JP2729824B2 - ディスク - Google Patents
ディスクInfo
- Publication number
- JP2729824B2 JP2729824B2 JP1002021A JP202189A JP2729824B2 JP 2729824 B2 JP2729824 B2 JP 2729824B2 JP 1002021 A JP1002021 A JP 1002021A JP 202189 A JP202189 A JP 202189A JP 2729824 B2 JP2729824 B2 JP 2729824B2
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- Japan
- Prior art keywords
- substrate
- hub
- disk
- present
- recording film
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Description
【発明の詳細な説明】 〔概要〕 光ディスク用基板、特に国際標準化機構（ISO）で採
択される５インチ追記型光ディスクの固定方法に準じた
ハブ付きディスクに関し、ハブと基板の接合部分の強度
を増し、信頼性が高められたディスクを提供することを
目的とし、ディスクは、記録膜を有するディスク基板
と、前記記録膜を有する基板面と反対側の基板面よりも
高く位置する上表面を有する段差と、前記上表面の中央
部に設けられた孔と、前記上表面および前記孔の上方に
配置される平坦面と、前記平坦面に対して垂直方向に延
出してなり前記段差の壁に嵌合する嵌合片を少なくとも
有するハブとを備えて構成する。
択される５インチ追記型光ディスクの固定方法に準じた
ハブ付きディスクに関し、ハブと基板の接合部分の強度
を増し、信頼性が高められたディスクを提供することを
目的とし、ディスクは、記録膜を有するディスク基板
と、前記記録膜を有する基板面と反対側の基板面よりも
高く位置する上表面を有する段差と、前記上表面の中央
部に設けられた孔と、前記上表面および前記孔の上方に
配置される平坦面と、前記平坦面に対して垂直方向に延
出してなり前記段差の壁に嵌合する嵌合片を少なくとも
有するハブとを備えて構成する。
本発明は、光ディスク用基板、特に国際標準化機構
（ISO）で採択された５インチ追記型光ディスクの固定
方法に準じたハブ付きディスクに関する。
（ISO）で採択された５インチ追記型光ディスクの固定
方法に準じたハブ付きディスクに関する。
第３図の断面図を参照すると、光ディスク用基板11
は、従来射出成形した平坦な基板12に、凹部22が設けら
れたハブ21を接着剤23で取りつけていた。なお、同図に
おいて後述するグルーブは省略し、13は記録膜であり、
基板12は→ポリカーボネイト（PC）、ポリアクリレート
（PMMA）などを材料とし、金型を用いる射出成形法で1.
2mmの厚さに形成され、ハブ21は樹脂製のもので、ハブ
の上面には金具24が樹脂製のねじ25で固定されている。
ところが、ハブとディスクの接着面積が小さく、さらに
ディスクを高速回転（例えば3600rpm）させるために、
ハブとディスクの接着部分に大きな力がかかり、基板12
の疲労が著しかった。
は、従来射出成形した平坦な基板12に、凹部22が設けら
れたハブ21を接着剤23で取りつけていた。なお、同図に
おいて後述するグルーブは省略し、13は記録膜であり、
基板12は→ポリカーボネイト（PC）、ポリアクリレート
（PMMA）などを材料とし、金型を用いる射出成形法で1.
2mmの厚さに形成され、ハブ21は樹脂製のもので、ハブ
の上面には金具24が樹脂製のねじ25で固定されている。
ところが、ハブとディスクの接着面積が小さく、さらに
ディスクを高速回転（例えば3600rpm）させるために、
ハブとディスクの接着部分に大きな力がかかり、基板12
の疲労が著しかった。
ハブ21と基板12の接着面積が第３図に示されるように
小であるために、ディスクのスタートとストップを繰り
返すと、接着部分が剥がれて基板12が上下にゆれて読出
しが困難になり、また基板の接着部分の疲労が大にな
り、その部分は線状に白色となるが、この白色の線に沿
って基板が折れることがあり、その結果光ディスクの信
頼が保たれてないという問題がある。
小であるために、ディスクのスタートとストップを繰り
返すと、接着部分が剥がれて基板12が上下にゆれて読出
しが困難になり、また基板の接着部分の疲労が大にな
り、その部分は線状に白色となるが、この白色の線に沿
って基板が折れることがあり、その結果光ディスクの信
頼が保たれてないという問題がある。
そこで本発明は、ハブと基板の接合部分の強度を増
し、信頼性が高められたディスクを提供することを目的
とする。
し、信頼性が高められたディスクを提供することを目的
とする。
上記課題は、ディスクにおいて、記録膜を有するディ
スク基板と、前記記録膜を有する基板面と反対側の基板
面の中央部に該基板面よりも高く位置する上表面を有す
る段差と、前記上表面の中央部に設けられた孔と、前記
上表面および前記孔の上方に配置される平坦面と、前記
平坦面に対して垂直方向に延出してなり前記段差の壁に
嵌合する嵌合片を少なくとも有するハブとを備えている
ことを特徴とするディスクにより達成される。
スク基板と、前記記録膜を有する基板面と反対側の基板
面の中央部に該基板面よりも高く位置する上表面を有す
る段差と、前記上表面の中央部に設けられた孔と、前記
上表面および前記孔の上方に配置される平坦面と、前記
平坦面に対して垂直方向に延出してなり前記段差の壁に
嵌合する嵌合片を少なくとも有するハブとを備えている
ことを特徴とするディスクにより達成される。
第１図は本発明実施例断面図で、本発明は同図に示す
如く、射出成形する基板12のハブ付けをする部分に、ハ
ブ21を密着させて取りつけるための凸状の出っ張り部分
すなわち凸起14をレーザー光案内溝（グルーブ）15の成
形と同時に作る。
如く、射出成形する基板12のハブ付けをする部分に、ハ
ブ21を密着させて取りつけるための凸状の出っ張り部分
すなわち凸起14をレーザー光案内溝（グルーブ）15の成
形と同時に作る。
他方、第２図の断面図に示されるように、ハブを取り
つけるための凸起14もグルーブ15と同時に成形するた
め、金型31に従来からのグルーブ形成部分32に加えて凹
型部分33をもうける。
つけるための凸起14もグルーブ15と同時に成形するた
め、金型31に従来からのグルーブ形成部分32に加えて凹
型部分33をもうける。
このようにして本発明では、第１図に示される如くハ
ブ21を密着させて取りつけるための凸状の出っ張りの凸
起14にハブ21を上から被せるように接着させるので、従
来の接着方法に比べてハブ21と基板12の接着面積を大き
くできるため、接着力が増大して接着部分の機械疲労に
対して強くなる。さらに、ハブのすぐ内側に基板12を構
成する樹脂材料が存在するため単位体積当たりにかかる
荷重を小さくすることができ、疲労に強くなる。また、
金型31にはグループ形成部分32に加えて凹形部分33が設
けられているので、グループ15と共に凸起14が基板12に
形成されるのである。
ブ21を密着させて取りつけるための凸状の出っ張りの凸
起14にハブ21を上から被せるように接着させるので、従
来の接着方法に比べてハブ21と基板12の接着面積を大き
くできるため、接着力が増大して接着部分の機械疲労に
対して強くなる。さらに、ハブのすぐ内側に基板12を構
成する樹脂材料が存在するため単位体積当たりにかかる
荷重を小さくすることができ、疲労に強くなる。また、
金型31にはグループ形成部分32に加えて凹形部分33が設
けられているので、グループ15と共に凸起14が基板12に
形成されるのである。
以下、本発明を図示の実施例により具体的に説明す
る。
る。
第１図は本発明の実施例であり、ハブ付き貼合せディ
スクを示し、この例において、ハブ21を取りつける部分
の突起14もグルーブ15の成形時に同時に成形してある。
そして、基板12とハブ21の接着には凸起14の上表面にエ
ポキシ接着剤22（例えばセメダイン社製007なる名称の
商品）を塗布して接着した。
スクを示し、この例において、ハブ21を取りつける部分
の突起14もグルーブ15の成形時に同時に成形してある。
そして、基板12とハブ21の接着には凸起14の上表面にエ
ポキシ接着剤22（例えばセメダイン社製007なる名称の
商品）を塗布して接着した。
第１図に示される基板11は、第３図の金形を用い従来
と同様に射出成形で形成され、グルーブ15と同時に凸起
14も形成された。この金形は凹形部分33が設けられた点
が従来例と異なり、従来例は破線Ａで示すところまでつ
まっていたものである。
と同様に射出成形で形成され、グルーブ15と同時に凸起
14も形成された。この金形は凹形部分33が設けられた点
が従来例と異なり、従来例は破線Ａで示すところまでつ
まっていたものである。
本発明者らは、比較例として従来法によって基板を作
成し、本発明による基板と従来例基板とをハブに金具と
共に取り付けた。本発明によるハブ付きディスク（基板
とハブの結合体）と従来法によって作成したハブ付きデ
ィスクをそれぞれ、スタートとストップを繰り返して行
い、ハブとディスクの接着部分の疲労状態を検査した。
スタートとストップを１万回繰り返してそれぞれの基板
を検査したところ、本発明によって作った基板には変化
が認められなかったが、従来法によって作った基板の接
着部分には機械疲労によって前記した白い部分の発生が
確認された。
成し、本発明による基板と従来例基板とをハブに金具と
共に取り付けた。本発明によるハブ付きディスク（基板
とハブの結合体）と従来法によって作成したハブ付きデ
ィスクをそれぞれ、スタートとストップを繰り返して行
い、ハブとディスクの接着部分の疲労状態を検査した。
スタートとストップを１万回繰り返してそれぞれの基板
を検査したところ、本発明によって作った基板には変化
が認められなかったが、従来法によって作った基板の接
着部分には機械疲労によって前記した白い部分の発生が
確認された。
以上のように本発明によると、ハブをディスク基板面
より高い上表面を有する段差で支持することで、基板面
より低くへこませることなく支持でき、基板を機械疲労
に対し強くする効果がある。また、ハブのすぐ内側に該
上表面が存在するため単位体積当たりにかかる荷重を小
さくすることができ、基板を機械疲労に対し強くする効
果がある。
より高い上表面を有する段差で支持することで、基板面
より低くへこませることなく支持でき、基板を機械疲労
に対し強くする効果がある。また、ハブのすぐ内側に該
上表面が存在するため単位体積当たりにかかる荷重を小
さくすることができ、基板を機械疲労に対し強くする効
果がある。
第１図は本発明実施例断面図、 第２図は本発明の金型の断面図、 第３図は従来例断面図である。 図中、 11は光ディスク用基板、12は基板、13は記録膜、14は凸
起、15はグループ、21はハブ、22は凹部、23は接着剤、
24は金具、25はねじ、31は金型、32はグループ形成部
分、33は凹形部分、 を示す。
起、15はグループ、21はハブ、22は凹部、23は接着剤、
24は金具、25はねじ、31は金型、32はグループ形成部
分、33は凹形部分、 を示す。
Claims (1)
- 【請求項１】記録膜を有するディスク基板と、 前記記録膜を有する基板面と反対側の基板面の中央部に
該基板面よりも高く位置する上表面を有する段差と、 前記上表面の中央部に設けられた孔と、 前記上表面および前記孔の上方に配置される平坦面と、
前記平坦面に対して垂直方向に延出してなり前記段差の
壁に嵌合する嵌合片を少なくとも有するハブと、を備え
てなることを特徴とするディスク。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1002021A JP2729824B2 (ja) | 1989-01-10 | 1989-01-10 | ディスク |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1002021A JP2729824B2 (ja) | 1989-01-10 | 1989-01-10 | ディスク |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH02183480A JPH02183480A (ja) | 1990-07-18 |
| JP2729824B2 true JP2729824B2 (ja) | 1998-03-18 |
Family
ID=11517678
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1002021A Expired - Fee Related JP2729824B2 (ja) | 1989-01-10 | 1989-01-10 | ディスク |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2729824B2 (ja) |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2548235B2 (ja) * | 1987-10-21 | 1996-10-30 | 松下電器産業株式会社 | 光記録媒体 |
-
1989
- 1989-01-10 JP JP1002021A patent/JP2729824B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH02183480A (ja) | 1990-07-18 |
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Legal Events
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