JP2740326B2 - 接触吸熱、放熱装置 - Google Patents
接触吸熱、放熱装置Info
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Description
【発明の詳細な説明】 （イ）産業上の利用分野 本発明は、水素吸蔵合金の吸熱反応、或るいは放熱反
応を利用して、人体、或るいは物体を加熱或るいは冷却
するようにした接触吸熱、放熱装置に関する。
応を利用して、人体、或るいは物体を加熱或るいは冷却
するようにした接触吸熱、放熱装置に関する。
（ロ）従来の技術 水素吸蔵合金は、水素放出時に吸熱し、水素吸収時に
放熱する。この合金は材料によっては吸熱の結果−20℃
以下の低温にまで達する。
放熱する。この合金は材料によっては吸熱の結果−20℃
以下の低温にまで達する。
斯かる吸熱反応を利用した冷熱発生機が特開昭62−15
8963号公報に開示されている。このものは、水素解離圧
の異なる２種類の水素吸蔵合金（LaNi5とCaNi5）を２つ
の密閉容器に装着し、一方から水素を放出させて他方で
吸収し、水素放出側で冷熱を得て、雰囲気を冷却するも
のである。
8963号公報に開示されている。このものは、水素解離圧
の異なる２種類の水素吸蔵合金（LaNi5とCaNi5）を２つ
の密閉容器に装着し、一方から水素を放出させて他方で
吸収し、水素放出側で冷熱を得て、雰囲気を冷却するも
のである。
（ハ）発明が解決しようとする課題 このように従来例は冷熱によって雰囲気を冷却する程
度のものであり、ある物体や人体を局部的に冷却し或る
いは加熱することができない。
度のものであり、ある物体や人体を局部的に冷却し或る
いは加熱することができない。
本発明は、物体や人体に接触して局部的に加熱、冷却
できるようにすると共に、接触物体を氷結により付着し
て運搬できるようにしたものである。
できるようにすると共に、接触物体を氷結により付着し
て運搬できるようにしたものである。
（ニ）課題を解決するための手段 第１の発明は、温度の低い冷熱を得るために、開閉弁
を有する連通管を介して接続される一対の水素放出側、
及び水素吸収側密閉容器と、該密閉容器の夫々に充填さ
れる異種の水素吸蔵合金とから成り、前記水素吸収側の
密閉容器に充填される水素吸蔵合金量を水素放出側の密
閉容器に充填される水素吸蔵合金量より大きくした構成
であり、これに対して、第２の発明は水素放出側の密閉
容器に充填される水素合金量を水素吸収側の密閉容器に
充填される水素合金量より大きくした構成である。
を有する連通管を介して接続される一対の水素放出側、
及び水素吸収側密閉容器と、該密閉容器の夫々に充填さ
れる異種の水素吸蔵合金とから成り、前記水素吸収側の
密閉容器に充填される水素吸蔵合金量を水素放出側の密
閉容器に充填される水素吸蔵合金量より大きくした構成
であり、これに対して、第２の発明は水素放出側の密閉
容器に充填される水素合金量を水素吸収側の密閉容器に
充填される水素合金量より大きくした構成である。
そして、第３の発明は水素合金量を水素放出側と水素
吸収側とで異ならせたものにおいて、両側の容器に当接
面を設けたものである。
吸収側とで異ならせたものにおいて、両側の容器に当接
面を設けたものである。
更に第４の発明は上記各当接面を被接触部位に合った
形状とするために被接触部位の形状にマッチした形状を
有するアタッチメントを交換可能に前記当接面に取り付
けたものである。
形状とするために被接触部位の形状にマッチした形状を
有するアタッチメントを交換可能に前記当接面に取り付
けたものである。
（ホ）作用 接触吸熱、放熱装置に人体や物体の適所の形状に合せ
て外部当接面を設け、且つこの当接面を人体や物体の適
所に接触させ、ここで吸熱部から水素を放出させると、
人体や物体の適所を局部的に冷却でき、逆に放熱部に水
素を放出して吸収させると、人体や物体の適所を局部的
に加熱できる。
て外部当接面を設け、且つこの当接面を人体や物体の適
所に接触させ、ここで吸熱部から水素を放出させると、
人体や物体の適所を局部的に冷却でき、逆に放熱部に水
素を放出して吸収させると、人体や物体の適所を局部的
に加熱できる。
即ち、ここでは極冷熱（−20℃）による物質の局部破
壊、人体に対しては灸、局部的消炎等に利用できるもの
である。
壊、人体に対しては灸、局部的消炎等に利用できるもの
である。
また、前記外部当接面を物体に接触させて局部的に冷
却すると、この当接面で大気中の水分が氷結して物体を
付着させることができ、運んだ後に吸熱部に水素を戻し
て放熱させると、付着を解くことができる。
却すると、この当接面で大気中の水分が氷結して物体を
付着させることができ、運んだ後に吸熱部に水素を戻し
て放熱させると、付着を解くことができる。
即ち、機械的クランプ力に耐えられない物体、微小に
物体、柔軟な物体、変形しやすい物体を損傷することな
く移動、運搬することができるのである。
物体、柔軟な物体、変形しやすい物体を損傷することな
く移動、運搬することができるのである。
（ヘ）実施例 以下、図面に基づいて説明すると、第１図は吸熱系を
示し、同図に於いて、吸熱部１は、突端を当接面２とし
た密閉容器（直径3/8inch、長さ7cm、容積4cm3）３に、
例えばMmNi系の水素吸蔵合金（La−Nd−Ni合金系）４を
15グラム内装し、水素吸蔵合金は通さず水素のみを通す
飛散防止用のフィルター５で封止している。そして、こ
の吸熱部１は、フィルター５を介して水素放出部（管）
６に連通しており、この放出部６は水素放出を行なわせ
る弁７を介して大気に連通している。
示し、同図に於いて、吸熱部１は、突端を当接面２とし
た密閉容器（直径3/8inch、長さ7cm、容積4cm3）３に、
例えばMmNi系の水素吸蔵合金（La−Nd−Ni合金系）４を
15グラム内装し、水素吸蔵合金は通さず水素のみを通す
飛散防止用のフィルター５で封止している。そして、こ
の吸熱部１は、フィルター５を介して水素放出部（管）
６に連通しており、この放出部６は水素放出を行なわせ
る弁７を介して大気に連通している。
吸熱部１内の水素吸蔵合金４は予め水素吸収状態に置
かれており、当接面２を被接触体に接触させた後に弁７
を開放すると、高圧下の吸熱部１の水素吸蔵合金４は水
素を放出部６を介して大気に放出し、自身は周囲から吸
熱する。かくして、当接面２に接触している部位を局部
的に冷却するのである。
かれており、当接面２を被接触体に接触させた後に弁７
を開放すると、高圧下の吸熱部１の水素吸蔵合金４は水
素を放出部６を介して大気に放出し、自身は周囲から吸
熱する。かくして、当接面２に接触している部位を局部
的に冷却するのである。
ここで吸熱部１から放出される水素量は約２であ
り、15グラムの水素吸蔵合金４の吸熱量は水素１モルに
ついて6.5kcalである。そして水素放出量は弁７を開閉
直後は瞬間的に10/min程度放出され、その後は極く少
量ずつ放出されて約７分程度で殆ど放出されなくなる。
り、15グラムの水素吸蔵合金４の吸熱量は水素１モルに
ついて6.5kcalである。そして水素放出量は弁７を開閉
直後は瞬間的に10/min程度放出され、その後は極く少
量ずつ放出されて約７分程度で殆ど放出されなくなる。
また、当接面２はその周囲の大気中の水分を氷結さ
せ、接触部位に対して付着力を作用させることができ
る。
せ、接触部位に対して付着力を作用させることができ
る。
弁７としては、通常の開閉弁で良いが、手指で簡単に
折れば開放する型式のものを採用すれば、医療用簡易局
部急冷器具として利用することもできる。
折れば開放する型式のものを採用すれば、医療用簡易局
部急冷器具として利用することもできる。
次に、第２図は放熱系を示し、同図に於いて、放熱部
８は、突端を当接面９とした密閉容器10に、水素吸蔵合
金11を内装し、飛散防止用のフィルター12で封止してい
る。そして、この放熱部８は、フィルター12から高圧の
水素ボンベ（水素放出部）13に配管14及び弁５を介して
連通している。
８は、突端を当接面９とした密閉容器10に、水素吸蔵合
金11を内装し、飛散防止用のフィルター12で封止してい
る。そして、この放熱部８は、フィルター12から高圧の
水素ボンベ（水素放出部）13に配管14及び弁５を介して
連通している。
放熱部８内の水素吸蔵合金11は予め水素放出状態に置
かれており、当接面９を被接触体に接触させた後に弁15
を開放すると、高圧の水素ボンベ13は水素２を放熱部
８に放出して合金11に吸収させる。従って、放熱部８
は、発熱し、当接面９に接触している部位を局部的に加
熱（70〜100℃）するのである。
かれており、当接面９を被接触体に接触させた後に弁15
を開放すると、高圧の水素ボンベ13は水素２を放熱部
８に放出して合金11に吸収させる。従って、放熱部８
は、発熱し、当接面９に接触している部位を局部的に加
熱（70〜100℃）するのである。
先の例の使用済みの吸熱部１を放熱部８として次に用
い、使用済みの放熱部８を吸熱部１に再利用すれば経済
的であり、このことを利用した接触吸放熱装置の一実施
例を第３図に示す。同済に於いて、吸放熱部16は、突端
を突接面17とした密閉容器18に、水素吸蔵合金19（La−
Nd−Ni系合金）を15グラム内装し、飛散防止用のフィル
ター20で封止している。
い、使用済みの放熱部８を吸熱部１に再利用すれば経済
的であり、このことを利用した接触吸放熱装置の一実施
例を第３図に示す。同済に於いて、吸放熱部16は、突端
を突接面17とした密閉容器18に、水素吸蔵合金19（La−
Nd−Ni系合金）を15グラム内装し、飛散防止用のフィル
ター20で封止している。
また、水素吸放出部21は、密閉容器22に、水素吸蔵合
金23（Zn−Mn系合金）を15グラム内装し、飛散防止用の
フィルター24で封止し、上記フィルター20に連通管25及
び開閉弁26を介して連通させてある。
金23（Zn−Mn系合金）を15グラム内装し、飛散防止用の
フィルター24で封止し、上記フィルター20に連通管25及
び開閉弁26を介して連通させてある。
この吸放熱部16と水素放出部21は、合金材料と容器内
圧力を選定することにより、水素を可逆的に移動させる
ことができる。
圧力を選定することにより、水素を可逆的に移動させる
ことができる。
吸放熱部16の合金19に予め水素を吸収させ、吸放出部
21の合金23から予め水素を放出させた状態を初期状態と
して、吸放熱部16の当接面17を被接触体に接触させた後
に弁26を開放すると、水素が連通管25を介して吸放出部
21に放出されて合金23に吸収される。
21の合金23から予め水素を放出させた状態を初期状態と
して、吸放熱部16の当接面17を被接触体に接触させた後
に弁26を開放すると、水素が連通管25を介して吸放出部
21に放出されて合金23に吸収される。
従って、吸放熱部16の当接面17では被接触体の接触部
位を局部冷却し、またこの周辺の大気中の水分を氷結
し、接触部位に対して付着力を作用させる。水素を吸収
した水素吸放出部21では水素１モルについて7.5〜8.0kc
alの熱を放出している。
位を局部冷却し、またこの周辺の大気中の水分を氷結
し、接触部位に対して付着力を作用させる。水素を吸収
した水素吸放出部21では水素１モルについて7.5〜8.0kc
alの熱を放出している。
また、吸放熱部16の当接面17で被接触体の接触部位を
局部加熱する場合は、吸放熱部16側の合金19を予め水素
放出状態とし、水素吸放出部21側の合金23を予め水素吸
収状態とし、弁26を開放し、合金23側で水素を放出して
合金19側で水素を吸収させる。
局部加熱する場合は、吸放熱部16側の合金19を予め水素
放出状態とし、水素吸放出部21側の合金23を予め水素吸
収状態とし、弁26を開放し、合金23側で水素を放出して
合金19側で水素を吸収させる。
吸放熱部16を吸熱部あるいは放熱部に専用化する場合
は、他方に移動した水素を一方に戻す必要があるが、こ
の時には開弁状態で水素が移動した側を外部から加熱
し、水素を放出させて他方に戻し、吸収させて閉弁す
る。
は、他方に移動した水素を一方に戻す必要があるが、こ
の時には開弁状態で水素が移動した側を外部から加熱
し、水素を放出させて他方に戻し、吸収させて閉弁す
る。
これらの実施例にあって、水素吸放出部21に、当接面
17での吸熱、放熱の効果が上げるべくフィン等を取付け
ることができる。また、当接面２、９、17は被接触体の
接触部位に合致する形状にする方がよく、特にここだけ
で吸熱、放熱を集中させるために当接面２、９、17を熱
良導体で作成し、他の部分を断熱材、セラミック等の熱
伝導の悪い材料で作成してもよい。更に、操作性を考慮
して、吸、放熱部１、８、16及び水素吸、放出部６、21
を手指で簡単に操作できる大きさ、形状とし、更に両者
間の配管を可撓性のものにすることが望まれる。
17での吸熱、放熱の効果が上げるべくフィン等を取付け
ることができる。また、当接面２、９、17は被接触体の
接触部位に合致する形状にする方がよく、特にここだけ
で吸熱、放熱を集中させるために当接面２、９、17を熱
良導体で作成し、他の部分を断熱材、セラミック等の熱
伝導の悪い材料で作成してもよい。更に、操作性を考慮
して、吸、放熱部１、８、16及び水素吸、放出部６、21
を手指で簡単に操作できる大きさ、形状とし、更に両者
間の配管を可撓性のものにすることが望まれる。
加えて密閉容器18、22の周囲を断熱材で被えば外気か
らの影響を受けることなく、正味の吸熱、放熱が行え
る。
らの影響を受けることなく、正味の吸熱、放熱が行え
る。
尚、第３図の実施例の場合、当接面17を密閉容器22に
も設けると、一方の当接面を吸熱部として利用している
間他方の当接面を放熱部として同時に利用することが可
能となる。
も設けると、一方の当接面を吸熱部として利用している
間他方の当接面を放熱部として同時に利用することが可
能となる。
このように、吸、放熱部１、８、16の当接面２、９、
17は、被接触体の接触部位を局部冷却、局部加熱するも
のであり、例えば極冷熱による物質の局部破壊、人体に
対する灸、局部的消炎等に利用される。また、吸熱部
１、16の当接面２、17は、物体の接触部位で物体表面の
水分や大気中の水分の氷結による付着力を生じさせてお
り、機械的保持力に耐えられない脆弱な物体、変形しや
すい物体、柔軟な物体を損傷することなく付着させ、移
動、運搬できる。従って、手指で触れにくいもの、例え
ば理工学機器のレンズ或るいは角膜等の生体組織のよう
な物理的に掴むことの難しい標本を移動させる場合にも
利用することができる。
17は、被接触体の接触部位を局部冷却、局部加熱するも
のであり、例えば極冷熱による物質の局部破壊、人体に
対する灸、局部的消炎等に利用される。また、吸熱部
１、16の当接面２、17は、物体の接触部位で物体表面の
水分や大気中の水分の氷結による付着力を生じさせてお
り、機械的保持力に耐えられない脆弱な物体、変形しや
すい物体、柔軟な物体を損傷することなく付着させ、移
動、運搬できる。従って、手指で触れにくいもの、例え
ば理工学機器のレンズ或るいは角膜等の生体組織のよう
な物理的に掴むことの難しい標本を移動させる場合にも
利用することができる。
斯かる物体の移動、運搬に本装置を利用した例を第４
図に示いしている。
図に示いしている。
この実施例では、水素吸収状態の水素吸蔵合金を内装
した吸放熱部27の下端に当接面28が設けてあり、吸放熱
部27には弁29及び配管30を介して水素吸放出部31が連通
されている。そして、これらの系は全体が上下、左右に
移動可能に設けてある。
した吸放熱部27の下端に当接面28が設けてあり、吸放熱
部27には弁29及び配管30を介して水素吸放出部31が連通
されている。そして、これらの系は全体が上下、左右に
移動可能に設けてある。
かくして、第４図（イ）で示すように、台32上の物体
33に対して、系を下降し、当接面28を物体32に接触させ
る。そして、第４図（ロ）で示すように、ここで、弁29
を開放して吸放熱部27の合金の水素を放出させ、当接面
28で吸熱し、接触部位付近の大気中の水分、或るいは物
体表面の水分を氷結させ、物体33と当接面28間に氷結に
よる付着力を生じさせる。次に、系を上昇させ且つ別の
台34まで横方向に移動し、ここで水素吸放出部31側から
水素を吸放熱部27に放出し且つ合金で吸収させる。する
と、第４図（ハ）で示すように、当接面28での氷結は加
熱融解により解除され、物体33は当接面28から離れて台
34上に置かれる。即ち、物体33は、台32から台34に歪力
が加えられない接着状態で運搬されるのである。
33に対して、系を下降し、当接面28を物体32に接触させ
る。そして、第４図（ロ）で示すように、ここで、弁29
を開放して吸放熱部27の合金の水素を放出させ、当接面
28で吸熱し、接触部位付近の大気中の水分、或るいは物
体表面の水分を氷結させ、物体33と当接面28間に氷結に
よる付着力を生じさせる。次に、系を上昇させ且つ別の
台34まで横方向に移動し、ここで水素吸放出部31側から
水素を吸放熱部27に放出し且つ合金で吸収させる。する
と、第４図（ハ）で示すように、当接面28での氷結は加
熱融解により解除され、物体33は当接面28から離れて台
34上に置かれる。即ち、物体33は、台32から台34に歪力
が加えられない接着状態で運搬されるのである。
ところで、前記第３図に示すように水素吸放出部21に
水素吸蔵合金23が充填されているような実施例の場合、
当接面17に発生する冷熱の発生温度を支配する因子は吸
放熱部16,水素吸放出部21の熱容量とその伝熱の速度で
ある。第５図に水素解離圧の温度特性図を示す。冷えば
第３図において、16が水素放出側、21が水素吸収側とな
っていた場合に水素吸放熱部16の放熱速度が大きいとこ
の水素吸放熱部16と水素吸放出部21との水素移動の差圧
が大きくなって水素移動速度が大きくなるため、当接面
17の温度は急激に低下する。
水素吸蔵合金23が充填されているような実施例の場合、
当接面17に発生する冷熱の発生温度を支配する因子は吸
放熱部16,水素吸放出部21の熱容量とその伝熱の速度で
ある。第５図に水素解離圧の温度特性図を示す。冷えば
第３図において、16が水素放出側、21が水素吸収側とな
っていた場合に水素吸放熱部16の放熱速度が大きいとこ
の水素吸放熱部16と水素吸放出部21との水素移動の差圧
が大きくなって水素移動速度が大きくなるため、当接面
17の温度は急激に低下する。
第６図及び第７図は水素移動速度を速くするため熱容
量を変化させた装置の一つの実施例を示し、35,39は水
素吸放出部、36,40は各水素吸放出部を形成する密閉容
器、37,41は各密閉容器に充填される前記水素吸蔵合金2
3と同じ材料の水素吸蔵合金、38,42はフィルターであ
り、前記水素吸蔵合金37,41の量は前記水素吸蔵合金23
の量の夫々２倍（30グラム）、３倍（45グラム）であ
る。
量を変化させた装置の一つの実施例を示し、35,39は水
素吸放出部、36,40は各水素吸放出部を形成する密閉容
器、37,41は各密閉容器に充填される前記水素吸蔵合金2
3と同じ材料の水素吸蔵合金、38,42はフィルターであ
り、前記水素吸蔵合金37,41の量は前記水素吸蔵合金23
の量の夫々２倍（30グラム）、３倍（45グラム）であ
る。
尚、密閉容器41を第７図の上下方向に３つに区画し、
その各区画にそれぞれ合金を充填すると共に区画壁を外
部からの操作によって取外し可能とすることによって、
１つの装置で第３図、第６図、第７図の装置を賄うよう
にすることも可能である。
その各区画にそれぞれ合金を充填すると共に区画壁を外
部からの操作によって取外し可能とすることによって、
１つの装置で第３図、第６図、第７図の装置を賄うよう
にすることも可能である。
第８図の下方部分は前記第３図、第６図、第７図の実
施例における各当接面17の温度変化を示す特性図であ
る。同図において実線は第３図、一点鎖線は第６図、破
線は第７図に対応する。そして水素吸収側の合金の量が
多いほどより低い温度を得ることが可能であることが分
かる。
施例における各当接面17の温度変化を示す特性図であ
る。同図において実線は第３図、一点鎖線は第６図、破
線は第７図に対応する。そして水素吸収側の合金の量が
多いほどより低い温度を得ることが可能であることが分
かる。
また、同図の２点鎖線は第７図の実施例で密閉容器18
の周囲を断熱材で被覆したときの温度特性を示す。この
ように断熱材によって吸熱部を外気から遮断することに
より、断熱材のないものよりも低い温度を得ることが可
能であることが分かる。
の周囲を断熱材で被覆したときの温度特性を示す。この
ように断熱材によって吸熱部を外気から遮断することに
より、断熱材のないものよりも低い温度を得ることが可
能であることが分かる。
尚、前記第８図において、各実施例に対する合計の熱
出力は、移動する水素の量がどの例でも合金19に吸収さ
れていた水素の量であるから、同じであり、各実施例に
おいて、当接面17の最低温度レベルのみが変わるだけで
ある。
出力は、移動する水素の量がどの例でも合金19に吸収さ
れていた水素の量であるから、同じであり、各実施例に
おいて、当接面17の最低温度レベルのみが変わるだけで
ある。
加えて、水素吸放出部21、35、39側の当接面117の放
熱温度については、同じく第８図の上方部分に示すよう
に第３図の実施例の装置が最も高く、次いで第６図の実
施例、第７図の実施例の順となる。従って当接面17の冷
却温度は当接面117の放熱温度に比べて重要でない場合
に高い放熱温度を得たいときには、放熱側の合金充填量
が少ないほうが望ましいことが分かる。
熱温度については、同じく第８図の上方部分に示すよう
に第３図の実施例の装置が最も高く、次いで第６図の実
施例、第７図の実施例の順となる。従って当接面17の冷
却温度は当接面117の放熱温度に比べて重要でない場合
に高い放熱温度を得たいときには、放熱側の合金充填量
が少ないほうが望ましいことが分かる。
また、第６図、第７図の実施例において密閉容器36、
40内の合金37、41に予め吸収された水素を密閉容器18に
戻せば当接面17を放熱部として用いることが可能であ
る。放熱温度をより高くしたい時には密閉容器36、40の
大きな容積と大量の合金量を利用して大量の水素を合金
37、41に吸収させておき、密閉容器36、40の圧力を高め
ておくことによって解決できる。即ち、密閉容器36、40
と密閉容器18との間に大きな圧力差が得られ、弁26の開
放によって急速に水素が密閉容器18内に進入する。よっ
て当接面で大きな加熱温度を得ることが可能である。
40内の合金37、41に予め吸収された水素を密閉容器18に
戻せば当接面17を放熱部として用いることが可能であ
る。放熱温度をより高くしたい時には密閉容器36、40の
大きな容積と大量の合金量を利用して大量の水素を合金
37、41に吸収させておき、密閉容器36、40の圧力を高め
ておくことによって解決できる。即ち、密閉容器36、40
と密閉容器18との間に大きな圧力差が得られ、弁26の開
放によって急速に水素が密閉容器18内に進入する。よっ
て当接面で大きな加熱温度を得ることが可能である。
次に第９図、第10図は前記１〜４図、及び第６図、第
７図に開示された各当接面２、９、17、28に被接触部位
の形状に合わせて予め形成した交換用アタッチメントを
選択的に取り付けるための実施態様を示すものである。
７図に開示された各当接面２、９、17、28に被接触部位
の形状に合わせて予め形成した交換用アタッチメントを
選択的に取り付けるための実施態様を示すものである。
これらの図において、水素吸蔵合金43が充填された密
閉容器44の当接面45に対して、該密閉容器44と同材料か
或るいは熱伝導率の高い材料から形成される交換用アタ
ッチメント46〜51を交換可能に取り付けるため、前記密
閉容器44の周面に外ネジ52を形成し、アタッチメント46
〜51には内ネジ53を形成することによって螺合せしめる
構造としている。
閉容器44の当接面45に対して、該密閉容器44と同材料か
或るいは熱伝導率の高い材料から形成される交換用アタ
ッチメント46〜51を交換可能に取り付けるため、前記密
閉容器44の周面に外ネジ52を形成し、アタッチメント46
〜51には内ネジ53を形成することによって螺合せしめる
構造としている。
このように当接面の形状をアタッチメント46〜51によ
って編かせしめることにより、例えば第４図に示すよう
な種々の形状を有する物体33の運搬時に威力を発揮す
る。
って編かせしめることにより、例えば第４図に示すよう
な種々の形状を有する物体33の運搬時に威力を発揮す
る。
更に第11図は前記当接面45の形状を変化させる他の実
施例を示し、前記第３、４、６、７図の水素吸放出部2
1、31、35、39と水素吸放熱部16、27とを、プラグ54と
ソケット55とより成りガス管等の接続に用いられている
カプラ56を介して接続したものである。この場合には、
被接触部位に合った種々の当接面形状を有する一方の密
閉容器44を予め用意しておき、これら容器44の内の一つ
を前記カプラ56を介して選択的に他方の密閉容器に接続
することによって様々な形状を呈する被接触部位に対応
する接触吸放熱装置を得ることが可能となる。この例で
は種々の当接面を有する密閉容器行自身が前記アタッチ
メント46〜51に相当することになり、又図中57、58はフ
ィルタ、59、60はバルブ、61、62はＯリングである。
施例を示し、前記第３、４、６、７図の水素吸放出部2
1、31、35、39と水素吸放熱部16、27とを、プラグ54と
ソケット55とより成りガス管等の接続に用いられている
カプラ56を介して接続したものである。この場合には、
被接触部位に合った種々の当接面形状を有する一方の密
閉容器44を予め用意しておき、これら容器44の内の一つ
を前記カプラ56を介して選択的に他方の密閉容器に接続
することによって様々な形状を呈する被接触部位に対応
する接触吸放熱装置を得ることが可能となる。この例で
は種々の当接面を有する密閉容器行自身が前記アタッチ
メント46〜51に相当することになり、又図中57、58はフ
ィルタ、59、60はバルブ、61、62はＯリングである。
（ト）発明の効果 本発明に依れば、種々の用途で極めて簡単な局部冷
却、加熱を行なうと共に、物体を損傷少なく移動運搬で
きるものであり、その産業的価値は大である。そして人
体に対しては灸、局部的消炎等に利用でき、物理的に掴
むことの難しい標本等の採集に有効である。又両方の水
素吸放出部に水素吸蔵合金を充填する場合にはその充填
量を水素吸収側で変化させてやることによって簡単に所
望の温度レベルに到達することができる効果が生まれ
る。
却、加熱を行なうと共に、物体を損傷少なく移動運搬で
きるものであり、その産業的価値は大である。そして人
体に対しては灸、局部的消炎等に利用でき、物理的に掴
むことの難しい標本等の採集に有効である。又両方の水
素吸放出部に水素吸蔵合金を充填する場合にはその充填
量を水素吸収側で変化させてやることによって簡単に所
望の温度レベルに到達することができる効果が生まれ
る。
しかも当接面の形状を被接触部位に合わせて種々選択
できるので、被接触面に対して効率よく過熱、冷却を行
うことが可能となる。
できるので、被接触面に対して効率よく過熱、冷却を行
うことが可能となる。
第１図は本発明装置の第１実施例の断面図、第２図は第
２実施例の断面図、第３図は第３実施例の断面図、第４
図（イ）（ロ）（ハ）は物体運搬時の動作説明図、第５
図は第３実施例の水素解離圧の温度特性図、第６図は第
４実施例の断面図、第７図は第５実施例の断面図、第８
図は第３、４、５実施例の温度特性比較図、第９図は交
換アタッチメントを取りつけることが可能な密閉容器の
当接部近傍を示す断面図、第10図（イ）〜（ヘ）は各種
形状の交換アタッチメントを示す断面図、第11図はカプ
ラによる実施例を示す断面図である。 １……吸熱部、 2,9,17,28,45,117……当接面、 4,11,19,23,37,41……水素吸蔵合金、 6,13……水素放出部、 ８……放熱部、 16,27……吸放熱部、 21,31,35,39……水素吸放出部。 3,10,18,22,36,40,44……密閉容器、 25……連通管、 26……開閉弁。 46〜51……交換用アタッチメント。
２実施例の断面図、第３図は第３実施例の断面図、第４
図（イ）（ロ）（ハ）は物体運搬時の動作説明図、第５
図は第３実施例の水素解離圧の温度特性図、第６図は第
４実施例の断面図、第７図は第５実施例の断面図、第８
図は第３、４、５実施例の温度特性比較図、第９図は交
換アタッチメントを取りつけることが可能な密閉容器の
当接部近傍を示す断面図、第10図（イ）〜（ヘ）は各種
形状の交換アタッチメントを示す断面図、第11図はカプ
ラによる実施例を示す断面図である。 １……吸熱部、 2,9,17,28,45,117……当接面、 4,11,19,23,37,41……水素吸蔵合金、 6,13……水素放出部、 ８……放熱部、 16,27……吸放熱部、 21,31,35,39……水素吸放出部。 3,10,18,22,36,40,44……密閉容器、 25……連通管、 26……開閉弁。 46〜51……交換用アタッチメント。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 名迫 賢二 大阪府守口市京阪本通２丁目18番地 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 米津 育郎 大阪府守口市京阪本通２丁目18番地 三 洋電機株式会社内 (56)参考文献 特開 昭60−185072（ＪＰ，Ａ) 特開 昭61−285357（ＪＰ，Ａ) 実開 昭60−185173（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭59−161816（ＪＰ，Ｕ)
Claims (4)
- 【請求項１】開閉弁を有する連通管を介して接続される
一対の水素放出側、及び水素吸収側密閉容器と、該密閉
容器の夫々に充填される異種の水素吸蔵合金とから成
り、前記水素吸収側の密閉容器に充填される水素吸蔵合
金量を水素放出側の密閉容器に充填される水素吸蔵合金
量より大きくしたことを特徴とする接触吸熱、放熱装
置。 - 【請求項２】開閉弁を有する連通管を介して接続される
一対の水素放出側、及び水素吸収側密閉容器と、該密閉
容器の夫々に充填される異種の水素吸蔵合金とから成
り、前記水素放出側の密閉容器に充填される水素吸蔵合
金量を水素吸収側の密閉容器に充填される水素吸蔵合金
量より大きくしたことを特徴とする接触吸熱、放熱装
置。 - 【請求項３】上記水素放出側、及び水素吸収側密閉容器
のそれぞれに外部当接面を設けたことを特徴とする請求
項（１）或るいは請求項（２）記載の接触吸熱、放熱装
置。 - 【請求項４】被接触部位の形状に合わせて形成された複
数個の交換用アタッチメントを設け、これらアタッチメ
ントの内の一つを上記外部当接面に選択的に取り付ける
ことを特徴とする請求項（３）記載の接触吸熱、放熱装
置。
Applications Claiming Priority (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5049689 | 1989-03-01 | ||
| JP25026789 | 1989-09-26 | ||
| JP1-50496 | 1989-09-26 | ||
| JP1-250267 | 1989-09-26 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH03191267A JPH03191267A (ja) | 1991-08-21 |
| JP2740326B2 true JP2740326B2 (ja) | 1998-04-15 |
Family
ID=26390970
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2043076A Expired - Fee Related JP2740326B2 (ja) | 1989-03-01 | 1990-02-23 | 接触吸熱、放熱装置 |
Country Status (4)
| Country | Link |
|---|---|
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| EP (1) | EP0385472B1 (ja) |
| JP (1) | JP2740326B2 (ja) |
| DE (1) | DE69009233T2 (ja) |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR2696533A1 (fr) * | 1992-10-06 | 1994-04-08 | Blaizat Claude | Dispositifs de refroidissement, réfrigération ou de chauffage d'un liquide contenu dans un récipient et dispositif de régénération de celui-ci. |
| US5778972A (en) * | 1996-03-28 | 1998-07-14 | Energy Coversion Devices, Inc. | Robust metal hydride hydrogen storage system with metal hydride support structure |
| US5953922A (en) * | 1998-01-20 | 1999-09-21 | Stetson; Ned T. | Metal hydride hydrogen storage container with valved ports |
| US20060065553A1 (en) * | 2004-09-27 | 2006-03-30 | Golben P M | Flexible hydrogen delivery mechanism for storage and recovery of hydrogen |
| DE102005003606A1 (de) * | 2005-01-25 | 2006-07-27 | Israel Aronsky | Spatel, insbesondere Tischspatel |
| AT503952B1 (de) * | 2005-06-22 | 2008-02-15 | Treibacher Ind Ag | Metallhydridspeicher |
| FR3063329B1 (fr) * | 2017-02-24 | 2020-10-30 | Aaqius & Aaqius Sa | Dispositif de stockage d'hydrogene |
Family Cites Families (16)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE1766906B1 (de) * | 1968-08-08 | 1971-11-11 | Leybold Heraeus Gmbh & Co Kg | Chirurgisches schneidinstrument fuer die tieftemperatur chirurgie |
| GB1402632A (en) * | 1972-02-02 | 1975-08-13 | Wilkinson Sword Ltd | Medical equipment |
| GB1430627A (en) * | 1972-03-29 | 1976-03-31 | Int Promotion Eng Sa | Apparatus for producing cold for localized application to a living body |
| DE2361273A1 (de) * | 1973-12-08 | 1975-06-19 | Dornier System Gmbh | Vorrichtung fuer die tieftemperaturchirurgie |
| US4040410A (en) * | 1974-11-29 | 1977-08-09 | Allied Chemical Corporation | Thermal energy storage systems employing metal hydrides |
| US4161211A (en) * | 1975-06-30 | 1979-07-17 | International Harvester Company | Methods of and apparatus for energy storage and utilization |
| DE3020565A1 (de) * | 1980-05-30 | 1981-12-10 | Studiengesellschaft Kohle mbH, 4330 Mülheim | Verfahren und vorrichtung zur energiesparenden gewinnung von nutzwaerme aus der umgebung oder aus abfallwaerme |
| EP0053737B1 (en) * | 1980-11-13 | 1987-01-14 | Sekisui Kagaku Kogyo Kabushiki Kaisha | Heat pump device |
| EP0061191B1 (en) * | 1981-03-23 | 1986-08-27 | Sekisui Kagaku Kogyo Kabushiki Kaisha | Metal hydride reactor |
| US4457136A (en) * | 1981-03-23 | 1984-07-03 | Sekisui Kagaku Kogyo Kabushiki Kaisha | Metal hydride reactor |
| JPS5856277A (ja) * | 1981-09-29 | 1983-04-02 | Toshiba Corp | 情報処理装置ならびに方法 |
| JPS5972477A (ja) * | 1982-10-20 | 1984-04-24 | キヤノン株式会社 | 表示装置 |
| JPS60185072A (ja) * | 1984-03-02 | 1985-09-20 | 株式会社日立製作所 | 給湯装置 |
| JPS61285357A (ja) * | 1985-06-11 | 1986-12-16 | 松下電器産業株式会社 | ヒ−トポンプ装置 |
| JPS62158963A (ja) * | 1986-01-07 | 1987-07-14 | 西川 雄治 | 携帯用冷熱発生器 |
| JPS6332263A (ja) * | 1986-07-25 | 1988-02-10 | ダイキン工業株式会社 | 水素吸蔵合金を利用する補助加熱装置 |
-
1990
- 1990-02-23 JP JP2043076A patent/JP2740326B2/ja not_active Expired - Fee Related
- 1990-02-28 US US07/486,469 patent/US5056318A/en not_active Expired - Lifetime
- 1990-03-01 DE DE69009233T patent/DE69009233T2/de not_active Expired - Fee Related
- 1990-03-01 EP EP90104013A patent/EP0385472B1/en not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| US5056318A (en) | 1991-10-15 |
| EP0385472B1 (en) | 1994-06-01 |
| DE69009233T2 (de) | 1994-09-15 |
| DE69009233D1 (de) | 1994-07-07 |
| EP0385472A1 (en) | 1990-09-05 |
| JPH03191267A (ja) | 1991-08-21 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |