JP2738525B2 - 駐車場用車止め装置 - Google Patents

駐車場用車止め装置

Info

Publication number
JP2738525B2
JP2738525B2 JP11509096A JP11509096A JP2738525B2 JP 2738525 B2 JP2738525 B2 JP 2738525B2 JP 11509096 A JP11509096 A JP 11509096A JP 11509096 A JP11509096 A JP 11509096A JP 2738525 B2 JP2738525 B2 JP 2738525B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
worm
shaft
ratchet
tread plate
compression spring
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP11509096A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH09302980A (ja
Inventor
英明 近藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aida Engineering Ltd
Original Assignee
Aida Engineering Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Aida Engineering Ltd filed Critical Aida Engineering Ltd
Priority to JP11509096A priority Critical patent/JP2738525B2/ja
Publication of JPH09302980A publication Critical patent/JPH09302980A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2738525B2 publication Critical patent/JP2738525B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Gear Transmission (AREA)
  • Refuge Islands, Traffic Blockers, Or Guard Fence (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、駐車場用の車止め
装置に関する。より詳しくは、駆動モータにより踏板を
起伏可能にして車両の駐車を自動的に管理する駐車場用
車止め装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の駐車場用車止め装置としては、
従来、次に示す形式のものが知られている。その一つ
は、駆動モータにより回転されるウォーム軸と、ウォー
ム軸に装着されたウォームと、ウォームと係合するウォ
ームホィールと、ウォームホィールのホィール軸と、ホ
ィール軸からなる同軸に直結された起伏可能な踏板(フ
ラップ)とを有する構成の駐車場用車止め装置である。
【0003】その装置は、駆動モータの正転,逆転によ
りウォームギヤ機構を介して直接踏板を起伏可能にし、
また踏板の起立時には、不正駐車等の踏板に加わる外力
をウォームギヤ機構へ逆方向から加えられる際に生ずる
大きな摩擦力によって制止している。
【0004】他の一つは、図10に示すように、駆動モ
ータ20により回転される傘歯車21,22と、傘歯車
22に継手スプリング23を介して連結された平歯車2
4と、平歯車24に電磁ブレーキ25により連結,不連
結する平歯車26を介して連結される平歯車27と、平
歯車27を支承している固定軸28と、平歯車27に巻
ばね29を介して連結された回転フランジ30と、回転
フランジ30にリンク31を介して連結されたクランク
32と、クランク32を支承している軸33と、クラン
ク32に踏板スプリング34を介して連結される軸33
の他端に設けられた踏板35を有する構成の駐車場用車
止め装置である(特開昭60−19875号公報)。
【0005】その装置は、駆動モータ20の正転,逆転
により歯車機構,リンク機構等を介してクランク32を
正逆方向に回動させて踏板35を起伏可能にしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前者の装置
の場合は、駆動モータの回転がウォームとウォームホィ
ールからなるウォームギヤ機構を介して直接踏板に伝達
される構成になっており、構造が極めて簡単である。
【0007】しかしながら、不正駐車等による起立した
踏板に過大な力が加わった時には、大きな摩擦力によっ
て実質上回転可動できないウォームホィールからウォー
ムへ力が作用するため、ウォームギヤ機構部分に無理な
力が加わって破損する恐れがある。
【0008】一方、後者の装置の場合は、起立した踏板
35に過大な力が加わった時には、踏板35とクランク
32の間に設けられた踏板スプリング34,平歯車27
と回転フランジ30の間に設けられた巻ばね29等のば
ね反力によって歯車機構,リンク等の破損を防止するこ
とができる。
【0009】しかしながら、その装置は、歯車機構,リ
ンク機構,継手カップリング,電磁ブレーキ,巻ばね,
踏板スプリング等から構成されているため、部品が多
く、複雑な構造になっている。また、踏板35の起伏操
作の際、又起立した踏板35に過大な力が加わった際に
継手スプリング23,巻ばね29及び踏板スプリング3
4の正逆の捩じりによって吸収するため、これらのスプ
リングに無理な力が加わることになり、寿命が短くな
る。
【0010】本発明は、上記に鑑みなされたものであっ
て、構造を簡単すると共に、長寿命化を図ることを目的
とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明は、駆動モータにより回転されるウォーム軸
と、該ウォーム軸に装着されたウォームと、該ウォーム
と係合するウォームホィールと、該ウォームホィールの
ホィール軸と、該ホィール軸からなる同軸に直結された
起伏可能な踏板とを有する駐車場用車止め装置におい
て、前記ウォーム軸を、該ウォーム軸に装着されたウォ
ームを軸方向に摺動可能にする軸で構成し、該ウォーム
軸に、前記踏板に所定以上の力が加わった時にウォーム
の軸方向の摺動により縮小する圧縮ばね部材を装着した
ことを特徴とする駐車場用車止め装置を提供する。
【0012】また、上記目的を達成するため、本発明
は、駆動モータにより回動される軸に直結された起伏可
能な踏板と、前記軸に装着されたラチェットと、該ラチ
ェットに係合しラチェットをロックする揺動可能なラチ
ェットストッパと、該ラチェットストッパに一体に設け
られたラチェットロック押えバーと、該ラチェットロッ
ク押えバーの一端に設けられたソレノイドと、ラチェッ
トロック押えバーの他端に設けられたストッパ戻し用ス
プリングとを有し、前記駆動モータにより回動される軸
にラチェットロック解除ブロックを設け、前記ラチェッ
トロック押えバーに、前記踏板に所定以上の力が加わっ
た時に前記ラチェットロック解除ブロックが当接しラチ
ェットロック押えバーを押し上げラチェットのロックを
解除するラチェット解除レバーを設けたことを特徴とす
る駐車場用車止め装置を提供する。
【0013】
【発明の実施の形態】好ましい発明の実施の形態は、前
記圧縮ばね部材は、踏板に大きな所定の力が加わった時
にウォームの軸方向の摺動により縮小する第1圧縮ばね
と、更に大きな所定の力が加わった時に縮小する第2圧
縮ばねで構成したことを特徴とする更に、好ましい発明
の実施の形態は、前記ウォーム軸は、スプライン軸を有
することを特徴とする。
【0014】更に、好ましい発明の実施の形態は、前記
駆動モータにより回動される軸に、踏板を元の位置に戻
す踏板戻し用スプリングを取り付けたことを特徴とす
る。
【0015】
【実施例】図1及び図2は、本発明に係る駐車場用車止
め装置の実施の一形態を示し、図1はその横断面図、図
2はその平面図である。
【0016】駆動モータ1は、車両の車輪の移動を制止
し、また解除する踏板2を起伏可能にする正逆回転可能
なモータで、装置の駆動機構部分を収納するケース3内
に設けられている。ケース3は、地面からの突出量を少
なくするため、地中Gに略半分程度埋設されている。
【0017】前記駆動モータ1には、ウォーム軸4が連
結されている。ウォーム軸4は、スプライン軸4aを有
する軸で、他端側が小径の丸棒になっている小径軸部4
bを有し、その両端が支持部材12a,12bで保持さ
れた固定軸受5a,5bにより回転可能に支承されてい
る。また、そのウォーム軸4は、両固定軸受5a,5b
の中間部において支持部材12cで保持された摺動軸受
5cで支承されている。その摺動軸受5cは、支持部材
12cに設けられたスライドガイド12dを案内にして
軸方向に摺動可能となっている。
【0018】ウォーム軸4のスプライン軸4a部分に
は、ウォーム6が装着されており、ウォーム軸4の回転
により回転可能になっている。ウォーム6と摺動軸受5
cとの間のウォーム軸4上には、踏板2に大きな所定の
力が加わった時にウォーム6の軸方向の摺動により縮小
する第1圧縮ばね7が介装されている。また、摺動軸受
5cと固定軸受5bとの間のウォーム軸4の小径軸部4
b上には、踏板2に更に大きな所定の力が加わった時に
縮小する第2圧縮ばね8が重層に介装されている。
【0019】前記ウォーム6には、ウォーム軸4に対し
て直交するホィール軸9に支承されたウォームホィール
10が係合し、ウォーム6の正逆回転により回動可能と
なっている。ホィール軸9は、ケース3内に設けられた
軸受11a,11bに支承され、ケース3外部の同軸の
延長上には車両の車輪を規制する踏板2が一体に設けら
れている。
【0020】前記支持部材12a及び支持部材12cに
は、踏板2が起立した状態の時,伏臥した状態の時にそ
れぞれ作動するスイッチ13a,13bが固定され、一
方、ウォーム軸4及びホィール軸9にはスイッチ13
a,13bを作動させるスイッチ板14a,14bが設
けられ、前記駆動モータ1が正逆回転する。
【0021】次に、かかる装置の作用を説明する。
【0022】通常の状態においては、駆動モータ1の正
逆回転によってウォーム軸4を介してウォーム6が正逆
回転し、ウォーム6に係合するウォームホィール10が
回動してホィール軸9に一体的に固定された踏板2を起
伏可能にし、駐車する車両の車輪を規制し自動的に管理
する。
【0023】起立する踏板2に通常の力が加わった時に
は、ウォームホィール10からウォーム6に加わる力を
ウォームホィール10とウォーム6の係合摩擦力で係止
し、吸収している。
【0024】起立した踏板2に不正駐車等による過大な
力Fが加わった時には、図3に示すようにホィール軸9
に一体に設けられたウォームホィール10が矢印Aの方
向の力を受け、ウォームホィール10に係合するウォー
ム6が矢印Bの方向の力が作用する。
【0025】先ず、踏板2に通常よりも大きな所定の力
が加わると、図4に示すようにウォームホィール10が
A方向に回動し、ウォーム6が矢印B方向に移動し、ウ
ォーム6と摺動軸受5cの間に介装された第1圧縮ばね
7が縮小し、起立した踏板2が水平の位置に近づく。
【0026】踏板2に更に大きな所定の力が加わると、
図5に示すようにウォームホィール10が更にA方向に
回動し、ウォーム6が矢印B方向に移動し、摺動軸受5
cと固定軸受5bの間に介装された第2圧縮ばね8が縮
小し、踏板2が伏臥した状態になる。
【0027】従って、起立する踏板2に過大な力が加わ
っても、ウォーム6がウォーム軸4の軸方向に移動して
第1圧縮ばね7と第2圧縮ばね8からなる圧縮ばね部材
の収縮で吸収し、車止め装置のウォームギヤ機構部分の
破損がなくなる。
【0028】上記装置によれば、踏板2に過大な力が加
わった時に吸収する圧縮ばね部材は、踏板2に大きな所
定の力が加わった時に縮小する第1圧縮ばね7と、更に
大きな所定の力が加わった時に縮小する第2圧縮ばね8
で構成したため、踏板2に加わる力の大きさに応じて段
階的に吸収し、力の大きさに対応して適切に吸収し対処
できる。
【0029】上記装置は、起立した踏板2をロックする
ロック機構がウォーム6とウォームホィール10からな
る機構であり、また踏板2に過大な力が加わった時にロ
ックを解除する機構がウォーム6の軸方向の摺動により
縮小する第1圧縮ばね7と第2圧縮ばね8からなる圧縮
ばね部材で構成されているため、構成する部品が少な
く、また構造も簡単である。
【0030】また、上記装置は、踏板2に過大な力が加
わった時に圧縮ばね部材を縮小させることにより吸収す
るため、従来の如くスプリングを捩じるような無理な力
が加わることがないため、寿命が長く、耐久性のあるも
のとなる。
【0031】図6乃至図8は、本発明に係る駐車場用車
止め装置の実施の他の形態を示し、図6はその平面図、
図7は図6のD−D視断面図、図8は図6のE−E視断
面図である。
【0032】駆動モータ1aは、踏板2を起伏可能とす
る一定方向に回転可能なモータで、装置の駆動機構部分
を収容するケース3に設けられている。駆動モータ1a
には、各ギヤを介して回動される軸9aが連結されてい
る。その軸9aは、支持部材12c,12dで保持され
た固定軸受によって回転可能に支承され、ケース3の外
部の同軸の延長上には、車両の車輪を規制する踏板2が
一体に設けられている。前記軸9aには、他端がケース
3に支持された踏板戻し用スプリング19が取り付けら
れている。従って、駆動モータ1aの回転駆動と踏板戻
し用スプリング19の作用によって踏板2は、起伏可能
となっている。
【0033】また、その軸9aには、ラチェット15が
装着され、そのラチェット15にはケース3に固定され
たブラケット3aのピンPを介して揺動可能に設けられ
た爪16aを有するラチェットストッパ16が係合して
いる。ラチェットストッパ16には、そのラチェットス
トッパ16をラチェット15側に押圧しラチェット15
をロックするためのラチェットロック押えバー17が固
定されている。
【0034】ラチェットロック押えバー17の一端側の
ケース3の位置には、DCソレノイド17aが固定さ
れ、その作動軸がラチェットロック押えバー17の一端
に連結され、DCソレノイド17aのONによりラチェ
ットロック押えバー17を降下させ、ラチェット15を
ロックする。
【0035】一方、ラチェットロック押えバー17の他
端には、他端を取付ピンP1でケース3側に支持された
ストッパ戻し用スプリング17bが取り付けられ、DC
ソレノイド17aがOFFになった時にその付勢力によ
ってラチェットロックバー17の他端を下側に可動し、
ラチェットストッパ16を上昇させ元の位置に戻しラチ
ェットストッパ16によるラチェット15のロックを解
除する。
【0036】また、軸9aの支持部材12c、12dの
間には、ラチェットロック解除ブロック18aが設けら
れ、一方前記ラチェットロック押えバー17には、ラチ
ェットロック解除ブロック18aが当接してラチェット
ロック押えバー17を押し上げラチェット15のロック
を解除するラチェットロック解除レバー18bが固定さ
れている。即ち、ラチェットロック解除ブロック18a
とラチェットロック解除レバー18bは、前記踏板2に
大きな所定の力が加わった時に軸9aの回動に伴ってラ
チェットロック解除ブロック18aがラチェットロック
解除レバー18bに当接しラチェットロック解除レバー
18bが押し上げられ、ラチェットロック解除レバー1
8bが固定されているラチェットロック押えバー17も
同時に押し上げられ、ラチェット15のロックが解除さ
れる構成になっている。
【0037】前記駆動モータ1aの近傍には、踏板2が
起立した状態の時、伏臥した状態の時それぞれ作動する
下端検出スイッチ13c,上端検出スイッチ13dが設
けられている。
【0038】次に、かかる装置の作用を説明する。
【0039】通常の状態においては、入庫時は駆動モー
タ1aの回転によってギヤを介して軸9aを回動し、軸
9aに一体的に固定された踏板2が起立する。一方、出
庫時は軸9aに取り付けられた踏板戻し用スプリング1
9の付勢力で戻し、踏板2が伏臥する。
【0040】また、踏板2が起立した時には、駆動モー
タ1aの近傍に設けられた上端検出センサ13dでその
状態を検出し、その時点でラチェットロック押えバー1
7の一端に連結されたDCソレノイド17aが作動し、
ラチェットロック押えバー17の一端を押し下げラチェ
ットロック押えバー17に一体的に固定されているラチ
ェットストッパ16をラチェット15に係合し、ラチェ
ット15がロックされる。
【0041】踏板2が起立する状態で、起立する踏板2
に通常の力が加わった時には、軸9aからラチェット1
5に加わる力をDCソレノイド17aの作動によるラチ
ェットロック押えバー17の一端の押し下げにより、ラ
チェットストッパ16のラチェット15へのロック係合
力で係止し、吸収している。
【0042】一方、踏板2が伏臥した時には、駆動モー
タ1aの近傍に設けられた下端検出センサ13cがその
状態を検出し、その時点でDCソレノイド17aがOF
Fとなり、ラチェットロック押えバー17の他端に連結
されたストッパ戻し用スプリング17bの付勢力が作動
し、ラチェットロック押えバー17の他端を押し下げラ
チェットロック押えバー17に一体的に固定されている
ラチェットストッパ16を係合しているラチェット15
から外しラチェット15のロックを解除し、踏板2を踏
板戻し用スプリング19の付勢力によって元の水平位置
に戻される。
【0043】また、起立した踏板2に不正駐車等による
過大な力Fが加わった時には、図9に示すように起立し
た踏板2のA方向の可動により軸9aが回動し、それに
伴って軸9aに一体的に設けられたラチェットロック解
除ブロック18aがB方向に回動し、ラチェットロック
押えバー17に一体的に固定されているラチェットロッ
ク解除レバー18bに当接し、C方向に押し上げてラチ
ェットロック押えバー17に一体的に固定されているラ
チェットストッパ16を押し上げ係合しているラチェッ
ト15から外し、ラチェット15のロックが解除され
る。
【0044】従って、DCソレノイド17aが作動され
ラチェット15のロックが掛かっている状態でも起立す
る踏板2に過大な力Fが加わると、その状態でラチェッ
トストッパ16がラチェット15から外れてラチェット
15のロックが解除されるため、車止め装置の機構部分
の破損はなくなり、その後も引き続き支障なく使用でき
る。
【0045】また、上記装置は、踏板2のロック機構が
ラチェット機構と、ラチェットロック押えバー17の一
端に設けたDCソレノイド17a,他端に設けたストッ
パ戻し用スプリング17bからなるロック押え機構との
簡単な機構であり、また踏板2に過大な力が加わった時
にロックを解除するロック解除機構がラチェットロック
解除ブロック18aとラチェットロック解除レバー18
bからなる簡単な機構で構成されているため、部品数が
少なく、また構造も簡単である。
【0046】上記最初の実施例においては、過大な力を
吸収する圧縮ばね部材は、踏板2に大きな所定の力が加
わった時に縮小する第1圧縮ばね7と、踏板2に更に大
きな所定の力が加わった時に縮小する第2圧縮ばね8で
構成されているが、いずれか一方の圧縮ばねを設ける構
成にしてもよい。
【0047】前記ウォーム軸4は、スプライン軸4aを
有する軸であるため、ウォーム6をウォーム軸全周で保
持して駆動モータ1の回転をウォーム6に確実に伝達
し、また、踏板2に過大な力が加わった時にウォーム6
を摺動可能な軸方向に円滑に摺動可能としているが、ウ
ォーム軸4は踏板2に過大な力が加わった時にウォーム
6が軸方向に摺動可能な軸であればよいから、案内楔を
有する軸にすることもできる。
【0048】また、後の実施例においては、踏板2の元
の位置に戻すのを軸9aに取り付けた踏板戻し用スプリ
ング19でスプリングの付勢力で戻す構成にしている
が、駆動モータを正逆モータにしてモータで戻す構成に
することも可能である。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、踏
板に過大な力が加わった時ロック状態を外すため、機構
部分の破損はなくなり、その後も支障なく使用できる。
【0050】また、踏板に過大な力が加わった時でも圧
縮ばねを収縮するだけであるため、従来の如くスプリン
グを捩じるような無理が力が加わることはなく、長寿命
化が図れる効果が得られる。
【0051】然も、ロック機構及びロック解除機構は簡
単な機構であるため、部品数は少なく、構造も簡単であ
る等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る駐車場用車止め装置の実施の一
形態の横断面図である。
【図2】 図1の駐車場用車止め装置の平面図である。
【図3】 踏板に過大な力が加わる時の状態を示した横
断面図である。
【図4】 踏板に大きな所定の力が加わった時の状態を
示した横断面図である。
【図5】 踏板に更に大きな所定の力が加わった時の状
態を示した横断面図である。
【図6】 本発明に係る駐車場用車止め装置の実施の他
の形態の平面図である。
【図7】 図6の駐車場用車止め装置のD−D視断面図
である。
【図8】 図6の駐車場用車止め装置のE−E視断面図
である。
【図9】 踏板に大きな所定の力が加わった時の状態を
示した説明図である。
【図10】 従来の駐車場用車止め装置の斜視図であ
る。
【符号の説明】
1,1a:駆動モータ、2:踏板、4:ウォーム軸、4
a:スプライン軸、6:ウォーム、7:第1圧縮ばね、
8:第2圧縮ばね、9:ホィール軸、9a:軸、10:
ウォームホィール、15:ラチェット、16:ラチェッ
トストッパ、17:ラチェットロック押えバー、17
a:DCソレノイド、17b:ストッパ戻し用スプリン
グ、18a:ラチェットロック解除ブロック、18b:
ラチェットロック解除レバー、19:踏板戻しスプリン
グ。

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動モータにより回転されるウォーム軸
    と、 該ウォーム軸に装着されたウォームと、 該ウォームと係合するウォームホィールと、 該ウォームホィールのホィール軸と、 該ホィール軸からなる同軸に直結された起伏可能な踏板
    とを有する駐車場用車止め装置において、 前記ウォーム軸を、該ウォーム軸に装着されたウォーム
    を軸方向に摺動可能にする軸で構成し、 該ウォーム軸に、踏板に所定以上の力が加わった時にウ
    ォームの軸方向の摺動により縮小する圧縮ばね部材を装
    着したことを特徴とする駐車場用車止め装置。
  2. 【請求項2】 前記圧縮ばね部材は、踏板に大きな所定
    の力が加わった時にウォームの軸方向の摺動により縮小
    する第1圧縮ばねと、 更に大きな所定の力が加わった時に縮小する第2圧縮ば
    ねで構成したことを特徴とする請求項1に記載の駐車場
    用車止め装置。
  3. 【請求項3】 前記ウォーム軸は、スプライン軸を有す
    ることを特徴とする請求項1に記載の駐車場用車止め装
    置。
  4. 【請求項4】 駆動モータにより回動される軸に直結さ
    れた起伏可能な踏板と、 前記軸に装着されたラチェットと、 該ラチェットに係合しラチェットをロックする揺動可能
    なラチェットストッパと、 該ラチェットストッパに一体に設けられたラチェットロ
    ック押えバーと、 該ラチェットロック押えバーの一端に設けられたソレノ
    イドと、 ラチェットロック押えバーの他端に設けられたストッパ
    戻し用スプリングとを有し、 前記駆動モータにより回動される軸にラチェットロック
    解除ブロックを設け、 前記ラチェットロック押えバーに、前記踏板に所定以上
    の力が加わった時に前記ラチェットロック解除ブロック
    が当接しラチェットロック押えバーを押し上げラチェッ
    トのロックを解除するラチェット解除レバーを設けたこ
    とを特徴とする駐車場用車止め装置。
  5. 【請求項5】 前記駆動モータにより回動される軸に、
    踏板を元の位置に戻す踏板戻し用スプリングを取り付け
    たことを特徴とする請求項4に記載の駐車場用車止め装
    置。
JP11509096A 1996-05-09 1996-05-09 駐車場用車止め装置 Expired - Fee Related JP2738525B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11509096A JP2738525B2 (ja) 1996-05-09 1996-05-09 駐車場用車止め装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11509096A JP2738525B2 (ja) 1996-05-09 1996-05-09 駐車場用車止め装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09302980A JPH09302980A (ja) 1997-11-25
JP2738525B2 true JP2738525B2 (ja) 1998-04-08

Family

ID=14653959

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11509096A Expired - Fee Related JP2738525B2 (ja) 1996-05-09 1996-05-09 駐車場用車止め装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2738525B2 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4563889B2 (ja) * 2004-08-04 2010-10-13 Thk株式会社 駐車装置
JP2007077576A (ja) * 2005-09-09 2007-03-29 Tomihiro Takigawa 車両管理装置および駆動装置
JP5004854B2 (ja) * 2008-04-10 2012-08-22 日本パーキング株式会社 駐車装置
CN103883149A (zh) * 2014-04-18 2014-06-25 薛旭忠 一种车位锁
CN105421857B (zh) * 2016-01-07 2017-09-29 盐城工学院 一种全自动汽车占位器
CN113431408A (zh) * 2021-08-11 2021-09-24 合肥汉德贝尔属具科技有限公司 用于停车位智能停车的v型智能阻车器及其智能停取车方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH09302980A (ja) 1997-11-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6755284B2 (en) Electrically driven parking brake actuation assembly
US8070173B2 (en) Push to release retractable side step
JPH08506634A (ja) リニアモーションドライブ
JPH04228788A (ja) 可逆ねじ及びナット作動装置及びこの装置を具備した引戸
US5197356A (en) Vehicle ignition lock and transmission shift lock control mechanism
JP2738525B2 (ja) 駐車場用車止め装置
JPH0425179B2 (ja)
US9085921B2 (en) Unlocking device
US8029031B2 (en) Power-actuated motor-vehicle door latch
JP3335529B2 (ja) シフトレバー装置
JP2000514380A (ja) サイドミラーの位置を調節する装置
JP2849558B2 (ja) 車止め装置
JP3093995B2 (ja) 駐車場用の車止め装置
JPH0941705A (ja) 駐車機の車止装置
JPH0577604A (ja) 電動/手動兼用のキヤスタ連動ロツク操作機構
EP2746121B1 (en) Handbrake locking device
KR20010042263A (ko) 잠그는 것을 잊어도 작동하는 사이드브레이크 장치
KR200361056Y1 (ko) 무인주차장용 차량이동 제한장치
KR100495780B1 (ko) 무인주차장용 차량이동 제한장치
JP2963872B2 (ja) 二段式駐車装置
JPH01106754A (ja) シフトレバーのロック装置
US20040094373A1 (en) Cam driven electric parking brake actuator
JPH0616826Y2 (ja) 車両用シフトロック装置
JPH0630527Y2 (ja) セレクトレバー装置
JP2527566Y2 (ja) パーキングブレーキ操作装置

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080116

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090116

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090116

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 12

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100116

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees