JP2731989B2 - 索道の傾斜移送装置 - Google Patents

索道の傾斜移送装置

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JP2731989B2 JP3254495A JP25449591A JP2731989B2 JP 2731989 B2 JP2731989 B2 JP 2731989B2 JP 3254495 A JP3254495 A JP 3254495A JP 25449591 A JP25449591 A JP 25449591A JP 2731989 B2 JP2731989 B2 JP 2731989B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主にスキーヤーを輸送
する自動循環式索道において、停留場に配設した搬器を
移送するための軌条に傾斜した区間が在る場合に、この
傾斜区間で搬器を移送するための移送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動循環式索道は、山岳地域の観光地で
の観光客や、スキー場でのスキーヤーを輸送するための
輸送設備として、そのほとんどは屋外に建設されてい
る。このように屋外に建設する場合に、索道線路中で
は、搬器が握索懸架されて上り線側と下り線側を移動す
る索条は、支柱に装着した索受装置を介して同じ高さで
支承されている。従って、両端の停留場で出発、あるい
は、到着する搬器の移動高さも同じであり、索条を放索
した後に、乗客の乗降のために搬器が移送される停留場
内に配設された軌条も、ほぼ水平に架設されている。
【0003】しかし、近時、都市近郊では通年営業可能
な屋内スキー場が計画されている。この屋内スキー場で
は、滑走区域を出来るだけ広く確保して、屋内を有効利
用するために、スキーヤーを輸送する設備の占有面積を
出来るだけ縮少することが求められる。索道に於いて
は、この要求に対して、本願出願人により平成2年3月
14日出願の特願平2−62885号「屋内スキー施設
用自動循環式索道のターミナル」で、従来の支柱の代わ
りに、建屋の梁から延出したフレームにより索受装置を
介して、上り線側と下り線側を移動する搬器を懸架した
索条の支承高さを変えることによって、搬器が移動する
索道線路巾を狭めて、索道線路の占有面積を縮少するよ
うになしている。この索道線路に対応して、停留場では
索条を放索した後に、搬器を回送移送するための連続し
た軌条には傾斜した軌条の区間があって、この傾斜移送
区間に傾斜移送装置を具えた自動循環式索道のターミナ
ルが提案されている。
【0004】図11は、従来の軌条107上を搬器の握
索機100が移送される状態を示した側面図である。握
索機100は走行輪101,101が車軸102,10
2で回転可能に枢着されて軌条107を転送する。中央
部には懸垂ピン105で懸垂部104を搬器の進行方向
に揺動可能に枢着され、また、握索機100の上面には
トラクションプレート103が貼着されている。図12
は、このトラクションプレート103を上方から見た平
面図である。図示するように、トラクションプレート1
03には凹凸で縞模様のパターン103aが成形されて
いる。このトラクションプレート103の表面にゴム製
の移送タイヤ106,106,…を順番に押圧して回転
し、移送タイヤ106,106,…と握索機100のト
ラクションプレート103との間に生ずる摩擦で推力を
伝えて搬器を移送する。このように、水平な軌条107
で握索機100を介して移送タイヤ106,106,…
で搬器を移送する場合に於いては、前記した握索機10
0のトラクションプレート103と、移送タイヤ10
6,106,…との間ではほとんど滑りは生じず、従っ
て、搬器は移送タイヤ106,106,…の周速度と同
じ速度で軌条107を移送することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記したように、停留
場内に配設した搬器を回送移送するための軌条のうち傾
斜した区間に於いては、従来の握索機100の上部に貼
着したトラクションプレート103と移送タイヤ10
6,106,…の間に生じる摩擦だけに依存して搬器を
回送移送する方法では滑りが生じてしまい、搬器を所定
の速度で回送移送できない問題点があった。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、自動循環式索道の停留場に配設した到着側
と出発側の間に高低差がある連続した軌条のうち、傾斜
した軌条の区間で搬器を移送するための傾斜移送装置
は、前記傾斜した軌条に沿って駆動プーリと従動プーリ
の間で循環移動する歯付きベルトと、前記歯付きベルト
の歯形と噛合い係合する歯形を有しかつ上面が移送タイ
ヤとの摩擦面を構成するトラクションプレートを貼着し
た握索機と、前記歯付きベルトにばね力によって当接し
て前記歯付きベルトの張力を調整するテンションプーリ
ーを備え、かつ前記駆動プーリと前記従動プーリとの間
において前記歯付きベルトを前記握索機の通過経路に向
けて押圧する複数の押圧ローラを前記トラクションプレ
ートの長さよりも小さい間隔で配置して備え、前記歯付
きベルトの歯と前記握索機のトラクションプレートの歯
とが噛み合って、歯付きベルトの循環移動と共に、前記
傾斜した軌条の区間で搬器を移送するようになす。
【0007】
【作用】停留場内に配設した軌条のうち傾斜した区間で
搬器を移送するための移送装置は、駆動プーリと従動プ
ーリの間で歯付きベルトを傾斜した軌条に沿って循環移
動する。他方、搬器の握索機の上部には、前記歯付きベ
ルトの歯と噛合い係合する歯を形成したトラクションプ
レートを貼着する。こうして、歯付きベルトの歯と握索
機に貼着したトラクションプレートの歯とが噛み合っ
て、歯付きベルトの循環移動と共に搬器が傾斜した軌条
を移送される。また、水平区間においては従来通り移送
タイヤが歯形を形成したトラクションプレートの上面を
押圧して回転し、摩擦によって搬器の回送移送を行う。
【0008】
【実施例】以下、本発明の詳細な一実施例について図を
用いて説明する。図1は、一方の停留場1に配設した軌
条に沿って、搬器が移送された状態を示す平面図。図2
は、図1の停留場の側面図である。図示した一方の停留
場1では搬器11,11,…が矢印19の方向から到着
して、索条5を放索した後に減速される減速移送区間
A、乗客の乗降と搬器を出発側へ転向する回送移送区間
B、および再び搬器11が加速移送されて、滑車4で折
返された高速で循環移動する索条5を握索して矢印22
方向の索道線路18へ出発する加速移送区間Dがある。
このうち、図2に示すように索道線路18で上り線側を
移動する搬器11,11,…と、下り線側を移動する搬
器11,11,…の支承高さの違いに対応して、減速移
送区間Aと加速移送区間Dとの間には高低差Hが設けら
れて、軌条2が架設されている。従って、平面視”U”
字形をした回送移送区間Bの一部には、出発側の加速移
送区間Dと連続した軌条になるようにするために、傾斜
移送区間Cが設けられている。
【0009】前記した水平な減速移送区間Aには、軌条
2に沿って搬器11の進行方向に、隣り合うゴム製の移
送タイヤ10,10,…の回転数が順番に小さくなるよ
うになされた減速移送装置6の移送タイヤ10,10,
…が並設されている。次に、図1に示した平面図に於い
て″U″字型をした回送移送区間Bにも同様にして、複
数の移送タイヤ10,10,…が軌条2に沿って、低速
で一定回転をする回送移送装置7が並設され、さらに、
到着側の軌条2よりも高低差Hだけ高位置に架設されて
いる水平な加速移送区間Cにおいても同様にして、搬器
11の進行方向に、隣り合う移送タイヤ10,10,…
の回転数が順番に早くなるような加速移送装置9の移送
タイヤ10,10,…が並設されている。前記した何れ
の移送装置に於いても、軌条2が水平な移送区間におい
ては、図10に示す様に、搬器11の握索機80に貼着
したトラクションプレート87の上面をゴム製の移送タ
イヤ10が押圧して回転し、トラクションプレート87
と移送タイヤ10の間に生じる摩擦によって搬器11を
移送する。
【0010】次に、搬器11を低速で回送移送する回送
移送区間Bの一部には傾斜移送区間Cがあり、この傾斜
移送区間Cでは搬器11を移送するために本発明の傾斜
移送装置8を傾斜した軌条2に沿って装備する。以下、
この傾斜移送装置8の詳細な構造について図3〜図7を
用いて説明する。図3は傾斜移送装置8の全体の構成を
示す側面図である。傾斜した軌条2に平行に断面が中空
状の角型の管材でできたメインフレーム35を固定位置
に架設する。このメインフレーム35の一端には軸受プ
レート34,34をメインフレーム35を挟んで固着
し、駆動プーリ25および誘導プーリ73を回転可能に
枢着する。図4は駆動プーリ25の枢着状態を示した断
面図である。軸受プレート34,34には側面視で同芯
位置にボス31,31を固着し、ベアリング32、32
を装着し、駆動軸27の図示左側の一端を貫通して中央
に駆動プーリ25を嵌着する。この駆動プーリ25の外
周部には歯付きベルト72の歯72aと同形の歯25
a,25a,…を全周に形成する。次に、駆動軸27の
図示右側の他端部にはトルクリッミタ28を嵌着して、
軸端側からワッシャ29とボルト30によって抜け止め
をする。
【0011】次に、図5は、前記した駆動プーリ25と
対をなす従動プーリ36の断面を図示したものである。
前記したメインフレーム35の駆動プーリ25とは反対
側の端部にもメインフレーム35を挟んで軸受プレート
44,44を固着延出する。この軸受プレート44,4
4の間に端部にフランジ38aを形成した従動軸38を
嵌挿する。さらに、従動軸38には中央にカラー42を
挟んで一対のベアリング43,43を装着して外輪側に
は従動プーリ36をはめ込む。さらに、前記ベアリング
43,43の両外側からカラー41,41を取り付けて
ベアリング43,43を固定することによって従動プー
リ36の軸芯方向の位置決めをする。この従動プーリ3
6にも駆動プーリ25と同様に、外周部には歯付きベル
ト72の歯72a,72a,…と噛合う歯36a,36
a,…を全周に亘って形成して、歯付きベルト72の歯
72a,72a,…と噛合うようになす。
【0012】次に、循環移動する歯付きベルト72に張
力を与えるために、メインフレーム35の上方を歯付き
ベルト72が移動する側にテンションプーリ56を具え
る。以下、このテンションプーリ56の取り付け構造を
図3の側面図および図7の断面図に示す。従動プーリ3
6側のメインフレーム35の上面よりブラケット68,
68を固着延出して、このブラケット68,68間にボ
ス68aを水平に固着する。次にメインフレーム35の
両側には″く″の字型をしたアーム63,63の回転中
心にボス65,65を設けて内周にブッシュ66,66
を装着する。こうして、メインフレーム35側のボス6
8aとアーム63,63のボス65,65を同芯上に位
置して、ヒンジピン64を貫通し、さらに外側から止め
輪67,67でヒンジピン64の抜け止めを行う。アー
ム63,63はこのヒンジピン64を中心にして矢印9
0あるいは矢印91の方向に揺動動作をする。
【0013】次に、アーム63,63の先端部のテンシ
ョンプーリ56の枢着構造は、板状のアーム63,63
へ端部にフランジ58aを形成した軸58を貫通して一
方のアーム63側で止め輪59とボルト60によって固
定する。この軸58にベアリング61,61を介してテ
ンションプーリ56を回転可能に枢着する。また、アー
ム63,63とテンションプーリ56との間のすき間に
はカラー62,62を間挿してテンションプーリ56の
軸方向の遊びが出ないようにする。また、アーム63,
63のヒンジピン64を中心としてテンションプーリ5
6が枢着された反対側の端部には、メインフレーム35
の両側面に位置して、該メインフレーム35と前記アー
ム63,63の端部との間には一方にはシリンダ69,
69を取り付け、他方には引張ばね70,70をメイン
フレーム35の調整部71との間に係止する。この調整
部71で引張ばね70,70の張力を調整して、ヒンジ
ピン64を中心にしてアーム63,63にモーメントを
与えて、テンションプーリ56が引張ばね70,70の
張力に相応する力で歯付きベルト72を循環可能に矢印
91の方向に揺動押圧して張力を与える。
【0014】次に、駆動プーリ25を枢着した軸受プレ
ート34,34には歯付きベルト72が循環移動する時
に、メインフレーム35と干渉しないように誘導プーリ
73が誘導軸74を介して枢着されている。この誘導プ
ーリ73の枢着構造は図5に示した従動プーリ36を軸
受プレート44,44の間に枢着した構造と同じである
ために詳細な構造の説明については省略する。
【0015】次に、前記歯付きベルト72はゴム等の弾
性材でできているために、駆動プーリ25と従動プーリ
36の間隔が広いと、中央付近では押し上げ力に対する
上下の変位量が大きく、それだけ搬器80を移送中の握
索機81のトラクションプレート87から歯付きベルト
72が外れ易くなる。従って、駆動プーリ25と従動プ
ーリ36との間には揺動可能な複数の押圧ローラ45,
45,…が握索機81のトラクションプレート87の長
さよりやや短い間隔で軌条2に沿ってほぼ等間隔に設け
られている。図6はこの複数の押圧ローラ45,45,
…の内の一つの押圧ローラ45の取り付け構造を示す図
3の矢印E−F−Gの方向より見た一部断面視正面図で
ある。メインフレーム35より直角方向に傾斜した軌条
2へ向けてブラケット55,55,…を固着延出する。
次に、このブラケット55,55,…の下端にトーショ
ン装置53,53,…の一方の端面をボルト54,5
4,…で固定し、可動側(作用側)の端面にはアーム5
2,52,…の一端側を固定する。このアーム52,5
2,…の他端には、ねじ部を形成した段付きの軸47,
47,…を止めナット48,48,…で取り付ける。こ
の軸47,47,…へアーム52,52,…側からカラ
ー51,51,…を装着し、一組のベアリング49,4
9の間にカラー50を挟んで取り付けて外輪側に押圧プ
ーリ45,45,…を嵌着し、さらに、外側から止め輪
47a,47a,…で抜け止めを行う。このようにし
て、押圧プーリ45,45,…はアーム52,52,…
によってトーション装置53,53,…を中心にして揺
動動作をするのと同時に、アーム52,52,…には取
付位置からの揺動角度に相応したモーメントが作用す
る。
【0016】また,図3および図8に示すように、傾斜
移送装置8で搬器80(11)が移送されない場合にメ
インフレーム35の下側で軌条2とほぼ平行に移動する
二点鎖線で示した歯付きベルト72の移動軌跡72cと
の間隔Lは、軌条2と握索機81のトラクションプレー
ト87との高さMよりも小さい寸度となされており、搬
器80(11)が回送移送装置7の移送タイヤ10,1
0,…で押圧移送されて傾斜移送区間Cに進入すると、
循環移動する歯付きベルト72の歯72a,72a,…
と握索機81のトラクションプレート87の歯87a,
87a,…とが噛合い、同時に、握索機81が通過する
箇所では歯付きベルト72を上方へ押し上げ、また、ト
ーション装置53、53,…を介してブラケット55,
55,…に取り付けられたアーム52,52,…が揺動
して、該アーム52,52,…の先端部にに枢着された
押圧プーリ45,45,…も持ち上げる。この時、前記
したトーション装置53,53、…の作用によって、押
圧プーリ45,45,…の揺動量に相応した押圧力で歯
付きベルト72をトラクションプレート87の側へ押し
付けて歯付きベルト72がトラクションプレート87か
ら外れないようにする。また、握索機81を移送中は前
記したように、軌条2の側を移動する歯付きベルト72
は握索機81の箇所で屈折されて、駆動プーリ25と従
動プーリ36間の軌条2側を移動する量が長くなり、こ
れに呼応してメインフレーム35の上部に具えたアーム
63,63に枢着したテンションプーリ56がヒンジピ
ン64を中心として矢印90の方向へ揺動して、歯付き
ベルト72の変動を吸収するようになしている。また、
テンションプーリ56を枢着した前記アーム63,63
は、メインフレーム35との間に係止されたシリンダ6
9,69および引張ばね70,70によって、メインフ
レーム35の上部の側を移動する歯付きベルト72の緩
張に追従するようになしている。従って、搬器80(1
1)を傾斜移送区間Cで移送する場合に於いても、本発
明の傾斜移送装置8により所定の速度で正確に回送移送
することが可能である。
【発明の効果】本発明は、搬器を固着懸垂して、索道線
路中の往復両線を移動する索条の支承高さを変えること
によって、索道設備の占有面積を縮少した自動循環式索
道の停留場に備えた搬器の移送装置に関するものであ
る。即ち、索道線路中の搬器の移動高さの違いに呼応し
て、両端の停留場に配置した軌条は到着側と出発側の架
設高さを変え、また、回送移送区間には傾斜した部分を
設けて連続した軌条とする。この傾斜した軌条で搬器を
移送するための傾斜移送装置は、一対のプーリ間で傾斜
した軌条の全長に亘って、ほぼ平行に歯付きベルトを循
環したものである。他方、搬器の握索機には、歯付きベ
ルトの歯と噛合う歯形を形成したトラクションプレート
を貼着する。こうして、歯付きベルトの歯とトラクショ
ンプレートの歯とを噛合わせて、歯付きベルトの循環移
動と共に、傾斜した軌条で搬器を回送移送する。従っ
て、傾斜した軌条の区間においても移送速度を正確に保
ち、搬器を所定の間隔で回送移送することができ、ま
た、歯付きベルトはゴム等の材質でできているために、
循環移動時の騒音も低く出来る効果がある。また、水平
な軌条を回送移送する場合には、従来通り、握索機に貼
着したトラクションプレートの上面を、ゴム製の移送タ
イヤが押圧回転して摩擦で搬器を移送するようになし、
従来の装置構成との共用が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】自動循環式索道の一端の停留場の平面図
【図2】図1の一端の停留場の側面図
【図3】本発明の傾斜移送装置の側面図
【図4】傾斜移送装置の駆動プーリの断面視正面図
【図5】傾斜移送装置の従動プーリの断面視正面図
【図6】傾斜移送装置の押圧プーリの取り付け構造を示
す図3の矢印E−F−G方向より見た一部断面視正面図
【図7】傾斜移送装置のテンションプーリの取り付け構
造を示す一部断面視正面図
【図8】傾斜した軌条を回送移送される握索機と歯付き
ベルトの関係を示す側面図
【図9】握索機のトラクションプレートの平面図
【図10】握索機が移送タイヤにより水平な軌条を移送
された状態を示す側面図
【図11】従来の移送タイヤによる握索機の移送状態を
示した側面図
【図12】従来の握索機の上面に貼着したトラクション
プレートの平面図
【符号の説明】
1 停留場 2 軌条 3 傾斜軌条 4 滑車 5 索条 6 減速移送装置 7 回送移送装置 8 傾斜移送装置 9 加速移送装置 10,10,… 移送タイヤ 11,11,… 搬器 12,13,14,15,16 索受装置 17,17,… 受索輪 18 索道線路 19,20,21,22 矢印 25 駆動プーリ 25a,25a,… 歯 26,26 フランジ 27 駆動軸 28 トルクリミッタ 29 ワッシャ 30 ボルト 31,31 ボス 32,32 ベアリング 33 カラー 34,34 軸受プレート 35 メインフレーム 36 従動プーリ 36a,36a,… 歯 37,37 フランジ 38 従動軸 38a フランジ 39 止め輪 40 ボルト 41,41 カラー 42 カラー 43,43 ベアリング 44,44 軸受プレート 45,45,… 押圧プーリ 45a,45a,… 歯 46,46 フランジ 47,47,… 軸 47a 止め輪 48 止めナット 49,49 ベアリング 50,51 カラー 52,52,… アーム 53,53,… トーション装置 54 ボルト 55 ブラケット 56 テンションプーリ 56a,56a,… 歯 57,57 フランジ 58 軸 58a フランジ 59 止め輪 60 ボルト 61,61 ベアリング 62,62 カラー 63,63 アーム 64 ヒンジピン 65,65 ボス 66,66 ブッシュ 67,67 止め輪 68,68 ブラケット 68a,68a ボス 69,69 シリンダ 70 引張ばね 71 調節部 72 歯付きベルト 72a,72a,… 歯 72b,72b,… 溝 73 誘導プーリ 74 誘導軸 75,76,77,78,79 矢印 80 搬器 81 握索機 82,82 走行輪 83,83 車軸 85 懸垂部 86 懸垂ピン 87 トラクションプレート 87a,87a,… 歯 87b,87b,… 溝 100 握索機 101,101 走行輪 102,102 車軸 103 トラクションプレート 103a パターン 104 懸垂部 105 懸垂ピン 106,106,… 移送タイヤ 107 軌条 A 減速移送区間 B 回送移送区間 C 傾斜移送区間 D 加速移送区間 E,F,G 矢印 H 高低差 L 間隔 M 高さ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】自動循環式索道の停留場に配設した到着側
    と出発側の間に高低差がある連続した軌条のうち、傾斜
    した軌条の区間で搬器を移送するための傾斜移送装置
    は、前記傾斜した軌条に沿って駆動プーリと従動プーリ
    の間で循環移動する歯付きベルトと、前記歯付きベルト
    の歯形と噛合い係合する歯形を有しかつ上面が移送タイ
    ヤとの摩擦面を構成するトラクションプレートを貼着し
    た握索機と、前記歯付きベルトにばね力によって当接し
    て前記歯付きベルトの張力を調整するテンションプーリ
    を備え、かつ前記駆動プーリと前記従動プーリとの間
    において前記歯付きベルトを前記握索機の通過経路に向
    けて押圧する複数の押圧ローラを前記トラクションプレ
    ートの長さよりも小さい間隔で配置して備え、前記歯付
    きベルトの歯と前記握索機のトラクションプレートの歯
    とが噛み合って、歯付きベルトの循環移動と共に、前記
    傾斜した軌条の区間で搬器を移送するようになした索道
    の傾斜移送装置。
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