JP2733982B2 - 複写機における複写モード選択装置 - Google Patents

複写機における複写モード選択装置

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JP2733982B2 JP63218900A JP21890088A JP2733982B2 JP 2733982 B2 JP2733982 B2 JP 2733982B2 JP 63218900 A JP63218900 A JP 63218900A JP 21890088 A JP21890088 A JP 21890088A JP 2733982 B2 JP2733982 B2 JP 2733982B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、複写機における各種の複写のモードを選択
するための複写モード選択装置に関する。
〔従来の技術及びその課題〕
近年において複写機は、複写性能の飛躍的な向上とと
もに、拡大や縮小複写、綴じ代作成(綴じ代コピーモー
ド)、偏倍複写(アナモコピーモード)、両面複写(両
面コピーモード)、合成複写(合成コピーモード)、画
像編集複写(エディタコピーモード)など数多くの複写
のモードを選択できるようになり、多機能化が進んでい
る。
これにともなって、複写機の操作パネル上に配置され
る操作キーや表示灯などの数量が増加し、複写のモード
を選択するための操作が煩雑となり、オペレータにかか
る操作のための負担が重くなる傾向にある。
したがって、複写モード選択装置において操作キーや
表示灯などの配置関係は、操作性を左右する重要な問題
となっている。
一方、原稿を原稿台上の露光位置に搬送する原稿搬送
装置と原稿搬送装置原稿を自動的に給送する原稿自動給
紙機構とを装着した複写機で有効なモードの1つに2イ
ン1モードがある。
2イン1モードは、原稿台上に1枚ずつ2枚の原稿を
順次搬送しそれらを隣接させて並べ、2枚の原稿の画像
を1枚の複写紙上に複写するモードであり、例えば2枚
の原稿の画像を原稿の2倍の大きさの1枚の複写機に纏
めて複写するときなどに選択される。
複写機が実行できるモードに2イン1モードが加わる
ことにより、上述のような複写作業を行う場合に、オペ
レータが原稿を原稿台に載置する手間を省くことがで
き、作業効率が格段に向上する。
本発明は、複写機に備わる多種多用の複写のモードの
中から2イン1モードを容易に選択することができ、オ
ペレータにとって使い易い複写モード選択装置を提供す
ることを目的としている。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、上述の課題を解決するため、原稿台上に1
枚ずつ2枚の原稿を順次搬送しそれらを隣接させて並べ
て前記2枚の原稿の画像を1枚の複写紙上に複写する2
イン1モードを選択する2イン1選択手段と、前記2イ
ン1選択手段による2イン1モードの選択に対応した表
示を行う2イン1表示部と、複写する原稿の種類を選択
する原稿選択手段と、前記原稿選択手段により選択する
ことが可能な原稿の種類について、それぞれの原稿の種
類の選択に対応した表示を行う複数の原稿表示部とを備
え、前記原稿表示部と前記2イン1表示部との両方を、
1つの原稿選択区画の中に設け、且つ前記原稿選択区画
の中においては前記原稿表示部及び前記2イン1表示部
のうちの1つのみを選択表示可能としてなる。
本発明において、原稿選択手段は、例えば片面原稿、
両面原稿、ブック原稿、などのような原稿の種類を選択
するものであり、原稿の複写画像を用紙上にどのように
レイアウトするかということを選択するものではない。
また、本発明において、2イン1選択手段と原稿選択
手段とは、実施例に記載するように1つのキーに対応す
るように設けることが可能であり、また当然に個別に設
けることも可能である。
〔作用〕
2イン1モードにおいては、2枚の原稿を順次1枚ず
つ原稿台上に搬送し並べて載置する。
このような2イン1モードが選択されたことを表示す
る2イン1表示部は、選択された原稿の種類を表示する
原稿表示部の設けられた原稿選択区画の中に設けられて
おり、オペレータが複写のモードを選択する際、2イン
1モードは原稿の形態に特徴づけられたモードの1つと
して選択の対象となる。
また、原稿選択区画の中においては、原稿表示部及び
2イン1表示部のうちの1つのみを選択表示可能として
おり、したがって、例えば、画面原稿と2イン1原稿の
ような禁止組み合わせの選択が防止される。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ説明する。
第4図は複写モード選択装置を組み込んだ複写機Aの
概略の構成を示す正面断面図である。
複写機Aには、後述する基本的な電子写真式の複写プ
ロセスに必須の標準装備に加えた付加装備として、両面
コピーモード又は合成コピーモードの実行に必要な中間
トレイユニットBと、原稿を自動的に搬送するADFモー
ドに必要な原稿自動搬送装置(ADF)とが、それぞれ複
写機A本体の中央部と上面とに装着されている。
先ず、基本的な複写プロセスと標準装備について概略
的に説明する。
複写機Aの本体上部の略中央部には感光体ドラム1が
反時計方向に回転可能に支持されており、その周囲に
は、トレーサランプ2、帯電チャージャ3、LEDアレイ
からなる像間イレーサ2a、現像装置6、転写チャージャ
7、分離チャージャ8、ブレード方式のクリーニング装
置9が配設されている。感光体ドラム1は、その表面に
感光体層を設けたもので、帯電チャージャ3を通過する
ことにより均一に帯電され、その後、光学系10から画像
露光を受ける。
光学系10は、原稿ガラス16の下方で原稿像を走査可能
に設置したもので、露光ランプ11と、可動ミラー12a〜
cと、投影レンズ12eと、ミラー12dとから構成されてい
る。露光ランプ11及び可動ミラー12aは、感光体ドラム
1の周速度vに対してv/n(nは複写倍率)の速度で移
動し、可動ミラー12b、cはv/2nの速度で移動するよう
に、図示しないスキャンモータで駆動される。
複写紙収納部は、上段のエレベータ方式の収納部42
と、下段のカセット方式の収納部43とからなり、いずれ
もレール46、47とレール48、49により複写機本体から正
面側に引き出し可能とされている。
各収納部42、43には、複写紙のサイズを検出するため
のサイズセンサー121、122が設けられている。サイズセ
ンサー121、122は、例えば、複写機本体に設けられた複
数のリードスイッチと、サイズに応じてこれらリードス
イッチを選択的に作動させるように各収納部42、43に設
けられた複数の永久磁石とからなる。
収納部42内の複写紙は給紙ローラ18の回転により、収
納部43内の複写紙は給紙ローラ19の回転により、それぞ
れ選択的にいずれか一方が捌きローラ20〜23にて捌かれ
て1枚ずつ給紙され、搬送ローラ29〜31、24〜26、32、
34及び27、28にてタイミングローラ対13まで搬送され
る。
複写紙はタイミングローラ対13で一旦停止された後、
感光体ドラム1上に形成されたトナー画像と同期をとっ
て転写位置に送り出され、転写チャージャ7によってト
ナー画像を転写されると共に、分離チャージャ8によっ
て感光体ドラム1の表面から分離され、搬送ベルト4に
よって定着装置5に送り込まれて定着される。
定着装置5は、ヒータを内蔵した加熱ローラ5aと、加
熱ローラ5aに圧接して回転する加圧ローラ5bとからな
り、複写紙がこれらのローラ5a、bの間を通過すること
によって、トナーが押し潰され且つ複写紙に熱溶着して
定着が行われる。
定着後の複写紙は、搬送ローラ14及び排出ローラ対15
により排出トレイ36上に排出され、転写後の感光体ドラ
ム1は、クリーニング装置9によって残留トナーが除去
され、イレーサランプ2の光照射で残留電荷が除去され
て次回の複写に備える。
以上の標準装備に加えて付加装備として装着された中
間トレイユニットBを用いると、両面コピーモード及び
合成コピーモードの複写を行うことができる。
中間トレイユニットBは、その両端部がレール44、45
によって複写機本体に支持されており、複写機本体から
複写紙の搬送路と直交する方向に引き出し可能とされて
いる。
両面又は合成コピーモードでは、搬送ローラ対14と排
出ローラ対15との間に設けられた複写紙の搬送経路を切
換えるためのレバー41は、同図の実線で示す状態にセッ
トされ、複写紙は一旦、搬送ローラ対35からガイド板37
を通じて中間トレイユニットB内に送り込まれた後、再
給紙される。
即ち、片面に複写された複写紙は、ガイド板37で案内
されて搬送ローラ50、51に搬送される。切換えレバー59
は、軸85を支点として回転自在であり、両面コピーモー
ドでは下方の搬送ローラ50の側(第4図の実線で示す状
態)にセットされている。複写紙は、レバー59の上面で
案内されて送り込まれ、搬送ローラ52〜55で図の左方に
搬送され、反転搬送ローラ56、57と反転ガイド93とで表
裏が反転されて複写済み面を上にして中間トレイ58上に
送り込まれる。そして、整合機構によって中間トレイ58
上で整合され、再給紙ローラ38の反時計回り方向の回転
によって1枚ずつ再給紙される。
また、合成コピーモードでは、切換えレバー59は上方
の搬送ローラ51の側(第4図の鎖線で示す状態)にセッ
トされ、複写紙は搬送ローラ50、51を通過した直後にレ
バー59の下面で案内されて直接に中間トレイ58上に複写
済み面を下にして送り込まれる。そして、整合機構によ
って中間トレイ58上で整合され、両面複写の際と同様に
再給紙ローラ38の反時計回り方向の回転によって1枚ず
つ再給紙される。
再給紙された複写紙は、捌きローラ39、40で捌かれつ
つ、搬送ローラ32〜34を通じてタイミングローラ対13に
まで搬送され、以下通常の複写工程と同様に両面複写又
は合成複写が行われる。
一方、複写機A本体の上面には、原稿を露光位置に搬
送する原稿搬送装置DFと、この原稿搬送装置DFに原稿を
自動的に給送する原稿自動給紙機構ADと、原稿搬送装置
DFから排出される原稿の表裏を反転する原稿反転機構R
とを連設した原稿自動搬送装置(ADF)が設置されてい
る。
このADFが複写機A本体と電気的に接続され、且つ所
定位置に設置されたことが検出されると、ADFと複写機
Aの制御は互いに関連付けられ、複写機Aの動作モード
がADFモードに切換えられる。
ADFモードとは、複写機Aに設けられた後述するプリ
ントキー71がオンされると、複写機Aは待機状態を保っ
たままADFを作動させるモードをいい、ローラ用の給紙
モータ302と搬送ベルト304用の搬送モータ301の動作を
開始させ、原稿トレイ303上に載置された原稿を原稿台
となる原稿ガラス16の上面に沿って送り込み、その先端
が原稿給紙を検出する給紙センサー310を通過してから
所定時間後に所定位置で停止させるとともにADFから複
写機Aへスタート信号が出て複写動作がスタートするも
のであり、その原稿に対する最終の走査が終了すると複
写機AからADFに動作信号が出て、ADFは原稿を排紙トレ
イ306上に排紙する。このとき次の原稿が原稿トレイ303
にあるか否かは原稿センサー311で検出する。
基本的なADFモードは上述のとおりであるが、原稿ト
レイ303に両面原稿がセットされ後述する両面原稿コピ
ーモードが選択されると、原稿反転機構Rも同時に作動
する。即ち、原稿ガラス16上に原稿が搬送ベルト304で
原稿反転機構Rへ搬送されてくると、原稿を排出するか
原稿反転機構Rへ送り込むかを切換える切換えレバー30
7が作動し、原稿は原稿反転機構Rへ送り込まれ、反転
用モータ320で駆動されるベルト321によりその表裏が反
転され、再び、原稿搬送装置DFに送り込まれる。原稿検
出センサー312は、原稿が原稿反転機構Rへ送り込まれ
たことを検出する。また、原稿排出センサー313は、原
稿が排紙トレイ306へ排出されたことを検出する。
第5図は、複写機Aの制御回路を示すブロック図であ
る。
第1CPU201によりデコーダ214を介して制御される入力
バッファ207〜210には後述する操作パネル70に配設され
た操作キーや各部に設けられたセンサーやスイッチが接
続され、また、デコーダ215を介して制御される出力バ
ッファ211〜213には図外のメインモータ、現像モータ、
各種クラッチ、転写チャージャ7、帯電チャージャ3及
び操作パネル70上の各種表示灯を点灯させる表示マトリ
ックス回路218が接続されている。なお、216はデコー
ダ、230は電池バックアップされたRAMである。
この第1CPU201は、通信ライン219を通じて第2CPU202
及び第3CPU203と通信を行う。
第2のCPU202は、光学系10の動作を制御するもので、
スキャンモータ制御回路205、投影レンズ12eを移動させ
る数倍レンズ制御回路206、定位置スイッチ500、及びタ
イミングローラ13を回転させるためのタイミング信号を
発生するタイミングスイッチ501などが接続される。
第3CPU203は、ADFの制御を行うもので、搬送モータ30
1、給紙モータ302、反転用モータ320へ制御信号を出力
し、給紙センサー310、原稿センサー311、原稿検出セン
サー312、原稿排出センサー313からの信号を入力する。
第2図は、複写機Aの操作パネル70の正面図である。
操作パネル70では、操作性を高めるため、各種の操作
キーや表示灯を作用に応じて分類し、分類された各グル
ープ毎にまとめるグループ分け配置が施されている。
同図において、第1操作領域AR1には、複写機Aにお
いて実行できる各種のモードの中で、上述の標準装備の
制御を工夫することにより実現できる第1群のモードを
選択するための操作キーや第1群のモードに対応する表
示灯が配置され、第2操作領域AR2には、付加装備を用
いて実行される第2群のモードを選択するための操作キ
ーや表示灯が配置されている。また、第3操作領域AR3
には、複写動作をスタートさせるためのプリントキー71
とともに各種のモードの複写を行うときの複写条件の設
定手段である操作キー類、例えば7セグメントLEDで構
成され3桁の数値表示が可能な数値表示装置72、それぞ
れ1、2、…9、0の数値に対応するテンキー80〜89、
割込み複写を指定する割込みキー90、クリア・ストップ
キー91、多段に装着されている給紙カセットの複写紙を
サイズによって指定するためのペーパ選択キー92、複写
画像濃度をステップ的に変更し指定するためのアップ及
びダウンキー93、94、給紙カセットの選択を自動(自動
用紙選択モード)又は手動に切換えるオート・マニュア
ルキー95などが配置されている。
なお、第1操作領域AR1と隣接する操作領域EDには、
付加装備となる図外のエディタシート及びペン型入力装
置を装着したときに実行できるエディタコピーモードに
関する設定キーや表示灯などが配置されており、この操
作領域ED及び第1操作領域AD1は、操作を行わない場合
にはスライド式の開閉扉Zで覆い隠すことにより、操作
パネル70を視覚的に簡素化することができるようになっ
ている。
また、同図の右端には、モードや複写条件などのデー
タを記憶しているICカードを用いてモード選択と条件設
定を行う場合のデータ読込みキーICが設置されている。
第3図は、操作パネル70の中の第1操作領域AR1にお
ける配置関係を示す部分拡大図である。
同図に示すように、第1操作領域AR1では、少ない数
の操作キーでより多くの選択を可能とし配線などのハー
ドウェアの簡素化を図るため、マトリックス配列方式が
採用されている。即ち、第1群の各モードに対応する絵
文字又は各モードで指定できる機能を示す文字などが碁
盤目状に配列されており、各列の下端には列指定キー72
1〜726が原則として各列について1個設けられ、各行の
右端にはそれぞれ行指定キー731〜734が設けられてい
る。また、行指定キー731の上方には、行指定キー731〜
734からの入力待ちであることを表示するために、LEDや
豆球などを用いた選択入力表示灯889が設けられてい
る。
これら列指定キー721〜726の中のいずれか1個と行指
定キー731〜734の中のいずれか1個とを押すことにより
第1群の中の1つのモードの選択又は1つのモードでの
機能の特定が行える。
列指定キー721は、上から順に、アナモ偏倍コピーモ
ード、ノンコピーモード、ブックコピーモードに対応す
る絵文字がそれぞれ碁盤の各目に1つずつ描かれた図の
左端の列を指定するもので、列指定キー722は、綴じ代
1コピーモード、綴じ代2コピーモード、枠空けモー
ド、パンチ穴イレースモードの中の1つのモード及び各
モードのマージン値を選択する場合に操作する。綴じ代
2コピーモードは複写紙の両面に複写する場合に好適な
モードであるが標準装備のみで両面複写を行うときには
オペレータが手動で複写紙の表裏を反転する。
また、列指定キー723、724は、それぞれ拡大コピーモ
ード又は縮小コピーモードを選択する操作キーであり、
これらのモードを選択した場合には、行指定キー731〜7
34のいずれかを押下することにより予め設定された4つ
の倍率の中の1つを選択することができる。
なお、列指定キー725、726はともに拡大コピーモード
又は縮小コピーモードでの倍率を任意に選ぶズーム機能
に関係する操作キーであり、倍率の設定手段の選択、及
び倍率の記憶とその読み出し方法の選択を行うときに操
作される。
第1操作領域AR1に配列された絵文字又は表示文字の
左上には、それぞれ丸印で示すようにバックライトであ
るLED851〜870の明りが直接見えるようにしてある。こ
れらLED851〜870は、それぞれに対応するモード又はそ
の機能が操作の対象となっている間は点滅し、操作が終
わると選択されたモードや機能に対応するものが点灯し
他は消灯する(図では消灯の状態を黒丸で表わしてい
る)。
さて、標準モードの1つであるブックコピーモードを
第1操作領域AR1における操作で選択するときの手順を
説明する。
まず、複写機Aの初期状態では、プリントキー71は緑
色に点灯している。いま、列指定キー721を押すと、左
端の列の3個のLED851〜853が緑色に点滅するととも
に、行指定キー731〜734の押下を促すために選択入力表
示灯889が点滅し、プリントキー71が赤色に点灯する。
ブックコピーモードを選択するため行指定キー733を
押すと、点滅していたLED851〜853のうち、ブックコピ
ーモードに対応するLED853のみが緑色に点灯し、他は消
灯する。
以上でブックコピーモードの選択の操作が終了し、プ
リントキー71は再び緑色で点灯する。その後、プリント
キー71をオンするとブックコピーモードの複写が開始さ
れ、上述の第2CPU202で制御されて露光ランプ11の点灯
時間及び走査長が異なる2回の走査が行われる。
第1図は、操作パネル70の中の第2操作領域AR2にお
ける配置関係を示す部分拡大図である。
第2操作領域AR2は、特に大量枚数の複写作業の便宜
を図るために装着される付加装備に関係するモードの選
択、及び付加装備が備える各種機能の選択を行う操作領
域である。
第2操作領域AR2では、原稿の載置から複写後の複写
紙の整頓までの一連の複写作業を自動化し、特に大量枚
数の複写を行う場合の作業効率を高めるための付加装
備、即ちADF、中間トレイユニットB、ソータ(不図
示)、紙処理機構(不図示)を装着したときに実行でき
るモードの選択が行われる。
この第2操作領域AR2では、複写作業の段取りを組む
オペレータの思考の流れに沿うように、選択肢を表す絵
文字の配列が工夫されている。つまり、原稿の形態は
どういうものであり、複写紙面における複写画像のレ
イアウトをどのようにし、複写後の複写紙の仕分け方
法をどのようにし、複写紙の最終処理をどのようにす
る(数枚ずつ綴じたり2つ折りにする)というように段
階を踏んで→→→の順に選択操作を行えるよう
に4つの選択区画、即ち原稿選択区画901、レイアウト
選択区画902、仕分け選択区画903及び紙処理選択区画90
4が左から順に配置されている。
但し、付加装備の装着状況によって操作の対象となる
選択区画が限定される。例えばの仕分け方法の選択に
ついては、付加装備として図外のソータを装着したとき
に、ノンソートモード、ソートモード、グルーピングモ
ードの内の1つの選択が可能となり、また、の最終処
理の選択については、紙処理機構を装着したときに、無
処理モード、ステップル金具で数枚を綴じるステップル
モード、スタンプ印を押すスタンプモード、及びステッ
プルスタンプモードのいずれかの選択が行える。
したがって、本実施例の複写機Aでは、付加装備とし
てソータ及び紙処理機構を装着していないので、仕分け
選択区画903及び紙処理選択区画904は操作の対象外とな
る。
原稿選択区画901には、ADFモードにおける選択肢が集
めて配置されている。しかしながら、上述のようにこの
原稿選択区画901は、原稿の形態の選択領域として捉え
られているので、標準装備で実行できるブックコピーモ
ードでありながら、この区画内においてもブックコピー
モードが選択できるようになっている。
即ち、原稿選択区画901には、選択肢として設けられ
た、片面原稿、両面原稿、ブック原稿、2イン1原稿を
それぞれ示す絵文字が配置され、各絵文字の左上には、
それぞれ丸印で示すようにバックライトであるLED921〜
924の明りが直接見えるようにしてある。各絵文字とと
もにそれぞれの原稿表示部を構成するLED921〜924は、
それぞれに対応する選択肢が原稿選択区画901の下方に
設けられたローテーション式の原稿選択キー911の押下
により選択されたときに点灯する。
2イン1原稿とは、2枚の原稿を隣接させて並べた1
組の原稿を意味するもので、2イン1モードの複写を行
うと、ブックコピーモードの場合とは逆に2つの紙面上
の画像を1つの紙面上に複写することができる。
原稿選択区画901の操作で原稿として片面原稿、両面
原稿又は2イン1原稿を選択したときには、上述のADF
により原稿の自動給紙と搬送や表裏反転が行われるが、
ブック原稿は、ADFを使用しないことが前提となってお
り、後述するように原稿センサー311により原稿トレイ3
03に原稿が有るときにはブックコピーモードの複写は実
行されない。
レイアウト選択区画902では、レイアウト選択キー912
の操作により選択可能な片面コピーモード、両面コピー
モード、合成コピーモードにそれぞれ対応する絵文字と
LED925〜927が配置され、中間トレイユニットBの利用
の仕方が選択される。
次に、第6図〜第23図のフローチャートに基づいて、
複写機Aの制御回路の動作を説明する。
なお、以下のフローチャートにおいて、オンエッジと
は、スイッチ、センサー、又は各種信号などが、オフ状
態からオン状態へ変化したときの状態変化のことをい
い、オフエッジとは、オン状態からオフ状態へ変化した
ときの状態変化のことをいうものとする。
第6図は、第1CPU201の動作を概略的に示すメインフ
ローチャートである。
プログラムがスタートすると、まず、ステップ#1に
おいて、RAM230のクリア、各種レジスタの設定及び複写
機Aを初期状態にするための初期設定が実行され、ステ
ップ#2で、第1CPU201の1ルーチンの処理時間を定め
る内部タイマーがセットされる。
次に、上述の操作パネル70の第2操作領域AR2内の表
示を制御するための原稿選択キー処理(ステップ#
3)、レイアウト選択キー処理(ステップ#4)を実行
し、続いてステップ#5で、第2群のモード設定の処理
を行う。
ステップ#6で、第1群のモード設定の処理を実行し
た後、ステップ#7において、複写動作を行う。
ステップ#8では、複写機Aの動作に必要なその他の
処理を行い、ステップ#9で、他のCPUとの通信を行
う。
これらの処理を行った後、ステップ#10で内部タイマ
ーの待ち合わせを行い、ステップ#2へ戻る。これによ
って1ルーチンの長さが一定に保たれ、電源が投入され
ている間は、ステップ#2〜ステップ#10の処理が繰返
される。
第7図は、上述のステップ#3の原稿選択キー処理ル
ーチンのフローチャートである。
原稿選択キー911が押されると(ステップ#701)、ま
ず、ステップ#702でタイマーTPをセットする。
ADFが装着されているときには(ステップ#703)、LE
D921〜924の点灯状態を順送りに変更する。つまり、原
稿選択キー911が押された時点でLED921が点灯中であれ
ば(ステップ#704)、ステップ#705でLED921を消灯し
LED922を点灯する。LED922が点灯中の場合には(ステッ
プ#706)、LED922に代えてLED923を点灯する。同様にL
ED923が点灯中であれば(ステップ#708)、ステップ#
709でLED924を点灯し、LED924が点灯中であればステッ
プ#710でLED921を点灯する。
一方、ステップ#703でノーのとき、つまりADFが装着
されていない場合には、原稿反転機構Rを用いる原稿反
転及び原稿の搬送を行うことができないので、原稿とし
て両面原稿及び2イン1原稿を選択することができな
い。したがって、この場合には片面原稿、ブック原稿に
それぞれ対応するLED921、923について点灯の切換えが
行われる(ステップ#711、712、713)。
第8図は、上述のステップ#4のレイアウト選択キー
処理ルーチンのフローチャートである。
レイアウト選択キー912が押されると(ステップ#72
1)、まず、ステップ#722で中間トレイユニットBが装
着されているか否かのチェックが行われ、ノーであれ
ば、そのままメインルーチンへリターンする。
中間トレイユニットBが装着されているときには、ス
テップ#723で、タイマーTQのセットを行った後、LED92
5〜927の点灯制御を行う。即ち、LED925が点灯中の場合
には(ステップ#724)、LED925に代えてLED926を点灯
する(ステップ#725)。同様にLED926が点灯中であれ
ば(ステップ#726)、ステップ#727でLED927を点灯
し、LED927が点灯中であればステップ#728でLED925を
点灯する。
第9図は、上述のステップ#5の第2群モード設定ル
ーチンのフローチャートである。
まず、ステップ#751、ステップ#752で、それぞれタ
イマーTP、タイマーTQの待ち合わせを行い、オペレータ
のキー操作による原稿選択又はレイアウト選択が完了す
るのを見計らってから以下のステップ#753〜ステップ
#796を実行する。
ステップ#753〜ステップ#796では、原稿選択キー91
1で選択される4個の選択肢とレイアウト選択キー912で
選択される3個の選択肢とを組み合わせた12種のモード
設定が行われる。
即ち、原稿として片面原稿が選択されている場合(ス
テップ#753)、両面原稿が選択されている場合(ステ
ップ#779)、ブック原稿の場合(ステップ#785)、2
イン1原稿の場合(ステップ#791)のそれぞれについ
てレイアウト選択キー912による選択結果のチェック
(ステップ#754及びステップ#756、ステップ#780及
びステップ#782、ステップ#786及びステップ#788、
ステップ#792及びステップ#794)を実行し、ステップ
#755〜778、ステップ#781〜784、ステップ#787〜79
0、ステップ#793〜796において、12種のモードの中の
1つのモードの設定を行う。例えば、ブック原稿が選択
されている場合(ステップ#785)、ステップ#788で複
写紙の表裏に画像を形成する両面複写が選択されている
と判断されると、ステップ#789でブック・両面コピー
モードの設定が行われ、ステップ#788でノーならば合
成複写が選択されていることになるので、ステップ#79
0でブック・合成コピーモードの設定が行われる。
第10図は、上述のステップ#6の第1群モード設定ル
ーチンの一部を示すフローチャートであり、同図では第
1操作領域AR1の左端列に配置された絵文字に対応する
3種のモードの設定処理が示されている。
ステップ#801で、列指定キー721のオンエッジがチェ
ックされ、イエスのときにはステップ#802でLED851〜8
53及び選択入力表示灯889を点滅させ、ノーのときには
ステップ#803へ移る。
ステップ#803で、LED851〜853及び選択入力表示灯88
9の点滅が確認された後、行指定キー731が押されてアナ
モコピーモードが選択されると(ステップ#811)、ス
テップ#812で、LED851の点灯と、LED852、853及び選択
入力表示灯889の消灯とが行われ、ステップ#813でアナ
モコピーモードの複写動作のための設定が実行される。
行指定キー732が押された場合には(ステップ#81
4)、LED852のみを点灯させ(ステップ#815)、ステッ
プ#816でノンコピーモードの設定を行う。また、行指
定キー733が押された場合には(ステップ#817)、LED8
53のみを点灯させ(ステップ#818)、ステップ#819で
ノンコピーモードの設定を行う。
第11図は、上述のステップ#7の複写動作ルーチンの
フローチャートである。
ステップ#101では、まず、プリントキー71のオンエ
ッジがチェックされる。ステップ#101でイエスであれ
ば、次にステップ#102で、ADFを使用するモードである
か否かの判断が行われて、ADFを使用するモードであっ
て原稿トレイ303に原稿が有るときには(ステップ#10
3)、ステップ#104でADFスタート信号をオンしてステ
ップ#121へ進む。
ADFを使用しないモードのときには、ステップ#105
で、コピー開始フラグを「1」セットし、中間トレイユ
ニットを使用するモードのときには(ステップ#10
6)、裏面コピーフラグが「0」であれば(ステップ#1
07)、ステップ#108で表面コピーフラグを「1」にセ
ットしてステップ#121へ進む。
一方、上述のステップ#101で、ノーの場合には、ス
テップ#109で、ADFを使用するモードであるか否かの判
断が行われて、ADFを使用するモードでなければ、その
ままステップ#121へ移る。ステップ#109でイエスであ
れば、ステップ#110で原稿定位置信号がチェックさ
れ、原稿定位置信号がオンであればステップ#111へ進
む。
ステップ#111では、オート・マニュアルキー95の操
作により自動用紙選択モードが選択されているか否かを
チェックし、ステップ#111でイエスであれば、ステッ
プ#112で自動用紙選択のサブルーチンを実行し、その
結果、サイズ不適合フラグが「1」にセットされなかっ
たときには(ステップ#113)、ステップ#105へ進む。
ステップ#113で、サイズ不適合フラグが「1」のとき
には、ステップ#114で自動用紙選択モードを解除して
ステップ#121へ移る。
ステップ#121では、コピー開始フラグが「1」か否
かを判断し、「1」であればステップ#122でメインモ
ータを駆動する。これにより、感光体ドラム1が回転
し、搬送ローラ35などが駆動可能な状態となる。また、
露光ランプ11、帯電チャージャ3、転写チャージャ7、
現像モータをオンするとともにコピー開始フラグを
「0」にリセットし、給紙系を制御するためのタイマー
TAと光学系10を制御するためのタイマーTBとをセットす
る。
次にステップ#123で、裏面コピーフラグが「0」か
否かを判断し、両面複写か合成写真が選択されて且つ再
給紙が可能な状態でれば、裏面コピーフラグは「1」に
セットされているので、このステップ#123でノーとな
り、ステップ#124で再給紙ローラクラッチをオンし、
中間トレイ58上から1枚の複写紙を再給紙してステップ
#131へ移る。
一方、通常の片面複写であればステップ#123でイエ
スとなり、ステップ#125で第1給紙部が選択されてい
るか否か、ステップ#127で第2給紙部が選択されてい
るか否かを判断し、それぞれステップ#126又はステッ
プ#128で選択された給紙部の給紙ローラクラッチをオ
ンし、1枚の複写紙を給紙してステップ#131へ移る。
ステップ#131で、タイマーTAの終了タイミングが確
認されると、ステップ#132で第1、第2給紙ローラク
ラッチ又は再給紙ローラクラッチをオフする。また、ス
テップ#133で、タイマーTBの終了タイミングが確認さ
れると、ステップ#134でスキャン信号をオンし、光学
系10を第4図ので示す矢印bの方向へスキャンさせる。
次に、ステップ#135で、タイミング信号がオンされ
たか否か、即ち、光学系10のスキャン軌跡上に設けたタ
イミングスイッチ501がオンされてタイミングローラ対1
3から複写紙を送り出すタイミングであるか否かを判断
し、イエスであればステップ#136でタイミングローラ
対13をオンして複写紙を転写部へ送り出すとともに、タ
イマーTCをセットする。そして、ステップ#137でタイ
マーTCの終了のタイミングが確認されると、ステップ#
138で、タイミングローラクラッチ、スキャン信号、露
光ランプ11及び帯電チャージャ3をオフする。
続いて、ステップ#141で、光学系10がスキャン終了
位置から定位置への復帰を開始してリターン信号がオン
されるのを待って、ステップ#142で、所定枚数の複写
が完了したか否かを判断する。ステップ#142でノーで
あればステップ#149で再度コピー開始フラグを「1」
にセットし、イエスであればステップ#143で表面コピ
ーフラグが「1」か否かをチェックする。
表面コピーフラグは、両面複写又は合成複写が実行さ
れるときに「1」にセットされており、ステップ#143
でイエスであれば両面複写又は合成複写を解除するため
にステップ#144で表面コピーフラグを「0」にリセッ
トし、ステップ#145で第2コピーフラグを「1」にセ
ットする。
また、ステップ#143でノーであれば、ステップ#146
で裏面コピーフラグを「0」にリセットした後、複写動
作を終了するためステップ#147で、光学系10が移動開
始位置へ復帰したことを定位置スイッチ500の出力によ
り確認した後、ステップ#148で、現像モータ、転写チ
ャージャ7をオフし、タイマーTDをセットする。
ステップ#150で、タイマーTDの終了が確認される
と、ステップ#151でメインモータをオフし、感光体ド
ラム1の回転駆動を停止させる。
そして、ステップ#152で、それまでの処理結果を出
力してメインルーチンへリターンする。
第12図は、上述のステップ#112の自動用紙選択サブ
ルーチンのフローチャートである。
ステップ#161では、ADFを制御する第3CPU203から送
られてきた原稿サイズデータを一旦Aレジスタに格納す
る。
ステップ#162で、2イン1モードが選択されている
場合(ステップ#162)、Aレジスタの値が、2イン1
原稿として適合するときには(ステップ#163)、次
に、Aレジスタの値によって、給紙口を選択する。適合
しないときには、ステップ#170でサイズ不適合フラグ
を「1」にセットしてリターンする。
Aレジスタの値が上段収納部42の第1給紙口のペーパ
ーサイズに等しければ(ステップ#164)、ステップ#1
65でサイズ不適合フラグを「0」にして第1給紙口を選
択する(ステップ#166)。Aレジスタの値が下段収納
部43の第2給紙口のペーパーサイズに等しければ(ステ
ップ#167)、ステップ#168でサイズ不適合フラグを
「0」にして第1給紙口を選択する(ステップ#16
9)。Aレジスタの値が第1給紙口、第2給紙口のいず
れのペーパサイズとも一致いないときには、ステップ#
170でサイズ不適合フラグを「1」にする。
第13図は、第2CPU202の動作を概略的に示すメインフ
ローチャートである。
ステップ#211で、初期設定を行った後、内部タイマ
ーのセット(ステップ#212)、レンズ制御(ステップ
#213)及びスキャナ制御(ステップ#214)を順次実行
し、ステップ#215で内部タイマーの待ち合わせを行っ
てステップ#212〜ステップ#215を繰り返す。
第1CPU201から割り込み要求があったときには、ステ
ップ#216で、第1CPU201との通信を行う。
第14図は、上述のステップ#214のスキャナ制御ルー
チンのフローチャートである。
操作パネル70の第1操作領域AR1又は第2操作領域AR2
での操作によりブックコピーモードが選択されており
(ステップ#231)、ブックA面スキャン信号がオンで
あれば(ステップ#232)、通常のスキャン制御を行
う。
即ち、スキャナーが移動を開始して定位置スイッチ50
0がオフになると、転写開始のタイミングを定めるため
のタイマーTTのセット(ステップ#234)と、原稿長
(原稿が見開いた本であれば、その片方の頁分の長さ)
と倍率とで定まるスキャン時間を計時するスキャン長タ
イマーをセットする(ステップ#235)。次に、タイマ
ーTTの終了で(ステップ#236)、タイミング信号をオ
ンし(ステップ#237)、ステップ#238でスキャン長タ
イマーの終了が確認されると、スキャン信号をオフして
リターン信号をオンする。
一方、上述のステップ#232でノーであり、ブックB
面スキャン信号がオンのときには(ステップ#241)、
原稿長と倍率とで定まるスキャン時間分のスキャンを行
ってから上述のステップ#234〜ステップ#239と同様の
処理を行う(ステップ#243〜ステップ#248)。但し、
スキャン長タイマーの終了以前にスキャナーがスキャン
上限位置に達すると(ステップ#249)、その時点でス
キャン信号をオフしてリターン信号をオンする(ステッ
プ#248)。
第15図は、第3CPU203の動作を概略的に示すメインフ
ローチャートである。
初期設定(ステップ#301)、内部タイマーのセット
(ステップ#302)を実行した後、ステップ#303で、原
稿として2イン1原稿が選択されているか否かの判断が
行われる。
2イン1原稿以外のものが選択されている場合には、
原稿制御(ステップ#304)、原稿サイズ検出(ステッ
プ#305)が実行され、2イン1原稿が選択されている
場合には、2イン1原稿制御(ステップ#306)、2イ
ン1原稿サイズ検出(ステップ#307)が実行される。
ステップ#308で、その他の処理を行い、ステップ#3
09で内部タイマーの待ち合わせを行ってステップ#302
〜ステップ#309を繰り返すが、第1CPU201から割り込み
要求があったときには、割り込みルーチンのステップ#
311で、第1CPU201との通信を行う。
第16図は、上述のステップ#304の原稿制御ルーチン
のフローチャートである。
原稿トレイ303に原稿が有る場合には(ステップ#32
1)、ステップ#322で、ADFスタート信号がオンである
か否かを判断する。
ステップ#322でイエスであれば、ステップ#325へ進
み、原稿表面フラグが「0」であるか否かを判断する。
原稿表面フラグは、原稿のスキャンする面を示し、
「0」のとき原稿の表面(第1面)のスキャンが行わ
れ、「1」のとき裏面(第2面)のスキャンが行われ
る。
ステップ#325でイエスであれば、原稿裏面のスキャ
ンを予定して、原稿表面フラグを「1」にして(ステッ
プ#326)、ステップ#327で、搬送モータ301を正転さ
せるとともに、給紙モータ302をオンする。
上述のステップ#322で、ADFスタート信号がオフの場
合には、ステップ#323で原稿給紙フラグが「1」か否
かをチェックし、「1」であれば一旦この原稿給紙フラ
グを「0」にしてからステップ#325へ進む。
次に、ステップ#328において、第1CPU201から送られ
る両面原稿信号のオンオフがチェックされる。両面原稿
信号がオフの場合には、ADFの基本的な動作である原稿
給紙処理ルーチン(ステップ#329)を実行し、両面原
稿信号がオンの場合には、原稿の裏面を先に複写するた
めに、原稿給紙反転処理ルーチン(ステップ#330)を
実行する。
ステップ#331では、予め設定された枚数分のスキャ
ンが終了したか否かを判断し、終了していればステップ
#332でスキャン終了フラグを「1」にする。
ステップ#333で、スキャン終了フラグがチェックさ
れ、「1」であれば次のステップ#334で、両面原稿信
号のオンオフがチェックされる。両面原稿信号がオフの
とき、つまり、片面原稿のときには、ステップ#335で
原稿表面フラグを「0」にするとともにスキャン終了フ
ラグを「0」にしてから続くステップ#337で、原稿排
出処理ルーチンを実行する。
一方、上述のステップ#334でノーのときには、ステ
ップ#336で、原稿表面フラグのチェックが行われ、原
稿表面フラグが「0」のとき、つまり、両面原稿の裏面
の複写を終了した状態では片面原稿と同様であるので、
ステップ#335へ進むが、原稿表面フラグが「1」のと
きには、原稿ガラス16上に置かれている原稿の表面をス
キャンできるように原稿反転機構Rを用いる原稿反転処
理ルーチン(ステップ#338)を実行する。
第17図は、上述のステップ#329の原稿給紙処理ルー
チンのフローチャートである。
このルーチンでは、タイマーTK、TLの時間監視によっ
て原稿が原稿ガラス16上の所定位置にセットされたか否
かを判断している。
即ち、原稿が給紙されて給紙センサー310がオンする
と、そのオンエッジ(ステップ#351)で、Kフラグを
「1」にしてタイマーTKをセットする(ステップ#35
2)。タイマーTKは給紙モータ302をオフするためのもの
で、原稿が搬送ベルト304によって搬送され出すまでの
値が予め設定されている。
次に、ステップ#353で、Kフラグが「1」のとき、
つまり、給紙中のときに給紙センサー310のオフエッ
ジ、即ち、原稿の後端を検出するとKフラグを「0」に
してタイマーTLをセットする(ステップ#355)。タイ
マーTLには、原稿の後端が原稿ガラス16の定位置に達す
るまでの値がセットされている。
ステップ#356で、タイマーTKの終了確認を行ってか
ら給紙モータ302をオフし、ステップ#358で、タイマー
TLの終了を待って搬送モータ301をオフし(ステップ#3
59)、ステップ#357で、原稿定位置信号をオンして第1
CPU201へ原稿定位置信号を送る。
第18図は、上述のステップ#330の原稿給紙反転処理
ルーチンのフローチャートである。
ブロック31において、給紙センサー310のオンエッジ
を検出すると、反転切換えソレノイドをオンするととも
に、反転用モータ320をオンする。つまり、切換えレバ
ー307を原稿反転機構R側に切換え、ベルト321を駆動す
る。そして、タイマーTKをセットする。
ブロック32では、タイマーTKの終了を待って給紙モー
タ302をオフする。
ブロック33では、搬送モータ301が正転中に、原稿検
出センサー312のオンエッジ、即ち、原稿の先端が原稿
反転機構Rに送り込まれると、Kフラグを「1」にす
る。
ブロック34では、まず、Kフラグが「1」であるか否
かをチェックして、原稿検出センサー312のオフエッジ
を検出すると、Kフラグを「0」に戻し、搬送モータ30
1を逆転させる。
ブロック35では、搬送モータ301の逆転中に、原稿検
出センサー312のオンエッジでタイマーTMをセットす
る。タイマーTMには、原稿の先端が原稿ガラス16の定位
置に達するまでの値が設定されている。
ブロック36において、タイマーTMの終了が確認される
と、反転切換えソレノイド、搬送モータ301、反転用モ
ータ320をオフし、第1CPU201へ送信する原稿定位置信号
を「1」にする。
第19図は、上述のステップ#337の原稿排出処理ルー
チンのフローチャートである。
ステップ#371で、原稿トレイ303に次に複写する原稿
が有るか否かをチェックし、有りの場合は、原稿給紙フ
ラグを「1」にする(ステップ#372)。無しの場合に
は、ステップ#373へ進み、搬送モータ301を正転させる
とともに、タイマーTNをセットする(ステップ#37
4)。タイマーTNには、原稿ガラス16上の最大サイズの
原稿が排出できる時間が予め設定されている。
ステップ#375で、タイマーTNの終了を確認すると、
ステップ#376で、搬送モータ301をオフする。
第20図は、上述のステップ#338の原稿反転処理ルー
チンのフローチャートである。
このルーチンでは、原稿の裏面複写を終了した段階で
原稿ガラス上にある原稿を原稿反転機構Rを用いて表裏
を反転し、再び原稿ガラス上の所定位置にセットする処
理を行う。
ブロック51において、スキャン終了フラグが「1」で
あると判断すると、反転切換えソレノイドをオンすると
ともに、搬送モータ301を正転させ、反転用モータ320を
オンする。
ブロック52では、搬送モータ301が正転中に、原稿検
出センサー312のオンエッジ、即ち、原稿の先端が原稿
反転機構Rに送り込まれると、Jフラグを「1」にす
る。
ブロック53では、まず、Jフラグが「1」であるか否
かをチェックして、原稿検出センサー312のオフエッジ
を検出すると、Jフラグを「0」に戻し、搬送モータ30
1を逆転させる。
ブロック54では、搬送モータ301の逆転中に、原稿検
出センサー312のオンエッジでタイマーTMをセットす
る。タイマーTMには、原稿の先端が原稿ガラス16の定位
置に達するまでの値が設定されている。
ブロック55において、タイマーTMの終了が確認される
と、反転切換えソレノイド、搬送モータ301、反転用モ
ータ320をオフし、第1CPU201へ送信する原稿定位置信号
を「1」にする。
第21図は、上述の第15図のステップ#305の原稿サイ
ズ検出ルーチンのフローチャートである。
原稿センサー311のオンエッジで(ステップ#401)、
タイマーTUをスタートする(ステップ#402)。
次に、原稿センサー311のオフエッジ(ステップ#40
3)、つまり、原稿の後端が通過した時点でタイマーTU
をストップし(ステップ#404)、そのときのタイマーT
Uの値に原稿搬送速度を掛けた値、即ち、原稿長をAレ
ジスタに格納する(ステップ#405)。
Aレジスタの値が、182mm以下であれば(ステップ#4
06)、原稿サイズをB5横とし(ステップ#407)、210mm
以下であれば(ステップ#408)、原稿サイズをA4横と
し(ステップ#409)、257mm以下であれば(ステップ#
410)、原稿サイズをB5縦とし(ステップ#411)、297m
m以下であれば(ステップ#412)、原稿サイズをA4縦と
し(ステップ#413)、364mm以下であれば(ステップ#
414)、原稿サイズをB4とし(ステップ#415)、364mm
を越えるときには原稿サイズをA3とする(ステップ#41
6)。
第22図は、上述のステップ#306の2イン1原稿制御
ルーチンのフローチャートである。
このルーチンは、第24図の2イン1モードにおける原
稿の搬送状態の模式図、第25図のADFの動作のタイミン
グチャートに示すように、2枚の原稿を原稿ガラス16上
の隣接させて並べるための処理である。
ブロック90では、原稿トレイ303に原稿が有る場合
に、ADFスタート信号のオンエッジでステートを「1」
とする。
ステートが「1」となると搬送モータ301及び給紙モ
ータ302をオンして1枚目の原稿の給紙を開始し、ステ
ートを「2」とする(ブロック91)。
ステートが「2」の状態で、給紙センサー310のオン
エッジ、つまり、1枚目の原稿の先端が給紙センサー31
0に達すると、給紙モータ302がオフされるが、原稿は搬
送モータ301で駆動される搬送ベルト304によって搬送が
続けられる。ステートは「3」に更新される(ブロック
92)。
ステート「3」のとき、給紙センサー310のオフエッ
ジ、つまり、1枚目の原稿が給紙センサー310を通過す
ると、搬送モータ301をオフして1枚目の原稿を原稿ガ
ラス16上で停止させ、給紙モータ302をオンして2枚目
の原稿の給紙を開始するとともに、ステートを「4」と
する(ブロック93)。
ステート「4」において、2枚目の原稿の先端が給紙
センサー310に達すると、このときの給紙センサー310の
オンエッジで搬送モータ301をオンして1枚目及び2枚
目の原稿の同時搬送を開始する。
また、給紙モータ302をオフするとともにステートを
「5」とする(ブロック94)。
ステート「5」において、給紙センサー310のオフエ
ッジで、タイマーTLをセットしてステートを「6」とす
る。タイマーTLには、原稿の後端が原稿ガラス16の定位
置、即ち、スキャン開始位置に達するまでの値がセット
されている(ブロック95)。
ステート「6」で、タイマーTLが終了すると搬送モー
タをオフする。これにより、2枚の原稿は原稿ガラス16
の定位置に並べて載置され、複写のためのスキャンを待
つ。
この時点で、さらに原稿トレイ303に次の原稿が有る
ときには、ステートを「1」とし、無ければステートを
「0」とした後、第1CPU201へ送信する原稿定位置信号
を「1」にする(ブロック96)。
第23図は、上述のステップ#307の2イン1原稿サイ
ズ検出ルーチンのフローチャートである。
原稿センサー311のオンエッジで(ステップ#901)、
タイマーTUをスタートする(ステップ#902)。
次に、原稿センサー311のオフエッジ(ステップ#90
3)、つまり、原稿の後端が通過した時点でタイマーTU
をストップし(ステップ#904)、そのときのタイマーT
Uの値に原稿搬送速度を掛けた値、即ち、原稿長をAレ
ジスタに格納する(ステップ#905)。
Aレジスタの値が、182mm以下であれば(ステップ#9
06)、原稿サイズをB4とし(ステップ#907)、210mm以
下であれば(ステップ#908)、原稿サイズをA3とし
(ステップ#909)、210mmを越えるときには原稿サイズ
を2イン1不適とする(ステップ#910)。
〔発明の効果〕
本発明によると、2イン1表示部を原稿選択区画の中
に設けたので、オペレータは、複写作業の段取りを組む
思考の流れの中で、原稿の形態を定める段階で2イン1
モードを選択することができる。また、原稿選択区画の
中においては、原稿表示部及び2イン1表示部のうちの
1つのみを選択表示可能としたので、例えば両面原稿と
2イン1原稿のような禁止組み合わせの選択が防止され
る。したがって、操作に不慣れのオペレータであっても
容易に2イン1モードを利用して複写作業を進めること
が可能となり、2イン1モードが目的の複写作業にとっ
て有効であるにもかかわらず、2イン1モードを選択し
ないで手動で原稿を原稿台に載置するといったことがな
くなり、オペレータと複写機との間のより良いマン・マ
シン・システムを構築できる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施例を示し、第1図は操作パネルの中
の第2操作領域における配置関係を示す部分拡大図、第
2図は複写機の操作パネルの正面図、第3図は操作パネ
ルの中の第1操作領域における配置関係を示す部分拡大
図、第4図は複写モード選択装置を組み込んだ複写機の
概略の構成を示す正面断面図、第5図は複写機の制御回
路を示すブロック図、第6図〜第23図は複写機の動作を
示すフローチャート、第24図は2イン1モードにおける
原稿の搬送状態の模式図、第25図はADFの動作のタイミ
ングチャートである。 16…原稿ガラス(原稿台)、901…原稿選択区画、911…
原稿選択キー(2イン1選択手段、原稿選択手段)、92
1〜923…LED(原稿表示部)、924…LED(2イン1モー
ド表示部)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 丸田 修二 大阪府大阪市東区安土町2丁目30番地 大阪国際ビル ミノルタカメラ株式会社 内 (72)発明者 東尾 公彦 大阪府大阪市東区安土町2丁目30番地 大阪国際ビル ミノルタカメラ株式会社 内 (56)参考文献 特開 昭62−3260(JP,A) 特開 昭56−39559(JP,A) 特開 平1−277845(JP,A) 特開 昭61−292663(JP,A) 特開 昭63−186269(JP,A) 特開 昭63−241570(JP,A) 特開 平1−246565(JP,A) 特開 昭63−229968(JP,A) 特開 昭62−213381(JP,A) 特開 昭62−116961(JP,A) 実開 昭61−162852(JP,U)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】原稿台上に1枚ずつ2枚の原稿を順次搬送
    しそれらを隣接させて並べて前記2枚の原稿の画像を1
    枚の複写紙上に複写する2イン1モードを選択する2イ
    ン1選択手段と、 前記2イン1選択手段による2イン1モードの選択に対
    応した表示を行う2イン1表示部と、 複写する原稿の種類を選択する原稿選択手段と、 前記原稿選択手段により選択することが可能な原稿の種
    類について、それぞれの原稿の種類の選択に対応した表
    示を行う複数の原稿表示部とを備え、 前記原稿表示部と前記2イン1表示部との両方を、1つ
    の原稿選択区画の中に設け、且つ前記原稿選択区画の中
    においては前記原稿表示部及び前記2イン1表示部のう
    ちの1つのみを選択表示可能としてなることを特徴とす
    る複写機における複写モード選択装置。
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JP2513603B2 (ja) * 1985-06-28 1996-07-03 株式会社東芝 画像形成装置
JPH01277845A (ja) * 1988-04-30 1989-11-08 Toshiba Corp 画像形成装置

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