JP2739393B2 - ハロゲン化銀写真感光材料 - Google Patents

ハロゲン化銀写真感光材料

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悟 戸田
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    • G03C1/00Photosensitive materials
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はハロゲン化銀写真感光材
料に関し、特に帯電防止剤により、帯電防止能と処理前
後に於けるカールや処理後の表面性状を改良したハロゲ
ン化銀写真感光材料に関する。
【0002】
【従来の技術】写真感光材料は一般に電気絶縁性を有す
る支持体および写真層から成っているので写真感光材料
の製造工程中ならびに使用時に同種または異種物質の表
面との間の接触摩擦または剥離をうけることによって静
電電荷が蓄積されることが多い。この蓄積された静電電
荷は多くの障害を引起すが、最も重大な障害は現像処理
前に蓄積された静電電荷が放電することによって感光性
乳剤層が感光し写真フィルムを現像処理した際に点状ス
ポット又は樹枝状や羽毛状の線斑を生ずることである。
【0003】これがいわゆるスタチックマークと呼ばれ
ているもので写真フィルムの商品価値を著しく損ね、場
合によっては全く商品価値を失なわせしめる。この現象
は現像してみて初めて明らかになるもので非常に厄介な
問題の一つである。またこれらの蓄積された静電電荷は
処理前や処理後のフィルム表面へ塵埃が付着したり、塗
布が均一に行なえないなどの第2次的な故障を誘起せし
める原因にもなる。
【0004】かかる静電電荷は前述したように写真感光
材料の製造および使用時にしばしば蓄積されるのである
が例えば製造工程に於ては写真フィルムとローラーとの
接触摩擦あるいは写真フィルムの巻取り、巻戻し工程中
での支持体面と乳剤面の剥離等によって発生する。また
はX−レイフィルムの自動撮影機中での機械部分あるい
は螢光増感紙との間の接触剥離等が原因となって発生す
る。その他包装材料との接触などでも発生する。
【0005】かかる静電電荷の蓄積によって誘起される
写真感光材料のスタチックマークは写真感光材料の感度
の上昇および処理速度の増加によって顕著となる。特に
最近においては、写真感光材料の高感度化および高速塗
布、高速撮影、高速自動現像処理化等の苛酷な取り扱い
を受ける機会が多くなったことによって一層スタチック
マークの発生が出易くなっている。
【0006】これらの静電気による障害をなくすために
は写真感光材料に帯電防止剤を添加することが好まし
い。しかしながら、写真感光材料に利用できる帯電防止
剤は、他の分野で一般に用いられている帯電防止剤がそ
のまま使用できる訳ではなく、写真感光材料に特有の種
々の制約を受ける。
【0007】即ち写真感光材料に利用し得る帯電防止剤
には帯電防止性能が優れていることの他に、例えば写真
感光材料の感度、カブリ、粒状性、シャープネス等の写
真特性に悪影響を及ぼさないこと、写真感光材料の膜強
度に悪影響を与えないこと(すなわち摩擦や引掻きに対
して傷が付き易くならないこと)、耐接着性に悪影響を
及ぼさないこと(すなわち写真感光材料の表面同志或い
は他の物質の表面とくっつき易くなったりしないこ
と)、写真感光材料の処理液の疲労を早めないこと、写
真感光材料の各構成層間の接着強度を低下させないこと
等々の性能が要求され、写真感光材料へ帯電防止剤を適
用することは非常に多くの制約を受ける。
【0008】静電気による障害をなくすための一つの方
法は感光材料表面の電気伝導性を上げて蓄積電荷が放電
する前に静電電荷を短時間に散逸せしめるようにするこ
とである。したがって、従来から写真感光材料の支持体
や各種塗布表面層の導電性を向上させる方法が考えら
れ、その一つにイオン性ポリマーの利用が試みられてき
た。
【0009】例えば、特公昭57−53587号、同5
7−15375号、西独国特許第1,745,061
号、特公昭49−23827号、同55−14415
号、同55−15267号、特開昭48−89979
号、米国特許第2,279,410号、同第3,79
1,831号、特公昭47−28937号にはカルボキ
シル基を有する(アニオン)ポリマーを写真感光材料の
帯電防止に利用する試みが開示されている。
【0010】しかし、これらのポリマーは水可溶性であ
って、これらのポリマーを必要な帯電防止性を得るのに
十分な量添加したハロゲン化銀写真感光材料を現像処理
すると、これらのポリマーの(水性の)現像処理液への
溶出により、現像処理液中に蓄積し、その後に現像処理
されるハロゲン化銀写真感光材料を汚染したり、ハロゲ
ン化銀写真感光材料表面に微小な溶出痕を残してハロゲ
ン化銀写真感光材料に曇りを生ぜしめたりするなどの問
題があった。
【0011】又、これらのポリマーが添加されたハロゲ
ン化銀写真感光材料の層から、これらのポリマーは他の
層へ拡散してしまい帯電防止性能が著しく低下してしま
うという問題も有していた。
【0012】このような問題を解決するために、アニオ
ン性基を有するエチレン性不飽和単量体と架橋ラテック
ス化する試みが従来幾つかなされてきている。例えば米
国特許4,301,240号には、下記(a)、(b)
の方法で、架橋重合体化を行うことができることが開示
されており、水溶性のアニオン性重合体に関する上記の
諸問題を解決することが可能となった。
【0013】(a)アクリル酸又はメタクリル酸を架橋
モノマーと共にアルカリ及び乳化剤の存在下で油中水型
の逆相乳化重合を行なって架橋重合体の分散物としたの
ち該分散物を破壊し、そしてこの重合体粒子を水中に再
分散する方法。
【0014】(b)アクリル酸又はメタクリル酸の短鎖
脂肪族エステルを架橋モノマーと共に乳化剤の存在下で
水中油型の(順相)乳化重合を行なったのち、アルカリ
を添加してアクリル酸又はメタクリル酸の短鎖脂肪族エ
ステル部分をケン化する方法。
【0015】しかしながら、上記何れの方法も製造が厄
介であり、しかも製造コストが極めて高価となる欠点を
もっている。すなわち(a)の方法では、逆相乳化重合
する際に多量の有機溶剤を必要とするし、更に、該分散
物を破壊しそしてそののちに重合体粒子を水中に再分散
させる操作が必要である。
【0016】一方(b)の方法ではアクリル酸またはメ
タクリル酸の短鎖脂肪族エステルをケン化するに高温で
長時間加熱攪拌を続ける必要がある。前記特許(米国特
許第4,301,240号)の実施例によると125℃
の高温で45時間の長時間を必要とする。
【0017】このように、上記何れの方法も操作が厄介
であり、しかも製造コストが極めて高くなる。該架橋重
合体の製造コストが高くなれば当然、該架橋重合体を使
用する写真感光材料の製造コストも高くなり、それだけ
商品としての価値は損なわれることとなる。従って、該
架橋重合体を安価に製造することが強く要請される。
【0018】この問題に対し、特開昭61−29635
2号には、カルボキシル基を有するモノマー(例えばア
クリル酸、メタクリル酸)を架橋性モノマーとともに、
直接水中油型(順相)の乳化重合を行い、アルカリ添加
で中和することにより、架橋重合体分散物とする手段が
開示されている。この方法では、製造コストも安く、ま
た処理時の膜剥がれ等の問題のない優れた帯電防止性能
を有する重合体を得ることができる。
【0019】しかしながら、上記の素材を(特に、ハロ
ゲン化銀乳剤層と反対側の層に)帯電防止剤として用い
た場合、現像処理後のフィルムのカールが大きくなり、
ローラー搬送型自動現像機ではフィルムに折れが生じ問
題となる場合があることが判明した。水溶性モノマーで
あるアクリル酸、メタクリル酸を(順相)乳化重合で架
橋ラテックスとするためには、多量の疎水性架橋モノマ
ーが必要である。このため生成するラテックス粒子は高
度に架橋されている。
【0020】このような架橋アニオンラテックス分散物
を帯電防止剤として、バック層に適用した場合、現像処
理を行うとハロゲン化銀乳剤層側に対してバック面側の
膜膨潤が著しく小さい為にカール(表裏の伸びの差によ
って生ずるフィルムの湾曲)が生じるものと考えられ
る。写真感光材料は、処理後だけではなく、感光材料の
保存時において種々の温度、湿度変化に対するカールが
起こらないことが必要であるため、もし、処理後のカー
ル対策のため、例えば、バック層のゼラチンの量を増や
したり、乳剤層側の硬膜度を上げる等の対策をとると、
保存時のカールが問題となってしまう。
【0021】また、疎水性架橋モノマー量の低減化は、
帯電防止剤含有層の高膨潤化及びカール防止にはある程
度効果があるものの、架橋粒子化される酸成分の量が減
少し結果として、水溶性ポリマーの割合が増えてしまう
ため、前記の水溶性ポリマーに基づく問題点が顕在化す
るという欠点を有していた。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、第1
に保存時及び現像処理後のカール性が良好でかつ十分に
帯電防止されたハロゲン化銀写真感光材料を提供するこ
とにある。本発明の目的は第2に、現像処理時のスカム
発生や感光材料表面の溶出痕の問題がなく、かつ塗設し
たときの膜強度が良好な帯電防止剤及び該帯電防止剤を
含有するハロゲン化銀写真感光材料を提供することにあ
る。
【0023】本発明の目的は第3に、製造が容易で製造
コストが安価な帯電防止剤及び該帯電防止剤を含有する
ハロゲン化銀写真感光材料を提供することにある。
【0024】
【問題点を解決するための手段】本発明の上記の目的
は、支持体上に少くとも1層の感光性ハロゲン化銀乳剤
層を有し、かつ、下記一般式〔I〕で表されるアニオン
性架橋重合体分散物、及び一般式〔II〕で表されるアニ
オン性の水溶性重合体を含有することを特徴とするハロ
ゲン化銀写真感光材料によって達成された。 一般式〔I〕
【0025】
【化3】
【0026】一般式〔II〕
【0027】
【化4】
【0028】式中Aは、少なくとも2個の共重合可能な
エチレン性不飽和基を有する架橋性モノマーを共重合し
た繰返し単位を表す。B、Eは共重合可能なエチレン性
不飽和モノマーを共重合したモノマー単位を表す。R1
は水素原子、置換または無置換の低級アルキル基、ハロ
ゲン原子を表す。Lは2〜4価の連結基を表し、Mは水
素原子もしくは陽イオンを表す。mは0または1を表
し、nは1、2または3を表す。
【0029】Dは、N,N−ジメチルアクリルアミド、
N−アクリロイルモルホリン、N−アクリロイルピペリ
ジンから選ばれる少くとも1種を共重合したモノマー単
位を表す。x、y、z、x′、y′、z′は各モノマー
成分の重量百分率を表し、xは1ないし70、yは0な
いし50、zは25ないし90、x′は1ないし99、
y′は0ないし50、z′は1ないし99の値をとる。
ここでx+y+z=100、x′+y′+z′=100
である。
【0030】以下に本発明の一般式〔I〕、一般式〔I
I〕で表される化合物について詳細に説明する。Aで表
される繰返し単位を与える、共重合可能なエチレン性不
飽和モノマーの好ましい例としては、メチレンビスアク
リルアミド、エチレンビスアクリルアミド、ジビニルベ
ンゼン、エチレングリコールジメタクリレート、ジエチ
レングリコールジメタクリレート、トリエチレングリコ
ールジメタクリレート、エチレングリコールジアクリレ
ート、ジエチレングリコールジアクリレート、1,6−
ヘキサンジオールジアクリレート、ネオペンチルグリコ
ールジメタクリレート、テトラメチレンジメタクリレー
ト等であり、このうち、ジビニルベンゼン、エチレング
リコールジメタクリレートが特に好ましい。
【0031】次に一般式〔I〕、一般式〔II〕におけ
【0032】
【化5】
【0033】で表される繰返し単位を与えるアニオン性
単量体について以下に述べる。R1 には水素原子又はメ
チル基、エチル基、n−プロピル基などの無置換アルキ
ル基、カルボキシメチル基などの置換アルキル基があげ
られる。これらのうち水素原子、メチル基又はカルボキ
シメチル基が好ましい。
【0034】Lは2価、3価又は4価の連結基であり、
2価の連結基の場合には−Q−、3、4価の連結基の場
合には各々
【0035】
【化6】
【0036】が好ましい。ここでQは2価の連結基であ
り、その例はアルキレン基(例えばメチレン基、エチレ
ン基、トリメチレン基)、アリーレン基(例えばフェニ
レン基)、−COO−X−(但し、Xは炭素原子数1〜
約6個のアルキレン基又はアリーレン基を表わす。以下
同じ)(例えば−COOCH2 CH2 −)、
【0037】−COO−X−OCO−(例えば、−CO
OCH2 CH2 OCO−)、−OCO−X−(例えば−
OCOCH2 CH2 −)、−OCO−X−COO−(例
えば−OCOCH2 CH2 CH2 CH2 COO−)、−
CONH−X−(例えば−CONH−C6 4 (p)
−)、−CONH−X−NHCO−(例えば−CONH
CH2 CH2 NHCO−)、−CONH−X−OCO−
(例えば−CONHCH2 CH2 OCO−)等を挙げる
ことができる。
【0038】mは0又は1である。nは1、2又は3で
ある。Mは水素原子もしくは陽イオンを表す。陽イオン
としては、アルカリ金属イオン(ナトリウムイオン、カ
リウムイオン)、アンモニウムイオン(例えばトリメチ
ルアンモニウムイオン、トリエチルアンモニウムイオ
ン、トリブチルアンモニウムイオン)等を挙げることが
できるが、アルカリ金属イオンが特に好ましい。
【0039】このようなアニオン性単量体の具体例とし
ては、アクリル酸、メタクリル酸、イタコン酸、p−ビ
ニル安息香酸、無水マレイン酸、
【0040】
【化7】
【0041】
【化8】
【0042】等をあげることができる。このうち、常温
で蒸留水に可溶なものが特に好ましい。このようなアニ
オン性単量体としては、アクリル酸、メタクリル酸、イ
タコン酸、
【0043】
【化9】
【0044】等を挙げることができる。
【0045】これらのアニオン性基を有するモノマー
は、その塩、例えば、アルカリ金属塩(たとえば、N
a、K塩)、アンモニウム塩(例えば、アンモニア、メ
チルアミン、ジメチルアミン等との塩)の形で重合に供
することも可能である。一般式〔I〕、一般式〔II〕で
用いられる−COOMを含有するモノマーは、同じでも
異なってもよく、また各々2種類以上用いてもかまわな
い。
【0046】Bで表されるエチレン性不飽和モノマーと
しては、エチレン、プロピレン、1−ブテン、イソブテ
ン、スチレン、α−メチルスチレン、ビニルケトン、脂
肪族酸のモノエチレン性不飽和エステル(例えば酢酸ビ
ニル、酢酸アリル)、エチレン性不飽和のモルカルボン
酸もしくはジカルボン酸のエステル
【0047】(例えばメチルメタクリレート、エチルメ
タクリレート、n−ブチルメタクリレート、n−ヘキシ
ルメタクリレート、シクロヘキシルメタクリレート、ベ
ンジルメタクリレート、n−ブチルアクリレート、n−
ヘキシルアクリレート、2−エチルヘキシルアクリレー
ト)モノエチレン性不飽和化合物(例えばアクリロニト
リル)またはジエン類(例えばブタジエン、イソプレ
ン)等を挙げることができるが、これらに限定されるも
のではない。
【0048】Eで表されるエチレン性不飽和モノマーと
しては、一般式〔II〕で表される重合体の水溶性を損ね
ず、また、帯電防止性やカール性を損ねない範囲で、上
記のBで表されるエチレン性不飽和モノマーを用いても
良いが、特に好ましいのは、常温で蒸留水に可溶なモノ
マーである。
【0049】このようなモノマーとしては、アクリルア
ミド、メタクリルアミド、N−メチルアクリルアミド、
N−メタクリロイルモルホリン等のアクリルアミド類、
N−ビニルピロリドン、N−ビニルカプロラクタム等の
N−ビニル環状化合物、
【0050】2−ヒドロキシエチルアクリレート、2−
ヒドロキシエチルメタクリレート、2−ヒドロキシプロ
ピルメタクリレート、2−メトキシエチルアクリレー
ト、
【0051】
【化10】
【0052】2−メタンスルホンアミドエチルアクリレ
ート等のアクリル酸ないしはメタクリル酸のエステル、
2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸及
びその塩、スチレンスルホン酸塩、スチレンスルフィン
酸塩、等の−COOH基以外のアニオン性官能基を有す
るモノマーを挙げることができる。
【0053】Dは、N,N−ジメチルアクリルアミド、
N−アクリロイルモルホリン、N−アクリロイルピペリ
ジンから選ばれる少くとも1種を共重合したモノマー単
位を表す。
【0054】x、y、z、x′、y′、z′は各モノマ
ー成分の重量百分率を表す。xは1ないし70、好まし
くは10ないし60、yは0ないし50、好ましくは0
ないし30、zは25ないし90、好ましくは50ない
し90であり、x′は1ないし99、好ましくは5ない
し95、y′は0ないし50、好ましくは0ないし3
0、z′は1ないし99、好ましくは5ないし95の値
をとる。ここでx+y+z=100、x′+y′+z′
=100である。
【0055】以下に、本発明の一般式〔I〕で表される
重合体分散物の製法について説明する。
【0056】本発明の一般式〔I〕で表される化合物
は、一般に上記のAで表されるエチレン性不飽和基を少
なくとも2個含有する共重合可能なモノマーと必要に応
じてBで表されるエチレン性不飽和モノマー、及び少な
くとも1個のアニオン性官能基を有するエチレン性不飽
和モノマーを一般によく知られている乳化重合法を用い
て合成することができるが特に好ましいのは加熱した水
中にモノマー及び重合開始剤を同時に添加する方法であ
る。この方法については特開昭61−296352号に
詳細に記載されている。重合開始剤としては、一般のラ
ジカル重合開始剤を用いることができるが水溶性の開始
剤が特に好ましい。
【0057】水溶性の重合開始剤としては過硫酸塩類や
アゾ系のものが知られているが、過硫酸カリウムなどの
ような過硫酸塩類が特に良い結果を与える。重合開始剤
の使用量はモノマーに対して0.05〜5重量パーセン
ト、好ましくは0.1〜1.0重量パーセントである。
【0058】製造されるアニオン性架橋重合体は荷電を
持っており、水中で比較的安定に分散して存在するた
め、水中に界面活性剤を加える必要がないことが多い
が、補助的に界面活性剤を加えてアニオン性架橋重合体
の水中における分散状態を安定化することもできる。以
下に本発明に使用できる界面活性剤の例をあげるが、使
用できる界面活性剤がこれらに限定されるものではない
ことは言うまでもない。
【0059】
【化11】
【0060】重合温度は重要な製造条件の1つである。
重合温度は通常は50〜80℃で行なわれることが多
い。一般式〔I〕の化合物の場合、50〜80℃で重合
することも可能であるが、このような条件下では水、有
機溶剤に非分散、非溶解の凝集物が多量副生してしまう
ため、これらの除去を完全に行なわなければ面状の良好
な塗布物を形成することが不可能となる。これらの凝集
物の除去は除去のための費用及び収率低下によるアニオ
ン性架橋重合体の価格上昇をもたらすため重合温度は高
い方が好ましい。
【0061】しかしながら水中での重合であるための制
約から通常は85〜98℃で重合が望ましい。また重合
設備を工夫してさらに高温で重合することも可能であ
る。
【0062】重合体中のアニオン性官能基を塩の形で用
いる場合、モノマーを塩の形として重合を行ってもよい
し、重合後の塩基性化合物を添加してもよいが、重合後
に塩基性化合物を添加するのが特に好ましい。最終的に
得られる一般式〔I〕で表される重合体分散物のうちM
がアルカリ金属またはアンモニウムイオン等の塩構造と
なっている割合は、好ましくは全−COOMのうち70
ないし100モル%である。
【0063】以下に、本発明の一般式〔I〕で表される
重合体及びその合成例を示すが本発明はこれらに限定さ
れない。重合体例に記載されている共重合比率は重量百
分率化を示す。またMの比率はモル比を表す。
【0064】
【化12】
【0065】
【化13】
【0066】合成例 架橋重合体P−1の合成 攪拌機、還流冷却器、滴下漏斗、温度計を装着した三ツ
口フラスコに乳化剤としてドデシルベンゼンスルホン酸
ナトリウム72%メタノール溶液を1.5g、蒸留水1
300mlを加えて、窒素気流下、内温95〜97℃に加
熱攪拌した。アクリル酸120g(1.67mol)、エチ
レングリコールジメタクリレート80g(0.40mol)
のモノマー混合液と、過硫酸カリウム14.0g
【0067】(0.05mol)を蒸留水400mlに溶解し
た水溶液とを同時に150分間で滴下し、乳化重合し
た。滴下終了後さらに内温95〜97℃で90分間重合
した。約80℃に冷却後、水酸化ナトリウム53.3g
(1.33mol)を蒸留水200mlに溶解後、加えて中和
を行なった。室温まで冷却後、砂状の凝集物を濾別し、
架橋重合体例1の水分散物2170g(固型分濃度1
1.3wt%)を得た。粘度は7cp(25℃)、pH
は6.3であった。他の例示重合体も、合成例1と同様
の方法で合成した。
【0068】本発明の一般式〔II〕で表される重合体
は、一般によく知られているラジカル重合法(例えば、
大津隆行、木下雅悦共著「高分子合成の実験法」化学同
人、昭和47年刊、124〜154頁などに詳しい。)
によって行えば良いが、特に溶液重合法を用いるのが好
ましい。
【0069】溶液重合法を用いる場合は、各モノマーを
適当な溶媒(例えば水、あるいは水と水に混和しうる有
機溶媒(例えば、メタノール、エタノール、アセトン、
N,N−ジメチルホルムアミドなど)との混合溶媒)に
溶解した後、重合反応を行ってもよいし、また、各モノ
マーを溶液中に滴下しながら重合反応を行ってもよい。
その際滴下液中に、適当な補助溶媒(上記に同じ)を用
いても構わない。
【0070】上記の溶液重合は、通常のラジカル開始剤
(例えば、2,2′−アゾビス(2−アミジノプロパ
ン)二塩酸塩のようなアゾ系開始剤、過硫酸カリウムの
ような過酸化物開始剤)を用いて、一般に30℃ないし
約100℃、好ましくは60℃ないし約95℃の温度で
行われる。
【0071】以下に本発明の一般式〔II〕で表される重
合体及びその合成例を示すが、本発明はこれらに限定さ
れない。重合体例に記載されている共重合比率は、重合
百分率比を表し、Mの比率はモル比を表す。
【0072】
【化14】
【0073】
【化15】
【0074】
【化16】
【0075】合成例2 (例示化合物Q−4の合成) 攪拌装置、温度計、還流冷却管を装着した3リットル三
ツ口フラスコに蒸留水1.74リットルを入れ、窒素気
流下、95℃に加熱攪拌した。過硫酸カリウム0.83
5gを蒸留水50mlに溶解したものを投入した後、過硫
酸カリウム1.67g、蒸留水100ml、アクリル酸1
20g(1.67mol)およびジメチルアクリルアミド8
0g(0.81mol)の混合溶液をそれぞれ定速滴下装置
(HEIDON社製ロボポンプ3K−45A)を用いて
1時間にわたり滴下した。
【0076】滴下終了の30分後に再び過硫酸カリウム
1.67gを蒸留水50mlに溶解したものを添加し、9
5℃で3時間攪拌を続けた。室温まで冷却の後、水酸化
ナトリウム50.5g(1.26mol)と蒸留水200ml
に溶かしたものを添加し、室温で30分攪拌し、濾過し
て化合物Q−4の水溶液2.36kgを得た。得られたポ
リマー溶液は、固型分9.99重量パーセント、25℃
における溶液粘度23cp、pH=6.3であった。そ
の他の水溶液ポリマーも同様な手法で合成を行った。
【0077】一般式〔I〕および一般式〔II〕で表され
る化合物の使用比率は、一般式〔I〕の化合物が合計の
60〜99wt%である事が好ましく特に75〜95w
t%である事が好ましい。一般式〔I〕、一般式〔II〕
で表される化合物の合計の使用量は一般に写真感光材料
の1m2あたり0.1〜20gが好ましく特に1〜5gが
好ましい。帯電防止層中の一般式〔I〕、一般式〔II〕
で表される化合物の量は10〜90wt%が好ましく特
に30〜60wt%が好ましい。帯電防止層中のゼラチ
ンの量は10〜90wt%が好ましく特に40〜70w
t%が好ましい。硬膜剤添加量は、ゼラチン1gあたり
1.0×10-5〜1.0×10-3mol が好ましく、特に
5.0×10-5〜3.0×10-4mol が好ましい。
【0078】
【実施例】以下に本発明の実施例を記載する。
【0079】実施例1 セルローストリアセテートフィルム支持体の片面にバッ
ク層各層と反対側に感光性層を含む各層よりなる多層ハ
ロゲン化銀カラー感光材料を作成した。 (バック層組成)各成分に対応する数字はg/m2単位で
表した塗布量を示す。 第1層 バインダー:ゼラチン 0.45 塗布剤 :p−ドデシルベンゼンスルホン 酸ソーダ 1.6×10-3 第2層 バインダー:ゼラチン 3.72 塗布剤 :p−ドデシルベンゼンスルホン 酸ソーダ 0.011 帯電防止剤:表1記載 2.96 増粘剤 :ポリスチレンスルホン酸ソーダ 0.028 第3層 バインダー:ゼラチン 0.96 マット剤 :ポリメチルメタクリレート(平 均粒径2.5μ) 0.094 塗布剤 :ジオクチルスルホサクシン酸ソ ーダ 0.075 含フッ素界面活性剤 6.4×10-3
【0080】
【化17】
【0081】 硬膜剤 :ビス(ビニルスルホニルメチル) エーテル 0.20
【0082】以上のようにバック面を塗布した試料の反
対側面に、下記に示すような組成の各層を重層塗布し
た。
【0083】(感光層組成)各成分に対応する数字は、
g/m2単位で表した塗布量を示し、ハロゲン化銀につい
ては、銀換算の塗布量を示す。ただし増感色素について
は、同一層のハロゲン化銀1モルに対する塗布量をモル
単位で示す。
【0084】(試料101) 第1層(ハレーション防止層) 黒色コロイド銀 銀 0.18 ゼラチン 1.40
【0085】第2層(中間層) 2,5−ジ−t−ペンタデシルハイドロキノン 0.18 EX−1 0.18 EX−3 0.020 EX−12 2.0×10-3 U−1 0.060 U−2 0.080 U−3 0.10 HBS−1 0.10 HBS−2 0.020 ゼラチン 1.04
【0086】第3層(第1赤感乳剤層) 乳剤A 銀 0.25 乳剤B 銀 0.25 増感色素I 6.9×10-5 増感色素II 1.8×10-5 増感色素III 3.1×10-4 EX−2 0.17 EX−10 0.020 EX−14 0.17 U−1 0.070 U−2 0.050 U−3 0.070 HBS−1 0.060 ゼラチン 0.87
【0087】第4層(第2赤感乳剤層) 乳剤G 銀 1.00 増感色素I 5.1×10-5 増感色素II 1.4×10-5 増感色素III 2.3×10-4 EX−2 0.20 EX−3 0.050 EX−10 0.015 EX−14 0.20 EX−15 0.050 U−1 0.070 U−2 0.050 U−3 0.070 ゼラチン 1.30
【0088】第5層(第3赤感乳剤層) 乳剤D 銀 1.60 増感色素I 5.4×10-5 増感色素II 1.4×10-5 増感色素III 2.4×10-4 EX−2 0.097 EX−3 0.010 EX−4 0.080 HBS−1 0.22 HBS−2 0.10 ゼラチン 1.63
【0089】第6層(中間層) EX−5 0.040 HBS−1 0.020 ゼラチン 0.80
【0090】第7層(第1緑感乳剤層) 乳剤A 銀 0.15 乳剤B 銀 0.15 増感色素IV 3.0×10-5 増感色素V 1.0×10-4 増感色素VI 3.8×10-4 EX−1 0.021 EX−6 0.26 EX−7 0.030 EX−8 0.025 HBS−1 0.10 HBS−3 0.010 ゼラチン 0.63
【0091】第8層(第2緑感乳剤層) 乳剤C 銀 0.45 増感色素IV 2.1×10-5 増感色素V 7.0×10-5 増感色素VI 2.6×10-4 EX−6 0.094 EX−7 0.026 EX−8 0.018 HBS−1 0.16 HBS−3 8.0×10-3 ゼラチン 0.50
【0092】第9層(第3緑感乳剤層) 乳剤E 銀 1.20 増感色素IV 3.5×10-5 増感色素V 8.0×10-5 増感色素VI 3.0×10-4 EX−1 0.013 EX−11 0.065 EX−13 0.019 HBS−1 0.25 HBS−2 0.10 ゼラチン 1.54
【0093】第10層(イエローフィルター層) 黄色コロイド銀 銀 0.050 EX−5 0.080 HBS−1 0.030 ゼラチン 0.95
【0094】第11層(第1青感乳剤層) 乳剤A 銀 0.080 乳剤B 銀 0.070 乳剤F 銀 0.070 増感色素VII 3.5×10-4 EX−8 0.042 EX−9 0.72 HBS−1 0.28 ゼラチン 1.10
【0095】第12層(第2青感乳剤層) 乳剤G 銀 0.45 増感色素VII 2.1×10-4 EX−9 0.15 EX−10 7.0×10-3 HBS−1 0.050 ゼラチン 0.78
【0096】第13層(第3青感乳剤層) 乳剤H 銀 0.77 増感色素VII 2.2×10-4 EX−9 0.20 HBS−1 0.070 ゼラチン 0.69
【0097】第14層(第1保護層) 乳剤I 銀 0.20 U−4 0.11 U−5 0.17 HBS−1 5.0×10-2 ゼラチン 1.00
【0098】第15層(第2保護層) H−1 0.40 B−1(直径 1.7μm) 5.0×10-2 B−2(直径 1.7μm) 0.10 B−3 0.10 S−1 0.20 ゼラチン 1.20
【0099】更に、全層に保存性、処理性、圧力耐性、
防黴・防菌性、帯電防止性及び塗布性をよくするため
に、W−1、W−2、W−3、B−4、B−5、F−
1、F−2、F−3、F−4、F−5、F−6、F−
7、F−8、F−9、F−10、F−11、F−12、
F−13及び、鉄塩、鉛塩、金塩、白金塩、イリジウム
塩、ロジウム塩が含有されている。
【0100】
【表1】
【0101】
【化18】
【0102】
【化19】
【0103】
【化20】
【0104】
【化21】
【0105】
【化22】
【0106】
【化23】
【0107】
【化24】
【0108】
【化25】
【0109】
【化26】
【0110】
【化27】
【0111】
【化28】
【0112】
【化29】
【0113】
【化30】
【0114】以上のごとく重層塗布して以下の試料1〜
30を作成した。
【0115】試料1は、バック面第2層中の帯電防止剤
を等重量のゼラチンに置き替えて作成した。試料2〜3
0は表2〜4に示すような帯電防止剤を用いて作成し
た。このうち、重合体例1〜3は請求項1の一般式〔I
I〕に含まれる化合物、重合体例4〜7は一般式〔I〕
に含まれる化合物である。試料15〜18についてのみ
硬膜剤塗布量を1/2 に減じて塗布を行った。
【0116】(帯電防止性の判定法)帯電防止能は表面
抵抗率及びスタチックマーク発生の測定によって決め
た。表面抵抗率は試料の試験片をフィルムのバック面
を上にして、電極間隔0.14cm、長さ10cmの真鍮製
電極(試験片と接する部分はステンレス使用)に挟さ
み、タケダ理研製絶縁計TR8651型で1分値を測定
する。スタチックマーク発生試験は、ゴムシート上に
未露光感光材料の乳剤面を下向きにして、上からゴムロ
ーラーで圧着後、剥離することによりスタチックマーク
を発生させる方法によった。これを現像し、スタチック
マークの発生量を調べた。調湿条件は表面抵抗率、スタ
チックマーク測定試験ともに25℃、25%RHで行っ
た。なお試験片の調湿は前記条件で一昼夜行った。スタ
チックマークの評価は、 A:スタチックマークの発生なし B:スタチックマークわずかに発生 C:スタチックマーク全面に発生 の3段階で行った。
【0117】(膜の膨潤率の測定法)試験片を38℃の
現像液(実施例1の現像液)中に2分間浸漬後、膨潤し
た膜の厚味を測定し、膜の膨潤率を次式により算出し
た。 膨潤率=膨潤した膜の厚み/膨潤させる前の膜の厚み ここで膨潤した膜の厚味は、J.Photographic Sciience
20、205〜210(1972)に記載の方法で測定
した。
【0118】(ローラー搬送型自現機での搬送テスト)
試験片を2B(120サイズ)に加工し、乾燥ゾーンに
フィルムを押さえローラーがないタイプのローラー搬送
型自現機(ノーリツ製QSS−B9L)を用いて搬送テ
ストを行った。評価はフィルムの傷の程度により A、傷なし B、フィルムの端に傷発生 C、フィルムに激しく折れ発生。 の3段階で行った。
【0119】(帯電防止剤の溶出痕の判定法)試験片を
後述の処理方法(A)にて処理を行った後、面状検査を
行った。溶出痕の適度については A:溶出痕の発生なし B:溶出痕の発生わずかに認められる C:溶出痕一面に発生 の3段階で行った。
【0120】
【0121】 (発色現像液) (単位g) ジエチレントリアミン五酢酸 1.0 1−ヒドロキシエチリデン−1,1−ジホスホ ン酸 3.0 亜硫酸ナトリウム 4.0 炭酸カリウム 30.0 臭化カリウム 1.4 ヨウ化カリウム 1.5ml ヒドロキシルアミン硫酸塩 2.4 4−(N−エチル−N−β−ヒドロキシエチル アミノ)−2−メチルアニリン硫酸塩 4.5 水を加えて 1.0リットル pH 10.05
【0122】 (漂白液) (単位g) エチレンジアミン四酢酸第二鉄アンモニウム二 水塩 120.0 エチレンジアミン四酢酸二ナトリウム塩 10.0 臭化アンモニウム 100.0 硝酸アンモニウム 10.0 漂白促進剤 0.005モル
【0123】
【化31】
【0124】 アンモニア水(27%) 15.0ml 水を加えて 1.0リットル pH 6.3
【0125】 (漂白定着液) (単位g) エチレンジアミン四酢酸第二鉄アンモニウム二 水塩 50.0 エチレンジアミン四酢酸二ナトリウム塩 5.0 亜硫酸ナトリウム 12.0 チオ硫酸アンモニウム水溶液(70%) 240.0ml アンモニア水(27%) 6.0ml 水を加えて 1.0リットル pH 7.2
【0126】(水洗液)水道水をH型強酸性カチオン交
換樹脂(ロームアンドハース社製アンバーライトIR−
120B)と、OH型強塩基性アニオン交換樹脂(同ア
ンバーライトIRA−400)を充填した混床式カラム
に通水してカルシウム及びマグネシウムイオン濃度を3
mg/リットル以下に処理し、続いて二塩化イソシアヌー
ル酸ナトリウム20mg/リットルと硫酸ナトリウム15
0mg/リットルを添加した。この液のpHは6.5〜
7.5の範囲にある。
【0127】 (安定液) (単位g) ホルマリン(37%) 2.0ml ポリオキシエチレン−p−モノノニルフェニル エーテル(平均重合度10) 0.3 エチレンジアミン四酢酸二ナトリウム塩 0.05 水を加えて 1.0リットル pH 5.0〜8.0
【0128】(膜強度)試料片を38℃の現像液に5分
間浸漬した後、直径0.5mmのサファイア針で0〜10
0gの荷重が連続的にかかる引っ掻き強度計で引っ掻
き、傷がつき始める荷重の大小により膜強度を評価し
た。この方法で測定した場合、傷が付き始めた時の荷重
が40g以上であれば市場での実績があり問題ない。2
0g以下だとローラー搬送型自現機を通した際、傷が付
くため問題である。以上の結果を表2〜4に示した。
【0129】
【表2】
【0130】
【表3】
【0131】
【表4】
【0132】表3〜4に示す様に、帯電防止剤としてア
ニオン性の水溶性重合体を単独で用いた場合(試料N
o.19〜25)、スタチックマークが良好となる量を
添加するとバック層の膨潤率が適切となるため、カール
の問題は生起せず、処理機搬送性は良好であるが溶出痕
の問題が著しく、出来上がった写真の面状を著しく損ね
てしまう。また試料No.1〜3に用いた水溶性重合体
は、試料No.19〜25と構造的に極めて類似性が高
いにも拘らず、著しい膨潤性を示し、膜はがれ、膜強度
の低下をもたらす。
【0133】一方、アニオン性架橋重合体を単独で用い
た試料No.11〜14は、バック層膨潤が著しく低い
ため、カールが発生し処理機での搬送性が悪化する。ま
た、この問題解決の為に硬膜剤を減量すると(試料N
o.15〜18)、膜強度が低下する。従って一般式
〔I〕のアニオン性架橋重合体の単独使用は膜強度と処
理機搬送性を両立することができない。
【0134】本発明の一般式〔I〕と一般式〔II〕の化
合物の併用(試料No.5〜10)は、上記の溶出痕、膜
強度、処理機搬送性の問題をすべて克服し、帯電防止能
にも優れている。一般式〔II〕に包含されないアニオン
性水溶性重合体を、一般式〔I〕の架橋重合体と併用し
た場合、バック層の膨潤率が不十分なため搬送時の傷が
不十分となる(試料No.26、28〜30)か、あるい
は水溶性重合体を多量に用いることによる膜強度不足
(試料No.27)となってしまう。
【0135】従って、本発明の効果は、特異的な膨潤性
を示す、一般式〔II〕の化合物を一般式〔I〕の化合
物に比較し、少量用いることにより、必要な性能を総て
満足できる特異的な組合せとなっていることが明らかで
ある。
【0136】以下に表2〜4に用いた比較化合物の化学
構造式を示す。
【0137】
【化32】
【0138】
【化33】
【0139】
【化34】
【0140】(実施例2)実施例1で作成したバック面
塗布試料を用いて、バック面を塗布した反対側に下記で
示すような組成の各層を重層塗布した。数字はm2あたり
の添加量を示す。
【0141】第1層:ハレーション防止層 黒色コロイド銀 0.25g ゼラチン 1.9g 紫外線吸収剤 U−1 0.04g 紫外線吸収剤 U−2 0.1g 紫外線吸収剤 U−3 0.1g 紫外線吸収剤 U−4 0.1g 紫外線吸収剤 U−6 0.1g 高沸点有機溶媒 Oil−1 0.1g
【0142】第2層:中間層 ゼラチン 0.40g 化合物 Cpd−D 10mg 高沸点有機溶媒 Oil−3 0.1g 染料D−4 0.4mg
【0143】第3層:中間層 表面及び内部をかぶらせた微粒子沃臭化銀乳剤(平均粒径0.06μm、変動 係数18%、AgI含量1モル%) 銀量 0.05g ゼラチン 0.4g
【0144】第4層:低感度赤感性乳剤層 乳剤A 銀量 0.2g 乳剤B 銀量 0.3g ゼラチン 0.8g カプラー C−1 0.15g カプラー C−2 0.05g カプラー C−9 0.05g 化合物 Cpd−D 10mg 高沸点有機溶媒 Oil−2 0.1g
【0145】第5層:中感度赤感性乳剤層 乳剤B 銀量 0.2g 乳剤C 銀量 0.3g ゼラチン 0.8g カプラー C−1 0.2g カプラー C−2 0.05g カプラー C−3 0.2g 高沸点有機溶媒 Oil−2 0.1g
【0146】第6層:高感度赤感性乳剤層 乳剤D 銀量 0.4g ゼラチン 1.1g カプラー C−1 0.3g カプラー C−3 0.7g 添加物 P−1 0.1g
【0147】第7層:中間層 ゼラチン 0.6g 添加物 M−1 0.3g 混色防止剤 Cpd−K 2.6mg 紫外線吸収剤 U−1 0.1g 紫外線吸収剤 U−6 0.1g 染料 D−1 0.02g
【0148】第8層:中間層 表面及び内部をかぶらせた沃臭化銀乳剤(平均粒径0.06μm、変動係数1 6%、AgI含量0.3モル%) 銀量 0.02g ゼラチン 1.0g 添加物 P−1 0.2g 混色防止剤 Cpd−J 0.1g 混色防止剤 Cpd−A 0.1g
【0149】第9層:低感度緑感性乳剤層 乳剤E 銀量 0.3g 乳剤F 銀量 0.1g 乳剤G 銀量 0.1g ゼラチン 0.5g カプラー C−7 0.05g カプラー C−8 0.20g 化合物 Cpd−B 0.03g 化合物 Cpd−D 10mg 化合物 Cpd−E 0.02g 化合物 Cpd−F 0.02g 化合物 Cpd−G 0.02g 化合物 Cpd−H 0.02g 高沸点有機溶媒 Oil−1 0.1g 高沸点有機溶媒 Oil−2 0.1g
【0150】第10層:中感度緑感性乳剤層 乳剤G 銀量 0.3g 乳剤H 銀量 0.1g ゼラチン 0.6g カプラー C−7 0.2g カプラー C−8 0.1g 化合物 Cpd−B 0.03g 化合物 Cpd−E 0.02g 化合物 Cpd−F 0.02g 化合物 Cpd−G 0.05g 化合物 Cpd−H 0.05g 高沸点有機溶媒 Oil−2 0.01g
【0151】第11層:高感度緑感性乳剤層 乳剤I 銀量 0.5g ゼラチン 1.0g カプラー C−4 0.3g カプラー C−8 0.1g 化合物 Cpd−B 0.08g 化合物 Cpd−E 0.02g 化合物 Cpd−F 0.02g 化合物 Cpd−G 0.02g 化合物 Cpd−H 0.02g 高沸点有機溶媒 Oil−1 0.02g 高沸点有機溶媒 Oil−2 0.02g
【0152】第12層:中間層 ゼラチン 0.6g 染料 D−1 0.1g 染料 D−2 0.05g 染料 D−3 0.07g
【0153】第13層:イエローフィルター層 黄色コロイド銀 銀量 0.1g ゼラチン 1.1g 混色防止剤 Cpd−A 0.01g 高沸点有機溶媒 Oil−1 0.01g
【0154】第14層:中間層 ゼラチン 0.6g
【0155】第15層:低感度青感性乳剤層 乳剤J 銀量 0.4g 乳剤K 銀量 0.1g 乳剤L 銀量 0.1g ゼラチン 0.8g カプラー C−5 0.6g
【0156】第16層:中感度青感性乳剤層 乳剤L 銀量 0.1g 乳剤M 銀量 0.4g ゼラチン 0.9g カプラー C−5 0.3g カプラー C−6 0.3g
【0157】第17層:高感度青感性乳剤層 乳剤N 銀量 0.4g ゼラチン 1.2g カプラー C−6 0.7g
【0158】第18層:第1保護層 ゼラチン 0.7g 紫外線吸収剤 U−1 0.04g 紫外線吸収剤 U−2 0.01g 紫外線吸収剤 U−3 0.03g 紫外線吸収剤 U−4 0.03g 紫外線吸収剤 U−5 0.05g 紫外線吸収剤 U−6 0.05g 高沸点有機溶媒 Oil−1 0.02g ホルマリンスカベンジャー Cpd−C 0.2g Cpd−I 0.4g 染料 D−3 0.05g
【0159】第19層:第2保護層 コロイド銀 銀量 0.1mg 微粒子沃臭化銀乳剤(平均粒径0.06μm、AgI含量1モル%) 銀量 0.1g ゼラチン 0.4g
【0160】第20層:第3保護層 ゼラチン 0.4g ポリメチルメタクリレート(平均粒径1.5μ) 0.1g メチルメタクリレートとアクリル酸の4:6の共重合体(平均粒径1.5μ) 0.1g シリコーンオイル 0.03g 界面活性剤 W−1 3.0mg 界面活性剤 W−2 0.03g
【0161】また、すべての乳剤層には上記組成物の他
に添加剤F−1〜F−8を添加した。さらに各層には、
上記組成物の他にゼラチン硬化剤H−1及び塗布用、乳
化用界面活性剤W−3、W−4を添加した。更に防腐、
防黴剤としてフェノール、1,2−ベンズイソチアゾリ
ン−3−オン、2−フェノキシエタノール、フェネチル
アルコールを添加した。
【0162】
【表5】
【0163】
【表6】
【0164】
【化35】
【0165】
【化36】
【0166】
【化37】
【0167】
【化38】
【0168】
【化39】
【0169】
【化40】
【0170】
【化41】
【0171】
【化42】
【0172】
【化43】
【0173】
【化44】
【0174】
【化45】
【0175】
【化46】
【0176】
【化47】
【0177】以上のように重層塗布して以下の試料31
〜36を作成した。
【0178】試料31はバック面第2層中の帯電防止剤
を等重量のゼラチンに置き替えて作成した。試料32〜
36は表7に示すような帯電防止剤を用いて作成した。
これらの試料について、実施例1と同様に帯電防止性、
膨潤率、膜強度の測定および搬送テストを行った。
【0179】溶出痕については、後述の処理方法
(B)、(C)にて処理を行い評価した。
【0180】 処理処方(B) 処理工程 時間 温度 タンク容量 補充量 (リットル) (ml/m2) 第一現像 6分 38℃ 12 2200 第一水洗 2分 38℃ 4 7500 反 転 2分 38℃ 4 1100 発色現像 6分 38℃ 12 2200 調 整 2分 38℃ 4 1100 漂 白 6分 38℃ 12 220 定 着 4分 38℃ 8 1100 第二水洗 4分 38℃ 8 7500 安 定 1分 25℃ 2 1100
【0181】各処理液の組成は以下の通りであった。 (第一現像液) 母液 補充液 ニトリロ−N,N,N−トリメチレンホス ホン酸・5ナトリウム塩 2.0g 2.0g 亜硫酸ナトリウム 30g 30g ハイドロキノン・モノスルホン酸カリウム 20g 20g 炭酸カリウム 33g 33g 1−フェニル−4−メチル−4−ヒドロキ シメチル−3−ピラゾリドン 2.0g 2.0g 臭化カリウム 2.5g 1.4g チオシアン酸カリウム 1.2g 1.2g ヨウ化カリウム 2.0mg − 水を加えて 1000ml 1000ml pH 9.6 9.6 pHは、塩酸又は水酸化カリウムで調整した。 (反転液) 母液 補充液 ニトリロ−N,N,N−トリメチレンホス 母液に同じ ホン酸・5ナトリウム塩 3.0g 塩化第一スズ・2水塩 1.0g p−アミノフェノール 0.1g 水酸化ナトリウム 8g 氷酢酸 15ml 水を加えて 1000ml pH 6.00 pHは、塩酸又は水酸化ナトリウムで調整した。 (発色現像液) 母液 補充液 ニトリロ−N,N,N−トリメチレンホス ホン酸・5ナトリウム塩 2.0g 2.0g 亜硫酸ナトリウム 70g 70g リン酸3ナトリウム・12水塩 36g 36g 臭化カリウム 1.0g − ヨウ化カリウム 90mg − 水酸化ナトリウム 3.0g 3.0g シトラジン酸 1.5g 1.5g N−エチル−(β−メタンスルホンアミド エチル)−3−メチル−4−アミノアニ リン硫酸塩 11g 11g 3,6−ジチアオクタン−1,8−ジオール 1.0g 1.0g 水を加えて 1000ml 1000ml pH 11.80 12.00 pHは、塩酸又は水酸化カリウムで調整した。 (調整液) 母液 補充液 エチレンジアミン四酢酸・2ナトリウム塩 母液に同じ ・2水塩 8.0g 亜硫酸ナトリウム 12g 1−チオグリセリン 0.4ml 水を加えて 1000ml pH 6.20 pHは、塩酸又は水酸化ナトリウムで調整した。 (漂白液) 母液 補充液 エチレンジアミン4酢酸・2ナトリウム塩 ・2水塩 2.0g 4.0g エチレンジアミン4酢酸・第二鉄アンモニ ウム・2水塩 120g 240g 臭化カリウム 100g 200g 硝酸アンモニウム 10g 20g 水を加えて 1000ml 1000ml pH 5.70 5.50 pHは、塩酸又は水酸化ナトリウムで調整した。 (定着液) 母液 補充液 チオ硫酸アンモニウム 80g 母液に同じ 亜硫酸ナトリウム 5.0g 重亜硫酸ナトリウム 5.0g 水を加えて 1000ml pH 6.60 pHは、塩酸又はアンモニア水で調整した。 (安定液) 母液 補充液 ホルマリン(37%) 5.0ml 母液に同じ ポリオキシエチレン−p−モノノニルフェ ニルエーテル(平均重合度10) 0.5ml 水を加えて 1000ml pH 調整せず 処理処方(C) 処理工程 時間 温度 タンク容量 補充量 (リットル) (ml/m2) 第一現像 6分 38℃ 12 2200 第一水洗 2分 18℃ 4 7500 反 転 2分 38℃ 4 1100 発色現像 6分 38℃ 12 2200 調 整 2分 38℃ 4 1100 漂 白 6分 38℃ 12 220 定 着 4分 38℃ 8 1100 第二水洗 4分 18℃ 8 7500 安 定 1分 25℃ 2 1100
【0182】各処理液の組成は処理処方(B)に同じ。
これらの結果を表7に示す。
【0183】
【表7】
【0184】実施例1と同様に試料32〜34は良好な
帯電防止性、膨潤率、および膜強度を持つ事がわかっ
た。処理中に大きなカールが起こる事もなく、搬送テス
トも良好である。また、溶出痕の測定においては、処理
条件(C)のような条件に於て、比較化合物A、Bに対
して顕著な差が現れた。これは、本発明が、処理条件の
変動の大小にかかわらず良好な性能を有することを示し
ている。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−296352(JP,A) 特開 平3−2865(JP,A) 特開 平3−7933(JP,A)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持体上に少くとも1層の感光性ハロゲ
    ン化銀乳剤層を有し、かつ、下記一般式〔I〕で表され
    るアニオン性架橋重合体分散物、及び一般式〔II〕で
    表されるアニオン性の水溶性重合体を含有することを特
    徴とするハロゲン化銀写真感光材料。 一般式〔I〕 【化1】 一般式〔II〕 【化2】 式中Aは、少なくとも2個の共重合可能なエチレン性不
    飽和基を有する架橋性モノマーを共重合した繰返し単位
    を表す。B、Eは共重合可能なエチレン性不飽和モノマ
    ーを共重合したモノマー単位を表す。Rは水素原子、
    置換または無置換の低級アルキル基、ハロゲン原子を表
    す。Lは2〜4価の連結基を表し、Mは水素原子もしく
    は陽イオンを表す。mは0または1を表し、nは1、2
    または3を表す。Dは、N,N−ジメチルアクリルアミ
    ド、N−アクリロイルモルホリン、N−アクリロイルピ
    ペリジンから選ばれる少くとも1種を共重合したモノマ
    ー単位を表す。x、y、z、x′、y′、z′は各モノ
    マー成分の重量百分率を表し、xは1ないし70、yは
    0ないし50、zは25ないし90、x′は1ないし9
    9、y′は0ないし50、z′は1ないし99の値をと
    る。ここでx+y+z=100、x′+y′+z′=1
    00である。
  2. 【請求項2】 前記一般式〔I〕、一般式〔II〕で表さ
    れる化合物を、支持体に対してハロゲン化銀乳剤層の反
    対側に有することを特徴とする特許請求項1に記載のハ
    ロゲン化銀写真感光材料。
  3. 【請求項3】 一般式〔I〕で表される化合物が、少く
    とも1個のアニオン性官能基を有する共重合可能なエチ
    レン性不飽和モノマーと少くとも2個の共重合可能なエ
    チレン性不飽和基を有する架橋モノマーを含む、重合可
    能な2種以上のモノマーと重合開始剤を水系媒体中に添
    加することにより、共重合して得られることを特徴とす
    る特許請求項1、2に記載のハロゲン化銀写真感光材
    料。
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