JP2730616B2 - 非直線性補償回路 - Google Patents
非直線性補償回路Info
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- JP2730616B2 JP2730616B2 JP5329506A JP32950693A JP2730616B2 JP 2730616 B2 JP2730616 B2 JP 2730616B2 JP 5329506 A JP5329506 A JP 5329506A JP 32950693 A JP32950693 A JP 32950693A JP 2730616 B2 JP2730616 B2 JP 2730616B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電力増幅器による歪を
補正するプリディストーション方式の非直線性補償回路
に関する。
補正するプリディストーション方式の非直線性補償回路
に関する。
【0002】
【従来の技術】電力増幅器における歪を補正するため、
この電力増幅器で生じる歪を打ち消すための逆歪を、電
力増幅器の入力信号に予め合成しておくプリディストー
ション方式の非直線性補償回路が従来から提案されてい
る。
この電力増幅器で生じる歪を打ち消すための逆歪を、電
力増幅器の入力信号に予め合成しておくプリディストー
ション方式の非直線性補償回路が従来から提案されてい
る。
【0003】たとえば、テレビジョン送信機の電力増幅
器においては、ビデオ特性を補償するために、黒レベル
の位相、黒レベルの振幅、白レベルの位相、白レベルの
振幅といった4つの補償をする必要がある。
器においては、ビデオ特性を補償するために、黒レベル
の位相、黒レベルの振幅、白レベルの位相、白レベルの
振幅といった4つの補償をする必要がある。
【0004】図2は、テレビジョン送信機の電力増幅器
においてビデオ特性を補償するための従来の非直線性補
償回路のブロック図である。
においてビデオ特性を補償するための従来の非直線性補
償回路のブロック図である。
【0005】30は黒レベルの位相の非直線性補償回路
である。端子cから入力された高周波信号は2分配器3
1で分配される。分配された高周波信号の一方は、非直
線性増幅器32でテレビジョン送信機の電力増幅器(図
示せず)で生じる歪と同じ歪を生じさせられる。そし
て、可変位相器33でテレビジョン送信機の電力増幅器
で生じる位相歪と逆位相になるように位相を調整され
る。2分配器31で分配された高周波信号の他方は、分
配された高周波信号の一方が非直線性増幅器32および
可変位相器33において遅延を生じているので、この信
号と合わせるために遅延回路34で遅延させられる。次
に、可変位相器33の出力と遅延回路34の出力とを2
合成器35で合成し出力する。
である。端子cから入力された高周波信号は2分配器3
1で分配される。分配された高周波信号の一方は、非直
線性増幅器32でテレビジョン送信機の電力増幅器(図
示せず)で生じる歪と同じ歪を生じさせられる。そし
て、可変位相器33でテレビジョン送信機の電力増幅器
で生じる位相歪と逆位相になるように位相を調整され
る。2分配器31で分配された高周波信号の他方は、分
配された高周波信号の一方が非直線性増幅器32および
可変位相器33において遅延を生じているので、この信
号と合わせるために遅延回路34で遅延させられる。次
に、可変位相器33の出力と遅延回路34の出力とを2
合成器35で合成し出力する。
【0006】40は黒レベルの振幅の非直線性補償回路
である。非直線性補償回路30から入力された高周波信
号は2分配器41で分配される。分配された高周波信号
の一方は、非直線性増幅器42でテレビジョン送信機の
電力増幅器で生じる歪と同じ歪を生じさせられる。そし
て、可変減衰器43でテレビジョン送信機の電力増幅器
で生じる振幅歪を逆補償する振幅レベルになるように振
幅を調整される。2分配器41で分配された高周波信号
の他方は、分配された高周波信号の一方が非直線性増幅
器42および可変減衰器43において遅延を生じている
ので、この信号と合わせるために遅延回路44で遅延さ
せられる。次に、可変減衰器43の出力と遅延回路44
の出力とを2合成器45で合成し出力する。
である。非直線性補償回路30から入力された高周波信
号は2分配器41で分配される。分配された高周波信号
の一方は、非直線性増幅器42でテレビジョン送信機の
電力増幅器で生じる歪と同じ歪を生じさせられる。そし
て、可変減衰器43でテレビジョン送信機の電力増幅器
で生じる振幅歪を逆補償する振幅レベルになるように振
幅を調整される。2分配器41で分配された高周波信号
の他方は、分配された高周波信号の一方が非直線性増幅
器42および可変減衰器43において遅延を生じている
ので、この信号と合わせるために遅延回路44で遅延さ
せられる。次に、可変減衰器43の出力と遅延回路44
の出力とを2合成器45で合成し出力する。
【0007】50は白レベルの位相の非直線性補償回路
であり、非直線性補償回路30と同様な動作により白レ
ベルの位相を補償する。また、60は白レベルの振幅の
非直線性補償回路であり、非直線性補償回路40と同様
な動作により白レベルの振幅を補償する。そして、非直
線性補償回路60の出力は端子dに出力され、テレビジ
ョン送信機の電力増幅器に入力される。
であり、非直線性補償回路30と同様な動作により白レ
ベルの位相を補償する。また、60は白レベルの振幅の
非直線性補償回路であり、非直線性補償回路40と同様
な動作により白レベルの振幅を補償する。そして、非直
線性補償回路60の出力は端子dに出力され、テレビジ
ョン送信機の電力増幅器に入力される。
【0008】このように、テレビジョン送信機の電力増
幅器においてビデオ特性を補償する従来の非直線性補償
回路は、4つの非直線性補償回路30、40、50およ
び60を図2に示すようにカスケード接続して実現され
ていた。
幅器においてビデオ特性を補償する従来の非直線性補償
回路は、4つの非直線性補償回路30、40、50およ
び60を図2に示すようにカスケード接続して実現され
ていた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、一般に非直
線性補償回路は、トランジスタの動作点と入力信号レベ
ルで補償量が決定されるので、図2に示した従来例のよ
うにカスケード接続する非直線性補償回路の数が多くな
ると、それだけ環境温度変化等の外的要因による補償量
の変動が重畳されて大きくなってしまうという問題があ
った。
線性補償回路は、トランジスタの動作点と入力信号レベ
ルで補償量が決定されるので、図2に示した従来例のよ
うにカスケード接続する非直線性補償回路の数が多くな
ると、それだけ環境温度変化等の外的要因による補償量
の変動が重畳されて大きくなってしまうという問題があ
った。
【0010】本発明は上記の点にかんがみてなされたも
ので、カスケード接続する非直線性補償回路の数を減ら
し、外的要因による補償量の変動を少なくするととも
に、部品点数を減らし、コストの削減を図ることを目的
とする。
ので、カスケード接続する非直線性補償回路の数を減ら
し、外的要因による補償量の変動を少なくするととも
に、部品点数を減らし、コストの削減を図ることを目的
とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するために、電力増幅器による歪を補正するプリディ
ストーション方式の非直線性補償回路において、高周波
信号を分配する第1の2分配器と、該第1の2分配器で
分配された信号の一方に前記電力増幅器による歪と同じ
歪を生じさせる第1の非直線性増幅器と、前記電力増幅
器による位相歪と逆位相になるように前記第1の非直線
性増幅器の出力の位相を変更する第1の可変位相器と、
前記電力増幅器による振幅歪を逆補償するように前記第
1の非直線性増幅器の出力の振幅を減衰させる第1の可
変減衰器と、前記第1の2分配器で分配された信号の他
方を、前記第1の非直線性増幅器と前記第1の可変位相
器と前記第1の可変減衰器とによる遅延時間と同じ時間
だけ遅延させる第1の遅延回路と、前記第1の非直線性
増幅器と前記第1の可変位相器と前記第1の可変減衰器
とを経た信号と前記第1の遅延回路を経た信号とを合成
する第1の2合成器とを有する黒レベル非直線性補償回
路と、該黒レベル非直線性補償回路の出力信号を分配す
る第2の2分配器と、該第2の2分配器で分配された信
号の一方に前記電力増幅器による歪と同じ歪を生じさせ
る第2の非直線性増幅器と、前記電力増幅器による位相
歪と逆位相になるように前記第2の非直線性増幅器の出
力の位相を変更する第2の可変位相器と、前記電力増幅
器による振幅歪を逆補償するように前記第2の非直線性
増幅器の出力の振幅を減衰させる第2の可変減衰器と、
前記第2の2分配器で分配された信号の他方を、前記第
2の非直線性増幅器と前記第2の可変位相器と前記第2
の可変減衰器とによる遅延時間と同じ時間だけ遅延させ
る第2の遅延回路と、前記第2の非直線性増幅器と前記
第2の可変位相器と前記第2の可変減衰器とを経た信号
と前記第2の遅延回路を経た信号とを合成する第2の2
合成器とを有する白レベル非直線性補償回路とを備え
た。
成するために、電力増幅器による歪を補正するプリディ
ストーション方式の非直線性補償回路において、高周波
信号を分配する第1の2分配器と、該第1の2分配器で
分配された信号の一方に前記電力増幅器による歪と同じ
歪を生じさせる第1の非直線性増幅器と、前記電力増幅
器による位相歪と逆位相になるように前記第1の非直線
性増幅器の出力の位相を変更する第1の可変位相器と、
前記電力増幅器による振幅歪を逆補償するように前記第
1の非直線性増幅器の出力の振幅を減衰させる第1の可
変減衰器と、前記第1の2分配器で分配された信号の他
方を、前記第1の非直線性増幅器と前記第1の可変位相
器と前記第1の可変減衰器とによる遅延時間と同じ時間
だけ遅延させる第1の遅延回路と、前記第1の非直線性
増幅器と前記第1の可変位相器と前記第1の可変減衰器
とを経た信号と前記第1の遅延回路を経た信号とを合成
する第1の2合成器とを有する黒レベル非直線性補償回
路と、該黒レベル非直線性補償回路の出力信号を分配す
る第2の2分配器と、該第2の2分配器で分配された信
号の一方に前記電力増幅器による歪と同じ歪を生じさせ
る第2の非直線性増幅器と、前記電力増幅器による位相
歪と逆位相になるように前記第2の非直線性増幅器の出
力の位相を変更する第2の可変位相器と、前記電力増幅
器による振幅歪を逆補償するように前記第2の非直線性
増幅器の出力の振幅を減衰させる第2の可変減衰器と、
前記第2の2分配器で分配された信号の他方を、前記第
2の非直線性増幅器と前記第2の可変位相器と前記第2
の可変減衰器とによる遅延時間と同じ時間だけ遅延させ
る第2の遅延回路と、前記第2の非直線性増幅器と前記
第2の可変位相器と前記第2の可変減衰器とを経た信号
と前記第2の遅延回路を経た信号とを合成する第2の2
合成器とを有する白レベル非直線性補償回路とを備え
た。
【0012】
【作用】本発明は以上の構成によって、第1の2分配器
で分配された信号の一方に対して、第1の非直線性増幅
器が電力増幅器による歪と同じ歪を生じさせ、第1の可
変位相器が電力増幅器による位相歪と逆位相になるよう
に位相を変更し、第1の可変減衰器が電力増幅器による
振幅歪を逆補償するように振幅を減衰させる。また、第
1の2分配器で分配された信号の他方は、第1の遅延回
路によって、第1の非直線性増幅器と第1の可変位相器
と第1の可変減衰器とによる遅延時間と同じだけ遅延さ
せられる。その後、第1の2合成器が、第1の2分配器
で分配した信号の両方を合成する。さらに、第2の2分
配器で分配された信号の一方に対して、第2の非直線性
増幅器が電力増幅器による歪と同じ歪を生じさせ、第2
の可変位相器が電力増幅器による位相歪と逆位相になる
ように位相を変更し、第2の可変減衰器が電力増幅器に
よる振幅歪を逆補償するように振幅を減衰させる。ま
た、第2の2分配器で分配された信号の他方は、第2の
遅延回路によって、第2の非直線性増幅器と第2の可変
位相器と第2の可変減衰器とによる遅延時間と同じだけ
遅延させられる。その後、第2の2合成器が、第2の2
分配器で分配した信号の両方を合成する。
で分配された信号の一方に対して、第1の非直線性増幅
器が電力増幅器による歪と同じ歪を生じさせ、第1の可
変位相器が電力増幅器による位相歪と逆位相になるよう
に位相を変更し、第1の可変減衰器が電力増幅器による
振幅歪を逆補償するように振幅を減衰させる。また、第
1の2分配器で分配された信号の他方は、第1の遅延回
路によって、第1の非直線性増幅器と第1の可変位相器
と第1の可変減衰器とによる遅延時間と同じだけ遅延さ
せられる。その後、第1の2合成器が、第1の2分配器
で分配した信号の両方を合成する。さらに、第2の2分
配器で分配された信号の一方に対して、第2の非直線性
増幅器が電力増幅器による歪と同じ歪を生じさせ、第2
の可変位相器が電力増幅器による位相歪と逆位相になる
ように位相を変更し、第2の可変減衰器が電力増幅器に
よる振幅歪を逆補償するように振幅を減衰させる。ま
た、第2の2分配器で分配された信号の他方は、第2の
遅延回路によって、第2の非直線性増幅器と第2の可変
位相器と第2の可変減衰器とによる遅延時間と同じだけ
遅延させられる。その後、第2の2合成器が、第2の2
分配器で分配した信号の両方を合成する。
【0013】
【実施例】以下本発明を図面に基づいて説明する。
【0014】図1は、本発明の一実施例のテレビジョン
送信機の電力増幅器においてビデオ特性を補償するため
の非直線性補償回路のブロック図である。
送信機の電力増幅器においてビデオ特性を補償するため
の非直線性補償回路のブロック図である。
【0015】10は黒レベルの位相および振幅の非直線
性補償回路である。端子aから入力された高周波信号は
2分配器11で分配される。分配された高周波信号の一
方は、非直線性増幅器12でテレビジョン送信機の電力
増幅器で生じる歪と同じ歪を生じさせられる。そして、
可変位相器13でテレビジョン送信機の電力増幅器で生
じる位相歪と逆位相になるように位相を調整され、さら
に、可変減衰器14でテレビジョン送信機の電力増幅器
で生じる振幅歪を逆補償する振幅レベルになるように振
幅を調整される。可変位相器13は0度から360度ま
での間で位相を変更できるものである。2分配器11で
分配された高周波信号の他方は、分配された高周波信号
の一方が非直線性増幅器12、可変位相器13および可
変減衰器14において遅延を生じているので、この信号
と合わせるために遅延回路15で遅延させられる。次
に、可変減衰器14の出力と遅延回路15の出力とを2
合成器16で合成し出力する。
性補償回路である。端子aから入力された高周波信号は
2分配器11で分配される。分配された高周波信号の一
方は、非直線性増幅器12でテレビジョン送信機の電力
増幅器で生じる歪と同じ歪を生じさせられる。そして、
可変位相器13でテレビジョン送信機の電力増幅器で生
じる位相歪と逆位相になるように位相を調整され、さら
に、可変減衰器14でテレビジョン送信機の電力増幅器
で生じる振幅歪を逆補償する振幅レベルになるように振
幅を調整される。可変位相器13は0度から360度ま
での間で位相を変更できるものである。2分配器11で
分配された高周波信号の他方は、分配された高周波信号
の一方が非直線性増幅器12、可変位相器13および可
変減衰器14において遅延を生じているので、この信号
と合わせるために遅延回路15で遅延させられる。次
に、可変減衰器14の出力と遅延回路15の出力とを2
合成器16で合成し出力する。
【0016】20は白レベルの位相および振幅の非直線
性補償回路である。非直線性補償回路10から入力され
た高周波信号は2分配器21で分配される。分配された
高周波信号の一方は、非直線性増幅器22でテレビジョ
ン送信機の電力増幅器で生じる歪と同じ歪を生じさせら
れる。そして、可変位相器23でテレビジョン送信機の
電力増幅器で生じる位相歪と逆位相になるように位相を
調整され、さらに、可変減衰器24でテレビジョン送信
機の電力増幅器で生じる振幅歪を逆補償する振幅レベル
になるように振幅を調整される。可変位相器23は0度
から360度までの間で位相を変更できるものである。
2分配器21で分配された高周波信号の他方は、分配さ
れた高周波信号の一方が非直線性増幅器22、可変位相
器23および可変減衰器24において遅延を生じている
ので、この信号と合わせるために遅延回路25で遅延さ
せられる。次に、可変減衰器24の出力と遅延回路25
の出力とを2合成器26で合成し出力する。この非直線
性補償回路20の出力は端子bに出力され、テレビジョ
ン送信機の電力増幅器に入力される。
性補償回路である。非直線性補償回路10から入力され
た高周波信号は2分配器21で分配される。分配された
高周波信号の一方は、非直線性増幅器22でテレビジョ
ン送信機の電力増幅器で生じる歪と同じ歪を生じさせら
れる。そして、可変位相器23でテレビジョン送信機の
電力増幅器で生じる位相歪と逆位相になるように位相を
調整され、さらに、可変減衰器24でテレビジョン送信
機の電力増幅器で生じる振幅歪を逆補償する振幅レベル
になるように振幅を調整される。可変位相器23は0度
から360度までの間で位相を変更できるものである。
2分配器21で分配された高周波信号の他方は、分配さ
れた高周波信号の一方が非直線性増幅器22、可変位相
器23および可変減衰器24において遅延を生じている
ので、この信号と合わせるために遅延回路25で遅延さ
せられる。次に、可変減衰器24の出力と遅延回路25
の出力とを2合成器26で合成し出力する。この非直線
性補償回路20の出力は端子bに出力され、テレビジョ
ン送信機の電力増幅器に入力される。
【0017】このように、テレビジョン送信機の電力増
幅器においてビデオ特性を補償する本発明にかかる非直
線性補償回路は、2つの非直線性補償回路10および2
0を図1に示すようにカスケード接続して実現できる。
幅器においてビデオ特性を補償する本発明にかかる非直
線性補償回路は、2つの非直線性補償回路10および2
0を図1に示すようにカスケード接続して実現できる。
【0018】本発明によれば、図2に示したテレビジョ
ン送信機の電力増幅器においてビデオ特性を補償する従
来の非直線性補償回路と同じ機能を有する非直線性補償
回路を従来の半分のカスケード接続数で実現することが
できる。このことにより、環境温度変化等の外的要因に
よる補償量の変動が小さくてすむ。
ン送信機の電力増幅器においてビデオ特性を補償する従
来の非直線性補償回路と同じ機能を有する非直線性補償
回路を従来の半分のカスケード接続数で実現することが
できる。このことにより、環境温度変化等の外的要因に
よる補償量の変動が小さくてすむ。
【0019】なお、本実施例ではテレビジョン送信機の
電力増幅器においてビデオ特性を補償する非直線性補償
回路について説明したが、本発明はこれに限られるもの
ではなく、テレビジョン送信機の電力増幅器において音
声特性を補償する非直線性補償回路やその他の非直線性
補償回路に適用できることは言うまでもない。
電力増幅器においてビデオ特性を補償する非直線性補償
回路について説明したが、本発明はこれに限られるもの
ではなく、テレビジョン送信機の電力増幅器において音
声特性を補償する非直線性補償回路やその他の非直線性
補償回路に適用できることは言うまでもない。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
従来の非直線性補償回路の機能を損なうことなく、カス
ケード接続数を半分にすることができるので、環境温度
変化等の外的要因による補償量の変動が小さくてすみ、
安定した非直線性補償回路を提供することができる。
従来の非直線性補償回路の機能を損なうことなく、カス
ケード接続数を半分にすることができるので、環境温度
変化等の外的要因による補償量の変動が小さくてすみ、
安定した非直線性補償回路を提供することができる。
【0021】また、本発明によれば、2分配器、非直線
性増幅器、遅延回路および2合成器の数も従来の半分で
すむので、コストの削減にもなる。
性増幅器、遅延回路および2合成器の数も従来の半分で
すむので、コストの削減にもなる。
【0022】さらに、本発明をテレビジョン送信機の電
力増幅器においてビデオ特性を補償する非直線性補償回
路に適用すれば、安定したビデオ特性を有するテレビ放
送を実現できるという効果がある。
力増幅器においてビデオ特性を補償する非直線性補償回
路に適用すれば、安定したビデオ特性を有するテレビ放
送を実現できるという効果がある。
【図1】テレビジョン送信機の電力増幅器においてビデ
オ特性を補償するための本発明による非直線性補償回路
の一実施例のブロック図である。
オ特性を補償するための本発明による非直線性補償回路
の一実施例のブロック図である。
【図2】テレビジョン送信機の電力増幅器においてビデ
オ特性を補償するための従来の非直線性補償回路のブロ
ック図である。
オ特性を補償するための従来の非直線性補償回路のブロ
ック図である。
10 非直線性補償回路 11 2分配器 12 非直線性増幅器 13 可変位相器 14 可変減衰器 15 遅延回路 16 2合成器 20 非直線性補償回路 21 2分配器 22 非直線性増幅器 23 可変位相器 24 可変減衰器 25 遅延回路 26 2合成器
Claims (3)
- 【請求項1】 電力増幅器による歪を補正するプリディ
ストーション方式の非直線性補償回路において、 高周波信号を分配する第1の2分配器と、該第1の2分
配器で分配された信号の一方に前記電力増幅器による歪
と同じ歪を生じさせる第1の非直線性増幅器と、前記電
力増幅器による位相歪と逆位相になるように前記第1の
非直線性増幅器の出力の位相を変更する第1の可変位相
器と、前記電力増幅器による振幅歪を逆補償するように
前記第1の非直線性増幅器の出力の振幅を減衰させる第
1の可変減衰器と、前記第1の2分配器で分配された信
号の他方を、前記第1の非直線性増幅器と前記第1の可
変位相器と前記第1の可変減衰器とによる遅延時間と同
じ時間だけ遅延させる第1の遅延回路と、前記第1の非
直線性増幅器と前記第1の可変位相器と前記第1の可変
減衰器とを経た信号と前記第1の遅延回路を経た信号と
を合成する第1の2合成器とを有する黒レベル非直線性
補償回路と、 該黒レベル非直線性補償回路の出力信号を分配する第2
の2分配器と、該第2の2分配器で分配された信号の一
方に前記電力増幅器による歪と同じ歪を生じさせる第2
の非直線性増幅器と、前記電力増幅器による位相歪と逆
位相になるように前記第2の非直線性増幅器の出力の位
相を変更する第2の可変位相器と、前記電力増幅器によ
る振幅歪を逆補償するように前記第2の非直線性増幅器
の出力の振幅を減衰させる第2の可変減衰器と、前記第
2の2分配器で分配された信号の他方を、前記第2の非
直線性増幅器と前記第2の可変位相器と前記第2の可変
減衰器とによる遅延時間と同じ時間だけ遅延させる第2
の遅延回路と、前記第2の非直線性増幅器と前記第2の
可変位相器と前記第2の可変減衰器とを経た信号と前記
第2の遅延回路を経た信号とを合成する第2の2合成器
とを有する白レベル非直線性補償回路と を備えたことを
特徴とする非直線性補償回路。 - 【請求項2】 前記第1の可変位相器は前記第1の非直
線性増幅器の出力の位相を0度から360度までの間で
変更でき、前記第2の可変位相器は前記第2の非直線性
増幅器の出力の位相を0度から360度までの間で変更
できることを特徴とする請求項1に記載の非直線性補償
回路。 - 【請求項3】 電力増幅器による歪を補正するプリディ
ストーション方式の非直線性補償回路において、 高周波信号を分配する2分配器と、 該2分配器で分配された信号の一方に前記電力増幅器に
よる歪と同じ歪を生じさせる非直線性増幅器と、 前記電力増幅器による位相歪と逆位相になるように前記
非直線性増幅器の出力の位相を変更する可変位相器と、 前記電力増幅器による振幅歪を逆補償するように前記非
直線性増幅器の出力の振幅を減衰させる可変減衰器と、 前記2分配器で分配された信号の他方を、前記非直線性
増幅器と前記可変位相器と前記可変減衰器とによる遅延
時間と同じ時間だけ遅延させる遅延回路と、 前記非直線性増幅器と前記可変位相器と前記可変減衰器
とを経た信号と前記遅延回路を経た信号とを合成する2
合成器とを備え、 前記可変位相器は、前記非直線性増幅器の出力の位相を
0度から360度までの間で変更できることを特徴とす
る非直線性補償回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5329506A JP2730616B2 (ja) | 1993-12-27 | 1993-12-27 | 非直線性補償回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5329506A JP2730616B2 (ja) | 1993-12-27 | 1993-12-27 | 非直線性補償回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07193434A JPH07193434A (ja) | 1995-07-28 |
JP2730616B2 true JP2730616B2 (ja) | 1998-03-25 |
Family
ID=18222140
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5329506A Expired - Fee Related JP2730616B2 (ja) | 1993-12-27 | 1993-12-27 | 非直線性補償回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2730616B2 (ja) |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5934704A (ja) * | 1982-08-20 | 1984-02-25 | Nec Corp | 非直線歪補償方式 |
JPS63232530A (ja) * | 1987-03-19 | 1988-09-28 | Fujitsu Ltd | 増幅歪補償制御方式 |
JPH04275708A (ja) * | 1991-03-01 | 1992-10-01 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | 非線形歪補償回路 |
-
1993
- 1993-12-27 JP JP5329506A patent/JP2730616B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07193434A (ja) | 1995-07-28 |
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