JP2729335B2 - 受信感度制御機能付きビデオカメラ - Google Patents

受信感度制御機能付きビデオカメラ

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、撮像面に結像された
被写体像を光電変換する光学系と、光電変換された信号
を処理して輝度信号とクロマ信号とを混合した複合映像
信号を発生する映像信号発生装置とを含む受信感度制御
機能付きビデオカメラに関し、特に低照度時における受
信感度の制御の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ビデオカメラにより暗い場面を撮影する
場合には、入射光量が低下するため、撮像素子からの信
号を増幅する必要がある。このような増幅動作を一般に
感度アップという。
【0003】図2は感度アップ機能を有する従来のビデ
オカメラのブロック図である。図2を参照して、このビ
デオカメラは、被写体からの入射光を集光して所定の結
像面上に被写体の光学像を結像させるための光学系1
と、光学系1を通過した入射光の光量を規制するための
絞り2と、光学系1の結像面上に配置され、光学像を光
電変換により映像信号に変換する撮像素子3と、撮像素
子3の出力からノイズを除去するためのサンプリング回
路4と、サンプリング回路4の出力を直流再生するクラ
ンプ回路5と、クランプ回路5の出力する信号レベルに
応じて、絞り2の開口率を制御するための自動絞り制御
回路6と、自動絞り制御回路6の出力する信号の利得を
制御するための感度アップ回路7と、クランプ回路5の
出力する映像信号を最適な振幅に保つAGC(自動利得
制御)装置8と、AGC装置8の出力する映像信号を処
理し、輝度信号Yとクロマ信号Cを出力する映像信号処
理装置9と、映像信号処理装置9の出力する輝度信号Y
とクロマ信号Cとを混合して複合ビデオ信号を出力する
混合回路11と、被写体の照度レベルを検出する光量検
出回路12と、感度アップスイッチSW1と、光量検出
回路12の出力と感度アップスイッチSW1の出力とを
使って、感度アップ回路7を制御する信号を発生する感
度アップ信号発生回路13と、AGC回路8の出力する
映像信号レベルを検出する検波回路10とを含む。
【0004】図3は、AGC装置8の詳細を示すブロッ
ク図である。同図を参照して、AGC装置8は、AGC
アンプ8aと、AGCアンプ制御回路8bと、利得誤差
検出回路8dと、基準電圧発生回路8eと、最大利得制
御回路8cとを含む。AGCアンプ制御回路8bは、A
GCアンプ8aに直流電圧を与え、AGCアンプ8aの
増幅利得を制御する。AGCアンプ8aは、感度アップ
回路7の出力に入力が接続され、その増幅利得がAGC
アンプ制御回路8bからの直流電圧によって変更され
る。基準電圧発生回路8eは、比較のための基準電圧を
発生し、この発生された基準電圧を利得誤差検出回路8
dに与える。利得誤差検出回路8dは、AGCのアンプ
8aの出力に入力が接続されかつAGCアンプ制御回路
8bの入力にその出力が接続され、AGCアンプ8aの
出力する信号レベルを検出する最適な信号レベルの誤差
を検出し、この検出した誤差をAGCアンプ制御回路8
bに与える。最大利得制御回路8cはAGCアンプ制御
回路8bに接続され、AGCアンプ8aの利得が一定の
増幅利得以上にならないように、AGCアンプ制御回路
8bの出力を制御する。
【0005】図34は、映像信号処理装置9の詳細を示
すブロック図である。同図を参照して、この映像信号処
理装置9は、前段輝度信号処理回路9aと、輪郭補正回
路9bと、輪郭補正量制御回路9cと、後段輝度系信号
処理回路9dと、色系信号処理回路9eと、色系ゲイン
制御回路9fと、低輝度抑圧信号発生回路9gとを含
む。前段輝度系信号処理回路9aは、AGC回路8の出
力する映像信号からキャリアを除去しさらにガンマ補
正、ニー補正などの輝度系信号に対する処理を行なう。
輪郭補正回路9bは、前段輝度系信号処理回路9aの出
力信号から画像にめりはりをつけるための補正を行な
う。輪郭補正量制御回路9cは、輪郭補正回路9bにお
いて補正すべき量を与える。後段輝度系信号処理回路9
dは前段輝度系信号処理回路9aの出力と輪郭補正回路
9bの出力とに入力が接続され、入力される映像信号に
対して、ホワイトクリップ、ペデスタル補正、同期信号
付加などの複合ビデオ信号発生のために必要な処理を行
なう。色系信号処理回路9eは、AGC回路8の出力に
入力が接続され、映像信号から色信号を分離して取出
し、この取出した信号に対してガンマ、ホワイトバラン
ス調整、マトリックス変換処理等を施して色差信号を発
生する。このようにして発生されて色差信号は、キャリ
アバランスがとられ、かつエンコード処理およびバース
トが付加される。色系ゲイン制御回路9fは、色系信号
処理回路9aの出力に入力が接続され、映像信号の利得
を制御して、クロマ信号を出力する。低輝度抑圧信号発
生回路9gは、検波回路10の出力に入力が接続され、
輪郭補正量制御回路9cと色系検出制御回路9fとを制
御するための信号を発生する。
【0006】図2ないし図4に示した従来のビデオカメ
ラの動作を説明する。まず、被写体からの入射光が、光
学系1により所定の結像面上に結像される。このとき、
入射光の画角および光量は光学系1および絞り2によっ
て最適になるように規制されている。撮像素子3は、結
像した被写体像を光電変換によって映像信号に変換す
る。サンプリング回路4は、撮像素子3の出力する映像
信号のノイズを除去する。サンプリング回路4の出力信
号はクランプ回路5によって直流再生され、感度アップ
回路7に与えられ、さらに感度アップ回路7の出力はA
GC装置8に与えられる。感度アップ回路7は、後述す
る感度アップ信号発生回路13の出力S6 がハイレベル
のときのみ、AGC装置8への出力信号S2 のレベルを
上げるように動作する。
【0007】クランプ回路5の出力は、また、自動絞り
制御回路6に与えられる。自動絞り制御回路6は、クラ
ンプ回路5の出力する映像信号のレベルは所定範囲内に
収まるように絞り2の開口率を制御する。AGC装置1
は、映像信号の振幅を最適に保つように自動利得制御を
行なう。AGCアンプ8aは、AGC制御回路8bから
与えられる直流電圧に応答して、入力される映像信号S
2 を増幅し、この増幅された映像信号3 を映像信号処理
装置9および検波回路10に与える。AGCアンプ8a
の出力S3は利得誤差検出回路8dにも与えられる。利
得誤差検出回路8dは、AGCアンプ8aの出力S3を
平滑検波して得られる直流電圧と、基準電圧発生回路8
eから与えられる基準電圧とを比較し、この比較結果を
増幅してAGCアンプ制御回路8bに与える。すなわ
ち、AGCアンプ8aの出力はフィードバックされる。
【0008】AGCアンプ制御回路8bは、AGCアン
プ8aに対してAGCアンプ8aの出力信号S3 の振幅
が低減してたときには、その増幅利得が増大するように
制御される。逆に、AGCアンプ8aの出力信号S3
振幅が増大したときには、その増幅利得が低減するよう
に制御する。AGCアンプ制御回路8bは、AGCアン
プ8aの出力信号S3 のレベルが所定範囲内にあるかぎ
り、利得誤差検出回路8dから与えられる直流電圧に応
答して、AGCアンプ8aの増幅利得を制御し続ける。
【0009】最大利得制御回路8cは、AGC制御回路
8bによる連続制御動作を制限する機能を持つものでA
GCアンプ8aの増幅利得がある一定の値以上にならな
いようにAGCアンプ制御回路8bの動作を制限してい
る。これは、AGCアンプ8aの利得を際限なく増大さ
せた場合、AGCアンプ8aの出力信号S3 のS/Nが
悪化し、実用上耐えられないレベルになるおそれがある
からである。
【0010】AGC装置8から出力された映像信号S3
は前段輝度系信号処理回路9aに与えられ、キャリア除
去、ガンマ補正、ニー補正などにより処理が行なわれた
後、輪郭補正回路9bと後段輝度信号処理回路9dに与
えられる。前段輝度信号処理回路9aから出力された映
像信号から、輪郭補正回路9bにより輪郭補正信号を得
て、後段輝度信号処理回路9dに与えられる。後段輝度
信号処理回路9dは、前段輝度信号処理回路9aからの
出力信号を、輪郭補正回路9bからの輪郭補正信号によ
り輪郭補正する。後段輝度信号処理回路9dは、さらに
輪郭補正された信号をホワイトクリップ、ペデスタル補
正、同期信号付加などの処理を行なって輝度信号を発生
する。この発生された輝度信号Yは混合回路11に与え
られる。
【0011】AGC装置8から出力された映像信号S3
はまた色系信号処理回路9eに与えられ、ここで色分離
処理、ガンマ補正、ホワイトバランス調整、マトリック
ス、色差信号発生などの処理が行なわれる。さらに色差
信号は、キャリアバランス、エンコード処理、バースト
負荷などの処理が施された後、色系ゲイン制御回路9f
に出力される。色系ゲイン制御回路9fは、色信号の利
得を制御し、クロマ信号として混合回路11に出力す
る。
【0012】AGC装置8から出力された映像信号S3
は、また検波回路10にも与えられる。映像信号S
3 は、検波回路10により平滑検波かつ直流化された
後、低輝度抑圧信号発生回路9gに直流電圧Eとして与
えられる。低輝度抑圧信号発生回路9gは、低輝度抑圧
信号S7 を輪郭補正制御回路9c、および色系ゲイン制
御回路9fに与える。
【0013】一般に、被写体が低照度にある場合は、映
像信号のS/Nは劣化する。このS/Nの劣化を防止す
るために、次のようにしている。すなわち、低照度の場
合、AGC装置8の出力S3 のレベルが低下するため、
検波回路10により発生される直流電圧Eも低くなる。
この直流電圧Eの低下に応答して、低輝度抑圧信号発生
回路9gは、低輝度抑圧信号S7 を発生し、輪郭補正量
を下げかつ輝度信号系のノイズを低減する。このように
して色系ゲインを下げることができ、クロマ信号ノイズ
を低減させてS/Nの劣化を防ぐことができる。
【0014】感度アップ信号発生回路13は、次のよう
な動作で感度アップ回路7に感度アップ信号S6 を与え
る。
【0015】図5は、被写体照度に対するクランプ回路
5からの映像信号S1 の特性図である。図において、縦
軸は映像信号S1 の出力レベルで横軸は照度eである。
【0016】(1)照度eがe≧e0 の範囲のときは、
自動絞り回路6により、絞り2の開口率が制御され、ク
ランプ回路5の出力S1 が一定に保たれる。
【0017】(2)照度eがe<e0 のときは、絞り2
は、開放状態であり、映像信号S1 のレベルは、照度e
に比例したレベルとなる。
【0018】(3) 照度eがe1 <eのときは、光量
検出回路12は、ローレベルの光量信号S4 を出力す
る。
【0019】(4) 照度eがe<e1 では、光量検出
回路12は、ハイレベルの光量検出信号S4 を出力す
る。感度アップスイッチSW1は、オン状態でハイレベ
ルとなり、オフ状態でローレベルとなるようにされてい
る。感度アップ信号発生回路13は、光量検出信号S4
と、感度アップスイッチSW1の出力信号S5 が入力さ
れており、光量検出信号S4 がハイレベルのときのみ、
感度アップスイッチSW1の出力S5 を受けて、感度ア
ップ信号S6 を出力するようになっている。
【0020】すなわち、光量検出信号S4 がハイレベル
となっているときに感度アップスイッチSW1をハイレ
ベルにしてあれば感度アップ信号発生回路13からハイ
レベル感度アップ信号S6 が出力されて、感度アップ回
路7をゲインアップ状態にする。これに応答して、AG
C装置8への入力信号S2 のレベルが上がる。感度アッ
プ信号S6 は、一旦ハイレベルに設定されると、光量検
出信号S4 がローレベルの状態になっても、ハイレベル
のままになるようにされている。これは、照度が変化す
るたびに、感度アップをオン/オフさせると、AGC装
置8の時定数により映像信号が安定しなくなり、画面が
不自然となるからである。
【0021】図6は、感度アップ動作を説明するための
図である。図6の(a)は照度と感度アップ回路7の出
力Sの特性を示し、破線は感度アップしていないとき
であり、実線は感度アップしたときである。図6の
(b)はAGC装置8の特性を示す。図6の(c)は、
AGC装置から出力された映像信号Sと照度との関係
を示す図であり、図6の(a)と図4の(b)と合成し
た関係である。
【0022】ところで、低照度時における映像信号のS
/Nは以下の理由により劣化する。すなわち、感度アッ
プ回路7に入力される映像信号S1 は、入射光量に対し
て相関性のないランダムな高周波信号が常に一定レベル
だけ含まれている。このノイズは、主として撮像素子3
で発生する。一方、映像信号のレベルは、撮像素子3へ
の入射光量に依存する。そのため、被写体照度が低下し
ている場合には、映像信号レベルS1 が低下するのに対
し、ノイズは一定レベルを保つため、感度アップ回路7
に入力される映像信号S1 のS/Nは劣化する。したが
って、感度アップされた映像信号S2 のS/Nはさらに
悪化することになる。
【0023】このS/Nの劣化を防ぐために、検波回路
により検波した直流電圧Eを低輝度抑圧信号発生回路9
gに与える。低輝度抑圧信号発生回路9gは、低輝度抑
圧信号S7 を輪郭補正制御回路9cと色系ゲイン制御回
路9fに与える。輪郭補正制御回路9cと、色系ゲイン
制御回路9fは、低輝度抑圧信号S7 が下がったとき
に、それぞれ輪郭補正量を下げ、色系ゲインを下げるよ
うに動作する。このような動作を行なうことにより低照
度時の輝度信号系ノイズとクロマ信号系のノイズとを低
減させ、S/Nの悪化を防いでいる。
【0024】
【発明が解決しようとする課題】しかし、感度アップ状
態では、検波回路10への入力信号S3 のレベルが上が
るため、直流電圧Eは上がり、低輝度抑圧信号S7 も上
がってしまう。したがって、感度アップされることにな
った映像信号のS/Nは悪化する方向なのに対して、低
輝度抑圧信号は、抑圧量は減る方向に作用し、映像信号
のS/Nは非常に悪化してしまうことになる。この結
果、十分な感度アップ量を得ることができないことにな
る。
【0025】それゆえに、この発明の目的は、感度アッ
プ時にも低輝度抑圧効果を行なわせることにより、低照
度領域でS/Nを極端に悪化させることなく感度アップ
できる受信感度制御機能付きビデオカメラを提供するこ
とである。
【0026】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
のこの発明は、撮像面に結像された被写体像を光電変換
する光学系と、光電変換された信号を処理して輝度信号
とクロマ信号とを混合した複合映像信号を発生する映像
信号処理装置とを含むビデオカメラであって、以下の特
徴を有する。すなわち、前記光電変換された信号と所定
レベルとの比較に基づいて入射光量の低下を検出し、入
射光量低下検出信号を発生する光量検出回路と、前記光
電変換された信号の利得を制御するための感度アップ回
路と、前記感度アップ回路により増幅された信号が与え
られる自動利得調整回路と、前記自動利得調整回路の出
力する信号レベルと負の相関をもって、輝度信号の輪郭
補正利得とクロマ信号利得とを制御する低輝度時抑圧信
号回路とを備えたビデオカメラにおいて、前記光量検出
回路の出力に基づいて前記感度アップ回路の動作条件の
充足を検出し、感度アップ信号を発生して前記感度アッ
プ回路に与える感度アップ信号発生回路と、前記感度ア
ップ信号および前記入射光量低下検出信号に応答して、
前記低輝度時抑圧信号回路による利得制御を抑制する利
得制御抑制手段とを備えたことを特徴とする。
【0027】
【作用】この発明では、低照度の場合は、入射光量低下
検出信号が発生され、この発生された入射光量低下検出
信号により、感度アップ回路の動作条件が充足されると
感度アップ信号が出力され,感度アップ回路が能動化さ
れる。また、感度アップ信号と入射光量低下検出信号と
に応答して、利得制御抑制手段が低輝度抑圧信号回路に
よる利得制御を抑制する。このため、映像信号処理装置
は、低照度時においては輝度信号の輪郭補正利得と、ク
ロマ信号利得とを下げる。そのため低照度時の輝度信号
系ノイズと、色信号系ノイズとが低減される低輝度抑圧
動作を行なうことができる。この結果、映像信号のS/
Nの悪化を防ぐことができる。
【0028】
【実施例】図1は本発明にかかる受信感度制御機能付き
ビデオカメラのブロック図である。同図を参照して、こ
のビデオカメラが図2に示すビデオカメラと異なるとこ
ろは、光量検出回路12の出力と感度アップ信号発生回
路13の出力とに入力ゲートが接続されるANDゲート
14と、検波回路10の出力に一端が接続される抵抗R
2と、抵抗R2の他端と接地電位との間に結合され、A
NDゲート14からの出力に応答してスイッチングする
スイッチング回路15とが設けられていることである。
これら以外は図2ないし図4に示した従来のビデオカメ
ラと同様であり、同様な回路には、同一の符号を付し、
その説明は適宜省略する。
【0029】次に、図1の受信感度制御機能付きビデオ
カメラの動作を説明する。まず、照度eが図5に示した
ごとくe<e1 の関係になると、光量検出回路12から
出力される光量検出信号S4 がハイレベルとなり、この
とき感度アップスイッチSW1がオンにされると、感度
アップ信号発生回路13からハイレベルの感度アップ信
号S6 が発生される。
【0030】感度アップ回路7は、ハイレベルの感度ア
ップ信号S6 に応答して、入力信号S1 を増幅し、増幅
した映像信号S2 を出力する。感度アップ回路7から出
力された映像信号S2 は、AGC装置8により増幅され
た後検波回路10と映像信号処理装置9に与えられる。
ここまでの信号処理は、従来例と同様である。
【0031】そして、ハイレベルの光量検出信号S4
ハイレベルの感度アップ信号S6 とに応答して、AND
ゲート14はハイレベルの信号を出力し、スイッチング
回路15をオン状態にする。スイッチング回路15がオ
ン状態になると、検波回路10から発生される直流電圧
Eはほぼ接地電位まで降下する。
【0032】このようにして、降下された直流電圧Eを
受けて、低輝度抑圧信号発生回路9g(図4参照)は、
低輝度抑圧信号S7 のレベルを低減させる。このため、
色系ゲイン制御回路9fのゲインが下がるとともに、輪
郭補正量制御回路から発生される制御量が少なくなり、
輝度信号系のノイズが減少するとともに、クロマ信号系
のノイズが減少する。この結果、低照度時におけるS/
Nの悪化を防止することができる。
【0033】
【発明の効果】以上のこの発明によれば、低照度時に
は、感度アップ回路により感度アップされた映像信号が
自動利得調整回路により利得調整される。この利得調整
された映像信号を映像信号処理装置により処理すること
により輝度信号とクロマ信号の感度アップを図ることが
できる。そして、利得制御抑制手段は、感度アップ信号
と入射光量低下検出信号とに応答して、低輝度時抑圧信
号回路での輝度信号の輪郭補正利得とクロマ信号利得と
を抑制する。そのため低照度時に映像信号処理装置から
出力される輝度信号系のノイズとクロマ信号系のノイズ
との増大を防止することができる。したがって、低照度
時においてS/Nを悪化させることなく、感度アップさ
せることができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すブロック図である。
【図2】従来のビデオカメラを示すブロック図である。
【図3】ビデオカメラのAGC装置の詳細を示すブロッ
ク図である。
【図4】ビデオカメラの映像信号処理装置の詳細を示す
ブロック図である。
【図5】クランプ回路の出力特性図である。
【図6】感度アップ動作を説明するための特性図であ
る。
【符号の説明】
5はクランプ回路、6は自動絞り調整回路、7は感度ア
ップ回路、8はAGC装置、9は映像信号処理装置、9
gは低輝度抑圧信号発生回路、10は検波回路、11は
混合回路、12は光量検出回路、13は感度アップ信号
発生回路14はANDゲート、15はスイッチング回路
である。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮像面に結像された被写体像を光電変換
    する光学系と、光電変換された信号を処理して輝度信号
    とクロマ信号とを混合した複合映像信号を発生する映像
    信号処理装置とを含むビデオカメラであって、 前記光電変換された信号と所定レベルとの比較に基づい
    て入射光量の低下を検出し、入射光量低下検出信号を発
    生する光量検出回路と、 前記光電変換された信号の利得を制御するための感度ア
    ップ回路と、 前記感度アップ回路により増幅された信号が与えられる
    自動利得調整回路と、 前記自動利得調整回路の出力する信号レベルと負の相関
    をもって、輝度信号の輪郭補正利得とクロマ信号利得と
    を制御する低輝度時抑圧信号回路とを備えたビデオカメ
    ラにおいて、 前記光量検出回路の出力に基づいて前記感度アップ回路
    の動作条件の充足を検出し、感度アップ信号を発生して
    前記感度アップ回路に与える感度アップ信号発生回路
    と、 前記感度アップ信号および前記入射光量低下検出信号に
    応答して、前記低輝度時抑圧信号回路による利得制御を
    抑制する利得制御抑制手段とを備えたことを特徴とする
    受信感度制御機能付きビデオカメラ。
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