JP2731321B2 - 電磁弁の製造方法 - Google Patents

電磁弁の製造方法

Info

Publication number
JP2731321B2
JP2731321B2 JP4131845A JP13184592A JP2731321B2 JP 2731321 B2 JP2731321 B2 JP 2731321B2 JP 4131845 A JP4131845 A JP 4131845A JP 13184592 A JP13184592 A JP 13184592A JP 2731321 B2 JP2731321 B2 JP 2731321B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
terminal case
terminal
coil
external connection
solenoid valve
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP4131845A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH05302685A (ja
Inventor
利洋 池尾
吉一 山内
晴光 平野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
CKD Corp
Original Assignee
CKD Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by CKD Corp filed Critical CKD Corp
Priority to JP4131845A priority Critical patent/JP2731321B2/ja
Publication of JPH05302685A publication Critical patent/JPH05302685A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2731321B2 publication Critical patent/JP2731321B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Magnetically Actuated Valves (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、産業用の機械設備に使
用される電磁弁に関し、さらに詳細には、複数種類の外
部接続用端子から任意の1つの端子を選択して製造され
る電磁弁に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、電磁弁はコイルに電流を流し
て電磁弁を励磁するための外部接続端子を有しており、
それらは端子ケース等に付設され、樹脂によるモールド
により固定されている。ここで、外部接続端子の種類と
しては、金属製雄端子や絶縁被覆銅線等が使用された
り、さらにサージキラーや全波整流基板等を接続するこ
とが行われている。この場合に、サージキラー等の部品
を含めて一体成形によりソレノイド部を構成することが
広く行われている。
【0003】例えば第一の従来例として、実公平2−3
8143号公報に開示された例を説明する。図10に外
部接続端子として金属製端子を使用する場合の一体成形
される前のソレノイドの構成を斜視図で示す。また、図
11に図10で示した部品が一体成形されたソレノイド
の斜視図を示す。コイルボビン2の外周に導線が巻かれ
てコイル3が形成されている。コイルの外周を囲んで磁
気枠4がある。磁気枠4の側板4cにはピン端子7用の
開口部18が穿設されている。
【0004】同じく、磁気枠4の側板4cには、アース
端子14の一端がかしめにより固着されている。端子台
36には、1組の外部接続用雄端子35が挿入されてい
る。端子台36には、1組のピン端子用孔19とアース
端子用孔17とが形成されており、1組のピン端子7お
よびアース端子14が該孔から外部に突き出している。
磁気枠4等と端子台36とは、組み合わされた状態で樹
脂により一体成形され、図11に示すように固定され
る。1組のピン端子7と外部接続用雄端子35とは端子
台36の外側で電気的に接続されている。
【0005】第二の従来例として、実公平2−3814
2号公報の例を説明する。すなわち、外部接続端子に絶
縁被覆銅線を使用する場合の一体成形される前のソレノ
イドの構成を図8に斜視図で示す。また、図9に図8で
示した部品が一体成形されたソレノイドの斜視図を示
す。コイルボビン2の外周に導線が巻かれてコイル3が
形成されている。コイルの外周を囲んで磁気枠4があ
る。磁気枠4の側板4cにはピン端子7用の開口部18
が穿設されている。
【0006】端子台36には、2つのピン端子用孔19
が設けられており、ピン端子用孔19にはピン端子7が
挿入されハンダ付けされている。また、端子台36に
は、2本の絶縁被覆銅線27がハンダ付けされている。
端子台36には図示しないパターンが形成されており、
ピン端子7と絶縁被覆銅線27とが電気的に接続されて
いる。また、2本の絶縁被覆銅線27には、サージキラ
ー26が接続されている。
【0007】絶縁被覆銅線27を保護部材9に挿入し、
端子台36と磁気枠4とを組み合わされた状態で樹脂に
より一体成形され、図9に示すように固定される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
電磁弁は外部接続端子の種類により端子ケースの形状や
寸法が異なるため、一体成形するときに各端子台に対応
して各々別個の金型を必要としコストが高くなってい
た。また、各端子台に対応する金型を使用するために、
金型の交換が必要となり、煩雑かつ余分な時間がかかっ
ていた。さらに、ソレノイド部の形状は、気体用電磁弁
に使用されるものと液体用電磁弁に使用されるもので異
なる場合が多いため、端子台毎かつ気体用液体用の種別
毎に多数の種類の金型を用意して一体成形が行われてい
た。これがさらに高いコストと煩雑さを発生させてい
た。
【0009】そのため、従来より同一の金型を使用する
ことが望まれていた。しかし、そのためには以下のよう
な問題があった。 (1)一体成形する場合に、端子台36や保護部材9の
周囲から樹脂が漏れるおそれがあるので、金型が端子台
や外部接続端子等全体を覆うようにして成形を行なう必
要があった。そして、外部接続端子の相違等に金型の形
状を合わせていたため、異なる外部接続端子に対して同
一の金型を使用することができなかった。
【0010】(2)外部接続端子として金属製端子を使
用する場合、アース用端子14が取り付けられることが
多い。アース用端子14は、磁気枠4に固定されるた
め、外部接続端子にアース用端子がある場合には、アー
ス用端子のためのシールを別に行う必要があった。
【0011】(3)外部接続端子のオプションとしてサ
ージキラー26等の部品を取り付ける場合、余分のスペ
ースを確保するため、別の金型が必要であった。
【0012】本発明は、上述した問題点を解決するため
になされたものであり、複数種類の外部接続端子のうち
の任意の外部接続端子を使用する場合に、同一の金型で
一体成形できる電磁弁を供給することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】 この目的を達成する
ために、本発明の電磁弁は、コイルボビンの外周に導線
が巻かれてなるコイルと、コイルの外周を囲んでなる磁
気枠と、該コイルと外部電源とを接続するための外部接
続用端子ケースとを一体樹脂成形してなるコイル部と、
コイルボビン孔の一端に固定される固定鉄心と、コイル
ボビン孔の他端に摺動可能に嵌合され、コイル通電時に
固定鉄心に吸着される可動鉄心とを有するソレノイド
と、該可動鉄心の駆動により開閉されて、ポートの連通
を切り換える弁座とを有する電磁弁であって、外部接続
用端子ケースが、2以上の種類の外部接続端子に対応し
て各々異なった内部形状を有すると共に同一の外形寸法
を有する2以上の種類の外部接続用端子ケースのうちの
1つとして選択され、同一の金型により前記コイル部と
して一体成形される。
【0014】
【作用】上記の構成よりなる本発明の電磁弁のコイル
は、励磁されると、コイルボビン孔の一端に嵌合される
固定鉄心と共に、コイルボビン孔の他端にガイドスリー
ブを介して摺動可能に嵌合される可動鉄心を吸引する。
弁座は該可動鉄心の駆動により開閉されて、ポートの連
通を切り換える。
【0015】ここで、電磁弁のコイルに通電するための
外部接続端子として金属製端子、絶縁被覆銅線、絶縁被
覆銅線にサージキラー等を接続したもの、絶縁被覆銅線
を保護するための配管を接続可能にしたもの等の2以上
の種類の外部接続端子に対応して各々異なった内部形状
を有すると共に同一の外形寸法を有する2以上の種類の
外部接続用端子ケースのうちの1つを選択して、磁気枠
と一体成形する場合に、各外部接続用端子ケースの内部
形状は異なるが外形寸法が同一であるので、同一の金型
を利用して一体成形できる。金型は、各端子ケースの外
形寸法が同一な外周部で成形時の樹脂の漏れを防止して
いる。
【0016】
【実施例】以下、本発明を具体化した一実施例である電
磁弁について図面を参照しながら説明する。図1に本発
明の一実施例である電磁弁の断面図を示す。電磁弁1
は、上半分のソレノイド部32と下半分の弁本体10と
より構成されている。ソレノイド部32の中心には、両
端部にフランジを有する中空円筒状のコイルボビン2の
胴部に銅線が巻かれたコイル3がある。コイル3の外周
を囲んで、コの字の形状をした磁気枠4,16が天板同
士を重ね合わせた状態でかしめにより固定されている。
【0017】すなわち、コイルボビン2の中空部の上側
に固定鉄心5が挿入され、固定鉄心の段差部が磁気枠
4,16の天板の貫通孔に挿入されて上端がかしめられ
ている。一方、コイルボビン2の中空部の下側にガイド
スリーブ6を介して、可動鉄心28が摺動可能に保持さ
れている。ソレノイド部32は、図2に示すソレノイド
が組み立てられた状態で、樹脂21により全体が一体化
するようにモールド固定されたものである。
【0018】次に図2を用いて、ソレノイドのコイル3
への配線を説明する。コイル3の銅線の2つの端部は、
コイルボビン2に取り付けられた1組のピン端子7の各
々にはんだ付け等により電気的に接続している。1組の
ピン端子7は磁気枠16の側板部16aに穿設されたピ
ン端子用開口部18より磁気枠16の外部に出ている。
また、磁気枠16の側板部16aには、ピン端子用開口
部18の他にアース端子接続用開口部22が穿設されて
いる。
【0019】図1および図2は、第一の種類の端子ケー
スであるオプション端子ケース8を一体成形した場合を
示している。オプション端子ケース8が一体成形された
状態で、一組のピン端子8は端子ケース8の外に突き出
している。図1に示すように、ピン端子7には一組の絶
縁被覆銅線27とサージキラー26とがハンダ付けによ
り各々接続されている。
【0020】次に、オプション端子ケース8の構成を図
3により説明する。オプション端子ケース8は、サージ
キラー等の付属部品を余分に接続する場合に使用する端
子ケースである。オプション端子ケース8を磁気枠16
側から見た平面図を図3の(a)に示す。図3の(b)
に図3の(a)の左側面図を示す。図3の(c)にA−
A断面図を示す。オプション端子ケース8の外形寸法で
ある縦長さW1と横長さW2とは、後で説明する他の外
部接続端子を取り付けるための端子ケースの外形寸法と
同一である。
【0021】オプション端子ケース8と磁気枠4,16
とを一体成形する金型は、オプション端子ケース8の外
形寸法である縦側面8cと横側面8dと接触し、その接
触面で樹脂の漏れを防止している。このとき、オプショ
ン端子ケース8の側面に突き出て設けられている4本の
固定ピン8aに樹脂が密着するので、オプション端子ケ
ース8と磁気枠4,16とを一体成形したときの成形強
度を強くすることができる。
【0022】次に、第二の種類の端子ケースであるグロ
メット端子ケース31について説明する。グロメット端
子ケース31は、外部接続端子としての絶縁被覆銅線2
7をピン端子7に直接接続する場合に使用する端子ケー
スである。グロメット端子ケース31の構成を図4によ
り説明する。グロメット端子ケース31を磁気枠16側
から見た平面図を図4の(a)に示す。図4の(b)に
図4の(a)の右側面図を示す。グロメット端子ケース
31の外形寸法である縦長さW1と横長さW2とは、オ
プション端子ケース8の外形寸法と同一である。
【0023】グロメット端子ケース31と磁気枠4,1
6とを一体成形する金型は、グロメット端子ケース31
の外形寸法である縦側面31cと横側面31dと接触
し、その接触面で樹脂の漏れを防止している。オプショ
ン端子ケース8とグロメット端子ケース31の外形寸法
が同一であるので、両者を磁気枠4,16と一体成形す
る金型は同一のものが使用できる。
【0024】このとき、グロメット端子ケース31の側
面に突き出て設けられている4本の直方体状の固定ピン
31aに樹脂が密着するので、グロメット端子ケース3
1と磁気枠4,16とを一体成形したときの成形強度を
強くすることができる。
【0025】次に、第三の種類の端子ケースであるDI
N端子ケース33について説明する。DIN端子ケース
33は、外部接続端子としてDIN端子20を使用する
場合の端子ケースである。DIN端子ケース33の構成
を図5により説明する。DIN端子ケース33を磁気枠
16側から見た平面図を図5の(c)に示す。図5の
(b)に図5の(c)の右側面図を示す。図5の(a)
に図5の(c)の背面図を示す。DIN端子ケース33
の外形寸法である縦長さW1と横長さW2とは、オプシ
ョン端子ケース8およびグロメット端子ケース31の外
形寸法と同一である。
【0026】DIN端子ケース33と磁気枠4,16と
を一体成形する金型は、DIN端子ケース33の外形寸
法である縦側面33cと横側面33dと接触し、その接
触面で樹脂の漏れを防止している。オプション端子ケー
ス8およびグロメット端子ケース31とDIN端子ケー
ス33の外形寸法が同一であるので、3者を磁気枠4,
16と一体成形する金型は同一のものが使用できる。
【0027】DIN端子ケース33の中央位置にある外
部端子ケース取付雌ネジ部23aは、図示しない外部端
子ケースを雄ネジによりネジ止めするためのものであ
る。外部端子ケースは制御ボックスと電磁弁とを電気的
に接続するために使用するものであり、DIN端子20
およびアース端子14のアース端子部14bと嵌合する
雌端子部を有している。外部端子ケースをDIN端子ケ
ース33に接続するのに、ネジ止めしているのは、電磁
弁が作業者の作業範囲に置かれることがあり、作業者が
ぶつかる等してソケットが抜けること等を防止するため
である。
【0028】電磁弁が駆動しているシリンダー等のアク
チュエータは他のアクチュエータと複合的な動作をする
場合が多く、ソケットの抜けが大きな事故を発生させる
危険があり、十分な安全性をもってしっかりとDIN端
子ケース33と外部端子ケースとを固定しておく必要が
あるからである。
【0029】DIN端子ケース33の外部端子ケース取
付雌ネジ部23aの上側にアース端子14のアース端子
部14bが突き出している。アース端子14は図7の
(a)に示すように、直角に折り曲げられた金属片であ
り、折り曲げられた一面がアース端子部14bを形成
し、他の一面である折り曲げ部14aの端部には半長孔
状の切り欠きが形成され、その切り欠きに外部端子ケー
スを取り付けるための取付ネジ23が嵌合されている。
【0030】取付ネジ23は図7の(b)に示すよう
に、六角柱形状のネジ頭部と円柱形状の突起部とよりな
り、突起部の中心に雌ネジ部23aが形成されている。
【0031】磁気枠4,16にアースを取るのは、電磁
弁使用時に、万一コイル3から磁気枠4等の金属部に電
流が漏電した場合に、電磁弁の側にいる作業者が感電す
る危険があり、それを防止するためである。DIN端子
ケース33がソレノイドに嵌合された状態で、樹脂21
により全体がモールドされてソレノイド部32が形成さ
れる。樹脂21は、DIN端子ケース33と磁気枠4,
16等との全ての隙間に挿入され凝固し固定される。
【0032】次に、第四の種類の端子ケースであるコン
ジット端子ケース34について説明する。コンジット端
子ケース34は、外部接続端子として絶縁被覆銅線27
を使用すると共に外部保護用の配管を使用する場合の端
子ケースである。コンジット端子ケース34の構成を図
6により説明する。コンジット端子ケース34を磁気枠
16側から見た平面図を図6の(a)に示す。図5の
(b)に図5の(a)の右側面図を示す。図5の(c)
に図5の(a)のA−A断面図を示す。コンジット端子
ケース34の外形寸法である縦長さW1と横長さW2と
は、オプション端子ケース8、グロメット端子ケース3
1およびDIN端子ケース33の外形寸法と同一であ
る。
【0033】コンジット端子ケース34と磁気枠4,1
6とを一体成形する金型は、コンジット端子ケース34
の外形寸法である縦側面34cと横側面34dと接触
し、その接触面で樹脂の漏れを防止している。オプショ
ン端子ケース8、グロメット端子ケース31およびDI
N端子ケース33とコンジット端子ケース34の外形寸
法が同一であるので、それらを磁気枠4,16と一体成
形する金型は同一のものが使用できる。
【0034】次に、電磁弁の構成要素である弁本体10
について図1により説明する。弁本体10には、入力ポ
ート12,出力ポート13とが穿設され、また両ポート
を連通させる弁座30が設けられている。可動鉄心28
の弁座30に当接する部分に、弾性体で作られた弁体1
1が埋め込まれている。可動鉄心28の下端部は外側に
フランジ部を有しており、そのフランジ部の上面に当接
して、可動鉄心28を下向きに付勢するための復帰ばね
15がある。復帰ばね15の他端はガイドスリーブ6の
フランジ部の下面に当接している。
【0035】次に、上記構成を有する電磁弁の動作につ
いて説明する。図1は、コイル3に電流が流されていな
い状態を示している。可動鉄心28は、復帰ばね15に
より下向きに付勢され、弁体11が弁座30に当接して
いる。これにより、入力ポート12と出力ポート13と
は連通していない。一方、コイル3に電流が流される
と、固定鉄心5の上下方向に磁界が発生し、固定鉄心5
が可動鉄心28を吸引する。この吸引力は、復帰ばね1
5のばね力よりも強いので、可動鉄心28は、固定鉄心
5に当接する位置まで移動する。これにより、弁体11
が弁座30から離れ、入力ポート12と出力ポート13
とが連通する。
【0036】以上説明した電磁弁によれば、電磁弁のコ
イルに通電するための外部接続端子として金属製端子を
使用するDIN端子ケース33、絶縁被覆銅線を使用す
るグロメット端子ケース31、絶縁被覆銅線にサージキ
ラー等を接続したものを使用するオプション端子ケース
8、絶縁被覆銅線を保護するための配管を接続可能にし
たコンジット端子ケース34の各々が内部形状は異なる
が、外形寸法が同一であるので、同一の金型を利用して
磁気枠と一体成形できるため、コストを低減できる。
【0037】また、異なったタイプの電磁弁を成形する
場合でも、金型を交換する必要がないので、煩雑でなく
かつ作業効率が高くなる。金型は、各端子ケースの外形
寸法が同一な外周部で成形時の樹脂の漏れを防止してい
る。
【0038】本実施例では、固定鉄心を磁気枠と共に一
体成形する気体用電磁弁について説明したが、固定鉄心
を一体成形せずに、外部に取り付ける液用電磁弁にも本
発明が適用できる。さらに、気体用電磁弁と液用電磁弁
の各オプション端子ケース、グロメット端子ケース、コ
ンジット端子ケース、DIN端子ケースについて全ての
端子ケースの外形寸法を同一とすることにより、同一の
金型で一体成形することができる。
【0039】本実施例では、オプション端子ケース、グ
ロメット端子ケース、コンジット端子ケース、DIN端
子ケースの4種類の端子ケースについて説明したが、そ
の他の種類の外部接続端子を使用する端子ケースにも適
用できる。
【0040】
【発明の効果】以上説明したことから明かなように、本
発明の電磁弁によれば、電磁弁のコイルに通電するため
の外部接続端子として金属製端子、絶縁被覆銅線、絶縁
被覆銅線にサージキラー等を接続したもの、絶縁被覆銅
線を保護するための配管を接続可能にしたもの等の2以
上の種類の外部接続端子に対応して各々異なった内部形
状を有すると共に同一の外形寸法を有する2以上の種類
の外部接続用端子ケースのうちの1つを選択して、磁気
枠と一体成形する場合に、各外部接続用端子ケースの内
部形状は異なるが外形寸法が同一であるので、同一の金
型を利用して一体成形できる。
【0041】そのため、電磁弁の製造コストを低減でき
る。また、異なったタイプの電磁弁を成形する場合で
も、金型を交換する必要がないので、煩雑でなくかつ作
業効率が高くなる。金型は、各端子ケースの外形寸法が
同一な外周部で成形時の樹脂の漏れを防止している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である電磁弁の構成を示す断
面図である。
【図2】ソレノイド部の構成を示す分解斜視図である。
【図3】本発明に係るオプション端子ケースの形状を示
す外観図である。
【図4】本発明に係るグロメット端子ケースの形状を示
す外観図である。
【図5】本発明に係るDIN端子ケースの形状を示す外
観図である。
【図6】アース端子の形状を示す斜視図である。
【図7】本発明に係るコンジット端子ケースの形状を示
す外観図である。
【図8】従来の第一の例である電磁弁の構成を示す斜視
図である。
【図9】従来の第一の例である電磁弁の外観を示す斜視
図である。
【図10】従来の第二例である電磁弁の構成を示す斜視
図である。
【図11】従来の第二の例である電磁弁の外観を示す斜
視図である。
【符号の説明】
1 電磁弁 3 コイル 4,16 磁気枠 5 固定鉄心 7 ピン端子 8 オプション端子ケース 10 弁本体 14 アース端子 26 サージキラー 27 絶縁被覆銅線 31 グロメット端子ケース 32 ソレノイド部 33 DIN端子ケース 34 コンジット端子ケース

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コイルボビンの外周に導線が巻かれてな
    るコイルと、コイルの外周を囲んでなる磁気枠と、該コ
    イルと外部電源とを接続するための外部接続用端子ケー
    スとを一体樹脂成形してなるコイル部と、コイルボビン
    孔の一端に固定される固定鉄心と、コイルボビン孔の他
    端に摺動可能に嵌合され、コイル通電時に固定鉄心に吸
    着される可動鉄心とを有するソレノイドと、 該可動鉄心の駆動により開閉されて、ポートの連通を切
    り換える弁座と を有する電磁弁の製造方法において、 前記外部接続用端子ケースが、2以上の種類の外部接続
    端子に対応して各々異なった内部形状を有する2以上の
    種類の外部接続用端子ケースのうちの1つであって、か
    つ、各ケースの前記端子の出ている表面の縦寸法同士、
    及び横寸法同士が、各々同一であって、 同一の金型を用いて前記コイル部として一体成形される
    ことを特徴とする電磁弁の製造方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載する電磁弁の製造方法に
    おいて、 前記外部接続用端子ケースが、オプション端子ケース、
    グロメット端子ケース、DIN端子ケース、及びコンジ
    ット端子のケースうちのいずれか1つであることを特徴
    とする電磁弁の製造方法。
JP4131845A 1992-04-24 1992-04-24 電磁弁の製造方法 Expired - Fee Related JP2731321B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4131845A JP2731321B2 (ja) 1992-04-24 1992-04-24 電磁弁の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4131845A JP2731321B2 (ja) 1992-04-24 1992-04-24 電磁弁の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH05302685A JPH05302685A (ja) 1993-11-16
JP2731321B2 true JP2731321B2 (ja) 1998-03-25

Family

ID=15067453

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4131845A Expired - Fee Related JP2731321B2 (ja) 1992-04-24 1992-04-24 電磁弁の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2731321B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114142282A (zh) * 2021-11-18 2022-03-04 上海索迪龙自动化有限公司 一种用于接近传感器的接地件及接近传感器

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5963409U (ja) * 1982-10-20 1984-04-26 東芝熱器具株式会社 電磁装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH05302685A (ja) 1993-11-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100494849B1 (ko) 전자계전장치
EP1050895B1 (en) Electromagnetic relay
US5941282A (en) Electromagnetic valve unit
JP4403556B2 (ja) 電磁弁
JPH0854081A (ja) 圧力制御装置
US7135946B2 (en) Electromagnetic relay having at least one relay actuator and a receptacle for relay actuators
JP2731321B2 (ja) 電磁弁の製造方法
JP2698722B2 (ja) 電磁弁
JP2698727B2 (ja) 電磁弁の製造方法
JP2731322B2 (ja) 電磁弁
JP2007134553A (ja) 制御機器のアクチュエータ
GB2313484A (en) Solenoid assembly for anti-lock braking system
JP4010622B2 (ja) 電磁弁
JPH11118061A (ja) 電磁弁ソレノイド
JP2698726B2 (ja) 電磁弁の製造方法
JPH03117683A (ja) 自動車の内燃エンジン点火コイル用高圧誘電装置
JP2566726Y2 (ja) 電磁弁装置
JPH0744868Y2 (ja) リード線付き電磁弁
JP3500657B2 (ja) スイッチ用電流トランス
EP4156222A1 (en) High-voltage dc relay with auxiliary contact
JP2566725Y2 (ja) 電磁弁装置
EP0887828B1 (en) Electromagnetic relay used in a telephone exchange or the like and contact spring assembly for the electromagnetic relay
JP3906589B2 (ja) リレーモジュール
JPH0448525A (ja) 電磁継電器の電子回路接続装置
JP3137228U (ja) ソレノイド

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071219

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081219

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081219

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091219

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101219

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101219

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111219

Year of fee payment: 14

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees