JP3376760B2 - 被管理機器のログ取得方式 - Google Patents

被管理機器のログ取得方式

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は被管理機器のログ取得方
式に関し、特にネットワークを介して管理マネージャに
接続されている被管理機器の内部で発生のログを取得す
る被管理機器のログ取得方式に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ネットワークを介して管理マネー
ジャおよび被管理機器が接続されて構成されるシステム
において、被管理機器にてエラーが発生すると、その都
度、エラー情報がロギングされる。被管理機器内のメモ
リの制約上、機器が保持できるログの数には制限があ
り、一定件数(最大ログ数)を越えては保持できない。
このため、メモリが一杯になる前にログを管理マネージ
ャに転送して、被管理機器で発生したエラー情報を管理
マネージャの記憶媒体に記憶・保存するようにしてい
る。
【0003】被管理機器から管理マネージャへエラー情
報を通知する方式としては、たとえば、特開平3−19
5142号公報にその一例が載っている。この公報によ
れば、伝送装置において発生した障害情報を保持してお
いて、一定件数の障害が発生した場合、あるいはそれ以
前の通知から一定時間が経過した場合に、保持しておい
た障害情報を、伝送路で接続された別の伝送装置にひと
まとめにして通知する方式が記載されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述の特開平
3−195142号公報に開示されているように、一定
件数の障害が発生した場合、あるいは以前の通知から一
定時間経過した場合に、保持しておいた障害情報をまと
めて別の伝送装置へ転送する方式では、たまたま障害情
報転送時に転送先装置および伝送路に何らかの障害が発
生していた場合には、転送元の装置が再度転送を行わな
い限り、障害情報が消失してしまう可能性があるという
問題点があった。
【0005】本発明はこのような点に鑑みてなされたも
のであり、被管理機器内のログが所定数に達してログを
管理マネージャへ転送する必要が発生した時点で、管理
マネージャの停止または障害、またはネットワークにお
ける障害のために、ログが所定数に達していることの通
知も、ログの転送もすることができない場合に、被管理
機器内のログを失うことなく管理マネージャの記憶媒体
へ記録することができるようにする被管理機器のログ取
得方式を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明では上記課題を解
決するために、ネットワークを介して管理マネージャに
接続されている被管理機器の内部で発生のログを取得す
る被管理機器のログ取得方式において、管理マネージャ
にて被管理機器に蓄積されているログを取得するための
タイミングを認識してログ取得トリガを出力するログ取
得時期認識手段(11)と、前記ログ取得時期認識手段
によるログ取得トリガの出力に応答して、前記被管理機
器に蓄積されているログを収集し保存するログ取得実行
手段(12)と、を備えていることを特徴とする被管理
機器のログ取得方式が提供される。
【0007】
【作用】上述の手段によれば、ログ取得時期認識手段
(11)が被管理機器に蓄積されているログを取得する
ためのタイミングを、たとえば被管理機器からログフル
通知を受けることにより、またはネットワークあるいは
管理マネージャの障害復帰時に認識すると、ログ取得の
ための処理が開始される。被管理機器に蓄積されている
ログはログ取得実行手段(12)によって取得される。
これにより、被管理機器からネットワークあるいは管理
マネージャの状態に関係なくログを一方的に送り付ける
のではなく、管理マネージャの側からログを取りに行く
ようにしたので、被管理機器から管理マネージャにログ
フル通知をしたときに、ネットワークあるいは管理マネ
ージャに障害が発生していたとしても、障害が回復して
からログを取得することができ、管理マネージャは確実
にログを取得してその記録媒体に保存していくことが可
能になる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図1は本発明の被管理機器のログ取得方式の構
成を示す図である。
【0009】本発明を実施するネットワークシステム
は、管理マネージャ10と、ネットワーク20と、被管
理機器30とによって構成されている。本発明の被管理
機器のログ取得方式は、管理マネージャ10の側にて、
ログ取得時期認識手段11と、ログ取得実行手段12
と、トラップインターバル設定手段13と、管理マネー
ジャアドレス設定手段14とから構成される。この管理
マネージャ10の側の構成に対して、被管理機器30で
は、ログがあらかじめ定められた一定値を越えて登録さ
れたときにログフル通知を行うログフル通知手段31
と、蓄積されていたログを管理マネージャ側へ送信する
ログ送信手段32と、管理マネージャ10のトラップイ
ンターバル設定手段13からの設定変更要求に応じてト
ラップインターバルの値を変更するトラップインターバ
ル変更手段33と、管理マネージャ10の管理マネージ
ャアドレス設定手段14からの設定変更要求に応じてロ
グフル通知の通知先管理マネージャを登録する管理マネ
ージャアドレス登録手段34とから構成されている。
【0010】上記の構成において、被管理機器30内で
発生したログはそのメモリに順次ロギングされ、ログの
数がトラップインターバル変更手段33によって設定さ
れている値を越えたときに、ログフル通知手段31によ
り管理マネージャ10に対してログフル通知が行われ
る。管理マネージャ10のログ取得時期認識手段11は
被管理機器30からのログフル通知を受けると、ログ取
得実行手段12を起動し、ログ取得実行手段12は被管
理機器30に対してログ取得要求を出す。これに応え
て、被管理機器30のログ送信手段32は未送信分のロ
グを管理マネージャ10へ送信する。ログ取得実行手段
12は送信されたログをハードディスクなどの記録媒体
に格納し、保存する。
【0011】管理マネージャ10のログ取得時期認識手
段11はまた、ネットワーク20または管理マネージャ
10に障害が発生していてこれらが回復したとき、ある
いは管理マネージャ10がその停止状態から立ち上がっ
たときにも、その旨を認識する。ログ取得時期認識手段
11は障害回復を認識すると、障害発生中に、被管理機
器30からログフル通知があったかもしれないので、ロ
グ取得実行手段12を起動して、被管理機器30に蓄え
られているログを取得するようにする。これにより、ロ
グフル通知を正常に受信したときはもちろん、ログフル
通知を正常に受信できなかったときにも、被管理機器3
0のログをもれなく管理マネージャ10の記録媒体に記
録しておくことが可能になる。
【0012】好適な実施例では、管理マネージャ10は
ネットワーク管理システム、被管理機器30はプリンタ
とすることができ、図示はしないが、これらを結ぶネッ
トワーク20にはプリンタを利用するための複数のコン
ピュータ、文書処理装置などが接続される。
【0013】図2はトラップインターバル値変更処理を
示すフローチャートである。被管理機器30では、ログ
が一定数ロギングされたときにログフルになったことを
ログフル通知手段31により管理マネージャ10に対し
て通知する。発生したログを保存しておくメモリは、そ
の容量の制約から、ロギングできる最大数が決められ
る。ログフル通知は、その最大数より少ないある一定数
のログが保存されたときに、管理マネージャ10に対し
て行われる。前回のログフル通知というトラップが上が
ってから次にログフル通知のトラップが上がるまでのロ
グ数をトラップインターバルという。このトラップイン
ターバルの値は被管理機器30がそれぞれある値を規定
値として持っているが、ログ取得要求に対する被管理機
器30のレスポンス、メモリの容量、すなわち、保持で
きる最大ログ数やログ発生頻度などを考慮して、管理マ
ネージャ10側からトラップインターバルの値を変更で
きるようにしている。トラップインターバルの値の変更
は、管理マネージャ10のトラップインターバル設定手
段13および被管理機器30のトラップインターバル変
更手段33によって、実行される。
【0014】図示のフローチャートにおいて、まず、管
理マネージャ10側から設定変更の要求があると(ステ
ップS11)、被管理機器30のトラップインターバル
変更手段33では、トラップインターバル値として正し
いかどうかが判断される(ステップS12)。つまり、
通知された値がその被管理機器30がログ保存用として
持っているメモリの容量から決められる最大ログ数以下
かどうかが判断され、ここで、通知された値がトラップ
インターバル値として取り得る値でないと判断される
と、値の変更を行うことなくそのまま終了し、取り得る
値であると判断されると、その値に変更する処理が行わ
れる(ステップS13)。
【0015】図3は管理アドレスの設定処理の流れを示
すフローチャートである。被管理機器30はログがある
一定数以上保存されると、ログフルになったことを管理
マネージャ10に通知するが、管理マネージャ10が複
数存在するような場合にはどの管理マネージャに通知す
るかを被管理機器30にて設定することができる。この
通知先の管理マネージャの設定も管理マネージャ側から
設定することができ、管理マネージャ10の管理マネー
ジャアドレス設定手段14および被管理機器30の管理
マネージャアドレス登録手段34によって実行される。
【0016】図示のフローチャートによれば、管理マネ
ージャ10からの要求があると(ステップS21)、被
管理機器30の管理マネージャアドレス登録手段34
は、その要求が、通知先として新たに登録したいのか、
登録を削除したいのか、または登録を変更したいのかを
判断する(ステップS22)。管理マネージャ10から
の要求が登録と判断されると、管理マネージャアドレス
の登録処理が行われ(ステップS23)、削除と判断さ
れると、管理マネージャアドレスの削除処理が行われ
(ステップS24)、変更と判断されると、管理マネー
ジャアドレスの変更処理が行われる(ステップS2
5)。
【0017】図4はログ取得を開始するかどうかの判断
処理のフローチャートである。管理マネージャ10から
被管理機器30に保存されているログを取得する場合
は、その契機として、管理マネージャ10はそのログ取
得時期認識手段11により事象の変化を監視する(ステ
ップS31)。ここで、被管理機器30からのログフル
のトラップを受信したか(ステップS32)、管理マネ
ージャ10の立ち上がりか(ステップS33)、ネット
ワーク障害からの回復か(ステップS34)のいずれか
が検出されると、ログ取得トリガを発生し(ステップS
35)、いずれの事象変化も検出されないと、ログ取得
トリガは発生しない。次に、ログ取得トリガが発生した
かどうか判断され(ステップS36)、ログ取得トリガ
が発生しなければ、ステップS31に戻り、ログ取得ト
リガが発生すれば、この処理フローチャートは終了し、
これがログ取得の契機となる。
【0018】図5はログフル通知処理のフローチャート
である。被管理機器30内にてログが発生し、ログデー
タがメモリに保存されると(ステップS41)、前回ロ
グフル通知を行ってから最新ログが発生した時点までに
蓄積されたログ数を算出する(ステップS42)。次
に、登録されているトラップインターバル値と算出され
たログ数とを比較して算出値がトラップインターバル値
より大きいかどうかを判断する(ステップS43)。こ
こで、算出値がトラップインターバル値より大きくない
と判断されれば、この処理はそのまま終了し、大きいと
判断されれば、「ログフル時のログID」をその時の最
新ログIDに更新する(ステップS44)。ログIDは
その被管理機器30の使用開始時から発生したログに対
して一意に与えられるもので、ログフルのトラップが上
がる毎に、「ログフル時のログID」はそのログIDに
変更される。この「ログフル時のログID」はステップ
S42のログ数の算出に使用される値である。そして、
「ログフル時のログID」が書き換えられると、管理マ
ネージャ10に対してログフルのトラップを送信して、
この処理を終了する(ステップS45)。
【0019】図6はネットワーク障害からの回復処理を
示すフローチャートである。管理マネージャ10では、
ログ取得時期認識手段11が被管理機器30に対して定
期的にアクセスし(ステップS51)、ここでアクセス
エラーが起きるかどうかを判断する(ステップS5
2)。アクセスエラーが起きなければ、ステップS51
に戻って次のアクセスに備え、アクセスエラーが起きれ
ば、ネットワークに障害が発生したとする(ステップS
53)。次に、再び、被管理機器30に対して定期的な
アクセスをし(ステップS54)、アクセスエラーがあ
るかどうかを判断する(ステップS55)。ここで、ア
クセスエラーがあれば、ステップS54に戻って次のア
クセスに備え、アクセスエラーがなくなると、ネットワ
ーク障害が回復したものとする(ステップS56)。こ
のネットワーク障害回復を検出して、管理マネージャ1
0は被管理機器30に対してログ取得を要求する契機と
する。
【0020】図7は管理マネージャの具体的な構成例を
示す図である。この構成例によれば、管理マネージャ
は、被管理機器からログフル通知を受けてログ取得トリ
ガを発生するログ取得トリガ発生部101を備えてい
る。このログ取得トリガ発生部101には、この管理マ
ネージャが起動したときに、管理マネージャが正常に立
ち上がったことを通知する管理マネージャ立ち上げ通知
部102と、ネットワークに障害が発生したかどうかを
監視して障害が回復したときにその通知を行うネットワ
ーク障害回復通知部103とが接続されており、これら
管理マネージャ立ち上げ通知部102またはネットワー
ク障害回復通知部103からの通知があった場合にも、
ログ取得トリガ発生部101はログ取得トリガを発生す
る。ログ取得トリガ発生部101の出力には、発生され
たログ取得トリガを受けるようにログ取得実行部104
が接続されている。ログ取得実行部104は、被管理機
器に対してログ取得を要求し、これに応答して被管理機
器からログが転送されてくると、その転送されたログを
記録保存するためのハードディスク105が接続されて
いる。管理マネージャは、さらに、被管理機器に対して
トラップインターバル値の設定・変更を要求するトラッ
プインターバル変更要求部106と、被管理機器に対し
てログフルの通知先を設定要求する管理マネージャアド
レス設定要求部107とを備えている。
【0021】図8は被管理機器の具体的な構成例を示す
図である。ここに例示した被管理機器は、管理マネージ
ャに対してログフル通知を行うログフル通知部210
と、この被管理機器で発生したログや管理マネージャ側
からの要求によって設定・登録された値などのデータを
記憶するデータ記憶部220と、管理マネージャからの
要求によってデータ記憶部220に保持されているログ
データを転送するログ送信部230と、管理マネージャ
からの要求によりトラップインターバルの値を変更する
トラップインターバル値変更部240と、管理マネージ
ャからの要求により通知先管理マネージャの登録・削除
・変更を行う管理マネージャアドレス登録部250とか
ら構成されている。
【0022】データ記憶部220は、ログが発生する毎
にログIDが付けられて格納されるログデータ記憶部2
21と、ログフル通知を行ったときのログIDを格納す
るログフル時のログID記憶部222と、トラップイン
ターバル値変更部240により変更された値が格納され
るトラップインターバル値記憶部223と、管理マネー
ジャアドレス登録部250より登録された値が格納され
る管理マネージャアドレス記憶部224とを有してい
る。ログデータ記憶部221は、保存できる最大ログ数
を越えてさらにログが発生すると、そのログは最も古い
ログIDの領域に上書き(ラップアップ)される構成に
なっている。
【0023】ログフル通知部210は、ログデータ記憶
部221の最新ログID、ログフル時のログID記憶部
222に格納されている前回通知のログフル時のログI
D、トラップインターバル値記憶部223のトラップイ
ンターバル値、および管理マネージャアドレス記憶部2
24の管理マネージャアドレスを参照してログフルかど
うかを判断するログフル判断部211を有している。
【0024】上述した図7の管理マネージャおよび図8
の被管理機器の構成をもとに、これらの動作について、
以下のフローチャートに従って説明する。図9は管理マ
ネージャ側および被管理機器側におけるログ取得処理を
示すフローチャートである。
【0025】まず、管理マネージャ側において、ログ取
得トリガ発生部101は被管理機器からのログフル通
知、管理マネージャ立ち上げ通知部102からの通知、
またはネットワーク障害回復通知部103からの通知を
受けると、ログ取得トリガを発生する(ステップS6
1)。すると、ログ取得実行部104は、前回最後に転
送されたログのログID(N)をもとに被管理機器に対
してログID(N)以降のログの取得を要求し(ステッ
プS62)、ログデータ受信待ちに入る(ステップS6
3)。
【0026】一方、被管理機器側では、管理マネージャ
からのログ取得要求を受けると(ステップS64)、ロ
グID(S)の「S」に「N」を代入する(ステップS
65)。前回のログ転送で最後に転送されたのはログI
D(N)のログであるので、これから送信しようとする
ログはその次のログIDのログからとなる。したがっ
て、ここで、「S」の値を1つ増やし(ステップS6
6)、そのログIDのログデータをログデータ記憶部2
21を参照してログ送信部230により管理マネージャ
へ送信する(ステップS67)。このとき、管理マネー
ジャ側では、データ受信待ちの状態になっているので、
被管理機器側からログデータが送信されてくると、ログ
取得実行部104にてそのログデータを取得し、ハード
ディスク105に記録保持する(ステップS68)。
【0027】被管理機器側では、あるログIDのログデ
ータの送信が終了すると、今、送信したログデータは最
新ログIDを有するデータかどうかを判断し(ステップ
S69)、最新ログデータでなければ、ステップS66
に戻って、次のログIDを有するログデータが送信処理
されることになる。送信したログデータが最新のもので
あれば、管理マネージャに対してログデータ終了を送信
し、被管理機器側でのログ取得処理を終了する(ステッ
プS70)。管理マネージャ側では、ログデータ終了の
通知を受けると、今回のログの取得処理は終了すること
になる(ステップS71)。このステップS71にて、
ログデータ終了が通知されなければ、ステップS63に
戻って、次のログデータの受信待ちとなる。
【0028】ここで、具体的な例を挙げて説明すると、
データ記憶部220のログデータ記憶部221はたとえ
ば50個のログを保存することができ、トラップインタ
ーバル値記憶部223に設定されているトラップインタ
ーバル値は40であるとする。ログIDは、最初は
「0」から始まってログが発生する毎に1つずつ増えて
いくものとし、ログフル時のログID記憶部222には
最初「0」が入っているものとする。また、管理マネー
ジャのハードディスク105には、この被管理機器のロ
グはまだ記録されていないので、ログIDはない。
【0029】ログが蓄積されていって、ログIDが40
のログが発生されると、ログデータ記憶部221には4
1個のログデータが蓄積されたことになり、蓄積された
ログ数がトラップインターバル値より大きくなる。この
時点で、ログフル時のログID記憶部222の値は「4
0」に変更され、ログフルのトラップが管理マネージャ
に上がり、管理マネージャはログデータの取得を開始す
る。このとき、管理マネージャ側にはログデータの記録
はないので、管理マネージャからのログ取得要求はすべ
てのログデータとなる。被管理機器のログ送信部230
はログIDが「0」のログから管理マネージャへ順次送
信し、ログIDが40のログまで送信する。送信された
ログは管理マネージャのハードディスクに格納される。
【0030】引き続き、ログが発生すると、今度はログ
ID=41のログからログデータ記憶部221に保持さ
れていく。ログID=49のログが保持されてログデー
タ記憶部221が一杯になると、この次に発生したログ
ID=50のログはログID=0の最古のログ記憶位置
に上書き保持される。このようにして、ログID=80
のログが保持されると、前回のログフル通知から新たに
蓄積されたログの数はトラップインターバル値の40に
等しくなり、次のログID=81のログが発生すると、
ログフル時のログID記憶部222の値は「81」に変
更され、ログフルのトラップが管理マネージャに上が
る。すると、管理マネージャはハードディスクに記録さ
れているログの中で最新のログのログID=40ととも
に被管理機器側へログ取得要求を出す。被管理機器側で
は、通知されたログIDの次のログID=41のログか
ら管理マネージャ側へ順次送信する。ログID=81の
ログを送信するとログ転送の終了となる。
【0031】同様にして、次に発生したログは、ログI
D=82からログデータ記憶部221へ順次保持されて
いき、ログフルになると、管理マネージャから前回ログ
フル時のログID以降の被管理機器内のログをすべて取
得するという処理が繰り返される。また、ログフル通知
時に加えて、管理マネージャが立ち上がったとき、ある
いはネットワーク障害が回復したときにも、管理マネー
ジャはログフル通知時と同じログ取得処理が行われる。
【0032】次に、管理マネージャの性能を考えると、
管理マネージャのログ取得要求に対する被管理機器のレ
スポンスが早い場合と遅い場合とが考えられる。管理マ
ネージャのログ取得要求に対するレスポンスが早い場合
には、ログフルの通知が上がってから管理マネージャが
ログをハードディスクに記録するまで少ない時間で記録
できるので、トラップインターバル値は機器が保持でき
る最大ログ数に近い値でよい。ところが、管理マネージ
ャのログ取得要求に対するレスポンスが遅い場合には、
ログフルの通知が上がってから管理マネージャがログを
ハードディスクに記録するまで時間がかかってしまう。
したがって、ログフル通知から管理マネージャにてログ
が記録されるまでの間に、被管理機器において、新たに
発生したログにより未転送ログが上書きされてしまうの
で、まだハードディスクに記録していないログが被管理
機器のログデータ記憶部221から消失してしまわない
ようにすることが必要である。このような状況を避ける
ため、管理マネージャはログ取得レスポンスを考慮し
て、被管理機器のトラップインターバル値を最適な値に
変更することができ、トラップインターバル値は図2に
示したフローチャートに従って変更される。
【0033】図10は被管理機器のログ取得方式の別の
構成例を示す図である。図示の構成例によれば、第1管
理マネージャ300および第2管理マネージャ400は
ネットワーク500を介して第1ないし第4被管理機器
600,700,800,900に接続されている。第
1管理マネージャ300および第2管理マネージャ40
0はそれぞれログを記録するハードディスク310およ
び410を備え、第1ないし第4被管理機器600〜9
00はそれぞれ管理マネージャアドレス記憶部610,
710,810,910を備えている。また、第1管理
マネージャ300には、ハードディスク310の空き容
量を監視して、空き容量がなくなった場合に、第1ない
し第4被管理機器600〜900で発生したログの管理
を別の管理マネージャに移管する処理を行うログ取得切
り替え部320を有している。
【0034】ここで、第1ないし第4被管理機器600
〜900は第1管理マネージャ300によって管理され
ているとする。したがって、第1ないし第4被管理機器
600〜900の管理マネージャアドレス記憶部61
0,710,810,910には、ログフル通知先の管
理マネージャとして、第1管理マネージャ300のアド
レスがそれぞれ登録されているとする。このため、第1
ないし第4被管理機器600〜900にてログが発生す
ると、ログはそれぞれのログデータ記憶部に保持されて
いき、ログフルになると、第1管理マネージャ300の
ハードディスク310へ転送されて記録される。
【0035】第1管理マネージャ300のログ格納用の
ハードディスク310が一杯になると、ログ取得切り替
え部320はこれを検出してログの管理を第2管理マネ
ージャ400に移すようにする。このとき、ハードディ
スク310には、第1被管理機器600のログがログI
D=Nのログまで記録され、第2被管理機器700のロ
グがログID=Mのログまで記録され、第3被管理機器
800のログがログID=Lのログまで記録され、第4
被管理機器900のログがログID=Kのログまで記録
されているとする。
【0036】ログ取得切り替え部320は、まず、管理
マネージャアドレス設定要求部により、第1ないし第4
被管理機器600〜900に対して、それらの管理マネ
ージャアドレス記憶部610,710,810,910
に設定されているログフル通知先を第1管理マネージャ
300から第2管理マネージャ400へ変更し、第2管
理マネージャ400に対して、ログ取得時に必要な開始
ログIDを通知する。すなわち、ハードディスク310
に記録された最終記録ログのログIDが通知され、第1
被管理機器600のログID=N、第2被管理機器70
0のログID=M、第3被管理機器800のログID=
L、および第4被管理機器900のログID=Kが通知
される。
【0037】ここで、被管理機器側にてログフルのトラ
ップが上がると、今度は第2管理マネージャ400がそ
のトラップを認識してログ取得処理を開始する。第2管
理マネージャ400のハードディスク410には、第1
被管理機器600についてはログID=N+1、第2被
管理機器700についてはログID=M+1、第3被管
理機器800についてはログID=L+1、および第4
被管理機器900についてはログID=K+1のログか
ら記録開始される。
【0038】これにより、1つの管理マネージャにおけ
るログ記録領域が一杯になっても、ログ記録を一時的に
他の管理マネージャに移管することで、ログ記録を継続
することができる。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように本発明では、被管理
機器からログフル通知があった場合、管理マネージャが
立ち上がった場合、あるいはネットワーク障害が回復し
た場合には、ログ取得を管理マネージャから取得しにい
くように構成した。このため、被管理機器のログフル通
知があった場合に、管理マネージャがこの通知を認識す
ることができない状態にあっても、ログ取得可能状態に
なったときに、管理マネージャの方からログを取得しに
いくので、被管理機器に蓄積されていたログが取得され
ずに上書きによって失われることがなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の被管理機器のログ取得方式の構成を示
す図である。
【図2】トラップインターバル値変更処理を示すフロー
チャートである。
【図3】管理アドレスの設定処理の流れを示すフローチ
ャートである。
【図4】ログ取得を開始するかどうかの判断処理のフロ
ーチャートである。
【図5】ログフル通知処理のフローチャートである。
【図6】ネットワーク障害からの回復処理を示すフロー
チャートである。
【図7】管理マネージャの具体的な構成例を示す図であ
る。
【図8】被管理機器の具体的な構成例を示す図である。
【図9】管理マネージャ側および被管理機器側における
ログ取得処理を示すフローチャートである。
【図10】被管理機器のログ取得方式の別の構成例を示
す図である。
【符号の説明】
10 管理マネージャ 11 ログ取得時期認識手段 12 ログ取得実行手段 13 トラップインターバル設定手段 14 管理マネージャアドレス設定手段 20 ネットワーク 30 被管理機器 31 ログフル通知手段 32 ログ送信手段 33 トラップインターバル変更手段 34 管理マネージャアドレス登録手段

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ネットワークを介して管理マネージャに
    接続されている被管理機器の内部で発生のログを取得す
    る被管理機器のログ取得方式において、 管理マネージャにて被管理機器に蓄積されているログを
    取得するためのタイミングを認識してログ取得トリガを
    出力するログ取得時期認識手段と、 前記ログ取得時期認識手段によるログ取得トリガの出力
    に応答して、前記被管理機器に蓄積されているログを収
    集し保存するログ取得実行手段と、 を備え 前記ログ取得時期認識手段は、被管理機器にて発生した
    ログの数があらかじめ定められたある一定値を越えた旨
    のログフル通知を前記被管理機器より受けたとき、また
    は管理マネージャまたはネットワークが、被管理機器に
    て発生したログの数があらかじめ定められたある一定値
    を越えた旨の通知を受けることができない状態から復旧
    したときに、前記ログ取得トリガを出力するように構成
    され ていることを特徴とする被管理機器のログ取得方
    式。
  2. 【請求項2】 前記ログ取得時期認識手段に対して前記
    ログフル通知を行ってから次にログフル通知を行うまで
    に蓄積されるログの数、すなわち、前記一定値を変更す
    るための要求を、管理マネージャから被管理機器に対し
    て行うトラップインターバル設定手段をさらに備えてい
    ることを特徴とする請求項1記載の被管理機器のログ取
    得方式。
  3. 【請求項3】 前記ログの数が前記トラップインターバ
    ルの値を越えて新たに蓄積されたときに前記ログフルを
    通知する相手の管理マネージャを設定するための要求
    を、管理マネージャから被管理機器に対して行う管理マ
    ネージャアドレス設定手段をさらに備えていることを特
    徴とする請求項1記載の被管理機器のログ取得方式。
  4. 【請求項4】 ある管理マネージャにてログを記録保存
    する媒体が一杯になったことに応答して、被管理機器に
    設定されたログフル通知先の管理マネージャを前記管理
    マネージャアドレス設定手段によりあらかじめ定められ
    た管理マネージャに変更するとともに前記あらかじめ定
    められた管理マネージャに対して記録しはじめる各被管
    理機器のログIDを通知するログ取得切り替え手段をさ
    らに備 えていることを特徴とする請求項3記載の被管理
    機器のログ取得方式。
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