JP2732989B2 - ポリオキサゾリン変性シランおよびその製造方法 - Google Patents

ポリオキサゾリン変性シランおよびその製造方法

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  • Macromolecular Compounds Obtained By Forming Nitrogen-Containing Linkages In General (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は文献未載の新規なポリオ
キサゾリン変性シラン、特には防曇剤、帯電防止剤、繊
維処理剤、塗料添加剤、樹脂改質材、各種基材の表面処
理剤として有用とされる新規なポリオキサゾリン変性シ
ランおよびその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ポリオキサゾリン変性シランの製造方法
としては次式
【化4】
【化5】 によるものが知られている(機能材料誌 1990年11月
号、第18〜21頁)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この方法はい
ずれもメチルトシレート、アリルトシレートなどのトシ
レートを使用するものであるためにこの調製に手間がか
かり、あまり簡便な合成法ではなく、この簡易な方法が
求められている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような不利
を解決した文献未載の新規なポリオキサゾリン変性シラ
ンおよびその製造方法に関するもので、このポリオキサ
ゾリン変性シランは次の一般式(化6)〜(化8)で示
されるものである。
【化6】 (ここにR1 、R4 は炭素数1〜10のアルキル基、炭素
数2〜10のアルケニル基、6〜10のアリール基、R2
炭素数1〜6のアルキル基、炭素数2〜6のアルケニル
基、R3 は炭素数1〜10のアルキレン基、Xはハロゲン
原子、aは0〜3の正数、bは1〜500 の正数)
【化7】 [ここにR1 、R4 は炭素数1〜10のアルキル基、炭素
数2〜10のアルケニル基、炭素数6〜10のアリール基、
2 は炭素数1〜6のアルキル基、炭素数2〜6のアル
ケニル基、R3 は炭素数1〜10のアルキレン基、アルキ
ル基、R5 は水素原子、炭素数1〜10のアルキル基、炭
素数2〜10のアルケニル基、炭素数6〜10のアリール
基、シクロヘキシル基、炭素数7〜10のアラルキル基、
一般式R 1 c (R 2 O) 3-c Si-(CH 2 ) d -(NH) e -(CH 2 ) f - (ここで
cは0 〜2 の整数,dは0 〜4 の整数,eは0 〜1の整
数,fは0 〜3 の整数)で表される基、一般式−R 3 NHR 6
(R 6 は水素原子またはR 1 )で表される基であって、3個
のR 5 のうち少なくとも1個は水素原子であり、2個の
5 が結合して形成される環状2級アミンのアミン残基
も含む、Xはハロゲン原子、aは0〜3の正数、bは1
〜500 の正数]
【化8】 [ここにR1 、R4 は炭素数1〜10のアルキル基、炭素
数2〜10のアルケニル基、炭素数6〜10のアリール基、
2 は炭素数1〜6のアルキル基、炭素数2〜6のアル
ケニル基、R3 は炭素数1〜10のアルキレン基、R5
水素原子、炭素数1〜10のアルキル基、炭素数2〜10の
アルケニル基、炭素数6〜10のアリール基、シクロヘキ
シル基、炭素数7〜10のアラルキル基、一般式R 1 c (R
2 O) 3-c Si-(CH 2 ) d -(NH) e -(CH 2 ) f - (ここでcは0 〜2 の
整数,dは0 〜4 の整数,eは0 〜1の整数,fは0 〜
3 の整数)で表される基、一般式−R 3 NHR 6 (R 6 は水素原
子またはR 1 )で表される基であり、2個のR 5 が結合し
て形成される環状2級アミンのアミン残基も含む、aは
0〜3の正数、bは1〜500 の正数]
【0005】そして本発明者らはポリオキサゾリン変性
シランの新しい合成方法について種々検討した結果、2
−オキサゾリンをハロアルキルシランと反応させると、
このオキサゾリンはトシレートを用いなくてもこのハロ
アルキルシランで開環反応することを見出し、これによ
れば上記した一般式(化1)で示される新規なポリオキ
サゾリン変性シランが得られ、更にこれを1級または2
級のアミノ化合物と反応させると別途新規な一般式(化
2)で示されるポリオキサゾリン変性シランが得られ、
更にこの2−オキサゾリンをハロアルキルシランで開環
反応させて得た開環化合物を1級または2級のアミノ化
合物と反応させて得た化合物(化2)をイオン交換する
ことにより、更に新規な一般式(化3)で示されるポリ
オキサゾリン変性シランが得られることを確認し本発明
を完成させた。
【0006】本発明のポリオキサゾリン変性シランは前
記した一般式(化1)〜(化3)で示されるもので、こ
のR1 、R4 はメチル基、エチル基、プロピル基、ブチ
ル基、オクチル基などのアルキル基、ビニル基、アリル
基などのアルケニル基、フェニル基、トリル基などのア
リール基などから選択される炭素数1〜10のアルキル
基、炭素数2〜10のアルケニル基、炭素数6〜10のアリ
ール基、R2 は炭素数1〜6のアルキル基、炭素数2〜
6のアルケニル基、R3 はメチレン基、エチレン基、プ
ロピレン基、ブチレン基などから選択される炭素数1〜
10のアルキレン基、R5 は水素原子、またはR1 と同じ
炭素数1〜10のアルキル基、炭素数2〜10のアルケニル
基、炭素数6〜10のアリール基、あるいはシクロヘキシ
ル基、炭素数7〜10のアラルキル基、一般式R 1 c (R 2 O)
3-c Si-(CH 2 ) d -(NH) e -(CH 2 ) f - (ここでcは0 〜2 の整
数,dは0 〜4 の整数,eは0 〜1の整数,fは0 〜3
の整数)で表される基、一般式−R 3 NHR 6 (R 6 は水素原子
またはR 1 )で表される基であって、化2では3個のR 5
のうち少なくとも1個は水素原子であり、2個のR 5
結合して形成される環状2級アミンのアミン残基も含
む、化2ではXはハロゲン原子であり、aは0〜3の正
数、bは1〜500 の正数とされるものである。
【0007】このポリオキサゾリン変性シラン(化1)
は2−オキサゾリンをハロアルキルシランで開環反応さ
せることによって得ることができる。この2−オキサゾ
リンは公知のものであり、これは式
【化9】 で示される2位置に置換基R4(前出)を有する2−オキ
サゾリンであるが、これは2−メチル−2−オキサゾリ
ン、2−エチル−2−オキサゾリン、2−ブチル−2−
オキサゾリン、2−フェニル−2−オキサゾリン、2−
デシル−2−オキサゾリンが例示され、これらの中では
2−メチル−2−オキサゾリン、2−エチル−2−オキ
サゾリンが好適なものとされる。
【0008】また、ここに使用されるハロアルキルシラ
ンとしてはこのハロゲン原子が、Cl、Brのいずれの
ものであってもよいが、その製造の容易性、ならびにオ
キサゾリンとの反応性からBrとすることがよい。した
がって、このハロアルキルシランとしては(C6H13O)3Si
C3H6Br
【化10】
【化11】 及び(C5H11O)3SiC3H6Br、(C4H9O)3SiC3H6Br 、(C3H7
O)3SiC3H6Br 、(C2H5O)3SiC3H6Br 、(CH3O)3SiC3H6B
r、(CH3O)2CH3SiC3H6Br 、(CH3O)2C2H5SiC3H6Br、(C
H3O)(CH3)2SiC3H6Br 、(CH3)3SiC3H6Br 、(C2H5)3SiC
3H6Br、(C2H5O)3SiCH2Br、(CH3O)3SiCH2Br 、(CH3O)
2CH3SiCH2Br、(CH3O)2C2H5SiCH2Br 、(CH3O)(CH3)2Si
CH2Br、(CH3)3SiCH2Br、(C2H5)3SiCH2Br 、(C4H9)3S
iCH2Br 、(C10H21)3SiCH2Br 、(CH3O)3SiCH2CH2Br、
(C2H5O)3SiCH2CH2Br 、(CH3O)2CH3SiCH2CH2Br 、(C2
H5O)2CH3SiCH2CH2Br、(C2H5O)2CH3SiC6H12Br 、(CH
3O)3SiC10H20Brなどが例示されるが、これらはそのBr
をCl,Iなどに代えたものであってもよい。
【0009】この2−オキサゾリンとハロアルキルシラ
ンとの反応はオキサゾリンの開環反応により得られる反
応生成物が高粘度なものとなるので、溶剤系で行なうこ
とがよい。この溶剤は反応系が均一になるものであれば
どのようなものであってもよく、これにはトルエン、四
塩化炭素、酢酸エチル、メタノール、エタノール、ジオ
キサン、アセトン、アセトニトリル、ジメチルホルムア
ミドなどが例示されるが、これらの中では極性の非プロ
トン溶剤であるアセトニトリルが好適とされる。
【0010】この反応は−20℃〜200 ℃の範囲で行えば
よいが、特には40℃〜120 ℃とすることがよく、この反
応時間は反応温度および反応試剤の種類により異なるけ
れども、通常この反応は1時間〜8時間で完結する。ま
た、この反応はハロアルキルシランとしてブロモアルキ
ルシラン、イオドアルキルシランを使用する場合には溶
剤中でオキサゾリンと加熱するだけで進行するがクロロ
アルキルシランを使用する場合にはNaIなどの触媒を使
用することが必要とされる。
【0011】この反応終了後、溶剤を留去すると、一般
式(化1)で示されるオキサゾリン変性シランを得るこ
とができる。
【0012】この一般式(化1)で示されるポリオキサ
ゾリン変性シランはこれを前記した溶剤に溶解するか、
あるいは上記した反応生成物からこれを単離せず溶剤と
共にして、1級または2級のアミノ化合物と反応させる
と一般式(化2)で示されるポリオキサゾリン変性シラ
ンを得ることができる。
【0013】ここで使用されるアミノ化合物は1級また
は2級のアミノ化合物であればどのようなものでもよ
く、これは通常の脂肪族、芳香族のアミノ化合物のほか
にけい素含有アミノ化合物であってもよい。このアミノ
化合物としてはアンモニア、CH3NH2、C2H5NH2 、C3H7NH
2 、C4H9NH2 、C6H13NH2、C7H15NH2、C8H17NH2、C9H19N
H2、C10H21NH2
【化12】
【化13】
【化14】
【化15】 及び(CH3)2NH、(C2H5)2NH 、(C4H9)2NH 、(C10H21)CH3N
H 、(C10H21)C2H5NH、(C10H21)C4H9NH、ピペリジン、ピ
ペラジン、Nメチルピペラジン、エチレンジアミン、
N−メチルエチレンジアミン、ジエチレントリアミンな
である。
【0014】また、このけい素含有アミノ化合物として
は(C2H5O)3Si(CH2)3NH2 、(CH3O)3Si(CH2)3NH2、(C2H
5O)2CH3Si(CH2)3NH2、(C4H9O)2CH3Si(CH2)3NH2、(CH3O)
3Si(CH2)3NH(CH2)3NH2、(CH3O)3SiCH2NH2 、(CH3O)3Si
(CH2)2NH2、(CH3O)3Si(CH2)4NH2、(CH3O)3Si(CH2)3NHCH
3、(CH3O)3Si(CH2)3NH C2H5、(CH3O)3Si(CH2)3NH C
4H9
【化16】
【化17】
【化18】 (CH3O)(CH3)2 Si(CH2)3NH2、(CH3O)3Si(CH2)3NH(CH2)2NH
2、(CH3O)2CH3Si(CH2)3NH(CH2)2NH2 などである。
【0015】この一般式(化1)で示されるポリオキサ
ゾリン変性シランと1級または2級のアミノ化合物との
反応におけるアミノ化合物の添加量は通常0.5 〜2モ
ル、特には1〜1.5 モルとすればよいが、この反応温度
は−20℃〜200 ℃、特には40℃〜120 ℃とすればよく、
この反応時間は1時間〜8時間とすればよい。
【0016】また、このようにして得られた一般式(化
2)で示されるポリオキサゾリン変性シランはこれをイ
オン交換樹脂を用いて脱HXすると一般式(化3)で示
されるオキサゾリン変性シランを得ることができる。
【0017】このようにして得られた一般式(化1)、
(化2)、(化3)で示されるポリオキサゾリン変性シ
ランはR4 の炭素数が少ない場合には親水性のものとな
るが、これらの化合物は加水分解性基を有しているの
で、基材に固着させることができ、したがってこれは耐
久性のある防曇剤、帯電防止剤、繊維処理剤、塗料添加
剤、樹脂改質材、各種基材の表面処理剤として有用とさ
れ、R4 が炭素数の多いものであるときに、このものは
疎水性となるが、このような化合物も防曇剤、帯電防止
剤以外の上記した用途には有利に使用することができ
る。
【0018】実施例 つぎに本発明の実施例をあげる。 実施例1 2−エチル−2−オキサゾリン 990g(10モル)、ブロ
モプロピルトリエトキシシラン 285g(1モル)および
アセトニトリル 850gを3リットルのフラスコに仕込
み、窒素通気下、アセトニトリル還流下に5時間反応を
行なったのち、アセトニトリルを減圧下にストリップし
たところ、黄色固体 1,210g(収率95%)が得られた
が、このものはBr量の測定値が理論値6.3 %のとこ
ろ、測定値が6.5 %であることからほぼ理論通りである
ことが確認された。
【0019】ついでこの黄色固体についてその13CNM
RとIRをしらべたところ、このNMRが図1に示した
とおりのものであり、IRチャートが図2に示したとお
りのものであることから、式
【化19】 で示されるポリオキサゾリン変性シランであることが確
認された。
【0020】実施例2 実施例1で得られたポリオキサゾリン変性シラン 510g
(0.4 モル)、アミノプロピルトリエトキシシラン88g
(0.4 モル)およびアセトニトリル 400gを2リットル
のフラスコに仕込み、窒素通気下、アセトニトリル還流
下に5時間反応を行なったのち、アセトニトリルを減圧
下にストリップしたところ、黄色固体 550g(収率92
%)が得られたが、このものはBr量の測定値が理論値
5.3 %のところ、測定値が5.5 %であることからほぼ理
論通りであることが確認された。
【0021】ついで、この黄色固体についてその13CN
MRとIRをしらべたところ、このNMRが図3に示し
たとおりのものであり、IRチャートが図4に示したと
おりのものであることから、このものは式
【化20】 で示されるポリオキサゾリン変性シランであることが確
認された。
【0022】実施例3 2−エチル−2−オキサゾリン 297g (3モル)、ブロ
モヘキシルジエトキシメチルシラン 297g(1モル)お
よびアセトニトリル 390gを2リットルのフラスコに仕
込み、窒素通気下、アセトニトリル還流下に5時間反応
を行なったのち、アセトニトリルを減圧下にストリップ
したところ、黄色固体 534g(収率90%)が得られたの
で、このものについてNMR、IRをしらべたところ、
このものは式
【化21】 で示されるポリオキサゾリン変性シランであることが確
認された。
【0023】
【発明の効果】本発明はポリオキサゾリン変性シランお
よびその製造方法に関するもので、これは前記したよう
に文献未載の新規な一般式(化1)〜(化3)で示され
るポリオキサゾリン変性シランおよびその製造方法に関
するものである。このポリオキサゾリン変性シランは加
水分解性基を有しているので、基材に固着することがで
き、したがってこれは防曇剤、帯電防止剤、繊維処理
剤、塗料添加剤、樹脂改質材、表面処理剤として有用と
されるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例1で得られたポリオキサゾ
リン変性シラン(I)のNMR図を示したものである。
【図2】 本発明の実施例1で得られたポリオキサゾ
リン変性シラン(I)のIRチャートを示したものであ
る。
【図3】 本発明の実施例2で得られたポリオキサゾ
リン変性シラン(II)のNMR図を示したものである。
【図4】 本発明の実施例2で得られたポリオキサゾ
リン変性シラン(II)のIRチャートを示したものであ
る。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−255725(JP,A) 特開 平2−276824(JP,A) 特開 平3−212451(JP,A) 特開 平4−85335(JP,A) 特開 平4−85334(JP,A) 特開 平5−32784(JP,A) 特開 平5−112423(JP,A) 特公 昭42−10232(JP,B1)

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式(化1)で示されるポリオキサゾ
    リン変性シラン。 【化1】 (ここにR1 、R4 は炭素数1〜10のアルキル基、炭素
    数2〜10のアルケニル基、炭素数6〜10のアリール基、
    2 は炭素数1〜6のアルキル基、炭素数2〜6のアル
    ケニル基、R3 は炭素数1〜10のアルキレン基、Xはハ
    ロゲン原子、aは0〜3の正数、bは1〜500 の正数)
  2. 【請求項2】 一般式(化2)で示されるポリオキサゾ
    リン変性シラン。 【化2】 [ここにR1 、R4 は炭素数1〜10のアルキル基、炭素
    数2〜10のアルケニル基、炭素数6〜10のアリール基、
    2 は炭素数1〜6のアルキル基、炭素数2〜6のアル
    ケニル基、R3 は炭素数1〜10のアルキレン基、R5
    水素原子、炭素数1〜10のアルキル基、炭素数2〜10の
    アルケニル基、炭素数6〜10のアリール基、シクロヘキ
    シル基、炭素数7〜10のアラルキル基、一般式R 1 c (R
    2 O) 3-c Si-(CH 2 ) d -(NH) e -(CH 2 ) f - (ここでcは0 〜2 の
    整数,dは0 〜4 の整数,eは0 〜1の整数,fは0 〜
    3 の整数)で表される基、一般式−R 3 NHR 6 (R 6 は水素原
    子またはR 1 )で表される基であって、3個のR 5 のうち
    少なくとも1個は水素原子であり、2個のR 5 が結合し
    て形成される環状2級アミンのアミン残基も含む、Xは
    ハロゲン原子、aは0〜3の正数、bは1〜500 の正
    数]
  3. 【請求項3】 一般式(化3)で示されるポリオキサゾ
    リン変性シラン。 【化3】 [ここにR1 、R4 は炭素数1〜10のアルキル基、炭素
    数2〜10のアルケニル基、炭素数6〜10のアリール基、
    2 は炭素数1〜6のアルキル基、炭素数2〜6のアル
    ケニル基、R3 は炭素数1〜10のアルキレン基、R5
    水素原子、炭素数1〜10のアルキル基、炭素数2〜10の
    アルケニル基、6〜10のアリール基、シクロヘキシル
    基、炭素数7〜10のアラルキル基、一般式R 1 c (R 2 O) 3-c
    Si-(CH 2 ) d -(NH) e -(CH 2 ) f - (ここでcは0 〜2 の整数,
    dは0 〜4 の整数,eは0 〜1の整数,fは0 〜3 の整
    数)で表される基、一般式−R 3 NHR 6 (R 6 は水素原子また
    はR 1 )で表される基であり、2個のR 5 が結合して形成
    される環状2級アミンのアミン残基も含む、aは0〜3
    の正数、bは1〜500 の正数]
  4. 【請求項4】 2−オキサゾリンをハロアルキルシラン
    で開環反応させることを特徴とする請求項1記載のポリ
    オキサゾリン変性シランの製造方法。
  5. 【請求項5】 2−オキサゾリンをハロアルキルシラン
    で開環反応させて得た開環化合物を1級または2級のア
    ミノ化合物と反応させることを特徴とする請求項2記載
    のポリオキサゾリン変性シランの製造方法。
  6. 【請求項6】 2−オキサゾリンをハロアルキルシラン
    で開環反応させて得た開環化合物をアミノ化合物と反応
    させたのち、イオン交換することを特徴とする請求項3
    記載のポリオキサゾリン変性シランの製造方法。
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