JP2729665B2 - 口腔用組成物 - Google Patents
口腔用組成物Info
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- acidic heteropolysaccharide
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- polysaccharide
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Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は口腔用組成物に関し、更に詳細には、免疫調
節作用を有する酸性ヘテロ多糖を含有し、歯周病の予防
及び治療に有用な口腔用組成物に関する。
節作用を有する酸性ヘテロ多糖を含有し、歯周病の予防
及び治療に有用な口腔用組成物に関する。
[従来の技術及びその課題] 近年、歯肉炎、歯周炎等の歯周病に関して免疫学的研
究が盛んに行なわれるようになり、様々な知見が蓄積さ
れつつある。しかし、歯周病における免疫応答に関して
はまだ充分な知見は得られておらず、今後の研究に負う
ところが大きい。一方、これまでの多くの事例におい
て、自己免疫疾患患者、Lazy白血病症候群、真性糖尿
病、Chediak−Higashi症候群、慢性肉芽腫症等の好中球
に障害のある患者に重傷の歯周炎がみられていること、
また、限局型若年性歯周炎の患者のほとんどが好中球の
化学走化性が低下していることなどから、歯周病に対し
て好中球が防御的役割を果していることが示唆される
(Cianciola et al.,Nature,265,445(1977))。
究が盛んに行なわれるようになり、様々な知見が蓄積さ
れつつある。しかし、歯周病における免疫応答に関して
はまだ充分な知見は得られておらず、今後の研究に負う
ところが大きい。一方、これまでの多くの事例におい
て、自己免疫疾患患者、Lazy白血病症候群、真性糖尿
病、Chediak−Higashi症候群、慢性肉芽腫症等の好中球
に障害のある患者に重傷の歯周炎がみられていること、
また、限局型若年性歯周炎の患者のほとんどが好中球の
化学走化性が低下していることなどから、歯周病に対し
て好中球が防御的役割を果していることが示唆される
(Cianciola et al.,Nature,265,445(1977))。
従来、歯周病の予防または治療を目的とする口腔用組
成物が種々提案され、また実際に市販されている。しか
し、上記のような事実が歯周病に免疫が深く関与するこ
とを示唆しているにもかかわらず、未だ免疫調節剤を添
加した歯周病の予防または治療を目的とした口腔用組成
物はほとんど知られていない。従来の口腔用組成物の大
部分はアラントイン類、クロルヘキシジン類等を配合し
た抗炎症、殺菌等を目的としたものであり、充分な効果
が得られているとはいえないものであった。
成物が種々提案され、また実際に市販されている。しか
し、上記のような事実が歯周病に免疫が深く関与するこ
とを示唆しているにもかかわらず、未だ免疫調節剤を添
加した歯周病の予防または治療を目的とした口腔用組成
物はほとんど知られていない。従来の口腔用組成物の大
部分はアラントイン類、クロルヘキシジン類等を配合し
た抗炎症、殺菌等を目的としたものであり、充分な効果
が得られているとはいえないものであった。
[課題を解決するための手段] 本発明者らはかかる実情において、免疫調節作用を有
する口腔用組成物を得るべく鋭意研究を行った結果、特
定の酸性ヘテロ多糖類が著しい免疫調節作用を有するこ
とを見出し、本発明を完成した。
する口腔用組成物を得るべく鋭意研究を行った結果、特
定の酸性ヘテロ多糖類が著しい免疫調節作用を有するこ
とを見出し、本発明を完成した。
すなわち、本発明はポリアンテス属(Polianthes
L.)に属する植物から誘導されたカルスが細胞外に分泌
する酸性ヘテロ多糖類を含有することを特徴とする口腔
用組成物を提供するものである。
L.)に属する植物から誘導されたカルスが細胞外に分泌
する酸性ヘテロ多糖類を含有することを特徴とする口腔
用組成物を提供するものである。
本発明の有効成分である酸性ヘテロ多糖類は、例えば
ポリアンテス属に属する植物から誘導されるカルスを植
物ホルモン含有培地で培養し、その培養物から採取する
ことによって製造される。
ポリアンテス属に属する植物から誘導されるカルスを植
物ホルモン含有培地で培養し、その培養物から採取する
ことによって製造される。
ポリアンテス属に属する植物としては、例えばチュー
ベローズ(Polianthes Tuberosa L.)が挙げられる。外
植片として使用可能な部位としては、その花、茎、葉、
鱗茎、根等の器官または組織の一部が挙げられるが、特
に花の一部が好ましい。
ベローズ(Polianthes Tuberosa L.)が挙げられる。外
植片として使用可能な部位としては、その花、茎、葉、
鱗茎、根等の器官または組織の一部が挙げられるが、特
に花の一部が好ましい。
カルス誘導用の基本培地としては、植物組織培養に通
常用いられるMurasige−Skoogの培地、Linsmaier−Skoo
gの培地、Gamborgの培地、Whiteの培地、Tuleekeの培
地、Nitsch & Nitschの培地等が用いられる。
常用いられるMurasige−Skoogの培地、Linsmaier−Skoo
gの培地、Gamborgの培地、Whiteの培地、Tuleekeの培
地、Nitsch & Nitschの培地等が用いられる。
この基本培地には、植物ホルモンを添加する必要があ
り、植物ホルモンとしては、2,4−ジクロロフェノキシ
酢酸(2,4−D)、α−ナフタレン酢酸(NAA)、インド
ール酢酸(IAA)、インドール酪酸(IBA)等のオーキシ
ン類;フルフリルアミノプリン(カイネチン)、ベンジ
ルアデニン(BA)、ジメチルアミノプリン(2iP)等の
サイトカニン類が挙げられる。その中でも、2,4−D単
独、NAAとBAの組み合わせまたはNAAとカイネチンの組み
合わせが良好な結果を与える。カルス誘導に必要な植物
ホルモン濃度は、2,4−D単独の場合は5×10-4Mから1
×10-7M、NAAとBAまたはNAAとカイネチンの組み合わせ
の場合はNAAの濃度は5×10-4Mから1×10-7M、BAまた
はカイネチンの濃度は1×10-7Mである。
り、植物ホルモンとしては、2,4−ジクロロフェノキシ
酢酸(2,4−D)、α−ナフタレン酢酸(NAA)、インド
ール酢酸(IAA)、インドール酪酸(IBA)等のオーキシ
ン類;フルフリルアミノプリン(カイネチン)、ベンジ
ルアデニン(BA)、ジメチルアミノプリン(2iP)等の
サイトカニン類が挙げられる。その中でも、2,4−D単
独、NAAとBAの組み合わせまたはNAAとカイネチンの組み
合わせが良好な結果を与える。カルス誘導に必要な植物
ホルモン濃度は、2,4−D単独の場合は5×10-4Mから1
×10-7M、NAAとBAまたはNAAとカイネチンの組み合わせ
の場合はNAAの濃度は5×10-4Mから1×10-7M、BAまた
はカイネチンの濃度は1×10-7Mである。
カルス誘導培地には上記の基本培地と植物ホルモンの
ほかに炭素源として糖が加えられる。糖としては、グル
コース、フラクトース、マンノース、キシロース、サッ
カロース、ラムノース、フコース、デンプンなどが挙げ
られるが、通常はサッカロースが用いられる。
ほかに炭素源として糖が加えられる。糖としては、グル
コース、フラクトース、マンノース、キシロース、サッ
カロース、ラムノース、フコース、デンプンなどが挙げ
られるが、通常はサッカロースが用いられる。
カルス誘導は固体培地でも液体培地でも可能である
が、通常は固体培地が用いられる。
が、通常は固体培地が用いられる。
誘導されたカルスは上記のカルス誘導培地で同じ形態
を維持したまま10代以上にわたって継代培養をすること
ができる。継代培養用の培地としては、通常基本培地と
してLinsmaier−Skoogの培地、Murasige−Skoogの培地
が用いられ、植物ホルモンとして1×10-4〜1×10-7M
の2,4−Dまたは1×10-4〜1×10-7MのNAAと1×10-4
〜1×10-7MのBA、炭素源としては、グルコース、フラ
クトース、マンノース、キシロース、サッカロース、ラ
ムノース、フコース、デンプン等が用いられるが、就中
サッカロースが好ましく、その添加量は1〜6重量%
(以下、単に%という)が好ましい。
を維持したまま10代以上にわたって継代培養をすること
ができる。継代培養用の培地としては、通常基本培地と
してLinsmaier−Skoogの培地、Murasige−Skoogの培地
が用いられ、植物ホルモンとして1×10-4〜1×10-7M
の2,4−Dまたは1×10-4〜1×10-7MのNAAと1×10-4
〜1×10-7MのBA、炭素源としては、グルコース、フラ
クトース、マンノース、キシロース、サッカロース、ラ
ムノース、フコース、デンプン等が用いられるが、就中
サッカロースが好ましく、その添加量は1〜6重量%
(以下、単に%という)が好ましい。
カルスから多糖類を製造するには、カルスを寒天培地
等の固体培地、液体培地で培養するが、就中液体培地で
培養するのが好ましい。基本培地としてはカルス誘導培
地と同様のものが用いられる。
等の固体培地、液体培地で培養するが、就中液体培地で
培養するのが好ましい。基本培地としてはカルス誘導培
地と同様のものが用いられる。
植物ホルモンの種類及び濃度は多糖類の生産性に関係
があり、例えば2,4−D、NAA、IAA、IBA等のオーキシン
類;カイネチン、BA、2iP等のサイトカイニン類;ジベ
レリンA3(GA3)等のジベレリン類等が使用される。こ
の中で、2,4−D、NAAを単独で、またはNAAとBAもしく
はカイネチンを組み合わせて用いるのが好ましい。その
濃度は、2,4−DまたはNAAを単独で用いる場合は5×10
-4Mから1×10-7M、特に5×10-5Mから5×10-6Mが;NAA
とBAまたはNAAとカイネチンを組合わせて用いる場合に
は、NAAの濃度は1×10-4Mから1×10-7M、特に1×10
-4Mから5×10-6M、BAまたはカイネチンの濃度は5×10
-5Mから1×10-9M、特に1×10-5Mから1×10-7Mが好ま
しい。
があり、例えば2,4−D、NAA、IAA、IBA等のオーキシン
類;カイネチン、BA、2iP等のサイトカイニン類;ジベ
レリンA3(GA3)等のジベレリン類等が使用される。こ
の中で、2,4−D、NAAを単独で、またはNAAとBAもしく
はカイネチンを組み合わせて用いるのが好ましい。その
濃度は、2,4−DまたはNAAを単独で用いる場合は5×10
-4Mから1×10-7M、特に5×10-5Mから5×10-6Mが;NAA
とBAまたはNAAとカイネチンを組合わせて用いる場合に
は、NAAの濃度は1×10-4Mから1×10-7M、特に1×10
-4Mから5×10-6M、BAまたはカイネチンの濃度は5×10
-5Mから1×10-9M、特に1×10-5Mから1×10-7Mが好ま
しい。
炭素源としては、グルコース、フラクトース、マンノ
ース、キシロース、サッカロース、ラムノース、フコー
ス、デンプンなどが用いられる。多糖類の生産は添加す
る炭素源の種類にはあまり強く影響されるものではな
く、通常サッカロースが用いられる。炭素源の濃度と多
糖類の生産量との間にもあまり深い関係はないが、一般
には1〜6%が好ましい。
ース、キシロース、サッカロース、ラムノース、フコー
ス、デンプンなどが用いられる。多糖類の生産は添加す
る炭素源の種類にはあまり強く影響されるものではな
く、通常サッカロースが用いられる。炭素源の濃度と多
糖類の生産量との間にもあまり深い関係はないが、一般
には1〜6%が好ましい。
培養法は特に制限されないが、通常、20〜30℃の温度
で15〜30日間行うのが好ましく、また振とう培養が好ま
しい。
で15〜30日間行うのが好ましく、また振とう培養が好ま
しい。
このようにして得られた培養物からの多糖類の採取
は、例えば培養物から細胞を遠沈またはろ過等によって
除去したのち、培養液をロータリーエバポレータ等を用
いて濃縮し、濃縮液にエタノールを加えて沈澱させ、沈
澱物を凍結乾燥することによって行われる。
は、例えば培養物から細胞を遠沈またはろ過等によって
除去したのち、培養液をロータリーエバポレータ等を用
いて濃縮し、濃縮液にエタノールを加えて沈澱させ、沈
澱物を凍結乾燥することによって行われる。
上記多糖類の精製は、通常の多糖類の精製法に従って
精製することができる。例えば、粗精製の上記多糖類を
水に溶解し、遠心分離して不溶物を完全に除去し、透析
あるいはイオン交換樹脂を用いる方法によって高純度精
製品を得ることもできる。
精製することができる。例えば、粗精製の上記多糖類を
水に溶解し、遠心分離して不溶物を完全に除去し、透析
あるいはイオン交換樹脂を用いる方法によって高純度精
製品を得ることもできる。
叙上の方法により得られる多糖類中には、本発明口腔
用組成物の有効成分である酸性ヘテロ多糖類が含まれて
いる。このものは、2NのH2SO4を用い100℃、8時間加水
分解した後、酢酸エチル:ピリミジン:酢酸:水=5:5:
1:3の混合比の展開溶媒を用いて薄層クロマトグラフィ
ーを行い、アニリン:ジフェニルアミン:アセトン:燐
酸試薬で呈色させたところ、、アラビノース、マンノー
ス、ガラクトース、グルクロン酸及びキシロースが検出
された。また、ガスクロマトグラフィーによる分析結果
からも、これらが構成糖として含まれることが確認され
た。そして、箱守法によるメチル化の後のガスクロマト
分析(GC−MS法)によれば、その結合様式と構成比は、 であることが認められた。また、グルクロン酸のカルボ
キシル基はその0〜50%がメチルエステル体として存在
する。更に、本発明の有効成分である多糖類は陰イオン
交換樹脂等に吸着するので酸性であると判断された。更
にまた、高速液体クロマトグラフィー(カラム:東曹製
TSK Gel 4000PW、5000PW及び6000PW)によれば、その分
子量は1.0×104〜2.0×107であった。
用組成物の有効成分である酸性ヘテロ多糖類が含まれて
いる。このものは、2NのH2SO4を用い100℃、8時間加水
分解した後、酢酸エチル:ピリミジン:酢酸:水=5:5:
1:3の混合比の展開溶媒を用いて薄層クロマトグラフィ
ーを行い、アニリン:ジフェニルアミン:アセトン:燐
酸試薬で呈色させたところ、、アラビノース、マンノー
ス、ガラクトース、グルクロン酸及びキシロースが検出
された。また、ガスクロマトグラフィーによる分析結果
からも、これらが構成糖として含まれることが確認され
た。そして、箱守法によるメチル化の後のガスクロマト
分析(GC−MS法)によれば、その結合様式と構成比は、 であることが認められた。また、グルクロン酸のカルボ
キシル基はその0〜50%がメチルエステル体として存在
する。更に、本発明の有効成分である多糖類は陰イオン
交換樹脂等に吸着するので酸性であると判断された。更
にまた、高速液体クロマトグラフィー(カラム:東曹製
TSK Gel 4000PW、5000PW及び6000PW)によれば、その分
子量は1.0×104〜2.0×107であった。
この酸性ヘテロ多糖類は、次の物理化学的性質を有す
る。
る。
溶媒に対する溶解性 水に可溶で、エタノール、エーテル、アセトンに不溶
である。
である。
呈色反応 アンスロン反応:陽性 カルバゾール反応:陽性 エルソン−モンガン反応:陰性 色および形状 エタノール沈澱を経たものは白色ないし灰白色粉末で
ある。
ある。
透析を経てイオン交換により精製し、凍結乾燥を経た
ものは白色綿状または繊維状である。
ものは白色綿状または繊維状である。
比旋光度 ▲[α]25 D▼:0〜+20(c=1.0,水溶液) 赤外吸収スペクトル 赤外吸収スペクトルは第1図に示す通りである。
核磁気共鳴スペクトル 13C−核磁気共鳴スペクトルは第2図に示す通りであ
る(溶媒:D2O、チューブ5mm、内部標準ジオキサン)。
る(溶媒:D2O、チューブ5mm、内部標準ジオキサン)。
また、本発明に用いる酸性ヘテロ多糖類は、次の繰り
返し構造を有する。
返し構造を有する。
R:L−Ara1→:D−Ga1(1→3)Ara1→:D−Ga11→: L−Ara(1→3)−L−Ara1→:Xy11→ =1.2〜1.6:0.8〜1.2:0.4〜0.8:0.4〜 0.8:0.05〜0.15 本発明の有効成分である酸性ヘテロ多糖類が新規であ
ることは、特開昭64−10997号ですでに述べた通り他の
多糖類との比較から明らかである。すなわち、本発明の
酸性ヘテロ多糖類に含まれるグルクロノマンナン構造
〔→2)α−D−Man−(1→4)−β−D−G1cUA−
(1→〕を部分構造として持つ公知多糖としては、Dros
era capensisから得られる多糖(CHANNEら,Carbohydr.
Res.,113巻,113〜124頁,1983年)、Drosera binataから
得られる多糖(CHANNEら,Phytochemistry,21巻,9号,22
97〜2300頁,1982年)、Nicotiana tabacumの培養細胞か
ら得られる多糖(MORIら,Carbohydr.Res.,91巻、49〜5
8頁,1981年;AKIYAMAら,Agric.Biol.Chem.,48巻,2号,40
3〜407頁,1984年)などが知られている。しかしなが
ら、Droseracapensis及びDrosera binateから得られる
多糖類は、主な結合様式に−2Man1−及び−4G1cUA1−が
あり、−3Ara1−がないという点で明らかに本発明の酸
性ヘテロ多糖類と異なる。また、Nicotianatabacumから
得られる多糖については、MORIらの報告では主な結合様
式に−3Ara1−がないということ、またAKIYAMAらの報告
では主な結合様式に−4G1cUA1−、−2Man1−及び−5Ara
1−があり、−3Ara1−がないという点で本発明に用いら
れる酸性ヘテロ多糖類とは明らかに異なる。従って本発
明の有効成分である酸性ヘテロ多糖類は、従来得られて
いたものとは異なる新規な酸性ヘテロ多糖類であるとい
える。
ることは、特開昭64−10997号ですでに述べた通り他の
多糖類との比較から明らかである。すなわち、本発明の
酸性ヘテロ多糖類に含まれるグルクロノマンナン構造
〔→2)α−D−Man−(1→4)−β−D−G1cUA−
(1→〕を部分構造として持つ公知多糖としては、Dros
era capensisから得られる多糖(CHANNEら,Carbohydr.
Res.,113巻,113〜124頁,1983年)、Drosera binataから
得られる多糖(CHANNEら,Phytochemistry,21巻,9号,22
97〜2300頁,1982年)、Nicotiana tabacumの培養細胞か
ら得られる多糖(MORIら,Carbohydr.Res.,91巻、49〜5
8頁,1981年;AKIYAMAら,Agric.Biol.Chem.,48巻,2号,40
3〜407頁,1984年)などが知られている。しかしなが
ら、Droseracapensis及びDrosera binateから得られる
多糖類は、主な結合様式に−2Man1−及び−4G1cUA1−が
あり、−3Ara1−がないという点で明らかに本発明の酸
性ヘテロ多糖類と異なる。また、Nicotianatabacumから
得られる多糖については、MORIらの報告では主な結合様
式に−3Ara1−がないということ、またAKIYAMAらの報告
では主な結合様式に−4G1cUA1−、−2Man1−及び−5Ara
1−があり、−3Ara1−がないという点で本発明に用いら
れる酸性ヘテロ多糖類とは明らかに異なる。従って本発
明の有効成分である酸性ヘテロ多糖類は、従来得られて
いたものとは異なる新規な酸性ヘテロ多糖類であるとい
える。
本発明の口腔用組成物は、練り歯磨き、粉歯磨き、液
状歯磨き、マウスウォッシュ、うがい用錠剤、歯肉マッ
サージクリーム、チュウインガム、トローチ、口腔用パ
スタ糖の態様が可能である。
状歯磨き、マウスウォッシュ、うがい用錠剤、歯肉マッ
サージクリーム、チュウインガム、トローチ、口腔用パ
スタ糖の態様が可能である。
本発明の口腔用組成物においては、この酸性ヘテロ多
糖を組成物の0.0001〜10重量%、特に0.001〜2重量%
配合するのが好ましい。
糖を組成物の0.0001〜10重量%、特に0.001〜2重量%
配合するのが好ましい。
なお、本発明の口腔用組成物の他の成分としては、使
用目的及び使用態様に応じ、適宜従来の口腔用組成物に
使用されていた成分が使用可能である。例えば練り歯磨
きの場合であれば、第二リン酸カルシウム、炭酸カルシ
ウム、ピロリン酸カルシウム、不溶性メタリン酸ナトリ
ウム、非晶質シリカ、アルミノシリケート、酸化アルミ
ニウム、水酸化アルミニウム、レジン等の研磨剤;カル
ボキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロー
ス、アルギン酸塩、カラゲナン、アラビアゴム、ポリビ
ニルアルコール等の粘結剤;ラウリル硫酸ナトリウム、
ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、N−ラウロイ
ルザルコシン酸ナトリウム、N−アシルグルタミン酸
塩、ショ糖脂肪酸エステル等の発泡剤;ペパーミント、
スペアミント等の精油;1−メントール、カルボン、オイ
ゲノール、アネトール等の香料;サッカリンナトリウ
ム、ステビオサイド、ネオヘスペリジルジヒドロカルコ
ン、グリチルリチン、ベルラルチン、p−メトキシシン
ナミックアルデヒド等の甘味剤;防腐剤などの成分を水
と混和し、常法に従って製造する。また、マウスウォッ
シュ等の口腔洗浄剤その他においても、製品の性状に応
じた成分が適宜配合される。
用目的及び使用態様に応じ、適宜従来の口腔用組成物に
使用されていた成分が使用可能である。例えば練り歯磨
きの場合であれば、第二リン酸カルシウム、炭酸カルシ
ウム、ピロリン酸カルシウム、不溶性メタリン酸ナトリ
ウム、非晶質シリカ、アルミノシリケート、酸化アルミ
ニウム、水酸化アルミニウム、レジン等の研磨剤;カル
ボキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロー
ス、アルギン酸塩、カラゲナン、アラビアゴム、ポリビ
ニルアルコール等の粘結剤;ラウリル硫酸ナトリウム、
ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、N−ラウロイ
ルザルコシン酸ナトリウム、N−アシルグルタミン酸
塩、ショ糖脂肪酸エステル等の発泡剤;ペパーミント、
スペアミント等の精油;1−メントール、カルボン、オイ
ゲノール、アネトール等の香料;サッカリンナトリウ
ム、ステビオサイド、ネオヘスペリジルジヒドロカルコ
ン、グリチルリチン、ベルラルチン、p−メトキシシン
ナミックアルデヒド等の甘味剤;防腐剤などの成分を水
と混和し、常法に従って製造する。また、マウスウォッ
シュ等の口腔洗浄剤その他においても、製品の性状に応
じた成分が適宜配合される。
なお、本発明口腔用組成物には、前記酸性ヘテロ多糖
類以外の有効成分として、塩化ナトリウム、ビタミン
C、ビタミンE、ニコチン酸エステル、アラントインク
ロルヒドロキシアルミニウム、アズレン、水溶性第一ま
たは第二リン酸塩、第四級アンモニウム化合物、フッ化
化合物、塩化リゾチーム、ヒノキチオール、ゼオライ
ト、プロテアーゼ、生薬抽出物等を更に配合することも
できる。
類以外の有効成分として、塩化ナトリウム、ビタミン
C、ビタミンE、ニコチン酸エステル、アラントインク
ロルヒドロキシアルミニウム、アズレン、水溶性第一ま
たは第二リン酸塩、第四級アンモニウム化合物、フッ化
化合物、塩化リゾチーム、ヒノキチオール、ゼオライ
ト、プロテアーゼ、生薬抽出物等を更に配合することも
できる。
[発明の効果] 本発明口腔用組成物は、免疫調節作用を有する成分を
含有しており、現存の口腔用組成物に比べて歯周病の予
防及び治療に極めて有用である。しかも、必須成分であ
る多糖類は植物組織培養法の応用により均一に製造する
ことができる。
含有しており、現存の口腔用組成物に比べて歯周病の予
防及び治療に極めて有用である。しかも、必須成分であ
る多糖類は植物組織培養法の応用により均一に製造する
ことができる。
[実施例] 次に、実施例を挙げて更に詳細に説明するが、本発明
はこれらに限定されるものではない。
はこれらに限定されるものではない。
実施例1 多糖類の製造: ポリアンテス属に属する植物として、チューベローズ
(Polianthes tuberosa L.)を用いた。カウスは滅菌し
たチューベローズの開花2〜7日前の蕾みを植物ホルモ
ンとして1×10-5MのNAAと1×10-6MのBAを含み、炭素
源として3%のサッカロースを含むLinsmaier−Skoogの
培地(寒天培地)を用いて誘導した。誘導されたカルス
は同培地で継代培養した。数代以上に継代して安定化し
たカルスを植物ホルモンとして1×10-5Mの2,4−Dを含
み、炭素源として5%のサッカロースを含むLinsmaier
−Skoogの培地(液体培地)に5%濃度となるよう接種
した。培養は暗所にてロータリーシェーカーを用いて振
とう数120r.p.m.、27±1℃で30日間行なった。この
後、瀘過及び遠心分離により、培養液から細胞を取り除
き、これをロータリーエバポレーターを用いて濃縮し
た。この濃縮液に約3倍量のエタノールを加え、5℃で
24時間静置し沈殿を得た。この沈殿を遠心分離によって
回収し、70%エタノールで3回洗浄した後、凍結乾燥に
より水分を除去し、目的とする多糖類を得た。
(Polianthes tuberosa L.)を用いた。カウスは滅菌し
たチューベローズの開花2〜7日前の蕾みを植物ホルモ
ンとして1×10-5MのNAAと1×10-6MのBAを含み、炭素
源として3%のサッカロースを含むLinsmaier−Skoogの
培地(寒天培地)を用いて誘導した。誘導されたカルス
は同培地で継代培養した。数代以上に継代して安定化し
たカルスを植物ホルモンとして1×10-5Mの2,4−Dを含
み、炭素源として5%のサッカロースを含むLinsmaier
−Skoogの培地(液体培地)に5%濃度となるよう接種
した。培養は暗所にてロータリーシェーカーを用いて振
とう数120r.p.m.、27±1℃で30日間行なった。この
後、瀘過及び遠心分離により、培養液から細胞を取り除
き、これをロータリーエバポレーターを用いて濃縮し
た。この濃縮液に約3倍量のエタノールを加え、5℃で
24時間静置し沈殿を得た。この沈殿を遠心分離によって
回収し、70%エタノールで3回洗浄した後、凍結乾燥に
より水分を除去し、目的とする多糖類を得た。
以上の操作を5回行ない、ロットによる多糖類収量、
全糖量、ウロン酸量、蛋白質量、水分量、中性糖組成比
の変動を比較した。結果を第1表に示す。
全糖量、ウロン酸量、蛋白質量、水分量、中性糖組成比
の変動を比較した。結果を第1表に示す。
第1表より明らかなように、上記製造法により得られ
た多糖類は、完全人工制御下での培養によって得られる
ため、ロットによる多糖類収量、全糖量、ウロン酸量、
蛋白質量、水分量、中性糖組成比の変動は少なく、均一
性の高いものである。
た多糖類は、完全人工制御下での培養によって得られる
ため、ロットによる多糖類収量、全糖量、ウロン酸量、
蛋白質量、水分量、中性糖組成比の変動は少なく、均一
性の高いものである。
実施例2 歯周炎モデル動物を用いて本発明口腔用組成物に用い
る酸性ヘテロ多糖の、歯周炎に対する効果を調べた。
る酸性ヘテロ多糖の、歯周炎に対する効果を調べた。
モデル動物として、歯周炎の自然発生した、体重14k
g、4歳、雌のビーグル犬を用いた。麻酔後、臼歯部歯
肉の唾液を拭き取り、そこに0.1重量%酸性ヘテロ多糖
を含む2重量%カルボキシメチルセルロース水溶液を塗
布し、10分間作用させた。また、コントロールとして、
2重量%カルボキシメチルセルロース水溶液を同様に作
用させた。細菌数は、ペーパーポイント(ジョンソン・
エンド・ジョンソン社製)を用いて歯肉間溝滲出液を採
取し、5重量%羊血入りBHI培地に接種後、5日間嫌気
培養し、形成したコロニー数を数えることによって行な
った。歯肉間溝滲出液量、ジンジバル・インデックスの
測定は常法によった。
g、4歳、雌のビーグル犬を用いた。麻酔後、臼歯部歯
肉の唾液を拭き取り、そこに0.1重量%酸性ヘテロ多糖
を含む2重量%カルボキシメチルセルロース水溶液を塗
布し、10分間作用させた。また、コントロールとして、
2重量%カルボキシメチルセルロース水溶液を同様に作
用させた。細菌数は、ペーパーポイント(ジョンソン・
エンド・ジョンソン社製)を用いて歯肉間溝滲出液を採
取し、5重量%羊血入りBHI培地に接種後、5日間嫌気
培養し、形成したコロニー数を数えることによって行な
った。歯肉間溝滲出液量、ジンジバル・インデックスの
測定は常法によった。
このような薬剤処理を1日1回ずつ8日間行ない、0
日目、3日目及び8日目のジンジバル・インデックス、
歯肉間溝滲出液量及び細菌数を測定した。第3図にジン
ジバル・インデックスの変化を、第4図に歯肉間溝滲出
液量の変化を、第5図に細菌数の変化をそれぞれ示す。
日目、3日目及び8日目のジンジバル・インデックス、
歯肉間溝滲出液量及び細菌数を測定した。第3図にジン
ジバル・インデックスの変化を、第4図に歯肉間溝滲出
液量の変化を、第5図に細菌数の変化をそれぞれ示す。
0.1重量%酸性ヘテロ多糖処理によって、炎症の評価
基準であるジンジバル・インデックスは小さくなり、明
らかに炎症の程度が改善されていることが判った。それ
に伴って歯肉間溝滲出液量は低下し、また歯肉間溝内の
細菌数を減少した。
基準であるジンジバル・インデックスは小さくなり、明
らかに炎症の程度が改善されていることが判った。それ
に伴って歯肉間溝滲出液量は低下し、また歯肉間溝内の
細菌数を減少した。
実施例3 次の各成分を脱気混合し、ペースト状歯磨剤を得た。
酸性ヘテロ多糖 0.10重量% 歯磨き用リン酸カルシウム 30.00 無水ケイ酸 2.00 カルボキシメチルセルロース 2.00 ラウリル硫酸ナトリウム 1.50 サッカリンナトリウム 0.10 グリセリン 10.00 70%ソルビット液 15.00 香料 0.80 精製水 適量 合計 100.00 実施例4 次の各成分を脱気混合し、透明な歯磨剤を得た。
酸性ヘテロ多糖 0.05重量% 無水ケイ酸 35.00 カルボキシメチルセルロース 1.20 精製水 適量 合計 100.00 実施例5 次の各成分を脱気混合し、クリーム状の歯肉塗布剤を
得た。
得た。
酸性ヘテロ多糖 0.50重量% モノエタノールアミン 0.10 流動パラフィン 7.00 ポリビニルアルコール 5.00 脂肪酸モノグリセライド 3.00 グリセリン 15.00 香料 0.10 粉末ショ糖 適量 合計 100.00 実施例6 次の各成分を混合し、水を少量加えてペースト状にし
た後円板状に成型し、乾燥させてトローチを得た。
た後円板状に成型し、乾燥させてトローチを得た。
酸性ヘテロ多糖 0.50重量% クエン酸 0.10 アスパルテーム 7.00 デキストリン 5.00 アラビアゴム 3.00 香料 微量 乳糖 適量 合計 100.00 実施例7 次の各成分を加熱混合し、成型してチュウインガムを
得た。
得た。
酸性ヘテロ多糖 0.10重量% ガム基剤 20.00 コーンシロップ 20.00 ラウロイルグルタミン酸 モノナトリウム 0.50 ショ糖脂肪酸エステル 2.00 サッカリンナトリウム 0.10 グリセリン 20.00 70%ソルビット液 35.00 香料 0.80 着色剤 微量 精製水 適量 合計 100.00 実施例8 次の各成分を混合し、液状の含喇剤を得た。本品は、
水で20倍程度に希釈して使用される。
水で20倍程度に希釈して使用される。
酸性ヘテロ多糖 0.50重量% エタノール 10.00 モノエタノールアミン 0.10 グルコン酸クロルヘキシジン 0.10 プルロニック形界面活性剤 0.50 香料 0.20 精製水 適量 合計 100.00 実施例9 急性毒性試験: 7週令のICR系雌マウス5匹を用いて、急性毒性試験
を行なった。実施例1で得た酸性ヘテロ多糖類の19.7mg
/ml液を約0.4ml取り、2時間間隔で4回全投与量が1000
mg/kgとなるようマウスに腹腔内投与した。
を行なった。実施例1で得た酸性ヘテロ多糖類の19.7mg
/ml液を約0.4ml取り、2時間間隔で4回全投与量が1000
mg/kgとなるようマウスに腹腔内投与した。
その結果、7日間において全てのマウスが生存してお
り、投与後の全身症状にも変化は認められなかった。
り、投与後の全身症状にも変化は認められなかった。
第1図は、本発明口腔用組成物の有効成分である酸性ヘ
テロ多糖類の赤外線吸収スペクトルを示す図面であり、
第2図はこの多糖類の13C−核磁気共鳴スペクトルを示
す図面である。第3図は、この多糖類によるジンジバル
インデックスの変化を示す図面、第4図は歯肉間溝滲出
液量の変化を示す図面、第5図は細菌数の変化を示す図
面である。
テロ多糖類の赤外線吸収スペクトルを示す図面であり、
第2図はこの多糖類の13C−核磁気共鳴スペクトルを示
す図面である。第3図は、この多糖類によるジンジバル
インデックスの変化を示す図面、第4図は歯肉間溝滲出
液量の変化を示す図面、第5図は細菌数の変化を示す図
面である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 原 健次 栃木県宇都宮市氷室町1022―53 (72)発明者 江口 泰輝 千葉県船橋市山手2―9―1―401
Claims (2)
- 【請求項1】ポリアンテス属(Polianthes L.)に属す
る植物から誘導されたカルスが細胞外に分泌する酸性ヘ
テロ多糖類を含有することを特徴とする口腔用組成物。 - 【請求項2】アラビノース、マンノース、ガラクトー
ス、グルクロン酸及びキシロースを構成糖として含有
し、それらの結合様式と構成比が であり、分子量が1×104〜2×107である酸性ヘテロ多
糖類を含有することを特徴とする口腔用組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1119646A JP2729665B2 (ja) | 1989-05-12 | 1989-05-12 | 口腔用組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1119646A JP2729665B2 (ja) | 1989-05-12 | 1989-05-12 | 口腔用組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02300113A JPH02300113A (ja) | 1990-12-12 |
JP2729665B2 true JP2729665B2 (ja) | 1998-03-18 |
Family
ID=14766603
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1119646A Expired - Fee Related JP2729665B2 (ja) | 1989-05-12 | 1989-05-12 | 口腔用組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2729665B2 (ja) |
-
1989
- 1989-05-12 JP JP1119646A patent/JP2729665B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02300113A (ja) | 1990-12-12 |
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