JP2730001B2 - 半導体ウエハー露光方法と露光用水銀灯 - Google Patents

半導体ウエハー露光方法と露光用水銀灯

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JP2730001B2
JP2730001B2 JP1066375A JP6637589A JP2730001B2 JP 2730001 B2 JP2730001 B2 JP 2730001B2 JP 1066375 A JP1066375 A JP 1066375A JP 6637589 A JP6637589 A JP 6637589A JP 2730001 B2 JP2730001 B2 JP 2730001B2
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、微細パターン焼き付けに適した半導体ウエ
ハー露光方法と露光用水銀灯に関するものである。
〔従来の技術〕
半導体ウエハーを露光するためには、水銀灯から放射
される436nmの光(以下g線と称する)もしくは365nmの
光(以下i線と称する)が主に利用されているが、水銀
灯からはこれらg線もしくはi線のほかにも種々の光が
放射されており、必要とする光以外は露光装置内の光学
フィルターや反射ミラーでカットされる。そして、レン
ズ系やフォトマスクを介して半導体ウエハーにはg線も
しくはi線の光が照射されるようになっている。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、露光装置内の光学フィルターや反射ミ
ラーでは、g線を利用する場合は426nm以下と446nm以上
の光、i線を利用する場合は355nm以下と375nm以上の光
は完全にカットされて問題とならないが、g線の場合の
436nm±10nm以内の光、i線の場合の365±10nm以内の光
はカットしきれないのが実情である。そして近年、半導
体ウエハーの回路パターンが微細化するにしたがって、
光が光学レンズ系を通過する際の色収差が問題となって
きているが、g線もしくはi線を用いて半導体ウエハー
を露光するときに、色収差が問題とならない範囲は、43
6±4nm、365±4nmの範囲とされており、露光装置内の光
学フィルターや反射ミラーではカットしきれない範囲の
光が露光時のボケの原因となっている。この露光時のボ
ケを少なくするためには、前記の定義で決まるg線もし
くはi線のスペクトル純度を高くすれば良いが、従来の
半導体ウエハー露光用水銀灯はこのスペクトル純度が85
%未満であり、満足できる値ではなかった。
本発明は以上のような従来技術の有する問題点に鑑み
てなされたものであり、その目的とするところは、g線
もしくはi線のスペクトル純度が高く、ボケの原因とな
る光の放射を少なくした半導体ウエハー露光用水銀灯を
提供しょうとするものである。
〔課題を解決するための手段〕
本発明の半導体ウエハー露光方法は、半導体ウエハー
露光装置に、発光管の中央に発光空間膨出部が形成さ
れ、該発光空間膨出部内に一対の電極が対向配置される
とともに、水銀の封入量を1.15乃至11.5mg/ccの範囲か
ら選択し、希ガスの封入量を静圧で0.25乃至5気圧の範
囲になるように選択して、該水銀と希ガスを封入してな
る水銀灯を配置し、該水銀灯を直流電源で点灯させると
ともに、消費電力をW、電圧をV、電流をAとしたと
き、W=V×Aにおいて、V<Aで点灯せしめて半導体
ウエハーを露光することを特徴とする。
また露光用放電灯は、発光管の中央に発光空間膨出部
が形成され、該発光空間膨出部内に一対の電極が対向配
置されるとともに、水銀と希ガスが封入されてなる半導
体ウエハー露光用水銀灯であって、当該水銀の封入量を
1.15乃至11.5mg/ccの範囲から選択し、希ガスの封入量
を静圧で0.25乃至5気圧の範囲になるように選択して、
直流電源で点灯させるとともに、消費電力をW、電圧を
V、電流をAとしたとき、W=V×Aにおいて、V<A
で点灯せしめて、下記の定義で決まるg線もしくはi線
のスペクトル純度を85%以上にしたことを特徴とする。
〔作用〕 水銀の封入量を1.15乃至11.5mg/ccの範囲から選択
し、希ガスの封入量を静圧で0.25乃至5気圧の範囲にな
るように選択して、該水銀と希ガスを封入してなる水銀
灯を配置し、該水銀灯を直流電源で点灯させるととも
に、消費電力をW、電圧をV、電流をAとしたとき、W
=V×Aにおいて、V<Aで点灯せしめて半導体ウエハ
ーを露光するようにしたので、微細パターン焼き付けに
適した露光方法とすることができ、また水銀と希ガスの
封入量を前記した範囲から選択して、前記の定義で決ま
るg線もしくはi線のスペクトル純度を85%以上にした
ので、露光時にボケの原因となる光の放射量が少なくな
り、半導体ウエハーの微細パターン露光用に適した水銀
灯とすることができる。
〔実施例〕
以下本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明す
る。
第1図は、本発明に係わる半導体ウエハー露光用水銀
灯の説明図であり、1の発光管の中央には略楕円球状を
した発光空間膨出部11が形成され、この発光空間膨出部
11の両サイドに気密封止部12、13が伸びている。そし
て、この気密封止部12、13内にはそれぞれ金属箔21、22
が埋設され、金属箔21、22からは、内導線31、32と外導
線41、42がそれぞれ伸びており、一方の内導線31の先端
には陽極51が取りつけられ、他方の内導線32の先端には
陰極52が取りつけられて、発光空間膨出部11内で対向配
置されている。
この半導体ウエハー露光用水銀灯の発光空間膨出部11
内には、1.15乃至11.5mg/ccの範囲から選択された水銀
と、静圧で0.25乃至5気圧の範囲になるよう選択された
希ガスが封入され、封入される水銀と希ガスの量は、前
記したg線もしくはi線のスペクトル純度が85%以上と
なる値から選択される。この封入される水銀の量を1.15
mg/cc以下から選択すると、g線もしくはi線の有効な
スペクトル強度(g線の場合は436±4nm、i線の場合は
365±4nmの範囲の積分値)が弱くなりすぎるし、逆に水
銀の封入量が11.5mg/cc以上の範囲から選択すると、前
記した定義で決まるg線もしくはi線のスペクトル純度
を85%以上にすることが困難となる。そして、希ガスの
圧力が静圧で5気圧以上になる範囲から希ガスの封入量
を選択すると、前記した範囲から水銀の封入量を選択し
ても、g線もしくはi線のスペクトル純度を85%以上に
することが困難となり、また希ガスの圧力が静圧で0.25
気圧以下になる範囲から希ガスの封入量を選択すると、
ランプ電流値が高くなりすぎるので好ましくない。そし
て、この半導体ウエハー露光用水銀灯を直流電源で点灯
するにあたって、ランプ電圧Vとランプ電流Aとの関係
をV<Aとなるように制御して点灯せしめて半導体ウエ
ハー露光させれば、前記したg線もしくはi線の純度が
ほぼ85%以上になり、ボケの少ない露光方法とすること
ができる。
第2図は、本発明に係わる半導体ウエハー露光用水銀
灯と従来の半導体ウエハー露光用水銀灯を実際に点灯し
て測定したスペクトル分布図の比較であり、実線は、水
銀の封入量を3.7mg/cc、希ガスの封入量を静圧で1.25気
圧とした、消費電力700Wの本発明に係わる半導体ウエハ
ー露光用水銀灯のスペクトル分布図であり、また点線
は、水銀の封入量を40.5mg/cc、希ガスの封入量を静圧
で0.25気圧とした、同じ消費電力である従来の半導体ウ
エハー露光用水銀灯のスペクトル分布図であるが、同図
に於いて、本発明の水銀灯はスペクトル線が非常にシャ
ープになっており、前記した定義のg線もしくはi線の
スペクトル純度は、本発明の水銀灯が90%、従来の水銀
灯が70%となっている。またスペクトル線がシャープに
なった分、露光エネルギーが低くなっているが、この点
に関しては露光時間を長くするか、水銀灯への入力を大
きくすることにより解決することができる。そしてラン
プ電圧とランプ電流の関係は、本発明の方は25V、28Aに
制御して点灯されるので、V<Aの関係になるが、従来
の方は50V、14Aで点灯され、V>Aの関係になってい
る。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明の半導体ウエハー露光用
水銀灯は、水銀の封入量を1.15乃至11.5mg/ccの範囲か
ら選択し、静圧での希ガスの封入量を0.25乃至5気圧の
範囲から選択して、該水銀灯を直流電源で点灯させるに
あたって、消費電力をW、電圧をV、電流をAとしたと
き、W=V×Aにおいて、V<Aで点灯させるように設
計したので、微細パターン焼き付けに適した露光方法と
することができ、また前記の定義で決まるg線もしくは
i線のスペクトル純度を85%以上としたので、露光時に
ボケの原因となる光の放射が少なく、微細パターン焼き
付けに適した半導体ウエハー露光用水銀灯とすることが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係わる半導体ウエハー露光用水銀灯の
説明図、第2図は本発明と従来の半導体ウエハー露光用
水銀灯の放射スペクトル分布の比較図である。 1……発光管、11……発光空間膨出部 12、13……気密封止部、21、22……金属箔 31、32……内導線、41、42……外導線 51……陽極、52……陰極

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】半導体ウエハー露光装置に、 発光管の中央に発光空間膨出部が形成され、該発光空間
    膨出部内に一対の電極が対向配置されるとともに、水銀
    の封入量を1.15乃至11.5mg/ccの範囲から選択し、希ガ
    スの封入量を静圧で0.25乃至5気圧の範囲になるように
    選択して、該水銀と希ガスを封入してなる水銀灯を配置
    し、 該水銀灯を直流電源で点灯させるとともに、消費電力を
    W、電圧をV、電流をAとしたとき、W=V×Aにおい
    て、V<Aで点灯せしめて半導体ウエハーを露光するこ
    とを特徴とする半導体ウエハー露光方法。
  2. 【請求項2】発光管の中央に発光空間膨出部が形成さ
    れ、該発光空間膨出部内に一対の電極が対向配置される
    とともに、水銀と希ガスが封入されてなる半導体ウエハ
    ー露光用水銀灯であって、当該水銀の封入量を1.15乃至
    11.5mg/ccの範囲から選択し、希ガスの封入量を静圧で
    0.25乃至5気圧の範囲になるように選択して、直流電源
    で点灯させるとともに、消費電力をW、電圧をV、電流
    をAとしたとき、W=V×Aにおいて、V<Aで点灯せ
    しめて、下記の定義で決まるg線もしくはi線のスペク
    トル純度を85%以上にしたことを特徴とする半導体ウエ
    ハー露光用水銀灯。
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