JP2736708B2 - ファクシミリ文字認識通知システム - Google Patents

ファクシミリ文字認識通知システム

Info

Publication number
JP2736708B2
JP2736708B2 JP3089497A JP8949791A JP2736708B2 JP 2736708 B2 JP2736708 B2 JP 2736708B2 JP 3089497 A JP3089497 A JP 3089497A JP 8949791 A JP8949791 A JP 8949791A JP 2736708 B2 JP2736708 B2 JP 2736708B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
unit
facsimile
character recognition
processing
image data
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP3089497A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH04301959A (ja
Inventor
俊之 熊田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Oki Electric Industry Co Ltd filed Critical Oki Electric Industry Co Ltd
Priority to JP3089497A priority Critical patent/JP2736708B2/ja
Publication of JPH04301959A publication Critical patent/JPH04301959A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2736708B2 publication Critical patent/JP2736708B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Character Discrimination (AREA)
  • Facsimiles In General (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ファクシミリにより受
信されたイメージデータより文字を認識し、上位装置に
報告する一連の処理を行うための、ファクシミリ文字認
識通知システムに関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、銀行などの金融機関において
は、地区センタが営業店より振替依頼書をファクシミリ
で受信し、その振替用紙に記載された文字を自動的に読
み取ってホストコンピュータに転送するといったデータ
処理システムが採用されている。図2にそのような従来
のファクシミリ文字認識システムブロック図を示す。図
のように営業店10には、振込依頼書を発送するための
ファクシミリ端末11が複数台設けられている。これら
のファクシミリ端末11は、公衆回線20を介して地区
センタ30と接続されている。地区センタ30には、フ
ァクシミリ受信部31と制御部32と文字認識部33及
び検証修正部34が設けられている。ファクシミリ受信
部31は公衆回線20に接続されており、公衆回線20
を介して入力するファクシミリ端末11からのイメージ
データを受信し、そのイメージデータを得るための装置
である。また制御部32は、地区センタ30に設けられ
た各装置の動作を制御するためのコンピュータ等から構
成される。文字認識部33は、ファクシミリ受信部31
が受信したイメージデータに含まれる文字を認識して、
コードデータを得る装置である。
【0003】さらにこの外に、ファクシミリ受信部31
の受信したイメージデータを一時格納するために、第1
の記憶部35が設けられ、文字認識部33が認識して得
たコードデータを一時格納するために第2の記憶部36
が設けられている。また、制御部32が所定の処理を行
った場合にその出力をプリントアウトするために、プリ
ンタ37が設けられている。検証修正部34には、複数
のワークステーション341 が接続されている。このワー
クステーション341 にはオペレータが配置されており、
上記イメージデータと、認識して得たコードデータに基
づく文字とを照合して、その認識結果が正しいか否かの
検証と、誤りがあればそれを修正する処理を行ってい
る。このため、このワークステーション341 は、ディス
プレイやキーボードなどを備えたパーソナルコンピュー
タから構成される。
【0004】図3に、上記のような従来一般のシステム
動作フローチャートを示す。図において、まずステップ
S1で図2に示したファクシミリ受信部31が、例えば
営業店10の発信した振込依頼書を受信する。このイメ
ージデータはステップS2において、第1の記憶部35
に格納される。文字認識部33は、このイメージデータ
を読み出して文字認識を行う(ステップS3)。そし
て、その文字に対応するコードデータを得て第2の記憶
部36に格納する(ステップS4)。その後制御部32
は、コードデータを検証修正部34に送る。検証修正部
34においては、ワークステーション341 をオペレータ
が操作して、イメージデータと、これを認識したコード
データを変換して得た文字とを比較照合する(ステップ
S5)。ここで、文字認識部33が、イメージデータの
正常認識を行ったか否かが判断される(ステップS
6)。そして、正常認識された場合はそのまま、認識が
誤っていた場合にはステップS7において修正コードデ
ータの生成が行われる。そして、このような処理結果
は、別途ワークステーション341 に設けられた図示しな
い記憶部に一時格納し、正しく認識されたあるいは、正
しく修正されたコードデータが制御部32によって上位
装置1に報告される(ステップS8)。このようにして
上位装置1が振込依頼書に記載された文字に対応する文
字コードデータを受信すると、その後営業店10からの
依頼に基づく振替処理が実行される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
なシステムを運用中、何らかの障害が発生する場合があ
る。障害の例としては、例えばファクシミリ受信部31
の故障や制御部32などその他の装置の故障が挙げられ
る。このような障害が発生した場合には、地区センタ3
0は一旦その処理業務を停止し、障害の発生した装置の
修理や交換を行う。このような修理、交換が完了する
と、地区センタ30の業務が再開されるが障害発生直前
までにどの様な処理が完了していたかは、上位装置1に
問い合わせをする必要がある。上位装置1では、地区セ
ンタ30からすでに報告を受けたものについては、その
後の処理を続行することができるため、地区センタ30
は、上位装置1に対する報告をしていないものについ
て、再び文字認識等の処理をやり直すことになる。即
ち、例えば営業店が振込依頼書を発信し、その内容が正
常に地区センタ30で受信され、文字の認識が完了して
いても、検証修正部34における検証が終了していない
ような場合には、改めて営業店10から振込依頼書を再
送してもらう必要が生じる。従って、従来のシステムで
は、一旦障害が発生すると、上位装置1に対する処理完
了済みのものの問い合わせや、処理が中断してしまった
もののリストアップや、営業店10への再送要求の通知
等極めて煩雑な対応を必要とした。このため、障害発生
から業務の再開まで、長時間営業店10を待機させると
いう問題があった。
【0006】図4に、従来の他のファクシミリ文字認識
システムブロック図を示す。図のシステムは、上記のよ
うに障害が発生した場合に、長時間営業店10を待機さ
せるといった問題を解決するために、地区センタ30
に、図2に示したような機能を持つファクシミリ文字認
識通知部を多重化設置している。即ち、図4のシステム
には、ファクシミリ文字認識通知部30Aと30Bの二
組の装置が設けられている。これによって、一方のファ
クシミリ文字認識通知部30Aが障害発生によりシステ
ムダウンしても、他方のファクシミリ文字認識通知部3
0Bによりその業務を受け継ぐことができる。
【0007】しかしながら、図4のようなシステムにお
いても、一方の通知部30Aがシステムダウンした場合
に、上位装置1への報告が完了していない中断された業
務は、すべてもう一方の通知部30Bにおいてやり直し
をする必要があり、この点については何も解決がなされ
ていなかった。本発明は以上の点に着目してなされたも
ので、システムの処理状況を詳細に把握し、障害が発生
した場合でも、比較的すみやかに処理の一部完了したデ
ータを引き継いで、その処理を続行することができる、
ファクシミリ文字認識通知システムを提供することを目
的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本システムの第1発明
は、ファクシミリ受信部と、前記ファクシミリ受信部で
受信されたイメージデータを格納する記憶部と、前記イ
メージデータを文字認識してコードデータを生成する
字認識部と、前記コードデータを格納する記憶部と、前
記イメージデータとコードデータを変換して得た文字
を照合して検証修正するための検証修正部と、イメージ
データの各部での処理状況を記録保持する記録部と、各
部の処理が中断したときに記録部の処理状況情報に基づ
いて各部の処理が完了しているか否かを認識して各部の
処理を再開させる制御部とを備えたことを特徴とするフ
ァクシミリ文字認識通知システムに関する。本システム
の第2発明は、複数のファクシミリ文字認識通知部を有
し、各ファクシミリ文字認識通知部は、ファクシミリ受
信部と、前記ファクシミリ受信部で受信されたイメージ
データを格納する記憶部と、前記イメージデータを文字
認識してコードデータを生成する文字認識部と、前記コ
ードデータを格納する記憶部と、前記イメージデータと
コードデータを変換して得た文字とを照合して検証修正
するための検証修正部と、イメージデータの各部での処
理状況を記録保持する記録部と、各部の処理が中断した
ときに記録部の処理状況情報に基づいて各部の処理が完
了しているか否かを認識して各部の処理を再開させる制
御部と、障害の発生した各部を共有するように各部間の
接続状態を切換える縮退制御部とを備えたことを特徴と
するファクシミリ文字認識通知システムに関する。
【0009】
【作用】このシステムにおいては、ファクシミリ受信部
によるイメージデータの記憶部への格納動作と、文字認
識部による文字認識と、コードデータの記憶部への格納
動作と、検証修正部の検証結果などを、それぞれ処理状
況情報として不揮発性メモリ等の記録部に記録保持して
いる。これにより、システムに障害が発生した場合、そ
の動作を再開する際に、記録部中の処理状況情報を読み
出して、中断した動作を引続き続行することができる。
従って、上位装置への処理結果の問い合わせが不要で、
すでに正常に終了している各部の処理結果を有効に利用
することができる。また、同一の機能を持つ複数のファ
クシミリ文字認識通知部を設けた場合、上記記録部を着
脱可能な構成とすれば、一方に障害が発生した場合、他
方にその記録部を装着し、正常な側のファクシミリ文字
認識通知部が、障害が発生した装置の動作を引き継ぐこ
とができる。この場合に、縮退動作を行う縮退制御部
が、各部間の接続状態を切換える。
【0010】
【実施例】以下、本発明を、図面を用いて詳細に説明す
る。図1は、本システムの第1発明のファクシミリ文字
認識システムブロック図である。図のシステムの各ブロ
ック構成は、先に図2により説明したものと変わるとこ
ろはない。ここで本発明のシステムには、新たに不揮発
性メモリ38が追加されている。この不揮発性メモリ3
8は、バッテリによりバックアップされたICカード等
から成る。この不揮発性メモリ38は、図1に示すよう
に制御部32に接続するようにしてもよいし、また検証
修正部34に設けられたワークステーション341 に装着
するように構成してもよい。
【0011】図5に本発明のシステム用制御部ブロック
図を示す。図のように本発明のシステムにおいては、例
えば、制御部32にICカード装着部70を設ける。こ
れは従来よく知られたコネクタなどによって構成され
る。ここへ、不揮発性メモリであるICカード71が着
脱可能に装着される。なおこの第1発明の実施例では、
不揮発性メモリ38は必ずしも着脱可能である必要はな
い。即ち、そこに記録されたデータが、装置の電源を遮
断しても消滅しない構成であれば差し支えない。
【0012】図6に本発明のシステム用ワークステーシ
ョンブロック図を示す。この図の例では、不揮発性メモ
リであるICカード71が、ワークステーションに装着
できるように構成されている。即ち、このワークステー
ションは、コンソール81にディスプレイ82およびキ
ーボード83を接続した構成とされている。このコンソ
ール81にICカード装着部72を設け、ここにICカ
ード71を装着するようにしている。上記図5、図6に
示した何れの場合においても、図1に示した地区センタ
30の全体を制御するための制御部32が、直接あるい
は、ワークステーション341を介して間接的に、ICカ
ード71に記録された情報の読み取りを行うことができ
るよう構成されている。
【0013】図7に、上記のような不揮発性メモリ38
に格納されるべき処理状況情報の内容説明図を示す。即
ち、図の不揮発性メモリ38には、例えばこの図に示す
ような内容のデータが記録される。通し番号51は、図
1に示す地区センタ30で、ファクシミリ受信部31に
より受信した業務の1つ1つに対し付けられた番号であ
る。そしてこの通し番号51をキーとして、受信52、
イメージデータ53、認識54、コードデータ55、検
証56、検証結果57及び報告58の項目のデータが記
録される構成とされている。
【0014】受信52の項目には、ファクシミリが正常
に受信された場合には“1”、受信されていない場合に
は“0”といった内容の情報が記録される。また正常に
受信された場合、イメージデータ53の項目に、そのイ
メージデータを格納した第1の記憶部35における格納
アドレス、例えば“00FF”といったデータが記録さ
れる。また、認識54の項目には、文字認識部33が認
識を完了した場合には“1”、まだ認識していない場合
には“0”といった情報が格納される。コードデータ5
5の項目には、認識後のコードデータが第2の記憶部3
6に格納された場合、その格納アドレスがイメージデー
タ53の項目と同様にして記録される。検証56の項目
には、図1の検証修正部34において検証を終了したか
否かの情報が書き込まれる。これは例えば、検証が終了
していれば“1”、終了していなければ“0”といった
内容の情報となる。検証結果57の項目には、その検証
結果が格納されたメモリの格納アドレスが記録される。
このメモリは、例えばワークステーション341 の内部に
内蔵されたフロッピーディスク装置等とする。また報告
58の覧には、文字の認識や検証が終了した結果を、上
位装置1に報告したか否かを示す情報が記録される。例
えば、報告済みの場合には“1”、報告がされていない
場合には“0”という内容となる。
【0015】即ち、本発明のシステムでは、正常に動作
が行われている場合、常に、不揮発性メモリ38中に、
装置各部の動作結果が通し番号51をキーとして記録さ
れる。そして、装置に障害が発生し、動作が中断し、電
源が遮断されてしまっても、処理状況情報はそのまま不
揮発性メモリ38に保存される。なお、第1の記憶部3
5、第2の記憶部36及び検証結果を格納するワークス
テーション341 に内蔵されたメモリは何れも、フロッピ
ーディスクや磁気ディスク装置等から構成され、装置の
電源が遮断されてもそこに格納されたデータは保存され
るものとする。
【0016】以上の構成の本発明のシステムは、次のよ
うに動作する。図8は、本発明のシステム再起動手順フ
ローチャートを示す。本発明のシステムに一旦障害が発
生し、システムダウンとなると、障害発生部分の修理や
交換が行われる。そして、再び装置を起動する段階で、
図8のステップS1に示すように、不揮発性メモリ38
の装着が行われる。この装着方法は、図5及び図6にお
いて既に説明した通りである。なお、これは障害が発生
した場合に、不揮発性メモリ38を一旦装置から取り外
した際に行われる操作であって、不揮発性メモリを装着
した装置とは無関係の部分で故障が生じ、不揮発性メモ
リを装着したまま修理等が行われた場合には、この動作
は必要でない。
【0017】こうして制御部32に不揮発性メモリ38
が装着されると制御部32は、ステップS2において処
理状況情報の読み出しを行う。その内容は、先に図7に
説明した通りのものである。ここでステップS3におい
て、通し番号毎の処理開始ポイントの設定を行う。例え
ば、図7に示した例を用いれば、通し番号1000の処理に
ついては、受信、認識、検証、報告とも全て完了してお
り、処理の引継は必要ない。しかしながら、通し番号10
01のものについては、受信52の項目と認識54の項目
が“1”になっているが、検証56と報告58の項目は
“0”になっている。即ち、認識までは完了しているが
それ以降の処理が中断したことを示している。従って、
制御部32は、通し番号1001の処理については、イメー
ジデータとコードデータをそれぞれイメージデータ53
の項目及び、コードデータ55の項目に格納されたメモ
リアドレスから読み出して、検証修正部34に送り、検
証修正の処理から作業を再開するというポイント設定を
行う。多数の処理が並行して処理されていた場合、それ
ぞれ通し番号毎にそのような処理開始ポイントの設定が
行われる。そして、この設定が終了すると処理が開始さ
れる(ステップS4)。以上の動作により、迅速に、し
かも既に終了した処理結果を無駄にせず処理を引き継ぐ
ことができる。
【0018】図9に、本システムの第2発明のファクシ
ミリ文字認識システムブロック図を示す。この発明で
は、図4の従来のシステムと比較して判るように、ファ
クシミリ文字認識通知部30Aが、ファクシミリ受信部
31Aと文字認識通知機能部40Aとに分割され、さら
にファクシミリ文字認識通知部30Bが、ファクシミリ
受信部31Bと文字認識通知機能部40Bとに分割され
ている。そして、これらの間に縮退制御部60が挿入さ
れている。この縮退制御部60は、障害検出部61及び
切換部62から構成されている。図10に、図9に示す
文字認識通知機能部40A(40B)の具体的なブロッ
ク図を示す。このブロック構成は、図1に示した第1発
明の地区センタ30のブロック構成とほぼ同一である。
なお、制御部32は図9に示したファクシミリ受信部3
1Aと縮退制御部60を介して接続されている。また、
ワークステーション341 には、先に説明した検証結果等
を格納するための第3の記憶部342 が接続されている。
【0019】以上の構成の第2発明のシステムは、次の
ように動作する。図11及び図12に、第2発明の動作
説明図を示す。第2発明のシステムは、ファクシミリ受
信部と文字認識通知機能部とをそれぞれ多重化(ここで
は、二重化)しており、何れか一方に障害が発生して
も、他方によってその処理を引き継ぐことができるよう
にされている。図11は、ファクシミリ受信部31Aに
障害が発生した場合の例を示し、この場合切換部62が
動作し、ファクシミリ受信部31Bと文字認識通知機能
部40A及び40Bとを接続し、ファクシミリ受信部3
1Aを切り放すよう動作する。また、図12は、文字認
識通知機能部40Aに障害が発生した場合の例を示し、
切換部62は、ファクシミリ受信部31Aと31Bを、
文字認識通知機能部40Bに接続するよう動作してい
る。なお、図12に示した障害が発生した場合、文字認
識通知機能部40Aに装着された上記第1発明で説明し
た不揮発性メモリ38Aは、文字認識通知機能部40B
に装着されて、先に第1発明で説明したと同様の要領で
処理の引継ぎを行うことができる構成とされている。
【0020】上記のような動作を行うためには、イメー
ジデータやコードデータを格納するための記憶部につい
ても、その切換えが必要となる。これには、次のような
手段を用いる。図13は、ファクシミリ受信部31A及
び31Bと、これらにより受信されたイメージデータを
格納する第1の記憶部35との関係を示すブロック図で
ある。図のように、第1の記憶部35は、この例ではフ
ァクシミリ受信部31A及び31Bに共有されている。
これにより、何れか一方のファクシミリ受信部に障害が
発生しても、他方のファクシミリ受信部は、第1の記憶
部35に格納された何れのイメージデータも読み取るこ
とができる。従って、図7で説明したイメージデータの
格納アドレスを認識することにより、容易に他のファク
シミリ受信部が格納したイメージデータを読み取ること
ができる。
【0021】図14には、ファクシミリ受信部31Aが
第1の記憶部35Aを、ファクシミリ受信部31Bが第
1の記憶部35Bを使用する構成とした例を示す。図の
構成では、第1の記憶部35Aにはスイッチ63、第1
の記憶部35Bにはスイッチ64を接続し、何れもファ
クシミリ受信部31Aあるいは31Bに対し、その接続
が任意に切換えられる構成とされている。図15に、障
害検出部61と切換部62内の各切換えスイッチの関係
を示すブロック図を示す。図9で示した縮退制御部60
には、装置各部の障害を検出する障害検出部61が設け
られており、これが切換部62のスイッチを制御する。
切換部62には、図14で説明したようなスイッチ6
3、64と、図11、12の動作を行うスイッチ67の
他に、図14で説明したと同様の結線を施した文字認識
部33用の第2の記憶部の接続を切換えるスイッチ6
5、66が設けられている。これらのスイッチの切換え
によって、常に各記憶部は、障害の発生していない正常
な装置に接続されるよう構成される。
【0022】図16に、本発明の第2発明のシステム動
作フローチャートを示す。これは、図11に示したよう
な、ファクシミリ受信部に障害が発生した場合の動作フ
ローチャートである。まず、ステップS1においてファ
クシミリ受信部の障害が検出されると、その状態はワー
クステーションのディスプレイ等に障害表示という形式
で表示される(ステップS2)。そして、この地区セン
タに業務を依頼する営業店に対し、障害の発生したファ
クシミリ受信部の閉局通知を行う(ステップS3)。そ
して先に説明した要領で、縮退制御部60がそのスイッ
チの切換えを行う(ステップS4)。図11に示したよ
うに、スイッチ切換えが完了すると、再び営業店に対し
正常なファクシミリ受信部による受付開始通知が行われ
る(ステップS5)。ファクシミリ受信部の障害発生の
場合には、この状態でそのまま縮退運用開始を行うこと
ができる(ステップS6)。
【0023】図17に、第2発明の別のシステム動作フ
ローチャートを示す。このフローチャートは、図12に
示したように一方の文字認識通知機能部に障害が発生し
た場合の動作フローチャートである。この場合ステップ
S1において文字認識通知機能部の障害を検出すると、
ステップS2においてその障害表示が行われる。そして
ステップS3において、営業店などに障害発生ファクシ
ミリ受信部の閉局通知が行われる。そして、今度は、先
に図12で説明したように、一方の文字認識通知機能部
に装着された不揮発性メモリを、正常な文字認識通知機
能部に差し換える。なお、この場合、文字認識通知機能
部の制御部等に設けられたICカード装着部は、自己の
不揮発性メモリと他のシステムの不揮発性メモリを両方
同時に装着できるような構成としておく。
【0024】その後ステップS5において、スイッチの
切換えを行い、既に図8で説明したと同様の要領で処理
開始ポイントの設定を行う。そして、ステップS6にお
いて営業店に対し全てのファクシミリ受信部の開局通知
を行って、ステップS7で縮退運用の開始を行う。本発
明は、以上の実施例に限定されない。上記実施例におい
ては、ファクシミリ文字認識通知部を二重化した例を示
したが、必要に応じてさらに多重化を行っても差し支え
ない。また、不揮発性メモリはICカード以外の種々の
同様の記憶媒体を用いることが可能である。また、本発
明においては、少なくとも検証修正部の処理結果が上位
装置に報告されたか否かの処理状況情報が、不揮発性メ
モリに格納されていればよく、その他の部分の処理状況
については、必要に応じて取捨選択して記録するように
すればよい。
【0025】
【発明の効果】以上説明した本発明のファクシミリ文字
認識通知システムは、記録部に、装置各部の処理状況情
報を記録保持するようにしたので、障害が発生し、修理
等が完了して動作を再開する場合に、既に処理済みのも
のや処理が中断したものを区別し、さらに途中の段階ま
で正常に終了した処理を引き継ぎ、速やかに処理の再開
を行うことができる。また、システムを多重化した場合
に、障害の発生した部分を切り放し、記録部を読み取る
ことで、障害が発生した部分の処理を円滑に引き継ぐこ
とができる。これらにより、障害復旧が容易になり、ま
た、一旦受信したイメージデータや認識したコードデー
タなどが無駄になることが無い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本システムの第1発明のファクシミリ文字認識
システムブロック図である。
【図2】従来のファクシミリ文字認識システムブロック
図である。
【図3】従来一般のシステム動作フローチャートであ
る。
【図4】従来の他のシステムブロック図である。
【図5】本発明のシステム用制御部ブロック図である。
【図6】本発明のシステム用ワークステーションブロッ
ク図である。
【図7】不揮発性メモリに格納する処理状況情報の内容
説明図である。
【図8】本発明のシステム再起動手順フローチャートで
ある。
【図9】第2発明のシステム実施例ブロック図である。
【図10】図9の文字認識通知機能部の詳細なブロック
図である。
【図11】第2発明の動作説明図である。
【図12】第2発明の動作説明図である。
【図13】第2発明の装置要部ブロック図である。
【図14】第2発明の装置要部ブロック図である。
【図15】障害検出部動作説明図である。
【図16】第2発明のシステム動作フローチャートであ
る。
【図17】第2発明の別のシステム動作フローチャート
である。
【符号の説明】
1 上位装置 10 営業店 11 ファクシミリ端末 20 公衆回線 30 地区センタ 31 ファクシミリ受信部 32 制御部 33 文字認識部 34 検証修正部 35 第1の記憶部 36 第2の記憶部 37 プリンタ 38 不揮発性メモリ 341 ワークステーション

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ファクシミリ受信部と、 前記ファクシミリ受信部で受信されたイメージデータ
    格納する記憶部と、 前記イメージデータを文字認識してコードデータを生成
    する文字認識部と、 前記コードデータを格納する記憶部と、 前記イメージデータと前記コードデータを変換して得た
    文字とを照合して検証修正するための検証修正部と、前記イメージデータの前記各部での処理状況を記録、保
    持する記録部と、 前記各部の処理が中断したときに前記記録部の処理状況
    情報に基づき、前記各部の処理が完了しているか否かを
    認識して前記各部の処理を再開させる制御部 とを備えた
    ことを特徴とするファクシミリ文字認識通知システム。
  2. 【請求項2】 複数のファクシミリ文字認識通知部を有
    し、 各ファクシミリ文字認識通知部は、 ファクシミリ受信部と、 前記ファクシミリ受信部で受信されたイメージデータ
    格納する記憶部と、 前記イメージデータを文字認識してコードデータを生成
    する文字認識部と、 前記コードデータを格納する記憶部と、 前記イメージデータと前記コードデータを変換して得た
    文字とを照合して検証修正するため検証修正部と、前記イメージデータの前記各部での処理状況を記録、保
    持する記録部と、 前記各部の処理が中断したときに前記記録部の処理状況
    情報に基づき、前記各部の処理が完了しているか否かを
    認識して前記各部の処理を再開させる制御部と、 障害の発生した前記各部を共有するように各部間の接続
    状態を切換える縮退制御部とを備えたことを特徴とする
    ファクシミリ文字認識通知システム。
  3. 【請求項3】 前記記録部が着脱可能な不揮発性メモリ
    であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の
    ファクシミリ文字認識通知システム。
JP3089497A 1991-03-28 1991-03-28 ファクシミリ文字認識通知システム Expired - Fee Related JP2736708B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3089497A JP2736708B2 (ja) 1991-03-28 1991-03-28 ファクシミリ文字認識通知システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3089497A JP2736708B2 (ja) 1991-03-28 1991-03-28 ファクシミリ文字認識通知システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04301959A JPH04301959A (ja) 1992-10-26
JP2736708B2 true JP2736708B2 (ja) 1998-04-02

Family

ID=13972402

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3089497A Expired - Fee Related JP2736708B2 (ja) 1991-03-28 1991-03-28 ファクシミリ文字認識通知システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2736708B2 (ja)

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58136168A (ja) * 1982-02-09 1983-08-13 Hitachi Ltd 自己管理機能を備えたフアクシミリ装置
JPS63221738A (ja) * 1987-03-11 1988-09-14 Toshiba Corp フアクシミリ蓄積交換システムの光学文学認識処理方式
JP2793822B2 (ja) * 1988-12-20 1998-09-03 キヤノン株式会社 画像通信装置およびファイルデータの管理方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH04301959A (ja) 1992-10-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH04288565A (ja) 電子複写印刷システムの動作方法
JPH04314573A (ja) 電子複写システムにおける障害除去及び回復方法及び装置
JPH04320544A (ja) 電子プリントシステムの不揮発性メモリを交換する方法
JP2736708B2 (ja) ファクシミリ文字認識通知システム
CN110968456B (zh) 分布式存储系统中故障磁盘的处理方法及装置
JPH09162782A (ja) ユニット切替装置
US5418938A (en) Data management system having CPUs to each other via dual-port memory
JPH04299435A (ja) データベース等価方式
JP2773639B2 (ja) プリンタ負荷分散方式
JPH04369735A (ja) 計算機システムのバックアップ方式
JP2951151B2 (ja) 障害リカバリ制御システム
JP2010147803A (ja) 通信装置および通信装置起動時の運用情報復元方法
JP2000224368A (ja) 画像形成装置
JP3459656B2 (ja) 画像データ通信装置及びその管理方法
JPS603225B2 (ja) 主記憶装置情報修復方式
JPH11296397A (ja) ホットスタンバイシステムにおける受信メッセージリカバリ方式及びホットスタンバイシステムにおける受信メッセージリカバリ方法及び受信メッセージ処理プログラムを格納した記録媒体
JP2000315107A (ja) 工程進捗管理装置及び工程進捗管理方法
JP2001022561A (ja) 制御装置
JPH0720930A (ja) 製造管理装置とこれを用いた製造管理方法
JPH1166436A (ja) Posシステムの制御方法およびその記録媒体
JPH06253076A (ja) ファクシミリ蓄積交換装置
JPH06348435A (ja) ネットワークプリンタ
JPH08255091A (ja) マルチプロセッサシステムおよびプログラム検証方法
JPH0421037A (ja) ホットスタンバイ系切換え処理方式
JPH09186661A (ja) 遠隔監視装置

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090116

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090116

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100116

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100116

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110116

Year of fee payment: 13

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees