JP2733375B2 - プリント配線板およびその製造方法 - Google Patents
プリント配線板およびその製造方法Info
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Description
路との接続部位のみにめっきレジストの残留層(永久レ
ジスト)を設けてなるアディティブ法により導体回路形
成を行う形式のプリント配線板の製造方法について提案
する。
イン)幅及び導体間のすきま(スペース)距離が著しく
狭くなっている。しかも、このプリント配線板上に搭載
する電子部品の数も増え、搭載する半導体部品接続端子
の本数が増えているのが実情である。
搭載は、これらの部品を半田付けして固着することにっ
て行っている。すなわち、導体(銅箔)回路の所定導体
面積に半田ペーストを印刷し、乾燥後フェージングして
部品の搭載を果している。しかし、配線板は吸湿現象や
温度変化により膨張収縮する上、高密度配線のために幅
の狭い導体回路しかないところに半田ペーストを規則正
しく印刷することは極めて困難である。
めっきレジストをそのまま残留させて永久レジストとす
ることによって、半導体素子(LSI)を実装する際のセ
ルフアライメント効果を実現すると共に、はんだブリッ
ジの起らないプリント配線板を提案している。事実、現
在のプリント配線板の実装精度はライン(L)/スペー
ス(S)=250μm/250μmが限度であるのに対し、実際
のアディティブ配線板の密度はライン(L)/スペース
(S)=100/100μmであるから、上述の如きセルフア
ライメント効果なしでは実装できないのが実情である。
ま残してソルダーレジストの役目をもつ永久レジストと
する方法であるが、これでは、接着剤層の表面に施した
無電解めっき用触媒がそのまま残留することになる。例
えば、前記めっきレジストを剥離して触媒を除去したプ
リント配線板とこのめっきレジストを除去しないプリン
ト配線板とを比較すると、取り除く前の抵抗値が5×10
9Ωだったのに対し、除去の後は1×1010Ωとなり、除
去したものの方が絶縁性が格段に良くなるのである。
ようなファインパターンになればなる程、前記触媒核を
除去しないと導体回路間の絶縁特性が相対的に低下する
ので、それの除去処理は不可避なものと言える。一方
で、このようなファインパターンの下では、セルフアラ
イメント効果なしでは、表面実装部品のアセンブル時の
位置合わせが困難になる他、ハンダブリッジが起りやす
くなり、実装後基板収率の低下が顕著となる。
メント効果が利用できると同時に、ファインパターンの
場合でも線間絶縁抵抗が大きいという、本来は相容れな
いこの2つの要請を同時に満足するプリント配線板を開
発し、これによって上述した従来技術の問題点を克服す
ることにある。
を目指し鋭意研究した結果、本発明者らは、一枚のプリ
ント配線板におけるセルフアライメント効果の必要な個
所と、逆に線間絶縁抵抗を大きくしなければならない個
所というのを区別し、前者についてはソルダーレジスト
を兼ねるめっきレジストを残して永久レジストとする一
方、後者の場所のめっきレジストおよび付与触媒は除去
して線間絶縁抵抗の向上を図るという新規な方法を開発
した。
が除去されているのに対し、外部回路との接続部位のめ
っきレジストは永久レジストとして残留させてなるプリ
ント配線板を要旨構成とする。
部位とは、コネクタ接続部およびパッドまわりの全部も
しくは大部分を指し、前記永久レジストの層厚を、導体
回路の厚みよりも大きくして、望ましくはこの両者の層
高差を3μm以上とし、そして前記永久レジストは80〜
200℃で10〜60分間熱処理して完全硬化させる。
との接続部位における付与触媒については、めっきレジ
ストとともに残留させる一方、導体ライン域の付与触媒
については、導体回路部分以外の触媒のうち、めっきレ
ジストの除去によって導体ライン域上に露出している触
媒を除去あるいは不導体化する。
して製造する。すなわち、基板上に形成した粗化接着剤
層上に、触媒付与を行った後にレジスト層を形成し、そ
の後前記レジスト層を露光現像してめっきレジストを形
成し、得られたパターン上に無電解めっきを施して導体
回路を形成する方法において、 a.前記パターン形成処理に当っては、低硬化率の露光を
行った後弱い現像処理を行い、 b.得られた上記パターン上に、無電解めっきを施して導
体回路を形成し、 c.得られた導体回路のうち外部回路との接続部位を除く
導体ライン域上に、マスクをかけた後、残る外部回路と
の接続部位に高硬化率の強露光を施し、その後強い現像
処理して前記導体ライン域のめっきレジストのみを溶解
除去し、 d.そして、前記導体ライン域の露出している触媒を酸も
しくは酸化剤にて不導体化あるいは除去させること、 により、外部回路との接続部位のめっきレジストを永久
レジスト化して残留させる一方、導体ライン域について
のめっきレジストのみを剥離除去した状態のプリント配
線板とすることを特徴とするプリント配線板の製造方法
である。
剥離した後に残る導体ライン域に露出する触媒は、酸も
しくは酸化剤による処理によって溶解除去し、また強露
光によって永久レジスト化した部分は、80〜200℃で10
〜60分間の加熱処理によって完全硬化させる。
反応基が反応するよう行い、高硬化率のための露光は60
%を超える反応基が反応するようになるまで行う。
ルフアライメント作用が必要な部分と線間絶縁抵抗を大
きくしなければならない部分とを予め区別した処理をす
ることにある。この考え方に適合する本発明プリント配
線板の構造は、外部回路との接続部位,たとえば、プリ
ント配線板のコネクタ、実装用パッドの部分(以下は、
この部分を単に「パッド域」という)のめっきレジスト
を残留させ、高硬化処理を施して永久レジスト化させる
ことによって、この部分に限ってはセルフアライメント
作用が発揮されるような構造にする一方、その他の主と
して導体回路線が密集している部分(以下、この部分を
単に「ライン域」という)のめっきレジストおよび触媒
核を除去することによって、この部分の線間絶縁抵抗率
が大きくなるようにしたものである。
ることが望ましい。
は、ICチップを搭載するために導体パターンの幅が広く
なっている部分を指し、また“コネクタ部”とは、外部
回路との接続のためにプリント配線板の周囲に形成され
ている広幅の導体パターン部を指し、 これらの部分は、第1図に示すように、いずれも導体
パッド(導体ランド)1間のスペース2が大きく、L/S
比が小さくなるので線間絶縁抵抗を大きくとれる。従っ
て、これらの部分に、セルフアランメント効果のために
絶縁性永久レジスト5を触媒核とともに残留させても不
都合が生じることはない。
ト)3によるセルフアライメント効果およびはんだブリ
ッジ防止効果を得るためには、この永久レジスト3の層
高(H)を導体回路(ランド)高さ(h)よりも大きく
することが望ましい。このような層高差(H−h)を設
けることにより、パッド部の導体ランド1の部分が凹ん
だ状態となるために、この部分にICの接続端子、すなわ
ちリード線部を接続しようとした場合に、たとえこのリ
ード線が前記導体ランド1部から多少ずれていても自動
的に滑り落ち良好に接続でき(セルフアライメント効
果)、一方で印刷したはんだペーストをフェージングし
たときは、溶融はんだが表面張力の影響を受けて凹部導
体回路1内に収縮するので、いわゆるはんだブリッジが
なくなる。
ることができる。導体回路に形成されたはんだとリード
線部のはんだが、溶融時にその表面張力で引き合うから
である。
いては、導体回路部分以外の触媒のうちの全部もしくは
大部分,すなわち50%以上が、不導体化あるいは除去さ
れていることが必要である。その量が50%未満では必要
な表面抵抗が得られないからである。
0.01μm〜1000μmが望ましい。層高差(H−h)は、
めっきレジストの厚み(H)に依存し、例えばH=20μ
mの場合、3〜12μmが望ましく、H=10μmの場合は
0〜5μmが望ましい。
湿度85%/30V印加/1000時間の環境条件の下で108オーム
の表面抵抗を示すことが実用領域と言える。この観点か
ら、導体回路(ライン)4間の間隙(スペース)は、IC
チップ接続端子間隔も考慮すると0.1〜75μmが好適な
範囲である。
リント配線板の製造方法について第2図に基づき説明す
る。
接着剤層6を粗化し、その表面に触媒を付与する段階で
ある。前記基板5としては、エポキシ基板、ポリイミド
基板の如きプラスチック基板、アルミナや窒化アルミニ
ウム基板のようなセラミック基板、アルミニウム基板の
ような金属基板などを用いる。この基板上に形成する接
着剤層6としては、エポキシ樹脂,ポリイミド樹脂ある
いはフェノール樹脂などのマトリックス中に耐熱性無機
微粉末を分散させてなる、先に本発明者らが提案した特
願昭63−104044号(特開平1−275682号公報)に示した
ようなものを用いる。
む水溶液、例えばPdCl2−SnCl2−HCl(コロイドタイ
プ)、塩酸では作業環境を悪くすることがあるので、そ
の改良型であるPdCl2−SnCl2−NaCl(コロイドタイ
プ)、パラジウム有機錯塩化合物、中性銅タイプのいず
れか1種を用いる。この処理は上記薬剤の浴に被めっき
基板を浸漬して、被めっき基板上に金属イオンを吸着さ
せることにより行う。
は、触媒核を固定することによって、現像のときに洗浄
されて離脱することがないようにすることにある。
接着剤層6の表面に、めっきレジスト形成のための絶縁
膜(ドライフィルム)8を被成する段階である。このめ
っきレジスト用フィルム材料としては、紫外線によって
硬化するエポキシ樹脂,エポキシアクリレート樹脂,ウ
レタンアクリレート樹脂のような紫外線感光樹脂、また
は熱硬化するタイプのエポキシ樹脂,ポリイミド樹脂,
エポキシ変成ポリイミド樹脂のような熱硬化性樹脂、あ
るいはレーザー露光や電子線照射によって硬化する樹脂
などを用いる。
は、上述のドライフィルム8のラミネートの他に、アク
リル樹脂液とエポキシ樹脂液との混合レジスト液を塗覆
(カーテンコート,ロールコータ,印刷,ディップ)す
ることによって行う方法であってもよい。
めっきレジスト用絶縁膜8の被成された基板を、次に例
えば紫外線を照射して硬化させた後、用材(現像液)に
て溶解除去し、弱硬化めっきレジスト9を形成して所要
のパターンを得る段階である。
最も重要な処理であり、後でこのめっきレジスト8を永
久レジスト化にするための高硬化率処理とは異なり、そ
れは硬化の程度が硬化率(硬化に関与する反応基のう
ち、何%が反応するかを示す)にして0.1〜60%,望ま
しくは1〜10%の範囲内の樹脂硬化を示すようにコント
ロールされた低硬化率の処理を行わねばならない。
ーザ露光などを含めていう)の程度および現像処理の程
度を弱くして、前記硬化率の範囲内に収まるように、例
えば紫外線を250mJ/cm2照射し、クロロセンを代表例と
しその他ブチルセルソルブ,メチルセロソルブ,ブチル
セロソルブアセテート,メチルセロソルブアセテート,
メチルエチルケトン,シクロヘキサンなどの弱い現像液
を用い、さらに必要に応じてイソプロパノール,エタノ
ール,イソブタノール,トルエンなどの溶媒を混合した
ものにて現像することにより、相対的に弱硬化めっきレ
ジスト9を形成して所要のパターンを描画するのであ
る。
れた弱硬化めっきレジストを有する基板を、無電解めっ
き浴中に浸漬して、パッド域(p)とライン域(l)と
のパターン部にそれぞれめっき導体10a,10bを形成す
る。そして、前述したように、後述する永久レジストの
層高との層厚差が所要の厚みとなるような層高とする。
程の処理を終えたプリント配線板のうち、パッド域pを
のぞく、いわゆるライン域(l)の部分を常法によりフ
ィルムでマスクして、露出しているパッド域pを高硬化
率化のための露光処理を施し、弱硬化率の前記めっきレ
ジスト9を60%超〜100%の高硬化率,望ましくは90%
以上の硬化率を示すような処理を施す段階である。
えば紫外線を1J/cm2照射することにより、前記めっきレ
ジストを永久レジスト12化して剥離、溶解が困難となる
状態に変成する方法である。照射後、マスク材11は取り
除く。
が望ましく、例えば80〜200℃で10〜60分間、熱処理す
ることにより、レジストの反応性の感応基を完全に反応
させたり、熱硬化感応基を重合させたりして耐熱性,耐
薬品性を向上させることが望ましい。
(p),すなわち外部回路との接続部位の、導体回路10
aが、層高の大きい永久レジスト12によって覆われた状
態となり、本発明の一方の目的が達成されることにな
る。
高レベルの現象、例えば塩化メチレンの如き溶媒中にて
超音波振動(15KHz〜1MHz)をかけながら、現像するこ
とにより、高硬化率の露光部(パッド域p)以外の、い
わゆるライン域(l)の前記めっきレジスト9を溶解除
去する。
程を経たプリント配線板を酸もしくは酸化処理して、ラ
イン域lに残留するめっき触媒7を除去する。このめっ
き触媒7の除去のための酸溶液としては、塩酸および/
もしくはフッ酸あるいはホウフッ酸を含む溶液、貴金属
のエッチング液として知られる溶液などの酸が使用でき
る。また、ヨウ化カリウム,ヨウ化ナトリウム,ヨウ化
アンモニウムの少なくとも1種とヨウ素の水溶液なども
使用できる。
ム50g/,亜塩素酸ソーダ0.4g/,40℃の剥離液(酸化
剤)に2分間浸漬して処理することにより行う。
のめっきレジスト9および触媒7の50〜100%が除去さ
れるので、この部分の表面抵抗が著しく向上し、ファイ
ンパターン化にも応じることができ、本発明の他方の目
的が達成されることになる。
ル製)60重量部、ビスフェノールA型エポキシ樹脂(油
化シェル製)40重量部、イミダゾール硬化剤(四国化成
製)4重量部、粒径の大きいエポキシ樹脂粉末(東レ
製、粒径3.9μm)10重量部、および粒径の小さいエポ
キシ樹脂粉末(東レ製粒径0.5μm)25重量部からなる
ものにブチルカルビトールを加え、ホモディスパー分散
機で粘度を250cpsに調整して、次いで3本ローラーで混
練し、接着剤溶液を作成した。
の接着剤層を形成し、この接着剤層6の粗化を行った
後、常法によりPd/Sn触媒7を付与し、さらにその後120
℃で40分間の熱処理を行った。
ドライフィルム(アクリル基+エポキシ基)8を、プレ
ス用ローラーを用いて0.5m/minの速度で搬送しながら、
90℃の温度にて2kg/cm2の圧力をかけてラミネートし
た。
外線露光を施し、5%程度の硬化率のレジストとした
後、60秒間クロロセンで現像を行い、高さ50μmのめっ
き用レジスト9を形成した。
し、ライン部lの配線密度L/S=30/30μmで、パッド部
の密度80μmとし、厚さ(高さ)30μmの導体回路10a,
10bを形成した。
l)にフィルムでマスクし、3J/cm2紫外線を照射して、
前記めっきレジスト層9を硬化率60%に硬化させた。こ
の強露光処理によって硬化率5%のめっきレジスト9
は、それの95%が永久レジスト12となった。
0Wの超音波をかけながら塩化メチレン中に60秒浸漬し、
マスク大のライン域lに形成されている低硬化率(5
%)のめっきレジスト9を完全に除去した。残った永久
レジスト12の幅は、1μmであった。
/、亜塩素酸ソーダ0.4/、40℃の剥離液中に2分間
浸漬し、上記触媒を溶解除去した。
発明のプリント配線板を製造した。
ライン域pの配線密度L/S=50/50μmとし、パッド域p
のスペース(s)を100μmとした導体回路についての
ものである。
90gを、5のアセトン中に分散させたエポキシ樹脂粒
子懸濁液中へ、ヘンシェルミキサー(三井三池加工機
製)内で撹拌しながら、アセトン1に対してエポキシ
樹脂(三井石油化学製)を40gの割合で溶解させたアセ
トン溶液中にエポキシ樹脂粉末(東レ製、平均粒径0.45
μm)280gを分散させた懸濁液を滴下することにより、
上記エポキシ樹脂粒子表面にエポキシ樹脂粉末を付着せ
しめた後、上記アセトンを除去し、その後150℃に加熱
して、擬似粒子を作製した。この擬似粒子は、平均粒径
が4.5μmであり、約77重量%が平均粒径を中心として
±2μmの範囲に存在していた。
ールノボラック型エポキシ樹脂(油化シェル製)55重量
部、ビスフェノールA型エポキシ樹脂(油化シェル製)
40重量部、イミダゾール硬化剤(四国化成製)4重量部
からなるものにブチルカルビトールを加え、粘度が125c
pとなるようにホモディスパー分散機で調整し、接着剤
溶液を得た。
の接着剤層を形成し、粗化処理を行った後、常法により
Pd/Sn触媒を付与し、さらにその後120℃で40分間の熱処
理を行った。
布した後、120℃で5時間かけて乾燥し、感光性フィル
ム8を形成した。
間ブチルセロソルブに5%エタノールを溶解した溶剤で
現像処理を行い、めっき用レジスト9を形成(高さ35μ
m)した。ついで紫外線照射装置を用いて、1J/cm2の露
光を施して硬化させた。(硬化率50%) (6)上記めっきレジストつき基板を無電解めっき処理
し、ライン域lの配線密度L/S=75/75μmで、パッド部
pの密度(スペース)を100μmとし、厚さ30μmの導
体回路10a,10bを形成した。
l)にマスク11を被せ、3J/cm2紫外線を照射して強露光
を行い、前記めっきレジスト層9を、硬化率80%に硬化
させた。これによって硬化率50%のめっきレジストは、
それの80%が永久レジスト12に変わった。
00Wの超音波をかけながら塩化メチレン中に60秒浸漬
し、ライン域lに形成されている低硬化率(50%)のめ
っきレジスト9を完全に除去した。残った永久レジスト
12の幅は、10μmであった。
去した。
発明のプリント配線板を製造した。
面をバフ研磨した後、水洗乾燥した。
ル製)60重量部、ビスフェノールA型エポキシ樹脂(油
化シェル製)40重量部、イミダゾール硬化剤(四国化成
製)5重量部、アンカー形成用の粗粒子および微粉末と
してエポキシ樹脂粉末(東レ製,平均粒径5.5μm)25
重量部、およびエポキシ樹脂粉末(東レ製,平均粒径0.
5μm)10重量部からなるものにブチルセロソルブアセ
テート溶剤を添加しながらホモディスパー分散機で粘度
を120cpsに調整し、次いで3本ローラーで混練して接着
剤を得た。
5上にロールコーターを用いて塗覆層した後、100℃1
時間,150℃5時間で乾燥,硬化した。
3)700g/水溶液からなる酸化剤に70℃で15分間浸漬し
て接着剤層6の表面を粗化してから中和溶液(シプレイ
社製)に浸漬し、水洗した。
ョナー、酸処理を行ってから、キャタポジット44(シプ
レイ社製)を用いてスズ−パラジウムコロイド系触媒7
を基板前面に付与した。
フォトレジスト(サンノプコ社製)8をラミネートし、
300J/cm2で露光処理によって硬化率6%とした。
秒間の現像処理を行い、ライン幅75μm、スペース幅75
μm、表面実装用パッド(ピッチ250μm)パターンを
もつプリント配線板のめっきレジスト9を形成した。こ
のめっきレジスト9の層高は25μmであった。
後、再び活性化浴(シプレイ社製)中に浸漬し活性化処
理を行った後、水洗を行った。
ホール部に厚さ20μm無電解銅めっき皮膜を形成した。
ク11をかぶせ、紫外線照射装置によって、3J/cm2の光量
で光硬化させた(硬化率65%)。この時、未硬化のめっ
きレジストは全体の95%に達した。
山ソーダ製)に浸漬し、超音波をかけて、前記(9)で
光硬化させた部分以外のめっきレジスト9を剥離除去し
た。残っためっきレジストの幅は50μmであった。
トリウム50g/,亜塩素酸ソーダ0.4g/)に2分間浸
漬し、ライン域lにあった触媒を溶解除去した。
った(硬化率100%)。
ルフアライメント効果を持つ信頼性の高い高密度実装基
板が形成できた。
L/S=50/50μm、パッド間250μmのめっきレジスト9
を形成した。めっきレジスト9の硬化率は、10%であっ
た。めっきレジストの層高は60μmであった。
無電解めっきを行った。めっき膜の膜厚は45μmであっ
た。
せ、紫外線照射装置により、3J/cm2の光量で光硬化させ
た。めっきレジストの硬化率は70%であった。このとき
未硬化のままのめっきレジスト9は全体の90%に達し
た。
ト配線板を得た。残っためっきレジストの幅は100μm
であった。
L/S=30/30μm、パッド間250μmのめっきレジストを
形成した。めっきレジストの硬化率は、3%であった。
めっきレジストの層高は、30μmであった。
無電解めっきを行った。無電解めっき膜の膜厚は30μm
であった。
せ、紫外線照射装置により、3J/cm2の光量で光硬化させ
た。めっきレジスト9の硬化率は80%であった。このと
き未硬化のめっきレジストは全体の95%に達した。
ト配線板を得た。残った永久レジストの幅は10μmであ
った。
L/S=10/10μm、パッド間250μmのめっきレジストを
形成した。めっきレジストの硬化率は3%であった。め
っきレジストの高さは、10μmであった。
無電解めっきを行った。無電解めっき膜の膜厚は8μm
であった。
せ、紫外線照射装置により、3J/cm2の光量で光硬化させ
た。めっきレジストの硬化率は80%であった。このとき
未硬化のめっきレジストは全体の90%に達した。
ト配線板を得た。残っためっきレジストの幅は20μmで
あった。
ついで、感光性液状レジスト(アクリル基とポリイミド
鎖をもつ)を基板に印刷し、120℃で2時間乾燥させ
た。
250μmのめっきレジストを形成した。めっきレジスト
の硬化率は8%であった。
無電解めっきを行った。
照射装置により、3J/cm2の光量で光硬化させた。めっき
レジストの硬化率は70%であった。このとき未硬化のめ
っきレジストは全体の80%に達した。
ト配線板を得た。残っためっきレジストの幅は、100μ
mであった。
パッド間80μmとし、無電解めっきを施した後、10J/cm
2で紫外線照射を用いて、熱処理150℃で30分でキュアを
行った。
パッド間80μmとし、無電解めっきを施した後、10J/cm
2で紫外線照射を用いて、熱処理150℃で30分でキュアを
行った。
パッド間80μmとし、無電解めっきを施した後、10J/cm
2で紫外線照射を用いて、熱処理150℃で30分でキュアを
行った。
パッド間80μmとし、無電解めっきを施した後、塩化メ
チレンにてめっきレジストを完全に剥離し、ついで実施
例4と同じ触媒除去液に漬け、触媒を除去した。
イン間,パッド間の表面抵抗と、セルフアライメントな
らびにはんだブリッジ特性とを試験したので、それの結
果を第1表に示す。
におけるセルフアライメント効果とはんだブリッジ防止
効果に優れる一方で、高密度ラインパターン域における
絶縁抵抗特性にも優れるプリント配線板を製造すること
ができる。従って、プリント配線板へのはんだペースト
の印刷が容易になり、部品搭載の容易化と共に電子部品
接続信頼性の高いプリント配線板を高歩留りで製造でき
る。
パット部とライン部からなるプリント配線板の平面図、
(b)はパッド部の斜視図、(c)はコネクター部の斜
視図、 第2図は、本発明プリント配線板の製造工程図である。
Claims (8)
- 【請求項1】めっきレジストを介して形成した導体回路
が、外部回路との接続部位と、それ以外の導体ライン域
とを構成してなるプリント配線板において、前記導体ラ
イン域のめっきレジストの全部もしくは大部分は除去さ
れているのに対し、前記外部回路との接続部位のめっき
レジストは永久レジストとして残留させてなり、前記導
体ライン域の付与触媒のうち、前記めっきレジストの除
去によって導体ライン域上に露出した触媒は、除去もし
くは不導体化されていることを特徴とするプリント配線
板。 - 【請求項2】外部回路との接続部位が、コネクタ接続部
および/またはパッドまわりの全部もしくは大部分であ
る請求項1記載のプリント配線板。 - 【請求項3】永久レジストの層厚を、導体回路の厚みよ
りも大きくすることを特徴とする請求項1に記載のプリ
ント配線板。 - 【請求項4】外部回路との接続部位における付与触媒を
めっきレジストとともに残留させる一方、導体ライン域
の付与触媒については、導体回路部分を除くめっきレジ
スト形成部分が不導体化もしくは除去されていることを
特徴とする請求項1に記載のプリント配線板。 - 【請求項5】永久レジストが80〜200℃で10〜60分間の
熱処理によって完全硬化していることを特徴とする請求
項1に記載のプリント配線板。 - 【請求項6】基板上に形成した粗化接着剤層上に、触媒
付与を行った後にレジスト層を形成し、その後前記レジ
スト層を露光現像してめっきレジストを形成し、得られ
たパターン上に無電解めっきを施して導体回路を形成す
る方法において、 a.前記パターン形成処理に当っては、低硬化率の弱露光
を行った後弱い現像処理を行い、 b.得られた上記パターン上に、無電解めっきを施して導
体回路を形成し、 c.得られた導体回路のうち、外部回路との接続部位を除
く導体ライン域上の全部もしくは大部分に、マスクをか
けた後、残る外部回路との接続部位に高硬化率の強露光
を施し、その後強い現像処理して前記導体ライン域のめ
っきレジストのみを溶解除去し、 d.そして、前記導体ライン域の露出している触媒を酸も
しくは酸化剤にて不導体化あるいは除去させること、 により、外部回路との接続部位のめっきレジストを永久
レジスト化して残留させる一方、導体ライン域について
のめっきレジストのみを剥離除去した状態のプリント配
線板とすることを特徴とするプリント配線板の製造方
法。 - 【請求項7】低硬化率露光を0.1〜60%の反応基が反応
するよう行い、高硬化率の露光を60%を超える反応基が
反応するように行うことを特徴とする請求項6に記載の
プリント配線板の製造方法。 - 【請求項8】めっきレジストを80〜200℃で10〜60分間
の加熱処理によって永久レジスト化させることを特徴と
する請求項6に記載の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32945790A JP2733375B2 (ja) | 1990-11-30 | 1990-11-30 | プリント配線板およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP32945790A JP2733375B2 (ja) | 1990-11-30 | 1990-11-30 | プリント配線板およびその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04206591A JPH04206591A (ja) | 1992-07-28 |
JP2733375B2 true JP2733375B2 (ja) | 1998-03-30 |
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ID=18221593
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP32945790A Expired - Lifetime JP2733375B2 (ja) | 1990-11-30 | 1990-11-30 | プリント配線板およびその製造方法 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2733375B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
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JP2760952B2 (ja) * | 1994-12-27 | 1998-06-04 | インターナショナル・ビジネス・マシーンズ・コーポレイション | 回路板の製造方法 |
-
1990
- 1990-11-30 JP JP32945790A patent/JP2733375B2/ja not_active Expired - Lifetime
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Publication number | Publication date |
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JPH04206591A (ja) | 1992-07-28 |
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