JP2739975B2 - 電子写真複写装置 - Google Patents

電子写真複写装置

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JP2739975B2
JP2739975B2 JP63297446A JP29744688A JP2739975B2 JP 2739975 B2 JP2739975 B2 JP 2739975B2 JP 63297446 A JP63297446 A JP 63297446A JP 29744688 A JP29744688 A JP 29744688A JP 2739975 B2 JP2739975 B2 JP 2739975B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 本発明は電子写真複写装置(静電複写装置を含む)に
関し、詳しくは、普通紙等へトナー像を転写した後感光
体(静電記録体を含む)表面の残留トナーを除去するク
リーニング部に磁気ブラシクリーニング装置を配した電
子写真複写装置に関する。
〔従来技術〕
電子写真複写装置は、第1図に表わしたように大まか
にいえば有機又は無機感光体1(これはドラム状に限ら
ずベルト状であってもよい)の周囲に帯電チャージャ
2、光学系3、現像部4、転写チャージャ5、分離チャ
ージャ6及びクリーニング部7が配置されたものから構
成されている。転写チャージャ5は感光体1上のトナー
像を普通紙などの転写紙8に転写させるのに供され、分
離チャージャ6はトナー像を有した転写紙8を感光体1
表面から離なさせるのに供されているものである、なお
図面中、9は分離爪を示している。
ところで、静電荷像の顕像化には乾湿現像方式、湿式
現像方式(半乾式現像方式を含む)のいずれかが採用さ
れているが、複写物が乾いた状態で得られる上では前者
が有利であり、そうしたことから現在では乾式現像方式
が主流をなしている。
乾式現像方式は一成分型現像剤(トナーのみからな
る)を用いるもの、二成分系現像剤(キャリア及びトナ
ーからなる)を用いるものに大別される。いずれにして
も、そうした現像剤により可視化されたトナー像は理想
的にはすべて転写紙に転写されるのが望ましいが、実際
には感光体上に転写しきれなかったトナーが残留するた
め、この残留トナーをクリーニング装置で除去しなけれ
ばならない。
残留トナー(未転写トナー)をクリーニングする方法
としては(1)ファーブラシ、(2)ブレード、(3)
磁気ブラシなどによっているのが一般的である。だが、
ファーブラシ法はクリーニング装置が大型となるうえ、
感光体にフィルミングを発生させやすいといった嫌いが
ある。また、ブレード法は感光体を傷つけやすい等の欠
陥がある。これらに対して、磁気ブラシ法によるクリー
ニングは例えば特開昭58−102273号公報などでも検討さ
れているが、前記(1)(2)の有する欠陥は解消され
るものの、従来の磁気ブラシクリーニング装置では長期
のクリーニングが保証されないといった不都合を有して
いる。
〔目的〕
本発明の第1の目的は二成分系乾式現像剤を用い、磁
気ブラシクリーニング部を配したものであって、残留ト
ナーの除去が良好に行なわれ、しかも長期のクリーニン
グがなし得る電子写真複写装置を提供するものである。
本発明の第2の目的は、多数の良質コピーが得られる電
子写真複写装置を提供するものである。
〔構成〕
本発明は感光体上に静電荷像を形成せしめ、これを二
成分系現像剤で顕像化し、このトナー像を転写紙に転写
した後、該感光体表面に残留したトナーを磁気ブラシク
リーニング部により除去せしめる電子写真複写装置にお
いて、該磁気ブラシクリーニング部に収納されている磁
気ブラシを構成する粒状粒子は、その粒子の算術平均長
径をAとし、また、その粒子の算術平均短径をBとした
ときの、長短度n=A/Bの値が1.2以上の磁性粒子である
ことを特徴としている。
ちなみに、本発明者らは二成分系現像剤を用いた場合
にクリーニング部におけるクリーニング剤についての見
解を多く発表しているが、此の度、改めて磁気ブラシク
リーニングを効率よく実施してクリーニング不良を起さ
せない手段について考察を行なった。
磁気ブラシクリーニング部に収納されているクリーニ
ング剤(磁気ブラシを構成する粒状粒子)は、潜像を顕
像化させる現像剤よりも、帯電量の高い方が望ましい。
その理由は、そうした関係をもたせることにより、残留
トナーとクリーニング剤とが接触したとき、速やかに残
留トナーがクリーニング剤に移行できることに起因して
いる。この際、クリーニング剤の接触面積が大きくでき
れば更に効率よく残留トナーがクリーニング剤に移行で
きる。また、残留トナーは感光体上に強固に付着してい
るものであるから、クリーニング剤によって掻きとるよ
うな手段を施せば、残留トナーが一層良好にクリーニン
グ剤に移行しやすくなり、その結果として、クリーニン
グ性の向上をもたらす。
本発明者らは、上記の残留トナー除去がクリーニング
剤の形状を規定することで達成しうることを確めた。本
発明はそれに基づいてなされたものである。
以下に、本発明装置を添付の図面(第1図)に従がい
ながら、複写プロセスとの関連において、さらに詳細に
説明する。
まず、感光体(無機系感光体、有機系感光体)1の表
面に帯電チャージャ2により正又は負帯電が一様に施こ
される。正帯電か負帯電かは感光体1の種類(性質)に
より選択され、一例をあげれば感光体がSe系のものであ
れば正帯電がなされる。これに光学系3により画像露光
が行なわれ静電荷像が形成され、この静電荷像は現像部
4で可視化される。
現像部4にはキャリア(磁性キャリア)及びトナーか
らなる二成分系現像剤が収納されている。現像剤は磁石
411を内蔵した現像スリーブ41上に保持され感光体1の
静電荷像を現像する。現像がなされるごとに現像トナー
のみが消費されるのでセンサー42により現像剤のトナー
濃度を検知して常に一定のトナー濃度となるように新規
の現像トナーが供給されるようになっている。43は現像
剤を撹拌するためのパドルホイールである。なお、必要
に応じて、現像スリーブ41にはバイアスが印加されてよ
い。
可視像(トナー像)は転写チャージャ5により転写紙
8に転写され、その転写紙8は分離チャージャ6及び分
離爪9により感光体1から離されて定着工程へと送られ
る。
先に触れたとおり、転写時に感光体1上に可視像を形
成しているトナーはそのすべてが転写紙8に転写され
ず、一部が感光体1上に残留する。そして、この残留ト
ナーはクリーニング部7で除去される手段が採られてい
る。
本発明装置におけるクリーニング部7は磁気ブラシク
リーニング法が採用されており、ここにはクリーニング
剤としての磁性キャリア(磁気ブラシを構成する粒状粒
子)が収納されている。図示されていない磁石を内蔵し
たクリーニングローラ71には正又は負極性の100〜500V
程度のバイアスが印加され、このクリーニングローラ71
上にクリーニング剤が前記磁石により保持されている。
ここで、クリーニングローラ71に印加されるバイアスの
極性は二成分系現像剤におけるトナーの極性と反対のも
のである。
残留トナーはクリーニング剤に静電的に吸着され、ク
リーニング剤とともに汲み上げローラ72から73へと移さ
れる。汲み上げローラ73の後方にはクリーニングローラ
71と同極性のバイアスが印加された残留トナー回収ロー
ラ74が配置されており、この回収ローラ74に残留トナー
のみが移される。回収ローラ74に印加されるバイアスは
クリーニングローラに印加されるバイアスより相対的に
高めになっている方が望ましく200〜800Vくらいが適当
である。
クリーニング剤は、残留トナーが汲み上げローラ73か
ら回収ローラ74に移された直後、汲み上げローラ73に接
しているクリーニングスクレパー75で掻きとられ、再び
クリーニングローラ71表面に戻される。一方、回収ロー
ラ74に移された残留トナーは、回収ローラ74に接してい
る回収ブレード76で掻きとられ、排出スクリュー77によ
りクリーニング部7の外に取出され、必要により、二成
分系現像剤のトナーとして使用される。回収ブレード76
により清浄とされた回収ローラ74は次の残留トナーの回
収に供される。なお、クリーニングローラ71上に落下し
再び残留トナーの回収に寄与するように循環されるクリ
ーニング剤には、若干の残留トナーか含まれるのは止む
を得ないが、その残留トナー量は、高々2重量%の範囲
である。
本発明の装置においてはこのような一連の複写工程及
びクリーニング工程のサイクルが繰り返えされるが、感
光体1が帯電チャージャ2で均一帯電される際には、そ
の感光体表面に残留トナーは存在せず、従って、感光体
1への均一の帯電が約束される。
クリーニング部7に収納されているクリーニング剤
(磁気ブラシを構成する粒状粒子)は、その長径をA、
短径をBとし、A/Bをこの粒状粒子の長短度(n)とし
たとき、 1.2≦n≦8好ましくは1.4≦n≦5.5 の値をとるものが用いられる。
n(A/B)≒1はほぼ球状であり、そうした粒子では
残留トナーを感光体上から掻きとることが困難である。
これに対し、n>1の値をとる粒子であれば、その粒子
表面には全体からみて鋭端凸部が存在し、その部分で感
光体上の残留トナーを掻きとる作用が生じる。また、n
≒1の球状粒子に比べて比表面積が大きいため、一度の
接触が多くの残留トナーを掻き集めることができる。
だが、実際の操作では、n≒1〜1.2程度の値をもつ
粒状粒子では比表面積の増加及び引つっかき効果が必ず
しも十分期待しうるほどには表われず、従って、本発明
ではn≧1.2の値を示す粒子が採用される。但し、粒状
粒子の長径(A)と短径(B)との比が1.2以上という
条件があるものの、自ずからその上限は存在する。即
ち、A/Bが8の値を超すと粒子は長細すぎる紡錘状とな
り、その粒子は残留トナーを掻きとる効果が乏しくな
る。このため、A/Bの値は8以下好ましくは5.5以下であ
る。
本発明で用いられるこの磁気ブラシを構成する粒状粒
子は、平均粒径(長径(A)と短径(B)との平均)が
10〜1000μm好ましくは30〜500μmのものが適当であ
り、その材料は鉄、マグネタイト、フェライトなどであ
る。
なお、前記粒状粒子の具体的な長径、短径の測定は粒
子を顕微鏡で観察するか、顕微鏡写真又はこれに代わる
手段で拡大したものを観察するが、その際50個以上のサ
ンプル(粒子)を測定し、その算術平均から決定する。
長径(A)は粒子の平面投影図についての輪郭部に接す
る平行直線間の最大距離であり、短径(B)は粒子平面
に接し長径(A)に直角方向の平行直線間の最小距離で
ある。
本発明装置では、クリーニング部に収納される磁気ブ
ラシを構成する粒状粒子(クリーニング剤)として上記
のような特定粒子が用いられるため、残留トナーを感光
体表面から良好に掻きとることができる。更に、粒子自
体の比表面が大きいことから、この粒状粒子を長期間に
わたって使用してもスペントトナーの付着できる余裕度
が大きくとれ、スペイントナー付着に伴なう帯電量(Q/
M)の低下を長期にわたって防止できる。
もっとも、磁気ブラシを構成する粒状粒子として、ほ
ぼ球状をなし表面に窪みが分布している粒子を用いるこ
と(特開昭50−106586号公報)は知られているが、この
ものによっては、本発明者らが意図する程度には長期に
わたって良好な残留トナーのクリーニングが行なわれな
いのが実情である。
クリーニング部7で用いられるクリーニング剤はその
表面が低表面エネルギー物質(即ち剥離性のすぐれた物
質)で被覆されているのが望ましく、スペントトナーが
クリーニング剤に付着するのをより効果的に防止するこ
とが可能となり、結果として、クリーニング剤はさらに
長期にわたって一定の帯電量(Q/M)が得られるので画
像上にクリーニング不良を生じさせないとともに、感光
体1のクリーニングが良好に行なわれるようになる。
なお、一般に、クリーニング剤は現像キャリアに比べ
て残留トナー濃度が低く、前記のごとく、高々2重量%
を普通1重量%くらいで使用される(現像部4のトナー
濃度は2〜7重量%である)ので、クリーニング部7に
おいてはクリーニング剤(磁気ブラシを構成する粒状粒
子)同志の摩擦する機会が極めて多く、特にトナーが融
着しやすく、また、スペントトナーがクリーニング剤に
付着しやすい傾向がある。従って、ノンコートクリーニ
ング剤にあっては、そのクリーニング剤にスペントトナ
ーが早着に付着してQ/Mが低下し、クリーニング不足に
伴なう画像品質を著しく低下させてしまう。
これに対して、本発明に係るクリーニング剤は、特定
形態を有しており、望ましくは、その表面に剥離性の良
好な物質が被覆されているため、前記ノンコートクリー
ニングキャリアのような不都合が生じないのみならず、
クリーニング剤自体の流動性も良好であり、クリーニン
グ剤はクリーニングローラ71から汲み上げローラ72,73
へとスムーズに移動しうる。そして、トナーはトナー回
収ローラ74へ完全に送り込まれることが保証され、良好
なクリーニング性を常時維持することができる。
前記の低表面エネルギー物質としてはポリオレフィン
を含む熱可塑性樹脂、例えばポリエチレン、ポリプロピ
レン、塩素化ポリエチレン及びクロロスルホン化ポリエ
チレン;ポリビニル及びポリビニリデン、例えばポリス
チレン、ポリメチルメタクリレート、ポリアクリロニト
リル、ポリビニルアセテート、ポリビニルアルコール、
ポリビニルブチラール、ポリ塩化ビニル、ポリビニルカ
ルバゾール、ポリビニルエーテル及びポリビニルケト
ン;塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、スチレン−アク
リル酸共重合体;シリコーン樹脂;フロロカーボン、ポ
リテトラフルオロエチレン、フッ化ポリビニル、フッ化
ポリビニリデン、ポリクロロトリフルオロエチレン;ポ
リアミド樹脂;ポリエステル(例えばポリエチレンテレ
フタレート);ポリウレタン;ポリカーボネート、アミ
ン樹脂(例えば尿素−ホルムアルデヒド樹脂);エポキ
シ樹脂等が挙げられる。特に好ましいのはシリコーン樹
脂、フッ素系樹脂である。
ここでのシリコーン樹脂には、従来知られているいず
れのシリコーン樹脂であってもよく、オルガノシロキサ
ン結合のみからなるストレートシリコンおよびアルキ
ド、ポリエステル、エポキシ、ウレタンなどで変性した
シリコーン樹脂などがあげられる。
(式中R1は水素原子、炭素原子数1〜4のアルキル基ま
たはフエニル基、R2およびR3はヒドロキシル基、炭素原
子1〜4のアルキル基、炭素原子数1〜4のアルコキシ
ル基、フエニル基、フエノキシ基、炭素原子数2〜4の
アルケニル基、炭素原子数2〜4のアルケニルオキシル
基、ヒドロキシ基、カルボキシル基、エチレンオキサイ
ド基、グリシジル基または であり、R4及びR5はヒドロキシル基、カルボキシル基、
炭素原子数1〜4のアルキル基、炭素原子数1〜4のア
ルコキシル基、炭素原子数2〜4のアルケニル基、炭素
原子数2〜4のアルケニルオキシ基、フエニル基、フエ
ノキシ基である。k,l,m,n,o,pは1以上の整数を示
す。) 上記各置換基は未置換のもののほか、例えばアミノ
基、ヒドロキシル基、カルボキシル基、メルカプト基、
アルキル基、フエニル基、エチレンオキシド基、グリシ
ジル基、ハロゲン原子のような置換基を有していてもよ
い。
例えば、市販品としてストレートシリコン樹脂は、信
越化学社製のKR271、KR225、KR251、トーレシリコン社
製のSR2400、SR2406等があり、変性シリコーン樹脂は信
越化学社製のKR206(アルキッド変性)、KR3093(アク
リル変性)、ES1001N(エポキシ変性)、トーレシリコ
ン社製のSR2115(エポキシ変性)、SR2110(アルキッド
変性)などがある。
また、ここでのフッ素樹脂にはポリテトラフルオロエ
チレン(PTFE)、テトラフルオロエチレン−ヘキサフル
オロプロピレン共重合体(FEP)、ポリクロロトリフル
オロエチレン(PCTFE)、ポリビニリデンフルオライド
(PVDF)、テトラフルオロエチレン−パーフルオロアル
キルビニルエーテル共重合体(PFA)などが例示でき、
これらの他にフッ素樹脂中に充填剤を分散させたものを
用いることも可能である。
本発明では、クリーニング剤のクリーニング電解を大
きくしクリーニングを良好に実施することを意図して、
クリーニング剤の表面層(前記のシリコーン樹脂、弗素
樹脂などの低表面エネルギー物質による表面層)中に導
電性物質(TiO2,SnO2、カーボンガラックなど)や摩擦
帯電付与物質(ニグロシン染料、アミノ基を有する化合
物、金属錯塩染料、サリチル酸金属塩、サリチル酸誘導
体金属塩など)等を添加することもできる。
導電材(導電性物質)は粒径0.01〜3μm好ましくは
0.05〜2.0μmのものが適当であり、また、その添加量
は低表面エネルギー物質100重量部に対して0.1〜100重
量部好ましくは0.5〜80重量部が適当である。なお、こ
れら導電材は単独で使用されても2種以上の併用であっ
てもかまわない。
摩擦帯電付与物質の添加量は被覆樹脂(低表面エネル
ギー物質)100重量部に対して0.1〜60重量部好ましくは
0.5〜40重量部が適当である。なお、これらの摩擦帯電
付与物質は単独で使用されても2種以上の併用であって
もかまわない。
前記の導電材と摩擦帯電付与物質とが併用されると、
クリーニング剤はクリーニング電界を大きくしQ/Mを直
ちに立ち上げ、クリーニングを良好に実施せしめるよう
になる。導電材と摩擦帯電付与物質との合計量は被覆樹
脂(低表面エネルギー物質)100重量部に対して0.1〜10
0重量部好ましくは0.5〜80重量部が適当である。
これまでの説明は電子写真感光体を用いた装置につい
て行なってきたが、感光体の代りに静電記録体が用いら
れてもよいことは勿論である。
次に実施例及び比較例を示す。ここでの部は重量基準
である。
実施例1 二成分系現像剤用キャリアとして平均粒子径約100μ
mの鋼ビーズ(新東ブレーター社製マイクロショットSF
−100)を用意した。
また、下記処方の混合物を2本ロール上で加熱下で混
練し冷却後、粉砕分級し、粒径5〜20μmの二成分系現
像剤用トナーをつくった。
ポリスチレン(エッソ社製D−125) 100部 含金属染料 (保土谷化学社製スピロンブラックBH) 5部 カーボンブラック(三菱化成社製♯44) 10部 これらキャリア100部及びトナー3.0部を混合して二成
分系現像剤を調製した。なお、この現像剤におけるブロ
ーオフ法によるトナーの帯電量(Q/M)は−24μc/gであ
った。
一方、クリーニング剤は、まず シリコーン樹脂 (トーレシリコーンSR2406) 100部 ケッチェンブラックEC・DJ500 (ライオン・アクゾ社製) 5部 トルエン 1500部 からなるコーティング液を調製し、回転円板型流動層粒
子コーティング装置に平均粒系60μm平均長短度(n)
が約1.5の芯材(酸化処理鉄粉)を5kg入れ流動させてい
るものに上記コーティング液を80℃の加熱下に散布し、
塗布を行なった塗布物をコーティング装置よりとり出し
恒温槽に入れ、200℃で2時間加熱しシリコーン膜の硬
化を行なわせることによりつくった。
これら二成分系現像剤、クリーニング剤を第1図に示
した複写装置(感光体はセレン系感光体を使用して、感
光体1の表面電位が+800Vとなるように均一帯電し、ク
リーニングローラ71には+250Vのバイアス、回収ローラ
74には+300Vのバイアスを印加した)にセットし、1分
間に30枚の割合でコピーを得るとともに現像部4で消費
されるトナーの補給を行なった。このランニングテスト
の結果をまとめて表−1に示す。
実施例2〜4 芯材(酸化処理鉄粉)の平均粒径は約60μmである
が、平均長短度を約1.3のもの(実施例2)、約1.8のも
の(実施例3)、約2.0のもの(実施例4)にかえた以
外は実施例1とまったく同様にしてクリーニング剤を調
製し、また、二成分系現像剤をつくった。これらを用い
て実施例1と同じランニングテストを行なった結果をま
とめて表−1に示す。
(注1)マクベス濃度計(RD−514)で画像の濃度を測
定定した。以下同じ。
(注2)複写工程中にメインスイッチをOFFにして感光
体をとり出し、クリーニング部を通過した直後の感光体
上に粘着テープをはりつけて、感光体上の汚れを粘着テ
ープに取ってその粘着テープをType6200(リコー社製コ
ピー用紙)の白紙にはりつけてその濃度をマクベス濃度
計で測定したもの。以下同じ。
比較例1 実施例1において、クリーニング剤として、平均粒径
60μm、平均長短度(n)が0.9の芯材で(酸化処理鉄
粉)を用いた以外は、実施例1と同様に実施した。ラン
ニングテストの結果を下表に示す。
実施例5 二成分系現像剤用キャリアとして実施例1のもの(平
均粒子径約100μmの鋼ビーズ)を用意した。
一方、下記処方の混合物を2本のロールミル上で加熱
下で混練し冷却後、粉砕分級し、粒径5〜20μmの二成
分系現像剤用トナーをつくった。
ポリスチレン(エッソ社製D−125) 100部 染料(オリエント化学社製 スペシャルブラックSB) 5部 カーボンブラック(三菱化成社製♯44) 100部 これらキャリア100部及びトナー3.0部とを混合して二
成分系現像剤を調製した。この現像剤におけるQ/Mは約2
0μc/gと測定された。
一方、クリーニング剤)は、まず ポリテトラフルオロエチレン (固形分60%:D−1,ダイキン工業社製) 250部 ケッチェンブラックEC・DJ500 (ライオンアクゾ社製) 5部 フッ素界面活性剤 (FC−134,住友3M社製)の1%水溶液 1500部 からなるコーティング液を調製し、回転円板型流動層粒
子コーティング装置に平均粒径約60μmで平均長短度
(n)が約1.5の芯材(酸化処理鉄粉)を5kg入れ流動さ
せているものに上記コーティング液を80℃の加熱下に散
布し、塗布を行なった塗布物をコーティング装置よりと
り出し恒温槽に入れ、350℃で2時間加熱し弗素膜の硬
化を行なわせることによりつくった。
これら二成分系現像剤、クリーニング剤を第1図に示
した複写装置(感光体には有機感光体を使用して、感光
体1の表面電位が−600Vとなるように均一帯電し、クリ
ーニングローラ71には−250Vのバイアス、回収ローラ74
には−300Vのバイアスを印加した)にセットし、1分間
に30枚の割合でコピーを得るとともに現像部4で消費さ
れるトナーの補給を行なった。このランニングテストの
結果をまとめて表−2に示す。
実施例6〜8 芯材(酸化処理鉄粉)の平均粒径は約60μmである
が、平均長短度(n)を約1.3(実施例6)、約1.7(実
施例7)、約2.0(実施例8)にかえた以外は実施例5
とまったく同様にしてクリーニング剤を調製し、また、
二成分系現像剤をつくった。これらを用いて実施例7と
同じランニングテストを行なった結果をまとめて表−2
に示す。
〔効果〕 実施例の記載から明らかなように、本発明の被写装置
によれば10万枚の複写においても画像汚れがなく、高品
質のコピーが得られる。また、クリーニング後の感光体
表面には目視により極めて綺麗であるのが認められた。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る電子写真複写装置の概略図であ
る。第2図は第1図の装置の変形であって汲み上げロー
ラを省いたものの概略図である。 1……感光体、2……帯電チャージャ 3……光学系、4……現像部 5……転写チャージャ、6……分離チャージャ 7……クリーニング部、8……転写紙 9……分離爪、41……現像スリーブ 41……磁石、42……センサー 43……パドルホイール、71……クリーニングローラ 72,73……汲み上げローラ、74……回収ローラ 75……クリーニングスクレバー 76……回収ブレード、77……排出スクリュー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 伏見 寛之 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株 式会社リコー内 (72)発明者 牧田 香世 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株 式会社リコー内 (56)参考文献 特開 昭60−12568(JP,A) 特開 昭63−197982(JP,A)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】感光体上に静電荷像を形成せしめ、これを
    二成分系現像剤で顕像化し、このトナー像を転写紙に転
    写した後、該感光体表面に残留したトナーを磁気ブラシ
    クリーニング部により除去せしめる電子写真複写装置に
    おいて、該磁気ブラシクリーニング部に収納されている
    磁気ブランを構成する粒状粒子は、その粒子の算術平均
    長径をAとし、また、その粒子の算術平均短径をBとし
    たとき、長短度n=A/Bの値が1.2以上の磁性粒子である
    ことを特徴とする電子写真複写装置。
  2. 【請求項2】前記粒状粒子の表面が低表面エネルギー物
    質で被覆されている請求項1に記載の電子写真複写装
    置。
  3. 【請求項3】前記低表面エネルギー物質がシリコーン樹
    脂又は弗素樹脂である請求項2に記載の電子写真複写装
    置。
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JPS63197982A (ja) * 1987-02-12 1988-08-16 Ricoh Co Ltd クリ−ニング装置

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