JPH067334B2 - 電子楽器 - Google Patents

電子楽器

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JPH067334B2
JPH067334B2 JP57183266A JP18326682A JPH067334B2 JP H067334 B2 JPH067334 B2 JP H067334B2 JP 57183266 A JP57183266 A JP 57183266A JP 18326682 A JP18326682 A JP 18326682A JP H067334 B2 JPH067334 B2 JP H067334B2
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rhythm
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    • GPHYSICS
    • G10MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
    • G10HELECTROPHONIC MUSICAL INSTRUMENTS; INSTRUMENTS IN WHICH THE TONES ARE GENERATED BY ELECTROMECHANICAL MEANS OR ELECTRONIC GENERATORS, OR IN WHICH THE TONES ARE SYNTHESISED FROM A DATA STORE
    • G10H1/00Details of electrophonic musical instruments
    • G10H1/36Accompaniment arrangements
    • G10H1/40Rhythm
    • G10H1/42Rhythm comprising tone forming circuits
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S84/00Music
    • Y10S84/12Side; rhythm and percussion devices

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Acoustics & Sound (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Electrophonic Musical Instruments (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、オートリズム装置を有する電子楽器に係
り、特に、演奏者等によって操作される操作子の操作量
に応じて発生するリズム音を変え得るようにした電子楽
器に関する。
一般に、オートリズム装置を有する電子楽器において、
自動演奏されるリズム演奏音はリズム種類の選択に応じ
て固定されてしまい、曲の始めから終わりまで同一のリ
ズム音に基づくリズム演奏が単調に繰り返されるのみで
あった。
そこで、リズム演奏の途中において任意にリズムパター
ンに変更を加えて、より豊かなリズム演奏を行い得るよ
うにするために、リズム音の発音を指示するリズムパタ
ーンをエキスプレッションペダルの操作に連動して変更
するようにすることが提案されている(特開昭51−7
7321号公報参照)。
しかし、この従来のものでは、演奏者がペダルを適宜操
作することによってリズム演奏に変化をつけることはで
きるが、ペダルの操作量とリズムパターン変更態様との
関係は常に同じで、固定されている。このため、種々の
リズム種類のリズム演奏を行い得るオートリズム装置の
場合には、選択されたリズム種類によってはリズム演奏
が当該リズム種類に適さない不自然なものとなってしま
うおそれがある。
この発明は、上述の事情に鑑みなされたもので、操作子
の操作によってリズム演奏音に変化をつけるに際し、実
際に演奏されているリズム演奏に適した態様でリズム演
奏音を制御するようにして、単調さがなく、かつ不自然
さがない変化に富んだ情感豊かなリズム演奏を行い得る
電子楽器を提供しようとするものである。
この発明に係る電子楽器は、複数のリズム音を発生可能
なリズム音発生手段と、リズム種類を選択するリズム選
択手段と、前記リズム選択手段で選択されたリズム種類
に対応するリズムパターンに従って前記リズム音発生手
段において発生すべきリズム音を順次指示する発音指示
手段と、演奏者によって操作される操作子と、前記リズ
ム音発生手段において、前記発音指示手段により発音が
指示される前記リズム音の数を前記操作子の操作量の増
加に従って所定の順序で変化させるものであって、該順
序を前記リズム選択手段で選択されたリズム種類に対応
して設定する音源数制御手段と、を備えたことを特徴と
する。
音源数制御手段は、リズム音発生手段において発生する
リズム音の数を、操作子の操作量に従って所定の順序で
変化させる。これにより、演奏者が操作子を任意に操作
することによって、リズム演奏を構成するリズム音の数
そのものが演奏中に変化するので(単にリズムパターン
が変化するだけではない)、変化に富んだ情感豊かなリ
ズム演奏を楽しむことができる。しかも、操作子の操作
量に応じたリズム音数変化の順序が選択されたリズム種
類に対応して自動的に設定されるので、演奏中のリズム
種類に適した自然な状態でリズム演奏に変化をつけるこ
とができる。
以下、図面を参照しこの発明の実施例について説明す
る。
第1図はこの発明の第1の実施例の構成を示すブロック
図であり、この図に示す実施例はキーボード楽音および
リズム音を発生することができる電子楽器である。な
お、この図においてはリズム音を発生するオートリズム
装置についてのみ示し、キーボードおよびキーボード楽
音を発生する回路については図示を省略している。ま
た、この図に示すオートリズム装置は最大16種類のリ
ズム音を発生することができる。
第1図において、符号1は発振器であり、この発振器1
の発振出力は分周器2によつて分周され、クロックパル
スφとしてリズムカウンタ3および微分回路4へ供給さ
れる。ここで、クロックパルスφはリズムの最小単位と
なるクロックパルスである。リズムカウンタ3はクロッ
クパルスφの立上りでトリガされる例えば16進のカウ
ンタであり、そのカウント出力はリズムパターンメモリ
5へ供給される。微分回路4はクロックパルスφの立上
りにおいて幅の狭いパルス信号を出力する回路であり、
出力されたパルス信号はアンドゲート6へ供給される。
リズム選択部7は、ルンバ、ボサノバ、8ビート等のリ
ズムを選択するための複数のリズム選択スイツチと、各
リズム選択スイツチの出力をコード化するエンコーダか
ら構成されるもので、操作されたリズム選択スイツチの
出力をコード化し、リズムコードRCとしてリズムパタ
ーンメモリ5およびデコーダ8へ供給する。
リズムパターンメモリ5は内部にデコーダを有して構成
されるROM(リードオンリメモリ)であり、予め各リ
ズム(ルンバ、ボサノバ、8ビート等)の各々に対応し
て16種類のリズムパターンが記憶されている。例えば
第2図はホサノバのリズムに対応するリズムパターンを
示す図であり、リズムパターンメモリ5にはこのような
パターンが各リズムに各々対応して“1”、“0”で記
憶されている。そして、リズムコードRCによつてリズ
ムの種類が指定されると、指定されたリズムの各パター
ンがリズムカウンタ3のカウント出力にしたがつて出力
端子Q1〜Q16から順次繰返し出力される。この場合、
第2図に示すカバサ音のリズムパターンが出力端子Q1
から、シンバル(1)音のリズムパターンが出力端子Q2
ら、……タムタム(2)音のリズムパターンが出力端子Q
16から出力される。なお、出力端子Q1〜Q16とリズム
音との対応関係はリズムの種類にかかわりなく一定であ
る。
アンドゲート6は微分回路4からパルス信号が出力され
た時のみ、その入力端へ供給されている信号を出力端か
ら出力する回路である。すなわち、このアンドゲート6
によつてリズムパターンメモリ5から出力されたリズム
パターンがリズムパルスに変換され、ゲートG1〜G16
を介してリズム音源回路10へ供給される。リズム音源
回路10は16種類のリズム音源、すなわち、カバサ音
用リズム音源、シンバル(1)音用リズム音源、……タム
タム(2)音用リズム音源から構成される回路であり、各
リズム音源はリズムパルスが供給される毎にリズム音信
号を発生する。そして、発生した各リズム音信号はミキ
シングされ、増幅器11を介してスピーカ12へ供給さ
れ、リズム音として発音される。なお、上記の構成にお
けるリズムパターンメモリ5,アンドゲート6,ゲート
1〜G16によって発音指示手段が構成されている。
一方、符号14はキーボード音用のEXPペダルであ
り、このEXPペダルにはペダル操作量検出用の可変抵
抗器15が設けられている。この場合、可変抵抗器15
の摺動子15aはEXPペダル14の操作に応じて移動
する。すなわち、EXPペダル14の操作に応じて移動
する。すなわち、EXPペダル14が全く踏込まれてい
ない時は、摺動子15aが可変抵抗器15の一端P1
位置し、EXPペダル14が踏込まれるに従つて他端P
2に向つて順次移動し、EXPペダル14が最終位置ま
で踏込まれた時は他端P2に達する。この可変抵抗器1
5の一端P1には電圧+Vaが供給され、他端P2は接地
され、また、摺動子15aに得られる電圧Vsがコンパ
レータCO1〜CO16の各入力端子に各々供給されて
いる。
コンパレータCO1〜CO16は各々、その入力端子の
電圧が の電圧より大の時は“0”信号を、小の時は“1”信号
を出力するもので、各コンパレータCO1〜CO16は各々抵抗16の中間端子R1〜R16に接続されてい
る。この抵抗16の一端には電圧+Vb(ただし、Vb
=Va)が供給され、他端は接地され、また、中間端子
1〜R16の電圧は各々V1〜V16となつている。また、
コンパレータCO1〜CO16の各出力端は各々接続回路
17の入力端子I1〜I16に接続されている。
接続回路17は入力端子I1〜I16と出力端子O1〜O16
とを接続する回路であり、入力端子I1〜016を各々出
力端子O1〜O16のどの端子に接続するかがデコーダ8
の出力(すなわち、リズムコードRC)によつて決定さ
れる。例えば、リズム選択部7からボサノバのリズムコ
ードRCが出力されている時は、第3図(イ)に示すよう
に入力端子I1〜I16が各々出力端子O1〜O16に接続さ
れ、また、リズム選択部7から8ビートのリズムコード
RCが出力されている時は、第3図(ロ)に示すように入
力端子I1が出力端子O5に、入力端子I2が出力端子O2
に、……、入力端子I16が出力端子O12に各々接続され
る。そして、この接続回路17の各出力端子O1〜O16
に得られる信号が各ゲートG1〜G16の各制御端子へ供
給される。なお、上記構成における抵抗16,コンパレ
ータCO1〜CO16,接続回路17によって音源数制御
手段が構成されている。
以上の構成において、例えばいま、リズム選択部7から
ボサノバのリズムコードRCが出力されているとする。
この場合、リズムパターンメモリ5の出力端子Q1〜Q
16から第2図に示す各リズムパターンが繰返し出力さ
れ、アンドゲート6によつてリズムパルスに変換され、
ゲートG1〜G16の各入力端子へ供給される。
一方、この時EXPペダル14が全く踏込まれていない
とすると、可変抵抗器15の摺動子15aが一端P
位置にあり、したがつて電圧Vsと電圧V1〜V16との
間に、 Vs>V1>V2>……V16 なる関係が成立つ。この結果、コンパレータCO1〜C
16の各出力がいずれも“0”信号となり、各“0”信
号が各々接続回路17の入力端子I1〜I16へ供給され
る。接続回路17は、この時第3図(イ)に示す状態にあ
り、したがつてコンパレータCO1〜CO16の各出力
(“0”信号)が各々ゲートG1〜G16の制御端子へ供
給され、ゲートG1〜G16が閉状態となる。この結果、
リズム音源回路10へリズムパルスが供給されず、スピ
ーカ12からリズム音が発生することはない。
次に、演奏者がEXPペダルをわずかに踏込み、この結
果、電圧Vsが、 V1>Vs>V2 となつたとすると、コンパレータCO1の出力のみが
“1”信号となる。この“1”信号は接続回路17を介
してゲートG1の制御端子へ供給され、これによりゲー
トG1が開状態となる。ゲートG1が開状態になると、カ
バサ音のリズムパルスがゲートG1を介してリズム音源
回路10へ供給され、これにより、ゲートG1が開状態
となる。ゲートG1が開状態になると、カバサ音のリズ
ムパルスがゲートG1を介してリズム音源回路10へ供
給され、これにより、カバサ音のリズム音源が駆動さ
れ、スピーカ12からカバサ音が発生する。以下、演奏
者がEXPペダル14を順次踏込むにしたがつてコンパ
レータCO2、CO3……の出力が順次“1”信号をな
り、これによりゲートG2、G3……が順次開状態とな
り、シンバル(1)音、バスドラム(1)音……が順次スピー
カ12から発生する。そして、演奏者がEXPペダル1
4を最終位置まで踏込むと、ゲートG1〜G16が全て開
状態となり、第2図に示す各リズム音が全てスピーカ1
2から発生する。なお、上述した説明においては、ゲー
トG1〜G16が開状態になると、対応するリズム音が発
生するとして説明したが、例えば第2図におけるシンバ
ル(1)音、シンバル(2)音等のように、リズムパターンが
全て休符(リズムパターンメモリ5においては“0”)
の場合は、勿論リズム音の発生はない。
次に、演奏者がリズム選択部7によつて例えば8ビート
を選択したとすると、リズム選択部7から8ビートのリ
ズムコードRCが出力され、リズムパターンメモリ5お
よびデコーダ8へ供給される。これにより、8ビートの
各リズムパターンがリズムパターンメモリ5の出力端子
1〜Q16から出力され、アンドゲート6によつてリズ
ムパルスに変換され、ゲートG1〜G16の各入力端へ供
給される。また、接続回路17が第3図(ロ)に示す接続
状態となる。
ここで、EXPペダル14が全く踏込まれていない場合
は、前述したようにゲートG1〜G16が全て閉状態とな
り、スピーカ12からリズム音が発生することはない。
次に、演奏者がEXPペダル14をわずかに踏込み、こ
れにより、電圧Vsが、 V1>Vs>V2 となつたとすると、コンパレータCO1の出力が“1”
信号となり、この“1”信号が接続回路17を介してゲ
ートG1の制御端子へ供給され、ゲートG5が開状態とな
る。これにより、ハイハツト(1)音がスピーカ12から
発生する。以下、演奏者がEXPペダル14を順次踏込
むに従つて、ゲートG2、G3……が順次開状態となり、
これに応じて各リズム音が順次発生する。なお、第4図
は8ビートの各リズムパターンを、EXPペダル14の
踏込みに応じて発生する順に記載したものである。
このように、第1図に示す実施例においては、EXPペ
ダル14の踏込量に応じて、駆動されるリズム音源数が
多くなり、したがつて、EXPペダル14を踏込めば踏
込むほど、リズム音の演奏効果が増大する。
なお、第5図に示すように、コンパレータCO1、CO2
の各 を共に電圧Vbのラインに接続し、かつ電圧Vbを電圧
Vaよりわずかに大きく設定すれば、EXPペダル14
が全く踏込まれていない状態においてコンパレータCO
1、CO2の各出力が共に“1”信号となり、したがつ
て、コンパレータCO1、CO2の各出力に対応するリズ
ム音源を駆動することができる。また、第1図において
電圧Vaを、V3<Va<V2なる範囲の値に予め設定し
ても、上述した場合と同様の動作をさせることができ
る。
また、リズム選択部7から8ビートのリズムコードRC
が出力されている状態において、第6図に示すようにコ
ンパレータCO1、CO3、CO7、CO9の各出力回路に
エクスクルーシブオアゲートEX、EXを各々挿入
すれば、コンパレータCO1の出力のみが“1”信号と
なつた時はハイハツト(1)音を発生させ、EXPペダル
14を踏込んでコンパレータCO7の出力が“1”信号
になつた時はハイハツト(1)音を発生させず、ハイハツ
ト(2)音を発生させることができる。バスドラム(1)音、
バスドラム(2)音についても同様である。このようにす
ると同じリズム音源であつてもEXPペダルの踏込量に
応じてパターンを変化させることができる。
以上説明したように、本実施例による電子楽器は、自動
リズム伴奏におけるリズム音の数をエクスプレッション
ペダルの踏み込み量に応じて変化させることができるの
で、例えば以下説明するように、演奏者の感情の起伏と
一体となってリズム音の数が変化する情感豊かな演奏が
可能となるはずである。すなわち、演奏が始まったばか
りで、主題部への導入部を演奏する場合、演奏者はエク
スプレッションペダルを弱く踏んで演奏を行う。この結
果、自動リズム演奏はリズム種類にとって特徴的な少な
い数のリズム音によって行われ、冷静かつ微細な印象の
演奏が行われる。しかし、曲が主題部へと移行するに従
い、演奏者はペダルを強く踏み込む。この結果、リズム
伴奏におけるリズム音の数がペダル操作量に応じて増加
して行く。このように、通常音量を制御するような操作
でリズム音の数を増加させることができるので、操作量
とそれによるリズム音の変化具合が把握し易く、従っ
て、操作性が極めて良いという効果を有する。
次に、この発明の第2の実施例について説明する。第7
図はこの発明の第2の実施例の構成を示すブロック図で
ある。この図に示す実施例は、第1図に示すものと同様
に、第2図または第4図に示す16種類のリズム音を発
生することができ、かつ、EXPペダル14aの踏込み
に応じて、発生するリズム音の数が増大するように構成
された電子楽器であるが、各リズム音の形成の方法が第
1図に示すものと全く異なつている。すなわち、この電
子楽器においては、予め波形メモリ30内に16種類の
リズム音波形が記憶されており、これらのリズム音波形
が順次分割で読出されてリズム音の形成が行われる。こ
の場合、波形メモリ30にはリズム音波形の全波形では
なく、一部の波形が記憶されている。例えば、あるリズ
ム音の波形を第8図に示すものとすると、波形メモリ3
0には、このリズム音波形の立上り部Aについては全波
形が、立上り部A以降については部分B(1周期)のみ
が記憶されている。そして、楽音形成時においては、ま
ず立上り部Aの各楽音データが読出されてリズム音が形
成され、次いで、部分Bの各楽音データが繰返し読出さ
れ、読出された各楽音データにエンベロープが付与され
てリズム音が形成される。なお、このように構成してい
る理由は、波形メモリ30の容量を節減するためであ
る。
以下、この電子楽器の構成を詳述する。なお、以下の説
明の便宜上各リズム音に第2図に示すように番号を付
し、これらの番号(例えばカバサ音は「1」、シンバル
(1)音は「2」……)を以下、リズム音番号と称する。
第7図において、チヤンネルカウンタ31はクロツクパ
ルスφをアツプカウントする16進のカウンタであ
り、そのカウント出力「0」〜「15」がチヤンネル信号C
Hとして出力される。リズム音番号出力回路32は、リ
ズム選択部7から出力されるリズムコードRCに基づい
て、チヤンネル信号CHをリズム番号NOに変換して出
力する回路である。ここで、チヤンネル信号CH→リズ
ム番号NOの変換は次の様にして行われる。例えばリズ
ムコードRCがボサノバのリズムコードの場合は、チヤ
ンネル信号CH「0」〜「15」を各リズム音番号
「1」〜「16」に変換する。また、リズムコードRC
が8ビートのリズムコードの場合は次表のように変換す
る。
すなわち、第2図、第4図から明らかなように、リズム
音番号NOのチヤンネル信号CH「0」〜「15」に対
応する順序はEXPペダル14aの踏込みに応じて順次
発生する各リズム音の順番になつている。
リズムパルス発生回路33はリズム選択部7から供給さ
れるリズムコードRCに対応して16種のリズムパルス
を発生する回路であり、発生した各リズムパルスはリズ
ム音番号出力回路32から供給されるリズム音番号NO
に応じて出力端子Q1からリズムパルスRPとして時分
割で出力される。例えば、リズム音番号NOが「0」の
時はカバサ音のリズムパルスが出力され、また、リズム
音番号NOが「5」の時はハイハツト(1)音のリズムパ
ルスが出力される。また、このリズムパルス発生回路3
3における各リズムパルスの発生/停止はリズムスイツ
チ34のオン/オフにより制御される。
波形メモリ30は、第9図に示すように16個の記憶エ
リア30−1〜30−16を有して構成されるROMで
あり、各記憶エリア30−1〜30−16に各々16種
のリズム音波形が予め記憶されている。ここで、各記憶
エリア30−1〜30−16において、リズム音波形の
立上り部Aの最初の楽音データ(第8図における点P
参照)が記憶されているアドレスをスタートアドレスS
TAD、部分Bの最初の楽音データ(点P参照)が記
憶されているアドレスをリピートアドレスRPAD、部
分Bの最初の楽音データ(点P参照)が記憶されてい
るアドレスをエンドアドレスENADと称する。そし
て、この波形メモリ30の各楽音データはアドレス制御
回路35から出力されるアドレスデータADDに基づい
て読出され、乗算回路36へ供給される。
アドレス制御回路35はアドレスデータADDをクロツ
クパルスφに同期して発生する回路であり、以下、そ
の各部を順次説明する。まず、エンドアドレスメモリ3
8は波形メモリ30に記憶されている16種類のリズム
音波形の各相対エンドアドレスENADaが各々記憶さ
れているROMである。ここで、相対エンドアドレスE
NADaとは、各リズム音波形の実際のエンドアドレス
ENADからスタートアドレスSTADを減算した値で
ある。そして、このメモリ38はリズム音番号NOによ
つて指定されるリズム音波形の相対エンドアドレスEN
ADaを比較回路39の入力端子Aへ出力する。
ランダムデータ発生回路40はクロツクパルスφが供
給される毎に+、−にランダムに変化するデータを発生
する回路であり、そのエネーブル端子ENに“1”信号
が供給された場合は、ランダムデータRDを加算回路4
1の一方の入力端子へ出力し、“0”信号が供給された
場合は、データ「0」を加算回路41へ出力する。
リピートアドレスメモリ42は波形メモリ30内の16
種類のリズム音波形の各相対リピートアドレスRPAD
aが各々記憶されているROMである。ここで、相対リ
ピートアドレスRPADaとは、各リズム音波形の実際
のリピートアドレスRPADからスタートアドレスST
ADを減算した値である。そして、このメモリ42はリ
ズム音番号NOによつて指定されるリズム音波形の相対
リピートアドレスRPADaを加算回路41の他方の入
力端子および比較回路43の入力端子Bへ出力する。ま
た、このリピートアドレスメモリ42には、ランダムデ
ータ発生回路40を制御するコントロール信号RNCが
各リズム音に対応して“1”または“0”で記憶されて
いる。このコントロール信号RNCはリズム音番号NO
に基づいて読出され、ランダムデータ発生回路40のエ
ネーブル端子ENへ供給される。なお、このコントロー
ル信号RNCは、リズム音によつてランダムデータRD
を発生させた方が好ましい場合と、発生させない方が好
ましい場合とがあることを考慮して付加されたもので、
例えばシンバル音の場合はこのコントロール信号RNC
が“1”信号となる(ランダムデータRDがランダムデ
ータ発生回路40から出力される)。
スタートアドレスメモリ44は波形メモリ30内の各リ
ズム音波形のスタートアドレスSTADを各々記憶して
いるROMであり、リズム音番号NOによつて指定され
るリズム音波形のスタートアドレスSTADを加算回路
46の他方の入力端子へ出力する。
加算回路41はランダムデータ発生回路40の出力と相
対リピートアドレスRPADaとを加算し、この加算結
果をリピートデータRPDとしてアドレスデータ発生回
路48の端子Tへ出力する。
アドレスデータ発生回路48は、第10図に示すように
加算回路51と、セレクタ52と、ゲート回路53と、
シフトレジスタ54と、インバータ55とから構成され
ている。この場合、加算回路51はシフトレジスタ54
の出力に「1」を加算する回路、セレクタ52はその入
力端子Aへ供給されるデータと入力端子Bへ供給される
データのいずれか一方をそのセレクト端子SAへ供給さ
れる信号に基づいて択一的に出力する回路、ゲート回路
53はそのエネーブル端子ENへ“1”信号が供給され
た場合に開状態、“0”信号が供給された場合に閉状態
となるゲート回路、また、シフトレジスタ54はクロツ
クパルスφによつて各ステージ内のデータがシフトさ
れる16ステージのシフトレジスタである。そして、シ
フトレジスタ54の出力が端子Tを介して出力され、
アドレスデータADDaとして比較回路39の入力端子
B、加算回路46の一方の入力端子および比較回路43
の入力端子Aへ各々供給される。
比較回路39は相対エンドアドレスENADaと、アド
レスデータADDaとを比較し、両者が一致した時一致
信号EQをアドレスデータ発生回路48の端子T
出力する。加算回路46はアドレスデータADDaとス
タートアドレスSTADとを加算し、この加算結果をア
ドレスデータADDとして波形メモリ30のアドレス端
子ATへ出力する。比較回路43はアドレスデータAD
Daと相対リピートアドレスRPADaとを比較し、両
者が一致した時一致信号EQをエンベロープジエネレ
ータ56へ出力する。
次に、上述したアドレス制御回路35の動作を説明す
る。まず、第7図に示すリズムスイツチ34がオフの時
は、インバータ57の出力が“1”信号となり、この
“1”信号がオアゲート58を介してアドレスデータ発
生回路48のインバータ55(第10図)の入力端へ供
給される。これにより、ゲート回路53のエネーブル端
子ENへ“0”信号が供給され、ゲート回路53が閉状
態となり、データ「0」がシフトレジスタ54の入力端
へ供給される。そして、このデータ「0」がクロツクパ
ルスφによつて順次シフトレジスタ54内に読込まれ
る。すなわち、リズムスイツチ34がオフ状態にある時
は、シフトレジスタ54の各ステージがいずれもクリア
状態となる。次に、リズムスイツチ34がオンとされる
と、リズムパルス発生回路33においてリズムコードR
Cによつて決まる16種類のリズムパルスが発生し、リ
ズム音番号NOに基づいて出力端子Qから順次時分割
で出力される。ここで、以下の説明の便宜上リズム選択
部7から出力されているリズムコードRCが8ビートの
リズムコードであるとする。
いま、チヤンネルカウンタ31からチヤンネル信号CH
「0」が出力されたとすると、リズム音番号出力回路3
2からリズム音番号NO「5」が出力され、これによ
り、リズムパルス発生回路33の出力端子Qからハイ
ハツト(1)音のリズムパルスRPが出力される(ハイハ
ツト(1)音のリズム音番号は第2図に示すように「5」
である。)ここで、ハイハツト(1)音のリズムパルスR
Pが“1”信号にあつたとすると、この“1”信号がオ
アゲート58を介してインバータ55(第10図)の入
力端へ供給され、インバータ55から“0”信号が出力
される。これにより、ゲート回路53からデータ「0」
が出力され、このデータ「0」がクロツクパルスφ
よつてシフトレジスタ54に読込まれる。そして、この
読込まれたデータ「0」はクロツクパルスφの15パ
ルス後、すなわち、チヤンネル信号CHが再び「0」
(リズム音番号NOが「5」)となつた時、シフトレジ
スタ54から出力され、端子Tを介して加算回路46
(第7図)の一方の入力端へ供給されると共に、加算回
路51(第10図)の他方の入力端へ供給される。この
時、リズム音番号NOは「5」であり、したがつて、ス
タートアドレスメモリ44からハイハツト(1)音のスタ
ートアドレスSTADが出力され、加算回路46の他方
の入力端へ供給される。この結果、加算回路46の一方
の入力端へデータ「0」が供給されると、加算回路46
からハイハツト(1)音のスタートアドレスSTADが出
力され、アドレスデータADDとして波形メモリ30の
アドレス端子ATへ供給される。一方、シフトレジスタ
54から出力されたデータ「0」が加算回路51の他方
の入力端子へ供給されると、加算回路51からデータ
「1」が出力され、セレクタ52、ゲート回路53を介
してシフトレジスタ54の入力端へ供給される。このデ
ータ「1」はクロツクパルスφによつてシフトレジス
タ54に読込まれ、次に、チヤンネル信号CHが「0」
(リズム音番号NOが「5」)となつた時点で、シフト
レジスタ54から出力される。シフトレジスタ54から
データ「1」が出力されると、加算回路46から、 (ハイハツト(1)音のスタ-トアドレスSTAD)+「1」 なるデータが出力され、アドレスデータADDとして波
形メモリ30へ供給され、また、加算回路51からデー
タ「2」が出力される。以下同様にして、チヤンネル信
号CHが「0」になる毎に加算回路46から順次増加す
るハイハツト(1)音のアドレスデータADDが出力さ
れ、波形メモリ30のアドレス端子ATへ供給される。
これにより、波形メモリ30からハイハツト(1)音の立
上り部Aの各楽音データが順次読出され、乗算回路36
へ供給される。
そして、チヤンネル信号CH「0」においてシフトレジ
スタ54からハイハツト(1)音の相対リピートアドレス
RPADaと同一のデータが出力されると、比較回路4
3から一致信号EQが出力され、エンベロープジエネ
レータ56の端子Tへ供給される。以後、チヤンネル
信号CH「0」においてアドレスデータADDが更に増
加すると、波形メモリ30からハイハツト(1)音の部分
Bの各楽音データが読出され、乗算回路36へ供給され
る。そして、シフトレジスタ54からハイハツト(1)音
の相対エンドアドレスENADaと同一のデータが出力
されると、比較回路39から一致信号EQ(“1”信
号)が出力されセレクタ52(第10図)のセレクト端
子SAへ供給される。これにより、セレクタ52の入力
端子Aへ供給されているリピートデータRPD(=RP
ADa+RD)がセレクタ52の出力端から出力され、
ゲート回路53を介してシフトレジスタ54の入力端へ
供給さえる。このリピートデータRPDはクロツクパル
スφによつてシフトレジスタ54に読込まれ、次にチ
ヤンネル信号CHが「0」となつた時点で、シフトレジ
スタ54から出力される。チヤンネル信号CH「0」に
おいて、シフトレジスタ54からリピートデータRPD
が出力されると、加算回路46から、 (ハイハツト(1)音のスタ-トアドレスSTAD)+RPD なるデータがアドレスデータADDとして波形メモリ3
0へ出力され、これにより、波形メモリ30からハイハ
ツト(1)音のリズム音波形の部分Bの最初の楽音データ
が再び読出される(ただし、ランダムデータRDが
「0」の場合)。なお、ランダムデータRDが「0」で
ない場合は、部分Bの最初の楽音データの近傍の楽音デ
ータが読出される。以後、前述した場合と同様に、チヤ
ンネル信号CHが「0」になる毎に波形メモリ40から
ハイハツト(1)音の部分Bの各楽音データが順次読出さ
れ、そして、シフトレジスタ54から再びハイハツト
(1)音の相対エンドアドレスENADaと同一のデータ
が出力されると、再びリピートデータRPDがシフトレ
ジスタ54に読込まれ、以下、上記過程が繰返えされ
る。
以上が、チヤンネル信号CH「0」におけるアドレス制
御回路35の動作である。このような動作はチヤンネル
信号CH「1」〜「15」においても全く同様に行わ
れ、この結果、チヤンネル信号CH「1」においてはシ
ンバル(1)音の各楽音データが、CH「2」においては
バスドラム(1)音の各楽音データが、……、CH「1
5」においてはボンゴ音の各楽音データが各々波形メモ
リ30から読出される(ただし、リズムコードRCが8
ビートのリズムコードの場合)。なお、上述した各リズ
ム音の楽音データの読出しが行われるのは、勿論対応す
るリズムパルスがリズムパルス発生回路33から出力さ
れた時点以降である。
次に、エンベロープジエネレータ56は予め各リズム音
に対応する16種類のエンベロープデータ群が記憶され
ているROMと制御回路とから構成されるもので、その
端子Tへ供給されるリズム音番号NOに基づいてRO
M内の各エンベロープデータを読出し、端子Tから乗
算回路36へ出力する。すなわち、例えばリズム音番号
NOが「5」の時、端子TへリズムパルスRP
(“1”信号)が供給されると、このエンベロープジエ
ネレータ56は、まずデータ「1」を端子Tから出力
し、以後、リズム音番号NOが「5」になる毎にデータ
「1」を繰返し出力する。そして、リズム音番号NOが
「5」において端子Tへ一致信号EQが供給される
と、以後、リズム音番号NOが「5」になる毎に、内部
のROMに記憶されているハイハツト(1)音のエンベロ
ープデータを順次読出し、端子Tから出力する。この
ように、このエンベロープジエネレータ56は、ハイハ
ツト(1)音の立上り部Aの各楽音データが波形メモリ3
0から読出されている間はデータ「1」を乗算回路36
へ出力する。これにより、乗算回路36からハイハツト
(1)音の各楽音データがそのまま出力される。一方、波
形メモリ30からハイハツト(1)音の部分Bの各楽音デ
ータが繰返し出力されている間は、ハイハツト(1)音の
エンベロープデータを順次乗算回路36へ出力する。こ
れにより、乗算回路36において部分Bの各楽音データ
にエンベロープが付与される。リズム音番号NOが他の
番号の場合も、上記と全く同様の動作が行われる。
しかして、第7図に示す回路においては、例えばリズム
選択部7において8ビートのリズムが選択された場合、
チヤンネル信号CHが「0」〜「15」へ順次変化する
毎に、乗算回路36から第4図に示す順序でハイハツト
(1)音、シンバル(1)音、……、ビンゴ音の各楽音データ
が順次出力され、ゲート回路60へ供給される。
ゲート回路60は、そのコントロール端子Cへ“1”信
号が供給された場合に開状態、“0”信号が供給された
場合に閉状態となる回路であり、そのコントロール端子
Cがスイツチ61の共通端子CMに接続され、スイツチ
61の接点Aが“1”信号のラインに、接点Bが比較回
路の出力端に接続されている。比較回路62はその入力
端子A、Bへ各々供給されるデータを比較し、 の時は“1”信号を、A>Bの時は“0”信号を出力す
る回路であり、その入力端子Aへはチヤンネル信号CH
が、また、入力端子Bへはcds回路63の出力が各々
供給される。cds回路63は、直列接続された〔cd
s64、抵抗68〕、〔cds65、抵抗69〕、〔c
ds66、抵抗70〕、〔cds67、抵抗71〕から
構成される回路であり、cds64〜67の各一端が共
に電圧+Vのラインに接続され、抵抗68〜71の各一
端が共に接地され、そして、cds64〜67と抵抗6
8〜71との各接続点に得られる信号が各々比較回路6
2の入力端子Bへ供給されている。ここで、cds64
〜67は各々EXPペダル14aに設けられたコード板
73の近傍に配置されている。すなわち、EXPペダル
14aには、2枚の扇形のコード板73、74が平行に
取付けられており、これらのコード板73、74の中間
にランプが設けられている。コード板73には4×16
個の孔75、75……が形成され、これらの孔75の開
閉が2進コードに従つて決められている。そして、これ
らの孔75、75……を通過する光(ランプからの光)
を受ける位置に4個のcds64〜67が各々配置され
ている。一方、コード板74には第11図に示すよう
に、大きさが小→大へ順次変化する複数の孔が形成さ
れ、これらの孔を通過した光(ランプからの光)を受け
る位置にcds77(第7図)が配置されている。しか
して、EXPペダル14aが全く踏込れていない時は、
cds回路63からデータ「0」(2進数で“0、0、0、
0”)が出力され、また、cds77は最も高抵抗の状
態となる。次に、EXPペダル14aが順次踏込まれ
と、踏込量に応じてcds回路63からデータ「1」、
「2」……が順次出力され、また、cds77の抵抗値
が順次小さくなる。そして、EXPペダル14aが最終
位置まで踏込まれると、cds回路63からデータ「1
5」(2進数で“1、1、1、1”)が出力され、また、cd
s77の抵抗値が最も小さくなる。
累算器79は、チヤンネル信号CHが「0」〜「15」
に変化する間、ゲート回路60の出力を順次累算し、こ
の累算結果を一旦ラツチし、ラツチしたデータをD/A
変換器80へ出力する。次いで、累算結果をクリアして
再びチヤンネル信号CHが「0」〜「15」の間、ゲー
ト回路60の出力を順次累算し、以下、上記動作を繰返
えす。D/A変換器80は、累算器79の出力データを
アナログ信号に変換して、サウンドシステム81へ供給
する。
また、楽音信号発生回路82はキーボード83のキー
(鍵)操作に対応する楽音信号を発生する回路であり、
発生した楽音信号はcds77および抵抗84の並列回
路を介してサウンドシステム81へ供給される。サウン
ドシステム81は増幅器、スピーカ等から構成されるも
ので、D/A変換器80の出力信号(リズム信号)およ
び楽音信号発生回路82の出力信号(キーボード楽音信
号)を各々楽音として発音する。
しかして、EXPペダル14aが全く踏込まれていない
状態においては、cds回路63からデータ「0」が出
力され、したがつて、チヤンネル信号CHが「0」の時
のみ比較回路62から“1”信号が出力される。この結
果、リズムコードRCが8ビートのリズムコードの場
合、ハイハツト(1)音の楽音データのみがゲート回路6
0から出力され、これにより、サウンドシステム81か
らリズム音としてハイハツト(1)音のみが発生する。次
に、EXPペダル14aがある量踏込まれ、これにより
cds回路63から例えばデータ「3」が出力されたと
すると、チヤンネル信号CHが「0」〜「3」の場合の
み、ゲート回路60が開状態となる。この結果、ハイハ
ツト(1)音、シンバル(1)音、バスドラム(1)音、シンバ
ル(2)音の各楽音データがゲート回路60を通過し、こ
れにより、これらのリズム音がサウンドシステム81か
ら発生する。また、EXPペダル14aが最終位置まで
踏込まれた場合は、cds回路63からデータ「15」
が出力され、したがつて、比較回路62からチヤンネル
信号CHにかかわらず常時“1”信号が出力される。こ
の結果、乗算回路36から出力される全楽音データがゲ
ート回路60を通過し、サウンドシステム81からリズ
ム音として発音される。
なお、上述した実施例においては、相対リピートアドレ
スRPADaをランダムデータRDによつてアドレス修
飾しているが、この理由は次の通りである。すなわち、
部分Bを波形メモリ30から繰返し読出す場合に、相対
リピートアドレスRPADaのみに基づいて読出すと、
再生楽音波形に規則性が生じ、この結果、特にシンバル
音のようにノイズ系の楽音の場合は、再生楽音が自然楽
器の楽音と異なるものとなつてしまう。そこでこの実施
例においては、相対リピートアドレスRPADaをラン
ダムデータRDによつてアドレス修飾し、これにより再
生楽音波形の規則性を除去して再生楽音をより自然楽器
の楽音に近ずけてまた、上記各実施例では、操作子の一
例としてEXPペダルを用いて説明を行ったが、通常演
奏者が操作し、その操作量に応じた出力が得られるもの
であれば、どのようなものにも適用できるのは言うまで
もない。
以上説明したように、この発明によれば、操作子の操作
量の増加に従って発音されるリズム音の数を変化させる
ことができるので、単調さのない変化に富んだリズム演
奏を行うことができるという効果が得られる。
しかも、この場合、操作子の操作量に応じたリズム音数
変化の順序が選択されたリズム種類に対応して自動的に
設定されるので、演奏中のリズム種類に適した自然な状
態でリズム演奏に変化をつけることができる。すなわ
ち、リズム演奏において、演奏の主体となるリズム音お
よび該主体となるリズム音に付加される補助的なリズム
音は、リズム種類によって異なるが、この発明によれ
ば、各リズム種類それぞれに適した態様で主体となるリ
ズム音を中心にして補助的リズム音として発音されるリ
ズム音の数を順次増加させていく等の変化をつけること
ができる効果が得られるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の第1の実施例の構成を示すブロツク
図、 第2図はボサノバのリズムパターンを示す図、 第3図(イ)、(ロ)は各々第1図における接続回路17にお
ける接続例を示す図、 第4図は8ビートのリズムパターンを示す図、 第5図、第6図は各々、第1図に示す回路の一部の変形
例を示すブロツク図、 第7図はこの発明の第2の実施例の構成を示すブロツク
図、 第8図はリズム音波形の一例を示す図、 第9図、第10図は各々第7図に示す波形メモリ30、
アドレスデータ発生回路48の詳細を示すブロツク図、 第11図は第7図に示すEXPペダル14aの裏面図で
ある。 10…‥リズム音源回路、14、14a…‥EXP(エ
クスプレツシヨンペダル)、15…‥可変抵抗器、17
…‥接続回路、CO1〜CO16…‥コンパレータ、G1
16…‥ゲート、30…‥波形メモリ、35…‥アドレ
ス制御回路、60…‥ゲート、62…‥比較回路、63
…‥cds回路、73…‥コード板。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数のリズム音を発生可能なリズム音発生
    手段と、 リズム種類を選択するリズム選択手段と、 前記リズム選択手段で選択されたリズム種類に対応する
    リズムパターンに従って前記リズム音発生手段において
    発生すべきリズム音を順次指示する発音指示手段と、 演奏者によって操作される操作子と、 前記リズム音発生手段において、前記発音指示手段によ
    り発音が指示される前記リズム音の数を前記操作子の操
    作量の増加に従って所定の順序で変化させるものであっ
    て、該順序を前記リズム選択手段で選択されたリズム種
    類に対応して設定する音源数制御手段と を備えたことを特徴とする電子楽器。
JP57183266A 1982-10-19 1982-10-19 電子楽器 Expired - Lifetime JPH067334B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP57183266A JPH067334B2 (ja) 1982-10-19 1982-10-19 電子楽器
US06/537,631 US4526079A (en) 1982-10-19 1983-09-30 Automatic rhythm performance device for electronic musical instruments

Applications Claiming Priority (1)

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JP57183266A JPH067334B2 (ja) 1982-10-19 1982-10-19 電子楽器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5972492A JPS5972492A (ja) 1984-04-24
JPH067334B2 true JPH067334B2 (ja) 1994-01-26

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ID=16132652

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US4526079A (en) 1985-07-02
JPS5972492A (ja) 1984-04-24

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