JP2738397B2 - 自動演奏装置および自動演奏方法 - Google Patents
自動演奏装置および自動演奏方法Info
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Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、音色の異なった複数
種類の楽音を発音することが可能な自動演奏装置および
自動演奏方法に関する。 【0002】 【従来の技術】音色の異なった複数の楽音信号を同時に
発生可能な自動演奏装置が知られている。この種の自動
演奏装置に該当するものとして、例えば実開昭54−1
6424号公報は、必要な音色数だけ音源回路を備え、
この音源回路を適宜切り換えることにより音色の異なっ
た複数の楽音を発生し得るようにした装置を開示してい
る。また、従来の自動演奏装置は、キーコードを順次記
憶しておくデータメモリから順次データを読み出して、
別途音色操作子により設定される音色に基づいて音色を
発生させていた。 【0003】 【発明を解決するための課題】しかしながら、上述した
従来の自動演奏装置は、各々異なった音色に対応した音
源回路を複数設ける必要があり、回路構成が複雑になる
のを避けられなかった。 【0004】そこで、回路構成を複雑化しないで複数の
音色を発音し得るようにするため、例えば特公昭52−
42059号公報に開示されているように、フィルタを
有する音源回路を複数設け、このフィルタ特性を切り換
えることによって音色の異なった複数の楽音を発生する
構成を採ることが考えられる。 【0005】しかしながら、このようなフィルタ特性を
切り換える程度のものでは、発生する楽音の音色を多彩
に変化させることはできなかった。また、従来の自動演
奏装置においては、複数の音色を演奏する際、音色数分
の系列の読みだしから再生に係わるまでの構成が必要で
あり、従って、構成が複雑になるという欠点があった。 【0006】本発明は、上述した事情に鑑みてなされた
ものであり、少ない楽音発生用チャンネルで、演奏デー
タに基づく音色の異なった複数の楽音信号をテンポ情報
に基づくテンポで順次発生することができるようにする
ことにより、簡単な構成で自動演奏を多彩に制御するこ
とができる自動演奏装置および自動演奏方法を提供する
ことを目的とする。 【0007】 【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、複数の楽音に各々対応した複数の波形データを記憶
する波形メモリと、複数の楽音発生用チャンネルの中の
1つに対して楽音発生可能に制御するための第1の制御
データと前記複数の波形データの中から波形データを指
示する第2の制御データとを1組にした演奏データを、
演奏進行にしたがって順次記憶した演奏データメモリ
と、前記演奏データメモリから、前記演奏データを前記
1組単位で順次読み出すデータメモリ読出手段と、自動
演奏のテンポを制御するテンポ情報を出力するテンポ情
報出力手段と、前記複数の波形データのうち任意の波形
データに基づいて楽音を各々発生する前記複数の楽音発
生用チャンネルを有する楽音発生手段と、前記データメ
モリ読出手段により読み出された前記演奏データの前記
第1および第2の制御データにより指示された複数の楽
音に各々対応した、複数の波形データを前記波形メモリ
から順次読み出す波形メモリ読出手段と、前記複数の楽
音発生用チャンネルにおいて、前記テンポ情報出力手段
から出力される前記テンポ情報に基づくテンポで順次複
数の楽音を発生するように前記楽音発生手段を制御する
制御手段とを具備することを特徴とする。また、請求項
2に記載の発明は、請求項1に記載の自動演奏装置にお
いて、前記第2の制御データは、前記波形データが記憶
されている前記波形メモリの読み出し開始アドレスを指
示し、前記波形メモリ読出手段は、前記第2の制御デー
タにより指示された前記波形データメモリの前記読み出
し開始アドレスから前記波形データを読み出すことを特
徴とする。また、請求項3に記載の発明は、請求項1に
記載の自動演奏装置において、前記波形メモリは、前記
複数の楽音発生用チャンネルの数より多い複数の波形デ
ータを記憶していることを特徴とする。また、請求項4
に記載の発明は、請求項1に記載の自動演奏装置におい
て、前記制御手段は、前記複数の楽音発生用チャンネル
において複数の楽音を時分割で発生するように前記楽音
発生手段を制御することを特徴とする。また、請求項5
に記載の発明は、複数の楽音発生用チャンネルの中の1
つに対して楽音発生可能に制御するための第1の制御デ
ータと複数の波形データの中から波形データを指示する
第2の制御データとを1組にした複数の演奏データが記
憶された演奏データメモリから、前記演奏データを前記
1組単位で順次読み出す演奏データ読出過程と、読み出
された前記演奏データの前記第1および第2の制御デー
タにより指示された複数の楽音に各々対応した複数の波
形データを、複数の楽音に対応した複数の波形データが
記憶された波形メモリから順次読み出す波形データ読出
過程と、自動演奏のテンポを制御するテンポ情報を出力
するテンポ情報出力過程と、前記波形データ読出過程に
おいて読み出された前記複数の波形データに基づいて、
前記複数の楽音発生用チャンネルから、前記テンポ情報
に基づくテンポで順次複数の楽音を発生する楽音発生過
程とを有することを特徴とする。 【0008】 【作用】本発明によれば、データメモリ読出手段により
記演奏データメモリから演奏データが1組単位で順次読
み出された後、波形メモリ読出手段により上記演奏デー
タに基づいて複数の波形データが波形メモリから順次読
み出される。そして、制御手段は、複数の楽音発生用チ
ャンネルにおいて、テンポ情報に基づくテンポで順次複
数の楽音を発生するように楽音発生手段を制御する。こ
れにより、少ない楽音発生用チャンネルで、演奏データ
に基づく音色の異なった複数の楽音信号をテンポ情報に
基づくテンポで順次発生することができ、従って簡単な
構成で自動演奏を多彩に制御することができる、また、
請求項2に記載の発明によれば、波形メモリ読出手段に
より、第2の制御データにより指示された波形データメ
モリの読み出し開始アドレスから波形データが読み出さ
れる。さらに、請求項4に記載の発明によれば、制御手
段により、複数の楽音発生用チャンネルにおいて複数の
楽音が時分割で発生されるように楽音発生手段が制御さ
れる。これにより、同時に多彩な楽音が発生される。加
えて、請求項5に記載の発明によれば、波形データ読出
過程において読み出された複数の波形データに基づい
て、複数の楽音発生用チャンネルから楽音が各々発生さ
れる。これにより、複数の楽音発生用チャンネルから
は、複数の波形データに基づいて多彩な楽音が発生され
る。 【0009】 【実施例】以下、図面を参照し本発明の実施例を詳細に
説明する。図1は、この発明を自動演奏装置に適用した
実施例の概略構成を示すブロック図である。この図にお
いてリズムパターンメモリ1は選択し得る各リズム(例
えば、ワルツ、スイング、ルンバ、ジャズ、ロック等)
における各リズム楽器(例えば、シンバル、バスドラ
ム、ハイコンガ、マラカス等)の楽器別駆動データ(音
源別駆動データ)、およびこれら各楽器別駆動データに
基づいて再生される楽器音を各楽器毎に複数の楽器音の
中から選択するための制御データが記憶されたリードオ
ンメモリ(ROM)である。 【0010】すなわち、このリズムパターンメモリ1に
は、前記リズム楽器の種類を16種類とし、かつ再生す
べき楽器音を楽器毎に4種類ずつある楽器音の中から選
択するものとした場合、16ビットを1語としかつこれ
ら各ビットが前記各リズム楽器に1対1に対応した楽器
別駆動データRDがリズム毎にリズムの進行順に記憶さ
れると共に、これら各16ビットの楽器別駆動データR
Dに対応して各楽器毎に2ビットずつ都合32ビットの
制御データCDが付加的に各々記憶されている。これら
楽器別駆動データRDと制御データCDとの組データの
フォーマットは図2のようになる。すなわちこの場合、
楽器別駆動データRDの各ビットは、例えばビットa1
はシンバル、ビットa2はバスドラム、ビットa3はハイ
コンガ、…、ビットa16はマラカスのように対応し、ま
た制御データCDの各ビットは、例えばビットb1、b2
はシンバル、ビットb3、b4はバスドラム、ビットb
5、 b6はハイコンガ、……、ビットb31、b32はマラ
カスのように対応している。 またこの場合、楽器別駆
動データRDの各ビット”1”状態の時のみ対応するリ
ズム楽器の楽器音を再生することを意味し、また制御デ
ータCDの各2ビットはコード信号として扱かわれ、4
種類の楽器音の中から1つの楽器音を選択するようにな
っている。 【0011】次に、リズム選択スイッチ2は前記各リズ
ムから演奏者の希望するリズムを選択するためのスイッ
チであり、この自動演奏装置の操作パネル部に設けられ
ている。このリズム選択スイッチ2からは、選択された
リズムを示す信号RS(コード信号)が出力される。ま
た符号3は前記操作パネル部に設けられたリズムテンポ
調整用のスライド型の操作子であり、テンポ制御データ
発生器4はこの操作子3に連動する可変抵抗器(図示
略)の抵抗値に応じて前記操作子3のスライド位置に対
応したリズムテンポを示すリズム制御データTMPを出
力する。 【0012】リズムパターン読出回路5は、前記信号R
Sおよび前記データTMPに基づいて生成したアドレス
信号A1を、前記リズムパターンメモリ1のアドレス端
子ADへ供給し、同メモリ1から前記リズム選択スイッ
チ2によって選択されたリズムに対応する楽器別駆動デ
ータRDと制御データCDとの組データを順次読み出
す。すなわちこのリズムパターン読出回路5は、信号R
Sに基づいて前記アドレス信号A1をリズムパターンメ
モリ1における選択されたリズムに対応する楽器別駆動
データRDおよび制御データCDの記憶領域を指定する
ように設定すると共に、このアドレス信号A1をデータ
TMPが示すリズムテンポで順次変化させ、これによっ
て前記領域の各楽器別駆動データRDおよび各制御デー
タCDを順次読み出す。このリズムパターンメモリ1か
ら読み出された楽器別駆動データRDはリズム音源回路
6に供給され、また制御データCDはメモリ選択信号発
生器7に供給される。 【0013】リズム音源回路6は前記各リズム楽器の楽
器音信号を各々4種類ずつ記憶した波形メモリを有して
なるもので、この波形メモリから前記楽器別駆動データ
RDの”1”のビットが示す楽器に対応する楽器音信号
を時分割的に読み出すようになっている。そしてこの場
合、メモリ選択信号発生器7は、前記制御データCDま
たはこのメモリ選択信号発生器7自体が発生するランダ
ム信号に基づいてメモリ選択信号MSを出力して前記リ
ズム音源回路6へ供給し、これによってリズム音源回路
6が前記波形メモリから読み出すべき楽器音信号を楽器
毎に4種類あるものの中から択一的に選択するようにな
っている。このリズム音源回路6の波形メモリから時分
割的に読み出された楽器音信号は合成された後、増幅器
8へ供給され、ここで増幅されてスピーカ9へ供給され
リズム音として発音される。 【0014】次に図1におけるリズム音源回路6および
メモリ選択信号発生器7の詳細な構成を図3のブロック
図を参照して説明する。まず波形メモリ(楽音信号メモ
リ)10から説明する。この波形メモリ10には、図4
に示すようにシンバル、バスドラム、ハイコンガ、…
…、マラカスの16種類のリズム楽器の楽器音が、各楽
器毎に互いに4種類ずつPCMコードを用いて各々記憶
されている。この場合、シンバルの楽器音を例にする
と、シンバル#1、シンバル#2、シンバル#3、シン
バル#4は互いに若干波形の異なる楽器音となってい
る。また、バスドラム、ハイコンガ、……、マラカスに
ついても同様である。 【0015】次にメモリ選択信号発生器7は、前記制御
データCDに基づいて、前記波形メモリ10の各楽器の
4種類の楽器音の中から所定の1楽器音を選択するため
のメモリ選択信号MSを発生するものである。このメモ
リ選択信号発生器7が出力するメモリ選択信号MSは、
2ビットのコード信号であり、アドレスメモリ12(ア
ドレス発生器)のアドレス入力端子ADへのアドレス信
号の下位側ビットとして供給される。なお、このメモリ
選択信号発生器7の詳細な構成については後述する。 【0016】チャンネルカウンタ11は前記波形メモリ
10の16種類のリズム楽器の名楽器音を(すなわち1
6チャンネル分の情報を)時分割的に読み出すための読
み出し順序および読み出しタイミングを決める4ビット
の2進カウンタである。このチャンネルカウンタ11は
クロックφを常時計数し、その計数値を4ビットの信号
ccとして出力する。なお、前記クロックφの周期は、
この自動演奏装置における最小リズム単位時間より充分
短い時間となっている。このチャンネルカウンタ11が
出力する信号ccは、アドレスメモリ12のアドレス入
力端子ADへアドレス信号の上位側ビットとして供給さ
れる。 【0017】アドレスメモリ12は、前記波形メモリ1
0から楽器音信号を読み出す場合の読み出し開始番地
(スタートアドレス)と、読み出し語数(レンジ)とが
各々記憶されたリードオンメモリ(ROM)である。こ
の場合、前記波形メモリ10における各楽器音信号の記
憶領域(シンバル#1、シンバル#2、……、マラカス
#4)の各先頭番地L1、L2、L3、……、L64
は、このアドレスメモリ12におけるスタートアドレス
メモリ12aにL1、L2、L3、……L64の順に記
憶され、また各記憶領域の語数N1、N2、N3、…
…、N64は、このアドレスメモリ12におけるレンジ
メモリ12bにN1、N2、N3、……N64の順に記
憶されている。そしてこのアドレスメモリ12は、前記
信号ccおよび信号MSが供給されると、これらスター
トアドレスメモリ12aとレンジメモリ12bとから並
列にデータを読み出すようになっている。すなわち、例
えば今、信号ccとして”0000”が供給され、かつ
信号MSとして”00”が供給された場合は、スタート
アドレスメモリ12aから「L1」なるデータが読み出
されると共に、レンジメモリ12bから「N1」なるデ
ータが読み出され、また例えば、信号ccとして”00
01”が供給され、かつ信号MSとして”11”が供給
された場合は、スタートアドレスメモリ12aから「L
8」となるデータが読み出されると共に、レンジメモリ
12bから「N8」なるデータが読み出される。そして
スタートアドレスメモリ12aから読み出されたデータ
SAは加算回路13の一方の入力端子Aに供給され、ま
たレンジメモリ12bから読み出されたデータRGは比
較器14の一方の入力端子Aに供給される。 【0018】一方、図1のリズムパターンメモリ1から
読み出された楽器別駆動データRD(この場合は16ビ
ットのデータ)は並列直列変換回路(以下、P/S変換
回路ろ略称する。)15に供給される。このP/S変換
回路15はこのデータRDを並列に取り込むと。同デー
タRDをクロックφに従って順次1ビットずつ直列に出
力する。このP/S変換回路15から出力された直列デ
ータはオアゲート16を介して1ビット16ステージの
シフトレジスタ17へ供給され、同じくクロックφによ
って同シフトレジスタ17に取り込まれる。このシフト
レジスタ17の直列出力は前記波形メモリ10の読み出
し指令端子RCに供給されると共に、インバータ18の
出力信号が”1”信号の場合は、更にアンドゲート19
とオアゲート16とを順次介して同シフトレジスタ17
の入力端子Iに供給されるようになっている。したがっ
てこのシフトレジスタ17から出力された”1”のビッ
トは、その時点でインバータ18の出力信号が”1”信
号であれば次のクロックφによって再びこのシフトレジ
スタ17に取り込まれて失なわれることはない。このシ
フトレジスタ17の出力端子Oに得られる信号はゲート
20のエネーブル端子ENにも供給されている。 【0019】次にゲート20とシフトレジスタ21と加
算回路22とからなる部分は、波形メモリ10から各楽
器音信号を読み出す場合、各楽器音信号の記憶領域のデ
ータ読み出し番地を時分割的に進めるためのものであ
る。この部分において、シフトレジスタ21は各ステー
ジが前記語数N1〜N64のうちの最大語数を計算する
に充分なだけのビットを持つ16ステージのシフトレジ
スタであり、クロックφに従ってシフトが行なわれるよ
うになっている。このシフトレジスタ21の出力データ
D1は前記加算回路13の他方の入力端子Bへ供給され
ると共に、加算回路22の一方の入力端子Aへ供給され
る。この加算回路22の他方の入力端子BにはLSBだ
けが”1”のデータが供給されており、したがってこの
加算回路22の出力データD2は前記データD1に値
「1」を加算した値となる。このデータD2は前記比較
器14の他方の入力端子Bへ供給されると共に、ゲート
20へ供給される。このゲート20は、そのエネーブル
端子ENに”1”信号が供給されると開状態となって前
記データD2をシフトレジスタ21の入力端子Iへ供給
する。したがってこのゲート20、シフトレジスタ21
および加算回路22からなる部分においては、ゲート2
0のエネーブル端子ENに”1”信号が供給されている
時にシフトレジスタ21から出力されたデータD1は、
値「1」が加算されて(すなわちインクリメントされ
て)再びシフトレジスタ21に取り込まれ、一方ゲート
20のエネーブル端子ENに”0”信号が供給されてい
る時にシフトレジスタ21から出力されたデータD1は
失なわれて値「0」となる。 【0020】次にメモリ選択信号発生器7において、図
1のリズムパターンメモリ1から読み出された制御デー
タCD(この場合は32ビットのデータ)はP/S変換
回路23に供給される。このP/S変換回路23は制御
データCDを並列に取り込むと、同データCDをクロッ
クφに従って順次2ビットずつ直列に出力する。すなわ
ちこのP/S変換回路23は、図2に示した制御データ
CDをビットb1、b2、ビットb3、b4、ビットb5、
b6、……、ビットb31、b32の順に2ビットの信号に
変換して出力する。このP/S変換回路23の出力信号
は、セレクタ24の一方の入力端子Aに供給される。ま
たランダム信号発生器25はランダムな2ビットの信号
をクロックφに従って順次出力するもので、このランダ
ム信号発生器25の出力信号はセレクタ24の他方の入
力端子Bに供給される。このセレクタ24は、その制御
入力端子SAに”1”信号が供給されると入力端子Aに
供給されている信号を出力端子0から出力し、一方この
制御入力端子SAに”0”信号が供給されると入力端子
Bに供給されている信号を出力端子0から出力する。こ
のセレクタ24の制御入力端子SAに選択スイッチ26
を介して”1”信号が供給されるようになっている。そ
してこのセレクタ24の出力信号はセレクタ27の一方
の入力端子Aに供給される。このセレクタ27は、前記
セレクタ24と同様のセレクタであり、その制御入力端
子SAには前記P/S変換回路15の出力信号が供給さ
れるようになっている。このセレクタ27の出力信号
は、シフトレジスタ28の入力端子Iへ供給される。シ
フトレジスタ28は2ビット、16ステージのシフトレ
ジスタで、前記セレクタ27の出力信号(2ビットの信
号)をクロックφに従って2ビットずつ順次取り込みシ
フトする。このシフトレジスタ28の出力端子0からは
前記信号MSが順次出力され、この信号MSは前述した
ようにアドレスメモリ12のアドレス入力端子ADへ供
給されると共に、前記セレクタ27の他方の入力端子B
へ供給される。したがって、このシフトレジスタ28と
セレクタ27とからなる部分によれば、セレクタ27の
制御入力端子SAに”1”信号が供給されている場合
は、前記セレクタ24の出力信号がシフトレジスタ28
に順次取り込まれ、一方セレクタ27の制御入力端子S
Aに”0”信号が供給されている場合は、シフトレジス
タ28の出力信号MSが同シフトレジスタ28の入力側
に取り込まれる結果同シフトレジスタ28の内容がロー
テイトされることになる。 【0021】次に、以上の構成になるこのリズム音源回
路6およびメモリ選択信号発生器7の動作を説明する。
まず演奏者が選択スイッチ26を開状態に設定していた
とする。そして今、前記リズムパターンメモリ1から楽
器別駆動データRDとしてシンバルとバスドラムの各楽
器音だけを再生させるようなデータ、すなわちビットa
16からビットa1までの16ビットが”0、……、0、
1、1”のように配列されたデータが読み出され、また
制御データCDとしては、シンバルの楽器音としてシン
バル#2をまたバスドラムの楽器音としてバスドラム#
4を各々選択するようなデータ、すなわちビットb2、
b1が”01”、ビットb4、b3が”11”、その他の
ビットb32〜b5が例えば全て”0”であるようなデー
タを読み出されたとする。ま た説明を簡単にするため
に、この時点においてシフトレジスタ28の各ステージ
の内容全ては”00”であったとする。 【0022】この場合、前記データRDはP/S変換回
路15を介してシフトレジスタ17に1ビットずつ順次
取り込まれ、このシフトレジスタ17においては全ての
ビット(16ビット)が取り込まれた時点で、出力端子
0側から入力端子I側に向って”1”、”1”、”
0”、……、”0”の順に配列された状態となる。また
この間に、前記データCDはP/S変換回路23とセレ
クタ24とを順次介してセレクタ27の入力端子Aに2
ビットずつ順次供給されるが、このセレクタ27の制御
入力端子SAにはP/S変換回路15の出力信号が供給
されているから、前記データCDのうちビットb2、b1
およびビットb4、b3だけがシフトレジスタ28に取り
込まれる。この結果シフトレジスタ28の各ステージの
内容は、前記シフトレジスタ17にデータRDの全ビッ
トが取り込まれた時点と同時点において、出力端子0側
から入力端子I側に向って”01”、”11”、その他
の各ステージの内容は16ステージ分ローテイトされる
前の内容すなわち”00”となる。またこの時点におい
て、チャンネルカウンタ11の計数出力信号ccは”0
000”となる(このように同期がとられている。)。
したがってこの時点においては、アドレスメモリ12の
アドレス入力端子ADに供給されるアドレス信号が”0
00001”となり、スタートアドレスメモリ12aか
らデータSAとして「L2」が読み出され、またレンジ
メモリ12bからデータRGとして「N2」が読み出さ
れる。また、この時点においては、現在の楽器別駆動デ
ータRDの一つ前の楽器別駆動データRDに対する処理
動作は全て完了しているから、シフトレジスタ21の各
ステージのデータは全て「0」であり、これによってデ
ータD1は「0」となっている。したがって、この時点
においては、加算回路13の出力データD3、すなわち
データSAとデータD1との和は値「L2」となり、こ
のデータD3は波形メモリ10のアドレス入力端子AD
にアドレス信号として供給される。またこの時、この波
形メモリ10の読出指令端子RCにはシフトレジスタ1
7の出力端子0から”1”信号が供給されているから、
同メモリ10のL2番地のデータ、すなわちシンバル#
2の1語目のPCMデータが読み出される。このPCM
データはアキュームレータ29に供給される。またこの
時点においては、加算回路22の出力データD2は値
「1」であるから、比較器14は値「N2」と値「1」
との比較結果である”0”信号を出力端子EQから出力
してインバータ18へ供給しており、したがってこのイ
ンバータ18の出力信号は”1”信号となっている。こ
のため、この時点においては、シフトレジスタ17から
出力される”1”信号は、アンドゲート19とオアゲー
ト16とを順次介して同シフトレジスタ17の入力端子
Iに供給されている。またこのシフトレジスタ17が出
力する”1”信号はゲート20を開状態にしているか
ら、前記データD2、すなわち値「1」がシフトレジス
タ21に供給されている。またこの時点においては、P
/S変換回路15の出力信号は”0”となっているから
(データRDの送出を完了しているから)、シフトレジ
スタ28の入力端子Iには前記信号MSが供給されてい
る。 【0023】ここで、次のクロックφが発生したとす
る。この場合、チャンネルカウンタ11の出力信号cc
は”0001”となり、またシフトレジスタ28は1ス
テージ分シフトされて信号MSが”11”となるからア
ドレスメモリ12のアドレス信号は”000111”と
なる。この結果、スタートアドレスメモリ12aからデ
ータSAとして「L8」が読み出され、またレンジメモ
リ12bからデータRGとして「N8」が読み出され
る。またこの場合、シフトレジスタ17、21も各々1
ステージ分シフトされるから、シフトレジスタ17の内
容は出力側から入力側に向って”1”、”0”、…
…、”0”、”1”となり、またシフトレジスタ21の
各ステージの内容は出力側から入力側に向って「0」、
……「0」、「1」となる。すなわちこの場合、データ
D1は「0」、データD3は「L8」、波形メモリ10
の読出指令端子RCの信号は”1”信号となり、この結
果、波形メモリ10のL8番地のデータすなわちバスド
ラム#4の1語目のPCMデータが読み出されアキュー
ムレータ29へ供給される。またこの場合、データD2
は「1」、比較器14の出力端子EQの信号はデータR
GとデータD1とが等しくないから”0”信号、シフト
レジスタ17の出力信号は”1”信号、シフトレジスタ
21の入力データは「1」となり、またシフトレジスタ
28の各ステージの内容は出力側から入力側に向って”
11”、”00”、……”00””01”、同シフトレ
ジスタ28の入力信号は”11”となっている。 【0024】そして、次のクロックφが発生したとす
る。この場合、信号ccは”0010”となり、また信
号MSは”00”となるから、スタートアドレスメモリ
12aからデータSAとして「L9」、レンジメモリ1
2bからデータRGとして「N9」が各々読み出され
る。またこの場合、シフトレジスタ17、21、28は
各々1ステージ分シフトされるから、シフトレジスタ1
7の内容は出力側から入力側に向って”0”、……、”
0”、”1”、”1”となり、シフトレジスタ21の内
容は出力側から入力側に向って「0」、……、「0」、
「1」、「1」となり、またシフトレジスタ28の内容
は出力側から入力側に向って”00”、……、”0
0”、”01”、”11”となる。すなわちこの場合、
データD1は「0」、データD3は「L9」となるが、
シフトレジスタ17の出力信号は”0”であるから、波
形メモリ10のデータの読み出しは行なわれない。なお
この場合、データD2は「1」、比較器14の比較出力
信号は”0”、シフトレジスタ17の入力信号は”
0”、シフトレジスタ21の入力データは「0」、シフ
トレジスタ28の入力信号は”00”となる。 【0025】以下、クロックφが順次発生された場合、
上述した原理に基づいて動作が行なわれるが、チャンネ
ルカウンタ11の出力信号ccが”1111”になった
時点までは、シフトレジスタ17の出力信号がいずれの
場合も”0”であるため、波形メモリ10のデータ読み
出しは行われない。 【0026】以上が、現在の楽器別駆動データRDおよ
び制御データCDに対する楽器音の時分割読み出し過程
における1スキャン目の動作である。この1スキャン目
においてアキュームレータ29によりデジタル的に合成
された各楽器音のPCMデータは、D/A変換器30に
よってアナログ信号に変換された後、図1の増幅器8に
供給される。 【0027】次に、この時点に続いて次のクロックφが
発生したとする。この場合、信号ccは再び”000
0”となり、また信号MSも再び”01”となるから、
スタートアドレスメモリ12aから「L2」が読み出さ
れ、またレンジメモリ12bから「L2」が読み出され
る。またこの場合、シフトレジスタ17の内容は出力側
から入力側に向って”1”、”1”、”0”……、”
0”となり、またシフトレジスタ21の内容は出力側か
ら入力側に向って「1」、「1」、「0」、……、
「0」となる。したがってデータD1は「1」、データ
D3は「L2+1」となり、波形メモリ10の(L2+
1)番地のデータ、すなわちシンバル#2の2語目のP
CMデータが読み出される。なおこの場合、データD2
は「2」、比較器14の比較出力信号は”0”、シフト
レジスタ17の入力信号は”1”、シフトレジスタ21
の入力データは「2」、シフトレジスタ28の入力デー
タは”01”となる。 【0028】そして、次のクロックφが発生すると、上
述した動作と同様にして波形メモリ10の(L8+1)
番地のデータ、すなわちバスドラム#4の2語目のPC
Mデータが読み出され、また以下順次クロックφが発生
され信号ccが”0010”から”1111”まで変化
する間においては、波形メモリ10のデータの読み出し
は行なわれない。 【0029】以上が前記データRDおよびデータCDに
対する各楽器音の時分割読み出し過程における2スキャ
ン目の動作である。 【0030】以下、同様にしてシフトレジスタ21の各
ステージにおける「0」以外のデータが16ステージ分
シフト(ローテイト)される毎に、すなわち1スキャン
毎にインクリメントされ、これによってシンバル#2と
バスドラム#4の3語目以降のPCMデータが順次読み
出されていゆく。 【0031】そして今、N2スキャン目の動作が開始さ
れたとする(ただし、N2<N8と仮定する。)。この
場合、信号ccが”0000”となると、スタートアド
レスメモリ12aから「L2」が読み出され、またレン
ジメモリ12bから「N2」が読み出される。またこの
場合、シフトレジスタ17の内容は出力側から入力側に
向って”1”、”1”、”0”、……”0”となり、ま
たシフトレジスタ21の内容は出力側から入力側に向っ
て「N2−1」、「N2−1」、「0」、……、「0」
となる。したがって波形メモリ10の(L2+N2−
1)番地のデータ、すなわちシンバル#2のN2語目の
PCMデータ(最終データ)が読み出される。 そし
て、次のクロックφが発生すると、シフトレジスタ17
の内容は出力側から入力側に向って”1”、”0”、…
…、”0”となり、シンバルに対応する”1”のビット
が”0”に変化して、以後シンバル#2のPCMデータ
の読み出しは行なわれなくなる。 【0032】またN8スキャン目の動作が行なわれた場
合には、上述したN2スキャン目の動作と同様にして、
シフトレジスタ17におけるバスドラムに対応する”
1”のビットが”0”に変化し、以後バスドラム#4の
PCMデータの読み出しは行なわれなくなる。 【0033】以上のようにして、前述した現在の楽器別
駆動データRDおよび制御データCDに対する楽器音の
時分割読み出しが行なわれる。なお、以上に述べた読み
出し動作は、次の楽器別駆動データRDおよび制御デー
タCDが供給されるまでに全て完了する。また上述した
例において制御データCDが、ビットb2、b1が”0
0”、ビットb4、b3が”10”であるようなデータで
あった場合は、シンバル#1とバスドラム#3の各PC
Mデータが読み出されることになる。しかしてこの実施
例によれば、発音させる各リズム楽器の楽器音を制御デ
ータCDによって波形が異なる4種類の楽器音の中から
任意に選択することができ、これによりリズム音を実際
のリズム演奏により近い極めて自然感に富んだ音にする
ことができる。 【0034】次に、この実施例において、発音させる各
リズム楽器の楽器音を4種類の楽器音の中からランダム
に選択する場合を説明する。この場合は、選択スイッチ
26を開状態にしておけばよい。すなわちこの場合は、
楽器別駆動データRDがシフトレジスタ17に取り込ま
れる動作と並行して、ランダム信号発生器25が発生す
る2ビットのランダム信号がセレクタ24とセレクタ2
7を順次介してシフトレジスタ28に取り込まれる。し
たがって、この場合、信号MSは読み出すべき各リズム
楽器の楽器音に対してランダムとなる。 【0035】しかして、この実施例によれば、発音させ
る各リズム楽器の楽器音信号を波形が異なる4種類の楽
器音の中からランダムに選択することもでき、これによ
りリズム音を実際のリズム演奏により近い極めて自然感
に富んだ音にすることができる。 【0036】なお、以上に説明した実施例においては、
各リズム楽器の楽器音を4種類の中から選択するように
したが、これにより多くの種類の中から選択するように
しても勿論かまわない。 【0037】 【発明の効果】以上の説明から明らかなように、請求項
1〜5に記載の発明によれば、制御手段により、複数の
楽音発生用チャンネルにおいて、テンポ情報に基づくテ
ンポで順次複数の楽音を発生するように楽音発生手段が
制御されるので、少ない楽音発生用チャンネルで、演奏
データに基づく音色の異なった複数の楽音信号をテンポ
情報に基づくテンポで順次発生することができ、従って
簡単な構成で自動演奏を多彩に制御することができる、
また、請求項4に記載の発明によれば、制御手段によ
り、複数の楽音発生用チャンネルにおいて複数の楽音が
時分割で発生されるように楽音発生手段が制御されるの
で、同時に多彩な楽音を発生することができる。さら
に、請求項5に記載の発明によれば、波形データ読出過
程において読み出された複数の波形データに基づいて、
複数の楽音発生用チャンネルから楽音が各々発生される
ので、複数の波形データに基づいて多彩な楽音を発生す
ることができる。
種類の楽音を発音することが可能な自動演奏装置および
自動演奏方法に関する。 【0002】 【従来の技術】音色の異なった複数の楽音信号を同時に
発生可能な自動演奏装置が知られている。この種の自動
演奏装置に該当するものとして、例えば実開昭54−1
6424号公報は、必要な音色数だけ音源回路を備え、
この音源回路を適宜切り換えることにより音色の異なっ
た複数の楽音を発生し得るようにした装置を開示してい
る。また、従来の自動演奏装置は、キーコードを順次記
憶しておくデータメモリから順次データを読み出して、
別途音色操作子により設定される音色に基づいて音色を
発生させていた。 【0003】 【発明を解決するための課題】しかしながら、上述した
従来の自動演奏装置は、各々異なった音色に対応した音
源回路を複数設ける必要があり、回路構成が複雑になる
のを避けられなかった。 【0004】そこで、回路構成を複雑化しないで複数の
音色を発音し得るようにするため、例えば特公昭52−
42059号公報に開示されているように、フィルタを
有する音源回路を複数設け、このフィルタ特性を切り換
えることによって音色の異なった複数の楽音を発生する
構成を採ることが考えられる。 【0005】しかしながら、このようなフィルタ特性を
切り換える程度のものでは、発生する楽音の音色を多彩
に変化させることはできなかった。また、従来の自動演
奏装置においては、複数の音色を演奏する際、音色数分
の系列の読みだしから再生に係わるまでの構成が必要で
あり、従って、構成が複雑になるという欠点があった。 【0006】本発明は、上述した事情に鑑みてなされた
ものであり、少ない楽音発生用チャンネルで、演奏デー
タに基づく音色の異なった複数の楽音信号をテンポ情報
に基づくテンポで順次発生することができるようにする
ことにより、簡単な構成で自動演奏を多彩に制御するこ
とができる自動演奏装置および自動演奏方法を提供する
ことを目的とする。 【0007】 【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、複数の楽音に各々対応した複数の波形データを記憶
する波形メモリと、複数の楽音発生用チャンネルの中の
1つに対して楽音発生可能に制御するための第1の制御
データと前記複数の波形データの中から波形データを指
示する第2の制御データとを1組にした演奏データを、
演奏進行にしたがって順次記憶した演奏データメモリ
と、前記演奏データメモリから、前記演奏データを前記
1組単位で順次読み出すデータメモリ読出手段と、自動
演奏のテンポを制御するテンポ情報を出力するテンポ情
報出力手段と、前記複数の波形データのうち任意の波形
データに基づいて楽音を各々発生する前記複数の楽音発
生用チャンネルを有する楽音発生手段と、前記データメ
モリ読出手段により読み出された前記演奏データの前記
第1および第2の制御データにより指示された複数の楽
音に各々対応した、複数の波形データを前記波形メモリ
から順次読み出す波形メモリ読出手段と、前記複数の楽
音発生用チャンネルにおいて、前記テンポ情報出力手段
から出力される前記テンポ情報に基づくテンポで順次複
数の楽音を発生するように前記楽音発生手段を制御する
制御手段とを具備することを特徴とする。また、請求項
2に記載の発明は、請求項1に記載の自動演奏装置にお
いて、前記第2の制御データは、前記波形データが記憶
されている前記波形メモリの読み出し開始アドレスを指
示し、前記波形メモリ読出手段は、前記第2の制御デー
タにより指示された前記波形データメモリの前記読み出
し開始アドレスから前記波形データを読み出すことを特
徴とする。また、請求項3に記載の発明は、請求項1に
記載の自動演奏装置において、前記波形メモリは、前記
複数の楽音発生用チャンネルの数より多い複数の波形デ
ータを記憶していることを特徴とする。また、請求項4
に記載の発明は、請求項1に記載の自動演奏装置におい
て、前記制御手段は、前記複数の楽音発生用チャンネル
において複数の楽音を時分割で発生するように前記楽音
発生手段を制御することを特徴とする。また、請求項5
に記載の発明は、複数の楽音発生用チャンネルの中の1
つに対して楽音発生可能に制御するための第1の制御デ
ータと複数の波形データの中から波形データを指示する
第2の制御データとを1組にした複数の演奏データが記
憶された演奏データメモリから、前記演奏データを前記
1組単位で順次読み出す演奏データ読出過程と、読み出
された前記演奏データの前記第1および第2の制御デー
タにより指示された複数の楽音に各々対応した複数の波
形データを、複数の楽音に対応した複数の波形データが
記憶された波形メモリから順次読み出す波形データ読出
過程と、自動演奏のテンポを制御するテンポ情報を出力
するテンポ情報出力過程と、前記波形データ読出過程に
おいて読み出された前記複数の波形データに基づいて、
前記複数の楽音発生用チャンネルから、前記テンポ情報
に基づくテンポで順次複数の楽音を発生する楽音発生過
程とを有することを特徴とする。 【0008】 【作用】本発明によれば、データメモリ読出手段により
記演奏データメモリから演奏データが1組単位で順次読
み出された後、波形メモリ読出手段により上記演奏デー
タに基づいて複数の波形データが波形メモリから順次読
み出される。そして、制御手段は、複数の楽音発生用チ
ャンネルにおいて、テンポ情報に基づくテンポで順次複
数の楽音を発生するように楽音発生手段を制御する。こ
れにより、少ない楽音発生用チャンネルで、演奏データ
に基づく音色の異なった複数の楽音信号をテンポ情報に
基づくテンポで順次発生することができ、従って簡単な
構成で自動演奏を多彩に制御することができる、また、
請求項2に記載の発明によれば、波形メモリ読出手段に
より、第2の制御データにより指示された波形データメ
モリの読み出し開始アドレスから波形データが読み出さ
れる。さらに、請求項4に記載の発明によれば、制御手
段により、複数の楽音発生用チャンネルにおいて複数の
楽音が時分割で発生されるように楽音発生手段が制御さ
れる。これにより、同時に多彩な楽音が発生される。加
えて、請求項5に記載の発明によれば、波形データ読出
過程において読み出された複数の波形データに基づい
て、複数の楽音発生用チャンネルから楽音が各々発生さ
れる。これにより、複数の楽音発生用チャンネルから
は、複数の波形データに基づいて多彩な楽音が発生され
る。 【0009】 【実施例】以下、図面を参照し本発明の実施例を詳細に
説明する。図1は、この発明を自動演奏装置に適用した
実施例の概略構成を示すブロック図である。この図にお
いてリズムパターンメモリ1は選択し得る各リズム(例
えば、ワルツ、スイング、ルンバ、ジャズ、ロック等)
における各リズム楽器(例えば、シンバル、バスドラ
ム、ハイコンガ、マラカス等)の楽器別駆動データ(音
源別駆動データ)、およびこれら各楽器別駆動データに
基づいて再生される楽器音を各楽器毎に複数の楽器音の
中から選択するための制御データが記憶されたリードオ
ンメモリ(ROM)である。 【0010】すなわち、このリズムパターンメモリ1に
は、前記リズム楽器の種類を16種類とし、かつ再生す
べき楽器音を楽器毎に4種類ずつある楽器音の中から選
択するものとした場合、16ビットを1語としかつこれ
ら各ビットが前記各リズム楽器に1対1に対応した楽器
別駆動データRDがリズム毎にリズムの進行順に記憶さ
れると共に、これら各16ビットの楽器別駆動データR
Dに対応して各楽器毎に2ビットずつ都合32ビットの
制御データCDが付加的に各々記憶されている。これら
楽器別駆動データRDと制御データCDとの組データの
フォーマットは図2のようになる。すなわちこの場合、
楽器別駆動データRDの各ビットは、例えばビットa1
はシンバル、ビットa2はバスドラム、ビットa3はハイ
コンガ、…、ビットa16はマラカスのように対応し、ま
た制御データCDの各ビットは、例えばビットb1、b2
はシンバル、ビットb3、b4はバスドラム、ビットb
5、 b6はハイコンガ、……、ビットb31、b32はマラ
カスのように対応している。 またこの場合、楽器別駆
動データRDの各ビット”1”状態の時のみ対応するリ
ズム楽器の楽器音を再生することを意味し、また制御デ
ータCDの各2ビットはコード信号として扱かわれ、4
種類の楽器音の中から1つの楽器音を選択するようにな
っている。 【0011】次に、リズム選択スイッチ2は前記各リズ
ムから演奏者の希望するリズムを選択するためのスイッ
チであり、この自動演奏装置の操作パネル部に設けられ
ている。このリズム選択スイッチ2からは、選択された
リズムを示す信号RS(コード信号)が出力される。ま
た符号3は前記操作パネル部に設けられたリズムテンポ
調整用のスライド型の操作子であり、テンポ制御データ
発生器4はこの操作子3に連動する可変抵抗器(図示
略)の抵抗値に応じて前記操作子3のスライド位置に対
応したリズムテンポを示すリズム制御データTMPを出
力する。 【0012】リズムパターン読出回路5は、前記信号R
Sおよび前記データTMPに基づいて生成したアドレス
信号A1を、前記リズムパターンメモリ1のアドレス端
子ADへ供給し、同メモリ1から前記リズム選択スイッ
チ2によって選択されたリズムに対応する楽器別駆動デ
ータRDと制御データCDとの組データを順次読み出
す。すなわちこのリズムパターン読出回路5は、信号R
Sに基づいて前記アドレス信号A1をリズムパターンメ
モリ1における選択されたリズムに対応する楽器別駆動
データRDおよび制御データCDの記憶領域を指定する
ように設定すると共に、このアドレス信号A1をデータ
TMPが示すリズムテンポで順次変化させ、これによっ
て前記領域の各楽器別駆動データRDおよび各制御デー
タCDを順次読み出す。このリズムパターンメモリ1か
ら読み出された楽器別駆動データRDはリズム音源回路
6に供給され、また制御データCDはメモリ選択信号発
生器7に供給される。 【0013】リズム音源回路6は前記各リズム楽器の楽
器音信号を各々4種類ずつ記憶した波形メモリを有して
なるもので、この波形メモリから前記楽器別駆動データ
RDの”1”のビットが示す楽器に対応する楽器音信号
を時分割的に読み出すようになっている。そしてこの場
合、メモリ選択信号発生器7は、前記制御データCDま
たはこのメモリ選択信号発生器7自体が発生するランダ
ム信号に基づいてメモリ選択信号MSを出力して前記リ
ズム音源回路6へ供給し、これによってリズム音源回路
6が前記波形メモリから読み出すべき楽器音信号を楽器
毎に4種類あるものの中から択一的に選択するようにな
っている。このリズム音源回路6の波形メモリから時分
割的に読み出された楽器音信号は合成された後、増幅器
8へ供給され、ここで増幅されてスピーカ9へ供給され
リズム音として発音される。 【0014】次に図1におけるリズム音源回路6および
メモリ選択信号発生器7の詳細な構成を図3のブロック
図を参照して説明する。まず波形メモリ(楽音信号メモ
リ)10から説明する。この波形メモリ10には、図4
に示すようにシンバル、バスドラム、ハイコンガ、…
…、マラカスの16種類のリズム楽器の楽器音が、各楽
器毎に互いに4種類ずつPCMコードを用いて各々記憶
されている。この場合、シンバルの楽器音を例にする
と、シンバル#1、シンバル#2、シンバル#3、シン
バル#4は互いに若干波形の異なる楽器音となってい
る。また、バスドラム、ハイコンガ、……、マラカスに
ついても同様である。 【0015】次にメモリ選択信号発生器7は、前記制御
データCDに基づいて、前記波形メモリ10の各楽器の
4種類の楽器音の中から所定の1楽器音を選択するため
のメモリ選択信号MSを発生するものである。このメモ
リ選択信号発生器7が出力するメモリ選択信号MSは、
2ビットのコード信号であり、アドレスメモリ12(ア
ドレス発生器)のアドレス入力端子ADへのアドレス信
号の下位側ビットとして供給される。なお、このメモリ
選択信号発生器7の詳細な構成については後述する。 【0016】チャンネルカウンタ11は前記波形メモリ
10の16種類のリズム楽器の名楽器音を(すなわち1
6チャンネル分の情報を)時分割的に読み出すための読
み出し順序および読み出しタイミングを決める4ビット
の2進カウンタである。このチャンネルカウンタ11は
クロックφを常時計数し、その計数値を4ビットの信号
ccとして出力する。なお、前記クロックφの周期は、
この自動演奏装置における最小リズム単位時間より充分
短い時間となっている。このチャンネルカウンタ11が
出力する信号ccは、アドレスメモリ12のアドレス入
力端子ADへアドレス信号の上位側ビットとして供給さ
れる。 【0017】アドレスメモリ12は、前記波形メモリ1
0から楽器音信号を読み出す場合の読み出し開始番地
(スタートアドレス)と、読み出し語数(レンジ)とが
各々記憶されたリードオンメモリ(ROM)である。こ
の場合、前記波形メモリ10における各楽器音信号の記
憶領域(シンバル#1、シンバル#2、……、マラカス
#4)の各先頭番地L1、L2、L3、……、L64
は、このアドレスメモリ12におけるスタートアドレス
メモリ12aにL1、L2、L3、……L64の順に記
憶され、また各記憶領域の語数N1、N2、N3、…
…、N64は、このアドレスメモリ12におけるレンジ
メモリ12bにN1、N2、N3、……N64の順に記
憶されている。そしてこのアドレスメモリ12は、前記
信号ccおよび信号MSが供給されると、これらスター
トアドレスメモリ12aとレンジメモリ12bとから並
列にデータを読み出すようになっている。すなわち、例
えば今、信号ccとして”0000”が供給され、かつ
信号MSとして”00”が供給された場合は、スタート
アドレスメモリ12aから「L1」なるデータが読み出
されると共に、レンジメモリ12bから「N1」なるデ
ータが読み出され、また例えば、信号ccとして”00
01”が供給され、かつ信号MSとして”11”が供給
された場合は、スタートアドレスメモリ12aから「L
8」となるデータが読み出されると共に、レンジメモリ
12bから「N8」なるデータが読み出される。そして
スタートアドレスメモリ12aから読み出されたデータ
SAは加算回路13の一方の入力端子Aに供給され、ま
たレンジメモリ12bから読み出されたデータRGは比
較器14の一方の入力端子Aに供給される。 【0018】一方、図1のリズムパターンメモリ1から
読み出された楽器別駆動データRD(この場合は16ビ
ットのデータ)は並列直列変換回路(以下、P/S変換
回路ろ略称する。)15に供給される。このP/S変換
回路15はこのデータRDを並列に取り込むと。同デー
タRDをクロックφに従って順次1ビットずつ直列に出
力する。このP/S変換回路15から出力された直列デ
ータはオアゲート16を介して1ビット16ステージの
シフトレジスタ17へ供給され、同じくクロックφによ
って同シフトレジスタ17に取り込まれる。このシフト
レジスタ17の直列出力は前記波形メモリ10の読み出
し指令端子RCに供給されると共に、インバータ18の
出力信号が”1”信号の場合は、更にアンドゲート19
とオアゲート16とを順次介して同シフトレジスタ17
の入力端子Iに供給されるようになっている。したがっ
てこのシフトレジスタ17から出力された”1”のビッ
トは、その時点でインバータ18の出力信号が”1”信
号であれば次のクロックφによって再びこのシフトレジ
スタ17に取り込まれて失なわれることはない。このシ
フトレジスタ17の出力端子Oに得られる信号はゲート
20のエネーブル端子ENにも供給されている。 【0019】次にゲート20とシフトレジスタ21と加
算回路22とからなる部分は、波形メモリ10から各楽
器音信号を読み出す場合、各楽器音信号の記憶領域のデ
ータ読み出し番地を時分割的に進めるためのものであ
る。この部分において、シフトレジスタ21は各ステー
ジが前記語数N1〜N64のうちの最大語数を計算する
に充分なだけのビットを持つ16ステージのシフトレジ
スタであり、クロックφに従ってシフトが行なわれるよ
うになっている。このシフトレジスタ21の出力データ
D1は前記加算回路13の他方の入力端子Bへ供給され
ると共に、加算回路22の一方の入力端子Aへ供給され
る。この加算回路22の他方の入力端子BにはLSBだ
けが”1”のデータが供給されており、したがってこの
加算回路22の出力データD2は前記データD1に値
「1」を加算した値となる。このデータD2は前記比較
器14の他方の入力端子Bへ供給されると共に、ゲート
20へ供給される。このゲート20は、そのエネーブル
端子ENに”1”信号が供給されると開状態となって前
記データD2をシフトレジスタ21の入力端子Iへ供給
する。したがってこのゲート20、シフトレジスタ21
および加算回路22からなる部分においては、ゲート2
0のエネーブル端子ENに”1”信号が供給されている
時にシフトレジスタ21から出力されたデータD1は、
値「1」が加算されて(すなわちインクリメントされ
て)再びシフトレジスタ21に取り込まれ、一方ゲート
20のエネーブル端子ENに”0”信号が供給されてい
る時にシフトレジスタ21から出力されたデータD1は
失なわれて値「0」となる。 【0020】次にメモリ選択信号発生器7において、図
1のリズムパターンメモリ1から読み出された制御デー
タCD(この場合は32ビットのデータ)はP/S変換
回路23に供給される。このP/S変換回路23は制御
データCDを並列に取り込むと、同データCDをクロッ
クφに従って順次2ビットずつ直列に出力する。すなわ
ちこのP/S変換回路23は、図2に示した制御データ
CDをビットb1、b2、ビットb3、b4、ビットb5、
b6、……、ビットb31、b32の順に2ビットの信号に
変換して出力する。このP/S変換回路23の出力信号
は、セレクタ24の一方の入力端子Aに供給される。ま
たランダム信号発生器25はランダムな2ビットの信号
をクロックφに従って順次出力するもので、このランダ
ム信号発生器25の出力信号はセレクタ24の他方の入
力端子Bに供給される。このセレクタ24は、その制御
入力端子SAに”1”信号が供給されると入力端子Aに
供給されている信号を出力端子0から出力し、一方この
制御入力端子SAに”0”信号が供給されると入力端子
Bに供給されている信号を出力端子0から出力する。こ
のセレクタ24の制御入力端子SAに選択スイッチ26
を介して”1”信号が供給されるようになっている。そ
してこのセレクタ24の出力信号はセレクタ27の一方
の入力端子Aに供給される。このセレクタ27は、前記
セレクタ24と同様のセレクタであり、その制御入力端
子SAには前記P/S変換回路15の出力信号が供給さ
れるようになっている。このセレクタ27の出力信号
は、シフトレジスタ28の入力端子Iへ供給される。シ
フトレジスタ28は2ビット、16ステージのシフトレ
ジスタで、前記セレクタ27の出力信号(2ビットの信
号)をクロックφに従って2ビットずつ順次取り込みシ
フトする。このシフトレジスタ28の出力端子0からは
前記信号MSが順次出力され、この信号MSは前述した
ようにアドレスメモリ12のアドレス入力端子ADへ供
給されると共に、前記セレクタ27の他方の入力端子B
へ供給される。したがって、このシフトレジスタ28と
セレクタ27とからなる部分によれば、セレクタ27の
制御入力端子SAに”1”信号が供給されている場合
は、前記セレクタ24の出力信号がシフトレジスタ28
に順次取り込まれ、一方セレクタ27の制御入力端子S
Aに”0”信号が供給されている場合は、シフトレジス
タ28の出力信号MSが同シフトレジスタ28の入力側
に取り込まれる結果同シフトレジスタ28の内容がロー
テイトされることになる。 【0021】次に、以上の構成になるこのリズム音源回
路6およびメモリ選択信号発生器7の動作を説明する。
まず演奏者が選択スイッチ26を開状態に設定していた
とする。そして今、前記リズムパターンメモリ1から楽
器別駆動データRDとしてシンバルとバスドラムの各楽
器音だけを再生させるようなデータ、すなわちビットa
16からビットa1までの16ビットが”0、……、0、
1、1”のように配列されたデータが読み出され、また
制御データCDとしては、シンバルの楽器音としてシン
バル#2をまたバスドラムの楽器音としてバスドラム#
4を各々選択するようなデータ、すなわちビットb2、
b1が”01”、ビットb4、b3が”11”、その他の
ビットb32〜b5が例えば全て”0”であるようなデー
タを読み出されたとする。ま た説明を簡単にするため
に、この時点においてシフトレジスタ28の各ステージ
の内容全ては”00”であったとする。 【0022】この場合、前記データRDはP/S変換回
路15を介してシフトレジスタ17に1ビットずつ順次
取り込まれ、このシフトレジスタ17においては全ての
ビット(16ビット)が取り込まれた時点で、出力端子
0側から入力端子I側に向って”1”、”1”、”
0”、……、”0”の順に配列された状態となる。また
この間に、前記データCDはP/S変換回路23とセレ
クタ24とを順次介してセレクタ27の入力端子Aに2
ビットずつ順次供給されるが、このセレクタ27の制御
入力端子SAにはP/S変換回路15の出力信号が供給
されているから、前記データCDのうちビットb2、b1
およびビットb4、b3だけがシフトレジスタ28に取り
込まれる。この結果シフトレジスタ28の各ステージの
内容は、前記シフトレジスタ17にデータRDの全ビッ
トが取り込まれた時点と同時点において、出力端子0側
から入力端子I側に向って”01”、”11”、その他
の各ステージの内容は16ステージ分ローテイトされる
前の内容すなわち”00”となる。またこの時点におい
て、チャンネルカウンタ11の計数出力信号ccは”0
000”となる(このように同期がとられている。)。
したがってこの時点においては、アドレスメモリ12の
アドレス入力端子ADに供給されるアドレス信号が”0
00001”となり、スタートアドレスメモリ12aか
らデータSAとして「L2」が読み出され、またレンジ
メモリ12bからデータRGとして「N2」が読み出さ
れる。また、この時点においては、現在の楽器別駆動デ
ータRDの一つ前の楽器別駆動データRDに対する処理
動作は全て完了しているから、シフトレジスタ21の各
ステージのデータは全て「0」であり、これによってデ
ータD1は「0」となっている。したがって、この時点
においては、加算回路13の出力データD3、すなわち
データSAとデータD1との和は値「L2」となり、こ
のデータD3は波形メモリ10のアドレス入力端子AD
にアドレス信号として供給される。またこの時、この波
形メモリ10の読出指令端子RCにはシフトレジスタ1
7の出力端子0から”1”信号が供給されているから、
同メモリ10のL2番地のデータ、すなわちシンバル#
2の1語目のPCMデータが読み出される。このPCM
データはアキュームレータ29に供給される。またこの
時点においては、加算回路22の出力データD2は値
「1」であるから、比較器14は値「N2」と値「1」
との比較結果である”0”信号を出力端子EQから出力
してインバータ18へ供給しており、したがってこのイ
ンバータ18の出力信号は”1”信号となっている。こ
のため、この時点においては、シフトレジスタ17から
出力される”1”信号は、アンドゲート19とオアゲー
ト16とを順次介して同シフトレジスタ17の入力端子
Iに供給されている。またこのシフトレジスタ17が出
力する”1”信号はゲート20を開状態にしているか
ら、前記データD2、すなわち値「1」がシフトレジス
タ21に供給されている。またこの時点においては、P
/S変換回路15の出力信号は”0”となっているから
(データRDの送出を完了しているから)、シフトレジ
スタ28の入力端子Iには前記信号MSが供給されてい
る。 【0023】ここで、次のクロックφが発生したとす
る。この場合、チャンネルカウンタ11の出力信号cc
は”0001”となり、またシフトレジスタ28は1ス
テージ分シフトされて信号MSが”11”となるからア
ドレスメモリ12のアドレス信号は”000111”と
なる。この結果、スタートアドレスメモリ12aからデ
ータSAとして「L8」が読み出され、またレンジメモ
リ12bからデータRGとして「N8」が読み出され
る。またこの場合、シフトレジスタ17、21も各々1
ステージ分シフトされるから、シフトレジスタ17の内
容は出力側から入力側に向って”1”、”0”、…
…、”0”、”1”となり、またシフトレジスタ21の
各ステージの内容は出力側から入力側に向って「0」、
……「0」、「1」となる。すなわちこの場合、データ
D1は「0」、データD3は「L8」、波形メモリ10
の読出指令端子RCの信号は”1”信号となり、この結
果、波形メモリ10のL8番地のデータすなわちバスド
ラム#4の1語目のPCMデータが読み出されアキュー
ムレータ29へ供給される。またこの場合、データD2
は「1」、比較器14の出力端子EQの信号はデータR
GとデータD1とが等しくないから”0”信号、シフト
レジスタ17の出力信号は”1”信号、シフトレジスタ
21の入力データは「1」となり、またシフトレジスタ
28の各ステージの内容は出力側から入力側に向って”
11”、”00”、……”00””01”、同シフトレ
ジスタ28の入力信号は”11”となっている。 【0024】そして、次のクロックφが発生したとす
る。この場合、信号ccは”0010”となり、また信
号MSは”00”となるから、スタートアドレスメモリ
12aからデータSAとして「L9」、レンジメモリ1
2bからデータRGとして「N9」が各々読み出され
る。またこの場合、シフトレジスタ17、21、28は
各々1ステージ分シフトされるから、シフトレジスタ1
7の内容は出力側から入力側に向って”0”、……、”
0”、”1”、”1”となり、シフトレジスタ21の内
容は出力側から入力側に向って「0」、……、「0」、
「1」、「1」となり、またシフトレジスタ28の内容
は出力側から入力側に向って”00”、……、”0
0”、”01”、”11”となる。すなわちこの場合、
データD1は「0」、データD3は「L9」となるが、
シフトレジスタ17の出力信号は”0”であるから、波
形メモリ10のデータの読み出しは行なわれない。なお
この場合、データD2は「1」、比較器14の比較出力
信号は”0”、シフトレジスタ17の入力信号は”
0”、シフトレジスタ21の入力データは「0」、シフ
トレジスタ28の入力信号は”00”となる。 【0025】以下、クロックφが順次発生された場合、
上述した原理に基づいて動作が行なわれるが、チャンネ
ルカウンタ11の出力信号ccが”1111”になった
時点までは、シフトレジスタ17の出力信号がいずれの
場合も”0”であるため、波形メモリ10のデータ読み
出しは行われない。 【0026】以上が、現在の楽器別駆動データRDおよ
び制御データCDに対する楽器音の時分割読み出し過程
における1スキャン目の動作である。この1スキャン目
においてアキュームレータ29によりデジタル的に合成
された各楽器音のPCMデータは、D/A変換器30に
よってアナログ信号に変換された後、図1の増幅器8に
供給される。 【0027】次に、この時点に続いて次のクロックφが
発生したとする。この場合、信号ccは再び”000
0”となり、また信号MSも再び”01”となるから、
スタートアドレスメモリ12aから「L2」が読み出さ
れ、またレンジメモリ12bから「L2」が読み出され
る。またこの場合、シフトレジスタ17の内容は出力側
から入力側に向って”1”、”1”、”0”……、”
0”となり、またシフトレジスタ21の内容は出力側か
ら入力側に向って「1」、「1」、「0」、……、
「0」となる。したがってデータD1は「1」、データ
D3は「L2+1」となり、波形メモリ10の(L2+
1)番地のデータ、すなわちシンバル#2の2語目のP
CMデータが読み出される。なおこの場合、データD2
は「2」、比較器14の比較出力信号は”0”、シフト
レジスタ17の入力信号は”1”、シフトレジスタ21
の入力データは「2」、シフトレジスタ28の入力デー
タは”01”となる。 【0028】そして、次のクロックφが発生すると、上
述した動作と同様にして波形メモリ10の(L8+1)
番地のデータ、すなわちバスドラム#4の2語目のPC
Mデータが読み出され、また以下順次クロックφが発生
され信号ccが”0010”から”1111”まで変化
する間においては、波形メモリ10のデータの読み出し
は行なわれない。 【0029】以上が前記データRDおよびデータCDに
対する各楽器音の時分割読み出し過程における2スキャ
ン目の動作である。 【0030】以下、同様にしてシフトレジスタ21の各
ステージにおける「0」以外のデータが16ステージ分
シフト(ローテイト)される毎に、すなわち1スキャン
毎にインクリメントされ、これによってシンバル#2と
バスドラム#4の3語目以降のPCMデータが順次読み
出されていゆく。 【0031】そして今、N2スキャン目の動作が開始さ
れたとする(ただし、N2<N8と仮定する。)。この
場合、信号ccが”0000”となると、スタートアド
レスメモリ12aから「L2」が読み出され、またレン
ジメモリ12bから「N2」が読み出される。またこの
場合、シフトレジスタ17の内容は出力側から入力側に
向って”1”、”1”、”0”、……”0”となり、ま
たシフトレジスタ21の内容は出力側から入力側に向っ
て「N2−1」、「N2−1」、「0」、……、「0」
となる。したがって波形メモリ10の(L2+N2−
1)番地のデータ、すなわちシンバル#2のN2語目の
PCMデータ(最終データ)が読み出される。 そし
て、次のクロックφが発生すると、シフトレジスタ17
の内容は出力側から入力側に向って”1”、”0”、…
…、”0”となり、シンバルに対応する”1”のビット
が”0”に変化して、以後シンバル#2のPCMデータ
の読み出しは行なわれなくなる。 【0032】またN8スキャン目の動作が行なわれた場
合には、上述したN2スキャン目の動作と同様にして、
シフトレジスタ17におけるバスドラムに対応する”
1”のビットが”0”に変化し、以後バスドラム#4の
PCMデータの読み出しは行なわれなくなる。 【0033】以上のようにして、前述した現在の楽器別
駆動データRDおよび制御データCDに対する楽器音の
時分割読み出しが行なわれる。なお、以上に述べた読み
出し動作は、次の楽器別駆動データRDおよび制御デー
タCDが供給されるまでに全て完了する。また上述した
例において制御データCDが、ビットb2、b1が”0
0”、ビットb4、b3が”10”であるようなデータで
あった場合は、シンバル#1とバスドラム#3の各PC
Mデータが読み出されることになる。しかしてこの実施
例によれば、発音させる各リズム楽器の楽器音を制御デ
ータCDによって波形が異なる4種類の楽器音の中から
任意に選択することができ、これによりリズム音を実際
のリズム演奏により近い極めて自然感に富んだ音にする
ことができる。 【0034】次に、この実施例において、発音させる各
リズム楽器の楽器音を4種類の楽器音の中からランダム
に選択する場合を説明する。この場合は、選択スイッチ
26を開状態にしておけばよい。すなわちこの場合は、
楽器別駆動データRDがシフトレジスタ17に取り込ま
れる動作と並行して、ランダム信号発生器25が発生す
る2ビットのランダム信号がセレクタ24とセレクタ2
7を順次介してシフトレジスタ28に取り込まれる。し
たがって、この場合、信号MSは読み出すべき各リズム
楽器の楽器音に対してランダムとなる。 【0035】しかして、この実施例によれば、発音させ
る各リズム楽器の楽器音信号を波形が異なる4種類の楽
器音の中からランダムに選択することもでき、これによ
りリズム音を実際のリズム演奏により近い極めて自然感
に富んだ音にすることができる。 【0036】なお、以上に説明した実施例においては、
各リズム楽器の楽器音を4種類の中から選択するように
したが、これにより多くの種類の中から選択するように
しても勿論かまわない。 【0037】 【発明の効果】以上の説明から明らかなように、請求項
1〜5に記載の発明によれば、制御手段により、複数の
楽音発生用チャンネルにおいて、テンポ情報に基づくテ
ンポで順次複数の楽音を発生するように楽音発生手段が
制御されるので、少ない楽音発生用チャンネルで、演奏
データに基づく音色の異なった複数の楽音信号をテンポ
情報に基づくテンポで順次発生することができ、従って
簡単な構成で自動演奏を多彩に制御することができる、
また、請求項4に記載の発明によれば、制御手段によ
り、複数の楽音発生用チャンネルにおいて複数の楽音が
時分割で発生されるように楽音発生手段が制御されるの
で、同時に多彩な楽音を発生することができる。さら
に、請求項5に記載の発明によれば、波形データ読出過
程において読み出された複数の波形データに基づいて、
複数の楽音発生用チャンネルから楽音が各々発生される
ので、複数の波形データに基づいて多彩な楽音を発生す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施例による自動演奏装置の構
成を示すブロック図である。 【図2】 同実施例における楽器別駆動データRDおよ
び制御データCDのフォーマット を示す図である。 【図3】 同実施例におけるリズム音源回路6とメモリ
選択信号発生器7の詳細な構成を 示すブロック図であ
る。 【図4】 同実施例における波形メモリ10の記憶内容
を示す図である。 【符号の説明】 1 リズムパターンメモリ 2 リズム選択スイッチ 5 リズムパターン読出回路 6 リズム音源回路 7 メモリ選択信号発生器 10 波形メモリ 11 チャンネルカウンタ 12 アドレス発生器(アドレスメモリ) 17、21 シフトレジスタ A1 アドレス信号 RD 楽器別駆動データ
成を示すブロック図である。 【図2】 同実施例における楽器別駆動データRDおよ
び制御データCDのフォーマット を示す図である。 【図3】 同実施例におけるリズム音源回路6とメモリ
選択信号発生器7の詳細な構成を 示すブロック図であ
る。 【図4】 同実施例における波形メモリ10の記憶内容
を示す図である。 【符号の説明】 1 リズムパターンメモリ 2 リズム選択スイッチ 5 リズムパターン読出回路 6 リズム音源回路 7 メモリ選択信号発生器 10 波形メモリ 11 チャンネルカウンタ 12 アドレス発生器(アドレスメモリ) 17、21 シフトレジスタ A1 アドレス信号 RD 楽器別駆動データ
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 1.複数の楽音に各々対応した複数の波形データを記憶
する波形メモリと、複数の楽音発生用チャンネルの中の1つに対して楽音発
生可能に制御するための 第1の制御データと前記複数の
波形データの中から波形データを指示する第2の制御デ
ータとを1組にした演奏データを、演奏進行にしたがっ
て順次記憶した演奏データメモリと、 前記演奏データメモリから、前記演奏データを前記1組
単位で順次読み出すデータメモリ読出手段と、 自動演奏のテンポを制御するテンポ情報を出力するテン
ポ情報出力手段と、 前記複数の波形データのうち任意の波形データに基づい
て楽音を各々発生する前記複数の楽音発生用チャンネル
を有する楽音発生手段と、 前記データメモリ読出手段により読み出された前記演奏
データの前記第1および第2の制御データにより指示さ
れた複数の楽音に各々対応した、複数の波形データを前
記波形メモリから順次読み出す波形メモリ読出手段と、 前記複数の楽音発生用チャンネルにおいて、前記テンポ
情報出力手段から出力される前記テンポ情報に基づくテ
ンポで順次複数の楽音を発生するように前記楽音発生手
段を制御する制御手段と、 を具備することを特徴とする自動演奏装置。 2.前記第2の制御データは、前記波形データが記憶さ
れている前記波形メモリの読み出し開始アドレスを指示
し、 前記波形メモリ読出手段は、前記第2の制御データによ
り指示された前記波形データメモリの前記読み出し開始
アドレスから前記波形データを読み出すこと、 を特徴とする請求項1に記載の自動演奏装置。 3.前記波形メモリは、前記複数の楽音発生用チャンネ
ルの数より多い複数の波形データを記憶していること、 を特徴とする請求項1に記載の自動演奏装置。 4.前記制御手段は、前記複数の楽音発生用チャンネル
において複数の楽音を時分割で発生するように前記楽音
発生手段を制御すること、 を特徴とする請求項1に記載の自動演奏装置。 5.複数の楽音発生用チャンネルの中の1つに対して楽
音発生可能に制御するための第1の制御データと複数の
波形データの中から波形データを指示する第2の制御デ
ータとを1組にした複数の演奏データが記憶された演奏
データメモリから、前記演奏データを前記1組単位で順
次読み出す演奏データ読出過程と、 読み出された前記演奏データの前記第1および第2の制
御データにより指示された複数の楽音に各々対応した複
数の波形データを、複数の楽音に対応した複数の波形デ
ータが記憶された波形メモリから順次読み出す波形デー
タ読出過程と、 自動演奏のテンポを制御するテンポ情報を出力するテン
ポ情報出力過程と、 前記波形データ読出過程において読み出された前記複数
の波形データに基づいて、前記複数の楽音発生用チャン
ネルから、前記テンポ情報に基づくテンポで順次複数の
楽音を発生する楽音発生過程と、 を有することを特徴とする自動演奏方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9049671A JP2738397B2 (ja) | 1997-02-17 | 1997-02-17 | 自動演奏装置および自動演奏方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9049671A JP2738397B2 (ja) | 1997-02-17 | 1997-02-17 | 自動演奏装置および自動演奏方法 |
Related Parent Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7229501A Division JP2738359B2 (ja) | 1995-09-06 | 1995-09-06 | リズム音発生装置およびその発音制御方注 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09204181A JPH09204181A (ja) | 1997-08-05 |
| JP2738397B2 true JP2738397B2 (ja) | 1998-04-08 |
Family
ID=12837645
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9049671A Expired - Lifetime JP2738397B2 (ja) | 1997-02-17 | 1997-02-17 | 自動演奏装置および自動演奏方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2738397B2 (ja) |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5299807A (en) * | 1976-02-16 | 1977-08-22 | Nippon Gakki Seizo Kk | Automatic rhythm player |
| JPS5553719A (en) * | 1978-10-14 | 1980-04-19 | Hitachi Denshi Ltd | Periodic function signal generating device |
-
1997
- 1997-02-17 JP JP9049671A patent/JP2738397B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH09204181A (ja) | 1997-08-05 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19971216 |