JP2004185573A - データ書込方法および装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】情報機器端末内で発生するデータを、インターネット等で接続される遠隔地のデータストレージに安定確実に格納可能にするデータ書込方法および装置を提供する。
【解決手段】POS端末等の情報機器端末110で発生する売上データ等の重要なデータを、内部のローカルデータストレージ114に格納すると共に、インターネット133等を介して接続される遠隔地のサーバ210内のサーバデータストレージ214にも格納する。回線異常等でデータ書込が行われなかった場合には、データストアエージェント113がその書込コマンドを退避エリア115に保存し、正常に復帰後にこの格納された書込コマンドを取得してリトライする。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はデータ書込方法および装置に関し、特にネットワークを介して1つの装置からのデータを複数の装置へ同時に書き込むデータ書込方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
情報化時代にあっては、殆んど全ての情報又はデータは、コンピュータ又はその付属装置である記憶装置(メモリ又はデータストレージ)に格納又は保存されているのが一般的である。斯かる記憶装置に格納されているデータは、必要に応じてコンピュータが読み出して利用する。また、時々刻々変化する情報は、コンピュータにより斯かる記憶装置のデータを更新して、常時最新のデータを得ることを可能にする。
【0003】
このようにコンピュータを利用する情報管理は、余分な場所を占有することがなく、必要時に短時間に読み書きが可能であり且つ消去するまで確実に保存可能である等の利便性を有するので、店舗の顧客データや売り上げ情報の管理等を含むあらゆる情報管理に広く活用又は利用されている。しかし、何らかの原因でコンピュータ又は記憶装置が破壊されると、再生が困難な場合が生じる。特に、地震や火事等の災害が発生すると、記憶装置等が破壊されると、それに格納保存された貴重な情報を消失し、再現が困難又は不可能であり、そのための不利益又は損失は甚大である。
【0004】
このように貴重で一度消失すると再現が困難な重要データを安全且つ長期にわたって保存するための一般的な手段として、物理的に離れた場所に設置された複数の記憶装置(データストレージ)に格納して管理している。これにより、物理的に離れた場所が同時に被災する又は複数の記憶装置が同時に破壊される確率は低いので、一層高い安全性が確保されることとなる。特に最近ではインターネット等の広域ネットワークに普及により、物理的な距離を感じさせないデータ交換が一般的になっている。このような広域ネットワークを利用して、リアルタイム(又は即時的)に多量のデータ管理が可能になっている。
【0005】
このように広域ネットワークを利用するデータ管理技法の従来技術は、種々提案されている。例えば無線処理部を含む移動体端末装置がインターネットプロトコル処理手段を備え、インターネットプロトコル処理手段は、移動体端末装置に接続するホストコンピュータからの指示を受ける。この際に、指示を履歴として保存しておき、指示の処理実行中に無線環境の悪化により無線回線接続が切断した後、無線環境が復旧すると、保存されている指示の処理を再度実行するインターネット携帯電話が開示されている(例えば、特許文献1参照。)。また、機能を分散した複数サーバで構成され、サーバ間がネットワークにて接続される分散コンピュータシステムにおいて、複数サーバを跨ぐ処理での障害時にサーバを意識することなく処理を再実行させる分散システムにおけるジョブ再実行装置が開示されている(例えば、特許文献2参照。)。
【0006】
【特許文献1】
特開2001−103122号公報(第3頁、図1)
【特許文献2】
特開2001−175492号公報(第3頁、図1)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、インターネットを利用するネットワークは、必ずしも安定しているとは言えず、端末およびサーバ間でのセッションが一時的に切れてしまうことが多い。従って、データロストが許されないような業務データを扱う場合には致命的であった。また、端末の制御下にないネットワーク上にあるサーバ制御下のデータストレージに対してデータ書き込みを行う際には、サーバが現在どんな状況であるかが端末側では把握できない。そのために、サーバ側が「Busy」又は「Down」の場合には、データが書き込みできないにも拘らず、端末側は命令を実行してしまうことがあった。
【0008】
【発明の目的】
本発明は、従来技術の上述した課題に鑑みなされたものであり、インターネット等の広域ネットワークを使用して安定且つ確実にデータの書き込みを可能にするデータ書込方法および装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
前述の課題を解決するため、本発明のデータ書込み方法及び装置は次のような特徴的な構成を採用している。
【0010】
(1)情報機器端末内で発生するデータを遠隔地に設置されたサーバ等のデータストレージに格納保存するデータ書込方法において、
前記情報機器端末からの書込コマンドに基づき前記データストレージに書き込まれるデータが、前記サーバ等又は回線の異常状態により正常に書き込まれなかった書込失敗コマンドを前記情報機器端末内に保存し、前記異常状態が回復した後に、前記書込失敗コマンドを取得してデータ書き込みをリトライするデータ書込方法。
【0011】
(2)前記情報機器端末は、前記データをインターネット等の広域ネットワークを介して前記データストレージに書き込む上記(1)のデータ書込方法。
【0012】
(3)前記情報機器端末は、前記データストレージに対してデータ書込コマンドを送信後、所定時間内に前記サーバ等から応答がない場合に、タイムアウトと判定して前記書込コマンドを保存する上記(1)又は(2)のデータ書込方法。
【0013】
(4)前記所定時間は、最新アクセス平均時間に基づき決定される上記(3)のデータ書込方法。
【0014】
(5)情報機器端末内に発生するデータを、サーバのデータストレージに書き込むデータ書込装置において、
前記情報機器端末は、各種処理を行うプログラムであるアプリケーションと、該アプリケーションからのデータ書込コマンドを受け取り、前記情報機器端末内のローカルデータストレージおよび前記サーバ内のサーバデータストレージにデータを書き込むためのデータストアエージェントとを備え、該データストアエージェントは、前記データ書込コマンドに対して前記サーバデータストレージにデータが書き込まれないデータ書込失敗のとき、前記書込コマンドを退避エリアに保存して、後でデータ書き込みをリトライするデータ書込装置。
【0015】
(6)前記サーバは、それぞれ前記情報機器端末の近傍および遠隔地に配置された略同様構成の複数のサーバを備える上記(5)のデータ書込装置。
【0016】
(7)前記遠隔地のサーバは、インターネットを介して前記情報機器端末に接続される上記(6)のデータ書込装置。
【0017】
(8)前記情報機器端末はPOS端末であり、前記データは売上データ等である上記(5)、(6)又は(7)のデータ書込装置。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明によるデータ書込方法および装置の好適実施形態の構成および動作を、添付図面を参照して詳細に説明する。
【0019】
先ず、図1は、本発明によるデータ書込装置の好適実施形態の構成を示すブロック図である。このデータ書込装置10は、第1ドメイン100および第2ドメイン200により構成される。第1ドメイン100は、POS(Point of Sales)端末等の情報機器端末110、サーバA120およびルータ130により構成され、これら情報機器端末110、サーバA120およびルータ130は、LAN(ローカルエリアネットワーク)ケーブル131により相互接続されている。第2ドメイン200は、サーバB210およびルータ230により構成される。また、第1ドメイン100と第2ドメイン200間は、インターネット133を介して接続される。
【0020】
第1ドメイン100の情報機器端末110は、アプリケーション112、データストアーエージェント(以下、DSAという)113、ローカルデータストレージ(以下、LDSという)114および退避エリア115を有する。一方、サーバA120は、サーバアプリケーション121、DSA122およびサーバデータストレージ(以下、SDSという)124を有する。一方、第2ドメイン200のサーバB210は、サーバA120と同様に、サーバアプリケーション211、DSA212、退避エリア213およびSDS214を有する。
【0021】
ここで、第1ドメイン100は、情報機器端末110が動作しているドメインである。一方、第2ドメイン200は、情報機器端末110が動作しているドメイン100とは別のドメインである。
【0022】
次に、図1に示す本発明によるデータ書込装置10の構成要素の主要機能等を説明する。情報機器端末110は、POSシステムやキオスク端末のような、電子データで情報発信および受信が可能な端末である。その端末自身に、プログラム実行機能および記憶装置を利用したデータ保存機能を有している。アプリケーション112は、情報機器端末110上で種々の業務用途のために動作し、種々の電子データを出力するプログラムである。プログラムおよび電子データは、例えば売上業務アプリケーションおよび売上明細データ等である。DSA113は、アプリケーション112からのデータ書込命令を受け取り、予め指定されているデータストレージに対して電子データを書き込む。一旦受け取った書込コマンド(命令)は、回線品質の低いネットワーク越しのデータストアであっても、退避エリア115を利用して正常終了するまでリトライを繰り返し、データ多重化を実現可能にする。
【0023】
また、情報機器端末110のLDS114は、アプリケーション112が出力する電子データを格納する記憶装置である。実際に格納するデータは、業種又は業態等により異なる。このLDS114は、情報機器端末110自身が制御する。退避エリア115は、予め確保されているエリアであり、一種のデータストレージである。情報機器端末110自身で制御していない情報機器(この実施形態では、サーバA120およびサーバB210)のデータストレージに電子データ書込を試みた際に、相手先の情報機器の状態がBusyのとき又はネットワーク品質が悪くセッションエラーを起こしており、ErrorやTimeoutが発生するような場合には、一時的に退避エリア115に書込命令(書込コマンド)を保存する。そして、回線監視機能により書込先の状態が良好と判断された場合には、直ちに再実行が行えるように保管しておくためのエリアである。
【0024】
次に、第1ドメイン100のサーバA120について説明する。このサーバA120は、第1ドメイン100とは同一構内でネットワーク(例えば、LANケーブル131およびインターネット133)で接続され、この実施形態では、情報機器端末110が出力する電子データの多重管理を行うための2次格納先である。サーバアプリケーション121は、サーバA120に実装されたアプリケーションである。このサーバアプリケーション121はDSA122に対して、情報機器端末110のアプリケーション112およびDSA113の関係と同様の振る舞いを行うことで、サーバアプリケーション121が駆動している自身の機器内のデータストレージと他のサーバ内又は情報機器端末110内のデータストレージとの間でデータの多重化が行われる。DSA122は、情報機器端末110内のDSA113と実質的に同様の機能を有する。但し、自分以外のDSAから機能の呼出/要求(例えば、他の情報機器からの電子データの書込要求等)を受けたときには、それに順ずる動作をする。退避エリア123は、サーバA120内における退避エリアであり、上述した情報機器端末110の退避エリア115と同様の機能を有する。SDS124は、サーバA120における電子データを格納する装置であり、一般的には情報機器端末110より大きいデータ保存容量を有する。
【0025】
次に、ルータ130は、インターネット接続やWAN構成をとる際に必要なネットワークをグルーピングするための装置である。この特定実施形態では、Firewall、DHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)およびVPN(Virtual Private Network)装置の役割も担っている。LANケーブル131は、構内ネットワークであり、有線又は無線の何れでもよい。インターネット133は、現在普及している一般的なインターネットであり、遠隔地にあるサーバとの接続を想定している場合に有効である。
【0026】
次に、第2ドメイン200は、情報機器端末110が動作しているドメイン(即ち、第1ドメイン100)とは別のドメインである。サーバB210は、情報機器端末110とは物理的(又は地理的)に別の場所、即ち別ドメインで管理されているサーバであり、情報機器端末110から出力された電子データの多重管理を行うため、「インターネット越しの2次格納先」である。このサーバB210のセーバアプリケーション211、DSA212、退避エリア213およびSDS214は、実質的に上述したサーバA120の対応する構成要素と同様構成および機能を有する。
【0027】
次に、図2は、図1に示す本発明によるデータ書込装置10を適用するPOSシステム10Aの具体例である。尚、説明の便宜上、図1に対応する構成要素には同様の参照符号を使用する。このPOSシステム10Aは、POS端末110AおよびサーバA120Aを含む店舗内LAN装置100Aと、この店舗内LAN装置100Aにインターネット133を介して接続されたサーバB210Aとにより構成される。
【0028】
POS端末110Aは、POSアプリケーション112A、DSA113A、売上データを格納するLDS114Aおよび退避エリア115Aを含んでいる。サーバA120Aは、サーバアプリケーション121A、データストアサーバエージェント(以下、DSSAという)122A退避エリア123Aおよび売上データを格納するSDS124Aを含んでいる。また、サーバB210Aも、上述したサーバA120Aと同様に、サーバアプリケーション212A、DSSA212A、退避エリア213Aおよび売上データを格納するSDS214Aを含んでいる。図2中に示す如く、売上データは、POS端末110AのDSA113Aから、LAN131を介してサーバA120AのDSSA122Aに送られると共にインターネット133を介して遠隔地のサーバB210AのDSSA212Aへ送られる。
【0029】
次に、図3のシーケンス図を参照して図2に示すPOSシステム10Aにおける売上データの通常データ書込動作について説明する。POS端末110AのPOSアプリケーション112Aは、内部のDSA113Aに対してデータ書込要求(コマンド)を渡し(ステップS31)、LDS114Aに対してデータ書き込みを行う(ステップS32)。これと同時に、DSA113Aは、予めデータの保存先として定義された複数のサーバ(即ち、サーバ120Aおよび210A等の内部に実装されているDSSA122A/212A)に対して、データの書き込みコマンドを送信して(ステップS33)、SDS124A/214AにPOSアプリケーション112Aから依頼されたデータを書き込む(ステップS34)。
【0030】
DSSA113Aは、自身が動作しているデータストレージであるLDS114A以外の書込先、例えばインターネット133越しのサーバB210Aにおいて、サーバ側がBusy又は回線断によるセッション切れ等が発生している場合には、データ書込結果をPOSアプリケーション112Aに通知する(ステップS35〜S37)。そして、書込の無効処理(Rollback)や異常終了することなく、自身が動作している端末内の退避エリア115Aに、書込失敗した未処理のコマンドをストアする。サーバへのセッションが回復していると、DSA113Aが退避エリア115Aにストアされているコマンドをリトライする。従って、一連の処理でRollback(即ち、トランザクションの処理中に何らかの異常が生じ、正常に処理を完了できなかった場合に、関連する処理を中止し、関連する情報を処理前の状態に戻す操作)は発生せず、必ずどこかに書き込まれ、リカバリ(回復処理)が行われるように構成されている。
【0031】
即ち、本発明によるデータ書込方法および装置の特徴とするところは、自機以外での制御下にあるデータストレージを利用して、データの多重化を実現すること。1回のアクションでネットワーク越しに複数のデータストレージに対しデータを書き込むこと。Internet等の広域ネットワーク利用におけるADSL回線やISDN回線が一時的な不通となり、ネットワーク(Internet)経由でのSDSへの書き込みができない場合に、書込失敗したコマンドを自機内に予め確保されているローカルデータストレージ(退避エリア)に保存しておき、回線が復旧してオンラインに戻った際に、退避エリアからコマンドを取得して自動的にリカバリ処理を再実行することである。
【0032】
ネットワーク経由でのサーバへのデータ書き込みの際に、サーバがBusy又はDownといった状態のときには、サーバからの応答がなく、タイムアウトとなる場合がある。この際の判断基準として、次のような仕組みを使用する。即ち、
(1)端末からサーバへデータ書き込みを行う際に、サーバへデータ書き込みの実行開始した時間と書込結果を取得するまでの時間をDSAと呼ばれる制御機能が常に計測、保持しておき、サーバアクセス時の「最新アクセス平均時間」を算出して係数として設定テーブル内に保持しておく。
(2)サーバアクセスの際には、DSAが書き込み開始時からの処理時間を計測し、(1)で算出済みの「最新アクセス平均時間」に、予め設定可能な「タイムアウト判定基準値」を加算し、その値を上回る時間が経過してもサーバから応答がない場合には、DSAがタイムアウトの判定を下す。
(3)尚、「最新アクセス平均時間」における値算出の際の利用サンプル数に関しては、設定テーブル内に基準値が格納されており、その値から計算に必要なサンプル数を決定する。
(4)回線品質が安定していないようであれば、利用サンプル数を一時的に減らし、現状に見合った数値が算出されるようにDSAと呼ばれる制御機能が自動計算する。利用サンプル数可変のロジックとしては、前回と前前回のアクセス時間の差が、設定ファイル内の閾値を超えた場合に、設定ファイル内のサンプル変動値を参照し、利用サンプル数を一時的に削減するといったものである。
【0033】
次に、本発明によるデータ書込方法および装置を、図4の詳細なシーケンス図に基づいて説明する。先ず、POS端末110AのPOSアプリケーション112Aは、DSA113Aに対してデータ書込要求を出す(ステップS41)。この要求に基づき、LDS114Aにデータ書き込みを行う(ステップS42)と共に、サーバ120A、210AのDSAS122A/212Aに対してデータ書込コマンドを送信し(ステップS43)、SDS124A/214Aにデータ書き込みを行う(ステップS44)。ここで、サーバが上述したBusy又はDown等の状態のときは、DSAS122A/212Aに対してエラー通知する(ステップS45)。このエラー通知を受け取ったDSAS122A/212Aは、POS端末110AのDSA113Aに対してエラー結果を送信する(ステップS46)。このDSA113Aは、POSアプリケーション112Aに対してデータ書込結果(即ち、サーバ書込障害)通知を行う(ステップS47)。尚、LDS114AもDSA113Aに対してデータ書込結果を通知する(ステップS48)。
【0034】
そこで、DSA113Aは、例えばLDS114AのEscape Areaである退避エリア115Aに対して書込失敗コマンドの書き込み要求する(ステップS50)。DSA113Aは、上述の如くセッション監視を行い(ステップS51)、上述したBusy等の状態が回復していれは、退避エリア115Aに対してリトライ用コマンドの読込を行う(ステップS52)。そして、DSA113Aは、リトライ用コマンドを退避エリア115Aから取得する(ステップS53)。このデータ書込(リトライ)コマンドをサーバ120A/210AのDSAS122A/212Aへ送信し(ステップS54)、SDS124A/214Aにデータ書込を行う(ステップS55)。このデータ書込結果は、DSAS122A/212Aを介してDSA113Aへ通知する(ステップS56、S57)。そして、正常に書き込まれた場合は、その旨をPOSアプリケーション112Aにデータ書込結果通知し、リトライは正常終了する(ステップS58)。尚、万一このリトライによる書き込みも失敗した場合には、上述の動作を正常終了まで繰り返す。
【0035】
以上、本発明によるデータ書込方法および装置の好適実施例およびその具体例に基づき、構成および動作を詳述した。しかし、斯かる実施形態は、本発明の単なる例示に過ぎず、何ら本発明を限定するものではない。本発明の要旨を逸脱することなく、特定用途に応じて種々の変形変更が可能であること、当業者には容易に理解できよう。
【0036】
【効果の説明】
以上の説明から理解される如く、本発明のデータ書込方法および装置によると、次の如き実用上の顕著な効果が得られる。即ち、情報機器端末自身の退避エリアに、サーバに対して書き込み失敗したコマンドを保存しておく。そして、書込失敗の原因が解消された際に、自動的にリトライが可能となる。通常のデータの多重化というのは、同一筐体内で行われるが、全く別の制御がされている機器でのデータストレージを利用したデータの多重化が可能である。ネットワーク状態に応じたTimeout判断が可能なために最適な動作が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるデータ書込装置の好適実施形態の構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示すデータ書込装置を適用するPOSシステムの構成図である。
【図3】図2に示すPOSシステムの一般的な動作を示すシーケンス図である。
【図4】図2に示すPOSシステムにおけるデータ書込リトライ動作を説明するシーケンス図である。
【符号の説明】
10/10A データ書込装置
100 第1ドメイン
110/110A 情報機器端末/POS端末
112 アプリケーション
113、122、212 データストアエージェント(DSA)
114 ローカルデータストレージ(LDS)
115、123、213 退避エリア
120、210 サーバ
121、211 サーバアプリケーション
130、230 ルータ
131 LANケーブル
133 インターネット

Claims (8)

  1. 情報機器端末内で発生するデータを遠隔地に設置されたサーバ等のデータストレージに格納保存するデータ書込方法において、
    前記情報機器端末からの書込コマンドに基づき前記データストレージに書き込まれるデータが、前記サーバ等又は回線の異常状態により正常に書き込まれなかった書込失敗コマンドを前記情報機器端末内に保存し、前記異常状態が回復した後に、前記書込失敗コマンドを取得してデータ書き込みをリトライすることを特徴とするデータ書込方法。
  2. 前記情報機器端末は、前記データをインターネット等の広域ネットワークを介して前記データストレージに書き込むことを特徴とする請求の範囲1に記載のデータ書込方法。
  3. 前記情報機器端末は、前記データストレージに対してデータ書込コマンドを送信後、所定時間内に前記サーバ等から応答がない場合に、タイムアウトと判定して前記書込コマンドを保存することを特徴とする請求項1又は2に記載のデータ書込方法。
  4. 前記所定時間は、最新アクセス平均時間に基づき決定されることを特徴とする請求項3に記載のデータ書込方法。
  5. 情報機器端末内に発生するデータを、サーバのデータストレージに書き込むデータ書込装置において、
    前記情報機器端末は、各種処理を行うプログラムであるアプリケーションと、該アプリケーションからのデータ書込コマンドを受け取り、前記情報機器端末内のローカルデータストレージおよび前記サーバ内のサーバデータストレージにデータを書き込むためのデータストアエージェントとを備え、該データストアエージェントは、前記データ書込コマンドに対して前記サーバデータストレージにデータが書き込まれないデータ書込失敗のとき、前記書込コマンドを退避エリアに保存して、後でデータ書き込みをリトライすることを特徴とするデータ書込装置。
  6. 前記サーバは、それぞれ前記情報機器端末の近傍および遠隔地に配置された略同様構成の複数のサーバを備えることを特徴とする請求項5に記載のデータ書込装置。
  7. 前記遠隔地のサーバは、インターネットを介して前記情報機器端末に接続されることを特徴とする請求項6に記載のデータ書込装置。
  8. 前記情報機器端末はPOS端末であり、前記データは売上データ等であることを特徴とする請求項5、6又は7に記載のデータ書込装置。
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