JP2737537B2 - カートン搬送用ガイド - Google Patents

カートン搬送用ガイド

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JP2737537B2
JP2737537B2 JP4130914A JP13091492A JP2737537B2 JP 2737537 B2 JP2737537 B2 JP 2737537B2 JP 4130914 A JP4130914 A JP 4130914A JP 13091492 A JP13091492 A JP 13091492A JP 2737537 B2 JP2737537 B2 JP 2737537B2
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博文 佐藤
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Toppan Printing Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、特にゲーベルトップ型
と称される筒状カートンを殺菌,洗浄するための循環装
置に用いられるカートン搬送用ガイドに関する。
【0002】
【従来の技術】図10(A)〜(C)はゲーベルトップ型
の紙製飲料容器1を示す。この容器1を製造する場合
は、図10(B)に示すように両端が開口した一定長の筒
状カートン2を殺菌した後、加熱、仮折り、シール工程
を経て図10(C)に示すように底部3を平底状に成形す
る。この後、所要の飲料を充填し、図10(A)に示すよ
うに上部4を切り妻状に形成し、容器1を完成させる。
この容器1は通常1000ml,500ml,250m
lの容量に形成されることが多く、これらの場合にはそ
の断面形状は等しく、長さのみが相違する。
【0003】従来、筒状のカートンを殺菌するために、
過酸化水素(H2 2 )の水溶液中に浸漬もしくは噴霧
という方法によってカートンを殺菌していた。しかし、
この殺菌のために使用したH2 2 を次工程で洗浄,乾
燥といった工程により除去する必要がある。
【0004】従来の殺菌装置は、図示しないが、主とし
て筒状のカートンを供給する供給ステーションと、前記
カートンを殺菌液(過酸化水素水)で殺菌する殺菌槽を
備えた殺菌ステーションと、殺菌後の前記カートンを無
菌水で洗浄する洗浄槽を備えた洗浄ステーションと、殺
菌剤除去ステーションと、熱風乾燥ステーションとから
構成されている。
【0005】前記殺菌ステーションにおいては、例えば
80℃程度に加熱された、過酸化水素水(H2 2 )を
35重量%含む過酸化水素水を殺菌剤として収容した殺
菌槽が下方に設けられており、この殺菌槽中を無端状の
循環装置によりカートン2が横方向に保持されて循環さ
れる。
【0006】前記循環装置は、図11に示すように所定間
隔に取付けリンク11aを配置した2本の平行なチェーン
状に形成され、これらの取付けリンク11aにはカートン
2の縦方向の隅部を摺動案内する断面L字状の4本の案
内レール12を有するカートン保持器13が取付けられてい
る。これらのカートン保持器13はカートン2を水平軸に
対して例えば2〜5゜傾斜した状態で保持するように配
置されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
殺菌装置によれば、筒状状のカートン2を搬送するため
にカートン2をカートン保持器13からカートン保持器13
へ受け渡さなくてはならい。従って、カートン保持器が
13が取り付けてあるチェーンの伸びや機械の振動によっ
て受け渡しがずれ、カートン2が保持器に挿入される時
にジャミングを引き起こすという問題があった。そのた
め、常にチェーンのテンションを張っておく必要があ
り、装置内,外の温度によって管理が難しかった。
【0008】また、従来スプロケット位置での受け渡し
には、この保持器をとりつけてあるチェーンのリンクが
図8の様な軌跡を描くため、保持器13が傾き、位置ずれ
が生じ、この位置での受け渡しが難しかった。なお、図
中の14はチェーンを示す。
【0009】ところで、カートン保持器は、カートンの
受け渡し時にはお互いに静止し、カートンを受け渡す。
この時、ジャミングを引き起こさないためには、保持器
相互のセンターが一致していることが望ましい。
【0010】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、カートン保持器の内側に駆動スプロット間での受け
渡し位置で前記保持器を規制する内歯及びこの内歯に連
結した外歯を設けることにより、カートン保持器の位置
規制をできるとともに、チェーンの伸び,機械の振動に
よる保持器の受け渡し位置での横ずれを規制できるカー
トン搬送用ガイドを提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、両端が開口し
た筒状のカートンを殺菌又は洗浄する槽と、前記槽の上
方の駆動軸に装着された一対の駆動スプロケットと、こ
れら駆動スプロケットに巻き掛けられ,下端部が前記槽
内に延びる無端チェーンと、これら無端チェーンに装着
されたカートン保持器とを備えた循環装置に用いられる
カートン搬送用ガイドにおいて、前記カートン保持器の
内側に設けられ,前記駆動スプロット間での受け渡し位
置で前記カートン保持器を規制する内歯及びこの内歯に
連結された外歯とを具備することを特徴とするカートン
搬送用ガイドである。
【0012】本発明において、前記内歯,外歯の形状は
特に問わないが、例えばヘラ状の内歯,外歯を取り付け
ることが考えられる。この場合、ガイドの軌跡の外周側
より押え用のコロ又は板状部材を配置してガイドを押え
ることが望ましい。
【0013】
【作用】本発明においては、カートン保持器の内側に駆
動スプロット間での受け渡し位置で前記保持器を規制す
る内歯及びこの内歯に連結した外歯を設け、このガイド
が描く軌跡に対応した位置に、ガイドを押さえるコロ等
の位置規制手段を配置することにより、カートン保持器
の位置規制をでき、また、チェーンの伸び,機械の振動
による保持器の受け渡し位置での横ずれを規制できる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1〜図6を参照
して説明する。但し、従来と同部材は同符号を付して説
明を省略する。
【0015】図1は、殺菌装置の要部の説明図であり、
殺菌ステーション21及び洗浄ステーション22が図示され
ている。前記殺菌ステーション21は、筒状のカートン2
を殺菌する過酸化水素水が満された殺菌槽23を備えてい
る。前記洗浄ステーション22には、殺菌後のカートン2
を洗浄する無菌水が満された洗浄槽24を備えている。な
お、本実施例は、図6から分かるように、循環装置を2
つ並べて配置したもので、殺菌槽21および洗浄槽22は共
用させている。前記カートン2が洗浄槽24内の無菌水中
に沈む側と取出し側との間の洗浄槽24内には、3つに分
割された隔壁25a,25b,25cが夫々配置されている。
ここで、前記隔壁25a,25cは洗浄槽24の内壁に固定さ
れ、残りの隔壁25bは無端チェーン26を巻き掛けるため
の下部スプロケット32bを固定する固定軸27に固定され
ている。前記カートン2が沈む側の洗浄槽壁には、使用
済みの無菌水を排出するためのドレン管28が設けられて
いる。前記カートン2の取出し側の洗浄槽壁には、洗浄
槽内に新鮮な無菌水を供給するための無菌水供給管29が
前記ドレン管28より低い位置に設けられている。従っ
て、オーバーフローした無菌水は、洗浄槽24より自然に
外に排出される。
【0016】図2は図1のX部の拡大図、図3は図2の
上面図、図4は図2のY方向からみた矢視図、図5は図
3を90度回転してみた要部の拡大図、図6は図1の側
面図を示す。図において、31は、カートン保持器(図9
参照)13の内側に設けられて、駆動スプロット32間での
受け渡し位置で前記カートン保持器13を規制するための
板状の内歯を示す。この内歯31には、前記駆動スプロケ
ット32上での受け渡し位置で前記カートン保持器13を規
制する板状の外歯33が連結されている。前記内歯31の内
側には、前記取付板35aに取付けられたコロ34が配置さ
れている。前記外歯33の外側には、取付板35bに取付け
られたコロ36が配置されている。
【0017】しかして、上記実施例に係るカートン搬送
用ガイドによれば、カートン保持器13の内側に駆動スプ
ロット32間での受け渡し位置で前記カートン保持器13を
規制する板状の内歯31を設けるとともに、この内歯31に
板状の外歯33を連結した構成になっており、内歯31の内
周側にコロ34を設けることにより、内歯31で駆動スプロ
ット32間での受け渡し位置でカートン保持器13を規制で
き、外歯33の外周側にコロ36を設けることにより、外歯
33で駆動スプロット32円周上での受け渡し位置でカート
ン保持器13を規制できる。従って、チェーンの伸び,機
械の振動によるカートン保持器13の横ずれ(例えば図3
の矢印X方向)を規制できる。
【0018】なお、上記実施例では、取付板を設けこの
取付板にコロを設けた場合について述べたが、これに限
らず、図7のように内歯31ないし外歯33に、その軌跡上
で摺接する板状部材41を設けてもよい。これにより、駆
動スプロケット円周上でのカートン保持器13の位置を規
制でき、受け渡しが可能になる。
【0019】
【発明の効果】以上詳述した如く本発明によれば、カー
トン保持器の内側に駆動スプロット間での受け渡し位置
で前記保持器を規制する内歯及びこの内歯に連結した外
歯を設け、これに対応する位置規制手段(例えばコロ)
を配置することにより、カートン保持器の位置規制をで
きるとともに、チェーンの伸び,機械の振動による保持
器の受け渡し位置での横ずれを規制できるカートン搬送
用ガイドを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】殺菌装置の要部の説明図。
【図2】本発明の一実施例に係るカートン搬送用ガイド
の説明図。
【図3】図2の上面図。
【図4】図2のY方向からみた矢視図。
【図5】図3を90度回転してみた要部の拡大図。
【図6】図1の側面図。
【図7】本発明に係るカートン搬送用ガイドに用いられ
る板状部材の説明図。
【図8】従来の殺菌装置の一構成要素であるカートン保
持器の位置ずれを説明するための図。
【図9】本発明に係るカートン保持器の平面図。
【図10】筒状のカートンの説明図。
【図11】従来の殺菌装置の一構成要素である循環装置
の説明図。
【符号の説明】
1…容器、2…カートン、11a…取付けリンク、12…案
内レール、13…カートン保持器、21…殺菌ステーショ
ン、22…洗浄ステーション、24…殺菌槽、25a,25b,
25c…隔壁、26…無端チェーン、27…固定軸、28…ドレ
ン管、29…無菌水供給管、31…内歯、32…駆動スプロケ
ット、33…外歯、34,36…コロ、35a,35b…取付板、
41…板状部材。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両端が開口した筒状のカートンを殺菌又
    は洗浄する槽と、前記槽の上方の駆動軸に装着された一
    対の駆動スプロケットと、これら駆動スプロケットに巻
    き掛けられ,下端部が前記槽内に延びる無端チェーン
    と、これら無端チェーンに装着されたカートン保持器と
    を備えた循環装置に用いられるカートン搬送用ガイドに
    おいて、前記カートン保持器の内側に設けられ,前記駆
    動スプロット間での受け渡し位置で前記カートン保持器
    を規制する内歯及びこの内歯に連結された外歯とを具備
    することを特徴とするカートン搬送用ガイド。
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