JP2733002B2 - エレベータシステム - Google Patents

エレベータシステム

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JP2733002B2
JP2733002B2 JP5052774A JP5277493A JP2733002B2 JP 2733002 B2 JP2733002 B2 JP 2733002B2 JP 5052774 A JP5052774 A JP 5052774A JP 5277493 A JP5277493 A JP 5277493A JP 2733002 B2 JP2733002 B2 JP 2733002B2
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video
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明俊 山下
公雄 松本
敦郎 西垣
一浩 澤池
知彦 津村
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Sanyo Denki Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エレベータ制御装置に
よって動作が制御されるエレベータの乗りかご内に映像
表示装置を設置したエレベータシステムに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】エレベータに乗り合わせる搭乗者はお互
いに知合いでないのが通常であり、エレベータ内の搭乗
スペースは限られているから、特に大勢の搭乗者で混雑
した場合には、お互いが接近或いは接触することとなっ
て、不快感や緊張感を生む。
【0003】そこで、従来はストレス解消策として、乗
りかご内に心地好い照明を施したり、音楽を流す等の工
夫が為されている。
【0004】又、乗りかご内の壁面に映像表示装置を設
けて、搭乗者の視線を映像に集めることによって、スト
レスを軽減せんとするエレベータシステムが提案されて
いる(特開平3-182489号〔B66B11/02〕)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、乗りか
ご内に映像表示装置を設けた従来のエレベータシステム
においても、搭乗者の視線は、充分に映像表示装置の映
像に集まらず、所期のストレス軽減効果を実現すること
が出来なかった。
【0006】そこで、出願人がその原因を究明したとこ
ろ、搭乗者の関心は昇降する乗りかごの移動や位置、或
いは扉の開閉等のエレベータの動作に注がれているのに
対し、従来の映像表示装置の映像は、エレベータの動作
とは無関係であることが大きな原因となっているとの結
論に達した。
【0007】本発明の目的は、エレベータの動作に応じ
た映像を表示することによって、搭乗者の視線を効果的
に映像へ集めることが出来るエレベータシステムを提供
することである。
【0008】
【課題を解決する為の手段】本発明に係る第1のエレベ
ータシステムは、昇降する乗りかご(1)の位置に応じて
変化する映像が記録されている映像ソース蓄積装置(4)
と、映像ソース蓄積装置(4)から再生される映像信号を
少なくとも2フィールド分記憶することが出来るビデオ
メモリ(6)と、該ビデオメモリ(6)に対する信号の書込
み及び読出しを制御して読み出した映像信号を映像表示
装置(3)へ供給すべき制御回路(7)とを具えている。制
御回路(7)は、エレベータ制御装置(2)から得られる位
置信号に基づいて乗りかご(1)の位置情報を取得する手
段と、取得した位置情報に基づいて映像ソース蓄積装置
(4)から乗りかご(1)の位置に応じた記録領域の映像信
号を再生してビデオメモリ(6)へ書き込む手段と、ビデ
オメモリ(6)から信号を読み出して1画面分の映像信号
を作成し、映像表示装置(3)へ送出する手段とを具えて
いる。
【0009】又、本発明に係る第2のエレベータシステ
ムは、乗りかご(1)の扉の開閉動作を表わす映像が記録
されている映像ソース蓄積装置(41)と、映像ソース蓄積
装置(41)から再生される映像信号を記憶することが出来
るビデオメモリ(61)と、該ビデオメモリ(61)に対する信
号の書込み及び読出しを制御して読み出した映像信号を
映像表示装置(3)へ供給すべき制御回路(71)とを具えて
いる。制御回路(71)は、エレベータ制御装置(2)から得
られる扉開閉信号に基づいて映像ソース蓄積装置(41)か
ら対応する記録領域の映像信号を再生してビデオメモリ
(61)へ書き込む手段と、ビデオメモリ(61)から信号を読
み出して1画面分の映像信号を作成し、映像表示装置
(3)へ送出する手段とを具えている。
【0010】更に、本発明に係る第3のエレベータシス
テムは、一定の速度で被写体が接近し或いは離間する映
像が符号化されてフレーム番号毎に記録されている符号
化データ蓄積装置(42)と、符号化データ蓄積装置(42)か
ら読み出されるデータを記憶すべき符号化データメモリ
(62)と、該符号化データメモリ(62)から読み出されるデ
ータを復号化する復号化回路(8)と、該復号化回路(8)
の出力信号に基づいて1画面分の映像信号を作成し、映
像表示装置(3)へ供給する信号処理回路と、符号化デー
タ蓄積装置(42)からのデータ読出し及び符号化データメ
モリ(62)に対するデータ書込みを制御する制御回路(72)
とを具えている。制御回路(72)は、エレベータ制御装置
(2)から得られるエレベータの速度信号に基づいて、乗
りかご(1)の移動速度に応じてフレーム番号を決定する
手段と、決定されたフレーム番号のデータを符号化デー
タ蓄積装置(42)から読み出して符号化データメモリ(62)
へ書き込む手段とを具えている。
【0011】
【作用】上記第1のエレベータシステムにおいては、映
像ソース蓄積装置(4)には予め、昇降する乗りかご(1)
の位置に応じて変化する映像が記録されている。該映像
は、乗りかご(1)が停止する階毎に割り当てられた複数
枚の静止画、或いは乗りかご(1)が停止する階毎に割り
当てられた複数種類の動画である。
【0012】乗りかご(1)がエレベータ制御装置(2)に
より制御されて、昇降移動する過程で、エレベータ制御
装置(2)から制御回路(7)に対して乗りかご(1)の現在
位置に応じた位置信号が供給される。制御回路(7)は該
位置信号に基づいて乗りかご(1)の位置情報を取得す
る。
【0013】制御回路(7)は更に、取得した位置情報に
基づいて映像ソース蓄積装置(4)から乗りかご(1)の位
置に応じた記録領域の映像信号を再生してビデオメモリ
(6)へ書き込む。静止画の場合、ビデオメモリ(6)に
は、乗りかご(1)の位置を挟んで上下2つの階に割り当
てられた少なくとも2枚の静止画が書き込まれる。又、
動画の場合、ビデオメモリ(6)には、乗りかご(1)の位
置を挟んで上下2つの階に割り当てられた少なくとも2
種類の動画が、現在時刻のフィールドを含む複数フィー
ルドに亘って書き込まれる。
【0014】その後、制御回路(7)の制御によって、ビ
デオメモリ(6)内の映像信号が読み出されて1画面分の
映像信号が作成され、映像表示装置(3)へ送出される。
この際、静止画については、乗りかご(1)が停止した状
態では、ビデオメモリ(6)に書き込まれた2枚の静止画
の内、乗りかご(1)の停止位置に対応する一方の静止画
が選択され、乗りかご(1)が移動中の状態では、乗りか
ご(1)の位置に応じて2つの静止画が合成されて、1枚
の画面の映像信号が作成される。
【0015】動画については、乗りかご(1)が停止した
状態では、ビデオメモリ(6)に書き込まれた2種類の動
画の内、乗りかご(1)の停止位置に対応する一方の動画
が選択され、該動画の現在時刻に一致するフィールドの
映像信号が映像表示装置(3)へ送出される。又、乗りか
ご(1)が移動中の状態では、乗りかご(1)の位置と現在
時刻に応じて2つの動画が合成されて、1枚の画面の映
像信号が作成される。
【0016】この結果、映像表示装置(3)には、乗りか
ご(1)の移動及び位置に応じた映像が表示されることに
なる。従って、搭乗者は、乗りかご(1)の昇降動作を映
像表示装置(3)の映像によって視覚的に認識することが
出来る。
【0017】上記第2のエレベータシステムにおいて
は、乗りかご(1)がエレベータ制御装置(2)の制御によ
ってある階に停止した際、エレベータ制御装置(2)から
制御回路(71)へ扉開閉信号が供給される。これに応じて
制御回路(71)は、例えば扉を開く際にはその動作を表わ
す映像信号を映像ソース蓄積装置(41)から再生した後、
ビデオメモリ(61)を用いた信号処理によって1画面分の
映像信号を作成して、映像表示装置(3)へ送出する。
【0018】この結果、映像表示装置(3)には扉の開く
動作が映出されることになる。従って、搭乗者は、乗り
かご(1)の扉の開閉動作を映像表示装置(3)の映像によ
って認識することが出来る。
【0019】上記第3のエレベータシステムにおいて
は、乗りかご(1)が停止状態から加速して一定速度に達
し、その後、減速して次の階で停止する過程で、乗りか
ご(1)の速度に応じて変化する速度信号が制御回路(72)
へ供給される。これに応じて制御回路(72)は、乗りかご
(1)の移動速度に応じて変化するフレーム番号を決定す
る。即ち、乗りかご(1)が定常速度に達した状態では、
一定の変化速度で増大するフレーム番号が決定される。
又、乗りかご(1)が加速中或いは減速中において、例え
ば前記定常速度の2分の1の速度では、前記一定の変化
速度の2分の1の速度で増大するフレーム番号が決定さ
れる。
【0020】この様にして決定されたフレーム番号に基
づいて、符号化データ蓄積装置(42)から順次、データが
読み出され、これらのデータから1画面分の映像信号が
作成され、映像表示装置(3)へ供給される。
【0021】この結果、映像表示装置(3)には、乗りか
ご(1)が定常速度に達した状態では、一定の速度で被写
体が接近し或いは離間する映像が映出される。又、乗り
かご(1)が加速中或いは減速中には、その速度変化に応
じて接近し或いは離間する映像が映出されることにな
る。
【0022】従って、搭乗者は、乗りかご(1)の速度変
化を映像表示装置(3)の映像によって視覚的に認識する
ことが出来る。
【0023】
【発明の効果】本発明に係るエレベータシステムによれ
ば、エレベータの動作に応じた映像が乗りかご内に表示
されるから、搭乗者は、エレベータの動作を視覚的に認
識することが出来る。この結果、搭乗者の視線が効果的
に映像へ集められ、ストレス解消が図られる。
【0024】
【実施例】以下、本発明のいくつかの実施例につき、図
面に沿って詳述する。図1に示す如くエレベータシステ
ムは、エレベータ制御装置(2)からの制御信号Cによっ
て昇降動作が制御される乗りかご(1)内に、映像表示装
置(3)を設置したものであって、昇降する乗りかご(1)
の位置に応じて変化する映像が記録されている映像ソー
ス蓄積装置(4)と、該映像ソース蓄積装置(4)から再生
される映像信号に所定の処理を施して映像表示装置(3)
へ供給すべき映像制御装置(5)を具えている。
【0025】ここで、映像ソース蓄積装置(4)は、レー
ザディスクプレーヤ、ハードディスク装置、CD−RO
M装置等のランダムアクセスが可能な1或いは複数台の
デジタル信号記憶装置から構成される。又、映像制御装
置(5)は、映像ソース蓄積装置(4)から再生される映像
信号を複数フィールド分記憶することが出来るビデオメ
モリ(6)と、該ビデオメモリ(6)に対する信号の書込み
及び読出しを制御する制御回路(7)とを具えている。
【0026】制御回路(7)は、後述するマイクロコンピ
ュータのソフトウエアによって構成され、エレベータ制
御装置(2)から得られる位置信号Pに基づいて乗りかご
(1)の位置情報を取得し、取得した位置情報に基づいて
映像ソース蓄積装置(4)から乗りかご(1)の位置に応じ
た記録領域の映像信号を再生してビデオメモリ(6)へ書
き込むと共に、ビデオメモリ(6)から信号を読み出して
1画面分の映像信号Vを作成し、映像表示装置(3)へ送
出する機能を有している。
【0027】尚、上記位置情報には、乗りかご(1)が停
止する階のフロア番号の他、移動中の乗りかご(1)の中
間位置についての情報も含まれる。
【0028】映像表示装置(3)に映出すべき映像として
は、静止画及び動画の何れを採用することも可能であっ
て、静止画の場合は、乗りかご(1)が停止する階毎に異
なる複数枚の静止画が映像ソース蓄積装置(4)に記録さ
れ、動画の場合は、階毎に異なる複数種類の動画が映像
ソース蓄積装置(4)に所定期間に亘って記録されてい
る。これらの静止画或いは動画は、階毎に独立した画像
であっても可く、或いは1階から最上階までの表示画像
を繋ぎ合わせると、1枚の連続した画像を形成するもの
でも可い。
【0029】図4は、静止画の場合に、映像ソース蓄積
装置に予め記録されている画像V0と、乗りかごが1階
からn階まで移動する過程で映像表示装置に映し出され
る表示画像の関係を示している。図示の如く、ある階に
乗りかごが停止したときには、その階に応じた静止画が
選択されて映出される。
【0030】又、乗りかごの移動中には、乗りかごの中
間位置に応じて、2つの階の表示画像が合成されて1枚
の静止画が形成される。画像合成の方法としては、図中
にハッチングで示す様に、2つの表示画像から夫々乗り
かごの位置に応じた領域を切り出して1枚の静止画を形
成する方法や、2枚の静止画を夫々乗りかごの位置に応
じて変化する割合いで縮小し、これらを1枚の静止画に
合成する方法等、周知の種々の編集方法が採用出来る。
【0031】従って、静止画の場合、図1に示すビデオ
メモリ(6)は、少なくとも2フィールド分の映像信号を
格納出来る容量を有すればよく、制御回路(7)は、映像
ソース蓄積装置(4)に記録されている画像の内、乗りか
位置に応じた2フィールド分を選択してビデオメモ
リ(6)へ書き込んだ後、例えばビデオメモリ(6)の読出
し開始アドレスを制御することによって、或いは2フィ
ールドの映像信号に対して所定の画像処理を施すことに
よって、画像の合成を行なう。
【0032】図2は、静止画についての制御回路の基本
的な制御動作を表わしている。エレベータが待機位置で
ある1階にて停止しているとき、映像表示装置には初期
映像が表示されており(S1)、その後、乗りかごが移動
を開始すると、エレベータの位置情報が取得され(S
2)、取得した位置情報に基づいて位置変更があったか
否かが判断される(S3)。位置変更があった場合は、位
置情報に基づいて表示すべき画像を映像ソース蓄積装置
から選択して(S4)、ビデオメモリに書き込む。
【0033】次に、ビデオメモリからの信号読出しを制
御することによって、乗りかごの位置に応じた画像を映
像表示装置に切換え表示する(S5)。そして、以上の処
理がエレベータの運転が停止(S6)するまで繰り返され
る。
【0034】図5は、動画の場合に、時間の経過と乗り
かごの移動に伴って、映像表示装置に映し出される表示
画像が変化する様子を表わしている。ある階で乗りかご
が停止している状態では、時間の推移(T1、T2、T3
4…)につれて変化する、その階の表示映像(V1
2、V3、V4…)が映像表示装置に映し出される。
【0035】乗りかごが移動中の場合は、乗りかごの中
間位置に応じて、2つの階の表示画像が合成されて、動
画の1フィールドが形成される。この場合、図5に示す
時刻T4にて乗りかごが2階から3階への移動途中にあ
るとすると、その時刻における2階の表示画像と3階の
表示画像が合成されて、映像表示装置に映し出される。
画像合成の方法は、静止画の場合と同様に種々の編集方
法が採用出来る。
【0036】図3は、動画の場合の制御回路の動作を表
わしている。動画の場合は、時間的に変化する映像信号
をビデオメモリにリアルタイムに書き込み、或いは読み
出すことが物理的に困難であるため、映像ソース蓄積装
置からは、乗りかごの位置に応じた2つの動画の映像信
号を、夫々複数フィールド(例えば10フィールド前後)
づつ先読みする(S1)。そして、乗りかごが1階で待機
しているときには初期映像の表示を行なう(S2)。
【0037】従って、動画の場合、図1に示すビデオメ
モリ(6)は、時間軸方向に複数フィールド(例えば10
フィールド前後)、乗りかごの移動方向に少なくとも2
フィールド記憶出来る容量(例えば数メガバイト)が必要
となる。
【0038】その後、エレベータが移動を開始すると位
置情報を取得し(S3)、取得した位置情報に基づいて位
置変更があったか否かが判断される(S4)。位置変更が
あった場合には、位置情報に基づいて、2つの動画の中
から表示すべき映像領域を計算して(S5)、2つの動画
を合成し(S6)、映像表示装置に表示する(S7)。この
際、動画は、ビデオメモリから現在時刻の映像を読み出
すことによって得られる。
【0039】続いて、位置情報に基づいて2つの動画の
切り替えが必要か否かを判断し(S8)、必要であれば、
2つの動画の組み合わせを変更して(S9)、ステップS
3へ戻る。切り替えが不要であれば、エレベータの運転
が停止したか否かの判断を行ない(S10)、運転が停止す
るまで上記手続を繰り返す。
【0040】上述の如く、本発明に係るエレベータシス
テムによれば、例えば、乗りかご(1)が1階に停止して
いるときは映像表示装置(3)に海底の映像を映し、乗り
かご(1)が上昇するにつれて、海面に近づく映像を映す
ことにより、搭乗者には、あたかも海の中を上昇してい
るかの様な感覚を与えることが出来る。この結果、搭乗
者の注意が効果的に映像表示装置(3)に向けられ、狭い
乗りかご内での不快感、緊張感を緩和することが出来る
のである。
【0041】次に、映像表示装置(3)の取り付け位置及
び取り付け姿勢について説明する。図14に示す如く、
乗りかご(1)内の扉(11)の上方位置に、両側壁(12)(12)
に跨がると共に、天井(13)に対して所定角度(例えば3
0度〜40度)だけ傾斜した傾斜壁(14)を設け、該傾斜
壁(14)内に表示画面(33)を設置する。
【0042】この場合、乗りかご(1)内にて扉(11)側に
向いた搭乗者は、そのまま斜め上方に視線を向ければ、
視線が表示画面(33)を対して略垂直に対向することな
り、無理な姿勢をとることなく、表示画面(33)の映像を
観賞することが出来る。
【0043】尚、図14の例では、扉(11)の上方位置
に、従来と同様に階数インジケータ(15)が設置されてお
り、該階数インジケータ(15)と表示画面(33)とは搭乗者
の同一視野内に入ることとなる。
【0044】図15に示す如く映像表示装置(3)を映像
投射装置(31)と光反射器(32)によって構成する場合、乗
りかご(1)には、第1天井(13a)の下方に第2天井(13
b)と傾斜壁(14)を設け、該傾斜壁面内に背面投射型の
表示画面(33)を設置する。又、映像投射装置(31)は、第
2天井(13b)の上に水平に設置し、該映像投射装置(31)
からの投写映像を光反射器(32)にて反射させて、表示画
面(33)へ導く。
【0045】図15の構成によれば、第1天井(13a)と
第2天井(13b)の間の扁平な空間を利用して、映像投射
装置(31)から光反射器(32)を経て表示画面(33)へ至る光
路長を充分に長くとることが出来るので、表示画面(33)
の大型化が可能である。
【0046】図6に示す如くエレベータシステムは、乗
りかご(1)の扉の開閉動作を表わす映像が記録されてい
る映像ソース蓄積装置(41)を具え、映像制御装置(51)
は、映像ソース蓄積装置(41)から再生される映像信号を
記憶することが出来るビデオメモリ(61)と、該ビデオメ
モリ(61)に対する信号の書込み及び読出しを制御して読
み出した映像信号Vを映像表示装置(3)へ供給すべき制
御回路(71)とを具えている。
【0047】制御回路(71)は、後述するマイクロコンピ
ュータのソフトウエアによって構成され、エレベータ制
御装置(2)から得られる扉開閉信号Qに基づいて映像ソ
ース蓄積装置(41)から対応する記録領域の映像信号を再
生してビデオメモリ(61)へ書き込むと共に、ビデオメモ
リ(61)から信号を読み出して1画面分の映像信号Vを作
成し、映像表示装置(3)へ送出する機能を具えている。
【0048】ここで、扉開閉信号Qには、扉が開き始め
るタイミングで発せられるオープン信号と、扉が閉じ始
めるタイミングで発せられるクローズ信号が含まれ、更
に必要に応じて、開閉に要する時間を表わす情報が含ま
れる。
【0049】図8は、映像表示装置(3)の画面が乗りか
ご(1)の扉の開閉動作に応じて変化する様子を表わして
いる。乗りかご(1)の停止状態にて扉が開き始めるタイ
ミングで、映像表示装置(3)の画面には、扉が閉じてい
る状態の映像が表示され、その後、扉が全開するまでの
期間は、扉が開く様子を表わす映像が表示される。
【0050】又、乗りかご(1)が開く過程では、扉間の
背景部分に、乗りかご(1)が停止した階のフロア番号等
を含む背景画が合成されて映出される。そして、扉が完
全に開いた状態では、図示の如く画面の全領域に背景画
が表示される。尚、背景画の映像生成は、図1乃至図5
に示す実施例の構成によって可能である。
【0051】その後、扉が閉じ始めるタイミングで、映
像表示装置(3)の画面は、扉が全開状態から閉じる様子
を表わす映像に切換わり、その後、扉が全閉した時点で
は、扉が全閉した状態の映像が表示されることになる。
この過程においても、扉の映像と背景画が合成されて表
示される。
【0052】扉が開閉する様子を表わす映像は、扉が開
閉する前の状態の映像に対し、扉の開閉に同期したワイ
プ処理等、周知の特殊画像処理を施すことによって生成
することが出来る。
【0053】図7は、上記動作を実現するための制御回
路(71)の制御手続きを表わしている。エレベータが始動
すると、乗りかご(1)は待機位置である1階に停止し、
この状態で、映像表示装置(3)には初期画面が表示され
る(S1)。その後、乗りかご(1)が移動を開始し、乗り
かご(1)の移動中には、前述の実施例の如く乗りかご
(1)の停止し或いは通過する階のフロア番号(階数)に応
じた映像が切り替え表示される(S2)。この際の映像の
切り替えには、一定の時間間隔による単純な切替え方式
を採用することも可能である。
【0054】この過程で、制御回路(71)は、エレベータ
制御装置(2)からの扉開閉信号Qを常時監視しており、
乗りかご(1)が停止した状態でオープン信号を検知する
と(S3)、扉の開き時間から割り出した扉の開き度に応
じて、扉の映像と背景画を合成するために必要な画面合
成パラメータを計算する(S4)。そして、その結果に応
じてビデオメモリ(61)上にて1画面分の画像を合成し
(S5)、合成された画像を映像表示装置(3)に表示する
(S6)。この手続きを扉が全開するまで繰り返す(S
7)。
【0055】次に、クローズ信号を検知すると(S8)、
扉の閉じ時間から割り出した扉の開き度に応じて、背景
画と扉の映像を合成するために必要な画面合成パラメー
タを計算する(S9)。そして、その結果に応じてビデオ
メモリ(61)上にて1画面分の画像を合成し(S10)、合成
された画像を映像表示装置(3)に表示する(S11)。この
手続きを扉が全閉するまで繰り返す(S12)。上記一連の
制御手続きは、エレベータの運転が終了(S13)するまで
繰り返される。
【0056】これによって映像表示装置(3)には、図8
に示す様に扉の開閉期間中にはその動作を表わす映像が
映し出され、扉が全開した状態では、停止した階に応じ
た映像が映し出されることになる。上記エレベータシス
テムによれば、搭乗者は、映像表示装置の画面に意識を
集中したまま、乗りかごが停止して扉が開く動作を認識
することが出来ので、降りるタイミングを逸する虞れ
はない。
【0057】図9に示すエレベータシステムは、乗りか
ご(1)の昇降動作に伴って搭乗者が体感する昇降感覚と
合致する映像を映像表示装置(3)に表示することによ
り、乗りかご(1)の停止するタイミングを視覚的に予知
し得るようにすると共に、搭乗者が映像から受ける臨場
感によって、映像への集中度を効果的に高めるものであ
る。
【0058】映像ソースとなる符号化データ蓄積装置(4
2)には、被写体に対して一定の相対速度で接近するビデ
オカメラの撮像信号が、予め高能率符号化されてフレー
ム番号毎に記録されている。符号化データ蓄積装置(42)
は、レーザディスクプレーヤ、ハードディスク装置、C
D−ROM装置等のランダムアクセスが可能なデジタル
信号記憶装置から構成される。
【0059】撮影時の被写体とビデオカメラの相対速度
をV0とすると、信号再生時の被写体の見かけ上の接近
速度Vは、下記数1によって表わすことが出来る。
【0060】
【数1】V=V0×(f/f0) ここで、f0は撮影時のフレームレートであり、fは再
生時のフレームレートであって、所定の最大再生レート
fmax以下の値をとる。
【0061】従って、再生時のフレームレートを一定の
変化率で増大させると、信号再生時の被写体は、あたか
も加速して接近する様に観察され、逆に再生時のフレー
ムレートを一定の変化率で減少させると、信号再生時の
被写体は、あたかも減速して接近する様に観察されるこ
とになる。
【0062】乗りかご(1)は、フロア間を昇降する際、
図11に示す如く停止状態から加速して、最高速度Vma
xに達した後は一定速度となり、その後、減速して停止
する速度変化を行なうから、図12の如く速度変化に比
例して再生フレームレートを変化させると、乗りかご
(1)の移動速度と被写体の接近速度が合致して、搭乗者
は、乗りかご(1)の速度変化を映像によって体感するこ
とが出来る。
【0063】ここで、乗りかご(1)の上昇時と下降時で
信号再生の時間軸を逆転させれば、移動方向に応じた映
像が生成される。
【0064】上述のフレームレートの変更を行なうべ
く、図9のエレベータシステムにおいては、符号化デー
タ蓄積装置(42)の出力端に符号化データメモリ(62)を接
続し、制御回路(72)によって、符号化データ蓄積装置(4
2)からのデータ読出し及び符号化データメモリ(62)への
データ書込みを制御する。
【0065】即ち、制御回路(72)には、エレベータ制御
装置(2)から通信I/F(9)を経て速度信号が常時供給
されており、制御回路(72)は、先ず図12の関係に基づ
いて速度に応じたフレームレートfを決定する。
【0066】次に、制御回路(72)は、乗りかご(1)の上
昇動作においては下記数2によって、乗りかご(1)の下
降動作においては下記数3によって、符号化データ蓄積
装置(42)から読み出すべきフレームの番号Fiを決定す
る。
【0067】
【数2】 Fi=S+四捨五入{i×(f0/f1)×(f/f0)}
【数3】 Fi=S−四捨五入{i×(f0/f1)×(f/f0)}
【0068】ここでf1は、映像表示装置(3)の映像表
示方式によって決るフレームレートであって、例えばN
TSC方式では30Hzである。又、iは一定の変化速
度で増大するビデオフレーム番号(0、1、2…)、Sは
ビデオフレーム番号の初期値である。
【0069】例えば図13(b)は、トンネルの出口が近
づく映像がフレームレートf0で録画されている様子を
表わしており、例えば同図(a)の如く再生時のフレーム
レートfを録画時フレームレートf0の2分の1に設定
した場合、フレーム番号Fiは0、0、1、1、2、
2、…と変化し、再生される内容は、同図(b)の映像を
2分の1の速度でスロー再生したものとなる。又、同図
(c)の如く再生時のフレームレートfを録画時フレーム
レートf0の2倍に設定した場合、フレーム番号Fiは
0、2、4、…と変化し、再生される内容は、同図(b)
の映像を2倍の速度で早送り再生したものとなる。
【0070】符号化データ蓄積装置(42)に対して、上述
の如く決定されたフレーム番号Fiが供給されると、該
フレーム番号を有する映像データが符号化データ蓄積装
置(42)から順次読み出され、符号化データメモリ(62)に
蓄積される。符号化データメモリ(62)のデータは制御回
路(72)によって読み出され、更に復号化回路(8)へ供給
されて、1/f1の周期で1画面分のアナログ映像信号
に復号される。
【0071】1画面分の映像信号は、第1及び第2切換
えスイッチ(73)(74)の切換えによって、第1ビデオメモ
リ(63)及び第2ビデオメモリ(64)へ1/f1の周期で交
互に格納され、1/f1の周期で交互に読み出される。
この際、第1及び第2切換えスイッチ(73)(74)の連動に
よって、データ読出し中でないメモリにデータが書き込
まれる。
【0072】第1ビデオメモリ(63)及び第2ビデオメモ
リ(64)から交互に読み出される映像信号はビデオI/F
(91)を経て所定フォーマットに変換された後、乗りかご
(1)の映像表示装置(3)へ供給される。
【0073】図10は、制御回路(72)による制御手続き
を表わしている。先ずエレベータ制御装置(2)から得ら
れる速度信号に基づき、前記数2或いは数3によって読
出しフレーム番号Fiを決定し(S1)、該フレーム番号
を有する符号化データを映像ソース蓄積装置(41)から読
み出し、符号化データメモリ(62)へ格納する(S2)。
【0074】次に、読み出した符号化データを復号化
し、復号化された映像信号を何れか一方のビデオメモリ
に書き込む(S3)。その後、映像信号の垂直ブランキン
グ期間を判定し(S4)、垂直ブランキング期間内に両ス
イッチの切換え(S5)を行なう。
【0075】次に、フレームレートが変更された否かを
判断し、変更のあった場合は、前記数2或いは数3のビ
デオフレーム番号iを0に設定すると共に、ビデオフレ
ーム番号の初期値Sを読出しフレーム番号Fiに設定す
る。続いてビデオフレーム番号iをカウントアップ(S
6)し、エレベータの運転終了等に伴って映像再生を終
了するまで、上記手続きを繰り返す。
【0076】この結果、映像表示装置(3)には、乗りか
ご(1)の速度変化に応じた速度変化で接近し或いは離間
する被写体の映像が映し出されることになる。上記エレ
ベータシステムによれば、搭乗者は映像表示装置(3)の
映像によって乗りかご(1)の速度変化を視覚によって体
感することが出来るから、臨場感のある映像効果が得ら
れ、多くの搭乗者の視線を映像に引き付けることが可能
である。
【0077】上記実施例の説明は、本発明を説明するた
めのものであって、特許請求の範囲に記載の発明を限定
し、或は範囲を減縮する様に解すべきではない。又、本
発明の各部構成は上記実施例に限らず、特許請求の範囲
に記載の技術的範囲内で種々の変形が可能であることは
勿論である。
【図面の簡単な説明】
【図1】乗りかごの位置に応じた映像を表示する実施例
の構成を示すブロック図である。
【図2】該実施例における静止画についての映像制御方
式を表わすフローチャートである。
【図3】該実施例における動画についての映像制御方式
を表わすフローチャートである。
【図4】該実施例において、乗りかごの位置に応じて表
示画が切り替えられる様子を説明する図である。
【図5】動画の場合の同上の説明図である。
【図6】扉の開閉を示す映像を表示する実施例の構成を
示すブロック図である。
【図7】該実施例における映像制御方式を表わすフロー
チャートである。
【図8】該実施例におけて、扉の開閉を表わす映像の説
明図である。
【図9】乗りかごの速度に応じた映像を表示する実施例
の構成を示すブロック図である。
【図10】該実施例における映像制御方式を表わすフロ
ーチャートである。
【図11】乗りかごの速度変化を示すグラフである。
【図12】乗りかごの速度と再生フレームレートの関係
を示すグラフである。
【図13】フレームレートの変更によって映像が変化す
る様子の説明図である。
【図14】乗りかご内における表示画面の配置を示す斜
視図である。
【図15】映像表示装置を構成する光学系の配置を示す
一部破断側面図である。
【符号の説明】
(1) 乗りかご (2) エレベータ制御装置 (3) 映像表示装置 (4) 映像ソース蓄積装置 (5) 映像制御装置 (6) ビデオメモリ (7) 制御回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西垣 敦郎 大阪府守口市京阪本通2丁目18番地 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 澤池 一浩 大阪府守口市京阪本通2丁目18番地 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 津村 知彦 大阪府茨木市庄1丁目28番10号 フジテ ック株式会社内 (56)参考文献 特開 平1−313082(JP,A) 特開 昭63−282073(JP,A) 特開 昭56−52375(JP,A)

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エレベータ制御装置(2)によって昇降動
    作が制御されるエレベータの乗りかご(1)内に映像表示
    装置(3)を設置したエレベータシステムにおいて、昇降
    する乗りかご(1)の位置に応じて変化する映像が記録さ
    れている映像ソース蓄積装置(4)と、映像ソース蓄積装
    置(4)から再生される映像信号を複数フィールド分記憶
    することが出来るビデオメモリ(6)と、該ビデオメモリ
    (6)に対する信号の書込み及び読出しを制御して読み出
    した映像信号を映像表示装置(3)へ供給すべき制御回路
    (7)とを具え、制御回路(7)は、エレベータ制御装置
    (2)から得られる位置信号に基づいて乗りかご(1)の位
    置情報を取得する手段と、取得した位置情報に基づいて
    映像ソース蓄積装置(4)から乗りかご(1)の位置に応じ
    た記録領域の映像信号を再生してビデオメモリ(6)へ書
    き込む手段と、ビデオメモリ(6)から信号を読み出して
    1画面分の映像信号を作成し、映像表示装置(3)へ送出
    する手段とを具えていることを特徴とするエレベータシ
    ステム。
  2. 【請求項2】 映像ソース蓄積装置(4)には、乗りかご
    (1)が停止する階毎に割り当てられた複数枚の静止画が
    記録され、ビデオメモリ(6)には、乗りかご(1)の位置
    を挟んで上下2つの階に割り当てられた少なくとも2枚
    の静止画が書き込まれ、乗りかご(1)の位置に応じて、
    これらの静止画が映像表示装置(3)に切換え表示される
    請求項1に記載のエレベータシステム。
  3. 【請求項3】 乗りかご(1)の移動中は、ビデオメモリ
    (6)に書き込まれた2枚の静止画から、乗りかご(1)の
    位置に応じた割合で画像が上下に合成されて映像表示装
    置(3)に表示される請求項2に記載のエレベータシステ
    ム。
  4. 【請求項4】 映像ソース蓄積装置(4)には、乗りかご
    (1)が停止する階毎に割り当てられた複数種類の動画が
    記録され、ビデオメモリ(6)には、乗りかご(1)の位置
    を挟んで上下2つの階に割り当てられた少なくとも2種
    類の動画が、夫々現在時刻のフィールドを含む複数フィ
    ールド分だけ書き込まれ、乗りかご(1)の位置と現在時
    刻に応じて、これらの動画が映像表示装置(3)に切換え
    表示される請求項1に記載のエレベータシステム。
  5. 【請求項5】 乗りかご(1)の移動中は、ビデオメモリ
    (6)に書き込まれた2種類の動画から、乗りかご(1)の
    位置に応じた割合で画像が上下に合成されて映像表示装
    置(3)に表示される請求項4に記載のエレベータシステ
    ム。
  6. 【請求項6】 エレベータ制御装置(2)によって昇降動
    作が制御されるエレベータの乗りかご(1)内に映像表示
    装置(3)を設置したエレベータシステムにおいて、乗り
    かご(1)の扉の開閉動作を表わす映像が記録されている
    映像ソース蓄積装置(41)と、映像ソース蓄積装置(41)か
    ら再生される映像信号を記憶することが出来るビデオメ
    モリ(61)と、該ビデオメモリ(61)に対する信号の書込み
    及び読出しを制御して読み出した映像信号を映像表示装
    置(3)へ供給すべき制御回路(71)とを具え、制御回路(7
    1)は、エレベータ制御装置(2)から得られる扉開閉信号
    に基づいて映像ソース蓄積装置(41)から対応する記録領
    域の映像信号を再生してビデオメモリ(61)へ書き込む手
    段と、ビデオメモリ(61)から信号を読み出して1画面分
    の映像信号を作成し、映像表示装置(3)へ送出する手段
    とを具えていることを特徴とするエレベータシステム。
  7. 【請求項7】 映像ソース蓄積装置(41)には、乗りかご
    (1)の扉の開閉動作を表わす第1の映像信号と共に、扉
    の全開状態で背景として表示されるべき第2の映像信号
    が記録されており、制御回路(71)は、エレベータ制御装
    置(2)から得られる扉開閉信号に基づいて前記第1及び
    第2の映像信号をビデオメモリ(61)上で合成する手段を
    具えている請求項6に記載のエレベータシステム。
  8. 【請求項8】 エレベータ制御装置(2)によって昇降動
    作が制御されるエレベータの乗りかご(1)内に映像表示
    装置(3)を設置したエレベータシステムにおいて、一定
    の速度で被写体が接近し或いは離間する映像が符号化さ
    れてフレーム番号毎に記録されている符号化データ蓄積
    装置(42)と、符号化データ蓄積装置(42)から読み出され
    るデータを記憶すべき符号化データメモリ(62)と、該符
    号化データメモリ(62)から読み出されるデータを復号化
    する復号化回路(8)と、該復号化回路(8)の出力信号に
    基づいて1画面分の映像信号を作成し、映像表示装置
    (3)へ供給する信号処理回路と、符号化データ蓄積装置
    (42)からのデータ読出し及び符号化データメモリ(62)に
    対するデータ書込みを制御する制御回路(72)とを具え、
    該制御回路(72)は、エレベータ制御装置(2)から得られ
    るエレベータの速度信号に基づいて、乗りかご(1)の移
    動速度に応じてフレーム番号を決定する手段と、決定さ
    れたフレーム番号のデータを符号化データ蓄積装置(42)
    から読み出して符号化データメモリ(62)へ書き込む手段
    とを具えていることを特徴とするエレベータシステム。
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