JP2730217B2 - プレスによるスラブの幅成形方法 - Google Patents

プレスによるスラブの幅成形方法

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21BROLLING OF METAL
    • B21B1/00Metal-rolling methods or mills for making semi-finished products of solid or profiled cross-section; Sequence of operations in milling trains; Layout of rolling-mill plant, e.g. grouping of stands; Succession of passes or of sectional pass alternations
    • B21B1/02Metal-rolling methods or mills for making semi-finished products of solid or profiled cross-section; Sequence of operations in milling trains; Layout of rolling-mill plant, e.g. grouping of stands; Succession of passes or of sectional pass alternations for rolling heavy work, e.g. ingots, slabs, blooms, or billets, in which the cross-sectional form is unimportant ; Rolling combined with forging or pressing
    • B21B1/024Forging or pressing

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、プレスによるスラブの幅成形方法の改良
に関し、最終製品としての熱間圧延コイルでの幅落ちや
幅広がりが生じないようにスラブの段階で幅圧下するよ
うにしたものである。
[従来の技術] スラブの幅圧下方法の一つにプレスによる幅圧下方法
があり、第2図に示すように、スラブSの幅方向両側に
一対の金型1,1を配置し、スラブSのライン方向の流れ
に合わせて金型1,1をライン方向下流に向けて移動しつ
つ金型1,1を相互に接近させて幅圧下を行うようにする
ものである。
このような幅圧下プレスによれば、大きな幅圧下量を
得ることができるのであるが、厚さが250〜280mm程度の
スラブSから幅圧プレスや粗圧延機および仕上圧延機に
よって厚さ30〜50mm程度のバーを経て最終製品の厚さが
1.2〜12.5mm程度のストリップなどの熱間コイルに圧延
すると、コイルの端部に幅落ちや幅広がりが生じ、クロ
ップが増大するという問題があり、従来から種々の対策
案が提案されている。
例えば特開昭63−281703号公報に開示された熱間ス
ラブの幅圧下方法によれば、第3図にその金型を示すよ
うに、金型1の仕上加工部1aにわずかな傾斜角αを与え
てプレス加工するようにしている。
また、特開昭63−140701号公報に開示されたスラブ
の幅圧下方法によれば、第4図にその圧下工程を示すよ
うに、スラブSの両端の端末域L1を他の定常域L2に比べ
て広幅とするようにしている。
さらに、特開昭63−303601号公報に開示された板幅
制御方法によれば、第5図にその成形工程を示すよう
に、仕上圧延後の幅広がりを予測してスラブSの先後端
部L3を中間部より狭幅に幅圧下するようにしている。
[発明が解決しようとする課題] ところが、のわずかな傾斜角αを持つ金型1を用い
て幅圧下する場合は、スラブSの中間部の幅精度を向上
できるものの、スラブSの幅落ちや幅広がりを抑えるこ
とが出来ず、コイルの長手方向の最端に幅広がりが生
じ、その長手方向内側部分に幅落ちが生じるという問題
がある。
また、のスラブSの両端の端末域L1を他の定常域L2
に比べて広幅とする場合には、予じめスラブSの端部が
広幅に幅圧下されているので、スラブSの幅圧下時に発
生するネッキングに起因する幅落ちは解消されるもの
の、両端が広幅になっているため、最終仕上圧延後のコ
イルに幅広がりが生じるという問題がある。
さらに、の先後端部L3を中間部より狭幅に幅圧下す
る場合には、最終仕上圧延後のコイルに幅広がりが生じ
ることが防止されるが、コイルの端部よりコイル長手方
向内側に生じる幅落ちを防止することができないという
問題がある。
また、先後端部を狭幅にしてあるため、粗圧延を経て
仕上圧延を行う途中のエッジャの縦ロールによって先後
端部の狭幅部分に材料が流動して幅落ちが一層進行して
しまうという問題がある。
このように従来の〜のいずれの幅圧下方法でも幅
落ちと幅広がりの両方を防止することができず、クロッ
プ量の増大を招いたり、歩留りの低下を招くという問題
がある。
この発明は、かかる従来技術の問題点に鑑みてなされ
たもので、最終製品としての熱間圧延コイルでの幅落ち
や幅広がりが生じないようにスラブの段階で幅圧下する
ことができ、クロップ量の改善など歩留り向上を図るこ
とができるプレスによるスラブの幅成形方法を提供しよ
うとするものである。
[課題を解決するための手段] 上記従来技術が有する課題を解決するため、この発明
のプレスによるスラブの幅成形方法は、プレスによって
スラブを幅圧下するに際し、スラブの端部を金型の傾斜
部で定常押し込み深さより深く幅圧下した後、スラブの
端部に連続して金型の平行部で定常押し込み深さより深
く前記押し込み深さより浅く幅圧下し、さらに金型平行
部で通常の幅圧下するようにしたことを特徴とするもの
である。
[作 用] このプレスによるスラブの幅成形方法によれば、スラ
ブの端部(先端部ないし後端部の少なくとも一方)を端
から順に定常押し込み深さより大きく幅圧下して金型の
傾斜部によって傾斜した幅狭傾斜部を形成するように
し、次いで定常押し込み深さより大きく前記押し込み深
さより浅く幅圧下して金型の平行部によって平行な幅狭
平行部を形成するようにし、さらに定常押し込み深さで
幅圧下して金型の平行部によって平行な定常幅圧下部を
形成するようにしており、最終製品としてのコイルでの
幅落ちや幅広がりを予想してスラブの幅圧下時の形状を
定めるようにしている。
したがって、最終製品としてのコイルでの幅落ち及び
エッジャの縦ロールによる幅落ちを幅狭平行部で防止す
るようにするとともに、幅狭傾斜部で幅広がりを防止す
るようにしている。
[実施例] 以下、この発明の一実施例を図面を参照しながら詳細
に説明する。
第1図はこの発明のプレスによるスラブの幅成形方法
の一実施例にかかる概略工程図である。
このプレスによるスラブの幅成形方法では、第1図に
示すように、スラブSの幅方向両側に配置された一対の
プレス用の金型11,11が使用される。この金型11には、
スラブSのライン方向前方側に平行部12が形成され、こ
の平行部12に連続して後方側に傾斜部13が形成されてい
る。
このような金型11,11を用いて行う、スラブSのプレ
スによる幅圧下は、次のようにして行われる。
まず、第1図(a)に示すように、スラブSの先端
部を金型11の傾斜部13の途中に位置させ、金型11,11を
定常押し込み深さHより深く押し込んで押し込み深さH1
まで幅圧下する。
この結果、スラブSの先端の幅がW1になるとともにテ
ーパ状の幅狭傾斜部S1が成形される。
この幅狭傾斜部S1は最終製品の熱間コイルに仕上圧延
する場合に生じる幅広がりを相殺するためのものであ
り、スラブSの素材や圧延条件などにより定められる。
また、この幅狭傾斜部S1はスラブSを粗圧延機での圧延
によりバーに圧延された状態では、相似形状で残され、
バーとしては矩形になることがない。
次に、第1図(b)に示すように、スラブSの幅狭
傾斜部S1の中間部が金型11の平行部12と傾斜部13の連続
する角部分に位置するように送られ、金型11,11を定常
押し込み深さHより深く、しかもの幅狭傾斜部S1の場
合の押し込み深さH1より浅く押し込んで押し込み深さH2
まで幅圧下する。
この結果、スラブSの先端の幅がW1のテーパ状の幅狭
傾斜部S1に連続して幅がW2(W2>W1)の幅狭平行部S2が
形成される。
この幅狭平行部S2は、次工程のプレスによる幅圧下時
にスラブSの先端側に材料の流動が起こり幅が広がるよ
うになってネッキングが生じることを相殺するととも
に、最終製品の熱間コイルに仕上圧延する途中のエッジ
ャの縦ロールに接触させず、材料の流動をこの部分で受
けるようにして幅落ちを相殺するためのものであり、ス
ラブSの素材やプレス条件および圧延条件などにより定
められる。
これ以降、第1図(c)に示すように、スラブSの
幅狭平行部S2の後方に形成される傾斜部の中間が金型11
の平行部12と傾斜部13の連続する角部分に位置するよう
に順次送られ、金型11,11を定常押し込み深さHまで押
し込んで幅圧下する。
この結果、スラブSの先端の幅がW1のテーパ状の幅狭
傾斜部S1に連続して幅がW2(W2>W1)の幅狭平行部S2が
形成され、さらに、この幅狭平行部S2に連続して幅がW3
の定常幅圧下部S3が形成される。
この定常幅圧下部S3は、従来、この部分の初回のプレ
ス時においてスラブSの斜面の先端側に材料が流れて膨
らむように変形し、隣接部分にネッキングを生じ、これ
が最終製品の熱間コイルの幅落ちの原因となるが、この
定常幅圧下部S3の先端側の材料が膨らむ部分が幅狭平行
部S2となっているので、ネッキングが防止され、これに
よって最終製品の熱間コイルの幅落ちが防止される。
こうして通常のプレスによる幅圧下を行い、スラブ
Sの後端部まで幅圧下したら、図示省略したが、後端か
ら金型11,11に送り込むようにするなどして先端部と同
様にプレスによる幅圧下を行う。なお、金型をもう一組
用意したり、平行部の両側に傾斜部を設けた金型を用意
してスラブSの反転を行うこと無くプレスによる幅圧下
ができるようにしても良い。
このようなプレスによるスラブの幅成形方法によれ
ば、スラブSを幅成形すると、最終製品の熱間コイルの
幅落ちや幅広がりに対応した幅狭傾斜部S1、幅狭平行部
S2、定常幅圧下部S3が連続して形成されるので、幅成形
途中でのネッキングや後工程のエッジャによる幅落ちが
防止できるとともに、最終製品の熱間コイルでの幅落ち
や幅広がりを防止することができる。
したがって、クロップ量を大幅に減らすことができ、
歩留り向上を図ることができる。
なお、上記実施例では、金型の一方にのみ傾斜部を形
成するようにしたが、平行部の両側にそれぞれ傾斜部を
形成するようにしても良く、先後端を能率良く幅圧下す
ることができる。
また、上記実施例では、スラブの先端のみの幅成形の
場合で説明したが、後端についても同様に適用できるも
のであり、いずれか一方でも両方でも良い。
さらに、この発明の要旨を逸脱しない範囲で各構成要
素を変更しても良いことは言うまでもない。
[発明の効果] 以上、一実施例とともに具体的に説明したようにこの
発明のプレスによるスラブの幅成形方法によれば、スラ
ブの端部(先端部ないし後端部の少なくとも一方)を端
から順に定常押し込み深さより大きく幅圧下して金型の
傾斜部によって傾斜した幅狭傾斜部を形成するように
し、次いで定常押し込み深さより大きく前記押し込み深
さより浅く幅圧下して金型の平行部によって平行な幅狭
平行部を形成するようにし、さらに定常押し込み深さで
幅圧下して金型の平行部によって平行な定常幅圧下部を
形成するようにし、最終製品としてのコイルでの幅落ち
や幅広がりを予想してスラブの幅圧下時の形状を定める
ようにしたので、最終製品としてのコイルでの幅落ち及
びエッジャの縦ロールによる幅落ちを幅狭平行部で防止
することができるとともに、幅狭傾斜部で幅広がりを防
止することができる。
したがって、クロップ量を大幅に減らすことができ、
歩留り向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明のプレスによるスラブの幅成形方法の
一実施例にかかる概略工程図である。 第2図及び第3図は従来のプレスによる幅成形の説明図
及びプレス金型の平面図である。 第4図及び第5図はそれぞれ従来のプレスによる幅圧下
方法の工程図である。 11:幅圧下プレス用の金型、 12:平行部、13:傾斜部、 S:スラブ、 S1:幅狭傾斜部、 S2:幅狭平行部、 S3:定常幅圧下部、 H1,H2,H:押し込み深さ、 W1,W2,W3:成形幅。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】プレスによってスラブを幅圧下するに際
    し、スラブの端部を金型の傾斜部で定常押し込み深さよ
    り深く幅圧下した後、スラブの端部に連続して金型の平
    行部で定常押し込み深さより深く前記押し込み深さより
    浅く幅圧下し、さらに金型平行部で通常の幅圧下するよ
    うにしたことを特徴とするプレスによるスラブの幅成形
    方法。
JP27332789A 1989-10-20 1989-10-20 プレスによるスラブの幅成形方法 Expired - Lifetime JP2730217B2 (ja)

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