JPH06104658A - 非線形補償回路 - Google Patents

非線形補償回路

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JPH06104658A
JPH06104658A JP4276717A JP27671792A JPH06104658A JP H06104658 A JPH06104658 A JP H06104658A JP 4276717 A JP4276717 A JP 4276717A JP 27671792 A JP27671792 A JP 27671792A JP H06104658 A JPH06104658 A JP H06104658A
Authority
JP
Japan
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output
generating circuit
circuit
distortion generating
linear
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Pending
Application number
JP4276717A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Ogawa
宏 小川
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NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Publication of JPH06104658A publication Critical patent/JPH06104658A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 非線形補償回路における非線形補償の安定化
を図る。 【構成】 入力信号を分岐する分配器2と、この分配器
2の一方の出力に接続される非線形歪発生回路5と、分
配器の他方の出力に接続される遅延伝送路5と、非線形
歪発生回路と遅延伝送路の各出力を合成する合成器7と
を備える非線形補償回路において、非線形歪発生回路6
を、極性を互いに逆に向けて並列接続した2個のダイオ
ードD1,D2と、このダイオード対に並列に接続した
終端抵抗Rとで構成される終端インピーダンス11,1
2を反射型歪発生回路の反射素子として用いる。例え
ば、90度ハイブリッド10のメインライン,カップリ
ングラインの各出力端15,16に終端インピーダンス
11,12を接続する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は高周波帯高出力増幅器の
入出力非線形特性のプリディストーション型補償回路に
関し、特に補償用歪発生回路にダイオードを用いた補償
回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の高周波増幅器において発
生する混変調を減少させるための回路として種々の非線
形補償回路が提案されており、例えば特公昭57−44
26号公報に示すものがある。この回路は、図6(a)
に示すように、第1通路としての遅延伝送路21と、第
2通路としての非線形歪発生用高周波増幅器22とで構
成される第1,第2の並行通路と、入力端子20に加わ
る入力信号を2つの信号成分に分岐して各通路の各々の
入力端に結合する分岐結合器23と、非線形歪発生用増
幅器22の出力の一部と遅延伝送路21を経由してきた
入力信号とをベクトル合成するための歪出力合成器24
とを備えた前置歪回路として構成してある。
【0003】この回路によれば、広帯域小電力高周波増
幅器の非線形特性によって生じる非線形歪成分と入力信
号成分をベクトル合成し、被補償高周波増幅器の逆特性
の非線形特性を得て、これと被補償高周波増幅器を縦続
接続して総合の入出力特性を線形にするように動作させ
るものである。即ち、図6(a)の入力端子20に加え
られた入力信号は分岐結合器23で分岐され、第1通路
の遅延伝送路21と第2通路の高周波増幅器22を経て
歪出力合成器24へ達する。高周波増幅器22の出力信
号eT * (e* はベクトル、以下同じ)と遅延伝送路2
1を経由してきた入力信号成分eR * は、それぞれ歪出
力合成器24で分岐され、それらの一部は整合負荷25
で終端されるが、出力端子26へ達する残りの信号成分
T * ,eR * のベクトル合成和が出力信号e0 *
となる。
【0004】例えば、入力信号で正規化した出力端子2
6におけるeT * とeR * の振幅及び位相関係を図
6(b)で表すと、高周波増幅器22が線形動作してい
る時の出力信号はe01 * となる。これに対して、入力端
子20への入力信号電力が変化して高周波増幅器22が
非線形動作に移行し、その出力信号成分eT1′の振幅が
ΔeT ′減少し、かつ位相がΔφだけ遅れてeT2′とな
ると、その出力信号はe02 * となる。同図に示すよう
に、e02 * はe01 * よりΔeだけ振幅が大きく、位相が
Δθだけ進むことになる。即ち、本回路の入出力特性
は、高周波増幅器22の非線形特性及び歪出力合成器2
4における第1通路を経由してきた入力信号成分と第2
通路の高周波増幅器22の出力信号成分との合成条件
(これら2つの信号成分の振幅と位相関係)によって定
まる非線形特性を示すことになる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この従来の非線形補償
回路では、第1通路を経由してきた入力信号と、第2通
路を経由してきた入力信号はほぼ180度の位相差をも
ってベクトル合成され、所望のプリディストーション特
性を得るためには小信号入力時において、即ち歪発生用
増幅器の線型動作領域において、10dB以上のキャン
セレーションを行う必要がある。このため、プリディス
トーション特性の安定性において、歪発生用増幅器の利
得の変化が補償回路の利得の変化として数倍に増大され
てしまうという問題がある。本発明の目的は、安定な非
線形補償が可能な非線形補償回路を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、入力信号を分
岐し、一方を非線形歪発生回路を通し、他方を遅延伝送
路を通し、これらを合成するようにした非線形補償回路
において、非線形歪発生回路を、極性を互いに逆に向け
て並列接続した2個のダイオードと、このダイオード対
に並列に接続した終端抵抗とで構成される終端インピー
ダンスを反射型歪発生回路の反射素子として用いた構成
とする。例えば、90度ハイブリッドのメインライン及
びカップリングラインの出力端にそれぞれ終端インピー
ダンスを接続する。
【0007】
【実施例】次に、本発明について図面を参照して説明す
る。図1(a)に本発明の非線形補償回路の全体の構成
図を示す。入力端子1には、入力された信号を2つの信
号成分に分岐する分配器2が接続される。分岐された信
号は、遅延伝送路としての第1通路と、非線形歪発生伝
送路としての第2通路とをそれぞれ伝送され、合成器7
でベクトル合成された上で出力端子8から出力されるよ
うに構成される。前記第1通路には、プリディストーシ
ョン特性の振幅、位相特性を調整するために、遅延回路
5と共に可変位相器3と可変減衰器4を設けている。ま
た、第2通路に設ける歪発生回路6は、図1(b)に示
すようにダイオード歪発生回路として構成する。
【0008】この歪発生回路6は、3dB,90度ハイ
ブリッド10を使用した反射型回路であり、入力端1
3,14に対応して設けられるメインライン及びカップ
リングラインの出力端15,16にそれぞれ終端インピ
ーダンス11,12を接続している。この終端インピー
ダンス11,12は、2個のダイオードD1,D2を互
いに極性が逆になるように並列に接続し、更に終端抵抗
Rを並列に接続した構成とされる。
【0009】このダイオード対D1,D2は、信号入力
レベルの低い領域では高インピーダンスとなり、ダイオ
ード対に並列に接続された終端器Rのインピーダンスが
そのまま見えることになるので信号レベルの低い領域で
は反射量が小さい。しかしながら、信号入力レベルが高
くなるに従い、ダイオード対のインピーダンスが低くな
り終端インピーダンスの反射量が大きくなる。この結
果、歪発生回路6の信号入力レベルが小のときは減衰量
が大であるが、信号レベルが高くなると減衰量が小さく
なる。これにより、前記歪発生回路6の入出力特性は、
図2に示すように歪発生回路自体が振幅伸張特性をもつ
ようになる。
【0010】一般に高出力増幅回路は、振幅歪ばかりで
なく位相歪も伴っているので、非線形補償回路はこれも
補償することが必要である。歪発生回路6の出力を
T 、第1通路の出力をeR とすると、これらは図3の
ように合成器7においてベクトル合成され、eO
O ′の比は入力レベルによって変化し、入力レベルが
高くなるとその比が高くなり、その合成ベクトルの振幅
が大きくなるとともに、位相が変化することが分かる。
即ち、非線形補償回路の入出力特性は、図4のようにな
り、高出力増幅器の非線形性を補償する特性となる。図
5は本発明にかかるダイオード歪発生回路の他の実施例
であり、前記したようなダイオード対D1,D2と終端
抵抗Rで構成される終端インピーダンス11(12)を
3端子サーキュレータ17の1端子18に接続すること
で、反射型歪発生回路を構成することができる。
【0011】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、反射型歪
発生回路を構成する非線形歪発生回路の反射素子とし
て、極性が逆に接続されたダイオード対と、これに並列
接続された終端抵抗とで構成される終端インピーダンス
を用いているので、従来のように遅延伝送路の出力と歪
発生回路の出力とを打ち消しあって強制的に伸張特性を
作り出す必要がなくなり、回路を構成する各パラメータ
の変化に対して安定な非線形補償器を得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の非線形補償回路の一実施例のブロック
図及びその歪発生回路の一例を示す回路図である。
【図2】図1の歪発生回路の入出力特性図である。
【図3】第1通路と第2通路の出力信号の合成ベクトル
図である。
【図4】図1の回路の入出力特性図である。
【図5】歪発生回路の他の例を示す回路図である。
【図6】従来の非線形補償回路のブロック図とその出力
信号のベクトル合成図である。
【符号の説明】
1 入力端子 2 分配器 3 位相器 4 可変減衰器 5 遅延伝送路 6 歪発生回路 7 合成器 8 出力端子 10 90度ハイブリッド 11,12 終端インピーダンス D1,D2 ダイオード R 終端抵抗

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力信号を分岐する分配器と、この分配
    器の一方の出力に接続される非線形歪発生回路と、前記
    分配器の他方の出力に接続される遅延伝送路と、前記非
    線形歪発生回路と遅延伝送路の各出力を合成する合成器
    とを備える非線形補償回路において、前記非線形歪発生
    回路は、極性を互いに逆に向けて並列接続した2個のダ
    イオードと、このダイオード対に並列に接続した終端抵
    抗とで構成される終端インピーダンスを反射型歪発生回
    路の反射素子として用いたことを特徴とする非線形補償
    回路。
  2. 【請求項2】 非線形歪発生回路は、90度ハイブリッ
    ドのメインライン及びカップリングラインの出力端にそ
    れぞれ終端インピーダンスを接続してなる請求項1の非
    線形補償回路。
JP4276717A 1992-09-22 1992-09-22 非線形補償回路 Pending JPH06104658A (ja)

Priority Applications (1)

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JP4276717A JPH06104658A (ja) 1992-09-22 1992-09-22 非線形補償回路

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JP4276717A JPH06104658A (ja) 1992-09-22 1992-09-22 非線形補償回路

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JPH06104658A true JPH06104658A (ja) 1994-04-15

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ID=17573355

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JP4276717A Pending JPH06104658A (ja) 1992-09-22 1992-09-22 非線形補償回路

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JP (1) JPH06104658A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5600472A (en) * 1993-04-14 1997-02-04 Sumitomo Electric Industries, Ltd. Distortion generating circuit
US6346853B1 (en) * 1997-08-27 2002-02-12 Ylinen Electronics Oy Predistortion linearizer circuit
JP2005045656A (ja) * 2003-07-24 2005-02-17 Nec Corp Am−pm歪補償回路および方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5600472A (en) * 1993-04-14 1997-02-04 Sumitomo Electric Industries, Ltd. Distortion generating circuit
US6346853B1 (en) * 1997-08-27 2002-02-12 Ylinen Electronics Oy Predistortion linearizer circuit
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