器3cと、
感光ドラム3aに形成されたトナー像を転写材Pに転写
するための転写手段である転写ローラ3dと、感光ドラ
ム3aに残留した廃トナーを除去するクリーナ3eとが
配設されて構成されている。尚、4は露光であって、信
号によって変調されたレーザー光等の画情報であり、帯
電された感光ドラム3aに照射され潜像化される。
【0019】また、本実施例で使用した転写ローラ3d
は、EPDMに導電フィラーとして酸化亜鉛を分散して
発泡させ、φ6のSUSの芯金上に外径φ17.0に成型し
た導電性発泡EPDMローラである。その抵抗値は1k
Vの電圧を芯金に印加し、アルミ板上に両端500 g重の
荷重をかけて押し当て、流れる電流を測定したところ、
5×108 〜1×109 Ωの抵抗を有したものを用いた。
【0020】(画像形成動作)次に本装置の動作につい
て説明すると、装置本体に不図示のホストコンピュータ
から信号が入力されると、図1に示すように感光ドラム
3aが矢印方向に回転を始め、その表面が帯電ローラ3
bにより一様に帯電される。このとき同時に給送ローラ
1bが回転してカセット1aに収納された転写材Pが搬
送手段2に給送され、横レジスト板2aと斜送手段2b
とによってレジストセンサ2cを倒す位置まで送られて
一旦停止する。
【0021】一方、表面が一様に帯電された感光ドラム
3aには、信号によって変調されたレーザー光等の露光
4が照射されて潜像が形成され、該潜像を顕像化する現
像器3cによりトナーが供給されてトナー像が形成され
る。このトナー像を転写材Pの所定位置に転写するため
に、転写ニップ位置である感光ドラム3aと転写ローラ
3dとの接触部で同期をとるように斜送ローラ対2b1,
2b2が駆動され、転写材Pがガイド部材5を通って前記
ニップ位置へ搬送され、不図示の高圧電源によって転写
バイアスが印加されている転写ローラ3dによって感光
体ドラム3a上のトナー像が前記転写材P上に転写され
る。転写後、転写材Pは不図示の定着部に送り込まれて
トナー像が定着され、装置外部に排出される。また、転
写終了後、感光体ドラム3aはその表面上に残留したト
ナーがクリーナ3eによって回収され、次行程に備え
る。
【0022】(搬送速度の関係)本発明の目的は、斜送
手段2bの搬送速度VS と、感光ドラム3aと転写ロー
ラ3cとの接触部(以下、転写ニップ位置と記す)での
搬送速度VT との関係によって生じる押し込みブレや脱
ショックブレの発生を防止し、良好な転写画像を得るこ
とにあるが、上記ブレは感光ドラム3aに対する転写ロ
ーラ3dの押圧力に大きく依存している。この押圧力が
高ければ転写材P搬送時の負荷変動に対して強くなるた
め、斜送手段2bから転写材Pが抜けたときに生じる脱
ショックブレには強くなるが、転写ニップ位置に対して
斜送手段2bにより転写材Pが押し込まれ、前記両者間
で転写材Pがループを形成し、該転写材Pが斜送手段2
bを抜けたときに暴れるために生じる押し込みブレに関
しては効果が無い。また、逆に前記押圧力が低ければ上
記押し込みブレには効果があるが、上記脱ショックブレ
には効果が無い。そこで、上記事項を鑑みて、本実施例
では感光ドラム3aに対する転写ローラ3cの押圧力を
転写ローラ駆動時に総圧で800 g重になるように設定し
ている。
【0023】本発明は斜送手段2bの搬送速度VS と転
写ニップ位置の搬送速度VT との関係が、VS ≦VT
なるよう構成しており、本装置により転写材Pとして普
通紙(75g/m2 紙)を用いて搬送及び画像転写を行っ
たとき、上記搬送速度の関係によって生じるブレの発生
具合を測定した。上記測定の結果を表1に示す。上記ブ
レは、前述した脱ショックブレをα、押し込みブレをβ
とし、更に上記ブレα,βの評価は、ブレが発生したと
きを×、ブレが軽微なときを△、ブレが発生しなかった
ときを○とした。
【0024】
【表1】
【0025】上記表1において、搬送速度V0 は感光ド
ラム3a上に10mm間隔の格子パターンのトナー像を形成
し、転写材Pに転写したときに格子パターンの間隔が10
0 %保たれているときの搬送速度である。また転写ニッ
プ位置での搬送速度VT は、斜送手段2bと転写ローラ
3dとで転写材Pを搬送したときの速度であり、転写ロ
ーラ3d単体での搬送速度VTRと転写ニップ位置での搬
送速度VT は変わらない。これは感光ドラム3aの周速
が転写材Pの搬送を補助するためである。また斜送手段
2bの搬送速度VS は、転写手段3の転写ローラ3dを
外し、2対の斜送ローラ対2b1,2b2のみで転写材Pを
搬送し、感光ドラム3a上のトナー像を機械的に転写し
た画像で測定している。
【0026】上記表1の結果から、斜送手段2bの搬送
速度VS と転写ニップ位置の搬送速度VT の関係が、9
9.3≦(VS /VT )≦100 (%)のときに、脱ショッ
クブレ(α)及び押し込みブレ(β)が発生しないこと
がわかる。以上述べたように、斜送手段2bの搬送速度
S と転写ニップ位置での搬送速度VT とが、VS ≦V
T となるよう構成し、更に前記関係を99.3≦(VS /V
T)≦100 (%)とすることによって上記ブレの発生を
防止し、飛び散りや中抜け等の無い良好な転写画像を得
ることが可能となる。また、斜送ローラ特有のメリット
として、転写材Pの端部を比較的弱い力で挟持している
ため、厚紙やOHP用紙等の特殊紙を使用した際の上記
ブレの発生具合は、普通紙を使用した時と大差ない。
【0027】〔第二実施例〕本発明の第二実施例は、斜
送手段2bの搬送方向上流側の第一斜送ローラ対2b1と
下流側の第二斜送ローラ対2b2との搬送速度に速度差を
設けることを特徴とする。
【0028】上記第一実施例で用いた斜送ローラ2b1
1,2b21の外径はともにφ15.0 であったが、実際に
は外径公差があるため、同じ外径になることはまずな
い。本実施例で用いた斜送ローラ2b11,2b21の外径
公差は±30μmであり、該ローラ間で最大60μmの差が
生じる場合がある。これを搬送速度に換算すると、約0.
4 %の差となる。このようなとき、外径の小さい方を搬
送方向上流側の斜送ローラ2b11、大きい方を下流側の
斜送ローラ2b21とすると、前記両ローラ間で転写材が
引っ張り合いになり、前記転写材が上流側の斜送ローラ
対2b1を抜けた時に負荷変動による脱ショックブレが発
生してしまう。しかし、逆に外径の大きい方を上流側の
斜送ローラ2b11、小さい方を下流側の斜送ローラ2b
21とすると、前記両ローラ間で転写材Pがループを形成
することになるが、上流側の斜送ローラ対2b1と下流側
の斜送ローラ対2b2との距離は短く、押し込みブレが発
生するような大きなループは生じない。従って、搬送方
向上流側の斜送ローラ2b11の外径を下流側の斜送ロー
ラ2b21の外径よりも若干大きく設定するのが望まし
い。表2に下流側の斜送ローラの外径をφ14.97 に固定
したときの上流側の斜送ローラ2b11の外径φ1 と脱シ
ョックブレαとの関係を示す。
【0029】
【表2】
【0030】上記表2において、上記ブレαの評価は上
記第一実施例と同様である。また搬送速度VS1は、斜送
ローラ2b11の外径φ1 を変化したときの第一斜送ロー
ラ対2b1の搬送速度である。表2に示す結果から、搬送
方向上流側の斜送ローラ2b11の外径が下流側の斜送ロ
ーラ2b21の外径よりも大きいときには、脱ショックブ
レが発生していないことがわかる。しかし、前記両ロー
ラの周速差が1.0 %以上の場合、表2では斜送ローラ2
b11の外径がφ15.09 のときにはループが形成され、軽
微ではあるが脱ショックブレが発生している。図1に示
す如く構成したレーザープリンタを用いて、搬送方向上
流側の斜送ローラ2b11の外径をφ15.03 、下流側の斜
送ローラ2b21の外径をφ14.97 としてプリントしたと
ころ、脱ショックブレや押し込みブレが発生せず、良好
な転写画像が得られた。従って、搬送方向上流側の斜送
ローラ2b11の外径を下流側の斜送ローラ2b21の外径
よりも若干大きくすること、即ち搬送方向上流側の第一
斜送ローラ対2b1の搬送速度を下流側の第二斜送ローラ
対2b2の搬送速度よりも速くすることによって、上記ブ
レの発生を防止し、良好な画像を得ることが可能とな
る。
【0031】〔第三実施例〕本発明の第三実施例は、画
像の中抜け防止対策として感光ドラム3aの外周速と転
写材Pの搬送速度に速度差を設けることを特徴とする。
図3に感光ドラム3aの外周速に対する転写材Pの搬送
速度と画像品位(画像の中抜けレベル)との関係を示
す。ここでいう搬送速度とは、前記転写材Pとして普通
紙P1,厚紙P2,OHP用紙P3を用い、該転写材に上記第
一実施例中で述べた格子パターンをプリントしたときの
各々の紙種に対する搬送速度である。
【0032】図3に示すように、普通紙P1,厚紙P2は、
その搬送速度が感光ドラム3aの外周速と等しい付近は
画像品位が悪く、またOHP用紙P3は、その搬送速度が
感光ドラム3aの外周速よりも遅いと画像品位が悪い。
従って、前記画像品位を向上するためには、感光ドラム
3aの外周速に対して1.0 %以上の速度差をもって各種
転写材Pの搬送を実現する必要がある。そこで、図1に
示す如く構成したレーザープリンタを用い、感光ドラム
3aの外周速に対して+1.0 %の速度差をもって各種転
写材Pの搬送を実現するために、転写ローラ3dは外径
をφ17.5とし、その研磨方向を搬送方向に対してケバ立
ちが引っ掛かる方向にして、斜送手段2bの搬送速度V
S と転写ニップ位置での搬送速度VT との関係を確かめ
るために測定を行った。表3は上記搬送速度とブレとの
関係を示す。尚、ブレの評価は上記第一実施例と同様で
ある。
【0033】
【表3】
【0034】上記測定は感光ドラム3a上の画像を意識
的に伸ばすようにして転写しており、印字精度が悪くな
る虞があるため、本実施例では感光ドラム3a上に潜像
を書き込むレーザー光のクロックを1.0 %遅らせ、感光
ドラム3a上には1.0 %縮んだ画像を書かせるようにし
ている。従って、本実施例における搬送速度V0 は、感
光ドラム3a上にレーザー光の副走査方向に9.9 mm間隔
の主走査方向に10.0mm間隔の格子パターンを印字し、転
写材Pに転写したときに転写材P上の格子パターンが主
走査,副走査方向ともに10.0mm間隔で転写されている時
の搬送速度である。また、転写材Pとして普通紙(75g
/m2 紙)を用いて測定している。また、表3におい
て、転写ニップ位置での搬送速度VT が変化しているの
は、感光ドラム3aの外周速が1.0 %のブレーキになっ
ているために、上記搬送速度VT が感光ドラム3aの外
周速と等速の場合よりも転写材Pの搬送が安定せず、斜
送手段2bの搬送速度VS に影響を受けるからである。
【0035】上記表3の結果から、転写材Pの搬送速度
が感光ドラム3aの外周速よりも速い装置における斜送
手段2bの搬送速度VS と転写ニップ位置での搬送速度
Tとの関係は、99.5≦(VS /VT )≦100 (%)の
ときに脱ショックブレも押し込みブレもなく良好な画像
が得られていることがわかる。更に本実施例では、画像
の中抜け防止対策として転写材Pの搬送速度を感光ドラ
ムの外周速に対して1.0 %速くしているので、厚紙やO
HP用紙等の特殊紙においても中抜けのない高品位な画
像が得られる。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、斜送手段の搬送速
度VS と、像担持体と転写手段との接触部の搬送速度V
T との関係が、VS ≦VT となるよう構成したので、前
記斜送手段が前記接触部に対して転写材を押し込み、前
記両者の間でループを形成することにより生じる押し込
みブレが防止され、更に上記搬送速度の関係が、99.3≦
(VS /VT )≦100 (%)となるよう構成したので、
転写材が斜送手段を抜けたときの負荷変動による前記接
触部に対する転写材の脱ショックブレが防止され、良好
な画像が得られる。また、前記搬送手段が少なくとも2
つの斜送手段を有し、搬送方向上流側の斜送手段の搬送
速度を下流側のそれよりも速くなるよう構成したので、
上記ブレが防止され、良好な画像が得られる。また、転
写材の搬送速度が像担持体の外周速より速い画像形成装
置における上記搬送速度の関係が、99.5≦(VS
T )≦100 (%)となるよう構成したので、上記ブレ
が防止され、良好な画像が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】搬送系に斜送ローラを用いた画像形成装置の概
略断面図である。
【図2】前記斜送ローラを用いた搬送系の概略を示す説
明図である。
【図3】感光ドラムの外周速に対する転写材の搬送速度
と画像品位(画像の中抜けレベル)との関係を示すグラ
フである。
【符号の説明】
1a…カセット 1b…給送ロー
ラ 2…搬送手段 2a…横レジス
ト板 2b…斜送手段 2b1…第一斜送
ローラ対 2b2…第二斜送ローラ対 2b11,2b21
…斜送ローラ 2b12,2b22…斜送コロ 2c…レジスト
センサ 3…転写手段 3a…感光ドラ
ム 3b…帯電ローラ 3c…現像器 3d…転写ローラ 3e…クリーナ 4…露光 5…ガイド部材

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 像担持体と、前記像担持体に形成された
    像を転写材に転写するための転写手段と、前記像担持体
    と転写手段との接触部に転写材を搬送するための搬送手
    段とを有し、 前記搬送手段が、転写材の一方端側の横基準を合わせる
    ためのレジスト手段と、転写材を前記レジスト手段に押
    し付けながら搬送する斜送手段とからなり、前記斜送手
    段の搬送速度VS と、前記像担持体と転写手段との接触
    部での搬送速度VT との関係が、VS ≦VT であること
    を特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 上記搬送速度の関係が、99.3≦(VS
    T )≦100 (%)であることを特徴とする請求項1記
    載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 上記搬送手段は少なくとも2つの斜送手
    段を有し、搬送方向上流側に位置する斜送手段の搬送速
    度が下流側のそれよりも速いことを特徴とする請求項2
    記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 転写材の搬送速度が像担持体の外周速よ
    りも速い画像形成装置における上記搬送速度の関係が、
    99.5≦(VS /VT )≦100 (%)であることを特徴と
    する請求項1記載の画像形成装置。
JP4078762A 1992-03-02 1992-03-02 画像形成装置 Expired - Fee Related JP2741128B2 (ja)

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