JP2729409B2 - インクシートカートリッジ及び記録装置 - Google Patents
インクシートカートリッジ及び記録装置Info
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- JP2729409B2 JP2729409B2 JP2196194A JP19619490A JP2729409B2 JP 2729409 B2 JP2729409 B2 JP 2729409B2 JP 2196194 A JP2196194 A JP 2196194A JP 19619490 A JP19619490 A JP 19619490A JP 2729409 B2 JP2729409 B2 JP 2729409B2
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- ink
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41J—TYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
- B41J17/00—Mechanisms for manipulating page-width impression-transfer material, e.g. carbon paper
- B41J17/32—Detachable carriers or holders for impression-transfer material mechanism
Landscapes
- Impression-Transfer Materials And Handling Thereof (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は熱転写記録方式に使用されるインクシートを
巻回可能なインクシートリールを用いるインクシートカ
ートリッジ及びこれらを用いる記録装置に関するもので
ある。
巻回可能なインクシートリールを用いるインクシートカ
ートリッジ及びこれらを用いる記録装置に関するもので
ある。
ここで記録装置としては、例えばファクシミリ装置、
タイプライタ、複写機及びプリンタ等が含まれる。
タイプライタ、複写機及びプリンタ等が含まれる。
<従来の技術> 以下、記録装置としてファクシミリ装置を例に挙げて
説明する。
説明する。
近年、インクシートを使用した所謂熱転写記録方式の
ファクシミリ装置が開発されている。
ファクシミリ装置が開発されている。
この熱転写記録方式のファクシミリ装置では、記録シ
ートとして普通紙等を用いることができると共に、画像
を鮮明に記録し得る利点がある。
ートとして普通紙等を用いることができると共に、画像
を鮮明に記録し得る利点がある。
そして前記熱転写記録方式のファクシミリ装置にあっ
ては、インクシートを供給する供給リールとこの供給リ
ールからのインクシートを巻き取る巻取リールを記録カ
バー等を装填部に装填するか、或いは前記供給リールと
前記巻取リールを容器内に収納したインクシートカート
リッジとして記録カバー等の装填部に装填するものであ
り、この装填がスムーズに且つ容易に行なえるようにす
るために前記供給リール及び巻取リールと装填部との間
には各リールの軸方向において若干の隙間が設けられて
いる。
ては、インクシートを供給する供給リールとこの供給リ
ールからのインクシートを巻き取る巻取リールを記録カ
バー等を装填部に装填するか、或いは前記供給リールと
前記巻取リールを容器内に収納したインクシートカート
リッジとして記録カバー等の装填部に装填するものであ
り、この装填がスムーズに且つ容易に行なえるようにす
るために前記供給リール及び巻取リールと装填部との間
には各リールの軸方向において若干の隙間が設けられて
いる。
<発明が解決しようとする課題> しかしながら、従来の熱転写記録方式のファクシミリ
装置にあっては、前記巻取リール、前記供給リール側の
動力伝達ギヤや前記搬送駆動系側の動力伝達ギヤとして
はスパーギヤが使用されている。このため前述の如く供
給リール、巻取リールと装填部との間に隙間を設ける
と、前記巻取リール、供給リールが軸方向においてガタ
ツクおそれがある。このためインクシートの斜行や皺、
巻き取り不良が発生する原因となってしまうという欠点
がある。
装置にあっては、前記巻取リール、前記供給リール側の
動力伝達ギヤや前記搬送駆動系側の動力伝達ギヤとして
はスパーギヤが使用されている。このため前述の如く供
給リール、巻取リールと装填部との間に隙間を設ける
と、前記巻取リール、供給リールが軸方向においてガタ
ツクおそれがある。このためインクシートの斜行や皺、
巻き取り不良が発生する原因となってしまうという欠点
がある。
また前記ガタ付きによって生じるインクシートの斜行
等を防止するためには、リールに軸方向の圧力(側圧)
をかけなければならず、このためにバネ手段等が必要と
なり、部品点数が増加する欠点がある。
等を防止するためには、リールに軸方向の圧力(側圧)
をかけなければならず、このためにバネ手段等が必要と
なり、部品点数が増加する欠点がある。
また、リールに軸方向に圧力をかける場合も、その圧
力がリールを保持するインクシートカートリッジの枠体
に作用するため、カートリッジの剛性を特に上げること
によるコストアップや大型化を招くおそれがあった。
力がリールを保持するインクシートカートリッジの枠体
に作用するため、カートリッジの剛性を特に上げること
によるコストアップや大型化を招くおそれがあった。
本発明は従来の前記課題を解決するものであり、その
目的とするところは、より確実に駆動力を受けることの
できるインクシートカートリッジ及びこれらを用いる記
録装置を提供することにある。
目的とするところは、より確実に駆動力を受けることの
できるインクシートカートリッジ及びこれらを用いる記
録装置を提供することにある。
本発明の他の目的は、インクシートに皺を発生するこ
となく搬送することのできるインクシートカートリッジ
及びこれらを用いる記録装置を提供することにある。
となく搬送することのできるインクシートカートリッジ
及びこれらを用いる記録装置を提供することにある。
本発明の他の目的は、容易に装填することのできるイ
ンクシートカートリッジ及びこれらを用いる記録装置を
提供することにある。
ンクシートカートリッジ及びこれらを用いる記録装置を
提供することにある。
本発明の他の目的は、精度良く装填することのできる
インクシートカートリッジ及びこれらを用いる記録装置
を提供することにある。
インクシートカートリッジ及びこれらを用いる記録装置
を提供することにある。
本発明の他の目的は、部品点数を増加することなくイ
ンクシートリールに軸方向のガタツキをなくし、これに
よってインクシートの斜行等を有効に防止して記録品質
を向上されることができるインクシートを巻回可能なイ
ンクシートリール及び前記インクシートリールを用いる
インクシートカートリッジ及びこれらを用いる記録装置
を提供することにある。
ンクシートリールに軸方向のガタツキをなくし、これに
よってインクシートの斜行等を有効に防止して記録品質
を向上されることができるインクシートを巻回可能なイ
ンクシートリール及び前記インクシートリールを用いる
インクシートカートリッジ及びこれらを用いる記録装置
を提供することにある。
本発明の他の目的は、インクシートの供給リールと巻
取リール、若しくは供給リールと巻取リールを容器内に
収納したインクシートカートリッジの記録カバー等への
装填を容易にしたまま部品点数を増加することなくイン
クシートリールの軸方向のガタツキをなくすものであ
る。
取リール、若しくは供給リールと巻取リールを容器内に
収納したインクシートカートリッジの記録カバー等への
装填を容易にしたまま部品点数を増加することなくイン
クシートリールの軸方向のガタツキをなくすものであ
る。
また、本発明の他の目的は、インクシートカートリッ
ジの大型化やコストアップを招くことなく、インクシー
トの斜行等を防止することができるインクシートカート
リッジ及びこれらを用いる記録装置を提供することにあ
る。
ジの大型化やコストアップを招くことなく、インクシー
トの斜行等を防止することができるインクシートカート
リッジ及びこれらを用いる記録装置を提供することにあ
る。
このことによってインクシートの斜行等を有効に防止
して記録品質を向上させることができるインクシートを
巻回可能なインクシートカートリッジ及びこれらを用い
る記録装置を提供せんとするものである。
して記録品質を向上させることができるインクシートを
巻回可能なインクシートカートリッジ及びこれらを用い
る記録装置を提供せんとするものである。
<課題を解決するための手段> 前記目的を達成するための本発明に係る代表的な手段
は、インクシートを巻回可能なインクシート巻回部と、
前記インクシート巻回部を保持して前記記録装置に装填
可能とする枠体と、前記インクシートカートリッジ巻回
部に設けられており、前記装置側からの駆動力を受ける
ことで前記インクシート巻回部を回転させると共に、前
記インクシート巻回部に軸方向の推力を生じさせ、該推
力を前記枠体に作用させることなく前記記録装置の前記
装填部に作用させる動力伝達手段とを有することを特徴
とする。
は、インクシートを巻回可能なインクシート巻回部と、
前記インクシート巻回部を保持して前記記録装置に装填
可能とする枠体と、前記インクシートカートリッジ巻回
部に設けられており、前記装置側からの駆動力を受ける
ことで前記インクシート巻回部を回転させると共に、前
記インクシート巻回部に軸方向の推力を生じさせ、該推
力を前記枠体に作用させることなく前記記録装置の前記
装填部に作用させる動力伝達手段とを有することを特徴
とする。
<作用> 前記手段にあっては、動力伝達手段が駆動すると、イ
ンクシートリールのインクシート巻回部に軸方向の推力
が生じ、この推力によって該インクシート巻回部が軸方
向一端側に押圧されるようになる。尚、このとき供給側
のインクシートリールと巻取側のインクシートリールの
垂直は同一方向に作用するようにすることが好ましい。
ンクシートリールのインクシート巻回部に軸方向の推力
が生じ、この推力によって該インクシート巻回部が軸方
向一端側に押圧されるようになる。尚、このとき供給側
のインクシートリールと巻取側のインクシートリールの
垂直は同一方向に作用するようにすることが好ましい。
そして例えば記録装置側の装填部では前記インクシー
トの巻回部を受け止める構成にすることにより、インク
シートリールとその装填部との間に軸方向の隙間が存在
しても、インクシートリールのガタツキをなくし、イン
クシートの斜行を防止する。
トの巻回部を受け止める構成にすることにより、インク
シートリールとその装填部との間に軸方向の隙間が存在
しても、インクシートリールのガタツキをなくし、イン
クシートの斜行を防止する。
また、前記推力を枠体ではなく記録装置側の装填部で
受け止めることにより、枠体に推力に基づく応力が発生
せず、枠体自体に剛性を持たせる必要がなくなるため、
カートリッジのコストアップや大型化を招くことなく、
インクシートの斜行等を有効に防止することができる。
受け止めることにより、枠体に推力に基づく応力が発生
せず、枠体自体に剛性を持たせる必要がなくなるため、
カートリッジのコストアップや大型化を招くことなく、
インクシートの斜行等を有効に防止することができる。
<実施例> 以下、本発明の手段を適用したインクシートを巻回可
能なインクシートリール及び前記インクシートリールを
用いるインクシートカートリッジ及びこれらを用いる記
録装置の好ましい一実施例について図を用いて説明す
る。
能なインクシートリール及び前記インクシートリールを
用いるインクシートカートリッジ及びこれらを用いる記
録装置の好ましい一実施例について図を用いて説明す
る。
本実施例に係る記録装置Aはファクシミリ装置の記録
系として構成されている。第1図(A)はファクシミリ
装置の外観斜視図、同図(B)はファクシミリ装置の断
面説明図、第2図(A),(B)記録装置Aの斜視図で
ある。
系として構成されている。第1図(A)はファクシミリ
装置の外観斜視図、同図(B)はファクシミリ装置の断
面説明図、第2図(A),(B)記録装置Aの斜視図で
ある。
先ず、第1図(A),(B)及び第2図(A),
(B)によるファクシミリ装置の全体構成を概略的に説
明する。尚、以後第2図(A)に於ける、矢印x方向を
装置の左右方向とし、矢印y方向を前後方向とし、矢印
z方向を上下方向として説明する。
(B)によるファクシミリ装置の全体構成を概略的に説
明する。尚、以後第2図(A)に於ける、矢印x方向を
装置の左右方向とし、矢印y方向を前後方向とし、矢印
z方向を上下方向として説明する。
ファクシミリ装置は、記録系としての記録装置Aと、
原稿に記載された画像を読み取るための読み取り系B
と、装置パネルCとによって構成されている。
原稿に記載された画像を読み取るための読み取り系B
と、装置パネルCとによって構成されている。
記録装置Aは、他機から伝送された画信号或いは後述
する読み取り系Bから伝送された画信号に応じて記録シ
ート1に画像を形成するものである。
する読み取り系Bから伝送された画信号に応じて記録シ
ート1に画像を形成するものである。
即ち、重合した記録シート1とインクシート2とを記
録手段としての記録ヘッド3によってプラテンローラ4
側に押圧し、プラテンローラ4を矢印方向に駆動するこ
とで記録シート1を矢印a方向に搬送すると共に、後述
する駆動機構44によってインクシート2を矢印b方向に
搬送する。前記記録シート1及びインクシート2の搬送
過程に於いて、記録ヘッド3を画信号に応じて駆動する
ことによってインクシート2に塗布したインクを溶融
(昇華を含む、以下同じ)させ、溶融したインクを記録
シート1に転写して画像を形成するものである。そして
所定の画像を形成した記録シート1は更に矢印a方向に
搬送され、カッター5によって切断された後、搬送ロー
ラ対6によって搬送され記録装置Aの外部に排出され
る。
録手段としての記録ヘッド3によってプラテンローラ4
側に押圧し、プラテンローラ4を矢印方向に駆動するこ
とで記録シート1を矢印a方向に搬送すると共に、後述
する駆動機構44によってインクシート2を矢印b方向に
搬送する。前記記録シート1及びインクシート2の搬送
過程に於いて、記録ヘッド3を画信号に応じて駆動する
ことによってインクシート2に塗布したインクを溶融
(昇華を含む、以下同じ)させ、溶融したインクを記録
シート1に転写して画像を形成するものである。そして
所定の画像を形成した記録シート1は更に矢印a方向に
搬送され、カッター5によって切断された後、搬送ロー
ラ対6によって搬送され記録装置Aの外部に排出され
る。
前記記録シート1は、装置本体7に設けたロールホル
ダー8に収納されている。前記ロールホルダ8,プラテン
ローラ4,カッター5及び搬送ローラ対6は夫々装置本体
7に設けられている。
ダー8に収納されている。前記ロールホルダ8,プラテン
ローラ4,カッター5及び搬送ローラ対6は夫々装置本体
7に設けられている。
またインクシート2は、本実施例では後述するインク
シートカートリッジ(以下『インクカートリッジ』とい
う)9に装填されている。そして前記インクカートリッ
ジ9は装置本体7に回動軸10を介して回動可能に構成さ
れた装填部としての記録カバー11に装着自在に装填され
る。また前記記録ヘッド3は前記記録カバー11の所定位
置に設けられている。
シートカートリッジ(以下『インクカートリッジ』とい
う)9に装填されている。そして前記インクカートリッ
ジ9は装置本体7に回動軸10を介して回動可能に構成さ
れた装填部としての記録カバー11に装着自在に装填され
る。また前記記録ヘッド3は前記記録カバー11の所定位
置に設けられている。
読み取り系Bは、原稿12に光を照射してその反射を電
気信号に変換し、この信号を操作モードに応じて他機に
伝送し或いは記録装置Aに伝送するものである。
気信号に変換し、この信号を操作モードに応じて他機に
伝送し或いは記録装置Aに伝送するものである。
即ち、記録カバー11の上面に形成された原稿載置台13
に原稿12を複数枚載置し、この原稿12を予備搬送ローラ
14a及び押圧コロ14bで予備搬送すると共に、分離ローラ
15a及びこれに圧接する圧接片15bによって一枚ずつ分離
給送し、その原稿12を搬送ローラ対16a,16bによって搬
送して排出トレー17に排出するように構成している。そ
して前記原稿12が搬送される間に光源18から原稿面に光
照射し、その反射光ミラー19及びレンズ20を介してCCD
等の光電変換素子21に至らせ、その画信号をコピーモー
ドの場合には自己の記録系に伝送し、送信モードの場合
には他機に記録系に伝送するように構成している。
に原稿12を複数枚載置し、この原稿12を予備搬送ローラ
14a及び押圧コロ14bで予備搬送すると共に、分離ローラ
15a及びこれに圧接する圧接片15bによって一枚ずつ分離
給送し、その原稿12を搬送ローラ対16a,16bによって搬
送して排出トレー17に排出するように構成している。そ
して前記原稿12が搬送される間に光源18から原稿面に光
照射し、その反射光ミラー19及びレンズ20を介してCCD
等の光電変換素子21に至らせ、その画信号をコピーモー
ドの場合には自己の記録系に伝送し、送信モードの場合
には他機に記録系に伝送するように構成している。
操作パネルCは、モード切り換え操作,コピー操作,
送信操作等の装置を行うためのパネルであり、各種操作
に応じたキーが設けられている。この操作パネルCは、
読み取り系Bに於ける原稿搬送機構の上部に設けられて
おり、装置本体7に対し回動可能に構成されている。
尚、操作パネルCの一側部には送信・受信を行う電話機
Dが装備されている。
送信操作等の装置を行うためのパネルであり、各種操作
に応じたキーが設けられている。この操作パネルCは、
読み取り系Bに於ける原稿搬送機構の上部に設けられて
おり、装置本体7に対し回動可能に構成されている。
尚、操作パネルCの一側部には送信・受信を行う電話機
Dが装備されている。
尚、第1図(B)に於いて、22は電装基板であり、23
は電源部である。
は電源部である。
記録シート1としては、普通紙,プラスチックフィル
ム等及びその他の材質であって、インクを転写し得るも
のを用いることが可能である。本実施例では、B4幅或い
はA4幅の長尺状の普通紙を記録シート1として用いてい
る。そして記録シート1をロール状に巻いたシートロー
ル1aを装置本体7の所定位置(第1図(B)の略中央)
に設けたロールホルダー8に収納している。
ム等及びその他の材質であって、インクを転写し得るも
のを用いることが可能である。本実施例では、B4幅或い
はA4幅の長尺状の普通紙を記録シート1として用いてい
る。そして記録シート1をロール状に巻いたシートロー
ル1aを装置本体7の所定位置(第1図(B)の略中央)
に設けたロールホルダー8に収納している。
記録シート1にはカールが発生するおそれがある。こ
のカールを除去するため、ロールホルダー8のプラテン
ローラ4側近傍には、デカールシャフト43が設けられて
いる。前記デカールシャフト43は、記録シート1に作用
する張力に応じて回動し、後述するガイドシャフト24と
協働して記録シート1のカールを除去し得るよう構成さ
れている。
のカールを除去するため、ロールホルダー8のプラテン
ローラ4側近傍には、デカールシャフト43が設けられて
いる。前記デカールシャフト43は、記録シート1に作用
する張力に応じて回動し、後述するガイドシャフト24と
協働して記録シート1のカールを除去し得るよう構成さ
れている。
本実施例では、ランニングコストの低減を図るために
記録シート1とインクシート2とを速度差を設けて搬送
して記録を行う所謂マルチプリント方式を採用してい
る。
記録シート1とインクシート2とを速度差を設けて搬送
して記録を行う所謂マルチプリント方式を採用してい
る。
このマルチプリント方式は、記録シート1の搬送長さ
Lとしたときインクシート2の搬送長さをそれよりも短
く(L/n:n>1)として記録を行い、記録シート1とイ
ンクシート2の搬送長さを同じにした従来の記録方式に
比してインクシート2の使用効率がn倍となるものであ
る。
Lとしたときインクシート2の搬送長さをそれよりも短
く(L/n:n>1)として記録を行い、記録シート1とイ
ンクシート2の搬送長さを同じにした従来の記録方式に
比してインクシート2の使用効率がn倍となるものであ
る。
従って、インクシート2は、本実施例では第14図に示
すようにベースフィルム上にn回分の転写可能なインク
層を設けて例えば4層で構成されている。
すようにベースフィルム上にn回分の転写可能なインク
層を設けて例えば4層で構成されている。
即ち、第2層はインクシート2の支持体となるベース
フィルムである。マルチプリントの場合、同一箇所に何
回も熱エネルギーが印加されるため、耐熱性の高い芳香
族ポリアミドフィルムやコンデンサ紙が有利であるが、
従来のポリエステルフィルムでも使用に耐える。これら
の厚さは、媒体という役割からなるべく薄い方が印字品
質の点で有利となるが、強度の点を加味しなければなら
ず、大体3μm〜8μmが望ましい。
フィルムである。マルチプリントの場合、同一箇所に何
回も熱エネルギーが印加されるため、耐熱性の高い芳香
族ポリアミドフィルムやコンデンサ紙が有利であるが、
従来のポリエステルフィルムでも使用に耐える。これら
の厚さは、媒体という役割からなるべく薄い方が印字品
質の点で有利となるが、強度の点を加味しなければなら
ず、大体3μm〜8μmが望ましい。
また第3層は記録シート1にn回分の転写が可能な量
のインクを含有したインク層である。この成分は、接着
剤としてのEVA等の樹脂、着色のためのカーボンブラッ
クやニグロシン染料、バインデイング材としてのカルバ
ナワックス、パラフィンワックス等を主成分として同一
箇所でn回の使用に耐えるように配合されている。この
塗布量によって感度や濃度が異なり、任意に選択できる
ものであるが、大体4g/m2〜8g/m2程度が望ましい。
のインクを含有したインク層である。この成分は、接着
剤としてのEVA等の樹脂、着色のためのカーボンブラッ
クやニグロシン染料、バインデイング材としてのカルバ
ナワックス、パラフィンワックス等を主成分として同一
箇所でn回の使用に耐えるように配合されている。この
塗布量によって感度や濃度が異なり、任意に選択できる
ものであるが、大体4g/m2〜8g/m2程度が望ましい。
また第4層は印字しない部分で記録シート1に第3層
のインクが圧力転写されるのを防止するためのトップコ
ーティング層であり、透明なワックス等で構成される。
これにより、圧力転写されるのは透明な第4層だけとな
り、記録シート1の地汚れを防止できる。
のインクが圧力転写されるのを防止するためのトップコ
ーティング層であり、透明なワックス等で構成される。
これにより、圧力転写されるのは透明な第4層だけとな
り、記録シート1の地汚れを防止できる。
また第1層はサーマルヘッドである記録ヘッド3の熱
から第2層のベースフィルムを保護する耐熱コート層で
ある。この耐熱コート層は、同一箇所にnライン分の熱
エネルギーが印加される可能性のある(黒情報が連続し
たとき)マルチプリントには好適であるが、用いるか用
いないかは適宜選択できる。また、ポリエステルフィル
ムのような比較的耐熱性の低いベースフィルムには特に
有効となる。
から第2層のベースフィルムを保護する耐熱コート層で
ある。この耐熱コート層は、同一箇所にnライン分の熱
エネルギーが印加される可能性のある(黒情報が連続し
たとき)マルチプリントには好適であるが、用いるか用
いないかは適宜選択できる。また、ポリエステルフィル
ムのような比較的耐熱性の低いベースフィルムには特に
有効となる。
尚、インクシート2の構成は上述のものに限定される
ものではなく、例えばベース層及びベース層の片側に設
けられたインクが含有された多孔性インク保持層とから
なるものでも良く、またベースフィルム上に微細多孔質
網状構造を有する耐熱性インク層を設け、そのインク層
内にインクを含有させたものでもよい。またベースフィ
ルムの材質としては、例えばポリイミド、ポリエチレ
ン、ポリエステル、ポリ塩化ビニル、トリアセチルセル
ロース、ナイロン等からなるフィルム又は紙であっても
よい。更に、耐熱コート層は必ずしも必要でないが、そ
の材質としては、例えばシリコーン樹脂やエポキシ樹
脂、フッ素樹脂、エトロセルロース等であってもよい。
ものではなく、例えばベース層及びベース層の片側に設
けられたインクが含有された多孔性インク保持層とから
なるものでも良く、またベースフィルム上に微細多孔質
網状構造を有する耐熱性インク層を設け、そのインク層
内にインクを含有させたものでもよい。またベースフィ
ルムの材質としては、例えばポリイミド、ポリエチレ
ン、ポリエステル、ポリ塩化ビニル、トリアセチルセル
ロース、ナイロン等からなるフィルム又は紙であっても
よい。更に、耐熱コート層は必ずしも必要でないが、そ
の材質としては、例えばシリコーン樹脂やエポキシ樹
脂、フッ素樹脂、エトロセルロース等であってもよい。
また、熱昇華性インクを有するインクシート2の一例
としては、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレン
ナフタレート、芳香族ポリアミドフィルム等で形成され
た基材上に、グアナミン系樹脂とフッ素系樹脂で形成し
たスペーサ粒子及び染料を含有する色材層を設けたイン
クシートが挙げられる。
としては、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレン
ナフタレート、芳香族ポリアミドフィルム等で形成され
た基材上に、グアナミン系樹脂とフッ素系樹脂で形成し
たスペーサ粒子及び染料を含有する色材層を設けたイン
クシートが挙げられる。
以下にインクカートリッジ及びこれらを用いる記録装
置の構成について説明する。
置の構成について説明する。
記録装置Aに於いて、装填部としての記録カバー11に
後述する如く構成した供給リール25及び巻取リール26を
夫々独立して装着し、供給リール25に巻き付けたインク
シート2を巻取リール26に巻き取ることによって、該シ
ート2を搬送して画像形成を実施することが可能であ
る。
後述する如く構成した供給リール25及び巻取リール26を
夫々独立して装着し、供給リール25に巻き付けたインク
シート2を巻取リール26に巻き取ることによって、該シ
ート2を搬送して画像形成を実施することが可能であ
る。
しかし、本実施例に於けるインクシート2は、第3図
乃至第6図に示すように構成されたインクカートリッジ
9の枠体としてのカートリッジ9A内に装填されて保持さ
れている。
乃至第6図に示すように構成されたインクカートリッジ
9の枠体としてのカートリッジ9A内に装填されて保持さ
れている。
インクカートリッジ9は、供給リール25及び巻取リー
ル26を枠体としてのカートリッジ9Aの所定位置に装着す
ると共に、供給リール25に巻き付けたインクシート3を
巻取リール26側に張り渡すことによって、インクシート
2を装填して構成されている。このインクカートリッジ
9を用いることによって、記録装置Aに対するインクシ
ート2の装填を極めて容易に、且つ確実に安定した状態
でなし得るものである。
ル26を枠体としてのカートリッジ9Aの所定位置に装着す
ると共に、供給リール25に巻き付けたインクシート3を
巻取リール26側に張り渡すことによって、インクシート
2を装填して構成されている。このインクカートリッジ
9を用いることによって、記録装置Aに対するインクシ
ート2の装填を極めて容易に、且つ確実に安定した状態
でなし得るものである。
ここで、本実施例に於けるカートリッジ9Aはプラスチ
ックの一体成形とすることによって、部品点数及び組み
立てコストを削減したものである。図に示すようにカー
トリッジ9Aは、第1筐体9a,第2筐体9b及び扉9c,9dがプ
ラスチック成形により一体成形されている。
ックの一体成形とすることによって、部品点数及び組み
立てコストを削減したものである。図に示すようにカー
トリッジ9Aは、第1筐体9a,第2筐体9b及び扉9c,9dがプ
ラスチック成形により一体成形されている。
即ち、カートリッジ9Aの断面図である第6図に示すよ
うに、第1筐体9aと第2筐体9bとの連結部に、前記筐体
9a,9bの肉厚よりも薄く成形した薄肉部9eを設けると共
に、第1筐体9aと該筐体9aの略中央に形成した扉9c,9d
との連結部に同様な薄肉部9f,9gを設けて成形されてい
る。また前記扉9c,9dは髭状の連結片9hによって連結さ
れている。
うに、第1筐体9aと第2筐体9bとの連結部に、前記筐体
9a,9bの肉厚よりも薄く成形した薄肉部9eを設けると共
に、第1筐体9aと該筐体9aの略中央に形成した扉9c,9d
との連結部に同様な薄肉部9f,9gを設けて成形されてい
る。また前記扉9c,9dは髭状の連結片9hによって連結さ
れている。
前記薄肉部9eは、カートリッジ9Aに供給リール25及び
巻取リール26を装填した後、第1筐体9aと第2筐体9bと
を対向させて閉鎖する際のヒンジとして構成されてい
る。また薄肉部9f,9gはインクカートリッジ9を記録装
置Aに装着した際に、扉9c,9dが第2図に示される記録
ヘッド3の両側に設けたフォーク部材3cによって開放さ
れる際のヒンジとして構成されている。
巻取リール26を装填した後、第1筐体9aと第2筐体9bと
を対向させて閉鎖する際のヒンジとして構成されてい
る。また薄肉部9f,9gはインクカートリッジ9を記録装
置Aに装着した際に、扉9c,9dが第2図に示される記録
ヘッド3の両側に設けたフォーク部材3cによって開放さ
れる際のヒンジとして構成されている。
前記薄肉部9e〜9gは可撓性と適度な強度とを有してい
る。即ち、前記薄肉部9e〜9gの厚さ寸法は、用いられる
プラスチック材料に応じて適切な寸法で設定される。
る。即ち、前記薄肉部9e〜9gの厚さ寸法は、用いられる
プラスチック材料に応じて適切な寸法で設定される。
前記薄肉部9e〜9gは全長に亘って形成しても良く、且
つ所定の長さを持って断続的に形成しても良い。
つ所定の長さを持って断続的に形成しても良い。
前記扉9c,9dを連結する髭状の連結片9h(第3図及び
第4図参照)は、インクカートリッジ9が未使用状態に
あるとき、該扉9c,9dの閉鎖を維持して該カートリッジ
9の内部に塵や埃の侵入を防止するものである。またイ
ンクカートリッジ9を記録装置Aに装着する際には、記
録ヘッド3に設けたフォーク部材3cbが扉9cb,9dと当接
して該扉9c,9dを開放する際に容易に破断し得る寸法を
持って形成されている。
第4図参照)は、インクカートリッジ9が未使用状態に
あるとき、該扉9c,9dの閉鎖を維持して該カートリッジ
9の内部に塵や埃の侵入を防止するものである。またイ
ンクカートリッジ9を記録装置Aに装着する際には、記
録ヘッド3に設けたフォーク部材3cbが扉9cb,9dと当接
して該扉9c,9dを開放する際に容易に破断し得る寸法を
持って形成されている。
前記カートリッジ9Aの成形材料としては、ポリプロピ
レン樹脂,ABS樹脂等の樹脂を用いることが可能である。
レン樹脂,ABS樹脂等の樹脂を用いることが可能である。
カートリッジ9Aに於いて、第2筐体9bの略中央には、
プラテンローラ4を挿入するための窓9i1が形成されて
おり、この窓9i1に連続してプラテンローラ4の軸部4b
を逃げるための切欠9i2が形成されている。
プラテンローラ4を挿入するための窓9i1が形成されて
おり、この窓9i1に連続してプラテンローラ4の軸部4b
を逃げるための切欠9i2が形成されている。
前記第1筐体9a及び第2筐体9bの両側面には、夫々側
板9a1,9b1が起立形成されており、薄肉部9e側及び開放
側は夫々1/4円の曲面が形成されている。また前記開放
側曲面には、第1筐体9a側に係合凹部9a2が形成されて
おり、第2筐体9b側に前記係合凹部9a2と係合する係止
突起9b2が形成されている。更に第1筐体9a及び第2筐
体9bの開放側曲面には、インクカートリッジ9を記録カ
バー11に装着した際に、該カバー11に設けた係止バネ41
と係合する係止突起9a3,9b3が夫々形成されている。
板9a1,9b1が起立形成されており、薄肉部9e側及び開放
側は夫々1/4円の曲面が形成されている。また前記開放
側曲面には、第1筐体9a側に係合凹部9a2が形成されて
おり、第2筐体9b側に前記係合凹部9a2と係合する係止
突起9b2が形成されている。更に第1筐体9a及び第2筐
体9bの開放側曲面には、インクカートリッジ9を記録カ
バー11に装着した際に、該カバー11に設けた係止バネ41
と係合する係止突起9a3,9b3が夫々形成されている。
前記第2筐体9bの側板9b1の両側所定位置には、イン
クカートリッジ9を記録カバー11に装着する際にガイド
となるガイドピン9jが形成されている。
クカートリッジ9を記録カバー11に装着する際にガイド
となるガイドピン9jが形成されている。
前記側板9a1,9b1の所定位置には、供給リール25に装
着した軸受27を遊嵌するためのU溝9k及び巻取リール26
に装着した軸受27を遊嵌するかめのU溝9lが夫々形成さ
れている。また第1筐体9a,第2筐体9bには、夫々供給
リール25のリールギヤ25c及び巻取リール26のリールギ
ヤ26cを露出するための開口9mが形成されている。
着した軸受27を遊嵌するためのU溝9k及び巻取リール26
に装着した軸受27を遊嵌するかめのU溝9lが夫々形成さ
れている。また第1筐体9a,第2筐体9bには、夫々供給
リール25のリールギヤ25c及び巻取リール26のリールギ
ヤ26cを露出するための開口9mが形成されている。
尚、第4図に於いて9nはインクカートリッジ9を記録
カバー11に装着した際に、該カバー11に設けたセンサー
50と接触し、該センサー50によってインクカートリッジ
9の有無、或いはインクカートリッジ9に装填されたイ
ンクシート2のサイズ等を識別するための識別部であ
る。
カバー11に装着した際に、該カバー11に設けたセンサー
50と接触し、該センサー50によってインクカートリッジ
9の有無、或いはインクカートリッジ9に装填されたイ
ンクシート2のサイズ等を識別するための識別部であ
る。
供給リール25及び巻取リール26は共に第3図に示すよ
うに、インクカートリッジ9の幅寸法よりも長い寸法を
有するリール軸25a,26aを有している。前記リール軸25
a,26aに、インクカートリッジ9の内寸法と略等しい等
さを持ってフランジ25b1,25b2,26b1,26b2が設けられて
いる。一方のフランジ25b1,26b1には動力を伝達する動
力伝達手段としてリールギヤ25c,26cが一体的に形成さ
れている。
うに、インクカートリッジ9の幅寸法よりも長い寸法を
有するリール軸25a,26aを有している。前記リール軸25
a,26aに、インクカートリッジ9の内寸法と略等しい等
さを持ってフランジ25b1,25b2,26b1,26b2が設けられて
いる。一方のフランジ25b1,26b1には動力を伝達する動
力伝達手段としてリールギヤ25c,26cが一体的に形成さ
れている。
本実施例では前記リールギヤ25c,26cはヘリカルギヤ
であって、該リールギヤ25c,26cの歯のねじり方向はリ
ール軸25a,26aにフランジ25b1,26b1側からフランジ25
b2,26b2方向、即ち軸方向一端側に推力を発生し得る方
向をもって構成されている。
であって、該リールギヤ25c,26cの歯のねじり方向はリ
ール軸25a,26aにフランジ25b1,26b1側からフランジ25
b2,26b2方向、即ち軸方向一端側に推力を発生し得る方
向をもって構成されている。
またリール軸25a,25aの両端はリールギヤ25c,26c及び
フランジ25b2,26b2の外方に突出して構成されている。
この突出端に軸受27が回転可能に装着されている。従っ
て、各リール25,26をインクカートリッジ9のカートリ
ッジ9Aに取り付ける際に、各リール25,26は軸受27を介
してU溝9k,9lに遊嵌される。そして軸受27は、インク
カートリッジ9のカートリッジ9Aから突出し、記録装置
Aの装置本体7に形成した軸受溝39a,39b,40a,40bに嵌
合される。
フランジ25b2,26b2の外方に突出して構成されている。
この突出端に軸受27が回転可能に装着されている。従っ
て、各リール25,26をインクカートリッジ9のカートリ
ッジ9Aに取り付ける際に、各リール25,26は軸受27を介
してU溝9k,9lに遊嵌される。そして軸受27は、インク
カートリッジ9のカートリッジ9Aから突出し、記録装置
Aの装置本体7に形成した軸受溝39a,39b,40a,40bに嵌
合される。
次に上記の如く構成したカートリッジ9Aにインクシー
ト2を装填してインクカートリッジ9を製造する場合に
ついて説明する。
ト2を装填してインクカートリッジ9を製造する場合に
ついて説明する。
第3図に示すように、カートリッジ9Aを開放した状態
で、インクシート2を有すると共に、両端に軸受27を装
着した供給リール25を第2筐体9b側のU溝9kに取り付け
る。また両側に軸受27を装着した巻取リール26をU溝9l
に取り付ける。そして供給リール25からインクシート2
の先端を引き出し、該先端を巻取りリール26のリール軸
26aに接着テープ等によって取り付ける。その後、第1
筐体9aを薄肉部9eを中心として屈折して第2筐体と対向
させ、係合凹部9a2と係合突起9b2とを係合させること
で、第4図及び第5図に示すようにインクシート2を装
填したインクカートリッジ9を製造することができる。
で、インクシート2を有すると共に、両端に軸受27を装
着した供給リール25を第2筐体9b側のU溝9kに取り付け
る。また両側に軸受27を装着した巻取リール26をU溝9l
に取り付ける。そして供給リール25からインクシート2
の先端を引き出し、該先端を巻取りリール26のリール軸
26aに接着テープ等によって取り付ける。その後、第1
筐体9aを薄肉部9eを中心として屈折して第2筐体と対向
させ、係合凹部9a2と係合突起9b2とを係合させること
で、第4図及び第5図に示すようにインクシート2を装
填したインクカートリッジ9を製造することができる。
前記インクカートリッジ9は、後述する如く構成した
装着溝28を介して記録カバー11に装着される。
装着溝28を介して記録カバー11に装着される。
記録ヘッド3及びプラテンローラ4によって記録部が
構成されている。前記記録ヘッド3及びプラテンローラ
4は対向して配設されている。記録ヘッド3は記録カバ
ー11に揺動可能に設けられており、且つプラテンローラ
4は装置本体7に回転可能に設けられている。
構成されている。前記記録ヘッド3及びプラテンローラ
4は対向して配設されている。記録ヘッド3は記録カバ
ー11に揺動可能に設けられており、且つプラテンローラ
4は装置本体7に回転可能に設けられている。
本実施例の場合、記録ヘッド3はサーマルヘッドで、
複数個の発熱素子を有しており、記録カバー11に設けた
ヘッド支持部3aに揺動可能に取り付けられている。また
記録ヘッド3は、該ヘッド3の記録カバー11との間に配
設されたバネ3bによってプラテンローラ4側に付勢され
ている。そしてこの付勢力によって、重合した記録シー
ト1とインクシート2とをプラテンローラ4側に圧接し
ている。
複数個の発熱素子を有しており、記録カバー11に設けた
ヘッド支持部3aに揺動可能に取り付けられている。また
記録ヘッド3は、該ヘッド3の記録カバー11との間に配
設されたバネ3bによってプラテンローラ4側に付勢され
ている。そしてこの付勢力によって、重合した記録シー
ト1とインクシート2とをプラテンローラ4側に圧接し
ている。
記録ヘッド3の両側にフォーク部材3cが設けられてい
る。このフォーク部材3cは、記録カバー11にインクカー
トリッジ9を装着する際に、該カートリッジ9に形成し
た扉9c,9dを開放させると共に、プラテンローラ4の軸
部4bと係合してプラテンローラ4に対する記録ヘッド3
の位置を設定するための位置決め機能を有するものであ
る。
る。このフォーク部材3cは、記録カバー11にインクカー
トリッジ9を装着する際に、該カートリッジ9に形成し
た扉9c,9dを開放させると共に、プラテンローラ4の軸
部4bと係合してプラテンローラ4に対する記録ヘッド3
の位置を設定するための位置決め機能を有するものであ
る。
プラテンローラ4は第1図(B)に示されるように記
録シート1の搬送方向下流側に設けられている。前記プ
ラテンローラ4には記録シート1の幅寸法に応じたロー
ラ部4aが形成されている(第2図参照)。前記ローラ部
4aの両側に軸部4bが形成されており、該軸部4bに記録ヘ
ッド3に設けたフォーク部材3cが係合し得るように構成
されている。
録シート1の搬送方向下流側に設けられている。前記プ
ラテンローラ4には記録シート1の幅寸法に応じたロー
ラ部4aが形成されている(第2図参照)。前記ローラ部
4aの両側に軸部4bが形成されており、該軸部4bに記録ヘ
ッド3に設けたフォーク部材3cが係合し得るように構成
されている。
前記プラテンローラ4はモーター29の駆動力によって
駆動される。前記モーター29は、装置本体7の側板7aに
固着されている。またモーター29は、装置本体7の側板
7aに固着されている。またモーター29の回転は、動力伝
達ギヤ30a〜30cを介してプラテンローラ4に伝達されて
いる。そして記録シート1に対する画像形成の実施に際
しては、プラテンローラ4を第1図(B)に示されるよ
うに矢印方向に回転させて記録シート1を矢印a方向に
搬送し、且つ記録シート1がカッター5によって切断さ
れた後は、プラテンローラ4を矢印方向とは反対方向に
回転させて記録シート1を矢印a方向とは反対方向に搬
送するものである。
駆動される。前記モーター29は、装置本体7の側板7aに
固着されている。またモーター29は、装置本体7の側板
7aに固着されている。またモーター29の回転は、動力伝
達ギヤ30a〜30cを介してプラテンローラ4に伝達されて
いる。そして記録シート1に対する画像形成の実施に際
しては、プラテンローラ4を第1図(B)に示されるよ
うに矢印方向に回転させて記録シート1を矢印a方向に
搬送し、且つ記録シート1がカッター5によって切断さ
れた後は、プラテンローラ4を矢印方向とは反対方向に
回転させて記録シート1を矢印a方向とは反対方向に搬
送するものである。
前記プラテンローラ4等を設けるための装置本体7は
第2図に示されるように、剛性を有するコ字状に形成さ
れている。前記装置本体7の両側面には側板7a,7bが構
成されており、該側板7a,7bが仕切板7cによって連結さ
れている。前記仕切板7cは記録装置Aと読み取り系Bと
を離隔する機能を有している。
第2図に示されるように、剛性を有するコ字状に形成さ
れている。前記装置本体7の両側面には側板7a,7bが構
成されており、該側板7a,7bが仕切板7cによって連結さ
れている。前記仕切板7cは記録装置Aと読み取り系Bと
を離隔する機能を有している。
そして前記装置本体7には、記録カバー11が回動軸10
を介して開閉可能に取り付けられている。
を介して開閉可能に取り付けられている。
ここで本実施例では、装置本体7に対する記録カバー
11の回動中心を、操作パネルCの側方であって且つ記録
カバー11の上面に形成した原稿載置台13側の端部に位置
させている。
11の回動中心を、操作パネルCの側方であって且つ記録
カバー11の上面に形成した原稿載置台13側の端部に位置
させている。
即ち、第7図乃至第9図(A),(B)に示すように
記録カバー11は、上面が原稿載置台13として構成されて
おり、この原稿載置台13には読み取り系Bに向かって下
向き傾斜を持った傾斜部13aが形成されている。そして
原稿載置台13の水平部13bが操作パネルCの上面と略等
しい高さとなるように構成されている。
記録カバー11は、上面が原稿載置台13として構成されて
おり、この原稿載置台13には読み取り系Bに向かって下
向き傾斜を持った傾斜部13aが形成されている。そして
原稿載置台13の水平部13bが操作パネルCの上面と略等
しい高さとなるように構成されている。
前記記録カバー11の読み取り系B側の端部、即ち、第
7図及び第8図で示されるように原稿載置台13の傾斜部
13aの端部には、両側部に回動軸10を有する軸部材31が
設けられている。この軸部材31は記録カバー11の原稿載
置台13側に突出し、回動軸10を装置パネルCの側方に位
置させるように構成されている。尚、傾斜部13aには、
原稿12をガイドするスライダー13が設けらており、該ス
ライダー13cは原稿12のサイズに合わせてスライド可能
になっている。
7図及び第8図で示されるように原稿載置台13の傾斜部
13aの端部には、両側部に回動軸10を有する軸部材31が
設けられている。この軸部材31は記録カバー11の原稿載
置台13側に突出し、回動軸10を装置パネルCの側方に位
置させるように構成されている。尚、傾斜部13aには、
原稿12をガイドするスライダー13が設けらており、該ス
ライダー13cは原稿12のサイズに合わせてスライド可能
になっている。
装置本体7の側板7a,7bの仕切板7c側の端部には一対
のブラケット31が対向して固着されている。このブラケ
ット32は装置本体7に対し記録カバー11を回動可能に構
成するための支持部となるものである。このため、第9
図に示されるようにブラケット32には記録カバー11に設
けた回動軸10を嵌挿するための軸孔10aが形成されてい
る。前記軸孔10aは丸孔で形成しても良いが、本実施例
では記録カバー11を装置本体7に対し前後方向に移動し
得る長孔が形成されている。
のブラケット31が対向して固着されている。このブラケ
ット32は装置本体7に対し記録カバー11を回動可能に構
成するための支持部となるものである。このため、第9
図に示されるようにブラケット32には記録カバー11に設
けた回動軸10を嵌挿するための軸孔10aが形成されてい
る。前記軸孔10aは丸孔で形成しても良いが、本実施例
では記録カバー11を装置本体7に対し前後方向に移動し
得る長孔が形成されている。
前記ブラケット32は第7図及び第8図に示すように、
該ブラケット32に形成した軸孔10aを、操作パネルCの
側方であって、且つ操作パネルCの原稿載置台13側の端
部に位置させるように構成されている。即ち、記録カバ
ー11の回動中心を操作パネルCの側方であって、且つ操
作パネルCの原稿載置台13側の端部に位置させるように
構成されている。
該ブラケット32に形成した軸孔10aを、操作パネルCの
側方であって、且つ操作パネルCの原稿載置台13側の端
部に位置させるように構成されている。即ち、記録カバ
ー11の回動中心を操作パネルCの側方であって、且つ操
作パネルCの原稿載置台13側の端部に位置させるように
構成されている。
前記ブラケット32に形成した軸孔10aに記録カバー11
の回動軸10を嵌合することによって、装置本体7に記録
カバー11を開閉可能に取り付け、これにより、記録カバ
ー11の回動中心を、操作パネルCの側方であって且つ原
稿載置台13側の端部に位置させることが可能となる。
の回動軸10を嵌合することによって、装置本体7に記録
カバー11を開閉可能に取り付け、これにより、記録カバ
ー11の回動中心を、操作パネルCの側方であって且つ原
稿載置台13側の端部に位置させることが可能となる。
上記の如く装置本体7に対する記録カバー11の回動中
心を、操作パネルCの側方であって且つ原稿載置台13側
の端部に位置させることによって、記録カバー11を開放
する際に、操作パネルCの端部と原稿載置台13の端部と
が干渉することは無い。このため、操作パネルCを原稿
載置台13側に接近させて配置することが可能となり、従
って、装置全体の長さを短く構成することが可能とな
る。
心を、操作パネルCの側方であって且つ原稿載置台13側
の端部に位置させることによって、記録カバー11を開放
する際に、操作パネルCの端部と原稿載置台13の端部と
が干渉することは無い。このため、操作パネルCを原稿
載置台13側に接近させて配置することが可能となり、従
って、装置全体の長さを短く構成することが可能とな
る。
前記記録カバー11を閉鎖する際に回動軸10には、記録
カバー11の重心に作用する重力と、回動軸10と重心まで
の水平距離とに応じた回動トルクが作用する。従って記
録カバー11を開放状態から自由落下させた場合には、該
カバー11が閉鎖する際に前記回動トルクの作用によって
衝撃を発生するおそれがある。
カバー11の重心に作用する重力と、回動軸10と重心まで
の水平距離とに応じた回動トルクが作用する。従って記
録カバー11を開放状態から自由落下させた場合には、該
カバー11が閉鎖する際に前記回動トルクの作用によって
衝撃を発生するおそれがある。
そこで本実施例では、記録カバー11の開放姿勢を維持
するためのカバーステー33に設けた軸部33cにねじりコ
イルバネ36を装着し、該バネ36によって制動力を発生さ
せるように構成している。
するためのカバーステー33に設けた軸部33cにねじりコ
イルバネ36を装着し、該バネ36によって制動力を発生さ
せるように構成している。
即ち、第10図及び第11図(A),(B)に示すように
装置本体7の側板7bにカバーステー33が回動可能に装着
されており、記録カバー11にピン34が設けられている。
装置本体7の側板7bにカバーステー33が回動可能に装着
されており、記録カバー11にピン34が設けられている。
前記カバーステー33は側板7bに設けた取付部35に取り
付けられている。前記取付部35の位置は、装置本体7と
記録カバー11との回動中心である回動軸10よりも記録カ
バー11の重心位置Gに接近して設けられている。またピ
ン34は記録カバー11の重心位置近傍に設けられている。
付けられている。前記取付部35の位置は、装置本体7と
記録カバー11との回動中心である回動軸10よりも記録カ
バー11の重心位置Gに接近して設けられている。またピ
ン34は記録カバー11の重心位置近傍に設けられている。
前記カバーステー33は、溝33aを形成した板部材33bと
ねじりコイルバネ36を装着するための軸部33cとによっ
て構成されている。前記溝33aは軸部33cの近傍に弧状溝
33a1が形成され、該弧状溝33a1に連続して略直線状の溝
33a2が形成されている。そして記録カバー11に設けたピ
ン34が溝33aに嵌合され、記録カバー11の回動力がピン3
4を介してカバーステー33に伝達される。尚、溝33a2の
端部に形成した突起33a3は、ピン34と係合して記録カバ
ー11の開放状態を保持するためのものである。
ねじりコイルバネ36を装着するための軸部33cとによっ
て構成されている。前記溝33aは軸部33cの近傍に弧状溝
33a1が形成され、該弧状溝33a1に連続して略直線状の溝
33a2が形成されている。そして記録カバー11に設けたピ
ン34が溝33aに嵌合され、記録カバー11の回動力がピン3
4を介してカバーステー33に伝達される。尚、溝33a2の
端部に形成した突起33a3は、ピン34と係合して記録カバ
ー11の開放状態を保持するためのものである。
前記軸部材33cの軸方向に貫通して貫通孔33dが形成さ
れている。前記貫通孔33dを介してカバーステー33を取
付部35に設けた軸35aに嵌合することによって、該ステ
ー33は該軸35aを中心として回動可能に装置本体7に取
り付けられている。
れている。前記貫通孔33dを介してカバーステー33を取
付部35に設けた軸35aに嵌合することによって、該ステ
ー33は該軸35aを中心として回動可能に装置本体7に取
り付けられている。
前記軸部材33cの外周にはねじりコイルバネ36が装着
されている。前記ねじりコイルバネ36の一方の腕36a
は、側板7bに設けた取付部35に形成した溝35bに嵌挿さ
れて装置本体7に固定されており、他方の腕36bは自由
端となっている。そしてねじりコイルバネ36は、カバー
ステー33が記録カバー11の閉鎖方向に回動する際に締ま
り勝手となり、且つ記録カバー11の開放方向に回動する
際に緩み勝手となるように軸部材33cに装着されてい
る。またねじりコイルバネ36の内径は、軸部材33cの外
径と略等しいか、或いは僅かに小さく形成されている。
従って、ねじりコイルバネ36と軸部材33cとの間には常
に摩擦負荷が作用している。
されている。前記ねじりコイルバネ36の一方の腕36a
は、側板7bに設けた取付部35に形成した溝35bに嵌挿さ
れて装置本体7に固定されており、他方の腕36bは自由
端となっている。そしてねじりコイルバネ36は、カバー
ステー33が記録カバー11の閉鎖方向に回動する際に締ま
り勝手となり、且つ記録カバー11の開放方向に回動する
際に緩み勝手となるように軸部材33cに装着されてい
る。またねじりコイルバネ36の内径は、軸部材33cの外
径と略等しいか、或いは僅かに小さく形成されている。
従って、ねじりコイルバネ36と軸部材33cとの間には常
に摩擦負荷が作用している。
上記の如く構成したカバーステー33の溝33aに記録カ
バー11に設けたピン34を嵌合することによって、記録カ
バー11を閉鎖する際にねじりコイルバネ36によって制動
力を発生させることが可能である。
バー11に設けたピン34を嵌合することによって、記録カ
バー11を閉鎖する際にねじりコイルバネ36によって制動
力を発生させることが可能である。
即ち、第8図に示す記録カバー11の開放状態から第7
図に示す記録カバー11の閉鎖状態に移行する間(記録カ
バー11を等角速度運動で開放状態から閉鎖状態に移行す
る間)で、第11図(A)に示すようにカバーステー33の
溝33a2とピン34とが係合する、このとき、記録カバー11
の回動に伴いカバーステー33が回動するが、この回動角
度は溝33a2が直線状であるため、大きくはない。そして
記録カバー11の回動が進行し、ピン34が同図(B)に示
すように弧状溝33a1と係合すると、カバーステー33の回
動角度が大きくなる。従って、ねじりコイルバネ36と軸
部材33cとの摩擦負荷が大きくなり、該バネ36が締まり
勝手となることによって、カバーステー33に制動力が作
用する。このとき、カバーステー33の軸部33cに作用す
る回動トルクは記録カバー11の回動軸10に作用する回動
トルクよりも小さな値となり、従って、ねじりコイルバ
ネ36の剛性を小さくすることが可能である。
図に示す記録カバー11の閉鎖状態に移行する間(記録カ
バー11を等角速度運動で開放状態から閉鎖状態に移行す
る間)で、第11図(A)に示すようにカバーステー33の
溝33a2とピン34とが係合する、このとき、記録カバー11
の回動に伴いカバーステー33が回動するが、この回動角
度は溝33a2が直線状であるため、大きくはない。そして
記録カバー11の回動が進行し、ピン34が同図(B)に示
すように弧状溝33a1と係合すると、カバーステー33の回
動角度が大きくなる。従って、ねじりコイルバネ36と軸
部材33cとの摩擦負荷が大きくなり、該バネ36が締まり
勝手となることによって、カバーステー33に制動力が作
用する。このとき、カバーステー33の軸部33cに作用す
る回動トルクは記録カバー11の回動軸10に作用する回動
トルクよりも小さな値となり、従って、ねじりコイルバ
ネ36の剛性を小さくすることが可能である。
本実施例の記録装置Aは熱転写方式を用いている。前
述したようにこの記録方式は、記録シート1とインクシ
ート2とを重合させ、インクシート3の支持シート側か
ら画像パターン状に加熱することでインクを溶融して記
録シート1に転写して画像を形成している。このため、
記録シート1とインク層との間に溶融したインクの張り
付き力が作用する。そして前記張り付き力によって記録
シート1に作用する搬送力がインクシート2を介して記
録カバー11に伝達され、該カバー11を記録シート1の搬
送方向に移動させる力が作用する。
述したようにこの記録方式は、記録シート1とインクシ
ート2とを重合させ、インクシート3の支持シート側か
ら画像パターン状に加熱することでインクを溶融して記
録シート1に転写して画像を形成している。このため、
記録シート1とインク層との間に溶融したインクの張り
付き力が作用する。そして前記張り付き力によって記録
シート1に作用する搬送力がインクシート2を介して記
録カバー11に伝達され、該カバー11を記録シート1の搬
送方向に移動させる力が作用する。
画像形成が正常に実施されている場合には、インクが
溶融しているため張り付き力は小さく問題とはならな
い。しかし、画像形成中に何等かの事情により記録シー
ト1とインクシート2とが重合した状態で溶融したイン
クが固化した場合には、大きな張り付き力が発生し、こ
れにより記録カバー11が記録シート1の搬送方向に移動
するおそれがある。
溶融しているため張り付き力は小さく問題とはならな
い。しかし、画像形成中に何等かの事情により記録シー
ト1とインクシート2とが重合した状態で溶融したイン
クが固化した場合には、大きな張り付き力が発生し、こ
れにより記録カバー11が記録シート1の搬送方向に移動
するおそれがある。
このため、本実施例では記録カバー11を装置本体7に
固定し、該記録カバー11が前後方向に移動することのな
いように構成している。
固定し、該記録カバー11が前後方向に移動することのな
いように構成している。
即ち、第2図及び第7図,第8図に示すように、装置
本体7の側板7a,7bであって記録シート1の搬送方向下
流側に軸37が夫々設けられている。前記軸37はプラテン
ローラ4の軸方向に対し所定の平行度を持って配設され
ている。
本体7の側板7a,7bであって記録シート1の搬送方向下
流側に軸37が夫々設けられている。前記軸37はプラテン
ローラ4の軸方向に対し所定の平行度を持って配設され
ている。
記録カバー11の両側には前記軸37と対向した位置に一
対の係止部材38が固着されている。この係止部材38は、
前記軸37と係合するU溝38aを有するフォーク状に形成
されている。U溝38aの内径寸法は軸37の外径寸法に対
し所定のはめあい公差をもって構成されている。前記一
対のU溝38aの中心を結ぶ線は、インクシート2の供給
リール25及び巻取リール26と平行に配設されている。そ
して装置本体7に対し記録カバー11を閉鎖する際に、前
記軸37に係止部材38を係合させることによって、記録カ
バー11を装置本体7に対し正確に位置決めすると共に、
該カバー11の前後方向に対する移動を防止している。
対の係止部材38が固着されている。この係止部材38は、
前記軸37と係合するU溝38aを有するフォーク状に形成
されている。U溝38aの内径寸法は軸37の外径寸法に対
し所定のはめあい公差をもって構成されている。前記一
対のU溝38aの中心を結ぶ線は、インクシート2の供給
リール25及び巻取リール26と平行に配設されている。そ
して装置本体7に対し記録カバー11を閉鎖する際に、前
記軸37に係止部材38を係合させることによって、記録カ
バー11を装置本体7に対し正確に位置決めすると共に、
該カバー11の前後方向に対する移動を防止している。
上記構成に於いて、記録シート1とインク層との間に
発生する張り付き力は、インクシート2を介して記録カ
バー11に伝達され、更に係止部材38から軸37を介して装
置本体7に伝達される。このとき、係止部材38と軸37と
が所定の公差をもって嵌合することから、記録カバー11
が前後方向に移動することがない。
発生する張り付き力は、インクシート2を介して記録カ
バー11に伝達され、更に係止部材38から軸37を介して装
置本体7に伝達される。このとき、係止部材38と軸37と
が所定の公差をもって嵌合することから、記録カバー11
が前後方向に移動することがない。
次に、前記インクカートリッジ9が着脱可能に装填さ
れる記録カバー11の装填部分と、該インクカートリッジ
9内のインクシート2の搬送する搬送系のギヤ部分の構
成について説明する。
れる記録カバー11の装填部分と、該インクカートリッジ
9内のインクシート2の搬送する搬送系のギヤ部分の構
成について説明する。
本実施例では装填部としての記録カバー11にインクカ
ートリッジ9を装着して該カバー11を閉鎖することによ
って、各リール25,26の前後方向の位置及び上下方向の
位置を軸受溝39a,39b,40a,40b及び支持部材42によって
設定すると共に、各リール25,26に推力を作用させるこ
とによって、各リール25,26の左右方向の位置を設定し
得るように構成している。
ートリッジ9を装着して該カバー11を閉鎖することによ
って、各リール25,26の前後方向の位置及び上下方向の
位置を軸受溝39a,39b,40a,40b及び支持部材42によって
設定すると共に、各リール25,26に推力を作用させるこ
とによって、各リール25,26の左右方向の位置を設定し
得るように構成している。
先ず、インクカートリッジ9が装填される部分の構成
を具体的に説明すると、インクカートリッジ9を着脱可
能に装填するための装着溝28は第2図に示すように、記
録カバー11の両側に対向して設けられている。この装着
溝28はインクカートリッジ9のガイドピン9jを係止する
ためにカギ状の溝によって形成されている。また記録カ
バー11の両側には、夫々対向して各リール25,26の両端
部に嵌合した軸受27と嵌合し、該軸受27を位置決めする
ためのU次状の軸受溝39a,39b,40a,40bが同一延長線上
に所定間隔をもって設けられている。前記軸受溝39a,40
aは記録カバー11を貫通したU溝として形成されてお
り、軸受溝39b,40bは軸方向の端部が閉塞されたU溝と
して形成されている。また記録カバー11の開放端部側付
近にはインクカートリッジ9の係止突起9b3を係止する
ための係止バネ41が設けられている。
を具体的に説明すると、インクカートリッジ9を着脱可
能に装填するための装着溝28は第2図に示すように、記
録カバー11の両側に対向して設けられている。この装着
溝28はインクカートリッジ9のガイドピン9jを係止する
ためにカギ状の溝によって形成されている。また記録カ
バー11の両側には、夫々対向して各リール25,26の両端
部に嵌合した軸受27と嵌合し、該軸受27を位置決めする
ためのU次状の軸受溝39a,39b,40a,40bが同一延長線上
に所定間隔をもって設けられている。前記軸受溝39a,40
aは記録カバー11を貫通したU溝として形成されてお
り、軸受溝39b,40bは軸方向の端部が閉塞されたU溝と
して形成されている。また記録カバー11の開放端部側付
近にはインクカートリッジ9の係止突起9b3を係止する
ための係止バネ41が設けられている。
記録カバー11に形成した軸受溝39a,39b,40a,40bと対
向する装置本体7の側板7a,7bには、支持部材42が設け
られている。前記支持部材42は、各リール25,26の両端
に嵌合した軸受27と当接して、該軸受27を前記軸受溝39
a,39b,40a,40b側に付勢することによって、各リール25,
26の記録カバー11に対する位置を保持させるものであ
る。前記支持部材42は、側板7a,7bに固着されたケース4
2aと、一端がケース42a内に収納され他端に軸受27との
当接面を有する支持片42bと、ケース42a内に収納された
バネとによって構成されている。
向する装置本体7の側板7a,7bには、支持部材42が設け
られている。前記支持部材42は、各リール25,26の両端
に嵌合した軸受27と当接して、該軸受27を前記軸受溝39
a,39b,40a,40b側に付勢することによって、各リール25,
26の記録カバー11に対する位置を保持させるものであ
る。前記支持部材42は、側板7a,7bに固着されたケース4
2aと、一端がケース42a内に収納され他端に軸受27との
当接面を有する支持片42bと、ケース42a内に収納された
バネとによって構成されている。
従って、インクカートリッジ9のガイドピン9jをカギ
状溝28aに嵌入して係止し、該ガイドピン9jを中心とし
てインクカートリッジ9を回転させ、係止突起9b3を係
止バネ41に係止することによって、インクカートリッジ
9が記録カバー11に装着される。このとき、軸受27は夫
々の軸受溝39a,39b,40a,40bに嵌合する。そして記録カ
バー11を閉鎖したとき、軸受27が支持部材42の支持片42
bによって支持されると共に、軸受溝39a,39b,40a,40b側
に付勢されることによって、各リール25,26は夫々記録
カバー11に対する装着位置を設定される。
状溝28aに嵌入して係止し、該ガイドピン9jを中心とし
てインクカートリッジ9を回転させ、係止突起9b3を係
止バネ41に係止することによって、インクカートリッジ
9が記録カバー11に装着される。このとき、軸受27は夫
々の軸受溝39a,39b,40a,40bに嵌合する。そして記録カ
バー11を閉鎖したとき、軸受27が支持部材42の支持片42
bによって支持されると共に、軸受溝39a,39b,40a,40b側
に付勢されることによって、各リール25,26は夫々記録
カバー11に対する装着位置を設定される。
また前記の如く記録カバー11にインクカートリッジ9
を装着する際に、該カートリッジ9を記録カバー11に回
動可能に設けた第1図に示されるガイドシャフト24に当
接させ、このガイドシャフト24に沿わせて挿入すること
が可能である。また第2図に示される装着溝28にインク
カートリッジ9のガイドピン9jを嵌入し、その後インク
カートリッジ9を回転させる際に、記録ヘッド3の両側
に設けたフォーク部材3cがインクカートリッジ9の扉9
c,9dと当接し、該扉9c,9dを連結する髭状の連結片9hを
破断して押し開く。これによって記録ヘッド3がインク
カートリッジ9の内部に挿入される。
を装着する際に、該カートリッジ9を記録カバー11に回
動可能に設けた第1図に示されるガイドシャフト24に当
接させ、このガイドシャフト24に沿わせて挿入すること
が可能である。また第2図に示される装着溝28にインク
カートリッジ9のガイドピン9jを嵌入し、その後インク
カートリッジ9を回転させる際に、記録ヘッド3の両側
に設けたフォーク部材3cがインクカートリッジ9の扉9
c,9dと当接し、該扉9c,9dを連結する髭状の連結片9hを
破断して押し開く。これによって記録ヘッド3がインク
カートリッジ9の内部に挿入される。
前記の如くして記録カバー11にインクカートリッジ9
を装着したとき、各リール25,26の前後方向の位置を軸
受溝39a,39b,40a,40bによって設定している。また記録
カバー11を装置本体7に対し閉鎖したとき、各リール2
5,26の上下方向の位置を前記軸受溝39a,39b,40a,40b及
び支持部材42によって設定している。
を装着したとき、各リール25,26の前後方向の位置を軸
受溝39a,39b,40a,40bによって設定している。また記録
カバー11を装置本体7に対し閉鎖したとき、各リール2
5,26の上下方向の位置を前記軸受溝39a,39b,40a,40b及
び支持部材42によって設定している。
またインクカートリッジ9を記録カバー11に装着した
とき、該カバー11に設けたセンサー50がインクカートリ
ッジ9の識別部9nと当接してインクカートリッジ9の有
無、或いはインクカートリッジ9に装填したインクシー
ト2のサイズ等を検出し得るように構成している。
とき、該カバー11に設けたセンサー50がインクカートリ
ッジ9の識別部9nと当接してインクカートリッジ9の有
無、或いはインクカートリッジ9に装填したインクシー
ト2のサイズ等を検出し得るように構成している。
次に、インクシート2の搬送系の動力伝達手段として
のギヤ部分について説明する。
のギヤ部分について説明する。
即ち、記録カバー11にインクカートリッジ9を装着し
たとき、巻取リール26のリールギヤ26cは記録カバー11
に設けられた巻取リール26の駆動機構44を構成する駆動
力伝達ギヤ44a(第13図参照)と噛合し、且つ供給リー
ル25のリールギヤ25cは第2図に示されるように装置本
体7に設けられたバックテンション付与機構45を構成す
る張力伝達ギヤ45abと噛合し得るように構成されてい
る。
たとき、巻取リール26のリールギヤ26cは記録カバー11
に設けられた巻取リール26の駆動機構44を構成する駆動
力伝達ギヤ44a(第13図参照)と噛合し、且つ供給リー
ル25のリールギヤ25cは第2図に示されるように装置本
体7に設けられたバックテンション付与機構45を構成す
る張力伝達ギヤ45abと噛合し得るように構成されてい
る。
前記リール25,26のリールギヤ25c,26cは、前述の如く
ヘリカルギヤによって構成されている(第3図参照)。
また前記リールギヤ25c,26cと噛合する記録カバー11側
の駆動力伝達ギヤ44a及び張力伝達ギヤ45aも同様にヘリ
カルギヤによって構成されている。
ヘリカルギヤによって構成されている(第3図参照)。
また前記リールギヤ25c,26cと噛合する記録カバー11側
の駆動力伝達ギヤ44a及び張力伝達ギヤ45aも同様にヘリ
カルギヤによって構成されている。
そして第12図に示すように、巻取リール26のリールギ
ヤ26cと記録カバー11側の駆動力伝達ギヤ44aとを噛合さ
せ、駆動力伝達ギヤ44aに回転力を作用させることによ
って、巻取リール26に軸方向の推力を発生させている。
ヤ26cと記録カバー11側の駆動力伝達ギヤ44aとを噛合さ
せ、駆動力伝達ギヤ44aに回転力を作用させることによ
って、巻取リール26に軸方向の推力を発生させている。
また供給リール25のリールギヤ25cと記録カバー11側
の張力伝達ギヤ45aとを噛合させている。供給リール25
に巻き付けたインクシート2が巻取リール26によって巻
き取られる際、インクシート2に作用する張力によって
供給リール25が回転する。そして前記回転力がリールギ
ヤ25cから記録カバー11側の張力伝達ギヤ45aに作用する
際に、リールギヤ25cは供給リール25に軸方向の推力を
発生させている。このとき、供給側のインクシートリー
ル25と巻取側のインクシートリール26の軸方向の推力
が、同一方向に作用するよう、ヘリカルギヤ25c,26cは
設置されている。
の張力伝達ギヤ45aとを噛合させている。供給リール25
に巻き付けたインクシート2が巻取リール26によって巻
き取られる際、インクシート2に作用する張力によって
供給リール25が回転する。そして前記回転力がリールギ
ヤ25cから記録カバー11側の張力伝達ギヤ45aに作用する
際に、リールギヤ25cは供給リール25に軸方向の推力を
発生させている。このとき、供給側のインクシートリー
ル25と巻取側のインクシートリール26の軸方向の推力
が、同一方向に作用するよう、ヘリカルギヤ25c,26cは
設置されている。
従って、各リール25,26に作用する推力は、記録カバ
ー11に設けた軸受溝39b,40bに嵌合された軸受27に伝達
される。そして前記推力は軸受27から記録カバー11に伝
達され、結局リール25,26は同一方向の側端に位置決め
された状態で、該カバー11によって支持されることとな
る。
ー11に設けた軸受溝39b,40bに嵌合された軸受27に伝達
される。そして前記推力は軸受27から記録カバー11に伝
達され、結局リール25,26は同一方向の側端に位置決め
された状態で、該カバー11によって支持されることとな
る。
上記の如く構成した供給リール25及び巻取リール26に
あっては、インクシート2の搬送中には軸方向の推力が
作用する。このため、前記各リール25,26は常に記録カ
バー11に形成した軸受溝39b,40b方向に付勢される。従
って、各リール25,26がインクシート2の搬送中に軸方
向に移動することが無く、インクシート2の斜行を防止
すると共に、該斜行によって発生するジャムの発生を防
止する。また各リール25c,26cの推力は軸受溝39b,40bに
よって受け止められ、インクカートリッジ9に直接作用
しないため、該インクカートリッジ9に剛性を持たせる
必要がない。
あっては、インクシート2の搬送中には軸方向の推力が
作用する。このため、前記各リール25,26は常に記録カ
バー11に形成した軸受溝39b,40b方向に付勢される。従
って、各リール25,26がインクシート2の搬送中に軸方
向に移動することが無く、インクシート2の斜行を防止
すると共に、該斜行によって発生するジャムの発生を防
止する。また各リール25c,26cの推力は軸受溝39b,40bに
よって受け止められ、インクカートリッジ9に直接作用
しないため、該インクカートリッジ9に剛性を持たせる
必要がない。
尚、上記の如くヘリカルギヤによって構成したリール
ギヤ25c,26c,駆動力伝達ギヤ44a,張力伝達ギヤ45aに於
いて、ヘリカルギヤのねじり角が3度よりも小さいと、
軸方向の推力が充分に得られず、また20度よりも大きく
なると、軸方向の推力は大きくなるもののギヤの回転に
支障をきたすので、3度乃至30度の範囲内に設定される
が、この範囲内でも4度〜15度の範囲に設定することが
好ましく、更には5度〜10度の範囲に設定することが最
も好ましいものである。
ギヤ25c,26c,駆動力伝達ギヤ44a,張力伝達ギヤ45aに於
いて、ヘリカルギヤのねじり角が3度よりも小さいと、
軸方向の推力が充分に得られず、また20度よりも大きく
なると、軸方向の推力は大きくなるもののギヤの回転に
支障をきたすので、3度乃至30度の範囲内に設定される
が、この範囲内でも4度〜15度の範囲に設定することが
好ましく、更には5度〜10度の範囲に設定することが最
も好ましいものである。
また本実施例に於いては、リールギヤ25c,26cの歯数
は例えば25枚に設定し、また駆動力伝達ギヤ44a,張力伝
達ギヤ45aの歯数は例えば12枚に設定することが好まし
い。このようなギヤ25c,26c,44a,45aの歯数を設定する
と、無理なく最適なインクシート搬送速度が得られると
共に、軸方向推力が得られる。
は例えば25枚に設定し、また駆動力伝達ギヤ44a,張力伝
達ギヤ45aの歯数は例えば12枚に設定することが好まし
い。このようなギヤ25c,26c,44a,45aの歯数を設定する
と、無理なく最適なインクシート搬送速度が得られると
共に、軸方向推力が得られる。
本実施例では記録装置Aとしてマルチプリント方式を
採用しているが、この記録方式の場合には、インク層内
に於いてインクを剪断しつつ画像を形成するため、イン
クシート2を搬送するにはインクシート2と記録ヘッド
3との摩擦力とインクの剪断力とを加えた力が必要とな
る。このため、インクシート2に対する搬送力は従来の
ワンタイムインクシートを用いた場合の搬送力と比較し
て大きな力が必要となる。
採用しているが、この記録方式の場合には、インク層内
に於いてインクを剪断しつつ画像を形成するため、イン
クシート2を搬送するにはインクシート2と記録ヘッド
3との摩擦力とインクの剪断力とを加えた力が必要とな
る。このため、インクシート2に対する搬送力は従来の
ワンタイムインクシートを用いた場合の搬送力と比較し
て大きな力が必要となる。
またマルチプリント方式にあっては、記録シート1に
1ライン分の画像を形成する毎にインクシート2を1/n
ライン分だけ確実に搬送することが必要であり、前記搬
送が確実に行われることによって記録画像の品質を高め
ることが可能となる。
1ライン分の画像を形成する毎にインクシート2を1/n
ライン分だけ確実に搬送することが必要であり、前記搬
送が確実に行われることによって記録画像の品質を高め
ることが可能となる。
上記条件を満足させるために、本実施例ではインクシ
ート2を搬送するための巻取リール26の駆動機構44を第
2図(B)に示すように、記録カバー11の側面に設けて
いる。また前記駆動機構44は第13図に示すように構成さ
れている。
ート2を搬送するための巻取リール26の駆動機構44を第
2図(B)に示すように、記録カバー11の側面に設けて
いる。また前記駆動機構44は第13図に示すように構成さ
れている。
前記駆動機構44は記録カバー11の側面(本実施例では
右側面)にブラケット46を固着し、該ブラケット46に駆
動モーター44bが固着されている。前記駆動モーター44b
の軸にモーターギヤ44cが取り付けられている。またブ
ラケット46には、第1減速ギヤ44d、第2減速ギヤ44e及
び駆動力伝達ギヤ44aと一体的に形成された第3減速ギ
ヤ44fが夫々回転可能に、且つ各ギヤ間に於ける所定の
軸間距離を保持して取り付けられている。従って、駆動
モーター44bの回転は各ギヤ44cから44d〜44fを介して減
速されつつ駆動力伝達ギヤ44aに確実に伝達される。
右側面)にブラケット46を固着し、該ブラケット46に駆
動モーター44bが固着されている。前記駆動モーター44b
の軸にモーターギヤ44cが取り付けられている。またブ
ラケット46には、第1減速ギヤ44d、第2減速ギヤ44e及
び駆動力伝達ギヤ44aと一体的に形成された第3減速ギ
ヤ44fが夫々回転可能に、且つ各ギヤ間に於ける所定の
軸間距離を保持して取り付けられている。従って、駆動
モーター44bの回転は各ギヤ44cから44d〜44fを介して減
速されつつ駆動力伝達ギヤ44aに確実に伝達される。
上記の如く、本実施例の駆動機構44にあっては、駆動
モーター44bの回転を確実に駆動力伝達ギヤ44aに伝達す
ることが可能であり、従って、インクシート2を所定の
搬送速度をもって確実に搬送することが可能となる。
モーター44bの回転を確実に駆動力伝達ギヤ44aに伝達す
ることが可能であり、従って、インクシート2を所定の
搬送速度をもって確実に搬送することが可能となる。
尚、本実施例では前述の如く記録カバー11に係止部材
38を設けると共に、装置本体7に前記係止部材38と係合
する軸37を設け、記録カバー11を閉鎖することによっ
て、前記軸37に係止部材38を係合させることで、記録カ
バー11の前後方向への移動を防止している。
38を設けると共に、装置本体7に前記係止部材38と係合
する軸37を設け、記録カバー11を閉鎖することによっ
て、前記軸37に係止部材38を係合させることで、記録カ
バー11の前後方向への移動を防止している。
次に、巻取リール25にバックテンションを付与するた
めのバックテンション付与機構45について説明する。バ
ックテンション付与機構45は、第2図(A),(B)に
示すように、装置本体7の側板7aに設けられている。
めのバックテンション付与機構45について説明する。バ
ックテンション付与機構45は、第2図(A),(B)に
示すように、装置本体7の側板7aに設けられている。
前記バックテンション付与機構45は、側板7aに回動支
点45b1を中心として回動可能に構成した回動板45b2と、
前記回動板45b2に固着されると共に、張力伝達ギヤ45a
と連結された滑りクラッチ45cと、回動板45b2を上方に
付勢する張力バネ45dとによって構成されている。
点45b1を中心として回動可能に構成した回動板45b2と、
前記回動板45b2に固着されると共に、張力伝達ギヤ45a
と連結された滑りクラッチ45cと、回動板45b2を上方に
付勢する張力バネ45dとによって構成されている。
上記の如く構成したバックテンション付与機構45に於
いて、供給リール25のリールギヤ25cと張力伝達ギヤ45a
とが噛合し、該リール25に巻き付けられたインクシート
2が巻き戻されると、リール25が回転する。供給リール
25の回転は、リールギヤ25cから張力伝達ギヤ45aを介し
て滑りクラッチ45cに伝達される。これにより、インク
シート2には所定のバックテンションが付与される。
いて、供給リール25のリールギヤ25cと張力伝達ギヤ45a
とが噛合し、該リール25に巻き付けられたインクシート
2が巻き戻されると、リール25が回転する。供給リール
25の回転は、リールギヤ25cから張力伝達ギヤ45aを介し
て滑りクラッチ45cに伝達される。これにより、インク
シート2には所定のバックテンションが付与される。
次に上記の如く構成した記録装置Aに於ける画像の形
成について説明する。
成について説明する。
先ず、第8図に示すように記録カバー11を開放して、
ロールホルダー8にシートロール1aを収納し、記録シー
ト1の先端をプラテンローラ4まで引き出す。次いで、
前述の如くしてインクカートリッジ9を記録カバー11に
装着することによってインクシート2を装填し、該カバ
ー11を閉鎖する。前記記録カバー11の閉鎖によって、イ
ンクカートリッジ9に装着した供給リール25及び巻取リ
ール26は軸受溝39a,39b,40a,40bに嵌合し、各リール25,
26は所定位置に位置決めされる。同時に記録カバー11に
設けた係止部材39が装置本体に設けた軸37と係合するこ
とによって、記録カバー11は装置本体7に対し、所定の
位置に設定されると共に、前後方向への移動を規制され
る。
ロールホルダー8にシートロール1aを収納し、記録シー
ト1の先端をプラテンローラ4まで引き出す。次いで、
前述の如くしてインクカートリッジ9を記録カバー11に
装着することによってインクシート2を装填し、該カバ
ー11を閉鎖する。前記記録カバー11の閉鎖によって、イ
ンクカートリッジ9に装着した供給リール25及び巻取リ
ール26は軸受溝39a,39b,40a,40bに嵌合し、各リール25,
26は所定位置に位置決めされる。同時に記録カバー11に
設けた係止部材39が装置本体に設けた軸37と係合するこ
とによって、記録カバー11は装置本体7に対し、所定の
位置に設定されると共に、前後方向への移動を規制され
る。
記録カバー11の上面に形成した原稿載置台13に原稿12
を載置し、操作パネルCに於いてコピーモードを選択し
た場合には、前記原稿12が読み取り系Bに於いて読み取
られると共に、画信号が記録装置Aに伝送される。同時
に、モーター29によってプラテンローラ4が駆動され記
録シート1を矢印a方向に搬送すると共に、駆動モータ
ー44bによってインクシート2が矢印b方向に搬送され
る。そして伝送された画信号に応じて記録ヘッド3を駆
動することによって、記録シート1に画像を形成する。
所定の画像が形成された記録シート1は更に矢印a方向
に搬送され、画像の端部がカッター5に至ると、該カッ
ター5が駆動されて記録シート1を切断する。切断され
た記録シートは搬送ローラ対6によって搬送され装置外
部に排出される。また記録シート1はプラテンローラ4
によって矢印a方向とは反対方向に搬送される。
を載置し、操作パネルCに於いてコピーモードを選択し
た場合には、前記原稿12が読み取り系Bに於いて読み取
られると共に、画信号が記録装置Aに伝送される。同時
に、モーター29によってプラテンローラ4が駆動され記
録シート1を矢印a方向に搬送すると共に、駆動モータ
ー44bによってインクシート2が矢印b方向に搬送され
る。そして伝送された画信号に応じて記録ヘッド3を駆
動することによって、記録シート1に画像を形成する。
所定の画像が形成された記録シート1は更に矢印a方向
に搬送され、画像の端部がカッター5に至ると、該カッ
ター5が駆動されて記録シート1を切断する。切断され
た記録シートは搬送ローラ対6によって搬送され装置外
部に排出される。また記録シート1はプラテンローラ4
によって矢印a方向とは反対方向に搬送される。
上述の如くして、記録シート1に所定の画像を形成す
ることができる。
ることができる。
前記実施例では駆動力伝達ギヤ44a、張力伝達ギヤ45a
の歯数が同じである場合を示したが、異なる歯数のギヤ
を用いてもよい。駆動力伝達ギヤ44aと張力伝達ギヤ45a
の歯数を自由に選ぶことよって駆動力伝達ギヤ44aによ
るインクシート2の送り速度と張力伝達ギヤ45a及びバ
ックテンション付与機構45によるインクシート2への張
力を独立に選択することができる。この場合、本実施例
ではヘリカルギヤの歯数を50枚〜54枚とすると、駆動力
伝達ギヤ44aの歯数としては14枚〜20枚に設定すると良
く、更には16枚〜18枚に設定することが好ましい。張力
伝達ギヤ45aの歯数としては15枚〜21枚に設定すると良
く、更には17枚〜19枚と設定することが好ましい。
の歯数が同じである場合を示したが、異なる歯数のギヤ
を用いてもよい。駆動力伝達ギヤ44aと張力伝達ギヤ45a
の歯数を自由に選ぶことよって駆動力伝達ギヤ44aによ
るインクシート2の送り速度と張力伝達ギヤ45a及びバ
ックテンション付与機構45によるインクシート2への張
力を独立に選択することができる。この場合、本実施例
ではヘリカルギヤの歯数を50枚〜54枚とすると、駆動力
伝達ギヤ44aの歯数としては14枚〜20枚に設定すると良
く、更には16枚〜18枚に設定することが好ましい。張力
伝達ギヤ45aの歯数としては15枚〜21枚に設定すると良
く、更には17枚〜19枚と設定することが好ましい。
またこのようにヘリカルギヤ及び伝達ギヤの歯数を設
定した場合には、ヘリカルギヤによって生ずる推力を考
慮してヘリカルギヤのねじり角を3度〜30度の範囲内
に、好ましくは5度〜20度の範囲内に、最も好ましくは
10度〜16度の範囲内に設定すると良い。
定した場合には、ヘリカルギヤによって生ずる推力を考
慮してヘリカルギヤのねじり角を3度〜30度の範囲内
に、好ましくは5度〜20度の範囲内に、最も好ましくは
10度〜16度の範囲内に設定すると良い。
また前記実施例ではインクカートリッジ9に適用した
場合を示したが、カートリッジ9Aに収納しないインクシ
ートリール(供給リール25,巻取リール26)のまま記録
装置に装填する場合にも適用できることは勿論である。
場合を示したが、カートリッジ9Aに収納しないインクシ
ートリール(供給リール25,巻取リール26)のまま記録
装置に装填する場合にも適用できることは勿論である。
また、熱転写記録方式としてマルチプリント方式を採
用した場合を示したが、1回の画像記録により完全にイ
ンクを記録シート1に転写する方式の記録装置の場合に
も同様に適用することができる。
用した場合を示したが、1回の画像記録により完全にイ
ンクを記録シート1に転写する方式の記録装置の場合に
も同様に適用することができる。
尚、本明細書中で用いるヘリカルギヤとは歯すじがつ
る巻線状であって、円筒面をピッチ面としたもの及び1
条又は多状ネジと同様の形をした歯車のことをさす。ま
た歯すじは円筒面に対し、直線形であっても曲線形であ
っても良く、更に一部が円筒面上で逆向きの歯すじをも
つもの等であっても良い。要するにインクシートリール
に軸方向の推力を生じ得るギヤであれば、本明細書中で
用いているヘリカルギヤに含まれる。
る巻線状であって、円筒面をピッチ面としたもの及び1
条又は多状ネジと同様の形をした歯車のことをさす。ま
た歯すじは円筒面に対し、直線形であっても曲線形であ
っても良く、更に一部が円筒面上で逆向きの歯すじをも
つもの等であっても良い。要するにインクシートリール
に軸方向の推力を生じ得るギヤであれば、本明細書中で
用いているヘリカルギヤに含まれる。
そこで前記実施例では、軸方向に推力を生じさせるギ
ヤ手段としてヘリカルギヤ(リールギヤ25c,26c)を使
用した場合を示したが、これに限定されず、例えばベベ
ルギヤ等を用いても軸方向に推力を発生させることがで
き、これらも本明細書に於いてはヘリカルギヤに含まれ
るものとする。
ヤ手段としてヘリカルギヤ(リールギヤ25c,26c)を使
用した場合を示したが、これに限定されず、例えばベベ
ルギヤ等を用いても軸方向に推力を発生させることがで
き、これらも本明細書に於いてはヘリカルギヤに含まれ
るものとする。
またインクカートリッジ9(供給リール25,巻取リー
ル26)を記録カバー11側に装填した場合を示したが、装
置本体7側に装填するようにしても良い。
ル26)を記録カバー11側に装填した場合を示したが、装
置本体7側に装填するようにしても良い。
また前述した実施例ではインクカートリッジ9をプラ
スチックにより一体成形した場合を示したが、第1筐体
9a、第2筐体9b等を別部品として形成しても良い。
スチックにより一体成形した場合を示したが、第1筐体
9a、第2筐体9b等を別部品として形成しても良い。
またインクカートリッジ9の枠体であるカートリッジ
9Aとして記録ヘッド3等が挿入される部品を除いてイン
クシート2をほぼ完全に覆うように構成した場合を示し
たが、インクシートリール(供給リール25,巻取リール2
6)を保持するだけの骨組み部分からなるものでも良
い。
9Aとして記録ヘッド3等が挿入される部品を除いてイン
クシート2をほぼ完全に覆うように構成した場合を示し
たが、インクシートリール(供給リール25,巻取リール2
6)を保持するだけの骨組み部分からなるものでも良
い。
尚、前記実施例ではインクシートとして始めからイン
クを保持したものを用いているが、供給リールに巻かれ
ているときはインクを保持しておらず、供給リールから
送り出された後にインクを保持させるものであっても良
いことは言うまでもない。この場合、供給リールに巻か
れているシート状部材としては前述したような材質のイ
ンクシートのベースフィルム上に微細多孔質網状構造を
有するもの等、インクを保持し得るものであれば使用可
能である。
クを保持したものを用いているが、供給リールに巻かれ
ているときはインクを保持しておらず、供給リールから
送り出された後にインクを保持させるものであっても良
いことは言うまでもない。この場合、供給リールに巻か
れているシート状部材としては前述したような材質のイ
ンクシートのベースフィルム上に微細多孔質網状構造を
有するもの等、インクを保持し得るものであれば使用可
能である。
<発明の効果> 本発明は前述した如く、インクシートを巻回可能なイ
ンクシート巻回部と、このインクシート巻回部に設けら
れて、インクシート巻回部に軸方向の推力を生じる動力
伝達手段とを備えているので、従来のようなバネ手段を
設けなくても軸方向のガタ付きを無くすことができ、こ
れによってインクシートの斜行等を有効に防止して、記
録品質を向上させ、また部品点数を減らしてコストダウ
ンを図ることができる。
ンクシート巻回部と、このインクシート巻回部に設けら
れて、インクシート巻回部に軸方向の推力を生じる動力
伝達手段とを備えているので、従来のようなバネ手段を
設けなくても軸方向のガタ付きを無くすことができ、こ
れによってインクシートの斜行等を有効に防止して、記
録品質を向上させ、また部品点数を減らしてコストダウ
ンを図ることができる。
また特に記録装置の装填部で前記推力を受け止めるよ
うな構成にしているため、インクシートリールを枠体内
に収納したインクカートリッジの該枠体自体に剛性を持
たせなくても済み、コストダウンを図ることができる。
うな構成にしているため、インクシートリールを枠体内
に収納したインクカートリッジの該枠体自体に剛性を持
たせなくても済み、コストダウンを図ることができる。
第1図は(A)は本発明の一実施例に係るファクシミリ
装置の外観斜視図、同図(B)はファクシミリ装置の断
面説明図、第2図は(A),(B)は記録装置の斜視
図、第3図乃至第6図はインクカートリッジの説明図、
第7図は記録カバーを閉鎖した状態の説明図、第8図は
記録カバーを開放した状態の説明図、第9図(A),
(B)は装置本体に対する記録カバーを取り付け説明
図、第10図はカバーステーの説明図、第11図(A),
(B)はカバーステーの動作説明図、第12図は記録カバ
ーに装着した巻取リールの説明図、第13図は駆動機構の
説明図、第14図はインクシートの断面図である。 Aは記録装置、Bは読み取り系、Cは操作パネル、Dは
電話機、1は記録シート、2はインクシート、3は記録
ヘッド、3aはヘッド支持部、3bはバネ、3cはフォーク部
材、4はプラテンローラ、4aはローラ部、4bは軸部、5
はカッター、6,16a,16bは搬送ローラ対、7は装置本
体、7a,7bは側板、7cは仕切板、8はロールホルダー、
9はインクカートリッジ、9Aはカートリッジ、9aは第1
筐体、9bは第2筐体、9a1,9b1は側板、9a2は係合凹部、
9a3,9b2,9b3は係止突起、9c,9dは扉、9e,9f,9gは薄肉
部、9hは連結片、9i1は窓、9i2は切欠、9jはガイドピ
ン、9k,9lはU溝、9mは開口、9nは識別部、10は回動
軸、10aは軸孔、11は記録カバー、12は原稿、13は原稿
載置台、13aは傾斜部、13bは水平部、13cはスライダ
ー、14aは予備搬送ローラ、14bは押圧コロ、15aは分離
ローラ、15bは圧接片、17は排出トレー、18は光源、19
はミラー、20はレンズ、21は光電変換素子、22は電装基
板、23は電源部、24はガイドシャフト、25は供給リー
ル、26は巻取リール、25a,26aはリール軸、25c,26cはリ
ールギヤ、25b1,25b2,26b1,26b2はフランジ、27は軸
受、28は装着溝、28aはカギ状溝、29はモーター、30a,3
0b,30cは動力伝達ギヤ、31は軸部材、32はブラケット、
33はカバーステー、33aは溝、33a1は弧状溝、33a2は
溝、33a3は突起、33cは軸部(軸部材)、33dは貫通孔、
34はピン、35は取付部、35aは軸、35bは溝、36はねじり
コイルバネ、36a,36bは腕、37は軸、38は係止部材、38a
はU溝、39a,39b,40a,40bは軸受溝、41は係止バネ、42
は支持部材、42aはケース、42bは支持片、43はデカール
シャフト、44は駆動機構、44aは駆動力伝達ギヤ、44bは
駆動モーター、44cはモーターギヤ、44dは第1減速ギ
ヤ、44eは第2減速ギヤ、44fは第3減速ギヤ、45はバッ
クテンション付与機構、45aは張力伝達ギヤ、45b1は回
動支点、45b2は回動板、45cは滑りクラッチ、45dは引張
バネ、46はブラケットである。
装置の外観斜視図、同図(B)はファクシミリ装置の断
面説明図、第2図は(A),(B)は記録装置の斜視
図、第3図乃至第6図はインクカートリッジの説明図、
第7図は記録カバーを閉鎖した状態の説明図、第8図は
記録カバーを開放した状態の説明図、第9図(A),
(B)は装置本体に対する記録カバーを取り付け説明
図、第10図はカバーステーの説明図、第11図(A),
(B)はカバーステーの動作説明図、第12図は記録カバ
ーに装着した巻取リールの説明図、第13図は駆動機構の
説明図、第14図はインクシートの断面図である。 Aは記録装置、Bは読み取り系、Cは操作パネル、Dは
電話機、1は記録シート、2はインクシート、3は記録
ヘッド、3aはヘッド支持部、3bはバネ、3cはフォーク部
材、4はプラテンローラ、4aはローラ部、4bは軸部、5
はカッター、6,16a,16bは搬送ローラ対、7は装置本
体、7a,7bは側板、7cは仕切板、8はロールホルダー、
9はインクカートリッジ、9Aはカートリッジ、9aは第1
筐体、9bは第2筐体、9a1,9b1は側板、9a2は係合凹部、
9a3,9b2,9b3は係止突起、9c,9dは扉、9e,9f,9gは薄肉
部、9hは連結片、9i1は窓、9i2は切欠、9jはガイドピ
ン、9k,9lはU溝、9mは開口、9nは識別部、10は回動
軸、10aは軸孔、11は記録カバー、12は原稿、13は原稿
載置台、13aは傾斜部、13bは水平部、13cはスライダ
ー、14aは予備搬送ローラ、14bは押圧コロ、15aは分離
ローラ、15bは圧接片、17は排出トレー、18は光源、19
はミラー、20はレンズ、21は光電変換素子、22は電装基
板、23は電源部、24はガイドシャフト、25は供給リー
ル、26は巻取リール、25a,26aはリール軸、25c,26cはリ
ールギヤ、25b1,25b2,26b1,26b2はフランジ、27は軸
受、28は装着溝、28aはカギ状溝、29はモーター、30a,3
0b,30cは動力伝達ギヤ、31は軸部材、32はブラケット、
33はカバーステー、33aは溝、33a1は弧状溝、33a2は
溝、33a3は突起、33cは軸部(軸部材)、33dは貫通孔、
34はピン、35は取付部、35aは軸、35bは溝、36はねじり
コイルバネ、36a,36bは腕、37は軸、38は係止部材、38a
はU溝、39a,39b,40a,40bは軸受溝、41は係止バネ、42
は支持部材、42aはケース、42bは支持片、43はデカール
シャフト、44は駆動機構、44aは駆動力伝達ギヤ、44bは
駆動モーター、44cはモーターギヤ、44dは第1減速ギ
ヤ、44eは第2減速ギヤ、44fは第3減速ギヤ、45はバッ
クテンション付与機構、45aは張力伝達ギヤ、45b1は回
動支点、45b2は回動板、45cは滑りクラッチ、45dは引張
バネ、46はブラケットである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 朝田 昭宏 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (72)発明者 山田 昌克 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内
Claims (8)
- 【請求項1】記録装置の装填部に装填可能なインクシー
トカートリッジにおいて、 インクシートを巻回可能なインクシート巻回部と、 前記インクシート巻回部を保持して前記記録装置に装填
可能とする枠体と、 前記インクシート巻回部に設けられており、前記装置側
からの駆動力を受けることで前記インクシート巻回部を
回転させると共に、前記インクシート巻回部に軸方向の
推力を生じさせ、該推力を前記枠体に作用させることな
く前記記録装置の前記装填部に作用させる動力伝達手段
と、 を有することを特徴とするインクシートカートリッジ。 - 【請求項2】被記録媒体に画像の記録を行うための記録
装置において、 請求項1に記載のインクシートカートリッジが装填可能
な装填部と、 前記被記録媒体に画像の記録を行うために前記装填部に
装填された前記インクシートカートリッジのインクシー
トに熱を作用させる記録手段と、 前記被記録媒体を搬送するための搬送手段と、を有する
記録装置。 - 【請求項3】前記動力伝達手段はヘリカルギヤであるこ
とを特徴とする請求項1に記載のインクシートカートリ
ッジ。 - 【請求項4】前記動力伝達手段はヘリカルギヤであるこ
とを特徴とする請求項2に記載の記録装置。 - 【請求項5】前記ヘリカルギヤのねじれ角は3度〜30
度、好ましくは4度〜15度、更に好ましくは5度〜10度
であることを特徴とする請求項3に記載のインクシート
カートリッジ。 - 【請求項6】前記ヘリカルギヤの歯数は52枚で、前記ヘ
リカルギヤに噛合する記録装置側のギヤの歯数は12枚で
ある請求項4に記載の記録装置。 - 【請求項7】前記ヘリカルギヤに噛合する記録装置側の
ギヤの歯数が、駆動力伝達ギヤと張力伝達ギヤとで異な
っている請求項4に記載の記録装置。 - 【請求項8】前記ヘリカルギヤに噛合する記録装置側の
ギヤの歯数が、駆動力伝達ギヤの歯数より張力伝達ギヤ
の歯数の方が多い請求項7に記載の記録装置。
Priority Applications (8)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| CA002022551A CA2022551C (en) | 1989-08-01 | 1990-07-30 | Ink sheet reel on which an ink sheet can be wound, ink sheet cartridge using the ink sheet reel, and recording apparatus using these |
| ES90114715T ES2074500T3 (es) | 1989-08-01 | 1990-07-31 | Cartucho para hojas de tinta que tiene carretes de bobinado, a utilizar en un aparato de impresion. |
| DE69020451T DE69020451T2 (de) | 1989-08-01 | 1990-07-31 | Farbtuchkassette mit Wickelspulen für eine Aufzeichnungsvorrichtung. |
| EP90114715A EP0411587B1 (en) | 1989-08-01 | 1990-07-31 | Ink sheet cartridge having spooling reels, for use in a recording apparatus |
| AT90114715T ATE124332T1 (de) | 1989-08-01 | 1990-07-31 | Farbtuchkassette mit wickelspulen für eine aufzeichnungsvorrichtung. |
| CN90106549.8A CN1025171C (zh) | 1989-08-01 | 1990-08-01 | 记录装置 |
| KR90011828A KR0124537B1 (en) | 1989-08-01 | 1990-08-01 | Ink sheet cartridge having spooling reels, for use in a recording apparatus |
| US08/437,674 US5936654A (en) | 1989-08-01 | 1995-05-09 | Ink sheet reel on which an ink sheet can be wound, ink sheet cartridge using the ink sheet reel, and recording apparatus using these |
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1-198031 | 1989-08-01 | ||
| JP19803189 | 1989-08-01 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH03155967A JPH03155967A (ja) | 1991-07-03 |
| JP2729409B2 true JP2729409B2 (ja) | 1998-03-18 |
Family
ID=16384378
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2196194A Expired - Fee Related JP2729409B2 (ja) | 1989-08-01 | 1990-07-26 | インクシートカートリッジ及び記録装置 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5936654A (ja) |
| JP (1) | JP2729409B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006050783A (ja) * | 2004-08-04 | 2006-02-16 | Fuji Xerox Co Ltd | 駆動装置 |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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