JP2739626B2 - プラズマ・アドレス用チャネル構体 - Google Patents

プラズマ・アドレス用チャネル構体

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JP2739626B2
JP2739626B2 JP5234141A JP23414193A JP2739626B2 JP 2739626 B2 JP2739626 B2 JP 2739626B2 JP 5234141 A JP5234141 A JP 5234141A JP 23414193 A JP23414193 A JP 23414193A JP 2739626 B2 JP2739626 B2 JP 2739626B2
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    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02FOPTICAL DEVICES OR ARRANGEMENTS FOR THE CONTROL OF LIGHT BY MODIFICATION OF THE OPTICAL PROPERTIES OF THE MEDIA OF THE ELEMENTS INVOLVED THEREIN; NON-LINEAR OPTICS; FREQUENCY-CHANGING OF LIGHT; OPTICAL LOGIC ELEMENTS; OPTICAL ANALOGUE/DIGITAL CONVERTERS
    • G02F1/00Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics
    • G02F1/01Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the intensity, phase, polarisation or colour 
    • G02F1/13Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the intensity, phase, polarisation or colour  based on liquid crystals, e.g. single liquid crystal display cells
    • G02F1/133Constructional arrangements; Operation of liquid crystal cells; Circuit arrangements
    • G02F1/1333Constructional arrangements; Manufacturing methods
    • G02F1/133374Constructional arrangements; Manufacturing methods for displaying permanent signs or marks

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  • Gas-Filled Discharge Tubes (AREA)
  • Control Of Indicators Other Than Cathode Ray Tubes (AREA)
  • Liquid Crystal (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、内部のイオン化可能ガ
スを選択的にイオン化(プラズマ化)させてデータ・エ
レメントのアドレス指定を行うプラズマ・アドレス用チ
ャネル構体に関する。
【0002】
【従来技術】プラズマ・アドレス装置は種々の応用例が
あり、例えば、メガサンプル・アナログ・メモリ装置、
ビデオ・カメラ、液晶フラット表示パネル等に利用され
ている。このような装置は、ブザク(Buzak)等による
米国特許第4896149号(対応日本出願特開平1−
217396号)に開示されている。この特許の実施例
では、表示スクリーン上を横切る複数の平行チャネル内
にイオン化可能なガスを封入し、各チャネル内のガスを
選択的にイオン化(プラズマ化)し、そのチャネルに沿
った表示エレメントをアドレス指定する。ガスをイオン
化する構体として、基準電極、即ちアノードと、データ
・ストローブ電極、即ちカソードとが各チャネルの全長
に亘り設けられている。
【0003】チャネル内のガスがイオン化さている時、
そのチャネルと垂直に交差する複数のデータ・ラインに
データ信号が供給され、表示エレメントがアドレス指定
される。チャネル配列によって支持された液晶材料がデ
ータ信号に応じて駆動され、画像が表示される。
【0004】図4は、従来のプラズマ・アドレス構体の
一部分の分解斜視図である。ガラス製基板10の中に複
数の平行なチャネル12が形成され、各チャネルの断面
は略台形状であり、各チャネル内にはイオン化可能なガ
スが封入される。隣合うチャネル12の間は、2つの側
壁14と上端壁16で構成される支持構体18により分
離されている。これらの複数の支持構体18は液晶材料
及びその他部品を支える。ストローブ用の行電極、即ち
カソード20とグランド基準電極、即ちアノード22
は、各チャネル12の底面4上に配置されている。カソ
ード20及びアノード22は、比較的細くて薄い金属層
である。各カソード20は、データ・ストローブ回路
(図示せず)の対応する出力増幅器26から行ストロー
ブ信号を受け、そのチャネル12内に封入されたガスが
選択的にイオン化される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】図4の装置の問題点
は、ガラス基板10を用いているので、上述のチャネル
構体を形成する製造工程が複雑になるという点である。
上述のような従来のイオン化可能ガスを封入するチャネ
ル構体又はその他部品の形成技法によれば、チャネル1
2、カソード20又はアノード22の生成にはフォトリ
ソグラフィー技法があり、チャネル12、カソード20
又はアノード22の粗成形には、スパッタリング、蒸着
又はCVD技法等があり、これらの最終成形にはスクリ
ーン印刷技法が用いられる。プラズマ・アドレス構体に
好適なチャネル構体は、従来よりも簡単な製造方法で形
成することが望ましい。
【0006】本発明の目的は、より簡単に製造可能な構
造を有するプラズマ・アドレス用チャネル構体を提供す
ることである。
【0007】
【課題を解決する為の手段】本発明のプラズマ・アドレ
ス用チャネル構体は、製造方法が簡単な構造を有する。
本発明の第1の観点によれば、このチャネル構体は、
1及び図3に示すように、基板56と、この基板の主面
上に略平行に固着された複数のファイバ状支持部材88
と、透明基板の主面及びファイバ状支持部材と共に閉じ
たチャネル52を形成するように配置された透明シート
部材80、90とを具え、チャネルの各々の内部にイオ
ン化可能ガスが密封されている。また、本発明の第2の
観点によれば、チャネル構体は、図1に示すように、基
板56と、この基板の主面上に略平行に固着された複数
のファイバ状支持部材88と、基板の主面及びファイバ
状支持部材と共に閉じたチャネルを形成するように配置
された透明シート部材90と、各チャネルの基板の主面
又はファイバ状支持部材に固着されたワイヤ状アノード
電極92及びワイヤ状カソード電極94とを具え、チャ
ンネルの各々の内部にイオン化可能ガスが密封されてい
る。
【0008】
【実施例】本明細書において、「水平」及び「垂直」の
用語は、図2に図示した通りに使用される。すなわち、
「列」の方向は垂直方向(48a)であり、「行」の方
向は水平方向(48b)である。更に、「内側」という
用語は、所謂内側のコンポーネント又はコンポーネント
の一部分を示すのに使用し、例えば、あるコンポーネン
トの上側端面がそのコンポーネントの「内側」の面を意
味する場合は、そのコンポーネントの下側にある他のコ
ンポーネントの数より上側にある他のコンポーネントの
数の方が多い状態にあることを意味する。この場合、
「外側」の面は、そのコンポーネントの下側端面となる
ことは言うまでもない。
【0009】図2は、フラット表示パネル・システム4
0の構成を示す模式図である。表示パネル42は表示面
44を有する。複数の同一のデータ蓄積エレメント又は
表示エレメント46が長方形に配列されており、互いに
垂直方向48a及び水平方向48bに所定の距離だけ離
れて配置されている。
【0010】この配列内の各表示エレメント46は、垂
直の列電極50と水平の行に配列されたチャネル52と
の交差部分であり、これら列電極及び行チャネルは、共
に薄く且つ細く形成されている。表示エレメント46の
各チャネル52に沿った各行は、この実施例では表示デ
ータの水平1ラインを表している。図1は、本発明の好
適な第1実施例であり、図2の装置の一部分を示し、図
3は、本発明の好適な第2実施例であり、図2の装置の
一部分の切欠き斜視図である。なお、以下の説明におい
ては、これら本発明の第1及び第2実施例をまとめて説
明する。
【0011】図1、図2及び図3において、列電極50
とチャネル52の幅によって表示エレメント46の大き
さが決まる。列電極50は、第1の非導電性透明基板5
4の主面上に配置され、チャネル52は、第2の非導電
性透明基板56の主面内に切り込み形成されている。な
お、反射型表示装置、例えば、捻れネマチック液晶セル
ではなく、被包性の液晶セルの直視型又は投射型の表示
装置では透明基板は1つのみで十分であることは当業者
には容易に理解できよう。
【0012】ネマチック液晶のような電気光学材料の層
58が基板54と56の間に封入されている。基板56
に形成されたチャネル52の中にイオン化可能なガスが
封入される。薄膜誘電体層(透明シート部材)80は、
ガラス、マイカ、プラスチック等の絶縁体で形成され、
チャネル52内のイオン化可能ガスと液晶層58との間
の絶縁層として機能する。この誘電体層80がないと、
液晶材料がチャネル52の中に流れ込み、イオン化可能
ガス又は液晶材料の一方又は両方が汚染されてしまう。
固体又は被包性であり、高温耐性があり且つイオン化可
能ガスとの混濁を生じない電気光学材料を使用した場合
には、この誘電体層80を除去しても良い。
【0013】列電極50は、 データ・ドライバ64の
異なる出力増幅器62からの平行出力導体60のアナロ
グ電圧のデータ・ドライブ信号を夫々受ける。チャネル
52は、データ・ストローブ発生器70の異なる出力増
幅器68の平行出力導体66からパルス状のデータ・ス
トローブ信号を夫々受ける。画像を表示領域44の略全
域で同期させる為に、表示システム40には、走査コン
トローラ72が設けられ、データ・ドライバ64とデー
タ・ストローブ発生器70の動作が制御される。この結
果、各行の走査期間中に、その行の全ての列の表示エレ
メント46がアドレス指定される。
【0014】表示パネル42は、1対の略平行な電極構
体74を含み、これらの電極構体74は電気光学材料層
58及び誘電体層80によって離間されている。電極構
体74の基板54の内側表面82上には、酸化インジウ
ム・スズでの略平行な透明列電極50が縞状のパターン
状に形成されている。隣合う列電極50は互いに距離8
4だけ離間し、この距離84は、1行内の隣合う表示エ
レメント46の水平離間距離である。
【0015】図3及び図1に示しているように、チャネ
ル52は細長いファイバ88を電極構体76の基板56
の内側表面上に結合して形成しても良い。また、このチ
ャネル52には基準電極92及び行電極94も設けてい
る。この結果、チャネル52は、ファイバ88、基板の
内側表面86及び誘電体層80により形成されることに
なる。基板56は透明であることが望ましい。更に望ま
しくは、基板56は熱膨張係数が71E−7/℃〜75
E−7/℃(「E−7」は10の−7乗を意味する。)
の範囲のガラスで形成されたものが良い。本発明に好適
なガラス材料の一例は、市販されているスコット(Scho
tt)D−263ガラスである。基板56の寸法は任意で
あるが、例えば15.24cm×15.24cm(6イ
ンチ×6インチ)でも良い。
【0016】ファイバ88も適当な寸法と形状で良く、
量産に適した円筒形ファイバでも良い。これらのファイ
バの直径の一例は、約76μm(3mil)〜約152
μm(6mil)である。ファイバの長さは、表示面4
4の長さと略同じで良い。
【0017】本実施例のファイバ88はガラス又はそれ
に類似した材料で形成できるが、ガラスが好適である。
その際、ファイバのガラスの熱膨張係数は、チャネル5
2を形成する基板56の熱膨張係数値と同一又は近似さ
せる。本明細書の目的達成の為には、両者の熱膨張係数
の差を約2〜3CTE(熱膨張係数単位)以内とする。
【0018】各チャネル52の全長に沿って1対の電極
92及び94が基板内側表面86の上又はファイバ88
の表面上に配置されている。隣合うチャネル52は、相
互に距離96、すなわち円筒形ファイバ88の直径分だ
け離間している。この離間距離96は、チャネル52の
垂直方向の寸法も決定する。列電極50とチャネル52
との交差領域は表示エレメント46の大きさを決定し、
その様子を図3に点線部分46で示している。
【0019】行電極94は表示システムにおいてカソー
ドとして機能し、過酷な環境に晒されるので、荷電粒子
に対する耐久性が必要である。本発明に好適なカソード
(行電極)94は十分な強度と導電性を有する必要もあ
る。また、基板に結合されたときは、熱膨張係数は同じ
か約2CTE以内にあることも必要である。よって、こ
れらの条件を満足するような材料としては、ニッケル・
ワイヤ、トリウム化タングステンをコーティングした
銅、鉄ワイヤ、導電合金等で略同じ熱膨張係数の材料を
使用できる。このカソード行電極94に好適な市販の材
料は、例えばニューヨークのマテリアル・リサーチ社
(Material Research Corp.)から入手できる。
【0020】この表示システムにおいてアノードとして
機能する基準電極92は、図1に示すように、ファイバ
88の表面又は基板内側表面86に適当なワイヤを結合
して形成する。基準電極92は、カソードとして機能す
る行電極94程は動作中に過酷な環境に晒されることは
ない。本発明に好適なアノードである基準電極92は、
チャネル52の全長にわたり一様なプラズマ放電を得る
電流を維持できる性質及び強度を有し、基板に結合され
たとき、略同一の熱膨張係数(約2CTE以内)を有す
ることが必要である。よって、基準電極92は、銅、ア
ルミニウム、その他適当な合金等で、略同一の熱膨張係
数を有するもので形成可能である。好適なアノード基準
電極92の材料は、市販されており、例えば上述のマテ
リアル・リサーチ社から入手できる。
【0021】チャネル52の基準電極92は、図3に示
すように、グランド電位に固定可能な共通基準電位に接
続される。チャネル52の行電極94は、データ・スト
ローブ発生器70の異なる出力増幅器68に夫々接続さ
れている。基準電極92及び行電極94は、表示パネル
42の裏側で夫々基準電位源及びデータ・ストローブ発
生出力端66に接続されることが望ましい。
【0022】基準電極92は、動作状態において行電極
94の場合ほど過酷な環境に会わない。よって、基準電
極92を内側基板表面86上に導電材料でデポジション
形成しても良い。デポジション(堆積)技法は、本発明
の装置のチャネル構体の量産に好適である。基準電極9
2は、チャネル2の成形前、成形中又は成形後に基板
56上又はファイバ88上に堆積成形しても良い。基準
電極92成形するのにスクリーン・デポジション技法
を使用することは、本発明の実施に好適な製造方法の一
つである。
【0023】基準電極92は、ガスのイオン化に適する
ようにチャネル52の中で比較的大面積の導電表面を形
成した幅98を有する。この基準電極92の幅98の導
電表面領域は、チャネル52及び誘電体層80の非導電
構体に起因するイオン化ガスの消滅に打ち勝つので、ガ
スのイオン化状態が維持できる。
【0024】幅98を有する基準電極92と行電極94
は、チャネル52の底面部分の大部分を占める導電表面
領域である。この比較的大きな導電表面領域により、少
量のガスのイオン化(プラズマ)状態が維持される。よ
って、例えば直径の小さいファイバを用いることにより
各チャネル52の深さを浅く成形しても良いので、製造
が簡単になる上に、有効視野角の大きな表示パネル42
を実現することが出来る。
【0025】基準電極92を形成するのに適した透明導
電材料は、例えば、酸化インジウム・スズや金属又はニ
ッケル及び酸化インジウム・スズの混合体等を用いてチ
ャネルの全長に亘って導電性を維持するようにしても良
い。しかし、このような材料の導電性は比較的低い。よ
って、酸化インジウム・スズで形成し、且つ広めの幅9
8を有する基準電極92は、図示していないが、高導電
性の細い金属ストリップを酸化インジウム・スズの上に
被着して形成するようにしても良い。
【0026】または、厚膜スクリーニング技法を採用し
て基板表面86上にニッケルその他類似の材料の幅広の
ストリップを堆積成形しても良い。ファイバ88は、こ
の成形されたストリップの幅方向の略中央に配置され、
焼結サイクル中に基板が軟化するにつれてその位置で焼
結される。このような構成にすると、必要な処理ステッ
プ数が低減するという効果が生じ、1回の成形ステップ
によってファイバ88の何れかの側面に電極が成形さ
れ、ファイバ88はニッケル電極の上に固定される。電
極のアノード及びカソードの機能を交互に交換させるこ
とにより、チャネル52の全てがアノード及びカソード
の両方の機能を有し、電極及び接続の総数を上述の実施
例の半分にすることが出来る。しかし、この場合には、
チャネル52の駆動方法はより複雑になる。
【0027】チャネル52の成形は、例えば、ガラス・
ファイバ固着法のような種々の既知の技法により行え
る。ファイバ88は、任意の適当な方法により基板内側
表面86上に固着しても良い。同様に、基準電極92及
び行電極94を適当な方法により基板内側表面86又は
ファイバ88に結合する場合には、基準電極92と行電
極94とカバー・シート(透明シート部材)90とを分
離させ、電極92及び94を外部から電気的にアクセス
できるようにする。なお、図1の透明シート部材90
は、図3の透明シート部材(誘電体層)80に相当す
る。また、基準電極92と行電極94との間の離間距離
は、チャネル52の全長に亘って維持されることが望ま
しい。電極92及び94の場合と同様の接続技術を用い
てファイバ88を接続する場合には、これらのコンポー
ネントの接続順序は本発明にとっては重要ではない。
【0028】例えば、ガラス誘電体層又は適当な接着性
の有機混合物(例えば、エレクトロサイエンス・ラボラ
トリー社製の4032Cフリットのような接着剤)をき
れいな基板表面86上に乗せる。この接着剤を基板表面
86上に一様に塗るには、表面がきれいで塗色していな
いことが望ましい。更に、この接着剤は、処理後のプラ
ズマ即ち電離気体によるイオン衝撃によって分解しない
ことが望ましい。ファイバ88は、この接着剤が塗られ
た基板上に配置される。このファイバの配置をするに
は、例えば、ファイバ88を受ける機械成形された溝を
有する金属プレートを使用する等の適当な方法がある。
これらファイバ、接着剤及び基板の組立構体は、オーブ
ンの中で焼結され、加熱の後に冷却され、ファイバが基
板上に固着され、所望の構造となる。冷却後に金属プレ
ートその他の位置調整装置を取り外す。
【0029】ワイヤ状の電極92及び94を、同様のプ
ロセスで基板内側表面86又はファイバ88に結合して
も良い。ワイヤ状電極92及び94は、ファイバ88の
結合の前に結合しておくことが望ましい。
【0030】基準電極92又は行電極94を、外部との
電気的接触をする接触パッド(図示せず)に同様の方法
で結合しても良い。この場合、ガラス上のパッドか又は
ガラスに接続された回路基板上のパッドの何れかに対し
て電気的接触が行われる。これらの接触パッドは、アル
ミニウム、金、銀その他の金属等のような導電製の材料
が望ましい。本実施例では、液晶パネルのエッジ・シー
ル(図示せず)は、電極92又は94の上に直接配置す
るか、又は外部からパネルへの電気的アクセスをする為
のパッドに配置する。液晶セルのエッジ・シールは、周
辺シール(図1の9)の上の少し外側に配置するのが
好適である。周辺シール9は、ガラス・カバー90と
基板56との間を密封する。エッジ・シール及び周辺シ
ール9は、既知の技法で成形しても良い。液晶用エッ
ジ・シールの一例は、3M(Minnesota Mining and Man
ufacturing)社製の1838エポキシ樹脂であり、周辺
シールの一例は、オーエンス・イリノイ(Owens Illino
is)社製のXS1175M1がある。あるいは、基準電
極92又は行電極94を回路基板に直接接続し、コネク
タその他の接続部品を使用しても良い。
【0031】図1は、チャネル構体の構成を示す斜視図
であり、支持ファイバ88の右側に隣接して行電極(カ
ソード)94が配置され、行電極94は、夫々接触パッ
ド94′に電気的に接触している。これと対照的に、支
持ファイバ88の左側に隣接した基準電極(アノード)
92は、接触パッド92′に夫々電気的接触している。
この構造の代わりに、電極92及び94をチャネル52
の中でファイバ88と基板表面86の何れか一方又は両
方に結合させればどの位置に配置しても良い。基準電極
92及び行電極94は、何れもカバー・シート90に隣
接する位置には配置されないことが望ましい。これら基
準電極92及び行電極94の何れもカバー・シート90
に接触させないようにすることにより、クロストークを
低減し、それに付随する問題を解消する。実際に、基準
電極92及び行電極94は、カバー・シート90から出
来るだけ遠ざけるように配置するのが良い。電極とカバ
ー・シートとの距離が離れるにつれてクロストークが低
減するからである。脱気及びガス充填孔98が基板表面
86に設けられている。
【0032】チャネル52は、図3に示すように、プラ
ズマ液晶表示装置に適用される。更に、チャネル52
は、他の応用例や類似の装置に採用可能なチャネル構体
の一部分として利用しても良い。
【0033】本発明の実施例に好適な誘電体層80は、
透明であり、ガラス、ポリアミド・プラスチック、マイ
カその他類似の材料で形成される。好適な誘電体層80
は、支持ファイバ88と略同じ熱膨張係数を有し、その
誤差は約2CTE(熱膨張係数ユニット)の範囲内であ
る。誘電体層80の厚さの範囲は、約38μm(1.5
mil)〜約76μm(3mil)程度である。この誘
電体層80は、単一のシートか又は複数のシートの集合
体で構成され、その表面領域は表示面44に平行であ
り、その面積は表示面44より大きく、周辺シール96
の大きさに合わせてある。更に、誘電体層80は、適当
な方法により基板表面86に結合されている。
【0034】例えば、誘電体層80を周辺フリット・
ルを用いて基板表面86に封入しても良い。液晶パネ
ルを吸気し、大気圧よりかなり低い圧力(大気圧の5分
の1程度)まで内気圧を戻し時、外部圧力により、誘
電体層80の位置は保持され、ファイバ88の上側表面
に接触する。誘電体層80の一例は、スコット・ガラス
社(Schott Glass Company)のD−263−000ガラ
スで形成されたものである。
【0035】チャネル52の各々は、イオン化可能ガス
又はプラズマで満たされている。このガスはヘリウムを
含むことが望ましい。好適なガスの組成の一例は純粋な
ヘリウムである。表示エレメント46をアドレス指定す
るには、イオン化構造を用いてチャネル52のガスを選
択的にイオン化(プラズマ化)する。このイオン化構造
は、アノードとして機能する基準電極92とカソードと
して機能する行電極94を含んでいる。
【0036】各チャネル52に封入されたイオン化可能
ガスは、データ・ストローブ発生器70からの電圧に応
じて2つのスイッチ状態間で切り換わる電気スイッチと
して動作する。このスイッチにより基準電極92と液晶
材料層58との間が接続される。ストローブ信号が供給
されない時、チャネル52内のガスはイオン化せず、ス
イッチが非導通状態なのでスイッチはオフ状態である。
ストローブ信号が行電極94に印加されると、そのチャ
ネル52内のガスがイオン化(プラズマ化)され、導通
状態となるので、スイッチがオン状態となる。
【0037】より具体的に説明すると、電極構体76の
チャネル52に含まれるイオン化可能ガスは誘電体層8
0に通じており、ガスのイオン化により電極構体74と
基準電極92との間に導電路を形成する。ストローブ信
号を受けた行電極94のチャネル52内のプラズマ(イ
オン化ガス)は、導電状態(スイッチのオン状態)とな
って液晶材料層58の部分にグランド導電路を提供す
る。これによって、同時に列電極50から供給されるア
ナログ・データ電圧を液晶材料がサンプリングすること
が可能となる。ストローブ信号がオフとなってガスが非
導通となり、スイッチがオフ状態になると、その表示エ
レメント46の液晶材料層58にデータ・サンプル電圧
が保持される。このデータ・サンプル電圧は、その後の
画像フィールド期間中の新しいデータ電圧がプラズマ・
スイッチのオン状態の時に供給されるまで液晶材料層5
8の表示エレメント46に保持され続ける。上述の構成
によって、全ての表示エレメント46に略100%のデ
ューティ・サイクルの信号を供給することが可能にな
る。
【0038】以上本発明の好適実施例について説明した
が、本発明はここに説明した実施例のみに限定されるも
のではなく、本発明の要旨を逸脱することなく必要に応
じて種々の変形及び変更を実施し得ることは当業者には
明らかである。
【0039】
【発明の効果】本発明のプラズマ・アドレス用チャネル
構体は、基板上に複数のファイバ状支持部材を固着し
て、側壁及び上端壁から成るチャネル用支持構体を形成
、その上を透明シート部材で覆い、内部にイオン化可
能ガスを封入するように構成する。また、各チャネル内
のアノード電極及びカソード電極をワイヤ電極により形
成する。よって、従来と比較して製造工程が格段に簡単
化され、製造コスト低減及び信頼性の向上等に顕著な効
果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の構造を示す斜視図である。
【図2】本発明を利用するのに好適なプラズマ・アドレ
ス型フラット表示装置の構成を示す模式図である。
【図3】本発明の第2実施例であり、図2の装置の一部
分の構成を示す切り欠け斜視図である。
【図4】従来のチャネル構体の部分構造を示す斜視図で
ある。
【符号の説明】
56 板 88 ファイバ状支持部材80、 90 透明シート部材 92 アノード電極 94 カソード電極 96 周辺シール

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板と、 該基板の主面上に略平行に固着された複数のファイバ状
    支持部材と、上記基板の上記主面及び上記ファイバ状支持部材と共に
    閉じたチャネルを形成するように配置された透明 シート
    部材とを具え、上記チャネルの各々の 内部にイオン化可能ガスが密封さ
    れたことを特徴とするプラズマ・アドレス用チャネル構
    体。
  2. 【請求項2】 基板と、 該基板の主面上に略平行に固着された複数のファイバ状
    支持部材と、 上記基板の上記主面及び上記ファイバ状支持部材と共に
    閉じたチャネルを形成するように配置された透明シート
    部材と、 上記各チャネルの上記基板の主面又は上記ファイバ状支
    持部材に固着されたワイヤ状アノード電極及びワイヤ状
    カソード電極とを具え、 上記チャンネルの各々の内部にイオン化可能ガスが密封
    されたことを特徴とするプラズマ・アドレス用チャネル
    構体。
JP5234141A 1992-08-26 1993-08-26 プラズマ・アドレス用チャネル構体 Expired - Lifetime JP2739626B2 (ja)

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US93560992A 1992-08-26 1992-08-26
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JPH06222345A JPH06222345A (ja) 1994-08-12
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