JP2736225B2 - 下糸自動供給装置 - Google Patents

下糸自動供給装置

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JP2736225B2
JP2736225B2 JP10194194A JP10194194A JP2736225B2 JP 2736225 B2 JP2736225 B2 JP 2736225B2 JP 10194194 A JP10194194 A JP 10194194A JP 10194194 A JP10194194 A JP 10194194A JP 2736225 B2 JP2736225 B2 JP 2736225B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ミシンの下糸自動供給
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】上糸と下糸とを使用して縫製を行うミシ
ン、特に高速の縫製作業を行う工業用のミシンにあって
は、下糸を巻回したボビンを頻繁に交換する必要があ
る。一般には、下糸が消費された時にミシンの運転を一
旦停止し、ボビンケースを釜から抜き取った後に、ボビ
ンに下糸を巻回し、この下糸が新たに巻回されたボビン
をボビンケースに収容して該ボビンケースを釜内に装着
する一連の操作を手作業で行っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな人手によるボビンへの下糸の巻回作業及びボビンケ
ースの交換作業は極めて非能率的であり、生産性の低下
の原因となっている。
【0004】そこで、本出願人は、先に出願した特開平
5−192476号公報記載のミシンの下糸供給装置に
おいて上記問題点の解決を図っており、さらにこの問題
の解決を図ると共にボビンの残糸も自動的に除去し得る
装置の提案を、特願平5−203612号明細書におい
て行っている。
【0005】上記装置の基本的構成を示したのが図3で
ある。この装置は、ミシンベッドの下方の底が油溜とな
っている空間内に配されており、ボビンケース着脱位置
A、残糸除去位置B及び下糸巻回位置Cがガイド軸4の
回りに120°間隔に配され、且つ、ボビンケース着脱
位置Aと他の作業位置B、Cは上記ガイド軸4の両端部
側に分かれている。上記ボビンケース着脱位置Aには釜
16が、残糸除去位置Bにはボビン7の残糸を除去する
残糸除去装置2が、下糸巻回位置Cにはボビン7へ下糸
を巻回する下糸巻回装置3が、それぞれ配設されてい
る。
【0006】上記ガイド軸4はメインベースに回転可能
に支持されており、このガイド軸4には、このガイド軸
4に沿って摺動可能、且つガイド軸4と共に回転可能な
回動アーム5が支持されている。この回動アーム5のガ
イド軸4に沿った前進・後退動作は前後進レバー6によ
りなされ、正回転または逆回転動作は図示されない駆動
装置により60°単位になされる。回動アーム5は、中
心から両側に対称的に若干屈折して延びており、各端部
付近には、ボビン7を内蔵するボビンケース8が着脱可
能に支持されている。そして、ボビンケース8を保持・
開放可能なボビンケース把持手段及びこのボビンケース
把持手段をガイド軸4を支点として回動させると共に該
軸方向に摺動可能な回動アーム5よりボビン交換装置1
が構成されている。
【0007】次に、このように構成された装置の動作に
ついて説明する。先ず、回動アーム5の一端にボビンケ
ース8を保持せず、他端に下糸巻回装置3により下糸の
巻かれたボビン7内蔵のボビンケース8を保持し、且
つ、ボビンケース8を保持していない一端がAとBの中
間の位置D(図4参照)に待機している状態から、回動
アーム5を図3における反時計回りに60°回転させる
と共に釜16側に前進させ、ボビンケース着脱位置Aに
ある釜16から残糸のあるボビン内蔵のボビンケース8
を回動アーム5の一端に保持する。
【0008】そうしたら、ボビン交換装置1により釜1
6内に下糸巻回済みのボビン7を装着する。すなわち、
回動アーム5をガイド軸4の後退位置に後退させると共
に180°回転し、前進させて、回動アーム5の他端に
保持され下糸巻回済みのボビン内蔵のボビンケース8を
ボビンケース着脱位置Aの釜16に装着し、回動アーム
5を後退させる。
【0009】そうしたら、回動アーム5を時計方向に6
0°回転させて、回動アーム5の一端に保持している残
糸付きボビン内蔵のボビンケース8を残糸除去位置Bへ
進ませ、そこの残糸除去装置2によってボビン7の残糸
を除去し、そのボビン7は糸のない空ボビンとなる。そ
の後、回動アーム5を反時計方向に120°回転させ、
前進させると、残糸の除去された空ボビン内蔵のボビン
ケース8が下糸巻回位置Cへ進み、そこの下糸巻回装置
3によって空ボビンに下糸が巻回される。
【0010】このように、上記装置にあっては、ボビン
7への下糸の巻回作業及び残糸除去作業並びにボビンケ
ース8の交換作業が自動的に行われるようになってお
り、作業能率及び生産性の向上が図られている。
【0011】しかしながら、上記装置にあっても、以下
の問題点があった。すなわち、上記装置にあっては、ボ
ビンケース8の移動を回動アーム5の回転により行って
いるので、釜16周辺に多大なスペースを必要とし、例
えば図5に示されるような釜16下方が解放されている
ミシン10に適用する場合にあっては問題はないが、図
6に示されるようなベット形状がシリンダ形状のミシン
11や、図7に示されるような釜16の取付方向がミシ
ン10に対して直交しているミシン12等に対しては、
釜16周辺の空間に制約があり、従って当該装置を適用
できないといった問題があった。
【0012】そこで本発明は、釜周辺の空間の制約に拘
らず、ボビンへの下糸の巻回作業及び残糸除去作業並び
にボビンケースの交換作業が自動的になされる下糸自動
供給装置を提供することを第1の目的とする。
【0013】また、本発明は、上記第1の目的に加え
て、ボビンケース交換時におけるミシンの停止時間が極
めて短くされる下糸自動供給装置を提供することを第2
の目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るために、請求項1の下糸自動供給装置は、ボビンを内
部に収容したボビンケースが装着される釜と、ボビンへ
下糸を巻回する下糸巻回装置と、ボビンの残糸を除去す
る残糸除去装置と、を具備し、前記下糸巻回装置におけ
るボビンへ下糸を巻回する下糸巻回位置と前記残糸除去
装置におけるボビンの残糸を除去する残糸除去位置と釜
に対してボビンを着脱するボビン着脱位置とを、略直線
上に配置し、ボビンケースを保持・開放可能、且つ釜に
対向する方向に移動可能なボビンケース把持機構と、こ
のボビンケース把持機構を前記略直線上に往復移動可能
なボビンケース支持腕と、からなるボビン交換装置を備
えた。
【0015】上記第2の目的を達成するために、請求項
2の下糸自動供給装置は、請求項1に加えて、ボビンケ
ース把持機構は、少なくとも2個以上であることを特徴
としている。
【0016】
【作用】このような請求項1における下糸自動供給装置
によれば、ボビンケースはボビンケース支持腕により略
往復直線移動し、適宜ボビンケース把持機構により釜に
対向する方向に移動して、ボビンへの下糸の巻回作業及
び残糸除去作業並びにボビンケースの交換作業が自動的
になされる。このボビンケース支持腕によるボビンケー
スの移動は略直線往復移動であるから、釜周辺の空間の
制約を殆ど受けない。
【0017】このような請求項2における下糸自動供給
装置によれば、請求項1の作用に加えて、例えばボビン
ケース把持機構が1個の場合には、このボビンケース把
持機構により釜内のボビンケースを抜き取り後、そのボ
ビンケースを残糸除去装置に移動して残糸を除去し、そ
の後下糸巻回装置に移動して下糸を巻回し、このボビン
ケースを釜に受け渡す間がミシンの停止時間となるが、
少なくともボビンケース把持機構が2個以上あれば、下
糸巻回装置にて下糸の巻回されたボビンを収容するボビ
ンケースを一方のボビンケース把持機構で装着しておけ
ば、他方のボビンケース把持機構で釜内のボビンケース
を抜き取り後、一方のボビンケース把持機構により保持
されたボビンケースを釜に装着する間がミシンの停止時
間となるので、その停止時間は極めて短い。
【0018】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1に基づいて詳細
に説明する。本実施例の下糸自動供給装置にあっては、
図7に示したミシン12が用いられている。このミシン
12の図における左側方には、先行技術(図3に示され
るもの)で説明したボビン7の残糸を除去する残糸除去
装置2、ボビン7へ下糸を巻回する下糸巻回装置3がそ
れぞれ配設されており、下糸巻回装置3におけるボビン
7へ下糸を巻回する下糸巻回位置Cと残糸除去装置2に
おけるボビン7の残糸を除去する残糸除去位置Bと釜1
6に対してボビン7を着脱するボビン着脱位置Aとは、
釜16に対向する方向(図1の紙面に垂直な方向)から
見て直線上に配置されている。
【0019】上記下糸巻回装置3は、下糸巻回位置Cに
おいて、例えばモータの駆動等により自動的にボビン8
に下糸が巻回可能なものであればどのようなものであっ
ても良く、例えば特開平5−192476号公報の下糸
自動供給装置や本出願人が先に出願した特願平5−12
1960号明細書のミシンのボビン交換装置や特願平5
−116363号明細書のミシンのボビン交換装置に記
載されている下糸巻回装置を始めとして、適宜のものを
採用することができる。
【0020】残糸除去装置2は、残糸除去位置Bにおい
て、例えばボビンに巻かれた糸の先端を挟持または開放
可能とした挟持部材を有し、一軸線を中心に回転して挟
持部材により挟持したボビン糸を自動的に巻取可能とす
るようなものであればどのようなものであっても良く、
例えば本出願人が先に出願した特願平5−203610
号明細書や特願平6−40351号明細書のボビンの残
糸除去装置を始めとして、適宜のものを採用することが
できる。
【0021】ボビン交換装置21は、断面長方形状の長
尺なるボビンケース支持腕22及び、このボビンケース
支持腕22の図における右端部に設けられたボビンケー
ス把持機構23よりその主体が構成されている。
【0022】ボビンケース支持腕22は、図示されない
ガイドにより図における左右方向に摺動自在に支持され
ており、例えばエアーシリンダ等のアクチュエータやモ
ータ等により、当該方向に往復移動可能となっている。
そして、該ボビンケース支持腕22は、上記直線上に配
置された下糸巻回位置C、残糸除去位置B、ボビン着脱
位置Aを通過し得るように配設されている。
【0023】このボビンケース支持腕22の図における
右端部には、ボビンケース8を保持・開放可能なボビン
ケース把持機構23が設けられており、このボビンケー
ス把持機構23は2個のボビンケース把持機構23a,
23bからなる。このボビンケース把持機構23a,2
3bに関しては、例えば特開平5−192476号公報
の下糸自動供給装置や本出願人が先に出願した特願平5
−121960号明細書のミシンのボビン交換装置に記
載されている一対の電磁石吸着ヘッドを始めとして、例
えば本出願人が先に出願した特願平5−116363号
明細書のミシンのボビン交換装置に記載されているレバ
ー爪によるもの等、適宜のものを採用することができ
る。
【0024】上記ボビンケース把持機構23a,23b
は、ボビンケース支持腕22に固定された図示されない
例えばエアーシリンダ等のアクチュエータにより、紙面
垂直方向にそれぞれ移動自在となっている。従って、ボ
ビンケース支持腕22の直線往復移動動作及びボビンケ
ース把持機構23a,23bの紙面垂直方向の適宜な移
動動作により、ボビンケース8は下糸巻回位置C、残糸
除去位置B、ボビン着脱位置Aに対してそれぞれ移動可
能となっている。ボビンケース把持機構23a,23b
の紙面垂直方向の移動動作及びボビンケース8に対する
保持・開放動作はそれぞれ単独に制御される。
【0025】次に、このように構成された下糸自動供給
装置の動作について説明する。図1(a)に示される縫
製中においては、ボビンケース8aは釜16内にあって
縫製に供されている。この時点で、ボビンケース把持機
構23aには、既に下糸巻回装置3にて下糸が巻回され
たボビンを収容するボビンケース8bが保持されてお
り、ボビンケース支持腕22は、その右端部が釜16に
近接する位置にて待機状態にある。
【0026】ここで、釜16内のボビンの交換が必要と
されたら、ミシンを停止して、図1(b)に示されるよ
うに、ボビンケース支持腕22を右方向に移動してボビ
ンケース把持機構23bを釜16に対向させると共に、
該ボビンケース把持機構23bを釜16に向かって前進
させ、釜16内のボビンケース8aを保持させる。この
ボビンケース把持機構23bによるボビンケース8aの
保持がなされたら、このボビンケース把持機構23bを
紙面垂直方向に後退させる。
【0027】次いで、図1(c)に示されるように、ボ
ビンケース支持腕22を左方向に移動してボビンケース
把持機構23aを釜16に対向させると共に、該ボビン
ケース把持機構23aを釜16に向かって前進させ、釜
16内にボビンケース8bを装着する。このボビンケー
ス把持機構23aによる釜16内へのボビンケース8b
の装着がなされたら、該ボビンケース把持機構23aを
紙面垂直方向に後退させる。この図1(b)、(c)に
示される状態がミシンの停止期間となる。
【0028】そして、ミシンの縫製を開始する。これと
並行してボビン交換装置21は以下の動作を行う。すな
わち、図1(d)に示されるように、ボビンケース支持
腕22をさらに左方向に移動してボビンケース把持機構
23bを残糸除去装置2に対向させ、そこの残糸除去装
置2によってボビンケース8a内に収容されたボビンの
残糸を除去し、そのボビンは糸のない空ボビンとなる。
【0029】次いで、図1(e)に示されるように、ボ
ビンケース支持腕22をさらに左方向に移動してボビン
ケース把持機構23bを下糸巻回装置3に対向させると
共に、該ボビンケース把持機構23bを下糸巻回装置3
に向かって前進させる。すると、残糸の除去された空ボ
ビン内蔵のボビンケース8aが下糸巻回装置3へ進み、
そこの下糸巻回装置3によって空ボビンに下糸が巻回さ
れる。
【0030】このようにして、ボビンケース把持機構2
3bに保持されたボビンケース8aのボビンに下糸が巻
回されたら、ボビンケース支持腕21は図1(a)に示
される待機状態に戻り、上記動作が繰り返される。
【0031】このように、本実施例においては、ボビン
7を内部に収容したボビンケース8が装着される釜16
と、ボビンへ下糸を巻回する下糸巻回装置3と、ボビン
の残糸を除去する残糸除去装置2と、を具備し、下糸巻
回装置3におけるボビンへ下糸を巻回する下糸巻回位置
Cと残糸除去装置2におけるボビンの残糸を除去する残
糸除去位置Bと釜16に対してボビンを着脱するボビン
着脱位置Aとを、直線上に配置し、ボビンケース8a,
8bを保持・開放可能、且つ釜16に対向する方向に移
動可能なボビンケース把持機構23a,23bと、この
ボビンケース把持機構23a,23bを前記直線上に往
復移動可能なボビンケース支持腕22と、からなるボビ
ン交換装置21を備えるようにしたので、ボビンケース
8a,8bはボビンケース支持腕22により往復直線移
動し、適宜ボビンケース把持機構23a,23bにより
釜16に対向する方向に移動して、ボビンへの下糸の巻
回作業及び残糸除去作業並びにボビンケース8a,8b
の交換作業が自動的に行われるようになっている。ボビ
ンケース支持腕22によるボビンケース8a,8bの移
動は直線往復移動であるので、釜16周辺の空間の制約
を殆ど受けることがなくなっている。すなわち、釜16
周辺の空間の制約に拘らず、ボビンへの下糸の巻回作業
及び残糸除去作業並びにボビンケース8a,8bの交換
作業を自動的に行うことが可能となっている。
【0032】また、例えばボビンケース把持機構が1個
の場合には、このボビンケース把持機構により釜16内
のボビンケース8aを抜き取り後、そのボビンケース8
aを残糸除去装置2に移動して残糸を除去し、その後下
糸巻回装置3に移動して下糸を巻回し、このボビンケー
ス8aを釜16に受け渡す間がミシンの停止時間となる
が、ボビンケース把持機構を2個以上としているので、
下糸巻回装置3にて下糸の巻回されたボビンを収容する
ボビンケース8bを一方のボビンケース把持機構23a
で装着しておけば、他方のボビンケース把持機構23b
で釜16内のボビンケース8aを抜き取り後、一方のボ
ビンケース把持機構23aにより保持されたボビンケー
ス8bを釜16に装着する間がミシンの停止時間とな
る。従って、ボビンケース交換時におけるミシンの停止
時間を極めて短くすることが可能となっている。
【0033】図2は本発明の他の実施例を示す下糸自動
供給装置の要部の概略正面図である。この実施例にあっ
ては、ボビンケース把持機構23a,23bは平板状の
プレート24の両端部にそれぞれ設けられており、この
プレート24はボビンケース支持腕22の図における右
端部に設けられたピン24aを支点として、例えば図示
されないロータリーソレノイド等により回動できるよう
になっている。上記ボビンケース把持機構23a,23
bは、プレート24に固定された図示されない例えばエ
アーシリンダ等のアクチュエータにより、紙面垂直方向
にそれぞれ移動自在となっている。
【0034】従って、先の実施例で説明した図1(c)
の時になされる動作、すなわちボビンケース把持機構2
3bにより釜16内のボビンケース8aを取り出した後
にボビンケース支持腕22を左方向に移動しボビンケー
ス把持機構23aを釜16に対向させる動作を、上記プ
レート24の回動動作により行い得るようになってい
る。
【0035】このように構成しても、先の実施例と同様
な効果を得ることができるというのはいうまでもない。
【0036】以上本発明者によってなされた発明を実施
例に基づき具体的に説明したが、本発明は上記実施例に
限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で
種々変形可能であるというのはいうまでもなく、例え
ば、上記実施例においては、図7に示したミシン12に
対する適用例が述べられているが、図6に示したミシン
11に対しても勿論適用可能である。この場合には、釜
16の軸方向を図7に示したミシン12と同様にする
か、または釜16はそのままにして上記実施例装置を釜
16の軸方向と直交する方向に沿って配設すれば良い。
【0037】また、上記実施例においては、ボビンケー
ス把持機構を2個としているが、2個に限定されるもの
ではなく、3個以上であっても良い(実際には2の偶数
倍個)。特に、2本針ミシンに対しては4個が効果的で
ある。
【0038】さらにまた、上記実施例においては、下糸
巻回位置Cと残糸除去位置Bとボビン着脱位置Aとを、
釜16に対向する方向から見て直線上に配置し、ボビン
ケース支持腕22をこの直線上に往復移動可能としてい
るが、上記3位置を釜16に対向する方向から見て大き
な円弧上に配置し、ボビンケース支持腕22をこの大き
な円弧上に往復移動させるようにしても、上記実施例と
同様な効果を得ることができるというのはいうまでもな
い。
【0039】
【発明の効果】以上述べたように、請求項1の下糸自動
供給装置によれば、ボビンケースはボビンケース支持腕
により略往復直線移動し、適宜ボビンケース把持機構に
より釜に対向する方向に移動して、ボビンへの下糸の巻
回作業及び残糸除去作業並びにボビンケースの交換作業
が自動的に行われる。このボビンケース支持腕によるボ
ビンケースの移動は略直線往復移動であるので、釜周辺
の空間の制約を殆ど受けることがない。すなわち、釜周
辺の空間の制約に拘らず、ボビンへの下糸の巻回作業及
び残糸除去作業並びにボビンケースの交換作業を自動的
に行うことが可能となる。
【0040】また、請求項2の下糸自動供給装置によれ
ば、請求項1に加えて、例えばボビンケース把持機構が
1個の場合には、このボビンケース把持機構により釜内
のボビンケースを抜き取り後、そのボビンケースを残糸
除去装置に移動して残糸を除去し、その後下糸巻回装置
に移動して下糸を巻回し、このボビンケースを釜に受け
渡す間がミシンの停止時間となるが、少なくともボビン
ケース把持機構が2個以上としているので、下糸巻回装
置にて下糸の巻回されたボビンを収容するボビンケース
を一方のボビンケース把持機構で装着しておけば、他方
のボビンケース把持機構で釜内のボビンケースを抜き取
り後、一方のボビンケース把持機構により保持されたボ
ビンケースを釜に装着する間がミシンの停止時間とな
る。従って、ボビンケース交換時におけるミシンの停止
時間を極めて短くすることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す下糸自動供給装置の動
作を表した各概略正面図である。
【図2】本発明の他の実施例を示す下糸自動供給装置の
要部の概略正面図である。
【図3】先行技術を示す下糸自動供給装置の全体斜視図
である。
【図4】図3の下糸自動供給装置における搬送状態を表
した斜視説明図である。
【図5】図3の下糸自動供給装置が適用可能なミシンの
一例を表した斜視図である。
【図6】図3の下糸自動供給装置が適用できないミシン
の一例を表した斜視図である。
【図7】図3の下糸自動供給装置が適用できないミシン
の他の例を表した斜視図である。
【符号の説明】
2 残糸除去装置 3 下糸巻回装置 7 ボビン 8,8a,8b ボビンケース 16 釜 21 ボビン交換装置 22 ボビンケース支持腕 23a,23b ボビンケース把持機構 A ボビン着脱位置 B 残糸除去位置 C 下糸巻回位置

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボビンを内部に収容したボビンケースが
    装着される釜と、 ボビンへ下糸を巻回する下糸巻回装置と、 ボビンの残糸を除去する残糸除去装置と、を具備し、 前記下糸巻回装置におけるボビンへ下糸を巻回する下糸
    巻回位置と前記残糸除去装置におけるボビンの残糸を除
    去する残糸除去位置と釜に対してボビンを着脱するボビ
    ン着脱位置とを、略直線上に配置し、 ボビンケースを保持・開放可能、且つ釜に対向する方向
    に移動可能なボビンケース把持機構と、 このボビンケース把持機構を前記略直線上に往復移動可
    能なボビンケース支持腕と、からなるボビン交換装置を
    備えた下糸自動供給装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の下糸自動供給装置におい
    て、 ボビンケース把持機構は、少なくとも2個以上であるこ
    とを特徴とする下糸自動供給装置。
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