JP2000040045A - 監視システム - Google Patents

監視システム

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JP2000040045A
JP2000040045A JP10210032A JP21003298A JP2000040045A JP 2000040045 A JP2000040045 A JP 2000040045A JP 10210032 A JP10210032 A JP 10210032A JP 21003298 A JP21003298 A JP 21003298A JP 2000040045 A JP2000040045 A JP 2000040045A
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JP10210032A
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English (en)
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Tatsuya Tsurukawa
達也 鶴川
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 監視PCと被監視サーバとの監視関係の整合
性を確立する。 【解決手段】 定期監視登録手段13により定期的に起
動された監視登録手段11は、被監視サーバテーブル1
2にある被監視サーバ名よりIPアドレスを取得し、監
視登録要求を被監視サーバ2aに送信する。監視登録要
求受信手段21は、監視登録要求を受信し、監視PCテ
ーブル22に監視PC1aのIPアドレスを登録する。
障害監視手段23が障害を検出すると、障害通報手段2
4は、監視PCテーブル22にある監視PC1aのIP
アドレスを取得し、その障害を監視PC1aに通報す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ネットワークに
接続された被監視サーバの監視システムに関するもので
あり、特に複数の監視PC(Personal Com
puter)が複数の被監視サーバを監視する場合に、
監視関係の整合性を確立する監視システムに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】図16は従来の監視システムの構成を示
す図である。図において、1a,1b,…1mはLAN
(Local Area Network)3a,3
b,…3mに接続された監視PCで、2a,2b,2
c,2d,…2n−1,2nは監視PC1a,1b,…
1mにより監視されるLAN3a,3b,…3mに接続
された被監視サーバである。また、4は広域ネットワー
クであるWAN(WideArea Network)
5を経由しLAN3a,3b,…3m間を接続するルー
タであり、6は、LAN3a,3b,…3m,ルータ
4,WAN5等により構成される通信手段である。
【0003】被監視サーバ2a,2b,…2nは多数の
ユーザが使用するもので、特に基幹業務を処理するシス
テムにとっては、1日24時間常に正常に動作している
ことが求められ、システムの故障やダウンは致命的なも
のとなる。そこで図16に示すように、被監視サーバ2
a,2b,…2nが正常に動作しているかを監視する監
視PC1a,1b,…1mが必要となる。各LAN3
a,3b,…3mには、1台の監視PCと2台の被監視
サーバが接続されているが、各々の台数はこれに限るも
のではない。
【0004】図17は従来の監視PC及び被監視サーバ
の構成を示す図であり、図では、監視PC1a及び被監
視サーバ2aの構成を示しているが、他の監視PC1
b,…1m及び被監視サーバ2b,…2nの構成も同一
である。図において、11は監視PC1aが被監視サー
バ2aの監視を始めるときに被監視サーバ2aに監視登
録を要求する監視登録手段、14は被監視サーバ2aか
らの障害通報を受信する通報受信手段である。
【0005】また、図17において、21は監視登録手
段11からの監視登録の要求を受信する被監視サーバ2
aの監視登録要求受信手段、22は監視を行う監視PC
のIP(Internet Protocol)アドレ
スを登録する揮発性のRAM上の監視PCテーブル、2
3は被監視サーバ2aの障害を監視する障害監視手段、
24は障害監視手段23により障害を検出したときに監
視PC1aに障害を通報する障害通報手段である。
【0006】次に動作について説明する。監視PC1a
が被監視サーバ2aの監視を始めるときは、オペレータ
の指示により、監視PC1aの監視登録手段11が、被
監視サーバ2aに監視PC1aのIPアドレスを付記し
た監視登録要求を送信する。被監視サーバ2aの監視登
録要求受信手段21は、監視登録手段11からの監視登
録要求を受信し、揮発性のRAM上の監視PCテーブル
22に監視PC1aのIPアドレスを登録する。そして
監視PC1aは被監視サーバ2aの監視を開始する。
【0007】被監視サーバ2aの障害監視手段23は、
被監視サーバ2aの動作状態を監視し、障害が発生して
いないかを確認する。障害監視手段23が監視する内容
としては、被監視サーバ2aのCPU、メモリ、DIS
K、電源、温度、セキュリティ違反等である。障害監視
手段23が障害を検出した場合、障害通報手段24に監
視PC1aに検出した障害を通報するよう依頼する。障
害通報手段24は、監視PCテーブル22を参照し、登
録してある監視PC1aのIPアドレスを調べて、監視
PC1aに対し、被監視サーバ2aのIPアドレスを付
記して障害を通報する。
【0008】監視PC1aの通報受信手段14は、障害
通報手段24からの通報を受信し、表示装置等(図示せ
ず)に表示することによりオペレータに知らせ、オペレ
ータは、通知を受けた障害内容に応じて適切な処置を行
う。
【0009】このように、監視PC1aが被監視サーバ
2aの監視を始めるときに、監視PC1aのIPアドレ
スを被監視サーバ2aにおける揮発性のRAM上の監視
PCテーブル22に登録することにより、監視PC1a
と被監視サーバ2aの監視関係の整合性を確立してい
る。監視関係の整合性を確立すると、被監視サーバ2a
で発生した障害を監視PC1aに正しく通報することが
できる。このような監視システムでは、監視PCを新た
に追加する場合、追加された監視PCが監視対象の被監
視サーバに監視登録要求を行うことにより、容易に監視
関係を確立することができる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】従来の監視システム
は、以上のように構成されていたので、被監視サーバ2
aがシャットダウンし、リブート(再立ち上げ)を行っ
た場合、揮発性のRAM上の監視PCテーブル22に登
録してあった監視PC1aのIPアドレスが消失してし
まい、被監視サーバ2aが障害を検出しても、監視PC
にその障害を通報できず、監視関係が崩壊してしまうと
いう課題があった。
【0011】また、監視PC1aが監視開始時に被監視
サーバ2aに監視登録要求を送信する場合、被監視サー
バ2aがダウンしていると、監視関係を確立することが
できないので、被監視サーバ2aが稼働中であることを
確認する必要があるという課題があった。特に、大規模
な監視システムでは、多数存在する被監視サーバ2a,
2b,…2nの稼働確認が現実的には不可能という課題
があった。
【0012】さらに、LAN3a,3b,…3mやWA
N5等の通信手段6の障害や、被監視サーバ1aのハン
グや異常ダウンにより監視関係の整合性が崩壊しても、
監視PC1a側で監視関係の整合性の崩壊を認識するの
が遅くなるという課題があった。
【0013】上記従来技術に関連するものとして、特開
平6−12288号公報に示すものがある。これは、監
視装置(監視PC)が、監視装置の立ち上げ時に、ブロ
ードキャストにより、ネットワークに接続されている全
ての処理装置(被管理サーバ)に対して監視装置のアド
レスを送信して監視を開始し、また、処理装置が立ち上
がっていない場合は、立ち上がった時点で監視装置に連
絡して、アドレスを送信してもらうことにより監視を開
始し、そして、処理装置が受信したアドレスを持つ監視
装置に、監視結果を連絡するものである。
【0014】上記公報の従来技術は、LAN上でしか適
用できないブロードキャストにより監視関係を確立して
いるので、ルータを越えた広域のWANには適用するこ
とができず、また、監視装置や処理装置の立ち上げ後
に、処理装置のハング、異常ダウンや、通信手段の障害
等が発生すると、監視関係を維持できなくなるという課
題があった。
【0015】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたもので、被監視サーバが稼働中であること
を確認する必要がなく、被監視サーバがシャットダウン
してリブートを行ったり、通信手段の障害や被監視サー
バのハングや異常ダウン等が発生して、監視関係の整合
性が崩壊しても、できるだけ早い機会に監視関係の整合
性を回復できる監視システムを得ることを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】この発明に係る監視シス
テムは、ネットワークに接続された複数の被監視サーバ
と、上記ネットワークに接続され、上記複数の被監視サ
ーバを監視する監視PCを備えたものにおいて、上記監
視PCが、監視対象の上記被監視サーバを登録する被監
視サーバテーブルと、上記被監視サーバテーブルより監
視対象の上記被監視サーバを抽出し、上記被監視サーバ
に、監視登録要求を送信する監視登録手段と、定期的に
上記監視登録手段を起動する定期監視登録手段とを備
え、上記被監視サーバが、上記監視登録手段より送信さ
れた監視登録要求を受信する監視登録要求受信手段と、
上記監視登録要求受信手段により、上記監視登録要求を
送信した上記監視PCを登録する監視PCテーブルとを
備えたものである。
【0017】この発明に係る監視システムは、監視PC
が、被監視サーバに監視登録削除要求を送信する監視登
録削除手段を備え、上記被監視サーバが、上記監視登録
削除要求を受信し、監視PCテーブルに登録してある上
記監視PCを削除する監視登録削除要求受信手段を備え
たものである。
【0018】この発明に係る監視システムは、監視PC
が、被監視サーバより送信された障害通報を受信する通
報受信手段と、被監視サーバテーブルを参照して、上記
障害通報を送信した被監視サーバが監視対象の被監視サ
ーバであるかを判定する通報正当性判定手段と、上記通
報正当性判定手段による判定の結果、上記障害通報を送
信した被監視サーバが監視対象の被監視サーバでない場
合、上記被監視サーバに監視登録削除要求を送信する監
視登録削除手段とを備え、上記被監視サーバが、障害発
生を監視する障害監視手段と、監視PCテーブルを参照
し、監視している監視PCを抽出して、上記障害監視手
段が検出した障害を通報する障害通報手段と、上記監視
登録削除要求を受信し、上記監視PCテーブルに登録し
てある上記監視PCを削除する監視登録削除要求受信手
段とを備えたものである。
【0019】この発明に係る監視システムは、被監視サ
ーバテーブルに、監視対象の被監視サーバを登録すると
共に、この被監視サーバが監視登録要求を受信したとき
にセットするフラグを記載し、定期監視登録手段が定期
的に監視登録手段を起動したときに、上記監視登録手段
が、上記被監視サーバテーブルのフラグがセットされて
いないときに、監視登録要求を送信し、監視登録要求受
信手段が、上記監視登録手段からの監視登録要求を受信
したときに、受信確認応答を上記監視登録手段に送信
し、上記監視登録手段が、上記受信確認応答を受信した
ときに、上記被監視サーバテーブルのフラグをセット
し、定期監視登録手段が定期的に監視登録手段を起動し
たときに、上記監視登録手段が、上記被監視サーバテー
ブルにおけるフラグがセットされている被監視サーバ
に、監視登録要求を送信しないものである。
【0020】この発明に係る監視システムは、被監視サ
ーバが停止するときに、障害通報手段が通報受信手段に
停止通知を送信し、監視登録手段が、上記通報受信手段
が受信した停止通知に基づき、被監視サーバテーブルの
フラグをリセットするものである。
【0021】この発明に係る監視システムは、被監視サ
ーバテーブルに、監視対象の被監視サーバを登録すると
共に、監視PCが監視登録要求を定期的に送信する時間
間隔を記載し、定期監視登録手段が定期的に監視登録手
段を起動したときに、上記監視登録手段が、上記被監視
サーバテーブルに記載された時間間隔に基づき、監視登
録要求を送信し、監視登録要求受信手段が、上記監視登
録手段からの監視登録要求を受信したときに、受信確認
応答を上記監視登録手段に送信し、上記監視登録手段
が、上記受信確認応答を受信したときに、上記被監視サ
ーバテーブルに記載されている時間間隔を、延長した時
間間隔に変更し、定期監視登録手段が定期的に監視登録
手段を起動したときに、上記監視登録手段が、上記被監
視サーバテーブルに記載された延長した時間間隔に基づ
き、監視登録要求を送信するものである。
【0022】この発明に係る監視システムは、被監視サ
ーバテーブルに、監視対象の被監視サーバを登録すると
共に、定期監視登録手段が定期的に監視登録手段を起動
するたびに、上記監視登録手段により減算される所定の
カウンタ値を記載し、定期監視登録手段が定期的に監視
登録手段を起動したときに、上記監視登録手段が、上記
所定のカウンタ値が予め決められた値になったときに監
視登録要求を送信し、監視登録要求受信手段が、上記監
視登録手段からの監視登録要求を受信したときに、受信
確認応答を上記監視登録手段に送信し、上記監視登録手
段が、上記受信確認応答を受信したときに、上記被監視
サーバテーブルに記載されている所定のカウンタ値を、
大きなカウンタ値に変更し、定期監視登録手段が定期的
に監視登録手段を起動したときに、上記監視登録手段
が、上記被監視サーバテーブルに記載された大きなカウ
ンタ値から減算するものである。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態を
説明する。 実施の形態1.この実施の形態における監視システムの
構成は、従来の図16に示す構成と同一である。図1は
実施の形態1による監視PC及び被監視サーバの構成を
示す図であり、図では、監視PC1a及び被監視サーバ
2aの構成を示しているが、他の監視PC1b,…1m
及び被監視サーバ2b,…2nの構成も同一である。ま
た、図2は監視PCが保有する被監視サーバテーブルの
内容を示す図である。
【0024】図1の監視PC1aにおいて、11は被監
視サーバ2aに監視登録を要求する監視登録手段、12
は、図2に示すように、監視PC1aが監視対象とする
被監視サーバ2a,2b,2cのサーバ名を登録した不
揮発性のRAM上の被監視サーバテーブル、13は定期
的に監視登録手段11を起動する定期監視登録手段であ
る。
【0025】また、図1の監視PC1aにおいて、14
は、従来と同様の、被監視サーバ2aからの障害通報を
受信する通報受信手段、15は監視PC1aが被監視サ
ーバ2aの監視を終了するときに監視登録の削除を要求
する監視登録削除手段、16は通報受信手段14が受信
した障害通報が監視対象の被監視サーバからの通報であ
るかを判定する通報正当性判定手段である。
【0026】さらに、図1の被監視サーバ2aにおい
て、監視登録要求受信手段21,監視PCテーブル2
2,障害監視手段23,障害通報手段24は、従来の図
17に示すものと同一であり、25は監視登録削除手段
15からの監視登録削除要求を受信する監視登録削除要
求受信手段である。
【0027】次に動作について説明する。図3は監視P
Cが監視を始める前に監視対象の被監視サーバを登録す
る処理を示す図である。この場合、監視PC1aは、L
AN3aに接続されている被監視サーバ2a、2bと、
LAN3bに接続されている被監視サーバ2cを監視対
象とする。図3のステップST11において、監視を始
める前に、オペレータは不揮発性のRAM上の被監視サ
ーバテーブル12に、監視を行う被監視サーバ2a,2
b,2cのサーバ名を登録する。このように、監視PC
1aが監視を始める前は、監視PC1a側のみに登録を
行い、被監視サーバ2a,2b,2c側では登録を行わ
ない。
【0028】図4は監視PCが被監視サーバの監視を開
始するときの処理を示すフローチャートである。ステッ
プST21において、監視PC1aのオペレータの指示
により監視登録手段11が起動される。ステップST2
2において、監視登録手段11は、被監視サーバテーブ
ル12を参照して、監視対象の被監視サーバ2aのサー
バ名を抽出し、被監視サーバ2aのサーバ名とそのIP
アドレスの対応を示したHOSTSファイル(図示せ
ず)より、被監視サーバ2aのIPアドレスを取得す
る。
【0029】ステップST23において、監視登録手段
11は、被監視サーバ2aのIPアドレスを宛先とし、
監視PC1a自身のIPアドレスを付記し、被監視サー
バ2aに監視登録要求を送信する。ステップST24に
おいて、被監視サーバ2aの監視登録要求受信手段21
が監視登録手段11からの監視登録要求を受信して、監
視PC1aのIPアドレスを揮発性のRAM上の監視P
Cテーブル22に登録する。そしてステップST25に
おいて、監視PC1aは被監視サーバ2aを監視してい
る状態となる。
【0030】上記ステップST22〜ST25の処理
は、監視PC1aが監視対象としているその他の被監視
サーバ2b,2cに対しても同様に行われ、各被監視サ
ーバ2b、2cの監視PCテーブル22にも、監視PC
1aのIPアドレスが同様に登録される。
【0031】また、例えば、図16に示す監視PC1b
が被監視サーバ2b、2c、2dを監視対象とした場
合、同様に監視開始処理が行われ、最終的に、図16に
示す監視システム全体の監視PC1a,1b,…1m,
被監視サーバ2a,2b,2c,2d,…2n−1,2
nに監視開始処理が行われる。
【0032】このようにして、各監視PC1a,1b,
…1mの被監視サーバテーブル12に登録されている被
監視サーバ名と、各被監視サーバ2a,2b,2c,2
d,…2n−1,2nの監視PCテーブル22に登録さ
れている監視PC1a,1b,…1mのIPアドレスと
の対応関係が全て一致し、この監視システムにおける監
視関係の整合性が全て確立したことになる。このように
監視関係の整合性を確立することにより、監視PCが監
視対象としている被監視サーバより、漏れなく正しく、
障害発生時の通報を受けられる体制が整ったことにな
る。
【0033】図5は監視PCが被監視サーバの監視を終
了するときの処理を示すフローチャートである。ここで
は、監視PC1aが被監視サーバ2aの監視を終了する
場合を示す。ステップST31において、監視PC1a
のオペレータの指示により監視登録削除手段15が起動
される。ステップST32において、監視登録削除手段
15は、HOSTSファイルより、被監視サーバ2aの
IPアドレスを取得する。
【0034】ステップST33において、監視登録削除
手段15は、被監視サーバ2aのIPアドレスを宛先と
し、監視PC1a自身のIPアドレスを付記し、被監視
サーバ2aに監視登録削除要求を送信する。ステップS
T34において、被監視サーバ2aの監視登録削除要求
受信手段25が、監視登録削除手段15からの監視登録
削除要求を受信し、監視PCテーブル22に監視PC1
aのIPアドレスが登録されているかを確認する。登録
されていない場合は、ステップST35において、受信
した監視登録削除要求を無視する。また、登録されてい
る場合は、ステップST36において、揮発性のRAM
上の監視PCテーブル22から監視PC1aのIPアド
レスを削除する。
【0035】上記ステップST32〜ST36までの処
理は、監視登録削除要求を行う全ての監視PCと削除対
象となる全ての被監視サーバに対して行われ、監視シス
テムにおける監視関係の整合性が維持される。
【0036】図6は監視PCが定期的に被監視サーバの
監視を登録するときの処理を示すフローチャートであ
る。ここでは、監視PC1aが被監視サーバ2aの監視
を定期的に登録する場合を示す。ステップST41にお
いて、定期監視登録手段13は定期的に監視登録手段1
1を起動させる。ステップST42において、監視登録
手段11は、被監視サーバテーブル12を参照して、監
視対象の被監視サーバ2aのサーバ名を抽出し、HOS
TSファイルより、被監視サーバ2aのIPアドレスを
取得する。ステップST43において、監視登録手段1
1は、被監視サーバ2aのIPアドレスを宛先とし、監
視PC1a自身のIPアドレスを付記し、被監視サーバ
2aに監視登録要求を送信する。
【0037】ステップST44において、被監視サーバ
2aが起動されていなかったり、リブートが完了してい
ない場合は、ステップST45において、送信された監
視登録要求は破棄され、ステップST41に戻って次の
定期的な監視登録手段11の起動を待つ。一方、ステッ
プST44において、被監視サーバ2aが起動状態にな
っていたり、リブートが完了状態になっている場合は、
監視登録要求受信手段21は要求送信された監視登録要
求を受信し、ステップST46において、監視登録要求
受信手段21は、監視登録要求を送信した監視PC1a
のIPアドレスが監視PCテーブル22に登録済みであ
るかを確認する。
【0038】上記ステップST46において、監視PC
1aのIPアドレスが監視PCテーブル22に登録済み
である場合、ステップST47において、監視登録要求
受信手段21は、受信した監視登録要求を無視し、ステ
ップST49で監視状態となる。一方、監視開始時の初
めての監視登録要求などで監視PC1aのIPアドレス
が監視PCテーブル22に登録されていない場合、ステ
ップST48において、監視登録要求受信手段21は、
監視登録要求を送信した監視PC1aのIPアドレスを
監視PCテーブル22に登録し、ステップST49で監
視状態となる。
【0039】上記ステップST41〜ST49までの処
理は定期的に繰り返される。以上のような処理を繰り返
すことにより、図4に示す処理を行い監視関係の整合性
を確立した後に、何らかの原因で監視システムの監視関
係の整合性が崩壊した場合でも、短時間のうちに監視シ
ステムの監視関係の整合性を回復することができる。
【0040】図7は監視状態で被監視サーバに障害が発
生した場合の処理を示すフローチャートである。ここで
は、被監視サーバ2aで発生した障害を監視PC1aに
通報する場合を示す。ステップST51において、被監
視サーバ2aで障害が発生すると、ステップST52に
おいて、被監視サーバ2aの障害監視手段23は発生し
た障害を検出し、障害通報手段24に、発生した障害を
監視PCに送信するよう依頼する。ステップST53に
おいて、障害通報手段24は監視PCテーブル22を参
照して監視PC1aのIPアドレスを抽出し、発生した
障害を監視PC1aに通報する。
【0041】ステップST54において、監視PC1a
の通報受信手段14は通報を受信し、ステップST55
において、通報正当性判定手段16は、被監視サーバテ
ーブル12を参照して、通報してきた被監視サーバ2a
が監視対象の被監視サーバであるかを判定する。監視対
象の被監視サーバである場合、ステップST56におい
て、通報された障害を表示装置(図示せず)等に表示す
ることにより、オペレータに通知する。
【0042】ステップST55の判定の結果、監視対象
の被監視サーバでない場合、ステップST57におい
て、通報正当性判定手段16により起動された監視登録
削除手段15が、障害を通報してきた被監視サーバ2a
に、監視登録削除要求を送信する。ステップST58に
おいて、被監視サーバ2aの監視登録削除要求受信手段
25は、監視登録削除要求を受信し、監視PCテーブル
22に登録されている監視PC1aのIPアドレスを削
除する。
【0043】上記ステップST53〜ST58までの処
理は、被監視サーバ2aを監視している全ての監視PC
に対して行われる。以上の処理を行うことにより、監視
対象の被監視サーバで発生した障害を監視PCに正しく
通報できると共に、監視システムの監視関係の整合性が
崩れ、監視対象でない被監視サーバからの障害通知を受
信した場合、被監視サーバに登録されている監視PCの
IPアドレスを削除することにより、監視システムの監
視関係の整合性を回復することができる。
【0044】図3に示す監視対象の被監視サーバを登録
する処理は、図16に示す監視システムに、新規に監視
PCを追加する場合にも適用できる。すなわち、監視対
象の被監視サーバを特定し、被監視サーバの監視分担を
見直した上で、上記ステップST11の処理を行うこと
により、従来設置されていた監視PCと同様に監視が行
える。また、逆に、設置されていた監視PCを図16に
示す監視システムより取り外す場合でも、被監視サーバ
の監視分担を見直した上で、上記ステップST11の処
理を行えば良い。このように、監視PCの追加、削除に
柔軟に対応できる。
【0045】以上のように、この実施の形態1によれ
ば、監視PCが監視を始める前は、監視PC側のみに監
視対象の被監視サーバの登録を行い、被監視サーバ側で
は監視PCの登録を行わず、監視PCから被監視サーバ
への監視登録要求を、監視開始時だけでなく、その後も
定期的に行うことにより、被監視サーバの稼働確認を行
うことなく、監視関係の整合性を確立することができる
という効果が得られる。
【0046】また、監視PCが監視を終了するときは、
監視PCが被監視サーバに登録削除要求を出し、被監視
サーバが監視PCの登録を削除することにより、監視関
係の整合性を維持することができるという効果が得られ
る。
【0047】さらに、監視PCから被監視サーバへの監
視登録要求を、定期的に行うことにより、監視関係の整
合性の確立後に、通信手段の障害や被監視サーバのハン
グや異常ダウンが発生して監視関係の整合性が崩壊して
も、短時間のうちに監視関係の整合性を回復できるとい
う効果が得られる。
【0048】さらに、監視PCが監視対象でない被監視
サーバからの障害通報を受信した場合、監視登録削除要
求を行い、被監視サーバ側で監視PCの登録を削除する
ことにより、監視関係の整合性を回復できるという効果
が得られる。
【0049】さらに、監視PCが監視を始める前に、監
視PC側のみに監視対象の被監視サーバの登録を行うこ
とにより、監視システムにおける監視PCの追加、削除
に柔軟に対応できるという効果が得られる。
【0050】実施の形態2.この実施の形態における監
視システムの構成は、従来の図16に示す構成と同一で
あり、監視PC及び被監視サーバの構成は、実施の形態
1の図1に示す構成と同一である。実施の形態1では、
定期的に監視登録要求を行うことにより、監視関係の整
合性の確立、維持、回復をはかっている。しかし、被監
視サーバが一度監視サーバの登録をした後の定期的な監
視登録要求は、被監視サーバが停止するまで冗長な処理
となり、通信トラフィックを増大させてしまう。この実
施の形態は、この通信トラフィックの増大を解消するも
のである。
【0051】次に動作について説明する。図8は実施の
形態2による監視PCが定期的に被監視サーバの監視を
登録するときの処理を示すフローチャートである。ま
た、図9は実施の形態2による被監視サーバテーブルの
内容を示す図であり、監視対象の被監視サーバ名と、そ
の被監視サーバが監視登録要求を受理したことを示すフ
ラグが記載されている。このフラグの欄には、被監視サ
ーバが監視登録要求を受理していない場合は「0」、監
視登録要求を受理している場合は「1」が記載される。
ここでは、監視PC1aが被監視サーバ2aに定期的に
監視登録要求を行う場合を示す。
【0052】ステップST61において、定期監視登録
手段13は、定期的に監視登録手段11を起動させる。
ステップST62において、監視登録手段11は、被監
視サーバテーブル12を参照して、定期監視登録対象の
被監視サーバ1aのフラグがセットされているかを確認
し、フラグが「1」で、既に被監視サーバ1aが監視登
録要求を受理している場合は、ステップST63におい
て、監視登録手段11は監視登録要求を中止する。
【0053】また、上記ステップST62で、フラグが
「0」で、まだ被監視サーバ1aが監視登録要求を受理
していない場合は、ステップST64において、監視登
録手段11は、監視対象の被監視サーバ2aのサーバ名
を抽出し、HOSTSファイルより、被監視サーバ2a
のIPアドレスを取得する。ステップST65におい
て、監視登録手段11は、被監視サーバ2aのIPアド
レスを宛先とし、監視PC1a自身のIPアドレスを付
記し、被監視サーバ2aに監視登録要求を送信する。
【0054】ステップST66において、監視登録要求
受信手段21から監視登録要求を受信したことを示すA
CK(確認応答)信号が返信され、監視登録手段11
は、そのACK信号を受信したかを確認する。ACK信
号を受信していない場合は、ステップST61に戻り、
定期的な監視登録処理を繰り返す。
【0055】また、ステップST66で、ACK信号を
受信した場合には、ステップST67において、監視登
録手段11は、被監視サーバ2aへの監視登録要求は正
常に受信されたものと判断し、図9に示すように、被監
視サーバテーブル12における被監視サーバ2aのフラ
グを「1」にセットする。そしてステップST61に戻
り、次の定期的な監視登録処理を行うが、ステップST
62において、今度はフラグが「1」にセットされてい
るので、ステップST63で被監視サーバ2aに対する
監視登録要求が中止される。
【0056】図10は被監視サーバが停止する場合の監
視PC側の処理を示すフローチャートである。被監視サ
ーバ2aが停止する場合に、障害通報手段24は、停止
通知を監視PC1aに送信し、ステップST71におい
て、監視PC1aの通報受信手段14は、被監視サーバ
2aが停止する場合に、障害通報手段24から送信され
た停止通知を受信する。
【0057】ステップST72において、監視登録手段
11は、通報受信手段14からの停止通知により、被監
視サーバテーブル12に記載されている被監視サーバ2
aのフラグを「0」にリセットする。そして図8に示す
定期監視登録処理を行った場合、ステップST62でフ
ラグが「1」にセットされていないので、ステップST
65において、監視登録要求が送信されることにより、
被監視サーバ2aが再起動した後、監視関係の整合性を
回復することができる。
【0058】以上のように、この実施の形態2によれ
ば、被監視サーバは監視登録要求を受信すると、ACK
信号を返信し、監視PCは、受信したACK信号により
被監視サーバテーブルのフラグをセットし、定期的な監
視登録要求を行うときは、そのフラグを確認してから監
視登録要求を送信するので、冗長な処理を繰り返すこと
なく、通信トラフィックの増大を解消することができる
という効果が得られる。
【0059】また、被監視サーバが停止した場合に、被
監視サーバからの停止通知により、被監視サーバテーブ
ルのフラグをリセットし、次の定期的な監視登録要求を
送信することにより、被監視サーバが再起動した後、監
視関係の整合性を回復することができるという効果が得
られる。
【0060】実施の形態3.この実施の形態における監
視システムの構成は、従来の図16に示す構成と同一で
あり、監視PC及び被監視サーバの構成は、実施の形態
1の図1に示す構成と同一である。この実施の形態は、
通信トラフィックの増大を軽減するものである。
【0061】次に動作について説明する。図11は実施
の形態3による監視PCが定期的に被監視サーバの監視
を登録するときの処理を示すフローチャートである。ま
た、図12は実施の形態3による被監視サーバテーブル
の内容を示す図であり、監視対象の被監視サーバ名の他
に、定期的な監視登録要求を行う時間間隔が記載されて
いる。定期的監視登録の処理を開始する前は、この時間
間隔の欄には、初期値として例えば「600秒」が記載
されている。ここでは、監視PC1aが被監視サーバ2
aに定期的に監視登録要求を行う場合を示す。
【0062】ステップST81において、定期監視登録
手段13は、定期的に監視登録手段11を起動させる。
ステップST82において、監視登録手段11は、被監
視サーバテーブル12における時間間隔の欄を参照し
て、被監視サーバ2aの現在の時間間隔が「0秒」にな
っているかを確認する。そして、「0秒」になっていな
い場合は、ステップST83において、600秒経過後
に、現在の時間間隔から初期値の「600秒」を引いて
ステップST81に戻る。ステップST82で、現在の
時間間隔が「0秒」になっている場合は、ステップST
84において、現在の時間間隔を初期値の「600秒」
に戻す。
【0063】ステップST85において、監視登録手段
11は、被監視サーバテーブル12を参照し、監視対象
の被監視サーバ2aのサーバ名を抽出し、HOSTSフ
ァイルより、被監視サーバ2aのIPアドレスを取得す
る。ステップST86において、監視登録手段11は、
被監視サーバ2aのIPアドレスを宛先とし、監視PC
1a自身のIPアドレスを付記し、被監視サーバ2aに
監視登録要求を送信する。
【0064】ステップST87において、監視登録要求
受信手段21から監視登録要求を受信したことを示すA
CK(確認応答)信号が返信され、監視登録手段11
は、そのACK信号を受信したかを確認する。ACK信
号を受信していない場合は、ステップST81に戻り、
定期的な監視登録処理を繰り返す。
【0065】ステップST87で、ACK信号を受信し
た場合は、ステップST88において、監視登録手段1
1は、被監視サーバテーブル12における被監視サーバ
2aの時間間隔を、例えば初期値の6倍の「3600
秒」に延長し、ステップST81に戻って、定期的な監
視登録処理を繰り返す。
【0066】しかし、時間間隔を「3600秒」と大き
くしてあるために、ステップST82,ST83のルー
チンの処理を6回繰り返してから、ステップST86に
おける被監視サーバ2aに対する監視登録要求を送信す
る。このように、監視登録要求を送信してACK信号を
受信した場合、時間間隔を大きくし、定期的な監視登録
要求の送信を間引くことにより、通信トラフィックの増
大を軽減することができる。
【0067】図13は通信手段の障害や被監視サーバの
ハングや異常ダウンが発生したときの処理を示すフロー
チャートである。ステップST91において、監視PC
1aの監視登録手段11は、被監視サーバ2aに監視登
録要求を送信し、ステップST92において、被監視サ
ーバ2aからのACK信号を受信したかを確認し、受信
した場合は、ステップST91に戻る。
【0068】ステップST92で、ACK信号を受信し
ない場合、監視登録手段11は、被監視サーバ2aから
停止通知を受信しているかを確認し、受信している場合
は、ステップST91に戻る。受信していない場合は、
ステップST94において、通信手段6の障害や被監視
サーバ2aのハングや異常ダウンが発生した可能性があ
るものと見なして、監視PC1aのオペレータに通知す
る。
【0069】この実施の形態では、監視PC1aが一度
監視登録をした後でも、ある程度、時間間隔の長い定期
的な監視登録要求を行うことにより、その後に発生した
通信手段6の障害や被監視サーバ2aのハングや異常ダ
ウンに気づくことができる。実施の形態2では、一度フ
ラグをセットすると、以後の定期的な監視登録要求を行
わないので、上記障害や異常に気づくことができない
が、この実施の形態では、この点の改善を図っている。
【0070】以上のように、この実施の形態3によれ
ば、被監視サーバは監視登録要求を受信すると、ACK
信号を返信し、監視PCは、受信したACK信号により
被監視サーバテーブルの時間間隔を延長することによ
り、定期的な監視登録要求を行う時間間隔が長くなり、
通信トラフィックの増大を軽減することができるという
効果が得られる。
【0071】また、この実施の形態3によれば、一度監
視登録をした後でも、ある程度、時間間隔の長い定期的
な監視登録要求を行うことにより、通信手段の障害や被
監視サーバのハングや異常ダウンが発生しても、気づく
ことができるという効果が得られる。
【0072】実施の形態4.この実施の形態における監
視システムの構成は、従来の図16に示す構成と同一で
あり、監視PC及び被監視サーバの構成は、実施の形態
1の図1に示す構成と同一である。この実施の形態も、
実施の形態3と同様に、通信トラフィックの増大を軽減
するものである。
【0073】次に動作について説明する。図14は実施
の形態4による監視PCが定期的に被監視サーバの監視
を登録するときの処理を示すフローチャートである。ま
た、図15は実施の形態4による被監視サーバテーブル
の内容を示す図であり、監視対象の被監視サーバ名の他
に、カウンタ値が記載されている。このカウンタ値の欄
には、初期値として例えば「1」が記載されている。こ
こでは、監視PC1aが被監視サーバ2aに定期的に監
視登録要求を行う場合を示す。
【0074】ステップST101において、定期監視登
録手段13は、定期的に監視登録手段11を起動させ
る。ステップST102において、監視登録手段11
は、被監視サーバテーブル12におけるカウンタ値の欄
を参照して、被監視サーバ2aの現在のカウンタ値が予
め決められた値の例えば「0」になっているかを確認
し、「0」になっていない場合は、ステップST103
において、現在のカウンタ値から初期値の「1」を引い
てステップST101に戻る。ステップST102にお
いて、現在のカウンタ値が「0」になっている場合は、
ステップST104において、カウンタ値を初期値の
「1」に戻す。
【0075】ステップST105において、監視登録手
段11は、被監視サーバテーブル12を参照し、被監視
サーバ2aのサーバ名を抽出し、HOSTSファイルよ
り、被監視サーバ2aのIPアドレスを取得する。ステ
ップST106において、監視登録手段11は、被監視
サーバ2aのIPアドレスを宛先とし、監視PC1a自
身のIPアドレスを付記し、被監視サーバ2aに監視登
録要求を送信する。
【0076】ステップST107において、監視登録要
求受信手段21から監視登録要求を受信したことを示す
ACK(確認応答)信号が返信され、監視登録手段11
は、そのACK信号を受信したかを確認する。ACK信
号を受信していない場合は、ステップST101に戻
り、定期的な監視登録処理を繰り返す。
【0077】ステップST107で、ACK信号を受信
した場合は、ステップST108において、監視登録手
段11が、被監視サーバテーブル12における被監視サ
ーバ2aのカウンタ値を例えば「5」に大きくし、ステ
ップST101に戻り、定期的な監視登録処理を繰り返
す。
【0078】しかし、現在のカウンタ値を「5」と大き
くしてあるために、ステップST102,ST103の
ルーチンの処理を5回繰り返してから、ステップST1
06における監視サーバ2aに対する監視登録要求を送
信する。このように、監視登録要求を送信してACK信
号を受信した場合、カウンタ値を大きくし、定期的な監
視登録要求の送信を間引くことにより、通信トラフィッ
クの増大を軽減することができる。
【0079】この実施の形態でも、実施の形態3と同様
に、図13に示すように、監視PCが一度監視登録をし
た後でも、ある程度、時間間隔の長い定期的な監視登録
要求を行うことにより、その後に発生した通信手段の障
害や被監視サーバのハングや異常ダウンに気づくことが
できる。
【0080】以上のように、この実施の形態4によれ
ば、被監視サーバは監視登録要求を受信すると、ACK
信号を返信し、監視PCは、受信したACK信号により
被監視サーバテーブルのカウンタ値を大きくすることに
より、定期的な監視登録要求を行う間隔が長くなり、通
信トラフィックの増大を軽減することができるという効
果が得られる。
【0081】また、この実施の形態4によれば、一度監
視登録をした後でも、ある程度、時間間隔の長い定期的
な監視登録要求を行うことにより、通信手段の障害や被
監視サーバのハングや異常ダウンが発生しても、気づく
ことができるという効果が得られる。
【0082】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、監視
PCから被監視サーバへの監視登録要求を定期的に行う
ことにより、被監視サーバの稼働確認を行うことなく、
監視関係の整合性を確立することができると共に、監視
関係の整合性の確立後に、通信手段の障害や被監視サー
バのハングや異常ダウンが発生して監視関係の整合性が
崩壊しても、短時間のうちに監視関係の整合性を回復で
きるという効果がある。
【0083】この発明によれば、監視PCが監視を終了
するときは、監視PCが被監視サーバに監視登録削除要
求を出し、被監視サーバが監視PCの登録を削除するこ
とにより、監視関係の整合性を維持することができると
いう効果がある。
【0084】この発明によれば、監視PCが監視対象で
ない被監視サーバからの障害通報を受信した場合、監視
登録削除要求を行い、被監視サーバ側で監視PCの登録
を削除することにより、監視関係の整合性を回復できる
という効果がある。
【0085】この発明によれば、被監視サーバテーブル
に、被監視サーバが監視登録要求を受信したときにセッ
トするフラグを記載し、定期的に監視登録手段を起動し
たときに、そのフラグがセットされている被監視サーバ
に、監視登録要求を送信しないことにより、冗長な処理
を繰り返すことなく、通信トラフィックの増大を解消す
ることができるという効果がある。
【0086】この発明によれば、被監視サーバが停止し
たときに、被監視サーバからの停止通知により、被監視
サーバテーブルのフラグをにリセットし、次の定期的な
監視登録要求を送信することにより、監視関係の整合性
を回復することができるという効果がある。
【0087】この発明によれば、被監視サーバテーブル
に監視PCが監視登録要求を送信する時間間隔を記載
し、監視登録手段が、監視登録受信手段からの受信確認
応答を受信したときに、被監視サーバテーブルの時間間
隔を延長した時間間隔に変更し、定期監視登録手段が、
定期的に監視登録手段を起動したときに、監視登録手段
が延長した時間間隔に基づき、監視登録要求を送信する
ことにより、通信トラフィックの増大を軽減することが
できると共に、一度監視登録をした後でも、ある程度長
い間隔で定期的な監視登録要求を行うことにより、通信
手段の障害や被監視サーバのハングや異常ダウンが発生
しても、気づくことができるという効果がある。
【0088】この発明によれば、被監視サーバテーブル
に定期監視登録要求手段が定期的に監視登録手段を起動
するたびに減算する所定のカウンタ値を記載し、監視登
録手段が、監視登録受信手段からの受信確認応答を受信
したときに、被監視サーバテーブルの所定のカウンタ値
を大きなカウンタ値に変更し、定期監視登録手段が、定
期的に監視登録手段を起動したときに、監視登録手段が
大きなカウンタ値から減算することにより、通信トラフ
ィックの増大を軽減することができると共に、一度監視
登録をした後でも、ある程度長い間隔で定期的な監視登
録要求を行うことにより、通信手段の障害や被監視サー
バのハングや異常ダウンが発生しても、気づくことがで
きるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1から実施の形態4に
よる監視PC及び被監視サーバの構成を示す図である。
【図2】 この発明の実施の形態1による被監視サーバ
テーブルの内容を示す図である。
【図3】 この発明の実施の形態1による監視PCが監
視を始める前に監視対象の被監視サーバを登録する処理
を示す図である。
【図4】 この発明の実施の形態1による監視PCが被
監視サーバの監視を開始するときの処理を示すフローチ
ャートである。
【図5】 この発明の実施の形態1による監視PCが被
監視サーバの監視を終了するときの処理を示すフローチ
ャートである。
【図6】 この発明の実施の形態1による監視PCが定
期的に被監視サーバの監視を登録するときの処理を示す
フローチャートである。
【図7】 この発明の実施の形態1による監視状態で被
監視サーバに障害が発生した場合の処理を示すフローチ
ャートである。
【図8】 この発明の実施の形態2による監視PCが定
期的に被監視サーバの監視を登録するときの処理を示す
フローチャートである。
【図9】 この発明の実施の形態2による被監視サーバ
テーブルの内容を示す図である。
【図10】 この発明の実施の形態2による被監視サー
バが停止するときの処理を示すフローチャートである。
【図11】 この発明の実施の形態3による監視PCが
定期的に被監視サーバの監視を登録するときの処理を示
すフローチャートである。
【図12】 この発明の実施の形態3による被監視サー
バテーブルの内容を示す図である。
【図13】 この発明の実施の形態3,実施の形態4に
よる通信手段の障害や被監視サーバのハングや異常ダウ
ンが発生したときの処理を示すフローチャートである。
【図14】 この発明の実施の形態4による監視PCが
定期的に被監視サーバの監視を登録するときの処理を示
すフローチャートである。
【図15】 この発明の実施の形態4による被監視サー
バテーブルの内容を示す図である。
【図16】 従来の監視システムの構成を示す図であ
る。
【図17】 従来の監視PC及び被監視サーバの構成を
示す図である。
【符号の説明】
1a,1b,…1m 監視PC、2a,2b,2c,2
d,…2n−1,2n被監視サーバ、11 監視登録手
段、12 被監視サーバテーブル、13 定期監視登録
手段、14 通報受信手段、15 監視登録削除手段、
16 通報正当性判定手段、21 監視登録要求受信手
段、22 監視PCテーブル、23障害監視手段、24
障害通報手段、25 監視登録削除要求受信手段。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年6月18日(1999.6.1
8)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 監視システム
【特許請求の範囲】
【請求項】 監視PCが、 被監視サーバより送信された障害通報を受信する通報受
信手段と、 被監視サーバテーブルを参照して、上記障害通報を送信
した被監視サーバが監視対象の被監視サーバであるかを
判定する通報正当性判定手段と、 上記通報正当性判定手段による判定の結果、上記障害通
報を送信した被監視サーバが監視対象の被監視サーバで
ない場合、上記被監視サーバに監視登録削除要求を送信
する監視登録削除手段とを備え、 上記被監視サーバが、 障害発生を監視する障害監視手段と、 監視PCテーブルを参照し、監視している監視PCを抽
出して、上記障害監視手段が検出した障害を通報する障
害通報手段と、 上記監視登録削除要求を受信し、上記監視PCテーブル
に登録してある上記監視PCを削除する監視登録削除要
求受信手段とを備えたことを特徴とする請求項1記載の
監視システム。
【請求項】 被監視サーバテーブルに、監視対象の被
監視サーバを登録すると共に、この被監視サーバが監視
登録要求を受信したときにセットするフラグを記載し、 定期監視登録手段が定期的に監視登録手段を起動したと
きに、上記監視登録手段が、上記被監視サーバテーブル
のフラグがセットされていないときに、監視登録要求を
送信し、 監視登録要求受信手段が、上記監視登録手段からの監視
登録要求を受信したときに、受信確認応答を上記監視登
録手段に送信し、 上記監視登録手段が、上記受信確認応答を受信したとき
に、上記被監視サーバテーブルのフラグをセットし、 定期監視登録手段が定期的に監視登録手段を起動したと
きに、上記監視登録手段が、上記被監視サーバテーブル
におけるフラグがセットされている被監視サーバに、監
視登録要求を送信しないことを特徴とする請求項1記載
の監視システム。
【請求項】 被監視サーバが停止するときに、障害通
報手段が通報受信手段に停止通知を送信し、 監視登録手段が、上記通報受信手段が受信した停止通知
に基づき、被監視サーバテーブルのフラグをリセットす
ることを特徴とする請求項記載の監視システム。
【請求項】 被監視サーバテーブルに、監視対象の被
監視サーバを登録すると共に、監視PCが監視登録要求
を定期的に送信する時間間隔を記載し、 定期監視登録手段が定期的に監視登録手段を起動したと
きに、上記監視登録手段が、上記被監視サーバテーブル
に記載された時間間隔に基づき、監視登録要求を送信
し、 監視登録要求受信手段が、上記監視登録手段からの監視
登録要求を受信したときに、受信確認応答を上記監視登
録手段に送信し、 上記監視登録手段が、上記受信確認応答を受信したとき
に、上記被監視サーバテーブルに記載されている時間間
隔を、延長した時間間隔に変更し、 定期監視登録手段が定期的に監視登録手段を起動したと
きに、上記監視登録手段が、上記被監視サーバテーブル
に記載された延長した時間間隔に基づき、監視登録要求
を送信することを特徴とする請求項1記載の監視システ
ム。
【請求項】 被監視サーバテーブルに、監視対象の被
監視サーバを登録すると共に、定期監視登録手段が定期
的に監視登録手段を起動するたびに、上記監視登録手段
により減算される所定のカウンタ値を記載し、 定期監視登録手段が定期的に監視登録手段を起動したと
きに、上記監視登録手段が、上記所定のカウンタ値が予
め決められた値になったときに監視登録要求を送信し、 監視登録要求受信手段が、上記監視登録手段からの監視
登録要求を受信したときに、受信確認応答を上記監視登
録手段に送信し、 上記監視登録手段が、上記受信確認応答を受信したとき
に、上記被監視サーバテーブルに記載されている所定の
カウンタ値を、大きなカウンタ値に変更し、 定期監視登録手段が定期的に監視登録手段を起動したと
きに、上記監視登録手段が、上記被監視サーバテーブル
に記載された大きなカウンタ値から減算することを特徴
とする請求項1記載の監視システム。
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ネットワークに
接続された被監視サーバの監視システムに関するもので
あり、特に複数の監視PC(Personal Com
puter)が複数の被監視サーバを監視する場合に、
監視関係の整合性を確立する監視システムに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】図16は従来の監視システムの構成を示
す図である。図において、1a,1b,…1mはLAN
(Local Area Network)3a,3
b,…3mに接続された監視PCで、2a,2b,2
c,2d,…2n−1,2nは監視PC1a,1b,…
1mにより監視されるLAN3a,3b,…3mに接続
された被監視サーバである。また、4は広域ネットワー
クであるWAN(WideArea Network)
5を経由しLAN3a,3b,…3m間を接続するルー
タであり、6は、LAN3a,3b,…3m,ルータ
4,WAN5等により構成される通信手段である。
【0003】被監視サーバ2a,2b,…2nは多数の
ユーザが使用するもので、特に基幹業務を処理するシス
テムにとっては、1日24時間常に正常に動作している
ことが求められ、システムの故障やダウンは致命的なも
のとなる。そこで図16に示すように、被監視サーバ2
a,2b,…2nが正常に動作しているかを監視する監
視PC1a,1b,…1mが必要となる。各LAN3
a,3b,…3mには、1台の監視PCと2台の被監視
サーバが接続されているが、各々の台数はこれに限るも
のではない。
【0004】図17は従来の監視PC及び被監視サーバ
の構成を示す図であり、図では、監視PC1a及び被監
視サーバ2aの構成を示しているが、他の監視PC1
b,…1m及び被監視サーバ2b,…2nの構成も同一
である。図において、11は監視PC1aが被監視サー
バ2aの監視を始めるときに被監視サーバ2aに監視登
録を要求する監視登録手段、14は被監視サーバ2aか
らの障害通報を受信する通報受信手段である。
【0005】また、図17において、21は監視登録手
段11からの監視登録の要求を受信する被監視サーバ2
aの監視登録要求受信手段、22は監視を行う監視PC
のIP(Internet Protocol)アドレ
スを登録する揮発性のRAM上の監視PCテーブル、2
3は被監視サーバ2aの障害を監視する障害監視手段、
24は障害監視手段23により障害を検出したときに監
視PC1aに障害を通報する障害通報手段である。
【0006】次に動作について説明する。監視PC1a
が被監視サーバ2aの監視を始めるときは、オペレータ
の指示により、監視PC1aの監視登録手段11が、被
監視サーバ2aに監視PC1aのIPアドレスを付記し
た監視登録要求を送信する。被監視サーバ2aの監視登
録要求受信手段21は、監視登録手段11からの監視登
録要求を受信し、揮発性のRAM上の監視PCテーブル
22に監視PC1aのIPアドレスを登録する。そして
監視PC1aは被監視サーバ2aの監視を開始する。
【0007】被監視サーバ2aの障害監視手段23は、
被監視サーバ2aの動作状態を監視し、障害が発生して
いないかを確認する。障害監視手段23が監視する内容
としては、被監視サーバ2aのCPU、メモリ、DIS
K、電源、温度、セキュリティ違反等である。障害監視
手段23が障害を検出した場合、障害通報手段24に監
視PC1aに検出した障害を通報するよう依頼する。障
害通報手段24は、監視PCテーブル22を参照し、登
録してある監視PC1aのIPアドレスを調べて、監視
PC1aに対し、被監視サーバ2aのIPアドレスを付
記して障害を通報する。
【0008】監視PC1aの通報受信手段14は、障害
通報手段24からの通報を受信し、表示装置等(図示せ
ず)に表示することによりオペレータに知らせ、オペレ
ータは、通知を受けた障害内容に応じて適切な処置を行
う。
【0009】このように、監視PC1aが被監視サーバ
2aの監視を始めるときに、監視PC1aのIPアドレ
スを被監視サーバ2aにおける揮発性のRAM上の監視
PCテーブル22に登録することにより、監視PC1a
と被監視サーバ2aの監視関係の整合性を確立してい
る。監視関係の整合性を確立すると、被監視サーバ2a
で発生した障害を監視PC1aに正しく通報することが
できる。このような監視システムでは、監視PCを新た
に追加する場合、追加された監視PCが監視対象の被監
視サーバに監視登録要求を行うことにより、容易に監視
関係を確立することができる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】従来の監視システム
は、以上のように構成されていたので、被監視サーバ2
aがシャットダウンし、リブート(再立ち上げ)を行っ
た場合、揮発性のRAM上の監視PCテーブル22に登
録してあった監視PC1aのIPアドレスが消失してし
まい、被監視サーバ2aが障害を検出しても、監視PC
にその障害を通報できず、監視関係が崩壊してしまうと
いう課題があった。
【0011】また、監視PC1aが監視開始時に被監視
サーバ2aに監視登録要求を送信する場合、被監視サー
バ2aがダウンしていると、監視関係を確立することが
できないので、被監視サーバ2aが稼働中であることを
確認する必要があるという課題があった。特に、大規模
な監視システムでは、多数存在する被監視サーバ2a,
2b,…2nの稼働確認が現実的には不可能という課題
があった。
【0012】さらに、LAN3a,3b,…3mやWA
N5等の通信手段6の障害や、被監視サーバ1aのハン
グや異常ダウンにより監視関係の整合性が崩壊しても、
監視PC1a側で監視関係の整合性の崩壊を認識するの
が遅くなるという課題があった。
【0013】上記従来技術に関連するものとして、特開
平6−12288号公報に示すものがある。これは、監
視装置(監視PC)が、監視装置の立ち上げ時に、ブロ
ードキャストにより、ネットワークに接続されている全
ての処理装置(被管理サーバ)に対して監視装置のアド
レスを送信して監視を開始し、また、処理装置が立ち上
がっていない場合は、立ち上がった時点で監視装置に連
絡して、アドレスを送信してもらうことにより監視を開
始し、そして、処理装置が受信したアドレスを持つ監視
装置に、監視結果を連絡するものである。
【0014】上記公報の従来技術は、LAN上でしか適
用できないブロードキャストにより監視関係を確立して
いるので、ルータを越えた広域のWANには適用するこ
とができず、また、監視装置や処理装置の立ち上げ後
に、処理装置のハング、異常ダウンや、通信手段の障害
等が発生すると、監視関係を維持できなくなるという課
題があった。
【0015】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたもので、被監視サーバが稼働中であること
を確認する必要がなく、被監視サーバがシャットダウン
してリブートを行ったり、通信手段の障害や被監視サー
バのハングや異常ダウン等が発生して、監視関係の整合
性が崩壊しても、できるだけ早い機会に監視関係の整合
性を回復できる監視システムを得ることを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】この発明に係る監視シス
テムは、ネットワークに接続された複数の被監視サーバ
と、上記ネットワークに接続され、上記複数の被監視サ
ーバを監視する監視PCを備えたものにおいて、上記監
視PCが、監視対象の上記被監視サーバを登録する被監
視サーバテーブルと、上記被監視サーバテーブルより監
視対象の上記被監視サーバを抽出し、上記被監視サーバ
に、監視登録要求を送信する監視登録手段と、定期的に
上記監視登録手段を起動する定期監視登録手段と、被監
視サーバに監視登録削除要求を送信する監視登録削除手
段とを備え、上記被監視サーバが、上記監視登録手段よ
り送信された監視登録要求を受信する監視登録要求受信
手段と、上記監視登録要求受信手段により、上記監視登
録要求を送信した上記監視PCを登録する監視PCテー
ブルと、上記監視登録削除要求を受信し、監視PCテー
ブルに登録してある上記監視PCを削除する監視登録削
除要求受信手段とを備えたものである。
【0017】この発明に係る監視システムは、監視PC
が、被監視サーバより送信された障害通報を受信する通
報受信手段と、被監視サーバテーブルを参照して、上記
障害通報を送信した被監視サーバが監視対象の被監視サ
ーバであるかを判定する通報正当性判定手段と、上記通
報正当性判定手段による判定の結果、上記障害通報を送
信した被監視サーバが監視対象の被監視サーバでない場
合、上記被監視サーバに監視登録削除要求を送信する監
視登録削除手段とを備え、上記被監視サーバが、障害発
生を監視する障害監視手段と、監視PCテーブルを参照
し、監視している監視PCを抽出して、上記障害監視手
段が検出した障害を通報する障害通報手段と、上記監視
登録削除要求を受信し、上記監視PCテーブルに登録し
てある上記監視PCを削除する監視登録削除要求受信手
段とを備えたものである。
【0018】この発明に係る監視システムは、被監視サ
ーバテーブルに、監視対象の被監視サーバを登録すると
共に、この被監視サーバが監視登録要求を受信したとき
にセットするフラグを記載し、定期監視登録手段が定期
的に監視登録手段を起動したときに、上記監視登録手段
が、上記被監視サーバテーブルのフラグがセットされて
いないときに、監視登録要求を送信し、監視登録要求受
信手段が、上記監視登録手段からの監視登録要求を受信
したときに、受信確認応答を上記監視登録手段に送信
し、上記監視登録手段が、上記受信確認応答を受信した
ときに、上記被監視サーバテーブルのフラグをセット
し、定期監視登録手段が定期的に監視登録手段を起動し
たときに、上記監視登録手段が、上記被監視サーバテー
ブルにおけるフラグがセットされている被監視サーバ
に、監視登録要求を送信しないものである。
【0019】この発明に係る監視システムは、被監視サ
ーバが停止するときに、障害通報手段が通報受信手段に
停止通知を送信し、監視登録手段が、上記通報受信手段
が受信した停止通知に基づき、被監視サーバテーブルの
フラグをリセットするものである。
【0020】この発明に係る監視システムは、被監視サ
ーバテーブルに、監視対象の被監視サーバを登録すると
共に、監視PCが監視登録要求を定期的に送信する時間
間隔を記載し、定期監視登録手段が定期的に監視登録手
段を起動したときに、上記監視登録手段が、上記被監視
サーバテーブルに記載された時間間隔に基づき、監視登
録要求を送信し、監視登録要求受信手段が、上記監視登
録手段からの監視登録要求を受信したときに、受信確認
応答を上記監視登録手段に送信し、上記監視登録手段
が、上記受信確認応答を受信したときに、上記被監視サ
ーバテーブルに記載されている時間間隔を、延長した時
間間隔に変更し、定期監視登録手段が定期的に監視登録
手段を起動したときに、上記監視登録手段が、上記被監
視サーバテーブルに記載された延長した時間間隔に基づ
き、監視登録要求を送信するものである。
【0021】この発明に係る監視システムは、被監視サ
ーバテーブルに、監視対象の被監視サーバを登録すると
共に、定期監視登録手段が定期的に監視登録手段を起動
するたびに、上記監視登録手段により減算される所定の
カウンタ値を記載し、定期監視登録手段が定期的に監視
登録手段を起動したときに、上記監視登録手段が、上記
所定のカウンタ値が予め決められた値になったときに監
視登録要求を送信し、監視登録要求受信手段が、上記監
視登録手段からの監視登録要求を受信したときに、受信
確認応答を上記監視登録手段に送信し、上記監視登録手
段が、上記受信確認応答を受信したときに、上記被監視
サーバテーブルに記載されている所定のカウンタ値を、
大きなカウンタ値に変更し、定期監視登録手段が定期的
に監視登録手段を起動したときに、上記監視登録手段
が、上記被監視サーバテーブルに記載された大きなカウ
ンタ値から減算するものである。
【0022
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態を
説明する。 実施の形態1.この実施の形態における監視システムの
構成は、従来の図16に示す構成と同一である。図1は
実施の形態1による監視PC及び被監視サーバの構成を
示す図であり、図では、監視PC1a及び被監視サーバ
2aの構成を示しているが、他の監視PC1b,…1m
及び被監視サーバ2b,…2nの構成も同一である。ま
た、図2は監視PCが保有する被監視サーバテーブルの
内容を示す図である。
【0023】図1の監視PC1aにおいて、11は被監
視サーバ2aに監視登録を要求する監視登録手段、12
は、図2に示すように、監視PC1aが監視対象とする
被監視サーバ2a,2b,2cのサーバ名を登録した不
揮発性のRAM上の被監視サーバテーブル、13は定期
的に監視登録手段11を起動する定期監視登録手段であ
る。
【0024】また、図1の監視PC1aにおいて、14
は、従来と同様の、被監視サーバ2aからの障害通報を
受信する通報受信手段、15は監視PC1aが被監視サ
ーバ2aの監視を終了するときに監視登録の削除を要求
する監視登録削除手段、16は通報受信手段14が受信
した障害通報が監視対象の被監視サーバからの通報であ
るかを判定する通報正当性判定手段である。
【0025】さらに、図1の被監視サーバ2aにおい
て、監視登録要求受信手段21,監視PCテーブル2
2,障害監視手段23,障害通報手段24は、従来の図
17に示すものと同一であり、25は監視登録削除手段
15からの監視登録削除要求を受信する監視登録削除要
求受信手段である。
【0026】次に動作について説明する。図3は監視P
Cが監視を始める前に監視対象の被監視サーバを登録す
る処理を示す図である。この場合、監視PC1aは、L
AN3aに接続されている被監視サーバ2a,2bと、
LAN3bに接続されている被監視サーバ2cを監視対
象とする。図3のステップST11において、監視を始
める前に、オペレータは不揮発性のRAM上の被監視サ
ーバテーブル12に、監視を行う被監視サーバ2a,2
b,2cのサーバ名を登録する。このように、監視PC
1aが監視を始める前は、監視PC1a側のみに登録を
行い、被監視サーバ2a,2b,2c側では登録を行わ
ない。
【0027】図4は監視PCが被監視サーバの監視を開
始するときの処理を示すフローチャートである。ステッ
プST21において、監視PC1aのオペレータの指示
により監視登録手段11が起動される。ステップST2
2において、監視登録手段11は、被監視サーバテーブ
ル12を参照して、監視対象の被監視サーバ2aのサー
バ名を抽出し、被監視サーバ2aのサーバ名とそのIP
アドレスの対応を示したHOSTSファイル(図示せ
ず)より、被監視サーバ2aのIPアドレスを取得す
る。
【0028】ステップST23において、監視登録手段
11は、被監視サーバ2aのIPアドレスを宛先とし、
監視PC1a自身のIPアドレスを付記し、被監視サー
バ2aに監視登録要求を送信する。ステップST24に
おいて、被監視サーバ2aの監視登録要求受信手段21
が監視登録手段11からの監視登録要求を受信して、監
視PC1aのIPアドレスを揮発性のRAM上の監視P
Cテーブル22に登録する。そしてステップST25に
おいて、監視PC1aは被監視サーバ2aを監視してい
る状態となる。
【0029】上記ステップST22〜ST25の処理
は、監視PC1aが監視対象としているその他の被監視
サーバ2b,2cに対しても同様に行われ、各被監視サ
ーバ2b、2cの監視PCテーブル22にも、監視PC
1aのIPアドレスが同様に登録される。
【0030】また、例えば、図16に示す監視PC1b
が被監視サーバ2b、2c、2dを監視対象とした場
合、同様に監視開始処理が行われ、最終的に、図16に
示す監視システム全体の監視PC1a,1b,…1m,
被監視サーバ2a,2b,2c,2d,…2n−1,2
nに監視開始処理が行われる。
【0031】このようにして、各監視PC1a,1b,
…1mの被監視サーバテーブル12に登録されている被
監視サーバ名と、各被監視サーバ2a,2b,2c,2
d,…2n−1,2nの監視PCテーブル22に登録さ
れている監視PC1a,1b,…1mのIPアドレスと
の対応関係が全て一致し、この監視システムにおける監
視関係の整合性が全て確立したことになる。このように
監視関係の整合性を確立することにより、監視PCが監
視対象としている被監視サーバより、漏れなく正しく、
障害発生時の通報を受けられる体制が整ったことにな
る。
【0032】図5は監視PCが被監視サーバの監視を終
了するときの処理を示すフローチャートである。ここで
は、監視PC1aが被監視サーバ2aの監視を終了する
場合を示す。ステップST31において、監視PC1a
のオペレータの指示により監視登録削除手段15が起動
される。ステップST32において、監視登録削除手段
15は、HOSTSファイルより、被監視サーバ2aの
IPアドレスを取得する。
【0033】ステップST33において、監視登録削除
手段15は、被監視サーバ2aのIPアドレスを宛先と
し、監視PC1a自身のIPアドレスを付記し、被監視
サーバ2aに監視登録削除要求を送信する。ステップS
T34において、被監視サーバ2aの監視登録削除要求
受信手段25が、監視登録削除手段15からの監視登録
削除要求を受信し、監視PCテーブル22に監視PC1
aのIPアドレスが登録されているかを確認する。登録
されていない場合は、ステップST35において、受信
した監視登録削除要求を無視する。また、登録されてい
る場合は、ステップST36において、揮発性のRAM
上の監視PCテーブル22から監視PC1aのIPアド
レスを削除する。
【0034】上記ステップST32〜ST36までの処
理は、監視登録削除要求を行う全ての監視PCと削除対
象となる全ての被監視サーバに対して行われ、監視シス
テムにおける監視関係の整合性が維持される。
【0035】図6は監視PCが定期的に被監視サーバの
監視を登録するときの処理を示すフローチャートであ
る。ここでは、監視PC1aが被監視サーバ2aの監視
を定期的に登録する場合を示す。ステップST41にお
いて、定期監視登録手段13は定期的に監視登録手段1
1を起動させる。ステップST42において、監視登録
手段11は、被監視サーバテーブル12を参照して、監
視対象の被監視サーバ2aのサーバ名を抽出し、HOS
TSファイルより、被監視サーバ2aのIPアドレスを
取得する。ステップST43において、監視登録手段1
1は、被監視サーバ2aのIPアドレスを宛先とし、監
視PC1a自身のIPアドレスを付記し、被監視サーバ
2aに監視登録要求を送信する。
【0036】ステップST44において、被監視サーバ
2aが起動されていなかったり、リブートが完了してい
ない場合は、ステップST45において、送信された監
視登録要求は破棄され、ステップST41に戻って次の
定期的な監視登録手段11の起動を待つ。一方、ステッ
プST44において、被監視サーバ2aが起動状態にな
っていたり、リブートが完了状態になっている場合は、
監視登録要求受信手段21は要求送信された監視登録要
求を受信し、ステップST46において、監視登録要求
受信手段21は、監視登録要求を送信した監視PC1a
のIPアドレスが監視PCテーブル22に登録済みであ
るかを確認する。
【0037】上記ステップST46において、監視PC
1aのIPアドレスが監視PCテーブル22に登録済み
である場合、ステップST47において、監視登録要求
受信手段21は、受信した監視登録要求を無視し、ステ
ップST49で監視状態となる。一方、監視開始時の初
めての監視登録要求などで監視PC1aのIPアドレス
が監視PCテーブル22に登録されていない場合、ステ
ップST48において、監視登録要求受信手段21は、
監視登録要求を送信した監視PC1aのIPアドレスを
監視PCテーブル22に登録し、ステップST49で監
視状態となる。
【0038】上記ステップST41〜ST49までの処
理は定期的に繰り返される。以上のような処理を繰り返
すことにより、図4に示す処理を行い監視関係の整合性
を確立した後に、何らかの原因で監視システムの監視関
係の整合性が崩壊した場合でも、短時間のうちに監視シ
ステムの監視関係の整合性を回復することができる。
【0039】図7は監視状態で被監視サーバに障害が発
生した場合の処理を示すフローチャートである。ここで
は、被監視サーバ2aで発生した障害を監視PC1aに
通報する場合を示す。ステップST51において、被監
視サーバ2aで障害が発生すると、ステップST52に
おいて、被監視サーバ2aの障害監視手段23は発生し
た障害を検出し、障害通報手段24に、発生した障害を
監視PCに送信するよう依頼する。ステップST53に
おいて、障害通報手段24は監視PCテーブル22を参
照して監視PC1aのIPアドレスを抽出し、発生した
障害を監視PC1aに通報する。
【0040】ステップST54において、監視PC1a
の通報受信手段14は通報を受信し、ステップST55
において、通報正当性判定手段16は、被監視サーバテ
ーブル12を参照して、通報してきた被監視サーバ2a
が監視対象の被監視サーバであるかを判定する。監視対
象の被監視サーバである場合、ステップST56におい
て、通報された障害を表示装置(図示せず)等に表示す
ることにより、オペレータに通知する。
【0041】ステップST55の判定の結果、監視対象
の被監視サーバでない場合、ステップST57におい
て、通報正当性判定手段16により起動された監視登録
削除手段15が、障害を通報してきた被監視サーバ2a
に、監視登録削除要求を送信する。ステップST58に
おいて、被監視サーバ2aの監視登録削除要求受信手段
25は、監視登録削除要求を受信し、監視PCテーブル
22に登録されている監視PC1aのIPアドレスを削
除する。
【0042】上記ステップST53〜ST58までの処
理は、被監視サーバ2aを監視している全ての監視PC
に対して行われる。以上の処理を行うことにより、監視
対象の被監視サーバで発生した障害を監視PCに正しく
通報できると共に、監視システムの監視関係の整合性が
崩れ、監視対象でない被監視サーバからの障害通知を受
信した場合、被監視サーバに登録されている監視PCの
IPアドレスを削除することにより、監視システムの監
視関係の整合性を回復することができる。
【0043】図3に示す監視対象の被監視サーバを登録
する処理は、図16に示す監視システムに、新規に監視
PCを追加する場合にも適用できる。すなわち、監視対
象の被監視サーバを特定し、被監視サーバの監視分担を
見直した上で、上記ステップST11の処理を行うこと
により、従来設置されていた監視PCと同様に監視が行
える。また、逆に、設置されていた監視PCを図16に
示す監視システムより取り外す場合でも、被監視サーバ
の監視分担を見直した上で、上記ステップST11の処
理を行えば良い。このように、監視PCの追加、削除に
柔軟に対応できる。
【0044】以上のように、この実施の形態1によれ
ば、監視PCが監視を始める前は、監視PC側のみに監
視対象の被監視サーバの登録を行い、被監視サーバ側で
は監視PCの登録を行わず、監視PCから被監視サーバ
への監視登録要求を、監視開始時だけでなく、その後も
定期的に行うことにより、被監視サーバの稼働確認を行
うことなく、監視関係の整合性を確立することができる
という効果が得られる。
【0045】また、監視PCが監視を終了するときは、
監視PCが被監視サーバに登録削除要求を出し、被監視
サーバが監視PCの登録を削除することにより、監視関
係の整合性を維持することができるという効果が得られ
る。
【0046】さらに、監視PCから被監視サーバへの監
視登録要求を、定期的に行うことにより、監視関係の整
合性の確立後に、通信手段の障害や被監視サーバのハン
グや異常ダウンが発生して監視関係の整合性が崩壊して
も、短時間のうちに監視関係の整合性を回復できるとい
う効果が得られる。
【0047】さらに、監視PCが監視対象でない被監視
サーバからの障害通報を受信した場合、監視登録削除要
求を行い、被監視サーバ側で監視PCの登録を削除する
ことにより、監視関係の整合性を回復できるという効果
が得られる。
【0048】さらに、監視PCが監視を始める前に、監
視PC側のみに監視対象の被監視サーバの登録を行うこ
とにより、監視システムにおける監視PCの追加、削除
に柔軟に対応できるという効果が得られる。
【0049】実施の形態2.この実施の形態における監
視システムの構成は、従来の図16に示す構成と同一で
あり、監視PC及び被監視サーバの構成は、実施の形態
1の図1に示す構成と同一である。実施の形態1では、
定期的に監視登録要求を行うことにより、監視関係の整
合性の確立、維持、回復をはかっている。しかし、被監
視サーバが一度監視サーバの登録をした後の定期的な監
視登録要求は、被監視サーバが停止するまで冗長な処理
となり、通信トラフィックを増大させてしまう。この実
施の形態は、この通信トラフィックの増大を解消するも
のである。
【0050】次に動作について説明する。図8は実施の
形態2による監視PCが定期的に被監視サーバの監視を
登録するときの処理を示すフローチャートである。ま
た、図9は実施の形態2による被監視サーバテーブルの
内容を示す図であり、監視対象の被監視サーバ名と、そ
の被監視サーバが監視登録要求を受理したことを示すフ
ラグが記載されている。このフラグの欄には、被監視サ
ーバが監視登録要求を受理していない場合は「0」、監
視登録要求を受理している場合は「1」が記載される。
ここでは、監視PC1aが被監視サーバ2aに定期的に
監視登録要求を行う場合を示す。
【0051】ステップST61において、定期監視登録
手段13は、定期的に監視登録手段11を起動させる。
ステップST62において、監視登録手段11は、被監
視サーバテーブル12を参照して、定期監視登録対象の
被監視サーバ1aのフラグがセットされているかを確認
し、フラグが「1」で、既に被監視サーバ1aが監視登
録要求を受理している場合は、ステップST63におい
て、監視登録手段11は監視登録要求を中止する。
【0052】また、上記ステップST62で、フラグが
「0」で、まだ被監視サーバ1aが監視登録要求を受理
していない場合は、ステップST64において、監視登
録手段11は、監視対象の被監視サーバ2aのサーバ名
を抽出し、HOSTSファイルより、被監視サーバ2a
のIPアドレスを取得する。ステップST65におい
て、監視登録手段11は、被監視サーバ2aのIPアド
レスを宛先とし、監視PC1a自身のIPアドレスを付
記し、被監視サーバ2aに監視登録要求を送信する。
【0053】ステップST66において、監視登録要求
受信手段21から監視登録要求を受信したことを示すA
CK(確認応答)信号が返信され、監視登録手段11
は、そのACK信号を受信したかを確認する。ACK信
号を受信していない場合は、ステップST61に戻り、
定期的な監視登録処理を繰り返す。
【0054】また、ステップST66で、ACK信号を
受信した場合には、ステップST67において、監視登
録手段11は、被監視サーバ2aへの監視登録要求は正
常に受信されたものと判断し、図9に示すように、被監
視サーバテーブル12における被監視サーバ2aのフラ
グを「1」にセットする。そしてステップST61に戻
り、次の定期的な監視登録処理を行うが、ステップST
62において、今度はフラグが「1」にセットされてい
るので、ステップST63で被監視サーバ2aに対する
監視登録要求が中止される。
【0055】図10は被監視サーバが停止する場合の監
視PC側の処理を示すフローチャートである。被監視サ
ーバ2aが停止する場合に、障害通報手段24は、停止
通知を監視PC1aに送信し、ステップST71におい
て、監視PC1aの通報受信手段14は、被監視サーバ
2aが停止する場合に、障害通報手段24から送信され
た停止通知を受信する。
【0056】ステップST72において、監視登録手段
11は、通報受信手段14からの停止通知により、被監
視サーバテーブル12に記載されている被監視サーバ2
aのフラグを「0」にリセットする。そして図8に示す
定期監視登録処理を行った場合、ステップST62でフ
ラグが「1」にセットされていないので、ステップST
65において、監視登録要求が送信されることにより、
被監視サーバ2aが再起動した後、監視関係の整合性を
回復することができる。
【0057】以上のように、この実施の形態2によれ
ば、被監視サーバは監視登録要求を受信すると、ACK
信号を返信し、監視PCは、受信したACK信号により
被監視サーバテーブルのフラグをセットし、定期的な監
視登録要求を行うときは、そのフラグを確認してから監
視登録要求を送信するので、冗長な処理を繰り返すこと
なく、通信トラフィックの増大を解消することができる
という効果が得られる。
【0058】また、被監視サーバが停止した場合に、被
監視サーバからの停止通知により、被監視サーバテーブ
ルのフラグをリセットし、次の定期的な監視登録要求を
送信することにより、被監視サーバが再起動した後、監
視関係の整合性を回復することができるという効果が得
られる。
【0059】実施の形態3.この実施の形態における監
視システムの構成は、従来の図16に示す構成と同一で
あり、監視PC及び被監視サーバの構成は、実施の形態
1の図1に示す構成と同一である。この実施の形態は、
通信トラフィックの増大を軽減するものである。
【0060】次に動作について説明する。図11は実施
の形態3による監視PCが定期的に被監視サーバの監視
を登録するときの処理を示すフローチャートである。ま
た、図12は実施の形態3による被監視サーバテーブル
の内容を示す図であり、監視対象の被監視サーバ名の他
に、定期的な監視登録要求を行う時間間隔が記載されて
いる。定期的監視登録の処理を開始する前は、この時間
間隔の欄には、初期値として例えば「600秒」が記載
されている。ここでは、監視PC1aが被監視サーバ2
aに定期的に監視登録要求を行う場合を示す。
【0061】ステップST81において、定期監視登録
手段13は、定期的に監視登録手段11を起動させる。
ステップST82において、監視登録手段11は、被監
視サーバテーブル12における時間間隔の欄を参照し
て、被監視サーバ2aの現在の時間間隔が「0秒」にな
っているかを確認する。そして、「0秒」になっていな
い場合は、ステップST83において、600秒経過後
に、現在の時間間隔から初期値の「600秒」を引いて
ステップST81に戻る。ステップST82で、現在の
時間間隔が「0秒」になっている場合は、ステップST
84において、現在の時間間隔を初期値の「600秒」
に戻す。
【0062】ステップST85において、監視登録手段
11は、被監視サーバテーブル12を参照し、監視対象
の被監視サーバ2aのサーバ名を抽出し、HOSTSフ
ァイルより、被監視サーバ2aのIPアドレスを取得す
る。ステップST86において、監視登録手段11は、
被監視サーバ2aのIPアドレスを宛先とし、監視PC
1a自身のIPアドレスを付記し、被監視サーバ2aに
監視登録要求を送信する。
【0063】ステップST87において、監視登録要求
受信手段21から監視登録要求を受信したことを示すA
CK(確認応答)信号が返信され、監視登録手段11
は、そのACK信号を受信したかを確認する。ACK信
号を受信していない場合は、ステップST81に戻り、
定期的な監視登録処理を繰り返す。
【0064】ステップST87で、ACK信号を受信し
た場合は、ステップST88において、監視登録手段1
1は、被監視サーバテーブル12における被監視サーバ
2aの時間間隔を、例えば初期値の6倍の「3600
秒」に延長し、ステップST81に戻って、定期的な監
視登録処理を繰り返す。
【0065】しかし、時間間隔を「3600秒」と大き
くしてあるために、ステップST82,ST83のルー
チンの処理を6回繰り返してから、ステップST86に
おける被監視サーバ2aに対する監視登録要求を送信す
る。このように、監視登録要求を送信してACK信号を
受信した場合、時間間隔を大きくし、定期的な監視登録
要求の送信を間引くことにより、通信トラフィックの増
大を軽減することができる。
【0066】図13は通信手段の障害や被監視サーバの
ハングや異常ダウンが発生したときの処理を示すフロー
チャートである。ステップST91において、監視PC
1aの監視登録手段11は、被監視サーバ2aに監視登
録要求を送信し、ステップST92において、被監視サ
ーバ2aからのACK信号を受信したかを確認し、受信
した場合は、ステップST91に戻る。
【0067】ステップST92で、ACK信号を受信し
ない場合、監視登録手段11は、被監視サーバ2aから
停止通知を受信しているかを確認し、受信している場合
は、ステップST91に戻る。受信していない場合は、
ステップST94において、通信手段6の障害や被監視
サーバ2aのハングや異常ダウンが発生した可能性があ
るものと見なして、監視PC1aのオペレータに通知す
る。
【0068】この実施の形態では、監視PC1aが一度
監視登録をした後でも、ある程度、時間間隔の長い定期
的な監視登録要求を行うことにより、その後に発生した
通信手段6の障害や被監視サーバ2aのハングや異常ダ
ウンに気づくことができる。実施の形態2では、一度フ
ラグをセットすると、以後の定期的な監視登録要求を行
わないので、上記障害や異常に気づくことができない
が、この実施の形態では、この点の改善を図っている。
【0069】以上のように、この実施の形態3によれ
ば、被監視サーバは監視登録要求を受信すると、ACK
信号を返信し、監視PCは、受信したACK信号により
被監視サーバテーブルの時間間隔を延長することによ
り、定期的な監視登録要求を行う時間間隔が長くなり、
通信トラフィックの増大を軽減することができるという
効果が得られる。
【0070】また、この実施の形態3によれば、一度監
視登録をした後でも、ある程度、時間間隔の長い定期的
な監視登録要求を行うことにより、通信手段の障害や被
監視サーバのハングや異常ダウンが発生しても、気づく
ことができるという効果が得られる。
【0071】実施の形態4.この実施の形態における監
視システムの構成は、従来の図16に示す構成と同一で
あり、監視PC及び被監視サーバの構成は、実施の形態
1の図1に示す構成と同一である。この実施の形態も、
実施の形態3と同様に、通信トラフィックの増大を軽減
するものである。
【0072】次に動作について説明する。図14は実施
の形態4による監視PCが定期的に被監視サーバの監視
を登録するときの処理を示すフローチャートである。ま
た、図15は実施の形態4による被監視サーバテーブル
の内容を示す図であり、監視対象の被監視サーバ名の他
に、カウンタ値が記載されている。このカウンタ値の欄
には、初期値として例えば「1」が記載されている。こ
こでは、監視PC1aが被監視サーバ2aに定期的に監
視登録要求を行う場合を示す。
【0073】ステップST101において、定期監視登
録手段13は、定期的に監視登録手段11を起動させ
る。ステップST102において、監視登録手段11
は、被監視サーバテーブル12におけるカウンタ値の欄
を参照して、被監視サーバ2aの現在のカウンタ値が予
め決められた値の例えば「0」になっているかを確認
し、「0」になっていない場合は、ステップST103
において、現在のカウンタ値から初期値の「1」を引い
てステップST101に戻る。ステップST102にお
いて、現在のカウンタ値が「0」になっている場合は、
ステップST104において、カウンタ値を初期値の
「1」に戻す。
【0074】ステップST105において、監視登録手
段11は、被監視サーバテーブル12を参照し、被監視
サーバ2aのサーバ名を抽出し、HOSTSファイルよ
り、被監視サーバ2aのIPアドレスを取得する。ステ
ップST106において、監視登録手段11は、被監視
サーバ2aのIPアドレスを宛先とし、監視PC1a自
身のIPアドレスを付記し、被監視サーバ2aに監視登
録要求を送信する。
【0075】ステップST107において、監視登録要
求受信手段21から監視登録要求を受信したことを示す
ACK(確認応答)信号が返信され、監視登録手段11
は、そのACK信号を受信したかを確認する。ACK信
号を受信していない場合は、ステップST101に戻
り、定期的な監視登録処理を繰り返す。
【0076】ステップST107で、ACK信号を受信
した場合は、ステップST108において、監視登録手
段11が、被監視サーバテーブル12における被監視サ
ーバ2aのカウンタ値を例えば「5」に大きくし、ステ
ップST101に戻り、定期的な監視登録処理を繰り返
す。
【0077】しかし、現在のカウンタ値を「5」と大き
くしてあるために、ステップST102,ST103の
ルーチンの処理を5回繰り返してから、ステップST1
06における監視サーバ2aに対する監視登録要求を送
信する。このように、監視登録要求を送信してACK信
号を受信した場合、カウンタ値を大きくし、定期的な監
視登録要求の送信を間引くことにより、通信トラフィッ
クの増大を軽減することができる。
【0078】この実施の形態でも、実施の形態3と同様
に、図13に示すように、監視PCが一度監視登録をし
た後でも、ある程度、時間間隔の長い定期的な監視登録
要求を行うことにより、その後に発生した通信手段の障
害や被監視サーバのハングや異常ダウンに気づくことが
できる。
【0079】以上のように、この実施の形態4によれ
ば、被監視サーバは監視登録要求を受信すると、ACK
信号を返信し、監視PCは、受信したACK信号により
被監視サーバテーブルのカウンタ値を大きくすることに
より、定期的な監視登録要求を行う間隔が長くなり、通
信トラフィックの増大を軽減することができるという効
果が得られる。
【0080】また、この実施の形態4によれば、一度監
視登録をした後でも、ある程度、時間間隔の長い定期的
な監視登録要求を行うことにより、通信手段の障害や被
監視サーバのハングや異常ダウンが発生しても、気づく
ことができるという効果が得られる。
【0081
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、監視
PCから被監視サーバへの監視登録要求を定期的に行う
ことにより、被監視サーバの稼働確認を行うことなく、
監視関係の整合性を確立することができると共に、監視
関係の整合性の確立後に、通信手段の障害や被監視サー
バのハングや異常ダウンが発生して監視関係の整合性が
崩壊しても、短時間のうちに監視関係の整合性を回復で
きるという効果がある。また、監視PCが監視を終了す
るときは、監視PCが被監視サーバに監視登録削除要求
を出し、被監視サーバが監視PCの登録を削除すること
により、監視関係の整合性を維持することができるとい
う効果がある。
【0082】この発明によれば、監視PCが監視対象で
ない被監視サーバからの障害通報を受信した場合、監視
登録削除要求を行い、被監視サーバ側で監視PCの登録
を削除することにより、監視関係の整合性を回復できる
という効果がある。
【0083】この発明によれば、被監視サーバテーブル
に、被監視サーバが監視登録要求を受信したときにセッ
トするフラグを記載し、定期的に監視登録手段を起動し
たときに、そのフラグがセットされている被監視サーバ
に、監視登録要求を送信しないことにより、冗長な処理
を繰り返すことなく、通信トラフィックの増大を解消す
ることができるという効果がある。
【0084】この発明によれば、被監視サーバが停止し
たときに、被監視サーバからの停止通知により、被監視
サーバテーブルのフラグをにリセットし、次の定期的な
監視登録要求を送信することにより、監視関係の整合性
を回復することができるという効果がある。
【0085】この発明によれば、被監視サーバテーブル
に監視PCが監視登録要求を送信する時間間隔を記載
し、監視登録手段が、監視登録受信手段からの受信確認
応答を受信したときに、被監視サーバテーブルの時間間
隔を延長した時間間隔に変更し、定期監視登録手段が、
定期的に監視登録手段を起動したときに、監視登録手段
が延長した時間間隔に基づき、監視登録要求を送信する
ことにより、通信トラフィックの増大を軽減することが
できると共に、一度監視登録をした後でも、ある程度長
い間隔で定期的な監視登録要求を行うことにより、通信
手段の障害や被監視サーバのハングや異常ダウンが発生
しても、気づくことができるという効果がある。
【0086】この発明によれば、被監視サーバテーブル
に定期監視登録要求手段が定期的に監視登録手段を起動
するたびに減算する所定のカウンタ値を記載し、監視登
録手段が、監視登録受信手段からの受信確認応答を受信
したときに、被監視サーバテーブルの所定のカウンタ値
を大きなカウンタ値に変更し、定期監視登録手段が、定
期的に監視登録手段を起動したときに、監視登録手段が
大きなカウンタ値から減算することにより、通信トラフ
ィックの増大を軽減することができると共に、一度監視
登録をした後でも、ある程度長い間隔で定期的な監視登
録要求を行うことにより、通信手段の障害や被監視サー
バのハングや異常ダウンが発生しても、気づくことがで
きるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1から実施の形態4に
よる監視PC及び被監視サーバの構成を示す図である。
【図2】 この発明の実施の形態1による被監視サーバ
テーブルの内容を示す図である。
【図3】 この発明の実施の形態1による監視PCが監
視を始める前に監視対象の被監視サーバを登録する処理
を示す図である。
【図4】 この発明の実施の形態1による監視PCが被
監視サーバの監視を開始するときの処理を示すフローチ
ャートである。
【図5】 この発明の実施の形態1による監視PCが被
監視サーバの監視を終了するときの処理を示すフローチ
ャートである。
【図6】 この発明の実施の形態1による監視PCが定
期的に被監視サーバの監視を登録するときの処理を示す
フローチャートである。
【図7】 この発明の実施の形態1による監視状態で被
監視サーバに障害が発生した場合の処理を示すフローチ
ャートである。
【図8】 この発明の実施の形態2による監視PCが定
期的に被監視サーバの監視を登録するときの処理を示す
フローチャートである。
【図9】 この発明の実施の形態2による被監視サーバ
テーブルの内容を示す図である。
【図10】 この発明の実施の形態2による被監視サー
バが停止するときの処理を示すフローチャートである。
【図11】 この発明の実施の形態3による監視PCが
定期的に被監視サーバの監視を登録するときの処理を示
すフローチャートである。
【図12】 この発明の実施の形態3による被監視サー
バテーブルの内容を示す図である。
【図13】 この発明の実施の形態3,実施の形態4に
よる通信手段の障害や被監視サーバのハングや異常ダウ
ンが発生したときの処理を示すフローチャートである。
【図14】 この発明の実施の形態4による監視PCが
定期的に被監視サーバの監視を登録するときの処理を示
すフローチャートである。
【図15】 この発明の実施の形態4による被監視サー
バテーブルの内容を示す図である。
【図16】 従来の監視システムの構成を示す図であ
る。
【図17】 従来の監視PC及び被監視サーバの構成を
示す図である。
【符号の説明】 1a,1b,…1m 監視PC、2a,2b,2c,2
d,…2n−1,2n被監視サーバ、11 監視登録手
段、12 被監視サーバテーブル、13 定期監視登録
手段、14 通報受信手段、15 監視登録削除手段、
16 通報正当性判定手段、21 監視登録要求受信手
段、22 監視PCテーブル、23障害監視手段、24
障害通報手段、25 監視登録削除要求受信手段。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ネットワークに接続された複数の被監視
    サーバと、上記ネットワークに接続され、上記複数の被
    監視サーバを監視する監視PCを備えた監視システムに
    おいて、 上記監視PCが、 監視対象の上記被監視サーバを登録する被監視サーバテ
    ーブルと、 上記被監視サーバテーブルより監視対象の上記被監視サ
    ーバを抽出し、上記被監視サーバに、監視登録要求を送
    信する監視登録手段と、 定期的に上記監視登録手段を起動する定期監視登録手段
    とを備え、 上記被監視サーバが、 上記監視登録手段より送信された監視登録要求を受信す
    る監視登録要求受信手段と、 上記監視登録要求受信手段により、上記監視登録要求を
    送信した上記監視PCを登録する監視PCテーブルとを
    備えたことを特徴とする監視システム。
  2. 【請求項2】 監視PCが、被監視サーバに監視登録削
    除要求を送信する監視登録削除手段を備え、 上記被監視サーバが、上記監視登録削除要求を受信し、
    監視PCテーブルに登録してある上記監視PCを削除す
    る監視登録削除要求受信手段を備えたことを特徴とする
    請求項1記載の監視システム。
  3. 【請求項3】 監視PCが、 被監視サーバより送信された障害通報を受信する通報受
    信手段と、 被監視サーバテーブルを参照して、上記障害通報を送信
    した被監視サーバが監視対象の被監視サーバであるかを
    判定する通報正当性判定手段と、 上記通報正当性判定手段による判定の結果、上記障害通
    報を送信した被監視サーバが監視対象の被監視サーバで
    ない場合、上記被監視サーバに監視登録削除要求を送信
    する監視登録削除手段とを備え、 上記被監視サーバが、 障害発生を監視する障害監視手段と、 監視PCテーブルを参照し、監視している監視PCを抽
    出して、上記障害監視手段が検出した障害を通報する障
    害通報手段と、 上記監視登録削除要求を受信し、上記監視PCテーブル
    に登録してある上記監視PCを削除する監視登録削除要
    求受信手段とを備えたことを特徴とする請求項1記載の
    監視システム。
  4. 【請求項4】 被監視サーバテーブルに、監視対象の被
    監視サーバを登録すると共に、この被監視サーバが監視
    登録要求を受信したときにセットするフラグを記載し、 定期監視登録手段が定期的に監視登録手段を起動したと
    きに、上記監視登録手段が、上記被監視サーバテーブル
    のフラグがセットされていないときに、監視登録要求を
    送信し、 監視登録要求受信手段が、上記監視登録手段からの監視
    登録要求を受信したときに、受信確認応答を上記監視登
    録手段に送信し、 上記監視登録手段が、上記受信確認応答を受信したとき
    に、上記被監視サーバテーブルのフラグをセットし、 定期監視登録手段が定期的に監視登録手段を起動したと
    きに、上記監視登録手段が、上記被監視サーバテーブル
    におけるフラグがセットされている被監視サーバに、監
    視登録要求を送信しないことを特徴とする請求項1記載
    の監視システム。
  5. 【請求項5】 被監視サーバが停止するときに、障害通
    報手段が通報受信手段に停止通知を送信し、 監視登録手段が、上記通報受信手段が受信した停止通知
    に基づき、被監視サーバテーブルのフラグをリセットす
    ることを特徴とする請求項4記載の監視システム。
  6. 【請求項6】 被監視サーバテーブルに、監視対象の被
    監視サーバを登録すると共に、監視PCが監視登録要求
    を定期的に送信する時間間隔を記載し、 定期監視登録手段が定期的に監視登録手段を起動したと
    きに、上記監視登録手段が、上記被監視サーバテーブル
    に記載された時間間隔に基づき、監視登録要求を送信
    し、 監視登録要求受信手段が、上記監視登録手段からの監視
    登録要求を受信したときに、受信確認応答を上記監視登
    録手段に送信し、 上記監視登録手段が、上記受信確認応答を受信したとき
    に、上記被監視サーバテーブルに記載されている時間間
    隔を、延長した時間間隔に変更し、 定期監視登録手段が定期的に監視登録手段を起動したと
    きに、上記監視登録手段が、上記被監視サーバテーブル
    に記載された延長した時間間隔に基づき、監視登録要求
    を送信することを特徴とする請求項1記載の監視システ
    ム。
  7. 【請求項7】 被監視サーバテーブルに、監視対象の被
    監視サーバを登録すると共に、定期監視登録手段が定期
    的に監視登録手段を起動するたびに、上記監視登録手段
    により減算される所定のカウンタ値を記載し、 定期監視登録手段が定期的に監視登録手段を起動したと
    きに、上記監視登録手段が、上記所定のカウンタ値が予
    め決められた値になったときに監視登録要求を送信し、 監視登録要求受信手段が、上記監視登録手段からの監視
    登録要求を受信したときに、受信確認応答を上記監視登
    録手段に送信し、 上記監視登録手段が、上記受信確認応答を受信したとき
    に、上記被監視サーバテーブルに記載されている所定の
    カウンタ値を、大きなカウンタ値に変更し、 定期監視登録手段が定期的に監視登録手段を起動したと
    きに、上記監視登録手段が、上記被監視サーバテーブル
    に記載された大きなカウンタ値から減算することを特徴
    とする請求項1記載の監視システム。
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