JPH10260860A - クライアント/サーバシステム及びコンピュータシステム - Google Patents

クライアント/サーバシステム及びコンピュータシステム

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JPH10260860A
JPH10260860A JP9067006A JP6700697A JPH10260860A JP H10260860 A JPH10260860 A JP H10260860A JP 9067006 A JP9067006 A JP 9067006A JP 6700697 A JP6700697 A JP 6700697A JP H10260860 A JPH10260860 A JP H10260860A
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software
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Toshio Komasaka
俊雄 駒坂
Takashi Miyamoto
隆志 宮本
Ichizo Mikami
市藏 三上
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来のクライアント/サーバシステムではサ
ーバに正常に接続可能であることを前提としているた
め、クライアントに障害が発生した場合にサーバに接続
不可能になるとクライアントはメンテナンス処理に必要
なファイルのサーバからのダウンロードを行なうことが
出来なくなるという問題があった。 【解決手段】 クライアントユニット2がサーバユニッ
ト1と接続出来ない場合においても、システム情報ファ
イル23が保持しているシステム情報と現状とを比較する
ことによりクライアントユニット2自身の自己メンテナ
ンスシステムファイル24により自己診断を行なわれ、そ
の結果、異常が発生している場合には自身のバックアッ
プファイル25に従ってクライアントユニット2単独で修
復処理を行なう。サーバユニット1と接続可能な場合に
はサーバユニット1から必要な情報を得て修復処理及び
システム更新処理を行なう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はクライアント/サー
バシステムに関し、更に詳述すれば、クライアント主導
によりクライアント自身を自動的にメンテナンスする自
動メンテナンス技術に関する。またそのようなクライア
ント/サーバシステムにおいてクライアントとなるべき
コンピュータシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、パーソナルコンピュータの性能向
上に伴ってクライアント/サーバシステムが普及してい
る。ところで、クライアント/サーバシステムにおいて
は、ユーザの操作ミス、あるいは単純な環境設定ミス等
が引金となってネットワークシステム全体に影響するト
ラブルが発生し易く、そのような場合には、サーバから
クライアントに対してメンテナンスの指示が出来なくな
る。このような場合には、トラブルが解消するまでの間
はメンテナンス作業自体が不可能になると共にシステム
ダウンの状態に陥る虞もある。このような虞はサーバに
接続するクライアント数の増加に伴って大きくなるた
め、ネットワークシステムが大きくなるに伴って、経済
的な面での損失も無視出来なくなる。
【0003】更に、クライアント/サーバシステムのよ
うな複数のパーソナルコンピュータをクライアント及び
サーバとして使用するシステムでは、コンピュータウィ
ルスの伝染が近年の重要な問題となっている。即ち、ク
ライアント/サーバシステムの複数のクライアントの内
の一つのパーソナルコンピュータにコンピュータウィル
スが侵入すると、ネットワークシステムを介して全ての
クライアント及びサーバに伝染するため、重大な損失を
招来する。このため、クライアント/サーバシステムを
快適に運用するためには、システムのメンテナンスを効
率よく行えることが非常に重要になる。
【0004】ところで、従来のクライアント/サーバシ
ステムにおける各クライアントのメンテナンスは、ユー
ザがメンテナンスに必要な情報をサーバ上に蓄積してお
き、サーバからメンテナンスの指示が出される所謂トッ
プダウン方式が一般的である。しかしこのようなトップ
ダウン方式では、基本的にはサーバに接続している全て
のクライアントに対して一斉にメンテナンスの指示が出
されるため、メンテナンス作業が行なわれる都度、サー
バ及び伝送路に過大な負荷がかかり、またメンテナンス
作業が行なわれている間は全てのクライアントが同時に
非運用状態になるため、システム全体の能力が低下する
という問題があった。
【0005】このように、従来のクライアント/サーバ
システムでは、メンテナンス作業が必要であり、またそ
れに要する時間はサーバのメンテナンス能力あるいは伝
送路の通信能力に大きく依存していた。また、トラブル
が発生した場合には、その原因の究明はユーザ、あるい
は保守作業員の能力に依存することになるため、システ
ムの迅速な回復が望めないことは勿論のこと、ユーザ,
保守作業員を煩わせていたというのが実情であった。
【0006】このような事情から本願発明者らは先に特
開平8-272643号公報の発明を出願している。この特開平
8-272643号公報の発明では、端的には、クライアント側
に自己メンテナンス能力を備えさせ、個々のクライアン
トに電源投入時に自己診断を行なわせ、障害が発生して
いる場合にのみサーバ上に保存してあるクライアントの
バックアップシステムから必要なファイルのみをダウン
ロードして自己修復処理する。このように、個々のクラ
イアントに自身のメンテナンスを行なわせることにより
サーバ及び伝送路の負荷を軽減すると共に、システムダ
ウンの発生確率を低減し、更にシステム全体の能力の向
上を図っている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述の特開平
8-272643号公報の発明では、サーバ, ネットワーク, ネ
ットワーク接続装置が正常であることを前提としてい
る。従って、クライアントに障害が発生した場合にサー
バ, ネットワーク, ネットワーク接続装置にも同時に障
害が発生していると、クライアントはメンテナンス処理
に必要なファイルのサーバからのダウンロードを行なう
ことが出来なくなるという問題が生じる。
【0008】また従来のクライアント/サーバシステム
においては、サーバは勿論のことであるが、クライアン
トも日常的に移動するというような事態は考慮されてい
なかった。しかし近年では、携帯型のパーソナルコンピ
ュータを業務用に個々人が通常は持ち歩いてスタンドア
ロンマシンとして使用することにより顧客に種々の情報
を提示し、また顧客から得た情報をその場で入力すると
いうような使用形態を採り、オフィスにおいてはクライ
アント/サーバシステムに組み込んでネットワークシス
テムのクライアントとして使用することにより種々の業
務情報を受け取り、また業務に必要な書類を電子情報と
して交換するというような使用形態を採ることが企業に
おいて一般化しつつある。このような使用形態において
は、たとえばユーザの出先等においてサーバと接続不可
能な状態においてクライアントに障害が発生する可能性
もあり得る。そのような場合には当然のことながら、ク
ライアントはメンテナンス処理に必要な情報をサーバか
ら得ることが出来ず、従って障害の復旧が出来ず業務に
支障が生じることになる。
【0009】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
ものであり、端的には、クライアントのメンテナンスに
必要なバックアップファイルをサーバとクライアントと
の双方に保存しておき、クライアントが自己メンテナン
スを行なう際に、サーバと接続可能な場合にはバックア
ップファイルをサーバからダウンロードすると共にソフ
トウェアのバージョンアップ等も行なってクライアント
/サーバシステム全体の資源の共通化を図り、サーバと
接続不可能な場合には自身が保持しているバックアップ
ファイルを使用して単独でメンテナンスを行なうように
したクライアント/サーバシステム及びそのようなシス
テムにおいてクライアントとなるべきコンピュータシス
テムの提供を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明に係るクライアン
ト/サーバシステムは、少なくとも一つのサーバユニッ
トが接続されたネットワークに、ハードウェアにソフト
ウェアがインストールされたクライアントユニットがネ
ットワーク接続手段により切り離し可能に接続されたク
ライアント/サーバシステムであって、サーバユニット
は、クライアントユニットの動作環境のバックアップ情
報とシステム全体の更新情報とを記憶した記憶手段を備
え、クライアントユニットは、ハードウェア及びソフト
ウェアを含む自身の動作環境のバックアップ用データを
保持するバックアップデータ保持手段と、自身の動作環
境の正常時の情報を保持するシステム情報保持手段と、
所定の時点において自身の動作環境及びネットワークを
システム情報保持手段が保持している正常時の情報と比
較して診断する診断手段と、ネットワーク,サーバユニ
ットまたはネットワーク接続手段に異常が発生している
と診断手段が診断した場合に、クライアントユニットを
ネットワークから切り離すネットワーク切断手段と、ハ
ードウェアに異常が発生していると診断手段が診断した
場合はネットワーク切断手段により自身をネットワーク
から切り離し、ソフトウェアに異常が発生していると診
断手段が診断し且つネットワーク切断手段によるネット
ワークからの切り離しがなされている場合はバックアッ
プデータ保持手段の内容に従って動作環境を自己修復
し、ソフトウェアに異常が発生していると診断手段が診
断し且つネットワーク切断手段によるネットワークから
の切り離しがなされていない場合はサーバユニットの記
憶手段に記憶されているクライアント用バックアップ情
報及びシステム更新情報を参照して動作環境を修復する
自己メンテナンス手段とを備えたことを特徴とする。
【0011】このような本発明のクライアント/サーバ
システムにおいては、クライアントに異常が発生してい
る場合には、ネットワーク,サーバユニット及びネット
ワーク接続手段の全てが正常でサーバの支援を受けるこ
とが可能な状態であれば、サーバの支援を受けてそのバ
ックアップ情報に従って修復処理を行なうと共にシステ
ム更新情報に従ってシステム更新処理を行ない、ネット
ワーク,サーバユニット及びネットワーク接続手段のい
ずれか一つでもが正常ではなく、サーバの支援を受ける
ことが出来ない場合には、自身のバックアップデータ保
持手段の保持内容に従って単独で修復処理を行なう。
【0012】また本発明に係るコンピュータシステム
は、ハードウェアにソフトウェアがインストールされ、
他のコンピュータシステムが接続されたネットワークに
接続可能なコンピュータシステムであって、ハードウェ
ア及びソフトウェアを含む自身の動作環境のバックアッ
プ用データを保持するバックアップデータ保持手段と、
自身の動作環境の正常時の情報を保持するシステム情報
保持手段と、所定の時点において自身の動作環境をシス
テム情報保持手段が保持している正常時の情報と比較し
て診断する診断手段と、ソフトウェアに異常が発生して
いると診断手段が診断し且つネットワークと接続してい
ない場合にバックアップデータ保持手段の内容に従って
自身で動作環境を自己修復する自己メンテナンス手段と
を備えたことを特徴とする。
【0013】このような本発明のコンピュータシステム
では、ネットワークに接続されていない状態で異常が発
生した場合には、自身のバックアップデータ保持手段の
保持内容に従って単独で修復処理を行なう。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明をその実施の形態を
示す図面に基づいて詳述する。図1は本発明に係るクラ
イアント/サーバシステムの全体の構成例を示す模式図
であり、そのクライアントユニットが本発明のコンピュ
ータシステムである。
【0015】図1において、参照符号100 は LAN回線
を、参照符号1及び2はそれぞれサーバユニット及びク
ライアントユニットを示しており、これらはいずれも L
AN回線100に接続してネットワークシステムを構成して
いる。なお、一つの LAN回線 100に対して、サーバユニ
ット1及びクライアントユニット2はいずれも複数が接
続可能であるが、ここでは一つのサーバユニット1と二
つのクライアントユニット2とが LAN回線 100に接続さ
れている例が示されている。
【0016】サーバユニット1及びクライアントユニッ
ト2はいずれもハードウェアとしては通常のCPU,メモ
リ, ディスクユニット (ハードディスク, フレキシブル
ディスク等),プリンタ, ディスプレイ,キーボード,マ
ウス等を備えたパーソナルコンピュータであり、ファー
ムウェアがインストールされている。また、それぞれの
ユニットにはハードディスク,磁気テープ等のハードウ
ェアを利用した大容量記憶媒体10, 20が接続されてお
り、ソフトウェアがインストールされている。
【0017】なお、サーバユニット1は I/Oインタフェ
イス 101により、またクライアントユニット2は I/Oイ
ンタフェイス 102によりそれぞれ LAN回線 100とハード
ウェア的に接続されている。
【0018】サーバユニット1の記憶媒体10には、クラ
イアントのバックアップファイル11, クライアントの個
別環境ファイル12, メンテナンス情報ファイル13, シス
テム更新情報ファイル14等のファイル化された情報が格
納されている。
【0019】バックアップファイル11には、各クライア
ントユニット2に共通なクライアントシステムのファイ
ルをバックアップするためのデータが格納されている。
個別環境ファイル12には、各クライアントユニット2に
個別に必要なクライアントシステムのファイルをバック
アップするためのデータが格納されている。メンテナン
ス情報ファイル13には、各クライアントユニット2の動
作環境に関するメンテナンス情報、即ちメンテナンスが
必要なエラー情報が保存されている。システム更新情報
ファイル14には、各クライアントユニット2の動作環境
の更新情報、即ちそれぞれのクライアントシステムのバ
ージョンを特定するデータが保存されている。
【0020】クライアントユニット2の記憶媒体20に
は、クライアントシステムファイル21, メンテナンス情
報ファイル22, システム情報ファイル23, 自己メンテナ
ンスシステムファイル24, バックアップファイル25等の
ファイル化された情報が格納されている。
【0021】クライアントシステムファイル21には、そ
のクライアントユニット2に必要な種々のソフトウェア
及びファームウェアが格納されている。メンテナンス情
報ファイル22には、そのクライアントユニット2の動作
環境に関する異常情報が保存されている。システム情報
ファイル23には、そのクライアントユニット2の通常の
動作環境、換言すれば正常時の動作環境が保存されてい
る。自己メンテナンスシステムファイル24には、本発明
を特徴付ける、個々のクライアントユニット2の自己メ
ンテナンスのためのソフトウェアが格納されている。ま
た、バックアップファイル25には自身のクライアントユ
ニット2をバックアップするためのデータが格納されて
いる。
【0022】次に、本発明のクライアント/サーバシス
テムのメンテナンス時の動作について、個々のクライア
ントユニット2に自己メンテナンスシステムファイル24
としてインストールされている自己メンテナンスのため
のソフトウェアによる処理手順を図2,図3及び図4の
フローチャートを参照して説明する。
【0023】いまある一つのクライアントユニット2の
電源が投入されて起動すると (ステップS11)、そのクラ
イアントユニット2の自己メンテナンスシステムファイ
ル24に保存されている自己メンテナンスを行なうための
ソフトウェアが起動する。なお、本実施の形態において
は電源投入による起動時にクライアントユニット2が自
己メンテナンス処理を行なうこととしているが、起動時
に限らず、メンテナンス処理が可能な時点であればどの
ような時点でもよい。
【0024】まずハードウェア(HW), ファームウェア(F
W), ソフトウェア(SW)の診断処理が行なわれる (ステッ
プS12)。具体的には、そのクライアントユニット2を構
成する種々のハードウェア、即ちCPU,メモリ, ディスク
ユニット (ハードディスク,フレキシブルディスク等),
プリンタ, ディスプレイ, キーボード, マウス等が正常
であるか否かが診断される。但しこの際、 I/Oインタフ
ェイス 102を含むネットワーク関係のハードウェアの診
断は行なわれず、後述するステップS13 において行なわ
れる。また、クライアントユニット2のシステム環境、
即ちソフトウェア,ファームウェア等のファイルに何ら
かの異常,変化(削除,新規作成及び変更)が発生して
いないかを、自己メンテナンスシステムファイル24がシ
ステム情報ファイル23が保持している通常の、換言すれ
ば正常時のシステム情報とクライアントシステムファイ
ル21の内容とを比較することにより診断する。
【0025】次に、ネットワークの診断処理が行なわれ
る (ステップS13)。具体的には、クライアントユニット
2自身の LAN回線 100との I/Oインタフェイス 102, L
AN回線 100及びサーバユニット1が正常であるか否かが
診断される。この結果、ネットワークに異常があると判
断された場合には (ステップS14 で”NO”) 、クライア
ントユニット2は自身のみで後述するような単独メンテ
ナンス処理を行なう (ステップS50)。なおこの際、ネッ
トワークの異常ではなく、意図的にクライアントユニッ
ト2がネットワークから切り離されている、換言すれば
スタンドアロン状態で使用されている場合も含む。
【0026】ステップS13 においてネットワークに異常
が無いと判断された場合には (ステップS14 で”YES
”) 、クライアントユニット2はサーバユニット1の
支援を受けてメンテナンス処理を開始する。まず、クラ
イアントユニット2はシステム更新診断処理を行なう
(ステップS15)。具体的には、クライアントユニット2
は LAN回線 100を介してサーバユニット1のシステム更
新情報ファイル14を読み出し、システム更新情報の有無
を調べる。システム更新情報とは、このクライアント/
サーバシステムに何らかの変更、たとえば新たなソフト
ウェアのインストール, 既にインストールされているソ
フトウェアのバージョンアップ, ハードウェアの新設等
が有った場合の情報である。
【0027】以上の各診断結果に従って、メンテナンス
が必要であるか否かが判断される (ステップS16)。この
結果、メンテナンスの必要が無い場合 (ステップS17
で”NO”) にはこのクライアントユニット2による自己
メンテナンス処理は終了し、使用可能な状態になる。し
かし、メンテナンスの必要が有る場合 (ステップS17
で”YES ”) 、換言すればエラーが発生している場合に
はそれがメンテナンス情報として作成され (ステップS1
8)、これをメンテナンス情報ファイル22に保存した後、
発生しているエラーの種類に応じた修復処理を行なう。
【0028】まず、ステップS12 での診断においてハー
ドウェアエラーが発生していた場合(ステップS19 で”Y
ES ”) 、クライアントユニット2がソフトウェア的に
自身が属するクライアント/サーバシステムから切り離
される (ステップS20)。この際、当初からクライアント
/サーバシステムに接続していない場合には接続不可能
な状態になる。更に、ハードウェアエラーに対しては自
己修復不可能であるので、自己メンテナンスシステムフ
ァイル24はこの時点でメンテナンス処理を終了する。
【0029】ステップS12 での診断においてファームウ
ェアエラーが発生していた場合 (ステップS21 で”YES
”) 、即ちシステム情報ファイル23が保持しているシ
ステム情報とクライアントシステムファイル21の内容と
の比較の結果、ファームウェアのファイルの変化 (削
除,新規作成及び変更)があったと判断された場合に
は、バックアップファイル25の内容に従ってファームウ
ェアの自己修復が行なわれる(ステップS22)。
【0030】ステップS12 での診断においてソフトウェ
アエラーが発生していた場合 (ステップS23 で”YES
”) 、即ちシステム情報ファイル23が保持しているシ
ステム情報とクライアントシステムファイル21の内容と
の比較の結果、ソフトウェアのファイルの変化 (削除,
新規作成及び変更)があったと判断された場合には、自
己修復が可能なたとえばアプリケーションソフトウェア
等に関しては、バックアップファイル25の内容に従って
自己修復が行なわれる (ステップS24)。また、システム
の基本ソフトウェア、たとえばオペレーティングシステ
ム(OS)等の自己修復が困難なソフトウェアのファイルの
変化があった場合には、 LAN回線 100を介してサーバユ
ニット1のバックアップファイル11が読み出されて再イ
ンストール処理が行なわれる (ステップS24)。なお、ユ
ーザの不注意等により作成された無用なファイル等はこ
の自己修復に際して削除される。
【0031】次に、ステップS15 での診断においてシス
テム更新情報が有った場合 (ステップS25 で”YES ”)
、具体的には、クライアントユニット2のクライアン
トシステムファイル21に保存されているソフトウェアの
バージョンとサーバユニット1のバックアップファイル
11に保存されているソフトウェアのバージョンとが一致
していなかった場合、あるいはクライアントユニット2
のクライアントシステムファイル21には保存されていな
い新たなソフトウェアがサーバユニット1のバックアッ
プファイル11に保存されていたような場合、サーバユニ
ット1のバックアップファイル11に保存されているソフ
トウェアが LAN回線 100を介して読み出され、クライア
ントシステムファイル21に再インストールされると共
に、バックアップファイル25の内容が更新される (ステ
ップS26)。
【0032】この後、先にステップS18 において作成さ
れてメンテナンス情報ファイル22に保存されていたメン
テナンス情報が LAN回線 100を介してサーバユニット1
へ送られる (ステップS27)。サーバユニット1で、クラ
イアントユニット2から送られてきたメンテナンス情報
をメンテナンス情報ファイル13に記録する。
【0033】ネットワークに異常が無い場合には以上の
ような手順でクライアントユニット2では、サーバユニ
ット1の支援を受けつつ自己メンテナンス処理が実行さ
れる。これにより、クライアントユニット2はその動作
環境、即ちハードウェア,及びソフトウェア及びファー
ムウェア共に正常に動作可能になり、且つ他の全てのク
ライアントユニット2と同一のバージョンがインストー
ルされた状態になり、自己メンテナンス処理が終了す
る。
【0034】ところで、ステップS13 でのネットワーク
の診断処理において異常が検出された場合には、クライ
アントユニット2は上述のようなサーバユニット1から
の支援を受けることが出来ないため、単独でメンテナン
ス処理を行なう必要がある。換言すれば、ネットワーク
に異常がある場合にクライアントユニット2が行なう単
独メンテナンス処理に本発明の特徴がある。以下、この
クライアントユニット2による図2にステップS50 とし
て示されている単独メンテナンス処理についてその手順
を示す図4のフローチャートを参照して説明する。
【0035】まず、クライアントユニット2がネットワ
ークから、具体的には I/Oインタフェイス 102を無効化
することにより LAN回線 100からハードウェア的に切り
離される (ステップS51)。そして前述のステップS12 で
の各診断結果に従って、メンテナンスが必要であるか否
かが判断される (ステップS52)。この結果、メンテナン
スの必要が無い場合 (ステップS53 で”NO”) にはこの
クライアントユニット2による自己メンテナンス処理は
終了する。しかし、メンテナンスの必要が有る場合 (ス
テップS53 で”YES ”) には、メンテナンス情報が作成
され (ステップS54)、これがメンテナンス情報ファイル
22に保存された後、発生している障害の種類に応じた修
復処理が行なわれる。
【0036】まず、ステップS12 での診断においてハー
ドウェアエラーが発生していた場合(ステップS55 で”Y
ES ”) 、クライアントユニット2がソフトウェア的に
ネットワークから切り離される (ステップS56)。
【0037】ステップS12 での診断においてファームウ
ェアエラーが発生していた場合 (ステップS57 で”YES
”) 、即ちファームウェアのファイルの変化 (削除,
新規作成及び変更)がシステム情報ファイル23が保持し
ているシステム情報とクライアントシステムファイル21
の内容との比較の結果あったと判断された場合には、バ
ックアップファイル25の内容に従ってファームウェアの
自己修復が行なわれる (ステップS58)。
【0038】ステップS12 での診断においてソフトウェ
アエラーが発生していた場合 (ステップS59)、即ちソフ
トウェアのファイルの変化 (削除,新規作成及び変更)
がシステム情報ファイル23が保持しているシステム情報
とクライアントシステムファイル21の内容との比較の結
果あったと判断された場合には、バックアップファイル
25の内容に従ってファームウェアの自己修復が行なわれ
る (ステップS60)。
【0039】ネットワークに異常がある場合には以上の
ような手順でクライアントユニット2は、サーバユニッ
ト1の支援を受けずに自身のバックアップファイル25に
従って単独で自己メンテナンス処理を実行する。これに
より、クライアントユニット2はネットワークに異常が
有る場合においても、あるいは意図的にクライアント/
サーバシステムから切り離されてスタンドアロン状態で
ある場合においても、自身のみで自己メンテナンスを行
なって動作可能な状態になる。
【0040】このようなクライアントユニット2単独で
の自己メンテナンスは、上述のようなネットワークに異
常がある場合には勿論有効であるが、近年の携帯型パー
ソナルコンピュータをオフィスではネットワークに接続
してクライアント/サーバシステムのクライアントユニ
ットととして使用し、ユーザの出先では単独のコンピュ
ータシステムとして使用する場合に特に有効である。
【0041】
【発明の効果】以上に詳述したように本発明のクライア
ント/サーバシステムによれば、クライアントに異常が
発生している場合には、ネットワーク,サーバユニット
及びネットワーク接続手段の全てが正常でサーバの支援
を受けることが可能な状態であれば、サーバの支援を受
けてそのバックアップデータ保持手段の保持内容に従っ
て修復処理を行なうと共にシステム更新情報に従ってシ
ステムの更新処理をも行ない、ネットワーク,サーバユ
ニット,ネットワーク接続手段のいずれか一つでもが正
常ではなく、サーバの支援を受けることが出来ない場合
には、自身のバックアップデータ保持手段の保持内容に
従って単独で修復処理を行なう。従って、ネットワー
ク,サーバユニット,ネットワーク接続手段のいずれか
一つでもが正常でない場合においても、クライアント単
独で異常を修復することが可能になる。
【0042】また、本発明のコンピュータシステムによ
れば、ネットワークに接続されていない状態で異常が発
生した場合には、自身のバックアップデータ保持手段の
保持内容に従って単独で修復処理を行なう。従って、ネ
ットワークから切り離されてスタンドアロンの形態で使
用されている場合において、自己診断及びその結果異常
が発生している場合にはその修復が単独で可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るクライアント/サーバシステムの
全体の構成例を示す模式図である。
【図2】本発明に係るクライアント/サーバシステムの
クライアントユニットによる自己メンテナンスのための
手順を示すフローチャートである。
【図3】本発明に係るクライアント/サーバシステムの
クライアントユニットによる自己メンテナンスのための
手順を示すフローチャートである。
【図4】本発明に係るクライアント/サーバシステムの
クライアントユニットによる自己メンテナンスのための
手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 サーバユニット 2 クライアントユニット 11 (サーバユニットの)バックアップファイル 12 (サーバユニットの)個別環境ファイル 13 (サーバユニットの)メンテナンス情報ファイル 14 (サーバユニットの)システム更新情報ファイル 21 (クライアントユニットの) クライアントシステム
ファイル 22 (クライアントユニットの) メンテナンス情報ファ
イル 23 (クライアントユニットの) システム情報ファイル 24 (クライアントユニットの) 自己メンテナンスシス
テムファイル 25 (クライアントユニットの) バックアップファイル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 三上 市藏 大阪府吹田市朝日が丘町11番5号

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも一つのサーバユニットが接続
    されたネットワークに、ハードウェアにソフトウェアが
    インストールされたクライアントユニットがネットワー
    ク接続手段により切り離し可能に接続されたクライアン
    ト/サーバシステムにおいて、 前記サーバユニットは、前記クライアントユニットの動
    作環境のバックアップ情報とシステム全体の更新情報と
    を記憶した記憶手段を備え、 前記クライアントユニットは、 前記ハードウェア及びソフトウェアを含む自身の動作環
    境のバックアップ用データを保持するバックアップデー
    タ保持手段と、 自身の動作環境の正常時の情報を保持するシステム情報
    保持手段と、 所定の時点において自身の動作環境及びネットワークを
    前記システム情報保持手段が保持している正常時の情報
    と比較して診断する診断手段と、 前記ネットワーク,サーバユニットまたはネットワーク
    接続手段に異常が発生していると前記診断手段が診断し
    た場合に、該クライアントユニットを前記ネットワーク
    から切り離すネットワーク切断手段と、 ハードウェアに異常が発生していると前記診断手段が診
    断した場合はネットワーク切断手段により自身を前記ネ
    ットワークから切り離し、ソフトウェアに異常が発生し
    ていると前記診断手段が診断し且つ前記ネットワーク切
    断手段による前記ネットワークからの切り離しがなされ
    ている場合は前記バックアップデータ保持手段の内容に
    従って動作環境を自己修復し、ソフトウェアに異常が発
    生していると前記診断手段が診断し且つ前記ネットワー
    ク切断手段による前記ネットワークからの切り離しがな
    されていない場合は前記サーバユニットの記憶手段に記
    憶されているクライアント用バックアップ情報及びシス
    テム更新情報を参照して動作環境を修復する自己メンテ
    ナンス手段とを備えたことを特徴とするクライアント/
    サーバシステム。
  2. 【請求項2】 ハードウェアにソフトウェアがインスト
    ールされ、他のコンピュータシステムが接続されたネッ
    トワークに接続可能なコンピュータシステムにおいて、 前記ハードウェア及びソフトウェアを含む自身の動作環
    境のバックアップ用データを保持するバックアップデー
    タ保持手段と、 自身の動作環境の正常時の情報を保持するシステム情報
    保持手段と、 所定の時点において自身の動作環境を前記システム情報
    保持手段が保持している正常時の情報と比較して診断す
    る診断手段と、 ソフトウェアに異常が発生していると前記診断手段が診
    断し且つ前記ネットワークと接続していない場合に前記
    バックアップデータ保持手段の内容に従って動作環境を
    自己修復する自己メンテナンス手段とを備えたことを特
    徴とするコンピュータシステム。
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