JP3208176B2 - 電子回路部品を埋め込んだ多層プリント配線板 - Google Patents
電子回路部品を埋め込んだ多層プリント配線板Info
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Description
線板の製造方法に関し、特に高い実装密度を有する高密
度多層プリント配線板の製造方法に関する。
ピューターなどの電子機器に対する高密度化あるいは演
算機能の高速化が進められている。その結果、プリント
配線板においても高密度化を目的として配線回路が多層
に形成された多層プリント配線板が使用されている。
配線板としては、導体回路が形成されたプリント配線板
上に、プリプレグを絶縁層として積層プレスした後、ド
リル削孔によって形成されたスルーホールにより層間接
続を行う多層プリント配線板が実用化されている。しか
しながら、このような多層プリント配線板は、いずれも
電子回路部品の搭載は、最表層の導体回路のみにしか行
うことができないため、実装密度の向上や、小型化に限
界が見られた。
如き問題点を解決すべく種々研究した結果、従来搭載不
能とされてきた内層の導体回路に着目し、この内層の導
体回路にも電子回路部品を搭載することにより、上述の
問題を解決できるだけでなく、内層の導体回路に搭載し
た電子回路部品を長寿命化できることがわかった。本発
明は、いわゆるビルドアップ法により製造された多層プ
リント配線板であって、下層(第n層)の導体回路に電
子回路部品を搭載した後、ビルドアップ法により上層
(第n+1層)に導体回路を形成した多層プリント配線
板である。ここでnは、自然数(n=1,2,3など)
を指す。
2層以上の導体回路を有するビルドアップ多層プリント
配線板であり、次の構成を少なくとも1つ有することが
必要である。即ち、内層(第n層)の導体回路に電子回
路部品が実装され、この内層の導体回路上には層間絶縁
材層が形成され、この層間絶縁材層の少なくとも表面に
は、無電解めっき用接着剤層が形成され、さらにこの無
電解めっき用接着剤層上に上層(第n+1層)の導体回
路が形成されてなることを特徴としている。この層間絶
縁材層と無電解めっき用接着剤層は塗布で形成される。
前記第n層の導体回路は、その上層及び/又は下層の導
体回路と、バイアホールで電気的に接続されている。前
記層間絶縁材層は、全て無電解めっき用接着剤層で構成
されていてもよい。
路に電子回路部品を実装することにより、高密度実装、
小型化が可能であり、さらに、内層回路に実装される電
子回路部品が層間絶縁材で封止されるため、高温(40
℃以上)、多湿下(湿度80%以上)での長寿命化が実
現できるからである。前記電子回路部品とは、リードレ
ス部品が用いられる。本発明の多層プリント配線板は、
第n層と第n+1層がブラインドバイアホール(B.
V.H.)で電気的に接続されていることが必要であ
る。バイアホールの方が高密度化が可能なためである。
第n層上に絶縁材層を形成しその上に、無電解めっき用
接着剤層を形成してもよい。
ミド樹脂が望ましい。前記無電解めっき用接着剤は、酸
もしくは酸化剤に対して難溶性の樹脂からなるマトリッ
クス中に酸もしくは酸化剤に対して可溶性の硬化処理さ
れた耐熱性樹脂粉末が分散してなるものが望ましく、そ
の耐熱性樹脂粉末は、1)平均粒径10μm以下、2)前
記耐熱性樹脂粉末は、平均粒径2μm以下の耐熱性樹脂
粉末を凝集させて平均粒径2〜10μmの大きさとした凝
集粒子、3)平均粒径2〜10μmの耐熱性樹脂粉末と平
均粒径2μm以下の耐熱性樹脂粉末との混合物平均粒径
2〜10μmの耐熱性樹脂粉末の表面に平均粒径2μm以
下の耐熱性樹脂粉末もしくは平均粒径2μm以下の無機
粉末のいずれか少なくとも1種を付着させてなる擬似粒
子から選ばれることが望ましい。
を形成する方法としては、例えばローラーコート法、デ
ィップコート法、スプレーコート法、スピナーコート
法、カーテンコート法、スクリーン印刷法などの各種の
手段を適用することができる。
る樹脂としては、アクリル樹脂、フェノール樹脂、エポ
キシ樹脂、エポキシ変成ポリイミド樹脂、ポリイミド樹
脂の中から選ばれる何れか少なくとも一種を使用するこ
とが有利である。
粉末としては、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、ベンゾ
グアナミン樹脂、ポリイミド樹脂の中から選ばれる何れ
かすくなくとも一種を使用することが有利である。
ント配線板の製造方法について述べる。 [バイアホール] 最初に、内層(第n層)となる導体回路上に、電子回路
部品を実装する。内層となる導体回路は、予め黒化還元
処理などの粗化処理を行う。電子回路部品を実装した
後、内層(第n層)となる導体回路が露出するように絶
縁材層を形成し、その上に無電解めっき用接着剤層を形
成するか、絶縁材層のかわりに無電解めっき用接着剤層
を形成する。このための方法としては、感光性の無電解
めっき用接着剤層か、絶縁材層を形成し、露光現像して
内層(第n層)となる導体回路が露出させることが望ま
しい。
媒核を付与し、触媒核の固定化のための熱処理を行う。
さらに、無電解めっき用レジストを形成し、無電解めっ
きを行い、上層の導体回路およびバイアホールを形成
し、内層回路と上層の導体回路を接続させる。また、無
電解めっきレジストを形成する代わりに、触媒核が付与
されている部分の全面に無電解めっきを施し、導体回路
をエッチングにて形成するか、触媒核が付与されている
部分の全面に無電解めっきを施し、電解めっきレジスト
を形成し、電解めっきを行い、ついでレジストを除去
し、エッチングにて無電解めっき膜を除去して導体回路
を形成してもよい。
剤層表面を酸あるいは酸化剤処理して粗面化し、無電解
めっきして導体回路が形成される。
剤としては、クロム酸、クロム酸塩、過マンガン酸、オ
ゾン等の酸化性薬液、塩酸、硫酸、硝酸、ふっ化水素酸
などを使用することができる。
り、さらに多層の導体回路を有する多層配線板を製造す
ることができる。
説明する。
ールEP−B、平均粒径0.5μm)を熱風乾燥機内に
装入し、180℃で3時間加熱処理して凝集結合させ
た。この凝集結合させたエポキシ樹脂粒子を、アセトン
中に分散させ、ボールミルにて5時間解砕した後、風力
分級機を使用して分級し、凝集粒子を作成した。この凝
集粒子は、平均粒径が約3.5μmであり、約68重量
%が、平均粒径を中心として±2μmの範囲に存在して
いた。
脂の50%アクリル化物100重量部、ジアリルテレフ
タレート15重量部、2−メチル−1−〔4−(メチル
チオ)フェニル〕−2−モルフォリノプロパノン−1
(チバ・ガイギー製、商品名:イルガキュア−907)
4重量部、イミダゾール硬化剤(四国化成製、商品名:
2P4MHZ)4重量部、(1)で作成された樹脂粒子
を25重量部にジメチルセロソルブを加え、ホモディス
パー分散機で調製し、次いで3本ローラーで混練して固
形分濃度80%の接着剤溶液を作成した。
施されたプリント配線板に、リードレス部品を熱圧着し
て搭載した。ついで、ロールコータを用いて(2)の接
着剤を塗布して乾燥して、接着剤層を作成した。さら
に、この接着剤層にフォトマスクを被せ、紫外線で露光
して硬化させ、さらにクロロセンで現像し、層間絶縁層
とした。
ロム酸(Cr2 O3 )500g/リットル水溶液からな
る酸化剤に70℃で15分間浸漬して層間絶縁層の表面
を粗化してから、中和溶液(シプレイ社製、PN−95
0)に浸漬して水洗した。
ジウム触媒(プレイ社製、キャタポジット44)を付与
して、絶縁層の表面を活性化させ、窒素雰囲気下で加熱
処理を行い触媒を固定化し、ドライフィルムフォトレジ
ストをラミネートし、露光現像して無電解めっき用レジ
ストを形成し、下記に示す組成の無電解銅めっき液に1
1時間浸漬して、めっき膜の厚さ25μmの無電解銅め
っきを施した。 (無電解銅めっき液) 硫酸銅 0.06モル/l ホルマリン 0.30モル/l 水酸化ナトリウム 0.35モル/l EDTA 0.35モル/l 添加剤 少々 めっき温度 70〜72℃ pH 12.4 このように作成したプリント配線板を50℃で、湿度9
0%の条件で、1000時間放置したが、内層に埋め込
まれたリードレス部品に機能低下はみられなかった。
ント配線板に、リードレス部品を熱圧着して搭載した。 (2)このプリント配線板を50℃で、湿度90%の条
件で、1000時間放置したところ、リードレス部品に
劣化が見られた。
ト配線板は、高密度で、小型化でき、高い信頼性を有す
るだけでなく、搭載される電子回路部品の寿命を延ばす
ことができ、産業上寄与する効果は極めて大きい。
Claims (2)
- 【請求項1】 内層導体回路上に層間絶縁材層が形成さ
れ、かつ前記層間絶縁材層の少なくとも表面には無電解
めっき用接着剤層が形成され、 該無電解めっき用接着剤層上には上層の導体回路が形成
されてなるビルドアップ法により製造されてなる多層プ
リント配線板において、 前記内層導体回路にリードレス部品が搭載されてなると
ともに、 前記内層導体回路には粗化処理が施され、 前記層間絶縁材層および無電解めっき用接着剤層は塗布
により形成されるとともに、 前記内層導体回路と上層の導体回路がバイアホールで接
続されてなること を特徴とする電子回路部品を埋め込ん
だビルドアップ多層プリント配線板。 - 【請求項2】 前記層間絶縁材層はすべて無電解めっき
用接着剤層である請求項1に記載のビルドアップ多層プ
リント配線板。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15140692A JP3208176B2 (ja) | 1992-05-18 | 1992-05-18 | 電子回路部品を埋め込んだ多層プリント配線板 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP15140692A JP3208176B2 (ja) | 1992-05-18 | 1992-05-18 | 電子回路部品を埋め込んだ多層プリント配線板 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH05327228A JPH05327228A (ja) | 1993-12-10 |
JP3208176B2 true JP3208176B2 (ja) | 2001-09-10 |
Family
ID=15517901
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15140692A Expired - Lifetime JP3208176B2 (ja) | 1992-05-18 | 1992-05-18 | 電子回路部品を埋め込んだ多層プリント配線板 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3208176B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US10486332B2 (en) | 2015-06-29 | 2019-11-26 | Corning Incorporated | Manufacturing system, process, article, and furnace |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6038133A (en) | 1997-11-25 | 2000-03-14 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Circuit component built-in module and method for producing the same |
JP3910045B2 (ja) | 2001-11-05 | 2007-04-25 | シャープ株式会社 | 電子部品内装配線板の製造方法 |
KR20110039879A (ko) * | 2009-10-12 | 2011-04-20 | 삼성전기주식회사 | 전자부품 내장형 인쇄회로기판 및 그 제조방법 |
EP2421339A1 (de) * | 2010-08-18 | 2012-02-22 | Dyconex AG | Verfahren zum Einbetten von elektrischen Komponenten |
-
1992
- 1992-05-18 JP JP15140692A patent/JP3208176B2/ja not_active Expired - Lifetime
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US10486332B2 (en) | 2015-06-29 | 2019-11-26 | Corning Incorporated | Manufacturing system, process, article, and furnace |
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