JPH0775010A - ビデオカメラ - Google Patents

ビデオカメラ

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JPH0775010A
JPH0775010A JP5240647A JP24064793A JPH0775010A JP H0775010 A JPH0775010 A JP H0775010A JP 5240647 A JP5240647 A JP 5240647A JP 24064793 A JP24064793 A JP 24064793A JP H0775010 A JPH0775010 A JP H0775010A
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JP
Japan
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sensitivity
amplifier
agc
voltage
signal
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JP5240647A
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Nagahiro Kawaguchi
永弘 川口
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 感度アップ不要範囲での感度アップ操作に伴
う撮影画像のノイズの増加を防止し、そのS/N劣化を
防止する。 【構成】 AGCアンプ4を所定の利得変化特性に固定
するAGC特性設定手段としての抵抗50,51と、演
算アンプ12から出力される誤差信号の変化範囲を所定
のクリップ値で制限し,感度アップスイッチ5の感度ア
ップ操作時のみ前記制限を解除するクリップ回路52と
を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、感度アップスイッチを
備えた固体撮像素子構成のビデオカメラに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種固体撮像素子構成のビデオ
カメラは、図3に示すように構成される。そして、固体
撮像素子であるCCD1の撮影出力の信号を信号分離用
のサンプルホールド回路2を介して入力増幅部3のAG
Cアンプ4に供給し、このアンプ4により増幅する。
【0003】このアンプ4は端子aの最大利得設定電圧
により最大利得が例えば図4に示すように可変設定さ
れ、端子bのAGC電圧により利得が例えば図5に示す
ように最大利得と最小利得との間で変化する。さらに、
最大利得の設定とAGC電圧に基づく利得可変との組合
せにより、アンプ4の利得変化特性は例えば図6に示す
ようになる。
【0004】同図の実線ア,イは最大利得を下限値,上
限値に設定したときの特性を示し、実線ウ,エは後述の
感度アップスイッチのオフ時,オン時の特性を示す。ま
た、Cmin,CmaxはAGC電圧の実際の変化範囲
の最小値,最大値を示し、(Cmin〈)C0 〜C
m(〉Cmax)はAGCの制御可能な範囲を示す。
【0005】そして、従来は端子aの最大利得設定電圧
が感度アップスイッチ5により可変設定され、このスイ
ッチ5がオフする通常時は端子aの最大利得設定電圧が
電源端子+Bとアースとの間に直列に設けられた最大利
得設定用の抵抗6,7の分圧により定まり、スイッチ5
がオンする感度アップ操作時は抵抗6に感度アップ用の
抵抗8が並列接続されて端子aの最大利得設定電圧が上
昇する。つぎに、アンプ4の出力信号Sをバッファアン
プ9を介して検波回路10に供給し、この検波回路10
によりアンプ4の出力信号を平均検波してその平均の明
るさ(輝度)を検出する。
【0006】さらに、検波回路10の出力信号が形成す
る平均の明るさの検出値と可変抵抗11により設定され
た平均の明るさの基準値とを演算アンプ12に供給し、
このアンプ12及び帰還回路13が形成する誤差信号発
生部により、基準値に対する検出値の増減の逆に変化す
る電圧Vxの誤差信号を形成する。
【0007】そして、この誤差信号はAGC電圧として
アンプ4の端子bに供給され、感度アップ不要な通常時
はAGC電圧が図6の実線ウに沿って例えばC0 〜C2
の範囲変化し、前記検出値が前記基準値に引込まれてア
ンプ4の出力信号Sが被写体の明るさによらず、一定に
制御される。
【0008】また、AGC電圧が例えば図6のCm以上
になる低照度時は、感度アップスイッチ5のオンにより
アップ4の利得が同図の実線ウの最大値から実線エの最
大値に上昇変化し、感度アップが図られる。なお、検波
回路10の検出値は入力用の抵抗14を介してアンプ1
2の反転入力端子(−)に供給され、可変抵抗11の基
準値の信号は入力用の抵抗15を介してアンプ12の非
反転入力端子(+)に供給される。
【0009】また、アンプ12の出力端子と反転入力端
子(−)との間に設けられた帰還回路13は図7に示す
ように積分時定数用の抵抗16,コンデンサ17の並列
回路により形成され、誤差信号の急変動を抑制する。そ
して、アンプ4の出力信号は輝度信号処理部18,クロ
マ信号処理部19に並列供給される。
【0010】このとき、輝度信号処理部18はアンプ4
の出力信号をガンマ補正回路20により補正した後、キ
ャリア成分除去用のローパスフィルタ21,タイミング
整合用の遅延素子22を介して輪郭付加回路23に供給
し、撮影出力の水平,垂直の輪郭を強調して補正する。
【0011】さらに、輪郭付加回路23の出力信号をレ
ベル調整回路24を介してホワイトクリップ及びセット
アップ付加回路25,同期付加回路26に順に供給し、
ホワイトクリップ及びセットアップ付加を施した後、水
平,垂直の同期信号を付加していわゆる輝度信号を形成
する。
【0012】また、クロマ信号処理部19はアンプ4の
出力信号をクロマ信号分離用のサンプルホールド回路2
7,28により180°ずれてサンプリングし、両サン
プリング回路27,28の出力信号を演算アンプ29,
30により加,減算処理し、アンプ30の出力信号を1
H遅延回路31の1ライン遅延,スイッチ32,33の
ライン毎の切換えにより処理して色同時化する。
【0013】この同時化に基づくアンプ29の狭帯域輝
度信号及びスイッチ32,33の出力信号を原色分離回
路34に供給し、この分離回路34により撮影出力の
R,G,Bの3原色信号を形成する。この3原色信号を
白バランス及びガンマ補正回路35の両補正を施した
後、色差マトリックス及びクロマレベル調整回路36に
供給し、R−Y,B−Yの2種の色差信号に変換する。
【0014】さらに、この両色差信号を二相変調及びバ
ースト付加回路37に供給して変調するとともにカラー
バースト信号を付加し、回路37の出力信号を高輝度部
・低照度抑圧回路38に供給し、この回路38により高
輝度部の低照度撮影時のレベル抑圧等を施していわゆる
クロマ信号を形成する。
【0015】つぎに、輝度信号処理部18の撮影出力の
水平,垂直の輪郭補正について説明する。まず、水平の
輪郭補正を行うため、ローパスフィルタ21の出力信号
及びこの信号を水平方向に遅延した遅延素子22の出力
信号を水平輪郭補正回路39に供給し、この回路39に
より水平方向の輪郭強調信号を形成する。
【0016】そして、この水平方向の輪郭強調信号を利
得可変アンプ40を介して輪郭付加回路23に供給し、
補正回路20,フィルタ21,遅延素子22を介したア
ンプ4の出力信号に加算して撮影出力の水平方向の輪郭
を強調補正する。このとき、アンプ40の利得は標準利
得設定用の抵抗41,42の分圧により標準値に設定さ
れ、照度が低下してアンプ12の出力電圧が上昇する
と、逆流防止用のダイオード43がオンして電圧Vxに
より変化し、標準値から減少する。
【0017】また、垂直の輪郭補正を行うため、色信号
処理部19のアンプ29の出力信号と,この信号を1H
遅延回路44により1ライン遅延した信号とを演算アン
プ45に供給し、このアンプ45の誤差信号により垂直
方向の輪郭強調信号を形成する。そして、この垂直方向
の輪郭強調信号も利得可変アンプ46を介して輪郭付加
回路23に供給し、補正回路20,フィルタ21,遅延
素子22を介したアンプ4の出力信号に加算して撮影出
力の垂直方向の輪郭を強調する。
【0018】このとき、アンプ46の利得は標準利得設
定用の抵抗47,48の分圧により標準値に設定され、
照度が低下してアンプ12の出力電圧が上昇すると、逆
流防止用のダイオード49がオンして標準値から減少す
る。
【0019】なお、クロマ信号処理部19の抑圧回路3
8も電圧Vxによりアンプ40,46と同様の利得制御
が施されて低照度時のレベルを抑圧する。そして、アン
プ40,46及び抑圧回路38の電圧Vxに対する水
平,垂直輪郭レベル及びクロマレベルの補正特性は、例
えば図8に示すようになる。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】前記図3の従来のビデ
オカメラの場合、感度アップスイッチ5のオン,オフ
(感度アップ操作の有,無)によりアンプ4の最大利得
を可変設定する構成であるため、アンプ4の出力信号S
が一定に保持される感度アップ不要なAGC電圧範囲で
の撮影中に感度アップスイッチ5をオン,オフすると、
とくに、撮影照度が低い状態での感度アップスイッチの
オン時(感度アップ操作時)にノイズが増加して撮影画
像のS/Nが劣化する問題点がある。
【0021】すなわち、図6のC0 〜CmのAGC電圧
範囲においては、AGC電圧の利得制御により、感度ア
ップスイッチ5のオン,オフによらず、検波回路10の
検出値が可変抵抗11の基準値に引込まれてアンプ4の
出力信号Sは一定レベルに保たれる。
【0022】そして、感度アップ不要なAGC電圧範囲
を図6のC2 以下の範囲とすると、この範囲での感度ア
ップスイッチ5をオフした低照度撮影により例えば同図
の点α(AGC電圧C2 ,アンプ4の利得g1 )の撮影
条件になるときに、感度アップスイッチ5をオンして感
度アップ操作が行われると、アップ4の最大利得の設定
が上昇変更され、操作瞬時の撮影条件は例えば同図の点
β(AGC電圧C2 ,アンプ4の利得g2 (〉g1 )に
変化する。
【0023】このとき、アンプ4の利得がg1 からg2
に増大して出力信号Sが大きくなり、検波回路10の検
出値が可変抵抗11の基準値を上回ってアンプ12の誤
差信号の電圧が低下し、この電圧低下によりアンプ4の
端子bのAGC電圧が下がる。
【0024】そして、このAGC電圧の低下により撮影
条件が図6の点γ(AGC電圧C1,アンプ4の利得g
1 )に移行すると、検波回路10の検出値が可変抵抗1
1の基準値に引込まれ、アンプ4の出力信号Sが感度ア
ップ操作前と同じレベルに戻り、以降は、感度アップス
イッチ5がオフするまで、この条件で撮影が行われる。
【0025】この場合、感度アップ操作時のアンプ4の
出力信号Sはいわゆるフィードバック制御で操作前のレ
ベルに戻るが、アンプ12の出力信号(誤差信号)に基
づくAGC電圧としての電圧Vxは操作前のC2 からC
1 に低下する。
【0026】そして、この電圧Vxの低下によりアンプ
40,46及び抑圧回路38の利得は感度アップ操作前
より大きくなり、輪郭強調量及びクロマレベルが増大
し、この増大に伴ってノイズが増加する。
【0027】この結果、感度アップ不要なAGC電圧範
囲で感度アップ操作が行われると、アップ4の出力信号
Sが操作前と同じレベルに保たれて撮影画像の明るさは
変わらないが、輝度信号及びクロマ信号のノイズが輪郭
強調等で増加し、撮影画像のS/Nが操作前より劣化
し、感度アップ操作の有,無によって撮影画質が変わ
る。
【0028】そして、白黒のビデオカメラにおいても、
前記の輪郭補正と同様の輪郭強調により、感度アップ操
作時の撮影画像のノイズが操作前より増加して前記と同
様の問題点が生じる。
【0029】本発明は、感度アップ不要範囲での感度ア
ップ操作に伴う撮影画像のノイズの増加を防止し、その
S/N劣化を防止することを目的とする。
【0030】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めに、本発明のビデオカメラにおいては、AGCアンプ
を所定の利得変化特性に固定するAGC特性設定手段
と、AGCアンプの出力信号に基づく平均の明るさの検
出値と基準値との誤差信号の変化範囲を所定のクリップ
値で制限し,感度アップ操作時のみ前記制限を解除する
信号クリップ手段とを備える。
【0031】
【作用】前記のように構成された本発明のビデオカメラ
の場合、AGCアンプはAGC特性設定手段により利得
変化特性が所定の特性に固定され、感度アップ操作の
有,無によっては利得変化特性が変わらない。そのた
め、AGCアンプの出力信号に基づいて形成されるAG
Cアンプ及び輪郭強調の利得制御用の誤差信号は、感度
アップ操作の有,無によっては変わらない。
【0032】さらに、前記利得制御用の誤差信号は信号
クリップ手段により、感度アップ操作が行われないとき
の信号変化範囲が所定のクリップ値で制限され、感度ア
ップ操作が行われたときに前記制限が解除されて信号変
化範囲が拡大する。
【0033】したがって、感度アップ不要なAGC電圧
範囲をクリップ値によって設定すると、この範囲内にお
いては、感度アップ操作の有,無による前記誤差信号の
変化がなく、従来のような感度アップ操作に伴う撮影画
像のノイズの増加が防止されてそのS/Nの劣化が防止
される。
【0034】しかも、感度アップが必要な低照度撮影時
は、感度アップ操作によりクリップ値を越えて前記誤差
信号が変化し、AGCアンプの出力信号が増大して感度
アップが行われる。
【0035】
【実施例】1実施例について、図1及び図2を参照して
説明する。この実施例においては、図3の入力増幅部3
の代わりに図1の入力増幅部49を設ける。
【0036】図1において、図3と同一符号は同一もし
くは相当するものを示し、入力増幅部49が入力増幅部
3と異なる点は、つぎの(i)〜(iii)の点である。 (i) AGCアンプ4の端子aにAGC特性設定手段と
しての分圧用の抵抗50,51の分圧のみを印加するよ
うにした点。
【0037】(ii)演算アンプ12の後段に信号クリッ
プ手段を形成するクリップ回路52を設け、この回路5
2の出力信号を電圧Vxの信号としてアンプ4及び図3
の抑圧回路38,アンプ40,46に供給するようにし
た点。 (iii) 感度アップスイッチ5をクリップ回路52に設
けた点。
【0038】そして、抵抗50,51はアンプ4の最大
利得を例えば従来の感度アップ操作時の最大利得に設定
し、その利得変化特性を図6の実線エに相当する図2の
実線クの所定特性に固定する。なお、図2の破線オ,
カ,キは図6の実線ア,イ,ウの特性である。
【0039】つぎに、クリップ回路52はアンプ12の
出力信号がPNP型のスイッチングトランジスタ53の
ベースに供給され、このトランジスタ53に並列接続さ
れたPNP型のスイッチングトランジスタ54のベース
に、分圧用の抵抗55,56により設定された所定のク
リップ電圧VTHが印加される。この電圧VTHは図2に示
すように、アンプ4の利得を従来の感度アップスイッチ
オフ時の最大利得に設定する電圧であり、例えば図6の
2 に相当する。
【0040】さらに、トランジスタ53,54の共通の
エミッタ電圧がNPN型のバッファ用のトランジスタ5
7のベースに供給され、このトランジスタ57のエミッ
タ電圧が電圧Vxの利得制御の信号を形成する。なお、
図1の58はトランジスタ53,54の共通のエミッタ
抵抗、59はトランジスタ57のエミッタ抵抗である。
【0041】また、感度アップスイッチ5は抵抗55に
並列に設けられ、感度アップ操作時にオンして抵抗55
を短絡する。そして、感度アップスイッチ5をオフして
撮影する場合、図2のC0 〜VTHの感度アップ不要なA
GC電圧範囲の撮影であれば、アンプ4の出力信号Sが
一定レベルに保持され、アンプ12の出力信号はクリッ
プ値以下の範囲で撮影出力の平均の明るさの逆に変化す
る。
【0042】このとき、トランジスタ53のベース電圧
が常にトランジスタ54のベース電圧以下になるため、
トランジスタ53がオンしてトランジスタ54がオフ
し、アンプ12の出力信号がトランジスタ57のエミッ
タから電圧Vxの信号として出力される。つぎに、撮影
照度が低下し、検波回路10の検出値が小さくなってア
ンプ12の誤差信号がクリップ値より大きくなると、ト
ランジスタ53のベース電圧がトランジスタ54のベー
ス電圧より高くなるため、トランジスタ53がオフして
トランジスタ54がオンし、このトランジスタ54のベ
ースのクリップ値の電圧VTHがトランジスタ57のエミ
ッタから電圧Vxとして出力され、アンプ4のAGC電
圧及び図3の抑圧回路38,アンプ40,46の利得制
御電圧の最大がクリップ値の電圧VTHに制限される。
【0043】一方、感度アップスイッチ5をオンし、感
度アップ操作して撮影する場合、スイッチ5のオンによ
り抵抗55が短絡され、トランジスタ54のベース電圧
が図2のCmaxより高い電圧になり、クリップ値によ
る制限が解除される。このとき、アンプ12の出力信号
よりトランジスタ54のベースの電圧が常に高くなるた
め、トランジスタ53,54はアンプ12の出力信号に
よらず、トランジスタ53がオンしてトランジスタ54
がオフする。
【0044】したがって、撮影照度によらず、アンプ1
2の出力信号がトランジスタ57のエミッタから電圧V
xの信号として出力され、アンプ4のAGC電圧及び抑
圧回路38,アンプ40,46の利得制御電圧が常にア
ンプ12の出力信号に追従して変化する。
【0045】この結果、アンプ4の利得はつぎのように
なる。すなわち、感度アップスイッチ5がオフして感度
アップ操作が行われないときは、図2のCmin〜VTH
の感度アップ不要なAGC電圧範囲Aの撮影により、図
中の実線クの特性にしたがってアンプ4の利得が変化
し、撮影照度が低下してAGC電圧が範囲Aを越えて上
昇するときに、アンプ4の利得はクリップ値の電圧VTH
に制限されて固定される。
【0046】また、感度アップスイッチ5がオンして感
度アップ操作が行われたときは、図2のCmin〜Cm
axのAGC電圧範囲B(〉A)において、常に図中の
実線クの特性にしたがってアンプ4の利得が変化する。
【0047】したがって、感度アップ不要なAGC電圧
範囲Aにおいては、感度アップ操作の有,無によっては
アンプ4の利得変化特性が変わらず、感度アップ操作時
の電圧Vxが感度アップ操作前と同じ電圧になる。
【0048】そのため、電圧Vxに基づく図3の抑圧回
路38及びアンプ40,46の利得制御が感度アップ操
作の有,無によっては変わらず、感度アップ操作時の輪
郭強調量及びクロマレベルが感度アップ操作前と同じに
なり、感度アップ操作に伴う撮影画像ノイズの増加が防
止されてそのS/N特性の劣化が防止される。
【0049】しかも、AGC電圧範囲Aを越える低照度
撮影時は、感度アップ操作によりアンプ4の利得が上昇
して感度アップが図られる。なお、図2のVTH〜Cmの
AGC範囲においては感度アップ操作により、輪郭強調
量及びクロマレベルが増加するが、同時に、感度アップ
が図られてアンプ4の利得が上昇し、撮影画像が明るく
なるため、撮影画像のS/Nは劣化しない。そのため、
図2のC0 〜CmのAGC電圧範囲において、感度アッ
プ操作の有,無による撮影画像のS/Nの変化は生じな
い。
【0050】そして、アンプ4の利得変化特性,クリッ
プ値VTH等は設計条件等に基づいて任意に設定すればよ
い。また、電圧Vxに対するアンプ4及び抑圧回路3
8,アンプ40,46の利得変化特性が実施例と異なる
場合等にも適用できるのは勿論である。
【0051】さらに、前記実施例ではアンプ12の出力
信号によりクロマレベルも制御するカラービデオカメラ
に適用したが、白黒のビデオカメラに適用することもで
き、この場合はクロマレベルの制御等を省くことができ
る。また、前記実施例ではいわゆるアナログ回路構成の
場合に適用したが、デジタル回路構成の場合にも適用で
きる。
【0052】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているため、以下に記載する効果を奏する。抵抗50,
51のAGC特性設定手段によりAGCアンプ4の利得
変化特性が所定の特性に固定され、感度アップ操作の
有,無によっては変化しないため、アンプ4の出力信号
に基づいて形成されるアンプ4及び輪郭強調の利得制御
の誤差信号が感度アップ操作の有,無によっては変化し
なくなる。
【0053】さらに、クリップ回路52が形成する信号
クリップ手段により、感度アップ操作が行われないとき
の前記誤差信号の変化範囲が所定のクリップ値で制限さ
れ、感度アップ操作が行われたときに前記制限が解除さ
れて誤差信号の変化範囲が拡大する。
【0054】したがって、感度アップ不要範囲をクリッ
プ値によって設定すると、この範囲内においては、感度
アップ操作の有,無による前記誤差信号の変化がなく、
従来のような感度アップ操作に伴う撮影画像のノイズの
増加が防止されてそのS/Nの劣化が防止される。
【0055】しかも、感度アップが必要な低照度撮影時
は、感度アップ操作によりクリップ値を越えて前記誤差
信号が変化し、AGCアンプの出力信号が感度アップ操
作をしないときより増大して感度アップが行われる。そ
のため、感度アップ操作の有,無による撮影画像の変化
が少なく、しかも、感度アップスイッチ5により適正な
感度アップが行え、撮影特性が著しく向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のビデオテープレコーダの1実施例の要
部のブロック結線図である。
【図2】図1のAGCアンプの利得変化特性の説明図で
ある。
【図3】従来装置のブロック結線図である。
【図4】図3のAGCアンプの最大利得設定電圧と利得
との関係説明図である。
【図5】図3のAGCアンプのAGC電圧と利得との関
係説明図である。
【図6】図3のAGCアンプの利得変化特性の説明図で
ある。
【図7】図3の一部の詳細な結線図である。
【図8】図3の制御電圧と水平垂直輪郭レベル,クロマ
レベルとの関係説明図である。
【符号の説明】
1 固体撮像素子であるCCD 4 AGCアンプ 5 感度アップスイッチ 10 検波回路 12 演算アンプ 23 輪郭付加回路 50,51 AGC特性設定手段を形成する抵抗 52 信号クリップ手段を形成するクリップ回路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固体撮像素子の撮影出力をAGCアンプ
    により増幅し、該アンプの出力信号を検波した平均の明
    るさの検出値と設定された基準値との誤差信号により前
    記AGCアンプの利得を前記検出値が前記基準値に引込
    まれるように可変し、 前記AGCアンプの出力信号から形成した輪郭強調信号
    を前記誤差信号の利得制御により可変増幅して前記AG
    Cアンプの出力信号に加算し、 かつ、感度アップスイッチの感度アップ操作により、前
    記AGCアンプの利得を増大調整するビデオカメラにお
    いて、 前記AGCアンプを所定の利得変化特性に固定するAG
    C特性設定手段と、 前記誤差信号の変化範囲を所定のクリップ値で制限し,
    前記感度アップ操作時のみ前記制限を解除する信号クリ
    ップ手段とを備えたことを特徴とするビデオカメラ。
JP5240647A 1993-08-31 1993-08-31 ビデオカメラ Pending JPH0775010A (ja)

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