JP2019052186A - 口腔用組成物 - Google Patents

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Abstract

【課題】抗う蝕等のサイクロデキストランの効果を発揮できるよう口腔用に適した組成物を提供する。
【解決手段】サイクロデキストランおよびその誘導体から選ばれる1種または2種以上とホップ抽出物を含有する口腔用組成物。
【選択図】なし

Description

本発明は、抗う蝕や抗口臭に用いられる口腔用組成物に関するものである。
サイクロデキストランは5〜33個のグルコースがα−1,6グルコシド結合で環状に連結した公知の環状イソマルトオリゴ糖である(特許文献1〜3)。また、このサイクロデキストランの誘導体としては、分岐したもの等が知られている。
このサイクロデキストランの用途としては、抗う蝕が知られている(特許文献4)。この抗う蝕効果を調べるにあたり、多量の糖類とサイクロデキストランとホップ抽出物を組み合わせた液状の甘味料が用いられていた(特許文献4、実施例)。
実際に、サイクロデキストランで抗う蝕をするには、このような日常的に摂取する調味料(甘味料)も重要であるが、毎回そのような調味料を使用することは難しいため、食後等に口腔に適用して適宜抗う蝕等の効果を発揮する組成物もより重要である。
特許第3075873号 特許第3117328号 特開2008−167744号公報 特許第5770845号
従って、本発明の課題は、抗う蝕等のサイクロデキストランの効果を発揮できるよう口腔用に適した組成物を提供することである。
本発明者らは、上記課題を解決するために鋭意研究した結果、サイクロデキストランおよびその誘導体とホップ抽出物を口腔用の組成物とすることで、抗う蝕等のサイクロデキストランの効果をよく発揮できることを見出し、本発明を完成させた。
すなわち、本発明は、サイクロデキストランおよびその誘導体から選ばれる1種または2種以上とホップ抽出物を含有する口腔用組成物である。
本発明の口腔用組成物は、口腔に適用して、プラークの付着抑制、ミュータンス菌の菌数減少、カリオスタットの減少等の抗う蝕、口臭強度の低下等の抗口臭等の効果を発揮することができる。
本発明の口腔用組成物(以下、「本発明組成物」という)は、サイクロデキストランおよびその誘導体とホップ抽出物を含有するものである。なお、本明細書において、口腔用とは、口腔や口腔内の歯、歯茎、舌等に作用して効果を発揮するものである。
本発明組成物に用いることのできるサイクロデキストランは、5〜33個のグルコースがα−1,6グルコシド結合で環状に連結した公知の環状イソマルトオリゴ糖であり、例えば、特許第3075873号および特許第3117328号に記載のバチルス属の微生物の培養液や環状イソマルト糖合成酵素の反応液から得たものや、市販のものを使用することができる。また、通常、微生物や酵素を利用してサイクロデキストランを得た場合、分枝していないサイクロデキストラン(通常のサイクロデキストラン)と、分枝したサイクロデキストランの混合物として得られる。分枝していないサイクロデキストランと、分枝したサイクロデキストランは、ODS等のカラム等で分離することができる(特開2012−140521号公報参照)。
また、サイクロデキストランの誘導体としては、上記したサイクロデキストラン混合物からODS等のカラム等で分離して得られる分岐したサイクロデキストランや、サイクロデキストリンで公知の誘導体において、それをサイクロデキストランや分岐したサイクロデキストランに置換したもの等が挙げられる。
サイクロデキストランの誘導体の中でも1〜数個のグルコースがα−1,3−結合でサイクロデキストランに結合したα−1,3−分枝サイクロデキストランが好ましい。この分枝サイクロデキストランにおいて、分枝するグルコースの重合度は9までであり、その中でも、特に1分子のグルコースがシクロデキストランにα−1,3−結合で枝分かれしたα−1,3−分枝シクロデキストランが好ましく用いられる。また、環状分枝イソマルトオリゴ糖の環状部分を構成するグルコース分子の数は5〜33であり、好ましくは5〜17、望ましくは5〜12であって、好ましい環状分枝イソマルトオリゴ糖を構成するグルコースの分子数は分子内総数で6〜20、望ましくは6〜13である。
本発明組成物には、上記サイクロデキストランおよびその誘導体を1種または2種以上を用いることができる。本発明組成物に用いられるサイクロデキストランおよびその誘導体の好ましいものとしては以下のものが挙げられる。以下、これらをまとめて「サイクロデキストラン類」という。
(a)サイクロデキストラン
(b)1〜数分子のグルコースがα−1,3−結合でサイクロデキストランに結合したα−1,3−分枝サイクロデキストラン
(c)分枝していないサイクロデキストランと、1〜数分子のグルコースがα−1,3−結合でサイクロデキストランに結合したα−1,3−分枝サイクロデキストランの混合物
(d)7〜12個のグルコースがα−1,6グルコシド結合で環状に連結したサイクロデキストランを含むもの
また、本発明組成物に用いることのできるホップ抽出物は、アサ科のホップ(学名:Humulus lupulus)の全草、好ましくは毬花の抽出物である。抽出方法は、特に限定されないが、超臨界炭酸ガス抽出法により抽出されβ酸を含有すよう抽出することが好ましい。β酸としては、例えば下記一般式(1)で表される化合物が例示できる。式(1)中Rは炭素数1〜12のアルキル基を意味する。
Figure 2019052186
ホップ抽出物中のβ酸の含有量は、5〜20質量%(以下、単に「%」という)が好ましく、8〜15%がより好ましい。このホップ抽出物の市販品としてBetastab10A(Betatec社製:β酸約10%含有)、BetastabXL(Betatec社製:β酸約9%含有)等が挙げられる。
本発明組成物は、サイクロデキストラン類とホップ抽出物を含有していればよいので、その含有量は特に限定されないが、例えば、サイクロデキストラン類を、0.05〜10.00%、好ましくは0.5〜5.00%、より好ましくは1.95〜2.00%で含有させればよい。また、本発明組成物には、ホップ抽出物を、0.0005〜0.5%、好ましくは0.005〜0.1%、より好ましくは0.05%で含有させればよい。更に、本発明組成物において、サイクロデキストラン類とホップ抽出物の質量比は特に限定されないが、1:0.00005〜10、好ましくは1:0.001〜0.2、より好ましくは1:0.026〜0.025である。
本発明組成物は、口腔用であればよく、例えば、ゲル状、液状、ペースト状、ガム状、タブレット状、シート状、固形状等の剤型でよい。このような剤型とするために、本発明組成物には、例えば、ミントフレーバー、オレンジフレーバー、グレープフレーバー、マスカットフレーバー、アップルフレーバー、グレープフルーツフレーバー、イチゴフレーバー、レモンフレーバー、バナナフレーバー、ヨーグルトフレーバー、チョコレートフレーバー等の香料、メチルパラベン等の防腐剤、カルボキシメチルセルロース、寒天、ゼラチン、ガムベース、アラビアガム、グアーガム、ジェランガム、プルラン等のゲル基材、澱粉等の賦形剤、色素等の着色料、ウーロン茶ポリフェノール、緑茶ポリフェノール等のポリフェノール、マルチトール、キシリトール等の糖アルコール、スクラロース等の糖類、ステビア、アスパルテーム・L−フェニルアラニン化合物などの甘味料、水、フッ素、第2リン酸カルシウム等の添加物や、その他飲食品を構成する各種成分を含有させることが好ましい。これら添加物や各種成分は剤型にあわせて適宜含有量を設定すればよい。
なお、本発明組成物に含有される糖類は剤型によっては少ない方が好ましい場合がある。その場合には、本発明組成物における糖類の含有量は、例えば、30%以下、好ましくは10%以下、より好ましくは1%以下である。
本発明組成物の態様としては、例えば、デンタルリンス、歯磨き、糸ようじ、フロス、入れ歯ケア製品、入れ歯安定剤、うがい薬等の口腔用製品に本発明組成物を含有させたもの、ガム、タブレット、ラムネ、グミ、キャラメル、飴、チョコレート、アイス、ゼリー、せんべい、ポテトチップス、おはぎ、饅頭、ビスケット、ケーキ等の菓子類、アンパン、クリームパン等のパン類、清涼飲料、果汁飲料、炭酸飲料、スポーツ飲料、茶飲料、酒類等の飲料、チーズ、ヨーグルト等の乳製品、かまぼこ、ちくわ等の水産加工食品、うどん、そば、ラーメン等の麺類等の飲食品に本発明組成物を含有させたもの、不織布に本発明組成物をしみこませたもの(歯磨きシート)や可食性のフィルムに本発明組成物を含有させたもの等が挙げられる。
本発明組成物の好ましい態様としては以下のものが挙げられる。
<ゲル状デンタルリンス>
サイクロデキストランおよびその誘導体 0.05〜10.00%
ホップ抽出物 0.0005〜0.5000%
ゲル基材 0.1〜10.0%
水 残部
香料 適量
<液状歯磨き>
サイクロデキストランおよびその誘導体 0.05〜10.00%
ホップ抽出物 0.0005〜0.5000%
防腐剤 0.01〜1.00%
水 残部
香料 適量
本発明組成物の製造方法は特に限定されず、剤型の常法に従って各成分を混合、撹拌等して製造すればよい。
本発明組成物の使用方法は特に限定されず、例えば、飲食品に含有させた場合には、そのまま飲食するだけでよく、特に口腔用製品に含有させた場合、不織布に本発明組成物をしみこませた場合、可食性のフィルムに本発明組成物を含有させた場合には、食後、歯磨きをした後、口臭が気になる時等に口腔内、例えば、歯、歯茎、舌等に塗布、噴霧、貼付等をすればよい。
本発明組成物を口腔に適用することにより、プラークの付着抑制、ミュータンス菌の菌数減少、カリオスタットの減少等の抗う蝕、口臭強度の低下等の抗口臭等の効果が発揮される。
以下、本発明を実施例を挙げて詳細に説明するが、本発明はこれら実施例に何ら限定されるものではない。
参 考 例 1
デキストラン生産菌のスクリーニングおおよび培養:
沖縄県内の製糖工場の工程中からサトウキビの搾汁液(混合汁)を採取し、ショ糖2%、ポリペプトン2.5%、酵母エキス5%、燐酸水素二カリウム1.5%、食塩0.01%、塩化カルシウム0.05%、硫酸マグネシウム0.01%、塩化マンガン0.01%の組成の寒天培地に塗布し、24時間30℃で培養する。形成したコロニーから1白金耳をとり、寒天を除いた同様の液体培地で、18時間30℃で静置培養する。文献(K.Funane,T.Matuo,H.Ono,T.Ishii,S.Gibu,T.Tokashiki and M,Kobayashi:Characterization of Glucans and Glucansucrases from Novel Leuconostoc Strains (Including sp. S−51).J.A.Glycosci.,50,379−382(2003))に記載の方法にしたがって、培養液のグルカンスクラーゼ活性を測定し、活性の高い菌株をスクリーニングし、デキストランを生産するロイコノストック属微生物を獲た。
参 考 例 2
高サイクロデキストラン生産能バチルス属微生物の取得:
特許第3075873号に記載のバチルス・エスピーT−3040株(FERM BP−4132)について、公知文献(川端ら、 「ニトロソグアニジン変異及びストレプトマイシン耐性変異による環状イソマルトオリゴ糖合成酵素(CITase)生産菌Bachillus circulansの育種」、食品・臨床栄養、1、43−48、2006)に記載の方法に従って変異処理を行い、−3040株の110倍のサイクロデキストラン合成酵素(CITase)生産量を有するバチルス属微生物を獲た。
参 考 例 3
サイクロデキストランの調製:
精製糖10kgを酵母エキス0.2%、食塩0.001%、塩化カルシウム0.005%、硫酸マグネシウム0.001%、マンガン酵母0.005%を含有する培地に添加し濃度10%となるように調製した。この培地に参考例1で得たロイコノストック属微生物培養液を15L添加した。
一方、イソマルト500 1%、ポリペプトン1%、酵母エキス0.3%食塩1%を含有する培地40mlをPH8.0に調整し、これに参考例2で得られたバチルス属微生物を植菌し、振とう培養機を用い130rpm、30℃で96時間培養した。次いで得られた培養液4mlを120mlづつ同様に調整した培地に植菌し、振とう培養機を用い、130rpm、30℃で96時間培養した。得られた培養液1200mlを、90Lの培養装置を用い50Lの、同様に調整した培地に植菌し、180rpm、30℃で72時間培養した。得られた培養液を0.2μmのMFろ過膜処理して菌体を除去し、次いで分子分画10,000のUFろ過膜処理を行ってα−グルコシルトランスフェラーゼ(サイクロデキストラン合成酵素)を含有する液を得た。この酵素を終濃度0.03Unitの力価になるようにデキストラン含有培地に添加し、30℃9時間の培養に続き、37℃で18時間の酵素反応(デキストラン(Dx)培養CI同時生産)させた。なお、α−グルコシルトランスフェラーゼ1Unitは、(川端ら、「ニトロソグアニジン変異及びストレプトマイシン耐性変異による環状イソマルトオリゴ糖合成酵素(CITase)生産菌Bachillus circulansの育種」、食品・臨床栄養、1、43−48、2006)において規定される酵素量を意味する。
反応後の培地を0.03μmの中空糸膜により菌体を除去し、分子分画10,000のUFろ過膜で処理してα−グルコシルトランスフェラーゼを回収し、透過液を分子分画500ダルトンのナノフィルトレーション(NF)膜(Synder社製NF膜 NFW−2−8040HF、スパイラル膜、膜材質:ポリアミド複合膜)を用いてろ過を行った。NF膜による処理においては、まずUFろ過膜処理して得られた透過液を圧力1MPa、温度40℃で約6倍の濃縮倍率となるまで濃縮し1回目の処理を行った。次にこの濃縮液に原液(透過液)の液量の17.5質量%の水を加水し、再度同条件でろ過し約7倍の濃縮倍率となるまで濃縮し2回目の処理を行った。この処理を2回繰り返して、最後にこの濃縮液に原液(透過液)の液量の50質量%の水を加水し、再度同条件でろ過して、処理前の透過液を20倍に濃縮したサイクロデキストラン濃縮液(固形分6.1%)を得た。この濃縮液をスプレードライして粉末2,480.8g(水分5.58%)を得た。この時の精製糖(15kg)からの粉末の収率は16.54%であった。
得られた粉末について、特開2008−167744号広報記載の方法に従ってサイクロデキストラン(7〜12)の含有量を測定した。その結果及びその他の項目の分析値を下記表1に示す。NF膜に要した時間は、3〜4時間程度であった。
Figure 2019052186
以上の結果から、上記粉末には7〜12個のグルコースがα−1,6グルコシド結合で環状に連結したサイクロデキストランを17.1%含むことが分かった。
また、上記で調製したサイクロデキストラン濃縮液は、固形分中にサイクロデキストランとデキストランを約70%含有し、CI7〜12を13%以上含有するものであることが分かった(以下、この濃縮液の固形分を「CI」という)。
参 考 例 4
CIホップの調製:
参考例3で調製したサイクロデキストラン濃縮液をBx換算で1kgとホップ抽出物(Betastab10A(Betatec社製:β酸約10%含有))25mlを混合後スプレードライしてサイクロデキストランとホップの混合物(CIとホップ抽出物の質量比は1:0.025)を調製した(以下、これを「CIホップ」という)。
実 施 例 1
抗う蝕および抗口臭試験:
1.対象(被験者)
対象は全身状況に問題がない20代の大学生25名である。対象者に口頭と文書にて本研究の主旨と内容を説明し、同意を得た。コントローラーが対象者を実験群(E群)と対照群(P群)に分け、クロスオーバー試験(クーリング期間:2週間)を実施した。なお、コントローラー以外の者は試験終了時まで、対象者の割り付けについて知らされなかった。
2.試料と方法
i)試料
試料(ゲル状デンタルリンス:以下、「CI含有ゲル」という)は、以下の成分を混合、撹拌することにより調製した。なお、プラセボとしてCIホップに代えCIを同量用いた試料(ゲル状:以下、「CI不含ゲル」という)を用いた。
CIホップ(参考例4で調製したもの) 2.000%
カルボキシメチルセルロース 1.000%
ミントフレーバー 適量
スクラロース 0.017%
水 残部
ii)口腔内へのCI含有素材の曝露
毎食後に歯磨きを実施した後、CI含有ゲル4gを口に含み、口腔全体に行きわたるように約15秒間咀嚼し、その後吐き出してもらった。これを連続3週間にわたって実施した。対照となる被験者については、同様の方法にてCI不含ゲル(プラセボ)を使用してもらった。全被験者における試験期間中の食事や口腔ケアは通常の通りとした。
iii)口腔環境の評価
研究開始時と終了時に被験者から刺激唾液を採取し、次のa〜cの検査を実施した。
併せて口臭測定を行った。dとeの検査については以下の方法で実施した。
a:流量
ガムベース(1g)を用いて3分間の刺激唾液を、スピッツ管に採取し、マイクロピペットを用いて定量した。なお、この唾液を以下のbとcの検体とした。
b:pH
ガラス電極pH計(HORIBA)を用いて測定した。
c:S.mutans数
簡易検査キット(Dentobuff(登録商標)SM、(株)オーラルケア)を用いて測定した。菌数の評価は、使用マニュアルに従い0〜3の4段階で行った。
d:歯垢付着状況の評価
染め出し液でプラークを染色後、PSS(Plaque Scoring System)とPCR(Plaque Control Record)により付着状況を評価した。
e:口臭測定
口臭は、その主要な原因物質である揮発性硫黄化合物(硫化水素・メチルメルカプタン・ジメチルサルファイド)について口臭測定器(オーラルクロマ、エフアイエス(株))を用いて測定した。
iv)統計学的解析
唾液検査の各項目のデータについて、研究開始前後の比較並びに項目間の関連性について、統計学的解析を行った。解析にはMann−Whitney のU検定(唾液流量、唾液pH)とウィルコクソン符号付順位和検定(S.mutans数、歯垢付着、口臭)を用いた。ともに有意水準は0.05とした。
3.結果
(1)唾液流量
表2および表3にE群とP群における実験開始時と終了時の唾液流量の結果を示した。実験開始時と終了時の流量は、E群が平均8.8ml±1.5mlと8.8ml±1.3ml、P群が平均9.2ml±1.3mlと9.2ml±1.5mlであった。両群共に実験開始前後で統計学的な差はみられなかった(E群:p=0.787、P群:p=0.819)。また、さらに、実験開始時において両群間での差も見られなかった。(p=0.773)。
Figure 2019052186
Figure 2019052186
(2)唾液pH
表4および表5にE群とP群における実験開始時と終了時の唾液pHの結果を示した。実験開始時と終了時のpHは、E群が平均7.1±0.2と7.2±0.1、P群が平均7.1±0.2と7.2±0.1であった。両群共に実験開始前後で統計学的な差はみられなかった(E群:p=0.787、P群:p=0.725)。また、実験開始時において両群間での差もみられなかった(p=0.570)。
Figure 2019052186
Figure 2019052186
(3)S.mutans数
表6および表7にE群とP群における実験開始時と終了時のS.mutans数(SMスコア)の結果を示した。E群の実験開始時と終了時のS.mutans数(SMスコア)を比較した結果、終了時で有意に低値であった(p=0.008)。これに対してP群の実験開始時と終了時のS.mutans数(SMスコア)については、有意差がみられなかった(p=0.605)。また、実験開始時において両群間でのS.mutans数(SMスコア)を比較した結果、開始時では統計学的な有意差はみられなかった(p=1.000)。
Figure 2019052186
Figure 2019052186
(4)歯垢付着
表8および表9にE群とP群における実験開始時と終了時のPSSとPCR値の結果を示した。E群の実験開始時と終了時のPSSは、平均1.70±0.69と平均1.44±0.71であり、終了時で有意に低値であった(p=0.012)。同様にE群のPCRは平均68.1±14.2と平均58.2±20.0であり、終了時で有意に低値であった(p=0.004)。これに対して、P群のPSSは平均1.61±0.65と平均1.61±0.82で実験開始時と終了時で有意差は認められなかった(p=0.737)。P群のPCRは平均68.00±18.46と平均62.87±20.69で実験開始時と終了時で有意差は認められなかった(p=0.073)。また、実験開始時におけるE群とP群のPSSをそれぞれ比較した結果、統計学的な有意差はみられなかった(開始時:p=0.777)。同様に実験開始時におけるE群とP群のPCRをそれぞれ比較した結果、ともに統計学的な有意差はみられなかった(開始時:p=0.258)。
Figure 2019052186
Figure 2019052186
(5)口臭
表10および表11にE群とP群における実験開始時と終了時のVSCs濃度の結果を示した。測定した3種類のVSCs濃度は、両群共に実験開始時と終了時で有意な差は認められなかった〔E群:HS p=0.667、CHSH p=0.814、(CHS p=0.952 P群:HS p=0.781、CHSH p=0.799、(CHS p=0.551〕。また、実験開始時におけるE群とP群のHSには、統計学的に有意差はみられなかった(p=0.777)。同様に実験開始時におけるCHSH、(CHSについても、E群とP群で統計学的な有意差がみられなかった(共にp=1.000)。また、実験開始時におけるE群とP群の各VSCs濃度について、比較した結果、すべてに統計学的な有意差はみられなかった(HS 開始時:p=0.777、 CHSH 開始時:p=1.000、(CHS 開始時:p=1.000)。
Figure 2019052186
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4.考察
CI含有ゲルを用いた連続4週間にわたる実験の結果、CIホップは被験者の唾液流量とpHには影響を及ぼさないことが分かった。その理由として実験に用いた素材には、唾液流出を刺激するような成分が含まれていないことが考えられる。またpHについては、唾液には緩衝作用があることから、pHに大きな変動が生じないことが考えられる。SMスコアから評価したS.mutans数はE群において有意に低下したことから、CIホップにはS.mutansの増殖を抑制する効果あることが推測された。PSSとPCRから評価した歯垢の付着状況については、共にE群で実験終了時に有意に低値であったことから、CIホップは歯垢の生成や付着を抑制する効果を有することが推測された。歯垢の生成や付着にはS.mutansが強く関わっていることから、今回得られたSMスコアの結果とPSSとPCRの結果は整合性があると言える。以上のことから、CIホップは口腔保健学的に有用な物質である可能性が高いと考えられた。
実 施 例 2
抗う蝕および抗口臭試験:
1.対象(被験者)
対象は71〜98才の12名(男:女は2:10、疾患を有する)である。対象者等に口頭と文書にて本研究の主旨と内容を説明し、同意を得た。
2.試料と方法
i)試料
試料(液状歯磨き:以下、「CI含有スプレー」という)は、以下の成分を混合、撹拌することにより調製した。
CI 2.00%
ホップ** 0.05%
メチルパラベン 0.01%
ミントフレーバー 適量
水 残部
*参考例3で調製したもの
**Betastab10A(Betatec社製:β酸約10%含有)
ii)口腔内へのCI含有素材の曝露
2週間、1日3回食後の口腔ケア後に試料(CI含有スプレー)を1回につき5プッシュを口腔内に噴霧した。使用前、1週間後、2週間後に歯垢付着状態、う蝕活動性、口臭強度を調べた。また、同様にして口臭測定を行った。なお、統計処理はT検定を行った。これらの結果は、表12〜14に示した。
iii)口腔環境の評価
(1)歯垢付着状態
歯垢付着状態は、各歯の頬・唇、舌、近心、遠心の4歯面についてプラークインデックス(Silness & Loe, 1964)を測定し、以下の基準に従って評価したものを4で割り、更に、それらの合計を歯の数で割ったものとして評価した。
<プラークインデックス>
(内容) (点数)
歯垢無し 0
歯肉縁部に薄膜様(探針で検知) 1
歯肉縁部に中等度(肉眼で認知) 2
歯肉縁部に多量(厚さ1〜2mm) 3
(2)う蝕活動性
う蝕活動性は、カリオスタット(登録商標)を用いた公知の方法に基づいて評価した。
<カリオスタットの判定>
(判定) (内容)
黄色(3+) 非常に危険
黄緑(2+) 危険
緑(1+) やや危険
青(−) 心配なし
(3)口臭強度
直径2.0cm、長さ10cmのチューブを口にくわえてもらい、そこから出る呼気を、2名で以下の基準に基づいて判定した。
<口臭強度の判定>
(内容) (点数)
臭いなし(臭覚閾値以上の臭いを感知しない) 0
非常に軽度(臭覚閾値以上の臭いを感知するが、悪臭と認識できない) 1
軽度(かろうじて悪臭と認識できる) 2
中等度(悪臭と容易に判定できる) 3
強度(我慢できる強い悪臭) 4
非常に強い(我慢できない強烈な悪臭) 5
(4)口臭測定
口臭測定はオーラルクロマを用いてHS、CHSH、(CHSを測定した。
3.結果
(1)歯垢付着状態
プラークインデックスはCI含有素材使用前後で、12名の平均値が使用前の1.75から使用一週間後1.45(P<0.05)、二週間後1.33(P<0.01)と有意に減少していた。
Figure 2019052186
(2)う蝕活動性
カリオスタットはCI含有素材使用前に黄(+3)であった9人のうち、使用二週間後に7人が黄緑(+2)に変化し、改善が認められた。
Figure 2019052186
(3)口臭強度
口臭強度はCI含有素材使用前にスコア3であった6人のうち、使用二週間後に6人がスコア2に変化し、改善が認められた。
Figure 2019052186
(4)口臭測定
Sは12名の平均値が使用前81.6ppbから使用二週間で27.4ppbに減少した。CHSHは12名の平均値が使用前65ppbから二週間で6.7ppbに減少した。一方、(CHSは12名の平均値が使用前0ppbから二週間で14ppbと増加していた。
4.考察
CI含有素材を高齢者の口腔内に噴霧することにより、歯垢形成抑制効果が有意に認められた。また、同時にう蝕活動性も低くなることや、口臭が改善されることも分かった。
実 施 例 3
ガム:
以下の成分を用いて常法によりガムを調製した。
CI 2.00%
ホップ** 0.05%
第2リン酸カルシウム 0.2%
キシリトール 38.95%
パラチニット 25.0%
マルチトール 4.7%
軟化剤 0.8%
ガムベース 28.0%
水 0.3%
*参考例3で調製したもの
**Betastab10A(Betatec社製:β酸約10%含有)
実 施 例 4
歯磨き:
以下の成分を用いて常法により歯磨きを調製した。
CI 2.00%
ホップ** 0.03%
プロピレングリコール 3.0%
アルギン酸ナトリウム 0.6%
キサンタンガム 0.7%
ソルビット液(70%) 45.0%
無水ケイ酸 20.0%
酸化チタン 0.4%
フッ化ナトリウム 0.21%
サッカリンナトリウム 0.15%
ラウリル硫酸ナトリウム 0.8%
香料 適量
水 残部
*参考例3で調製したもの
**Betastab10A(Betatec社製:β酸約10%含有)
実 施 例 5
入れ歯洗浄剤:
以下の成分を用いて常法により入れ歯洗浄剤を調製した。
CI 2.00%
ホップ** 0.03%
パルミチン酸Na 22.0%
ステアリン酸TEA 12.0%
Nステアロイル-L-グルタミン酸ジナトリウム 15.0%
グリセリン 6.0%
エタノール 16.0%
ショ糖 10.0%
水 残部
*参考例3で調製したもの
**Betastab10A(Betatec社製:β酸約10%含有)
実 施 例 6
入れ歯安定剤:
以下の成分を用いて常法により入れ歯安定剤を調製した。
CI 2.00%
ホップ** 0.10%
ゼオライト 5.0%
濃グリセリン 30.0%
カルボキシメチルセルロースナトリウム 3.0%
ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油 1.0%
塩化セチルピリジニウム 0.05%
香料 適量
炭酸ナトリウム 適量
*参考例3で調製したもの
**Betastab10A(Betatec社製:β酸約10%含有)
実 施 例 7
うがい薬:
以下の成分を用いて常法によりうがい薬を調製した。
CI 5.00%
ホップ** 0.05%
塩化ベンザルコニウム 0.2%
水 残部
*参考例3で調製したもの
**Betastab10A(Betatec社製:β酸約10%含有)
実 施 例 8
タブレット:
以下の成分を用いて常法によりタブレットを調製した。
CI 1.00%
ホップ** 0.05%
ソルビトール 93.00%
ペパーミントフレーバー 4.95%
ショ糖脂肪酸エステル 1.00%
*参考例3で調製したもの
**Betastab10A(Betatec社製:β酸約10%含有)
実 施 例 9
グミ:
以下の成分を用いて常法によりグミを調製した。
CI 0.50%
ホップ** 0.05%
酸性ゼラチン 7.00%
水 12.00%
還元水飴 残部
レモン果汁 5.00%
クエン酸 1.00%
香料 適量
*参考例3で調製したもの
**Betastab10A(Betatec社製:β酸約10%含有)
実 施 例 10
飴:
以下の成分を用いて常法により飴を調製した。
CI 0.50%
ホップ** 0.01%
ラクチトール 53.80%
水飴 30.70%
水 残部
*参考例3で調製したもの
**Betastab10A(Betatec社製:β酸約10%含有)
実 施 例 11
チョコレート:
以下の成分を用いて常法によりチョコレートを調製した。
CI 0.20%
ホップ** 0.01%
カカオマス 40.00%
ココアバター 10.00%
ラクチトール 50.00%
レシチン 0.40%
バニリン 0.05%
*参考例3で調製したもの
**Betastab10A(Betatec社製:β酸約10%含有)
実 施 例 12
アイスクリーム
以下の成分を用いて常法によりアイスクリームを調製した。
A群
生クリーム(乳脂肪分45%) 8.8部
無塩バター 5.0部
水飴 16.0部
水 56.0部
B群
脱脂粉乳 6.5部
トレハロース 5.0
CI 1.50部
ホップ** 0.50部
安定剤 0.3部
乳化剤 0.2部
*参考例3で調製したもの
**Betastab10A(Betatec社製:β酸約10%含有)
実 施 例 13
ゼリー:
以下の成分を用いて常法によりゼリーを調製した。
CI 3.00%
ホップ** 0.10%
砂糖 15.00%
麦芽糖 10.00%
水 残部
κ−カラギナン 0.60%
みかん果実 20.00%
*参考例3で調製したもの
**Betastab10A(Betatec社製:β酸約10%含有)
実 施 例 14
ビスケット:
以下の成分を用いて常法によりビスケットを調製した。
A群
無塩マーガリン 24.00部
B群
CI 3.00部
ホップ** 0.30部
卵黄 4.70部
トレハロース 22.00部
香料 適量
レモン果汁 0.10部
C群
薄力粉 48.50部
食塩 0.20部
ベーキングパウダー 0.30部
*参考例3で調製したもの
**Betastab10A(Betatec社製:β酸約10%含有)
実 施 例 15
パウンドケーキ:
以下の成分を用いて常法によりパウンドケーキを調製した。
A群
無塩バター 100.00部
B群
還元麦芽糖水飴 100.00部
CI 2.00部
ホップ** 0.04部
酵素処理ステビア 0.03部
ソーマチン 0.0025部
C群
全卵 100.00部
香料 0.22部
D群
薄力粉 120.00部
膨脹剤 1.50部
*参考例3で調製したもの
**Betastab10A(Betatec社製:β酸約10%含有)
実 施 例 16
あんぱん:
以下の成分を用いて常法によりあんこを調製し、これを用いてあんぱんを常法により調製した。
小豆 250部
砂糖 250部
水 800部
塩 1部
CI 2部
ホップ** 0.10部
*参考例3で調製したもの
**Betastab10A(Betatec社製:β酸約10%含有)
実 施 例 17
清涼飲料:
以下の成分を用いて常法により清涼飲料を調製した。
CI 3.00%
ホップ** 0.30%
ビタミンミックス 0.25%
クエン酸 0.125%
L−アスコルビン酸ナトリウム 0.05%
レモン果汁 0.50%
水 残部
*参考例3で調製したもの
**Betastab10A(Betatec社製:β酸約10%含有)
実 施 例 18
果汁飲料:
以下の成分を用いて常法により果汁飲料を調製した。
CI 3.00%
ホップ** 0.50%
L−アスコルビン酸ナトリウム 0.05%
オレンジ果汁 40.00%
スクラロース 1.00%
水 残部
*参考例3で調製したもの
**Betastab10A(Betatec社製:β酸約10%含有)
実 施 例 19
茶飲料:
以下の成分を用いて常法により茶飲料を調製した。
CI 0.80%
ホップ** 0.02%
L−アスコルビン酸ナトリウム 0.05%
茶抽出物 20.00%
水 残部
*参考例3で調製したもの
**Betastab10A(Betatec社製:β酸約10%含有)
実 施 例 20
ヨーグルト:
以下の成分を用いて常法によりヨーグルト(いちご味)を調製した。
CI 0.80%
ホップ** 0.02%
発酵乳 90.00%
イチゴペースト 5.00%
香料 適量
*参考例3で調製したもの
**Betastab10A(Betatec社製:β酸約10%含有)
実 施 例 21
歯磨きシート:
不織布に、以下の成分を含浸させて歯磨きシートを調製した。
CI 5.00%
ホップ** 0.20%
エリスリトール 5.0%
ソルビトール液(70%) 2.5%
マルチトール液(75%) 1.5%
プロピレングリコール 2.0%
ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油(40) 0.5%
エタノール(95%) 5.0%
水酸化ナトリウム 0.07%
スクラロース 0.006%
香料 適量
プルラン 0.8%
精製水 残部
*参考例3で調製したもの
**Betastab10A(Betatec社製:β酸約10%含有)
実 施 例 22
可食性フィルム:
以下の成分を用いて常法により可食性フィルムを調製した。
CI 7.00%
ホップ** 0.50%
ゼラチン 3.00%
寒天 1.00%
グリセリン 3.00%
水 残部
*参考例3で調製したもの
**Betastab10A(Betatec社製:β酸約10%含有)
本発明組成物は、口腔に適用して、プラークの付着抑制、ミュータンス菌の菌数減少、カリオスタットの減少等の抗う蝕、口臭強度の低下等の抗口臭等に利用することができる。

Claims (4)

  1. サイクロデキストランおよびその誘導体から選ばれる1種または2種以上とホップ抽出物を含有する口腔用組成物。
  2. 抗う蝕用である請求項1記載の口腔用組成物。
  3. 抗口臭用である請求項1または2記載の口腔用組成物。
  4. 糖類が30質量%以下である請求項1〜3の何れかに記載の口腔用組成物。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2022549339A (ja) * 2019-09-30 2022-11-24 ザ プロクター アンド ギャンブル カンパニー ホップを含む口腔ケア組成物の使用方法
US11918681B2 (en) 2019-09-30 2024-03-05 The Procter & Gamble Company Oral care compositions comprising hops beta acid and amino acid

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