JP2735476B2 - 自然空冷および強制空冷混載用対流誘導板 - Google Patents

自然空冷および強制空冷混載用対流誘導板

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JP2735476B2
JP2735476B2 JP5311810A JP31181093A JP2735476B2 JP 2735476 B2 JP2735476 B2 JP 2735476B2 JP 5311810 A JP5311810 A JP 5311810A JP 31181093 A JP31181093 A JP 31181093A JP 2735476 B2 JP2735476 B2 JP 2735476B2
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Japan
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air cooling
guide plate
cooling unit
forced air
convection
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定明 松本
人也 仲村
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NIPPON DENKI ENJINIARINGU KK
NEC Corp
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NIPPON DENKI ENJINIARINGU KK
Nippon Electric Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電子装置における対流誘
導板に関し、特に電子装置に自然空冷ユニットと強制空
冷ユニットとが混載される時の対流誘導板の構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の電子装置では、一装置としての機
能を増加させるために実装密度の向上がはかられてお
り、高発熱部に対してはファンによる強制空冷を、また
比較的に低発熱部に対しては自然空冷を適用している。
この場合、図3に示すように、下段に強制空冷ユニット
3を、上段に自然空冷ユニット4を搭載した場合、上段
と下段の間の空気流をしゃ断し、かつ上段ユニットに外
部の冷たい空気を取り込む目的で傾斜した対流誘導板1
1が用いられていた。
【0003】なお、通信機器等では、通常、汎用性を確
保するため、予め必須機能だけを持つ高密度実装ユニッ
トを下段に搭載し、ユーザーに応じて拡張機能を持つ増
設用ユニットを順に上へ搭載してゆく場合が多く、この
場合、下段に強制空冷ユニットを、上段に自然空冷ユニ
ットを実装することになる。また一般に、対流誘導板1
1の機能は、図5に示すように、上下に積み重ねられ且
つ電子パッケージを実装した機能ユニット6a,6bそ
れぞれの前面下部より空気流を取り込んで、電子パッケ
ージを冷却したあと、上部背面へ熱い空気を排出するこ
とにある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この従来の強制空冷ユ
ニットと自然空冷ユニット混載型の電子装置では、下段
に搭載された強制空冷ユニットの下部に置かれたファン
により、冷却のための高速の空気流が生じる。この高速
の空気流がユニットに実装されている電子パッケージを
冷却しながら上部へ達した時点で、対流誘導板の仕切板
下面に当たり、仕切板の傾斜に沿って背面へ排出され
る。
【0005】ところが図3に示すように、この強制空冷
ユニット3の前面カバーには、LED等の表示用やコネ
クタ接続用および電子パッケージ挿抜レバー操作用等の
開口部5がある。また、この強制空冷ユニット3と、そ
の上部に搭載された対流誘導板11との間には、製造
上、組立上および挿抜保守上において不可避なすき間が
ある。さらに図4に示すように、対流誘導板11自体の
製造上の板金接合部のすき間がある。図3に示すよう
に、下部のファン2から発生した空気流が対流誘導板1
1の仕切板下面に達すると、仕切板の抵抗により圧力が
高まることによって、上記に述べた開口部5から前面側
へも、防げられた空気流1gおよびすきまから漏れる空
気流1fとして排出される。
【0006】本来、上段に搭載された自然空冷ユニット
4は、発熱による自然対流が起こり、前面側から外部の
冷たい空気を取り込んでいるが、前述のファン2による
強い空気流1g,1fが図4に示す空気流1cとともに
前面側へ漏れ出し、正常な自然対流を妨げる。その結
果、自然空冷ユニット部では許容を越える温度上昇とな
って冷却能力が著しく低下し、本来の機能を損ない、最
悪の場合には故障や破壊という事態を招くこととなる。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の自然空冷および
強制空冷混載用対流誘導板は、自然空冷ユニットと強制
空冷ユニットとを同一架の中に混載した電子装置にあっ
て自然空冷気流と強制空冷気流とを分離するための対流
誘導板であって、前記対流誘導板は仕切板とステーとか
ら構成されて前記電子装置の背面側に向かって上向きと
なるよう傾斜して設けられ、かつ前記仕切板が前記ステ
ーの下側にもぐり込んで取付けられている。
【0008】
【実施例】次に、本発明について図面を参照して説明す
る。
【0009】図1は本発明の一実施例の対流誘導板を用
いた電子装置の冷却構造を示す斜視図であり、図2は本
実施例の対流誘導板の構造を示す断面図である。
【0010】図1に示すように、電子装置の同一架の下
段に強制空冷ユニット3を、また上段に自然空冷ユニッ
ト4を混載して搭載し、両ユニットの間に本実施例の対
流誘導板1を設け、強制空冷ユニット3の下側には強制
空冷用のファン2がある。自然空気流と強制空気流とを
分離するための対流誘導板1は、図2に示すように、ス
テー1aと仕切板1bとからなっており、ステー1a及
び上下ユニットの空気流を分割する仕切板1bがともに
装置の背面側に向かって上向きとなるよう傾斜してとり
つけられ、ステー1aと仕切板1bの間には多少のすき
まがあり、かつ仕切板1bがステー1aの下側にもぐり
込んだ形の構造となっている。
【0011】以下、このような構造の本実施例の動作に
ついて説明する。図2に示すように、対流誘導板1の作
用により、自然空冷ユニット4には対流誘導板1の前面
開口部から取り込んだ冷い外気を導入する(1e)。ま
た、この対流誘導板1は、強制空冷ユニット3を冷却す
るためのファン2で発生した強い空気流を、仕切板1b
の作用により背面側へ逃がす(1d)。ところが、仕切
板1bがステー1aの下にもぐり込み、なおかつ両者と
も背面側に向かって上向きに傾斜して取り付けられてい
るため、強制空冷ユニット3を通過した空気流の一部
は、ステー1aと仕切板1bのすきまを通り、空気流1
cとなって背面方向へ流れるため、自然空冷ユニット4
の冷却空気の流れ1eを誘引し、流れ1eは本来よりも
速くなる。また、強制空冷ユニット3を通過した流れの
大半は1d方向へ、残りの一部は1c方向へ排出される
ため、前面板などのすきまから前方へ流れる流量は著し
く減少し、空気流1eを乱すことがなく、充分な冷却効
果をあげることができる。また、すきまを利用して空気
流1cを積極的に作るため、ステー1aと仕切板1bの
取付精度は特に必要としなくてもよい。
【0012】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、強制空冷
ユニットと自然空冷ユニットを混載した電子装置におい
て、対流誘導板をステーと仕切板に分け、仕切板がステ
ーの下にもぐり込む構造とすることにより、強制空冷フ
ァンによる空気流が自然空冷ユニットの空気流を乱すこ
とがなく、冷却能率の低下を防ぐことができ、また製造
上でもステーと仕切板の取付精度を必要とせずコスト低
減がはかれるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の対流誘導板を用いた電子装
置の冷却構造を示す斜視図である。
【図2】本発明の一実施例の対流誘導板の構造を示す断
面図である。
【図3】従来の電子装置の冷却構造の断面図である。
【図4】従来の対流誘導板の構造の断面図である。
【図5】対流誘導板を用いた自然対流の空気の流れを説
明する側面図である。
【符号の説明】
1,11 対流誘導板 1a ステー 1b 仕切板 1c ステーと仕切板の間から流れ込む空気流 1d 背面へ流れる空気流 1e 前面からとり込んだ空気流 1f すきまから漏れる空気流 1g 妨げられた空気流 2 ファン 3 強制空冷ユニット 3a 電子パッケージ 4 自然空冷ユニット 5 開口部 6a,6b 機能ユニット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−278896(JP,A) 実開 昭61−196595(JP,U) 実開 昭61−199094(JP,U) 実開 昭55−40544(JP,U) 実開 昭58−89998(JP,U)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自然空冷ユニットと強制空冷ユニットと
    を同一架の中に混載した電子装置にあって自然空冷気流
    と強制空冷気流とを分離するための対流誘導板であっ
    て、前記対流誘導板は仕切板とステーとから構成されて
    前記電子装置の背面側に向かって上向きとなるよう傾斜
    して設けられ、かつ前記仕切板が前記ステーの下側にも
    ぐり込んで取付けられていることを特徴とする自然空冷
    および強制空冷混載用対流誘導板。
JP5311810A 1993-12-13 1993-12-13 自然空冷および強制空冷混載用対流誘導板 Expired - Lifetime JP2735476B2 (ja)

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JPH07162179A JPH07162179A (ja) 1995-06-23
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WO2020008523A1 (ja) * 2018-07-03 2020-01-09 東芝三菱電機産業システム株式会社 電力変換装置、および排気用構造体

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