JPH07147492A - 電子装置の放熱構造 - Google Patents

電子装置の放熱構造

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JPH07147492A
JPH07147492A JP29625993A JP29625993A JPH07147492A JP H07147492 A JPH07147492 A JP H07147492A JP 29625993 A JP29625993 A JP 29625993A JP 29625993 A JP29625993 A JP 29625993A JP H07147492 A JPH07147492 A JP H07147492A
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JP
Japan
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package
air
electronic
flow path
air flow
Prior art date
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Pending
Application number
JP29625993A
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English (en)
Inventor
Shigeki Hirasawa
茂樹 平沢
Norio Nakazato
典生 中里
Yoshifumi Asakawa
喜文 浅川
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】電子回路パッケージ4を収納したユニット5を
組み込んだ電子装置において、ユニット間に対流誘導板
7を設け、ユニットの後方にヒータ10を内蔵した空冷
ダクト9を設け、パッケージに放熱フィン3を有し、そ
の中にパッケージの外部と中央部分を結ぶ空気流路17
を形成する。 【効果】ヒータにより空冷ダクトの煙突作用が促進され
て空気流量が増し、またパッケージの中央部分に冷たい
空気が導入され、パッケージの温度上昇を防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電子部品を搭載した電子
回路パッケージで構成した電子機器や電子装置の装置構
造に係り、特に、自然対流により空気冷却するための冷
却効率の良い放熱構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の電子装置の架実装方式は、特開昭
55−29137 号公報に記載のように、電子部品を搭載した
電子回路パッケージを複数枚並べて箱状のユニットに収
納し、そのユニットを垂直方向に複数段並べて架に組み
込まれ、ユニットとユニットの間に冷却空気を導くため
の対流誘導板を有し、各対流誘導板の出口に空冷ダクト
を有するものであった。
【0003】また、従来の電子回路パッケージに設ける
放熱フィン構造は、特開昭62−71300 号公報に開示のよ
うに垂直方向に延びた平行平板フィンであった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】第一の従来技術は、ま
だ冷却効率が十分でなく、特にパッケージごとの発熱量
が一様でない場合に、高い発熱量のパッケージの温度上
昇が大きくなるという問題があった。
【0005】また、第二の従来技術も、まだ冷却効率が
十分でなく、冷却空気の温度上昇のためにパッケージの
上部の温度上昇が大きくなるという問題があった。
【0006】本発明の目的は、高い発熱量のパッケージ
の全体領域の温度上昇を防止するような冷却構造を提供
することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、空冷ダクトの内部にヒータを設ける。また、パッ
ケージ上の放熱フィンの中に、冷たい空気をパッケージ
の中央部分に導入する空気流路を設けるものである。
【0008】
【作用】空冷ダクトの内部のヒータにより空冷ダクトの
内部を流れる空気を加熱すると空冷ダクトの煙突作用が
促進され空気流量が増す。その結果、高い発熱量のパッ
ケージの周りを流れる冷却空気の流速が増し、パッケー
ジの温度上昇を防止できる。また、パッケージの中央部
分に冷たい空気を導入することにより、パッケージの温
度上昇を防止できる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1から図4によ
り説明する。図1は電子装置の架の垂直断面図を示す。
図2は架の斜視図を示す。図3は電子回路パッケージを
並べたユニットを示す。図4は放熱フィンを有する電子
回路パッケージの斜視図を示す。複数の電子部品1を搭
載した基板2及び放熱フィン3により構成される電子回
路パッケージ4を複数枚並べたユニット5が架6に複数
段に重ねて組み込まれている。重なるユニットとユニッ
トの間には対流誘導板7を有している。ユニット5の上
下面には通風孔8がある。ユニット5の後方には周囲を
密閉され垂直方向に延びる空冷ダクト9が設けられ、内
部にヒータ10が設けられている。架6の正面板11,
天井板12は通風性のあるパンチプレートになってい
る。対流誘導板7の上部に架の外部とパッケージの下部
とを結ぶ空気流路13が形成される。対流誘導板7の下
部にパッケージの上部と空冷ダクト9を結ぶ空気流路1
4が形成される。空冷ダクト9の天井部15には開口が
ある。複数のパッケージ4の発熱量は一様でない。空冷
ダクト9の中のヒータ10の位置は、特に高い発熱量の
パッケージの後方位置になっている。空冷ダクト9とユ
ニット5との空間16は配線領域である。また、高い発
熱量のパッケージ4には放熱フィン3が取り付けられて
いる。放熱フィン3の構造は、垂直方向に延びた平行平
板フィンであり、その中央部分のフィンが切り欠かれ、
そこに斜めに延びた空気流路17が形成されている。空
気流路17はパッケージ前端部とパッケージ中央部とパ
ッケージ上後端部とをつなぐ流路である。発熱量の低い
パッケージには放熱フィンを設ける必要がない。また、
最上段と最下段のユニットの上と下には対流誘導板を設
ける必要がない。
【0010】このように構成された電子装置を動作させ
た時に、電子部品1で発生した熱は電子回路パッケージ
4の基板2や放熱フィン3に伝わり、その周囲の空気を
暖める。暖められた空気は自然対流により垂直方向に流
れ、基板2や放熱フィン3を冷却する。対流誘導板7に
より、矢印18のように、冷たい空気が架の外部からパ
ッケージ4の下部に導かれると共に、矢印19のように
暖まった空気がパッケージ4の上部からユニット5の後
方の空冷ダクト9に導かれる。空冷ダクト9は周囲が密
閉されているため煙突作用で流れを加速し、冷却空気の
流量を増やす。さらに、特に高い発熱量のパッケージの
後方位置にヒータ10が設けられており、流れる空気の
温度を高めて煙突作用がさらに促進され、高い発熱量の
パッケージを流れる冷却空気の流速を増し、パッケージ
の温度上昇を防止する。放熱フィン3を切り欠いて形成
した空気流路17により、冷たい空気が矢印20のよう
にパッケージ4の前端部から中央部分に導かれると共
に、パッケージ4の下部で暖まった空気を矢印21のよ
うにパッケージの中央部分から上後方部に導く。その結
果、パッケージ4の全体領域の温度上昇を防止する。
【0011】本実施例によればヒータの消費電力が全体
の消費電力に比べて大きくせずに、冷却効率を高めるこ
とができる。もし、高い発熱量のパッケージの位置が定
まらなければ、空冷ダクト9の全体にヒータ10を入れ
ても良い。
【0012】本発明の他の実施例を図5に示す。図5は
電子装置の架の斜視図である。ヒータ10を内蔵した空
冷ダクト9を高い発熱量のパッケージに直結して密閉し
たものである。この場合、高い発熱量のパッケージにつ
いて、対流誘導板7とパッケージ4上部の部分も空冷ダ
クト9につなげて密閉するのが良い。
【0013】本発明の他の実施例の放熱フィン構造の正
面図を図6に示す。また、放熱フィン3の構造が重力方
向に対して斜めの方向に延びた平行平板フィンであり、
さらに垂直方向に延びた空気流路17が形成されてい
る。
【0014】本発明の他の実施例の放熱フィン構造の正
面図を図7に示す。また、放熱フィン3の構造が重力方
向に延びた平行平板フィンであり、そこに複数の折れ曲
がった空気流路17が形成されている。空気流路17は
パッケージ下端部とパッケージ中央部とパッケージ上端
部とをつなぐ流路である。
【0015】本発明の他の実施例の放熱フィン構造の正
面図を図8に示す。空気流路17がフィン3の延びる方
向と同じでパッケージ4の下端から中央部分にまで入っ
ている。
【0016】本発明の他の実施例の放熱フィン構造の正
面図を図9に示す。空気流路17の中に仕切板22が設
けられており、冷たい空気と暖まった空気が混ざらない
ようになっている。
【0017】本発明の他の実施例の放熱フィン構造の正
面図を図10に示す。図11は上面図を示す。小さな放
熱フィン3が電子部品1ごとに設けられており、放熱フ
ィン3が基板2にねじ23止めされている。放熱フィン
3の構造が、平行平板フィンだが、パッケージ下部の電
子部品についてフィンの延びる方向が重力方向であり、
パッケージ上部の電子部品についてフィンの延びる方向
が重力方向に対して斜めの方向であり、すべての各放熱
フィン3の下部に冷たい空気を導くようになっている。
小さな放熱フィン3と電子部品1との間には小さな基板
24が存在する。
【0018】空冷ダクトに内蔵するヒータの発熱量を変
えてパッケージの温度上昇を測定した実験結果を表1に
示す。
【0019】
【表1】
【0020】空冷ダクトは一つのパッケージに直結した
内径55mm,高さ500mmの円筒とした。パッケージの
放熱フィン構造として、高さ200mm,幅290mmと
し、垂直方向に延びたアルミ製の平行平板フィンであ
り、高さ24mmのフィンを18枚形成した。温度上昇値
は、流入する外気温度とフィン根元温度との差を示す。
ヒータ発熱量を増すことによりパッケージの温度上昇を
20%も低下できることがわかる。
【0021】パッケージの温度上昇を防止することによ
り、電子部品の信頼性を向上させることができる。
【0022】
【発明の効果】本発明によれば、空冷ダクトに内蔵する
ヒータにより、高い発熱量のパッケージの周囲を流れる
空気流量を増し、パッケージの温度上昇を防止する。ま
た、放熱フィンの中に空気流路により、冷たい空気をパ
ッケージの中央部分に導くためパッケージの温度上昇を
防止する。本発明は、また、可動部がなく信頼性が高
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の電子装置の断面図。
【図2】図1の電子装置の斜視図。
【図3】ユニットの斜視図。
【図4】放熱フィンを有する電子回路パッケージの斜視
図。
【図5】本発明の第二の実施例を示す電子装置の斜視
図。
【図6】本発明の一実施例の放熱フィン構造の正面図。
【図7】本発明の第二の実施例の放熱フィン構造の正面
図。
【図8】本発明の第三の実施例の放熱フィン構造の正面
図。
【図9】本発明の第四の実施例の放熱フィン構造の正面
図。
【図10】本発明の第二の実施例の電子回路パッケージ
の斜視図。
【図11】図10の電子回路パッケージの上面図。
【符号の説明】 1…電子部品、2…基板、3…放熱フィン、4…電子回
路パッケージ、5…ユニット、6…架、7…対流誘導
板、9…空冷ダクト、10…ヒータ、13,14,17
…空気流路、18,19,20,21……空気の流れ、
22…仕切板。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の電子部品を搭載した電子回路パッケ
    ージを収納した箱状のユニットを複数段に重ねて架に組
    み込んだ電子装置において、前記ユニットごとの間に対
    流誘導板を設け、前記ユニットの後方に垂直方向に延び
    る空冷ダクトを設け、前記対流誘導板により外部と前記
    ユニットの下部をつなぐ第一の空気流路が形成され、前
    記対流誘導板により前記ユニットの上部と前記空冷ダク
    トをつなぐ第二の空気流路が形成され、前記空冷ダクト
    の内部にヒータを有することを特徴とする電子装置の放
    熱構造。
  2. 【請求項2】複数の電子部品を搭載した電子回路パッケ
    ージを収納した電子装置において、前記電子回路パッケ
    ージの面方向が垂直であり、前記電子回路パッケージに
    放熱フィンを有し、前記放熱フィンの中に空気流路が形
    成され、前記空気流路が前記電子パッケージ外部と前記
    電子パッケージ中央部とをつなぐ流路であることを特徴
    とする電子装置の放熱構造。
  3. 【請求項3】請求項2において、前記放熱フィンが前記
    電子部品ごとに設けられ、前記放熱フィンが多数の平行
    平板フィンであり、前記平行平板フィンの延びる方向が
    重力方向に対して斜めである電子装置の放熱構造。
JP29625993A 1993-11-26 1993-11-26 電子装置の放熱構造 Pending JPH07147492A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1182915A1 (en) * 2000-08-08 2002-02-27 Lucent Technologies Inc. A method and apparatus to increase convection heat transfer in an electrical system and a method of manufacturing the same
KR100478571B1 (ko) * 1999-10-18 2005-03-28 니혼 앗사쿠단시세이조 가부시키가이샤 커넥터
CN100445898C (zh) * 2003-02-24 2008-12-24 佳能株式会社 成像设备
CN109936967A (zh) * 2017-12-19 2019-06-25 日本电产三协株式会社 电动机控制装置

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