JP2729586B2 - バーコード読み取り装置 - Google Patents

バーコード読み取り装置

Info

Publication number
JP2729586B2
JP2729586B2 JP7084889A JP8488995A JP2729586B2 JP 2729586 B2 JP2729586 B2 JP 2729586B2 JP 7084889 A JP7084889 A JP 7084889A JP 8488995 A JP8488995 A JP 8488995A JP 2729586 B2 JP2729586 B2 JP 2729586B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pyramid
inverted
bar code
truncated
hollow
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP7084889A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH08255217A (ja
Inventor
憲 宮本
功 長門
克和 橘高
護 内海
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KITSUTAKA KK
MYAMOTO DENKI KK
Original Assignee
KITSUTAKA KK
MYAMOTO DENKI KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by KITSUTAKA KK, MYAMOTO DENKI KK filed Critical KITSUTAKA KK
Priority to JP7084889A priority Critical patent/JP2729586B2/ja
Publication of JPH08255217A publication Critical patent/JPH08255217A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2729586B2 publication Critical patent/JP2729586B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、物品の表面に付され
ているバーコードシンボルを読み取るバーコード読み取
り装置に係り、特に、物品表面の任意箇所に付されたバ
ーコードシンボルを自動的に読み取ることのできるバー
コード読み取り装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】バーコードは光学式データ入力手段の一
つで、黒と白などのバーの粗密によってデータコードを
表示するものであり、所定のデータのバーコードが印刷
されたバーコードシンボルが近年、種々の物品の表面に
付されている。そして、物品の表面に付されたバーコー
ドシンボルはバーコードスキャナーによって読み取られ
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、バーコ
ードシンボルは物品表面の任意箇所に付されているの
で、操作者がバーコードスキャナーを物品の表面に付さ
れているバーコードシンボルに当てて読み取っており、
機械で自動的に読み取ることは困難であった。
【0004】この発明は、上記のような課題に鑑み、そ
の課題を解決すべく創案されたものであって、その目的
とするところは、物品表面の任意箇所に付されたバーコ
ードシンボルを自動的に読み取ることのできるバーコー
ド読み取り装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するた
めにこの発明は、上半部が正角錐の尖った頂部側が裁断
された裁頭正角錐型の形状を有し、下半部が正角錐を逆
さまにした逆角錐の尖った底部側が裁断された裁頭逆角
錐型の形状を有し、上半部の裁頭正角錐型と下半部の裁
頭逆角錐型は平面から見て同一の正多角形の形状を有す
るものからなる上部正逆裁頭角錐中空型内面鏡体を昇降
自在に設け、上部正逆裁頭角錐中空型内面鏡体の内部上
方中央にバーコードスキャナーを下向きに上下回りに正
逆回転自在に設け、上部正逆裁頭角錐中空型内面鏡体の
真下にバーコードシンボルを付した物品を載せる回転式
透明テーブルを回転自在に設け、回転式透明テーブルの
真下に上部正逆裁頭角錐中空型内面鏡体の下端の平面形
状と略同一の上端平面形状を有し、且つ正角錐を逆さま
にした逆角錐型の形状からなる下部逆角錐型内面鏡体を
設けた構成よりなるものである。
【0006】ここで、好ましい態様として、バーコード
スキャナーは水平回りに正逆回転自在に設けられてい
る。
【0007】
【作用】以上のような構成を有するこの発明は、次のよ
うに作用する。すなわち、上部正逆裁頭角錐中空型内面
鏡体の内部に収まっている物品に付されているバーコー
ドシンボルは、バーコードシンボルが付された物品が回
転式透明テーブルによって回転させられているので、上
部正逆裁頭角錐中空型内面鏡体及び下部逆角錐型内面鏡
体の内面鏡で反射する角度が常時変わるが、回転式透明
テーブルを透過して下部逆角錐型内面鏡体及び上部正逆
裁頭角錐中空型内面鏡体の内面鏡で反射して、又は上部
正逆裁頭角錐中空型内面鏡体の内面鏡で反射して、或い
は直接に、上部正逆裁頭角錐中空型内面鏡体の上方中央
側に向かって定期的に反射するので、上方中央側で下向
きに上下回りに正逆回転しているバーコードスキャナー
によって、物品表面の任意箇所に付されているバーコー
ドシンボルを確実に読み取るように作用する。
【0008】
【実施例】以下、図面に記載の実施例に基づいてこの発
明をより具体的に説明する。ここで、図1はバーコード
読み取り装置の側面図、図2はバーコード読み取り装置
の概略内部正面図、図3はバーコード読み取り装置の概
略平面図、図4はバーコード読み取り装置のテーブル台
の平面図、図5は下部逆角錐型内面鏡体の平面図であ
る。
【0009】図において、バーコード読み取り装置1
は、昇降自在に設けられた上部正逆裁頭角錐中空型内面
鏡体2、上部正逆裁頭角錐中空型内面鏡体2の内部上方
中央に下向きに俯角の範囲内で上下回りに正逆回転自在
に設けられたバーコードスキャナー3、上部正逆裁頭角
錐中空型内面鏡体2の真下に設けられた回転式透明テー
ブル4、回転式透明テーブル4の真下に設けられた下部
逆角錐型内面鏡体5などから主に構成されている。バー
コード読み取り装置1はキャスター付きのテーブル台1
aに設けられていて、移動可能になっている。
【0010】上部正逆裁頭角錐中空型内面鏡体2は、上
半部が裁頭正角錐型の形状を有し、下半部が裁頭逆角錐
型の形状を有している。上半部の裁頭正角錐型並びに下
半部の裁頭逆角錐型は、平面から見て同一の正多角形
(この実施例では正方形)の形状をしている。上部正逆
裁頭角錐中空型内面鏡体2の上半部の裁頭正角錐型は正
角錐の尖った頂部側が裁断されていて、その上端は平面
から見て正方形に形成されて開口している。
【0011】同様に、上部正逆裁頭角錐中空型内面鏡体
2の下半部の裁頭逆角錐型は正角錐を逆さまにした逆角
錐の尖った底部側が裁断されていて、その下端は平面か
ら見て正方形に形成されて開口されている。この開口さ
れている下端側にバーコードシンボルaを付した物品b
が置かれる。上部正逆裁頭角錐中空型内面鏡体2の上半
部の裁頭正角錐型と下半部の裁頭逆角錐型との接続部の
角度は側面から見て略90度の直角になるように、上半
部の裁頭正角錐型及び下半部の裁頭逆角錐型の斜面の角
度は形成されている。
【0012】上部正逆裁頭角錐中空型内面鏡体2はその
内部表面が鏡面になった内面鏡から形成されており、物
体に付されたバーコードを反射できるようになってい
る。上部正逆裁頭角錐中空型内面鏡体2の内部上方には
物品bの表面に付されたバーコードを読み取るバーコー
ドスキャナー3が下向きに取付けられている。バーコー
ドスキャナー3は、俯動自在につまり水平線より下向き
の180度の俯角の範囲内で上下回りに正逆回転するよ
うに取付けられ、又水平回りに180度の角度の範囲で
正逆回転するように取付けられている。
【0013】上部正逆裁頭角錐中空型内面鏡体2の正方
形に形成された上端の左右両側には該上部正逆裁頭角錐
中空型内面鏡体2を昇降自在に支持する水平支持アーム
2aがそれぞれ取付けられている。左右の水平支持アー
ム2aはその先端側がバーコード読み取り装置1のテー
ブル台1aの端部側の上面に垂直に設けられた支柱2b
の垂直な側面に沿って昇降自在に支持されている。
【0014】左右の水平支持アーム2aの先端側は支柱
2bの左右側面を外側から挟むように取付けられてい
る。そして、左右の水平支持アーム2aの先端側には下
向きにブラケットが取付けられ、左右の水平支持アーム
2aの先端側の内側面つまり支柱2bと面する側とその
真下のブラケットの下部の内側面には、ガイド盤2c,
2cが上下に取付けられている。
【0015】上下の各ガイド盤2cには上下方向に貫通
する孔がそれぞれ形成され、この上下の孔には上下方向
に設けられた棒状のガイド杆2dが貫通していて、上下
の各ガイド盤2cはこのガイド杆2dに対して摺動自在
になっている。ガイド杆2dは支柱2bの左右両側面に
上下方向に設けられている。
【0016】支柱2bの上端には上部正逆裁頭角錐中空
型内面鏡体2を昇降するモーター2eと該モーター2e
に連動連結された駆動スプロケット2fが取付けられて
いる。駆動スプロケット2fは上下回りに正逆回転する
ように取付けられている。この駆動スプロケット2fに
はチェーン2gが下向きに回装されている。
【0017】チェーン2gの下方に延びた一端は左右の
水平支持アーム2a間に横設された横桁2hに固設され
ており、又チェーン2gの下方に延びた他端は支柱2b
の内側に昇降自在に設けられたバランスウエイト2iに
固設されている。バランスウエイト2iはチェーン2g
を介して上部正逆裁頭角錐中空型内面鏡体2と釣り合う
ようになっている。
【0018】また、支柱2bの下部側面には上部正逆裁
頭角錐中空型内面鏡体2の下降を止めるストッパー2j
が設けられている。ストッパー2jは水平支持アーム2
aの先端側に下向きに取付けられたブラケットの下面に
当接して上部正逆裁頭角錐中空型内面鏡体2の降下を止
める。上部正逆裁頭角錐中空型内面鏡体2はその下端が
後述する回転式透明テーブル4の表面に当たる直前、つ
まり、回転式透明テーブル4の表面と僅かに隙間が空く
程度で止まるようにストッパー2jはセットされてい
る。
【0019】上部正逆裁頭角錐中空型内面鏡体2の上端
側には、バーコードスキャナー3を吊持する門型横桁3
aが横設されている。門型横桁3aは上部正逆裁頭角錐
中空型内面鏡体2の上端の正方形に開口された中央を横
架している。門型横桁3aはその両端側が上向きに延び
た柱桁になっており、両端の柱桁上端間に上部横桁が横
架された形状になっている。上部横桁の中央には上下方
向に貫通孔が形成され、この貫通孔には水平回りに回転
する旋回軸3bが貫通している。
【0020】上部横桁の貫通孔を貫通した旋回軸3bの
下端には吊持枠3cが取付けられている。この吊持枠3
cの内部にはバーコードスキャナー3を俯角の範囲内で
上下回りに正逆回転させるモーター3dが取付けられて
いる。吊持枠3cの下端側には、下向きに設けられたバ
ーコードスキャナー3の上部側面を吊持する吊持片3e
が取付けられている。吊持片3eはその上端側が吊持枠
3cの下端側に上下回りに正逆回転自在に取付けられて
いる。
【0021】即ち、吊持片3eは吊持枠3cの内部に取
付けられたモーター3dによって、水平より下向きの1
80度の角度つまり俯角の範囲内で上下回りに正逆回転
自在に取付けられている。俯角の範囲内で上下回りに正
逆回転する吊持片3eにバーコードスキャナー3は下向
きに取付けられていて、バーコードスキャナー3はこの
吊持片3eによって水平より下向きの180度の角度つ
まり俯角の範囲内で上下回りに正逆回転できる構造にな
っている。
【0022】門型横桁3aの外部側方には吊持枠3cを
水平回りに180度の角度の範囲内で正逆回転させるモ
ーター3fが上向きに取付けられている。モーター3f
の駆動軸の上端には駆動プーリー3gが取付けられてい
る。また、下端に吊持枠3cが取付けられた上記旋回軸
3bの上端には従動プーリー3hが取付けられている。
そして、この従動プーリー3hと上記の駆動プーリー3
gとの間には無端ベルト3iが回装されている。
【0023】モーター3fの駆動力は駆動プーリー3
g、無端ベルト3i及び従動プーリー3hを介して旋回
軸3bに伝達されて、吊持枠3cが下端に取付けられた
旋回軸3bを水平回りに180度の角度の範囲内で正逆
回転させ、吊持枠3c及び吊持片3eを介して吊持され
ているバーコードスキャナー3を水平回りに180度の
角度の範囲内で正逆回転させるようになっている。
【0024】上部正逆裁頭角錐中空型内面鏡体2の真下
のテーブル台1aの上面は円形に開口されていて、この
円形な開口部には回転式透明テーブル4が回転自在に嵌
め込まれて取付けられている。この回転式透明テーブル
4上にバーコードシンボルaを付した物品bが載置され
る。回転式透明テーブル4には例えば透明な円形ガラス
板が使用されている。
【0025】テーブル台1aの円形な開口部の周縁側の
下側には回転式透明テーブル4を円周方向に回転駆動し
て支持する下面駆動ローラー4aが設けられている。下
面駆動ローラー4aはテーブル台1aの下方に取付けら
れたモーター4bに連動連結されていて、モーター4b
の駆動によって下面駆動ローラー4aは回転する。
【0026】回転式透明テーブル4を間に挟んで回転式
透明テーブル4の真上には上面ローラー4cが設けられ
ている。回転式透明テーブル4は上下から上面ローラー
4cと下面駆動ローラー4aに挟圧されて水平回りに回
転する。下面駆動ローラー4a及び上面ローラー4cは
上下回りに回転するように取付けられ、又回転式透明テ
ーブル4の円周方向に回転するように取付けられてい
る。
【0027】また、テーブル台1aの円形な開口部の周
縁側の下側には回転式透明テーブル4の周縁下面を支持
する下面ローラー4dが複数(この実施例では3個)設
けられている。下面ローラー4dは上下回りに回転する
ように取付けられ、又回転式透明テーブル4の円周方向
に回転するように取付けられている。この実施例では3
個の下面ローラー4dは90度の角度間隔で配置されて
いる。
【0028】さらに、テーブル台1aの円形な開口部の
外周縁側の側方に凹状に形成された箇所には回転式透明
テーブル4の周縁側面を回転支持する側面ローラー4e
が複数(この実施例では4個)設けられている。側面ロ
ーラー4eは水平回りに回転するように取付けられ、又
回転式透明テーブル4の円周方向に回転するように取付
けられている。この実施例では4個の側面ローラー4e
は90度の角度間隔で配置されており、しかも、上記下
面駆動ローラー4a及び下面ローラー4dの中間位置に
なるように取付けられている。
【0029】回転式透明テーブル4の真下のテーブル台
1aの内部には下部逆角錐型内面鏡体5が設けられてい
る。下部逆角錐型内面鏡体5はその内部表面が鏡面にな
った内面鏡から形成されており、物体の下面側に付され
たバーコードを上方に反射できるようになっている。下
部逆角錐型内面鏡体5はテーブル台1aの内部に横設さ
れた一対の下部横桁5a,5aに取付けられて支持され
ている。
【0030】下部逆角錐型内面鏡体5は正角錐を逆さま
にした逆角錐型の形状を有している。下部逆角錐型内面
鏡体5は平面から見て正多角形(この実施例では正方
形)の形状をしていて、その上端は正方形に開口されて
いる。下部逆角錐型内面鏡体5の上端の正方形の大きさ
は、上部正逆裁頭角錐中空型内面鏡体2の下端の正方形
の大きさと同一になっており、上下でその正方形が一致
するように上部正逆裁頭角錐中空型内面鏡体2及び下部
逆角錐型内面鏡体5は取付けられている。
【0031】また、下部逆角錐型内面鏡体5の斜面の角
度は上部正逆裁頭角錐中空型内面鏡体2の下半部の裁頭
逆角錐型の斜面の角度より緩やかに形成されていて、回
転式透明テーブル4上に置かれた物体の下面側に付され
たバーコードを確実に上方に反射して、上方のバーコー
ドスキャナー3で読み取ることができるようになってい
る。
【0032】次に、上記実施例の構成に基づく作用につ
いて以下説明する。バーコードシンボルaを付した物品
bを回転式透明テーブル4上に搬入して載せると、物品
bを載せた回転式透明テーブル4は一定方向に回転し、
また、上部正逆裁頭角錐中空型内面鏡体2が下降する。
図示しないセンサーが回転式透明テーブル4上の物品b
を検知すると、モーター2e,4bを自動的に駆動させ
る。なお、回転式透明テーブル4上への物品bの搬入
は、例えば別途の自動搬入装置を使用することによっ
て、自動的に行うことが可能となる。
【0033】回転式透明テーブル4の回転はモーター4
bが駆動して下面駆動ローラー4aを駆動させることに
よって行われる。即ち、下面駆動ローラー4aが回転す
ると、駆動する下面駆動ローラー4aと上面ローラー4
cとによって上下から周縁側の上下面を挟圧されている
回転式透明テーブル4は、駆動する下面駆動ローラー4
aによって一方向回りに回転する。
【0034】この場合、モーター4bは定速で一方向へ
の回転のため、回転式透明テーブル4も一定の速度の一
方向に回転する。回転式透明テーブル4に載せたバーコ
ードシンボルaを付した物品bは、回転式透明テーブル
4の回転によって一定の速さで一方向に回転する。
【0035】上部正逆裁頭角錐中空型内面鏡体2の下降
は、モーター2eが駆動することによって行われる。即
ち、モーター2eが一方向に駆動すると、モーター2e
に連動連結された駆動スプロケット2fに回装されてい
るチェーン2gは、駆動スプロケット2fの回転によっ
て移動し、上部正逆裁頭角錐中空型内面鏡体2の水平支
持アーム2aと連結されている一端側が下方に巻戻され
て下降する。又バランスウエイト2iと連結されている
チェーン2gの他端側は駆動スプロケット2fに巻き上
げられてバランスウエイト2iは上昇する。
【0036】上部正逆裁頭角錐中空型内面鏡体2の水平
支持アーム2aと連結されているチェーン2gの一端側
が下方に巻戻されて下降することによって、上部正逆裁
頭角錐中空型内面鏡体2は下降する。このとき、水平支
持アーム2aの先端側の上下のガイド盤2cは、該ガイ
ド盤2cを貫通するガイド杆2dによって円滑にガイド
されているので、上部正逆裁頭角錐中空型内面鏡体2は
これらの上下のガイド盤2c及びガイド杆2dを通じ
て、円滑に下降することができる。
【0037】そして、下降する上部正逆裁頭角錐中空型
内面鏡体2の下端が回転式透明テーブル4の表面近くま
で接近すると、水平支持アーム2aの下部に取付けられ
たブラケットの下端が支柱2bに設けられたストッパー
2jに当接することにより、上部正逆裁頭角錐中空型内
面鏡体2はこれ以上下降することなく停止する。
【0038】この場合、水平支持アーム2aのブラケッ
トがストッパー2jに当接すると、モーター2eの駆動
は停止される。このようにして、上部正逆裁頭角錐中空
型内面鏡体2は、その下端が回転式透明テーブル4の表
面と僅かに隙間を空けて当たらない位置で停止する。
【0039】回転式透明テーブル4上のバーコードシン
ボルaを付した物品bは、下降した上部正逆裁頭角錐中
空型内面鏡体2の内部にすっぽりと収まる。バーコード
シンボルaを付した物品bは、側周側及び底面下方側が
上部正逆裁頭角錐中空型内面鏡体2及び下部逆角錐型内
面鏡体5の内面鏡によって囲まれる。
【0040】上部正逆裁頭角錐中空型内面鏡体2が最下
位置まで下降して停止すると、モーター3dが正逆回転
駆動して、上部正逆裁頭角錐中空型内面鏡体2の内部上
方に下向きに取付けられたバーコードスキャナー3は、
水平より下向きの180度の角度つまり俯角の範囲内で
上下回りに正逆回転し始める。
【0041】即ち、駆動するモーター3dは、吊持片3
eを水平より下向きの180度の角度つまり俯角の範囲
内で上下回りに正逆回転させる。この吊持片3eにはバ
ーコードスキャナー3が下向きに取付けられているの
で、バーコードスキャナー3は水平より下向きの180
度の角度つまり俯角の範囲内で上下回りに正逆回転する
ことになる。
【0042】また、モーター3fが正逆回転駆動して、
バーコードスキャナー3は水平回りに180度の角度の
範囲内で正逆回転する。モーター3fの駆動力は駆動プ
ーリー3g、無端ベルト3i及び従動プーリー3hを介
して伝達されて、旋回軸3bを水平回りに正逆回転させ
る。門型横桁3aの上部横桁を貫通して上下方向に取付
けられた旋回軸3bの下端には吊持枠3cが取付けられ
ている。又この吊持枠3cの内部にはモーター3dが設
けられている。
【0043】バーコードスキャナー3は吊持片3e及び
吊持枠3cを介して旋回軸3bに連結されているので、
旋回軸3bが水平回りに正逆回転すると、バーコードス
キャナー3も同様に水平回りに正逆回転する。なお、バ
ーコードスキャナー3の水平回りの回転は必要に応じて
停止させてもよい。
【0044】上部正逆裁頭角錐中空型内面鏡体2の内部
に収まっている物品bに付されているバーコードシンボ
ルaは、回転式透明テーブル4を透過して下部逆角錐型
内面鏡体5及び上部正逆裁頭角錐中空型内面鏡体2の内
面鏡で反射して、又は上部正逆裁頭角錐中空型内面鏡体
2の内面鏡で直接反射して、或いは直接に、水平より下
向きの180度の角度つまり俯角の範囲内で上下回りに
正逆回転しているバーコードスキャナー3に読み取られ
る。
【0045】即ち、バーコードシンボルaが物品bの底
面側に付されている場合には、バーコードシンボルaは
物品bが載置された回転式透明テーブル4を透過してそ
の下方の下部逆角錐型内面鏡体5の内面鏡で反射し、回
転式透明テーブル4を再び透過して上部正逆裁頭角錐中
空型内面鏡体2の内面鏡で反射して、上部正逆裁頭角錐
中空型内面鏡体2の上方中央側に到達する。上部正逆裁
頭角錐中空型内面鏡体2の上方中央側には、水平より下
向きの180度の角度つまり俯角の範囲内で上下回りに
正逆回転しているバーコードスキャナー3があるので、
バーコードシンボルaは内面鏡で反射した後このバーコ
ードスキャナー3によって読み取られる。
【0046】また、バーコードシンボルaが物品bの側
面側に付されている場合には、バーコードシンボルaは
上部正逆裁頭角錐中空型内面鏡体2の下半部側の内面鏡
で反射し、さらに上半部側の内面鏡で反射して、上部正
逆裁頭角錐中空型内面鏡体2の上方中央側に到達し、そ
の上方中央側で水平より下向きの180度の角度つまり
俯角の範囲内で上下回りに正逆回転しているバーコード
スキャナー3によって読み取られる。
【0047】さらにまた、バーコードシンボルaが物品
bの上面側に付されている場合には、バーコードシンボ
ルaは上部正逆裁頭角錐中空型内面鏡体2の上方中央側
で水平より下向きの180度の角度つまり俯角の範囲内
で上下回りに正逆回転しているバーコードスキャナー3
によって直接読み取られる。
【0048】バーコードシンボルaが付された物品bは
回転式透明テーブル4によって回転させられているの
で、上部正逆裁頭角錐中空型内面鏡体2及び下部逆角錐
型内面鏡体5の内面鏡で反射する角度が常時変わるが、
上部正逆裁頭角錐中空型内面鏡体2の上方中央側に向か
って定期的に反射するので、上方中央側で水平より下向
きの180度の角度つまり俯角の範囲内で上下回りに正
逆回転しているバーコードスキャナー3によって確実に
読み取られる。
【0049】バーコードシンボルaの読み取りが完了す
ると、モーター3d及びモーター3fの駆動は停止して
バーコードスキャナー3の駆動も停止する。又モーター
2eが逆回転して、水平支持アーム2aに連結されてい
るチェーン2gの一端側が巻上げられ、水平支持アーム
2aに支持された上部正逆裁頭角錐中空型内面鏡体2は
上昇し、最上位置まで上昇すると、モーター2eが停止
して、上部正逆裁頭角錐中空型内面鏡体2は最上位置で
停止する。
【0050】バーコードシンボルaを付した物品bを回
転式透明テーブル4上から搬出して、バーコードシンボ
ルaの自動読み取り作業は完了する。なお、回転式透明
テーブル4上からの物品bの搬出は、例えば別途の自動
搬出装置を使用することによって、自動的に行うことが
可能となる。
【0051】なお、この発明は上記実施例に限定される
ものではなく、この発明の精神を逸脱しない範囲で種々
の改変をなし得ることは勿論である。
【0052】
【発明の効果】以上の記載より明らかなように、この発
明に係るバーコード読み取り装置によれば、上半部が正
角錐の尖った頂部側が裁断された裁頭正角錐型の形状を
有し、下半部が正角錐を逆さまにした逆角錐の尖った底
部側が裁断された裁頭逆角錐型の形状を有し、上半部の
裁頭正角錐型と下半部の裁頭逆角錐型は平面から見て同
一の正多角形の形状を有するものからなる上部正逆裁頭
角錐中空型内面鏡体を昇降自在に設け、上部正逆裁頭角
錐中空型内面鏡体の内部上方中央にバーコードスキャナ
ーを下向きに上下回りに正逆回転自在に設け、上部正逆
裁頭角錐中空型内面鏡体の真下にバーコードシンボルを
付した物品を載せる回転式透明テーブルを回転自在に設
け、回転式透明テーブルの真下に上部正逆裁頭角錐中空
型内面鏡体の下端の平面形状と略同一の上端平面形状を
有し、且つ正角錐を逆さまにした逆角錐型の形状からな
る下部逆角錐型内面鏡体を設けたことにより、上部正逆
裁頭角錐中空型内面鏡体の内部に収まっている物品に付
されているバーコードシンボルは、バーコードシンボル
が付された物品が回転式透明テーブルによって回転させ
られているので、上部正逆裁頭角錐中空型内面鏡体及び
下部逆角錐型内面鏡体の内面鏡で反射する角度が常時変
わるが、回転式透明テーブルを透過して下部逆角錐型内
面鏡体及び上部正逆裁頭角錐中空型内面鏡体の内面鏡で
反射して、又は上部正逆裁頭角錐中空型内面鏡体の内面
鏡で反射して、或いは直接に、上部正逆裁頭角錐中空型
内面鏡体の上方中央側に向かって定期的に反射し、この
上方中央側には下向きに上下回りに正逆回転しているバ
ーコードスキャナーが設けられているので、このバーコ
ードスキャナーによって物品表面の任意箇所に付されて
いるバーコードシンボルを確実に読み取ることができ
る。しかも、上下の内面鏡は角錐型であるので、反射面
は角を除いて直線であるため、バーコードシンボルが内
面鏡で反射する場合に、円弧状の反射面のように歪んだ
りすることがなく、従って、誤って読み取られることも
ない等、極めて新規的有益なる効果を奏するものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例を示すバーコード読み取り装
置の側面図である。
【図2】この発明の実施例を示すバーコード読み取り装
置の概略内部正面図である。
【図3】この発明の実施例を示すバーコード読み取り装
置の概略平面図である。
【図4】この発明の実施例を示すバーコード読み取り装
置のテーブル台の平面図である。
【図5】この発明の実施例を示す下部逆角錐型内面鏡体
の平面図である。
【符号の説明】
1 バーコード読み取り装置 1a テーブル台 2 上部正逆裁頭角錐中空型内面鏡体 2a 水平支持アーム 2b 支柱 2c ガイド盤 2d ガイド杆 2e モーター 2f 駆動スプロケット 2g チェーン 2h 横桁 2i バランスウエイト 2j ストッパー 3 バーコードスキャナー 3a 門型横桁 3b 旋回軸 3c 吊持枠 3d モーター 3e 吊持片 3f モーター 3g 駆動プーリー 3h 従動プーリー 3i 無端ベルト 4 回転式透明テーブル 4a 下面駆動ローラー 4b モーター 4c 上面ローラー 4d 下面ローラー 4e 側面ローラー 5 下部逆角錐型内面鏡体 5a 下部横桁 a バーコードシンボル b 物品
フロントページの続き (72)発明者 橘高 克和 長崎県佐世保市卸本町25番2号 株式会 社橘高内 (72)発明者 内海 護 長崎県佐世保市卸本町25番2号 株式会 社橘高内 (56)参考文献 特開 昭62−243081(JP,A)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上半部が正角錐の尖った頂部側が裁断さ
    れた裁頭正角錐型の形状を有し、下半部が正角錐を逆さ
    まにした逆角錐の尖った底部側が裁断された裁頭逆角錐
    型の形状を有し、上半部の裁頭正角錐型と下半部の裁頭
    逆角錐型は平面から見て同一の正多角形の形状を有する
    ものからなる上部正逆裁頭角錐中空型内面鏡体を昇降自
    在に設け、上部正逆裁頭角錐中空型内面鏡体の内部上方
    中央にバーコードスキャナーを下向きに上下回りに正逆
    回転自在に設け、上部正逆裁頭角錐中空型内面鏡体の真
    下にバーコードシンボルを付した物品を載せる回転式透
    明テーブルを回転自在に設け、回転式透明テーブルの真
    下に上部正逆裁頭角錐中空型内面鏡体の下端の平面形状
    と略同一の上端平面形状を有し、且つ正角錐を逆さまに
    した逆角錐型の形状からなる下部逆角錐型内面鏡体を設
    けたことを特徴とするバーコード読み取り装置。
  2. 【請求項2】 バーコードスキャナーは水平回りに正逆
    回転自在に設けられている請求項1記載のバーコード読
    み取り装置
JP7084889A 1995-03-15 1995-03-15 バーコード読み取り装置 Expired - Fee Related JP2729586B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7084889A JP2729586B2 (ja) 1995-03-15 1995-03-15 バーコード読み取り装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7084889A JP2729586B2 (ja) 1995-03-15 1995-03-15 バーコード読み取り装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08255217A JPH08255217A (ja) 1996-10-01
JP2729586B2 true JP2729586B2 (ja) 1998-03-18

Family

ID=13843330

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7084889A Expired - Fee Related JP2729586B2 (ja) 1995-03-15 1995-03-15 バーコード読み取り装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2729586B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH08255217A (ja) 1996-10-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR900005332A (ko) 상품데이터 판독장치
US4461570A (en) Method for dynamically recording distortion in a transparency
KR910006729A (ko) 이물질 검사장치
CN113579500A (zh) 一种酒瓶激光打码追溯设备
JPS59134984A (ja) 書類スキヤナ
JP2729586B2 (ja) バーコード読み取り装置
JPS59134981A (ja) 書類スキヤナ
CN219530277U (zh) 一种便于调节的三维扫描仪机架
JP2553993B2 (ja) 太陽光採光装置
JPH0674106B2 (ja) 板材の積載装置
CN219122701U (zh) 托盘入库扫码系统
CN215966901U (zh) 一种酒瓶激光打码追溯设备
JPH07105708A (ja) 太陽光反射器
CN101221618A (zh) 条形码读取机构和条形码读取方法
CN100447558C (zh) 液晶基板检测的交叉式激光定位装置
CN218122659U (zh) 工业读码装置及流水线组
CN213564468U (zh) 一种组装装置及热熔机
CN216719335U (zh) 一种读码演示装置
JPS5824803A (ja) 物体寸法測定装置
KR950006731A (ko) 광픽업의 대물렌즈 구동부 지지장치
JPH0439945B2 (ja)
JPH0212168Y2 (ja)
JPH0422602Y2 (ja)
JP3364408B2 (ja) 基板表面検査装置
JPS5914151Y2 (ja) ソ−ラシユミレ−タの移動制御機構

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees