JP2737700B2 - 原稿検出機構 - Google Patents

原稿検出機構

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JP2737700B2
JP2737700B2 JP7132851A JP13285195A JP2737700B2 JP 2737700 B2 JP2737700 B2 JP 2737700B2 JP 7132851 A JP7132851 A JP 7132851A JP 13285195 A JP13285195 A JP 13285195A JP 2737700 B2 JP2737700 B2 JP 2737700B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ファクシミリ装置、コ
ピー装置等のような原稿読取装置の原稿検出機構に関す
る。
【0002】
【従来の技術】上述したような従来の原稿読取装置に
は、原稿の先端を検出する原稿先端検出センサと、原稿
の幅を検出する原稿幅検出センサと、原稿の後端を検出
する原稿後端検出センサとの3つのセンサ(以下、総称
して原稿検出センサ)が必要である。
【0003】従来の原稿検出機構は、アクチュエータと
フォトインタラプタとを組み合わせて1つの原稿検出セ
ンサを構成し、原稿有り無しの情報はHigh又はLo
wの1ビット信号で出力される。該原稿検出センサは原
稿挿入側の読取位置よりも原稿挿入位置へ向かって特定
の距離だけ離れた位置に数箇所配置した構造をとってい
る。
【0004】従来の原稿検出機構の具体例の概略構成を
図6、図7に示す。本例では、密着型イメージセンサ2
1の主走査方向の中央と、中央より端部へ向かってA6
幅を超える位置の2カ所の位置から、原稿挿入側へ向か
って特定の距離だけ離れた位置にそれぞれ原稿検出セン
サ22a、22bを配置している。尚、図6、図7中、
23はプラテンローラ、25a、25bは原稿搬送ロー
ラである。
【0005】原稿24は原稿搬送ローラ25a、25b
により密着型イメージセンサ21の読取位置まで搬送さ
れる。原稿の先端が原稿検出センサ22a、22bに到
達すると、それぞれの原稿検出センサ22a、22bか
ら個別に原稿有りの情報が出力される。本例では原稿無
しの場合の信号をハイ(High)、原稿有りの場合の
信号をロー(Low)とする。
【0006】原稿24の先端及び後端の検出は、原稿検
出センサ22aにより行われる。即ち、原稿検出センサ
22aの出力信号がハイからローに切り替わったタイミ
ングが原稿24の先端、原稿検出センサ22aの信号が
ローからハイに切り替わったタイミングが原稿24の後
端と判定する。
【0007】また、原稿幅の検出は、原稿検出センサ2
2aがローを出力した際に、特定時間内に原稿検出セン
サ22bがローを出力するかどうかを検出することによ
り、原稿がA4幅よりも大きいか、小さいかを判別す
る。即ち、原稿検出センサ22a、22bが両方ともロ
ーの場合、原稿幅はA4より大きく、原稿検出センサ2
2aがロー、原稿検出センサ22bがハイの場合は原稿
幅はA4より小さいと判別する。
【0008】次に、原稿検出センサ無しで原稿の先端、
後端を検出する例として特開昭53−81379号公報
に係る原稿検出装置では、1箇所以上の点光源を固定ロ
ーラの中に埋め込み、該点光源からの光をイメージセン
サに結像させる構造をとり、点光源からの光のレベルを
イメージセンサで検出することにより、原稿の先端、後
端を検出する機構について開示している。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上述したような従来の
原稿検出機構では、原稿検出の手段としてアクチュエー
タ、フォトインタラプタを組み合わせた原稿検出センサ
を使用しており、これを数箇所配置する場合、一装置当
たりのコストアップが大きくなる。
【0010】また、該原稿検出センサは部品としての体
積が大きく、更に原稿読取位置と原稿搬送ローラとの間
に数箇所配置しなければならないため、装置自体の体積
が大きくなる。
【0011】更に、該原稿検出センサはアクチュエータ
による機械的なスイッチを用いており、原稿検出位置と
原稿読取位置との間にある程度の距離があるため、原稿
検出の位置精度が悪くなるという問題もある。
【0012】また、特開昭53−81379号公報の例
では、点光源を埋め込んだ固定ローラの構造が複雑で、
コストが高くなる上、構造上密着型イメージセンサには
適用できないという問題がある。
【0013】そこで、本発明は、原稿検出センサを用い
ず、読取デバイスとして用いる密着型イメージセンサに
原稿幅等の検出機能を持たせることが可能で、密着イメ
ージセンサを用いた装置に適用可能な原稿検出機構を提
供することを目的とするものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
密着型イメージセンサを用いた原稿読取装置の原稿先
端、原稿後端、原稿幅を検出する原稿検出機構におい
て、主走査方向の特定の数箇所の位置のプラテンゴムを
特定の幅だけ削除して溝部を設けたプラテンローラと、
該プラテンローラの溝部を通して、原稿挿入側から密着
型イメージセンサの読取面に向かって光を照射可能な位
置に取り付けた光源と、この光源からの光照射に基づく
前記密着型イメージセンサの前記溝部に対応する位置か
らの出力信号と特定の閾値とを比較する比較手段と、該
比較手段の比較情報により、原稿先端、原稿後端及び原
稿幅の判定を行う判定手段とを有することを特徴とする
ものである。
【0015】請求項2記載の発明は、密着型イメージセ
ンサを用いた原稿読取装置の原稿先端、原稿後端、原稿
幅を検出する原稿検出機構において、主走査方向の特定
の数箇所の位置のプラテンゴムを特定の幅だけ削除して
溝部を設けたプラテンローラと、該プラテンローラの溝
部を通して、原稿挿入側から密着型イメージセンサの読
取面に向かって光を照射可能な位置に取り付けた光源
と、この光源からの光照射に基づく前記密着型イメージ
センサの前記溝部に対応する位置からの出力信号を2系
統に切り替える切り替え手段と、この切り替え手段によ
り一方の系統に切り替えられる前記密着型イメージセン
サの1ラインの出力信号をディジタル信号に変換するA
/D変換手段と、ディジタル信号に変換された密着型イ
メージセンサからの1ラインの出力信号のうち特定の
走査方向ビットの出力信号と特定の閾値とを比較する比
較手段と、該比較手段からの情報により、原稿先端、原
稿後端、原稿幅の判定を行う判定手段と、前記切り替え
手段により他方の系統に切り替えられる前記密着型イメ
ージセンサの出力信号を画像処理する画像処理回路とを
具備することを特徴とするものである。
【0016】請求項3記載の発明は、請求項1又は2記
載の発明における前記光源を、赤色LEDを使用して構
成したものである。
【0017】請求項4記載の発明は、請求項1乃至3記
載の発明における前記光源の発光は、原稿検出精度に支
障の無い程度の周期のパルス状に行われるようにしたも
のである。
【0018】
【作用】以下に、本発明の作用を説明する。
【0019】請求項1記載の発明に係る原稿検出機構に
おいて、プラテンローラにおける主走査方向の特定の数
箇所の位置のプラテンゴムを特定の幅だけ削除した溝部
を通して原稿挿入側から密着型イメージセンサの読取面
に向かって光源からの光を照射すると、前記比較手段
は、前記光源からの光照射に基づく前記密着型イメージ
センサの前記溝部に対応する位置からの出力信号と特定
の閾値とを比較し、比較情報を判定手段に送る。判定手
段は、比較手段からの比較情報により、原稿先端、原稿
後端及び原稿幅の判定を行う。このような作用により、
原稿検出センサを用いること無く、前記プラテンローラ
及び読取デバイスとして用いる密着型イメージセンサを
利用した簡略な構成により原稿先端、原稿後端及び原稿
幅を検出することができ、装置の低コスト化、小形化を
図ることができる。また、密着型イメージセンサによる
原稿検出位置と原稿読取位置とが一致しているため、従
来の機械的な検出機構と比べ検出精度の向上を図ること
ができる。
【0020】請求項2記載の発明に係る原稿検出機構に
おいて、前記プラテンローラのプラテンゴムの無い溝部
を通して、原稿挿入側から密着型イメージセンサの読取
面に向かって光源からの光を照射すると、密着型イメー
ジセンサの主走査方向の溝部に対応するビット(以下、
原稿検出ビット)の出力信号を飽和領域(以下、飽和レ
ベル)まで上昇する。原稿が密着型イメージセンサの読
取位置まで搬送されると、原稿検出ビットのうち、原稿
が接触した部分のみ、飽和領域まで上昇した出力電圧が
原稿濃度に相当するレベル(以下、原稿濃度レベル)ま
で低下する。密着型イメージセンサは、上述したような
2種類の出力信号を送出するが、このとき、切り替え手
段は、出力信号を2系統のうち一方の系統に切り替え、
A/D変換手段に送る。A/D変換手段は、切り替えら
れた前記密着型イメージセンサの1ラインの出力信号を
ディジタル信号に変換する。
【0021】原稿濃度レベルに対する飽和レベルの大き
さの割合は、使用する密着型イメージセンサの特性にも
よるが、0.07[OD]相当の白原稿の場合でも、原
稿濃度レベルの1.5〜3倍程度大きく、飽和レベルと
原稿濃度レベルとの違いは、原稿濃度によらず特定の閾
値により容易に判別できる。
【0022】即ち、比較手段は、原稿検出ビットの飽和
レベルと原稿濃度レベルとの違いを特定の閾値を用いて
比較する。判定手段は、比較手段の比較情報を基にし
て、原稿検出ビットの飽和レベルと原稿濃度レベルとの
相互の切り替わりのタイミングを検出し、原稿先端、及
び原稿後端のタイミングを判定し、更に飽和レベルから
原稿濃度レベルに切り替わった原稿検出ビットの位置か
ら、原稿の幅を判定する。
【0023】また、前記切り替え手段は、原稿先端等の
検出処理が終了した後、前記密着型イメージセンサの出
力信号を他の系統に切り替え、画像処理回路に送る。画
像処理回路は、密着型イメージセンサの出力信号を画像
処理する。
【0024】このような作用により、原稿検出センサを
用いること無く、請求項2記載の発明と同様、前記プラ
テンローラ及び読取デバイスとして用いる密着型イメー
ジセンサを利用した簡略な構成により原稿先端、原稿後
端及び原稿幅を検出することができ、装置の低コスト
化、小形化を図ることができる。また、密着型イメージ
センサによる原稿検出位置と原稿読取位置とが一致して
いるため、従来の機械的な検出機構と比べ検出精度の向
上を図ることができる。また、原稿の画像読み取りへの
切り替えも円滑に行うことができる。
【0025】請求項3記載の発明は、請求項1又は2記
載の発明における前記光源として赤色LEDを使用する
ものであるから、光源を安価に構成でき、装置の低コス
ト化に寄与し得る。
【0026】請求項4記載の発明は、請求項1乃至3記
載の発明における前記光源の発光を、原稿検出精度に支
障の無い程度の周期のパルス状に行なうようにしたの
で、原稿検出精度を良好に維持することができる。
【0027】
【実施例】以下に、本発明の実施例を図面を参照して説
明する。
【0028】本実施例の原稿検出機構の概略構成を図1
に、概略断面を図2に示す。図1、図2に示す原稿検出
機構は、原稿4の読取りを行う密着型イメージセンサ1
と、この密着型イメージセンサ1の上部に配置したプラ
テンローラ2と、原稿挿入側から密着型イメージセンサ
1の読取面に向かって光を照射可能な位置に取り付けた
赤色LEDを用いた光源3a、3bと、前記密着型イメ
ージセンサ1の原稿読取り面に向って原稿4を送り込む
一対の原稿搬送ローラ5、5とを有している。
【0029】前記プラテンローラ2は、図1に示すよう
に、例えば主走査方向の特定の2箇所の位置のプラテン
ゴムを特定の幅だけ削除して2箇所の溝部2a、2bを
設けている。即ち、この溝部2a、2bは、プラテンロ
ーラ2の主走査方向中央、及び中央より端部へ向かって
A6幅を超える位置の2箇所のプラテンゴムを2〜3mm
幅だけ削除することにより形成している。
【0030】次に、図3を参照して、原稿検出機構の回
路系について説明する。この回路系は、前記光源3a、
3bと、この光源3a、3bからの光照射に基づく前記
密着型イメージセンサ1の出力信号を2系統に切り替え
る切り替え手段ととしての切り替えスイッチ(アナログ
スイッチ)7と、この切り替えスイッチ7により一方の
系統に切り替えられる前記密着型イメージセンサ1の1
ラインの出力信号をディジタル信号に変換するA/D変
換手段としてのA/D変換回路8と、このA/D変換回
路8によりディジタル信号に変換された密着型イメージ
センサ1からの1ラインの出力信号のうち特定のビット
6a、6bの出力信号と予め設定した特定の閾値とを比
較する比較手段としての比較回路9と、この比較回路9
からの比較情報により、原稿4の原稿先端、原稿後端及
び原稿幅の判定を行うとともに、前記切り替えスイッチ
7を図3に示すa側とb側とに切り替える判定手段とし
ての原稿判別回路10と、前記切り替えスイッチ7によ
り他方の系統に切り替えられる前記密着型イメージセン
サ1の出力信号を画像処理する画像処理回路11とを具
備している。
【0031】次に、本実施例の原稿検出機構による原稿
4の原稿先端、原稿後端及び原稿幅の検出動作を図4、
図5を参照して説明する。
【0032】まず、原稿検出機構の待機時には原稿判別
回路10の制御により前記切り替えスイッチ7は、一方
の系統即ち図3に示すa側に切り替えられる。この状態
で前記光源3a、3bが点灯し、それぞれの光源3a、
3bからの照射光は前記プラテンローラ2に設けた溝部
2a、2bを経て密着型イメージセンサ1に入射し、こ
れにより、溝部2a、2bに対応する原稿検出ビット6
a、6bの出力信号は図4に示すように飽和レベルに達
する。
【0033】次に、前記原稿搬送ローラ5、5により原
稿4をプラテンローラ2と密着型イメージセンサ1との
間に送り込む。密着型イメージセンサ1の読取位置まで
搬送された原稿4の先端が原稿検出ビット6a、6bの
上に到達すると、それぞれの原稿検出ビット6a、6b
の出力信号は図5に示すように飽和レベルから原稿濃度
レベルに低下する。
【0034】上述したような密着型イメージセンサ1の
1ラインの出力信号は、A/D変換回路8によりディジ
タル信号に変換された後、比較回路9に送られ、この比
較回路9により原稿検出ビット6a、6bの出力信号を
選択的に検出し、予め設定した特定の閾値Shを用いて
出力信号が飽和レベルか原稿濃度レベルかを比較し、比
較情報をハイ又はローの信号で原稿判別回路10に送出
する。
【0035】本実施例では、飽和レベルの場合をハイ、
原稿濃度レベルの場合をローとして以下の説明を行う。
【0036】原稿判別回路10は、原稿4の原稿先端及
び原稿幅の判定を行う。原稿先端及び後端の判定は、原
稿検出ビット6aの出力信号を基に行われる。即ち、原
稿検出ビット6aの信号がハイからローに切り替わった
タイミングが原稿4の先端と判定する。
【0037】また、原稿4の原稿幅の判定は、原稿検出
ビット6aがローを出力した際に、特定時間内に原稿検
出ビット6bがローを出力するかどうかを検出すること
により、原稿4がA4幅よりも大きいか、小さいかを判
別する。即ち、原稿検出ビット6a、6bが両方ともロ
ーの場合、原稿幅はA4より大きく、原稿検出ビット6
aがロー、原稿検出ビット6bがハイの場合は原稿幅は
A4より小さいと判別する。
【0038】次に、原稿判別回路10の制御により前記
切り替えスイッチ7がb側に切り替えられ、密着型イメ
ージセンサ1の出力信号が画処理回路11を通って出力
されて搬送中の原稿4からの読取画像の画像処理が実行
されることになる。
【0039】次に、搬送中の原稿4の後端付近が前記密
着型イメージセンサ1を通過するタイミングで原稿判別
回路10の制御により前記切り替えスイッチ7が再びa
側に切り替えられ、原稿検出ビット6aの信号がローか
らハイに切り替わったタイミングの時に原稿判別回路1
0は原稿4の後端と判定する。
【0040】このようにして、本実施例の原稿検出機構
によれば、読取デバイスである密着型イメージセンサ1
に原稿検出センサの機能を持たせることができ、従来例
のような原稿検出センサが不要となり、コストダウン及
び装置の小型化を図ることが可能となる。
【0041】また、本実施例の原稿検出機構によれば、
原稿検出位置と原稿読取位置とが一致しているため原稿
検出時からのタイムラグが発生せず、また、前記光源3
a、3bの発光を、原稿検出精度に支障の無い程度の周
期のパルス状に行なうようにしたので、原稿4の検出精
度を維持し、さらに、向上を図ることが可能となる。
【0042】さらに、本実施例の原稿検出機構によれ
ば、光源3a、3bとして赤色LEDを使用しているの
で、通常の緑色LEDを使用する場合に比べ、安価に構
成でき装置コストの低減を図れるとともに、通常の白い
地に黒色で文字や図形からなる画像を表示した原稿4を
何等支障なく読み取ることができる。
【0043】尚、上述した実施例では、原稿4を大きさ
の如何を問わずず常に原稿挿入口の中央に配置し挿入す
る場合の一例を示したが、原稿4を原稿挿入口の端につ
き当てて挿入する場合は、原稿検出ビット6a、6bの
位置を変更すれば良く、また、原稿検出ビット6a、6
bの数を増やすことにより、原稿幅の検出の精度を上げ
ることが可能となる。
【0044】本実施例の原稿検出機構は、更にスイッチ
ング速度は密着型イメージセンサの応答速度と同じで、
原稿検出誤差は前記密着型イメージセンサ1の副走査方
向の分解能に対応して0.13mm未満であることから、
従来の機械的なスイッチによる原稿検出センサと比べて
遥かに検出精度が良いという利点がある。
【0045】
【発明の効果】以上説明した本発明によれば、以下の効
果を奏する。
【0046】請求項1記載の発明によれば、プラテンロ
ーラ及び読取デバイスとして用いる密着型イメージセン
サを利用した簡略な構成により原稿先端、原稿後端及び
原稿幅を検出することができ、装置の低コスト化、小形
化を図ることができ検出精度の向上を図ることもできる
原稿検出機構を提供することができる。
【0047】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載の発明と同様、装置の低コスト化、小形化を図ること
ができ検出精度の向上を図ることもできるとともに、原
稿の画像読み取りへの切り替えも円滑に行うことができ
る原稿検出機構を提供することができる。
【0048】請求項3記載の発明によれば、光源を安価
に構成でき、装置の低コスト化に寄与し得る原稿検出機
構を提供することができる。
【0049】請求項4記載の発明によれば、原稿検出精
度を良好に維持することができる原稿検出機構を提供す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原稿検出機構の実施例を示す概略斜視
図である。
【図2】本実施例の原稿検出機構の概略断面図である。
【図3】本実施例の原稿検出機構の構成を示すブロック
図である。
【図4】本実施例における原稿挿入前の密着型イメージ
センサの出力波形を示す波形図である。
【図5】本実施例における原稿挿入後の密着型イメージ
センサの出力波形を示す波形図である。
【図6】従来の原稿検出機構の概略斜視図である。
【図7】従来の原稿検出機構の概略断面図である。
【符号の説明】
1 密着型イメージセンサ 2 プラテンローラ 2a 溝部 2b 溝部 3a、3b 光源 4 原稿 5 搬送補助ローラ 6a、6b 原稿検出ビット 7 切り替えスイッチ 8 A/D変換回路 9 比較回路 10 原稿判別回路 11 画処理回路

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 密着型イメージセンサを用いた原稿読取
    装置の原稿先端、原稿後端、原稿幅を検出する原稿検出
    機構において、 主走査方向の特定の数箇所の位置のプラテンゴムを特定
    の幅だけ削除して溝部を設けたプラテンローラと、 該プラテンローラの溝部を通して、原稿挿入側から密着
    型イメージセンサの読取面に向かって光を照射可能な位
    置に取り付けた光源と、 この光源からの光照射に基づく前記密着型イメージセン
    サの前記溝部に対応する位置からの出力信号と特定の閾
    値とを比較する比較手段と、 該比較手段の比較情報により、原稿先端、原稿後端及び
    原稿幅の判定を行う判定手段と、 を有することを特徴とする原稿検出機構。
  2. 【請求項2】 密着型イメージセンサを用いた原稿読取
    装置の原稿先端、原稿後端、原稿幅を検出する原稿検出
    機構において、 主走査方向の特定の数箇所の位置のプラテンゴムを特定
    の幅だけ削除して溝部を設けたプラテンローラと、 該プラテンローラの溝部を通して、原稿挿入側から密着
    型イメージセンサの読取面に向かって光を照射可能な位
    置に取り付けた光源と、 この光源からの光照射に基づく前記密着型イメージセン
    サの前記溝部に対応する位置からの出力信号を2系統に
    切り替える切り替え手段と、 この切り替え手段により一方の系統に切り替えられる前
    記密着型イメージセンサの1ラインの出力信号をディジ
    タル信号に変換するA/D変換手段と、 ディジタル信号に変換された密着型イメージセンサから
    の1ラインの出力信号のうち特定の主走査方向ビットの
    出力信号と特定の閾値とを比較する比較手段と、 該比較手段からの情報により、原稿先端、原稿後端、原
    稿幅の判定を行う判定手段と、 前記切り替え手段により他方の系統に切り替えられる前
    記密着型イメージセンサの出力信号を画像処理する画像
    処理回路と、 を具備することを特徴とする原稿検出機構。 【職権訂正2】
  3. 【請求項3】 前記光源は赤色LEDを使用して構成し
    たものである請求項1又は2記載の原稿検出機構。
  4. 【請求項4】 前記光源の発光は、原稿検出精度に支障
    の無い程度の周期のパルス状に行われるものである請求
    項1乃至3のいずれか1項に記載の原稿検出機構。
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