JP3014128B2 - 抗う蝕剤および抗う蝕性物質の製造方法 - Google Patents

抗う蝕剤および抗う蝕性物質の製造方法

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【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は抗う蝕剤および抗う蝕性物質の製造方法に関
し、さらに詳しくは、グルコシルトランスフェラーゼ阻
害用作用を有する甜茶からの抽出物を有効成分とする抗
う蝕剤および甜茶からの抗う蝕性物質の製造方法に関す
る。
[従来の技術] う蝕の原因については過去、種々の仮説が提唱された
が、現在ではミラー(Miller)の化学細菌説に基づく細
菌感染症の一種であると認められている。
この説に基づくう蝕の発生機構は以下のごとくであ
る。即ち、口腔連鎖球菌、特にストレプトコッカス・ミ
ュータンス(Streptococcus mutans)が産生するグルコ
シルトランスフェラーゼという酵素が、まず、口中のし
ょ糖を基質として、粘着性、不溶性の多糖(グルカン)
を生成する。ストレプトコカッス・ミュータンス(以
下、「S.ミュータンス」と略称する)の菌体は、生成し
たグルカンによって、歯表面に付着して菌塊(歯垢)を
形成する。この歯垢中では、S.ミュータンスの始め種々
の微生物が共生、繁殖しているが、これら微生物の代謝
によって有機酸が産生され、この有機酸の作用で歯表面
のpHが低下し、エナメル質表面に脱灰が生じて、う蝕が
発生し、進行する。
また、歯垢形成は、う蝕のほかに、歯周病や口臭の原
因ともなると考えられている。
[発明が解決しようとする課題] このような知見に基づき、う触予防の方法として、口
腔内微生物の抗菌剤や上記グルコシルトランスフェラー
ゼの阻害剤、またグルコシルトランスフェラーゼがしょ
糖を基質として形成した多糖を分解する酵素について種
々の研究がなされている。しかしながら、未だ満足すべ
き効果を有する抗う蝕法は見い出されていない。
特に、S.ミュータンスを中心とする口腔連鎖球菌によ
って形成される歯垢がう触の原因となっていることか
ら、S.ミュータンスのグルコシルトランスフェラーゼ活
性を抑制して歯垢形成を抑えることが、ひいてはう触の
発生を予防する有効な手段となりうると考えられている
が、実際に利用しうるようなグルコシルトランスフェラ
ーゼ活性阻害物質が見い出されていないのが現状であ
る。
[課題を解決するための手段] 本発明者らは、グルコシルトランスフェラーゼを効果
的に阻害し、かつ、人体に対して有害な作用を有さない
物質を見い出すべく鋭意研究を行った結果、甜茶水系溶
剤抽出物中にS.ミュータンスの産生するグルコシルトラ
ンスフェラーゼの活性を極めて有効に阻害する物質が存
在することを見い出し、本発明を完成するにいたった。
即ち本発明の目的は、甜茶からの水系溶剤抽出物を有
効成分とする抗う蝕剤を提供することである。
本発明で用いられている甜茶(Rubus suavissims S.L
ee:バラ科)は、中国で古来より甘い茶として用いられ
ている。
この甜茶は、その葉または茎、特に葉を天日で乾燥し
たものを原料とし、抽出に付すことができる。なお、こ
の甜茶は、日本で甘茶として飲用されている甘茶(Hydr
angea macrophylla Seringe var.thunbergii Makino:ユ
キノシタ科)とは、全て異なる植物である。
抽出に用いる水系溶剤は、水単独もしくは水とメタノ
ール、エタノール等低級アルコール、アセトン等の1種
または2種の極性溶媒との任意の混合液のいずれでもよ
い しかし、極性溶媒だけでは本発明の有効成分を効率よ
く抽出できないので、必ず水との混合液とし、かつ、そ
の混合率は溶媒が90容量%以下であることが好ましい。
これらの溶剤のうちでは、抽出物が最終的に口腔用剤
や食品に配合されることを考慮すると、安全性の点で
水、エタノール、またはこれらの混合物を用いるのが好
ましい。
抽出に際しての甜茶と溶剤との比率も特に限定される
ものではないが、甜茶1に対して溶剤2〜1000重量倍、
特に抽出操作、効率の点で5〜100重量倍が好ましい。
抽出温度は室温〜常圧下での溶剤の沸点の範囲とする
のが便利であり、抽出時間は10分から24時間の範囲とす
るのが好ましい。
このようにして得られた甜茶水系溶剤抽出物自体グル
コシルトランスフェラーゼ阻害活性を有するので、これ
をそのまま抗う蝕剤として使用できるが、これを更に吸
着処理に付し、得られた吸着処理物を用いても良い。
合成吸着剤による吸着処理は、甜茶水系溶剤抽出物を
合成吸着剤を充填したカラムに通すことによりおこなわ
れ、このカラムを素通りする画分を非吸着画分として得
る。一方、カラムに吸着された吸着画分は、水洗により
非吸着画分が除いた後、溶剤で脱着させることにより得
られる。
脱着溶剤としては、含水エタノール等の極性有機溶媒
を用いることができるが、有効成分の純度を高めるため
に有機溶媒の温度は甜茶中の甘味成分が樹脂から脱着さ
れない程度が好ましい。
甜茶の水系溶剤抽出物の分離処理に用いる合成吸着剤
とは、スチレンとジビニルベンゼンを重合して製造され
た芳香族系合成吸着剤およびメタクリル酸エステルを重
合して製造されたメタクリル系合成吸着剤で、市販品と
しては、芳香族系合成吸着剤ではダイヤイオンHP20、同
HP21(三菱化成工業)、アンバーライトXAD2、同XAD4
(米国、ロームアンドハース社)等が、メタクリル系合
成吸着剤ではセパビーズHP1MG、同HP2MG(三菱化成工
業)、アンバーライトXAD7、同XAD8(米国、ロームアン
ドハース社)等を挙げることができる。
甜茶の水系溶剤抽出物をこれら合成吸着剤で処理する
ときは、分画を完全に行うために、予め抽出物中の有機
溶媒を減圧濃縮等で除去したり、水で充分希釈する等の
前処理を行うことが好ましい。
叙上の様にして得られた甜茶水系溶剤抽出物および合
成吸着剤非吸着画分および吸着画分は、抽出または合成
吸着剤処理したそのままのもの、これを濃縮したもの、
溶出物から溶剤を除去した乾燥物等、いかなる状態のも
のでも使用することができるが、保存性、有機溶媒の安
全性の点で乾燥物の状態にするのが好ましい。
本発明の抗う蝕剤は、上記の水系溶剤抽出物、非吸着
画分および吸着画分、およびこれらの混合物を従来用い
られている各種成分と共に配合することにより調製され
る。
本発明の抗う蝕剤の好ましい剤形としては、歯磨、洗
口液、トローチ等の口腔用剤が挙げられるほか、練りあ
ん、カステラ、水ようかん、どら焼きの皮、スポンジケ
ーキ、バターケーキ、ババロア、カスタードクリーム、
バタークリーム、カスタードプディング、クッキー、菓
子パン、蒸しパン、ジャム、乳酸菌飲料、炭酸飲料、コ
ーヒー飲料、コーヒーゼリー、キャラメル、アイスクリ
ーム、チューインガム、ジュース、キャンディー、チョ
コレート等の食品に添加する剤形のものが挙げられる。
これら口腔用剤や食品の製造には、その種類に応じて
通常用いられる適宜な成分を使用することができ、例え
ば、口腔用剤では炭酸カルシウム、第二リン酸カルシウ
ム、無水ケイ酸、炭酸マグネシウム、グリセリン、ソル
ビトール、プロピレングリコール、ポリエチレングリコ
ール、カルボキシメチルセルロース、メチルセルロー
ス、アルギン酸ソーダ、カラギーナン、カルボキシビニ
ルポリマー、ジオクチルスルホコハク酸、ソーダ、ラウ
リル硫酸ナトリウム、ドデシルベンゼンスルホン酸ナト
リウム、パラオキシ安息香酸ブチル、ヒノキチオール、
アラントイン、グリチルリチン、アルコール、アラビア
ゴム、デンプン、コーンスターチ、サッカリンナトリウ
ム、ステビオサイド、ルブソサイド、ブドウ糖、乳糖、
ステアリン酸マグネシウム、リン酸第一カリウム、リン
酸第二カリウム、メントール、ユーカリ油、ペッパーミ
ント、スペアミント、色素等の他、フッ化ナトリウム、
モノフルオロリン酸ナトリウム等のフッ化物、塩化リゾ
チーム、アズレン等の抗炎症剤、塩化ナトリウム等を適
宜配合することができる。ま、食品ではブドウ糖、果
糖、ショ糖、マルトース、ソルビトール、ステビオサイ
ド、ルブソサイド、コーンシロップ、乳糖、クエン酸、
酒石酸、リンゴ酸、コハク酸、乳酸、L−アスコルビン
酸、dl−α−トコフェロール、エリソルビン酸ナトリウ
ム、グリセリン、プロピレングリコール、グリセリン脂
肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ショ糖
脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、プロピレ
ングリコール脂肪酸エステル、アラビアガム、カラギー
ナン、カゼイン、ゼラチン、ペクチン、寒天、ビタミン
B類、ニコチン酸アミド、パントテン酸カルシウム、ア
ミノ酸類、カルシウム塩類、色素、香料、保存剤等、通
常の食品原料として使用されているものを適宜配合して
製造することができる。
甜茶は古来より中国では甘茶として用いられており、
本発明では使用するその抽出物や、これを合成吸着剤処
理して得られる非吸着画分および吸着画分は安全性の点
での問題はない。しかし、本発明の抗う蝕剤における有
効成分の配合量は、抗う蝕活性の効果および添加した際
の味、香り、色調から乾燥重量換算で、0.00001〜0.5%
の濃度範囲とすることが好ましい。
[作用および発明の効果] 従来、S.ミュータンスに対して増殖阻止作用がある化
合物としてカテキン類が知られており、カテキン類を多
く含む植物として茶葉ツバキ科植物がある。
しかし、カテキン類のS.ミュータンス増幅阻止活性は
極めて弱く、味覚、臭覚上の面から、実際に使用可能な
濃度ではほとんど抗う蝕活性を期待することはできな
い。
これに対し、甜茶はバラ科多年生潅木であり、その抽
出物は極めて小量でグルコシルトランスフェラーゼ阻害
活性を有するのであるから、本発明の効果はカテキン類
と関係ないことは明らかである。
叙上の本発明の抗う蝕剤はグルコシルトランスフェラ
ーゼ阻害活性を利用した新しいタイプの抗う蝕剤とし
て、う触の予防等に利用することができる。
[実施例] 次に甜茶抽出物およびその合成吸着剤処理により得ら
れる非吸着画分および吸着画分の製造法、グルコシルト
ランスフェラーゼ阻害活性試験、および抗う蝕剤の製造
に関する実施例を挙げ、本発明を更に詳しく説明する。
実施例 1 甜茶抽出物の製造: 甜茶100gを3000mlの三角フラスコに入れ、熱水1000ml
を加え、沸騰水浴中で3時間抽出を行った。これをろ過
し、得たろ液を凍結乾燥し、抽出物32.3gを得た。
実施例 2 甜茶抽出物の製造: 甜茶100gを3000mlの三角フラスコに入れ、50容量%エ
タノール1000mlを加え、室温下で、1時間毎に軽く攪拌
して24時間抽出を行った。これをろ過し、得たろ液を減
圧下濃縮してエタノールを除去後、水を加えて凍結乾燥
し、抽出物31.1gを得た。
実施例 3 甜茶抽出物の吸着処理: 実施例1の方法に従って得られた甜茶10gからの抽出
物3.2gを200mlの水に溶解させ、これをダイアイオンHP2
0を詰めたカラム(11×210mm)に流し、吸着させた。吸
着剤に吸着しない画分と吸着操作後に200mlの水で洗浄
した洗浄液を合わせて非吸着画分とし、凍結乾燥して1.
7gの標品を得た。
吸着画分は、20%エタノール(5倍量)、30%エタノ
ール(5倍量)、50%エタノール(10倍量)で順次脱着
させ、減圧濃縮後、水を加えて凍結乾燥することにより
各々0.47g、0.25g、0.67gの標品を得た。
このうち、50%エタノールで脱着させた吸着画分は、
特に甘味成分が多く、しかも濃度1000ppmの時のグルコ
シルトランスフェラーゼ阻害活性が43%であった。
実施例 4 グルコシルトランスフェラーゼ阻害活性の検定: 実施例1および2で得た抽出ならびに実施例3の吸着
処理の非吸着画分および吸着画分について、下記方法で
そのグルコシルトランスフェラーゼ阻害活性を測定し
た。この結果を第1表に示す。
(測 定 法) 5%ショ糖、0.5%デキストランT10、および0.5%ア
ジ化ナトリウムを含む500mMリン酸ナトリウム緩衝(pH
6.0)0.6ml、200ppmに調製した試料から水溶液0.15ml、
S.ミュータンスから調製した酵素液および全量3mlとな
る量の水を加えて反応系を作成し、ガラス試験管内で反
応させた。酵素液はS.ミュータンスMT8148株をトッド−
ヘウィット(Todd−Hewitt)培地で培養し、8M尿素で菌
体から抽出したものを用いた(S.Hamada et al.J.Gen.M
icrobiol.135巻,335−344頁(1989))。また、酵素量
は、37℃、3時間の反応で550nmの吸光度が約1.0になる
ように設定した。
生成した不溶性グルカンは超音波破砕し、550nmの吸
光度(A)を測定した。試料の代わりに水を用いたとき
の吸光度をコントロール(B)として、以下の計算式で
阻害率(%)を求めた。
阻害率(%)=100×(B−A)/B (測定結果) 実施例 5 歯 磨 剤: (組 成) (重量部) 第二リン酸カルシウム 42 グリセリン 18 カラギーナン 0.9 ラウリル硫酸ナトリウム 1.2 サッカリンナトリウム 0.09 パラオキシ安息香酸ブチル 0.005 甜茶抽出物非吸着画分 0.05 香 料 1 水 残 量 全 量 100 実施例3で得られたHP−20非吸着画分。
実施例 6 洗 口 液: (組 成) (重量部) ラウリル硫酸ナトリウム 0.8 グリセリン 7 ソルビトール 5 エチルアルコール 15 甜茶抽出物 0.05 1−メントール 0.05 香 料 0.04 サッカリンナトリウム 0.1 水 残 量 全 量 100 実施例2で得られた抽出物。
実施例 7 トローチ: (組 成) (重量部) アラビアゴム 6 ブドウ糖 73 甜茶抽出物 0.02 リン酸第二カリウム 0.2 リン酸第一カリウム 0.1 乳 糖 17 香 料 0.1 ステアリン酸マグネシウム 残 量 全 量 100 実施例で得られた抽出物。
実施例 8 ガ ム: (組 成) (重量部) ガムベース 20 炭酸カルシウム 2 ステビオサイド 0.1 甜茶30%エタノール画分 0.01 乳 糖 76.89 香 料 1 全 量 100 実施例3で得られた甜茶抽出吸着画分のうち、30%エ
タノール溶出画分。
実施例 9 ジュース: (組 成) (重量部) 冷凍濃縮温州みかん果汁 5 果糖ブドウ糖液糖 11 クエン酸 0.2 L−アスコルビン酸 0.02 甜茶20%エタノール画分 0.001 香 料 0.2 色 素 0.1 水 残 量 全 量 100 実施例3で得られた甜茶抽出吸着画分のうち、20%エ
タノール溶出画分。
実施例 10 飴: (組 成) (重量部) 粉末ソルビトール 99.74 香 料 0.2 甜茶抽出物 0.01 ソルビトールシード 0.05 全 量 100 実施例1で得られた抽出物。
実施例 11 練りあん: 実施例1、2または3で得た甜茶抽出物のいずれを用
いても良い(以下の実施例においても同じ。但し、実施
例3で得た20%エタノール溶出画分を利用する場合は、
表の1/5〜1/2程度で良い)。
実施例12 カステラ: 実施例 13 水ようかん: 実施例 14 どら焼きの皮: 実施例 15 スポンジケーキ: 実施例 16 バターケーキ: 実施例 17 ババロア: 実施例 18 カスタードクリーム: 実施例 19 バタークリーム: 実施例 20 カスタードプディング: 実施例 21 クッキー: 実施例 22 菓子パン: 実施例 23 蒸しパン: 実施例 24 ジャム: 実施例 25 乳酸菌飲料: 実施例 26 炭酸飲料: 実施例 27 コーヒー飲料: 実施例 28 コーヒーゼリー: 実施例 29 キャラメル: 実施例 30 アイスクリーム: 実施例 31 チューインガム: 実施例 32 ジュース: 実施例 33 キャンディー: 実施例 34 チョコレート:
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宮川 克郎 大阪府三島郡島本町若山台1丁目1番1 号 サントリー株式会社基礎研究所内 (56)参考文献 特開 昭60−130509(JP,A) 特開 平3−220117(JP,A) 北川 勲他著「生薬学」廣川書店(昭 58.2.25)227〜228頁 谷村顕雄監修「植物資源の生理活性物 質ハンドブック」サイエンスフォーラム (1998.4.30) 外山 編「天然物便覧」食品と科学社 (平成1年10月5日)53,60頁 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61K 7/26 A23L 1/30

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】甜茶からの水系溶剤抽出物を有効成分とす
    る抗う蝕剤。
  2. 【請求項2】甜茶からの水系溶剤抽出物を合成吸着剤を
    用いる吸着処理に付して得られる合成吸着剤非吸着画分
    を有効成分として含有する抗う蝕剤。
  3. 【請求項3】甜茶からの水系溶剤抽出物を合成吸着剤を
    用いる吸着処理に付して合成吸着剤に吸着させ、つい
    で、これを溶剤により脱着させて得た合成吸着剤吸着画
    分を有効成分として含有する抗う蝕剤。
  4. 【請求項4】有効成分の含有量が0.00001〜0.5%である
    請求項第1項ないし第3項のいずれかの項記載の抗う蝕
    剤。
  5. 【請求項5】剤形が口腔衛生剤である請求項第1項ない
    し第4項のいずれかの項記載の抗う蝕剤。
  6. 【請求項6】請求項第1項ないし第4項のいずれかの項
    記載の抗う蝕剤を含有する食品。
  7. 【請求項7】甜茶を水系溶剤抽出後、該抽出物を合成吸
    着剤を用いる吸着処理に付し、その非吸着画分および/
    または溶剤により脱着させた合成吸着剤吸着画分を収得
    することを特徴とするグルコシルトランスフェラーゼ阻
    害活性を有する抗う蝕性物質の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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北川 勲他著「生薬学」廣川書店(昭58.2.25)227〜228頁
外山 編「天然物便覧」食品と科学社(平成1年10月5日)53,60頁
谷村顕雄監修「植物資源の生理活性物質ハンドブック」サイエンスフォーラム(1998.4.30)

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