JP2738621B2 - 航空機の輸送キャビンにおける支持壁 - Google Patents
航空機の輸送キャビンにおける支持壁Info
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B64—AIRCRAFT; AVIATION; COSMONAUTICS
- B64C—AEROPLANES; HELICOPTERS
- B64C1/00—Fuselages; Constructional features common to fuselages, wings, stabilising surfaces or the like
- B64C1/06—Frames; Stringers; Longerons ; Fuselage sections
- B64C1/10—Bulkheads
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B64—AIRCRAFT; AVIATION; COSMONAUTICS
- B64D—EQUIPMENT FOR FITTING IN OR TO AIRCRAFT; FLIGHT SUITS; PARACHUTES; ARRANGEMENT OR MOUNTING OF POWER PLANTS OR PROPULSION TRANSMISSIONS IN AIRCRAFT
- B64D9/00—Equipment for handling freight; Equipment for facilitating passenger embarkation or the like
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Aviation & Aerospace Engineering (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Vibration Dampers (AREA)
- Vibration Prevention Devices (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、客室と貨物室の間にあ
る航空機の輸送機械の荷重用支持壁であって、航空機の
天井と床にある上部構造で保持要素に支持されている支
持壁に関する。
る航空機の輸送機械の荷重用支持壁であって、航空機の
天井と床にある上部構造で保持要素に支持されている支
持壁に関する。
【0002】
【従来の技術】ドイツ特許明細書38 27 278か
ら、二枚の壁板の間に配置された機械的な摩擦ダンパー
を有する荷重用航空機における支持壁が知られている。
さらに、同様に二枚の壁板の間に配置されたエネルギー
吸収のための摩擦ダンパーを有する別の支持壁が知られ
ており、その際一方の壁板が付加的になお機械的な摩擦
ダンパーを介して航空機床の着座レールまたは同様なも
のに保持される。米国特許第4,736,932号に
は、楕円形横断面を有するばね要素をもったシートクッ
ションが開示されている。そのようなシートクッション
は、航空機床の上でゆるんで自由になる、衝撃エネルギ
ーをもった積荷を途中で受けるかまたは保持するのに適
さない。
ら、二枚の壁板の間に配置された機械的な摩擦ダンパー
を有する荷重用航空機における支持壁が知られている。
さらに、同様に二枚の壁板の間に配置されたエネルギー
吸収のための摩擦ダンパーを有する別の支持壁が知られ
ており、その際一方の壁板が付加的になお機械的な摩擦
ダンパーを介して航空機床の着座レールまたは同様なも
のに保持される。米国特許第4,736,932号に
は、楕円形横断面を有するばね要素をもったシートクッ
ションが開示されている。そのようなシートクッション
は、航空機床の上でゆるんで自由になる、衝撃エネルギ
ーをもった積荷を途中で受けるかまたは保持するのに適
さない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、支持
壁が永久変形しないように衝撃エネルギーを弾性的な風
に一定のレベルの衝撃エネルギーまで吸収できる上記の
種類の荷重用支持壁を提供することである。
壁が永久変形しないように衝撃エネルギーを弾性的な風
に一定のレベルの衝撃エネルギーまで吸収できる上記の
種類の荷重用支持壁を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】この課題は、本発明によ
り、請求項1ならびに請求項11の特徴事項により解決
される。別の有利な特徴を従属請求項が含む。
り、請求項1ならびに請求項11の特徴事項により解決
される。別の有利な特徴を従属請求項が含む。
【0005】本発明の支持壁には、エネルギー吸収が主
として、一定の限界衝撃力までばね弾性エネルギー減衰
として行なわれ、それにより限界以下の衝撃は弾性的に
消散しかつ中空ばねとして形成された緩衝ストリップを
永久変形させないという利点がある。個々の緩衝ストリ
ップの横断面を楕円形に形成することにより、二つの壁
板の間にまたは複数の壁板の間に形成された空間の間に
かなりの数の緩衝ストリップを組み込んだ場合でさえ有
効な空間の利用がなし遂げられる。吸収能力は、衝撃方
向に前後して配置された壁板の数により増加する。
として、一定の限界衝撃力までばね弾性エネルギー減衰
として行なわれ、それにより限界以下の衝撃は弾性的に
消散しかつ中空ばねとして形成された緩衝ストリップを
永久変形させないという利点がある。個々の緩衝ストリ
ップの横断面を楕円形に形成することにより、二つの壁
板の間にまたは複数の壁板の間に形成された空間の間に
かなりの数の緩衝ストリップを組み込んだ場合でさえ有
効な空間の利用がなし遂げられる。吸収能力は、衝撃方
向に前後して配置された壁板の数により増加する。
【0006】緩衝ストリップは種々の材料からなる比較
的多くの層を有し、これらの層によりばね効果と衝撃ま
たはエネルギー吸収が最適な仕方で達成される。このた
めに、特に中間層がばね金属からなる。
的多くの層を有し、これらの層によりばね効果と衝撃ま
たはエネルギー吸収が最適な仕方で達成される。このた
めに、特に中間層がばね金属からなる。
【0007】最適な力の受け方は、荷重による衝撃方向
が楕円の短軸の方向に行われるときに与えられる。この
ために、緩衝ストリップは、曲率の小さい第一と第二の
湾曲面で壁板に支持されるように配置される。いっそう
曲率の大きい第三の湾曲面は、両方の壁板の間に邪魔さ
れずに存在する。緩衝ストリップを第二の壁板に幅広い
面をもって支持するために、緩衝ストリップは、外側層
に成形された外方に向かって指向する脚部を有し、これ
らの脚部はそれ自体の間に長手方向間隙を形成してい
る。特に、これらの脚部は、荷重に最も近く存在する第
一の壁板に向かい合っている第二の壁板に支持される。
が楕円の短軸の方向に行われるときに与えられる。この
ために、緩衝ストリップは、曲率の小さい第一と第二の
湾曲面で壁板に支持されるように配置される。いっそう
曲率の大きい第三の湾曲面は、両方の壁板の間に邪魔さ
れずに存在する。緩衝ストリップを第二の壁板に幅広い
面をもって支持するために、緩衝ストリップは、外側層
に成形された外方に向かって指向する脚部を有し、これ
らの脚部はそれ自体の間に長手方向間隙を形成してい
る。特に、これらの脚部は、荷重に最も近く存在する第
一の壁板に向かい合っている第二の壁板に支持される。
【0008】衝撃方向に関して前後して存在する支持壁
の多数の壁板では、緩衝ストリップが水平平面に相並ん
でそれぞれ壁板により分離されかつ垂直に間隔を置いて
上下に配置される。これにより、支持壁の全表面にわた
ってエネルギーの一様な吸収が可能になる。付加的に、
最初の壁板をなお蜂の巣状壁と結合することもできる。
の多数の壁板では、緩衝ストリップが水平平面に相並ん
でそれぞれ壁板により分離されかつ垂直に間隔を置いて
上下に配置される。これにより、支持壁の全表面にわた
ってエネルギーの一様な吸収が可能になる。付加的に、
最初の壁板をなお蜂の巣状壁と結合することもできる。
【0009】段階をつけてエネルギー吸収して衝撃を受
けるために、水平平面に前後して存在する緩衝ストリッ
プが種々の変形特性またはばね特性を有することができ
る。これを達成するには、最初に衝撃を受ける最初の壁
板から最後の壁板まで中空ばねの中間層の厚さが増加す
るようにすればよい。これにより、残りの力が衝撃方向
に関して最も後方の壁板により受けられる。
けるために、水平平面に前後して存在する緩衝ストリッ
プが種々の変形特性またはばね特性を有することができ
る。これを達成するには、最初に衝撃を受ける最初の壁
板から最後の壁板まで中空ばねの中間層の厚さが増加す
るようにすればよい。これにより、残りの力が衝撃方向
に関して最も後方の壁板により受けられる。
【0010】さらに、支持壁の別の設計は、二枚の第一
と第二の壁板の間に配置されていてかつ水平平面に配置
された楕円形の中空ばねからなる緩衝ストリップを含
む。同じ水平平面には、第三の壁板に支持されるドイツ
特許明細書38 27 278による機械的な摩擦ダン
パーが配置される。この設計によれば、緩衝ストリップ
を介して衝撃をばねにより受けることも、段階をつけて
エネルギー吸収することもできる。
と第二の壁板の間に配置されていてかつ水平平面に配置
された楕円形の中空ばねからなる緩衝ストリップを含
む。同じ水平平面には、第三の壁板に支持されるドイツ
特許明細書38 27 278による機械的な摩擦ダン
パーが配置される。この設計によれば、緩衝ストリップ
を介して衝撃をばねにより受けることも、段階をつけて
エネルギー吸収することもできる。
【0011】さらに別の実施形態によれば、支持壁を、
着座レールに保持された機械的な摩擦ダンパーにより航
空機の床に保持することもできる。この機械的な摩擦ダ
ンパーは壁に対しかつ着座レールに対し旋回可能に枢着
されているので、最後の壁板の一定の自由度が可能であ
る。
着座レールに保持された機械的な摩擦ダンパーにより航
空機の床に保持することもできる。この機械的な摩擦ダ
ンパーは壁に対しかつ着座レールに対し旋回可能に枢着
されているので、最後の壁板の一定の自由度が可能であ
る。
【0012】
【実施例】以下、本発明を図面に示す実施例により詳細
に説明する。図1に示す支持壁1は、衝撃方向Aに面す
る第一の壁板3と、この第一の壁板3に隣合う第二の壁
板2と、この第二の壁板2に引き続く同様な複数の壁板
2A,2A,2Aと、隣合う壁板の間の空間に配置され
た、エネルギーを吸収する多数の弾性的な緩衝ストリッ
プ4を有し、これらの緩衝ストリップ4は楕円形横断面
の中空ばね5を形成する。このように、多数の前後して
存在する壁板によっていっそう大きな厚さの支持壁1が
造られ、その際それぞれ二つの壁板の間に平面にわたっ
て分配されたいっそう多くの緩衝ストリップ4が配置さ
れている。
に説明する。図1に示す支持壁1は、衝撃方向Aに面す
る第一の壁板3と、この第一の壁板3に隣合う第二の壁
板2と、この第二の壁板2に引き続く同様な複数の壁板
2A,2A,2Aと、隣合う壁板の間の空間に配置され
た、エネルギーを吸収する多数の弾性的な緩衝ストリッ
プ4を有し、これらの緩衝ストリップ4は楕円形横断面
の中空ばね5を形成する。このように、多数の前後して
存在する壁板によっていっそう大きな厚さの支持壁1が
造られ、その際それぞれ二つの壁板の間に平面にわたっ
て分配されたいっそう多くの緩衝ストリップ4が配置さ
れている。
【0013】図3に示すように、緩衝ストリップ4は横
断面が楕円の幾何学的形状を有しかつ比較的多くの層で
構成されており、その際外側の層6は基体を形成しかつ
熱可塑性プラスチックからなる。内側の層7は熱硬化性
プラスチックからまたは金属からなることができ、その
際中間層8はばね金属からなる。
断面が楕円の幾何学的形状を有しかつ比較的多くの層で
構成されており、その際外側の層6は基体を形成しかつ
熱可塑性プラスチックからなる。内側の層7は熱硬化性
プラスチックからまたは金属からなることができ、その
際中間層8はばね金属からなる。
【0014】基体(外側層6)には、二つの脚部9と1
0が成形され、これらの脚部は楕円の中立軸Mから直角
に外方に向かって延びている。脚部はそれ自体の間に、
好ましくは楕円の中立軸または平面Mに対して対称に走
る長手方向間隙11を形成している。
0が成形され、これらの脚部は楕円の中立軸Mから直角
に外方に向かって延びている。脚部はそれ自体の間に、
好ましくは楕円の中立軸または平面Mに対して対称に走
る長手方向間隙11を形成している。
【0015】緩衝ストリップ4は、小さい曲率を有する
二つの長い第一の湾曲面12と第二の湾曲面12Aなら
びに大きい曲率を有する二つの短い第三の湾曲面13と
13Aを有する。この緩衝ストリップ4は、第一の湾曲
面12から分岐する脚部9、10で第二の壁板2に支持
される。それに対して、相対する第二の湾曲面12a
は、前方に存在する第一の壁板3に衝撃力Aに関して支
持される。緩衝ストリップのさらに二つの第三の湾曲面
13と13aは第二の壁板2と第一の壁板3の間に自由
に存在するように配置されかつこれらの間で垂直な平面
Y−Yにおいて延びている。
二つの長い第一の湾曲面12と第二の湾曲面12Aなら
びに大きい曲率を有する二つの短い第三の湾曲面13と
13Aを有する。この緩衝ストリップ4は、第一の湾曲
面12から分岐する脚部9、10で第二の壁板2に支持
される。それに対して、相対する第二の湾曲面12a
は、前方に存在する第一の壁板3に衝撃力Aに関して支
持される。緩衝ストリップのさらに二つの第三の湾曲面
13と13aは第二の壁板2と第一の壁板3の間に自由
に存在するように配置されかつこれらの間で垂直な平面
Y−Yにおいて延びている。
【0016】図1に詳細に示すように、例えば五枚の壁
板3,2,2A,2A,2Aが前後して存在するように
配置されている。それぞれの二枚の壁板の間には、緩衝
ストリップ4が設けられている。これらの緩衝ストリッ
プ4は比較的多くの水平平面a−a、b−b、c−c、
d−d等々に相並んで存在しており、かつ垂直に間隔e
を置いてそれぞれ二枚の板の間に上下に配置されてい
る。緩衝ストリップをずらして配置することも考えられ
る。すなわち、緩衝ストリップを二枚の隣接する壁板の
間に種々の高さに設けることもできる。
板3,2,2A,2A,2Aが前後して存在するように
配置されている。それぞれの二枚の壁板の間には、緩衝
ストリップ4が設けられている。これらの緩衝ストリッ
プ4は比較的多くの水平平面a−a、b−b、c−c、
d−d等々に相並んで存在しており、かつ垂直に間隔e
を置いてそれぞれ二枚の板の間に上下に配置されてい
る。緩衝ストリップをずらして配置することも考えられ
る。すなわち、緩衝ストリップを二枚の隣接する壁板の
間に種々の高さに設けることもできる。
【0017】緩衝ストリップ4は、図3に詳細に示すよ
うに、衝撃力Aが軸線または平面Mの方向に向けられか
つ脚部9、10が衝撃を最初に受ける相対する第二の壁
板2に支持されるように方向づけられる。
うに、衝撃力Aが軸線または平面Mの方向に向けられか
つ脚部9、10が衝撃を最初に受ける相対する第二の壁
板2に支持されるように方向づけられる。
【0018】緩衝ストリップ4は同じ厚さの中間層8を
有することができ、または図2に詳細に示すように中間
層の壁厚dが衝撃Aの方向に増加するようにすることも
できる。後方に向かって段階的に増加する壁厚dを有す
るそのような設計では、前方に存在する緩衝ストリップ
4の中間層8の壁厚d1が最も薄く、これに隣接する緩
衝ストリップ4aの中間層8の壁厚d2がd1より厚
い。このようにして、後方の緩衝ストリップ4cの中間
層が最も厚い壁厚d4を有する。
有することができ、または図2に詳細に示すように中間
層の壁厚dが衝撃Aの方向に増加するようにすることも
できる。後方に向かって段階的に増加する壁厚dを有す
るそのような設計では、前方に存在する緩衝ストリップ
4の中間層8の壁厚d1が最も薄く、これに隣接する緩
衝ストリップ4aの中間層8の壁厚d2がd1より厚
い。このようにして、後方の緩衝ストリップ4cの中間
層が最も厚い壁厚d4を有する。
【0019】図4と5による別の実施形態によれば、支
持壁1aが緩衝ストリップ4および機械的な摩擦ダンパ
ー15と組み合わされている。エネルギーを吸収する要
素は、水平平面a−a、b−b等々に同軸にそれぞれ二
枚の壁板3と2および2と22の間に配置されている。
第二の壁板2と第三の壁板22の間に配置された機械的
な摩擦ダンパー15はドイツ特許明細書第382727
8号から知られているが、実質的にシリンダ16を有
し、このシリンダの孔17には、フランジ18、19を
押圧すると、これらのフランジと結合された球形頭部2
0、21が孔17を広げながら無理に押し込まれる。内
径が球形頭部20と21の外径より小さいので、衝突方
向Aに負荷を受けたときに摩擦エネルギーが加わること
により運動エネルギーを荷重により解放された状態で吸
収することができる。
持壁1aが緩衝ストリップ4および機械的な摩擦ダンパ
ー15と組み合わされている。エネルギーを吸収する要
素は、水平平面a−a、b−b等々に同軸にそれぞれ二
枚の壁板3と2および2と22の間に配置されている。
第二の壁板2と第三の壁板22の間に配置された機械的
な摩擦ダンパー15はドイツ特許明細書第382727
8号から知られているが、実質的にシリンダ16を有
し、このシリンダの孔17には、フランジ18、19を
押圧すると、これらのフランジと結合された球形頭部2
0、21が孔17を広げながら無理に押し込まれる。内
径が球形頭部20と21の外径より小さいので、衝突方
向Aに負荷を受けたときに摩擦エネルギーが加わること
により運動エネルギーを荷重により解放された状態で吸
収することができる。
【0020】支持壁1aの第三の壁板22は、エネルギ
ーを受ける機械的なダンパー要素23と結合され、この
ダンパー要素は航空機床の着座レール24に保持されて
いる。この緩衝要素23は周知であって、機械的な摩擦
ダンパー15と同様に構成されるが、ただ緩衝要素23
は付加的に使用される。緩衝要素23は実質的に、壁板
22に軸26を中心として旋回可能に枢着されたロッド
25を有し、この支承部と反対側のロッドの端部に摩擦
球27を有し、この摩擦球はシリンダ28内で球27よ
りいっそう小さい直径の孔の内側を走行可能である。さ
らに、シリンダ28は、着座レール24の保持ブロック
29に軸30を中心として旋回可能に保持されている。
ーを受ける機械的なダンパー要素23と結合され、この
ダンパー要素は航空機床の着座レール24に保持されて
いる。この緩衝要素23は周知であって、機械的な摩擦
ダンパー15と同様に構成されるが、ただ緩衝要素23
は付加的に使用される。緩衝要素23は実質的に、壁板
22に軸26を中心として旋回可能に枢着されたロッド
25を有し、この支承部と反対側のロッドの端部に摩擦
球27を有し、この摩擦球はシリンダ28内で球27よ
りいっそう小さい直径の孔の内側を走行可能である。さ
らに、シリンダ28は、着座レール24の保持ブロック
29に軸30を中心として旋回可能に保持されている。
【0021】
【発明の効果】本発明の支持壁には、エネルギー吸収が
主として、一定の限界衝撃力までばね弾性エネルギー減
衰として行なわれ、それにより限界以下の衝撃は弾性的
に消散しかつ中空ばねとして形成された緩衝ストリップ
を永久変形させないという利点がある。個々の緩衝スト
リップの横断面を楕円形に形成することにより、二つの
壁板の間にまたは複数の壁板の間に形成された空間の間
にかなりの数の緩衝ストリップを組み込んだ場合でさえ
有効な空間の利用がなし遂げられる。
主として、一定の限界衝撃力までばね弾性エネルギー減
衰として行なわれ、それにより限界以下の衝撃は弾性的
に消散しかつ中空ばねとして形成された緩衝ストリップ
を永久変形させないという利点がある。個々の緩衝スト
リップの横断面を楕円形に形成することにより、二つの
壁板の間にまたは複数の壁板の間に形成された空間の間
にかなりの数の緩衝ストリップを組み込んだ場合でさえ
有効な空間の利用がなし遂げられる。
【図1】中空ばねとして形成された緩衝ストリップを有
する支持壁の斜視図である。
する支持壁の斜視図である。
【図2】図1の細部Zによる緩衝ストリップの拡大図で
ある。
ある。
【図3】図1による緩衝ストリップの断面図である。
【図4】緩衝ストリップおよび機械的な摩擦ダンパーと
組み合わされた支持壁の別の設計を示す。
組み合わされた支持壁の別の設計を示す。
【図5】図4の細部Zを示す図で、壁を着座レールに機
械的なダンパー要素を介して支持することならびに摩擦
ダンパーを有する緩衝ストリップの拡大図を示す。
械的なダンパー要素を介して支持することならびに摩擦
ダンパーを有する緩衝ストリップの拡大図を示す。
1,1a 支持壁 2 第二の壁板 3 第一の壁板 4 緩衝ストリップ 5 中空ばね 6,7,8 弾性的な層 6 外側の層 7 内側の層 8 中間層 9,10 脚部 11 長手方向間隙 12 第一の湾曲面 12a 第二の湾曲面 13,13a 第三の湾曲面 15 摩擦ダンパー 22 第三の壁板 23 緩衝要素 24 着座レール 25 ロツド 27 摩擦要素 28 シリンダ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−81791(JP,A) 特開 昭50−117123(JP,A) 米国特許4957250(US,A)
Claims (12)
- 【請求項1】 客室と貨物室の間にある航空機の輸送機
械の荷重用支持壁であって、航空機の天井と床にある上
部構造で保持要素に支持されている支持壁において、支
持壁(1)は互いに間隔を置いて配置されたエネルギー
を吸収する弾性的な緩衝ストリップ(4)を有し、これ
らの緩衝ストリップはそれぞれ二枚の壁板(2,3)の
間を延びておりかつ横断面が楕円形の中空ばね(5)を
形成することを特徴とする支持壁。 - 【請求項2】 この支持壁(1)は多数の前後して配置
された壁板からなり、これらの壁板の間にそれぞれ緩衝
ストリップ(4)が保持されていることを特徴とする請
求項1の支持壁。 - 【請求項3】 緩衝ストリップ(4)は、外側、内側お
よび中間の弾性的な層(6,7および8)を有する壁か
らなることを特徴とする請求項1または2の支持壁。 - 【請求項4】 中空ばね(5)の外側の層(6)が熱可
塑性のプラスチックからなり、内側の層(7)が熱硬化
性プラスチックからなり、および中間層(8)がばね金
属からなることを特徴とする請求項3の支持壁。 - 【請求項5】 中空ばね(5)の外側の層(6)が熱可
塑性のプラスチックからなり、内側の層(7)が金属か
らなり、中間層(8)がばね金属からなることを特徴と
する請求項3の支持壁。 - 【請求項6】 緩衝ストリップ(4)が、小さな曲率を
有する第一の湾曲面(12)から楕円長軸(Y−Y)に
対し平行に走る脚部(9,10)を有し、これらの脚部
は外側の層と一体に設計されかつそれ自体の間に長手方
向間隙(11)を形成することを特徴とする請求項1か
ら5までのうちのいずれか一つの支持壁。 - 【請求項7】 緩衝ストリップ(4)が両方の脚部
(9,10)を介して第二の壁板(2)に支持されかつ
第一の湾曲面(12)に相対する、小さい曲率を有する
第二の湾曲面(12a)が第一の壁板(3)に支持さ
れ、その際大きい曲率を有する緩衝ストリップ(4)の
二つの第三の湾曲面(13,13a)が第一および第二
の壁板(2および3)の間を走る垂直な平面(Y−Y)
に存在することを特徴とする請求項6の支持壁。 - 【請求項8】 外側、中間および内側の弾性的な層を有
する壁からなる緩衝ストリップ(4)がそれぞれ二枚の
壁板(3,2;2,2A;2A,2A;2A,2A)の
間に互いに間隔(e)を置いて水平平面(a−a,b−
b,c−c,d−d等々)に配置され、かつ衝撃力
(A)に関してこの水平平面に前後して存在するよう
に、それぞれ壁板により分離されて配置されていること
を特徴とする請求項3から5までのうちのいずれか一つ
の支持壁。 - 【請求項9】 初期の衝撃を受ける第一の壁板(3)に
相対して、脚部(9,10)が第二の壁板(2)に支持
され、かつ別個の各緩衝ストリップ(4)が前記脚部
(9,10)と第一の壁板(3)の間に配置されている
ことを特徴とする請求項6または7の支持壁。 - 【請求項10】 水平平面(a−a,b−b等々)に前
後して存在する壁板(3,2;2,2A;2A,2A;
2A,2A)の間の緩衝ストリップ(4,4a,4b,
4c)の弾性的な中間層(8)がそれぞれ第一の壁板
(3)から最後の壁板(2A)まで増加する厚さ(d)
を有することを特徴とする請求項8の支持壁。 - 【請求項11】 客室と貨物室の間にある航空機の輸送
キャビンの荷重用支持壁であって、航空機の天井と床に
ある上部構造で保持要素に支持されている支持壁におい
て、支持壁(1a)は互いに垂直な間隔(e)を置いて
配置されたエネルギーを吸収する弾性的な緩衝ストリッ
プ(4)を有し、これらの緩衝ストリップはそれぞれ二
枚の第一と第二の壁板(2,3)の間を延びていて横断
面が楕円形の輪郭からなりかつ中空ばね(5)を形成
し、同じ平面において第三の壁板(22)に支持される
機械的な摩擦ダンパー(15)が配置されかつこの摩擦
ダンパーは緩衝ストリップ(4)と共にエネルギーを吸
収する作用ユニットを形成することを特徴とする支持
壁。 - 【請求項12】 第三の壁板(22)が、着座レール
(24)に固定されたエネルギーを受ける緩衝要素(2
3)を介して保持されかつ旋回可能に枢着され、この緩
衝要素はシリンダ(28)の内側に摩擦要素(27)を
有し、この摩擦要素は第三の壁板(22)と連結された
ロッド(25)に固定されていることを特徴とする請求
項11の支持壁。
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