JP2729261B2 - ハロゲン化ビニル系樹脂を含む熱成形材料及びその製造方法と、微生物崩壊性熱可塑性樹脂成形物の製造方法 - Google Patents

ハロゲン化ビニル系樹脂を含む熱成形材料及びその製造方法と、微生物崩壊性熱可塑性樹脂成形物の製造方法

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JP2729261B2 JP6196047A JP19604794A JP2729261B2 JP 2729261 B2 JP2729261 B2 JP 2729261B2 JP 6196047 A JP6196047 A JP 6196047A JP 19604794 A JP19604794 A JP 19604794A JP 2729261 B2 JP2729261 B2 JP 2729261B2
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Agency of Industrial Science and Technology
Fukubi Kagaku Kogyo KK
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ハロゲン化ビニル系樹
脂を含む熱成形材料及びその製造方法と、ハロゲン化ビ
ニル系樹脂を含む微生物崩壊性熱可塑性樹脂成形物又は
その製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】プラスチック廃棄物は、天然高分子廃棄
物とは異なり、自然界では分解されないため、鳥、亀、
魚類などの野生動物に深刻な危害を与えている。また、
プラスチック廃棄物は、埋立処理しても腐らず、かさば
るために、埋立地の寿命を短かくするとともに、その理
立跡地の利用を困難にしている。従来、このようなプラ
スチックの野生動物への危害や埋立ての問題を解決する
ために、脂肪族ポリエステル樹脂をマトリックスとし、
このマトリックス中にポリエチレンやポリスチレン等の
熱可塑性樹脂を40〜75重量%で混合分散させた成形
物が提案されている(特願平2−49798号)。
【0003】しかし、この成形物において、熱可塑性樹
脂として塩化ビニル系樹脂を用いる場合、塩化ビニル系
樹脂は、ポリエチレンやポリスチレン等の炭化水素系樹
脂と比べて、その溶融粘度が著しく高く、押出成形機内
で溶融混練し、押出成形しても、得られる成形物は不均
一のもので、その物性及びその微生物崩壊性は未だ不満
足のものであった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、物性及び微
生物崩壊性にすぐれたハロゲン化ビニル系樹脂含有成形
物及びその製造方法と、その成形材料として好適なハロ
ゲン化ビニル系樹脂含有熱成形材料及びその製造方法を
提供することをその課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記課題
を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、本発明を完成する
に至った。即ち、本発明によれば、脂肪族ポリエステル
樹脂からなる粒径0.1〜20mmの小寸法の固形物表
面に、ハロゲン化ビニル系樹脂からなる粉体を付着結合
させた構造を有する熱成形材料であって、ハロゲン化ビ
ニル系樹脂からなる粉体の含有割合が脂肪族ポリエステ
ル樹脂とハロゲン化ビニル系樹脂の合計量に対し、10
〜60重量%であり、かつ該熱成形材料の溶融混練物の
押出成形温度での該ハロゲン化ビニル系樹脂及び該脂肪
族ポリエステル樹脂のそれぞれの粘度が下記式(I) 5×10≧η/η≧10 (I) (前記式中、ηは押出温度でのハロゲン化ビニル系樹
脂の粘度(Pa・s)を示し、ηは押出温度での脂肪
族ポリエステル樹脂の粘度(Pa・s)を示す)を満足
することを特徴とする熱成形材料が提供される。また、
本発明によれば、脂肪族ポリエステル樹脂からなる粒径
0.1〜20mmの小寸法の固形物表面に、可塑剤を含
有するハロゲン化ビニル系樹脂からなる粉体を付着結合
させた構造を有する熱成形材料であって、ハロゲン化ビ
ニル系樹脂からなる粉体の含有割合が脂肪族ポリエステ
ル樹脂とハロゲン化ビニル系樹脂の合計量に対し、10
〜60重量%であり、可塑剤の含有割合が、脂肪族ポリ
エステル樹脂とハロゲン化ビニル系樹脂と可塑剤との合
計量に対し10〜50重量%であり、かつ該熱成形材料
の溶融混練物の押出成形温度での該ハロゲン化ビニル系
樹脂及び該脂肪族ポリエステル樹脂のそれぞれの粘度
下記式(II) 1×10≧η/η≧10 (II) (前記式中、ηは押出温度での可塑剤を付着させたハ
ロゲン化ビニル系樹脂の粘度(Pa・s)を示し、η
は押出温度での脂肪族ポリエステル樹脂の粘度(Pa・
s)を示す)を満足することを特徴とする熱成形材料が
提供される。
【0006】さらに、本発明によれば、脂肪族ポリエス
テル樹脂からなるペレットと、ハロゲン化ビニル系樹脂
からなる粉体を、加熱下において、その脂肪族ポリエス
テル樹脂を半溶融ないし溶融状態に保持し、ハロゲン化
ビニル系樹脂を未溶融状態に保持しながら攪拌混合する
ことを特徴とする前記熱成形材料の製造方法が提供され
る。
【0007】さらにまた、本発明によれば、脂肪族ポリ
エステル樹脂からなるペレットと、可塑剤を含有するハ
ロゲン化ビニル系樹脂からなる粉体を、加熱下におい
て、その脂肪族ポリエステル樹脂を半溶融ないし溶融状
態に保持し、可塑剤を含有するハロゲン化ビニル系樹脂
を未溶融状態に保持しながら攪拌混合することを特徴と
する前記熱成形材料の製造方法が提供される。
【0008】さらにまた、本発明によれば、前記熱成形
材料の溶融混練物を、成形してなることを特徴とする微
生物崩壊性熱可塑性樹脂成形物が提供される。さらにま
た、本発明によれば、熱成形材料の溶融混練物を、押出
機先端のダイスから押出すことを特徴とする微生物崩壊
性熱可塑性樹脂成形物の製造方法が提供される。
【0009】本発明で用いる脂肪族ポリエステル樹脂は
生分解性を有するもので、二塩基酸を含む多価カルボン
酸とジオールを含む多価アルコールの重縮合物、ラクト
ンの開環重合物等が包含される。このようなものとして
は、例えば、ポリヒドロキシブチレート(PHB)及び
その誘導体、ポリカプロラクトン(PCL)、ポリプロ
ピオラクトン、ポリグリコリド、ポリ乳酸、ポリエチレ
ンアジペート(PEA)、ポリエチレンサクシネート、
ポリブチレンサクシネート、ポリブチレンアジペート、
ポリテトラメチレンアジペート、ポリテトラメチレンサ
クシネート等の脂肪族ポリエステル及びその誘導体;ポ
リ−1,4−シクロヘキシレンジメチレンアジペート及
びその誘導体等が挙げられる。これらのものは、単独又
は2種以上の混合物の形で用いられる。脂肪族ポリエス
テル樹脂の溶融粘度は、例えば、ポリカプロラクトン
(プラクセルトH7、ダイセル社)の場合、200Pa
・s(200℃)程度である。
【0010】ハロゲン化ビニル系樹脂としては、塩化ビ
ニル、塩化ビニリデン、フッ化ビニル、フッ化ビニリデ
ン、テトラフルオロエチレン等のハロゲン化ビニルモノ
マーの単独又は共重合体あるいはそれらのハロゲン化ビ
ニルモノマーと他のモノマーとの共重合体等が挙げられ
る。本発明で用いるハロゲン化ビニル系樹脂の溶融粘度
は、例えば、ポリ塩化ビニル(重合度700)の場合、
2200Pa・s(200℃)程度である。
【0011】本発明の熱成形材料は、脂肪族ポリエステ
ル樹脂の粒径0.1〜20mmの小寸法の固形物表面
に、ハロゲン化ビニル系樹脂からなる粉体を付着させた
構造を有するものであり、脂肪族ポリエステル樹脂
ロゲン化ビニル系樹脂とは、溶融粘度、配合割合におい
て、以下に示すような関係を有するものである。本発明
の成形材料が可塑剤を含まない場合には、前記式
(I)、好ましくは下記式(III)の関係を満足する
ものが採用される。 1×10≧η/η≧10 (III) 前記式(I)及び(III)で表わされる溶融粘度の関
係は、脂肪族ポリエステル樹脂や、ハロゲン化ビニル系
樹脂の分子量を含む具体的種類を選ぶことによって得る
ことができる他、複数の脂肪族ポリエステル混合物の成
分組成や、複数のハロゲン化ビニル系樹脂混合物の成分
組成を適当に選定することによって得ることができる。
【0012】一方、本発明の成形材料が可塑剤を含む場
合には、前記式(II)、好ましくは下記式(IV)の
関係を満足するものが採用される。 60≧η/η≧10 (IV) 前記式(II)及び(IV)で表わされる溶融粘度の関
係は、脂肪族ポリエステル樹脂や、ハロゲン化ビニル系
樹脂の分子量を含む具体的種類及び可塑剤の種類と量を
選ぶことによって得ることができる他、複数の脂肪族ポ
リエステル混合物の成分組成や、複数のハロゲン化ビニ
ル系樹脂混合物の成分組成を適当に選定することによっ
て得ることができる。
【0013】本発明で得られる樹脂成形物において、ハ
ロゲン化ビニル系樹脂と脂肪族ポリエステル樹脂の合計
量に対し、脂肪族ポリエステル樹脂の割合は40〜90
重量%、好ましくは50〜80重量%、ハロゲン化ビニ
ル系樹脂の割合は10〜60重量%、好ましくは20〜
50重量%である。本発明の成形物の崩壊は脂肪族ポリ
エステル樹脂が微生物によって分解されることによって
起こるために、その配合量は多い方がより崩壊されやす
い。しかしその割合が前記範囲を超えると、成形物の機
械物性が悪化し、実用に耐えなくなる。一方、脂肪族ポ
リエステル樹脂の割合が前記範囲より少ない場合は、η
/ηを大きくしても、脂肪族ポリエステル樹脂をマ
トリックスとする成形物が得られず、得られる成形物は
微生物崩壊性に劣ったものとなる。また、脂肪族ポリエ
ステル樹脂の押出温度での粘度は50Pa・s以上であ
ることが好ましく、50Pa・s未満である時には、押
出しによる成形物の製造が困難になる。さらに、η
ηが前記範囲よりも大きい場合には、脂肪族ポリエス
テル樹脂とハロゲン化ビニル系樹脂との溶融粘度差が大
きすぎて、両者の混合に不都合を生じる。η/η
前記範囲より小さい時には、脂肪族ポリエステル樹脂を
マトリックスとする成形物が得られなくなる。
【0014】本発明の熱成形材料は、脂肪族ポリスエテ
ル樹脂からなるペレットと、ハロゲン化ビニル系樹脂か
らなる粉体とを、加熱下において、その脂肪族ポリエス
テル樹脂ペレットを半溶融ないし溶融状態に保持し、ハ
ロゲン化ビニル系樹脂粉体を未溶融状態に保持しなが
ら、攪拌混合する。攪拌混合機としては、ヘンシェルミ
キサー(三井三池製作所)や、スーパーミキサー
((株)カワタ)等の高速渦流混合機が好ましく使用さ
れる。攪拌はできるだけ高速で行うのが好ましく、例え
ば、回転速度が500rpm以上であることが好まし
い。攪拌時間は、3〜30分、好ましくは5〜20分で
ある。脂肪族ポリエステル樹脂ペレットの寸法は、直
径:2〜6mm、好ましくは3〜5mm、長さ:1.5
〜4mm、好ましくは2.5〜3.5mm程度である。
一方、ハロゲン化ビニル系樹脂粉体の平均粒径は、0.
5〜500μm、好ましくは1〜200μm、より好ま
しくは2〜80μmである。
【0015】前記のようにして攪拌混合を行うときに
は、混合系にはハロゲン化ビニル系樹脂粉体が実質的に
未溶融の状態で存在することから、加熱温度が脂肪族ポ
リエステルの溶融温度に達しても脂肪族ポリエステル樹
脂は一つの塊状の溶融物にならず、その表面にハロゲン
化ビニル系樹脂が層状に付着結合した小寸法の粒状物が
得られる。また、この撹拌混合において、脂肪族ポリエ
ステル樹脂ペレットはその表面部が溶融した半溶融状態
に溶融させるのが好ましく、この場合には、そのペレッ
トとほぼ同寸法の粒状物を得ることができる。本発明で
は、そのペレット全体を溶融させることができるが、こ
の場合には、ペレット溶融物の微小物への分割とその微
小分割物相互の結合による集合化が起り、最終的には、
0.1〜20mm程度の粒径を有する粒状物が得られ
る。
【0016】撹拌終了時点で、その混合物を冷却固化
し、粒状の成形材料を得る。混合物の冷却方法として
は、混合機から内容物を外に放出し、水を散布し及び/
又は空気を吹付け、必要ならば低速で撹拌しながら冷却
する方法や、水中に投入する方法、冷却混合機内におい
て空気を吹付けながら冷却する方法等がある。
【0017】前記のようにして得られる成形材料は、粒
径20mm以下の粒状物で、脂肪族ポリエステル樹脂か
らなる小寸法の固形物表面にハロゲン化ビニル系樹脂か
らなる粉体が約50〜2000μm、好ましくは100
〜1000μmの厚さの層状に付着結合した構造を有す
る。脂肪族ポリエステル樹脂からなる固形物の形状は、
その断面が円形状、楕円形状、異形状等の各種の形状で
あるが、大部分の固形物の形状は、楕円状である。ま
た、その固形物の寸法は、0.1〜20mm、好ましく
は0.3〜10mm程度である。本発明の成形材料にお
いて、脂肪族ポリエステル樹脂とハロゲン化ビニル系樹
脂との割合については、ハロゲン化ビニル系樹脂は、脂
肪族ポリエステル樹脂とハロゲン化ビニル系樹脂との合
計量に対し、10〜60重量%であり、好ましくは20
〜50重量%に規定するのがよい。
【0018】本発明の熱成形材料において、前記したよ
うにハロゲン化ビニル系樹脂からなる粉体には、可塑剤
を含有させることができる。可塑剤としては、ハロゲン
化ビニル系樹脂に慣用されているものを用いることがで
きる。このようなものとしては、フタル酸ジメチル、フ
タル酸ジエチル、フタル酸ジブチル、フタル酸ジオクチ
ル、フタル酸ブチルベンジル等のフタル酸エステル;ア
ジピン酸ジブチル、アジピン酸ジヘキシル、アジピン酸
ジオクチル等の脂肪酸エステル;リン酸トリブチル、リ
ン酸トリフェニル、リン酸トリクレジル等のリン酸エス
テル等が挙げられる。これらの可塑剤はいずれも常温で
液状を示すものである。このような可塑剤をハロゲン化
ビニル系樹脂に配合するには、ハロゲン化ビニル系樹脂
粉体に可塑剤を添加し、撹拌機で混合すればよい。この
混合により、可塑剤はハロゲン化ビニル系樹脂の粉体粒
子の表面に付着し、その一部は粉体粒子中に浸透し、そ
の粉体を膨潤させる。可塑剤の配合量は、成形材料中、
10〜50重量%であり、好ましくは20〜40重量%
となるような割合量である。
【0019】また、本発明の熱成形材料のおいて、前記
したようにハロゲン化ビニル系樹脂からなる粉体には、
害虫防除剤及び/又は殺菌剤を含有させることができ
る。害虫防除剤としては、従来公知の各種の液状又は粉
体状のものが用いられる。このようなものとしては、例
えば、クロルピリフォス、フェニトロチオン、DDT、
エトフェンプロックス(MTI−500)、ピレトリ
ン、エクスミン、スミスリン等が挙げられる。殺菌剤と
しては、従来公知の各種の液状又は粉末状のものが用い
られる。このようなものとしては、ペンタクロロフェノ
ール、フェニルフェノール、第四級アンモニウム塩、銀
系化合物等が挙げられる。前記した害虫防除剤や殺菌剤
の配合は、あらかじめハロゲン化ビニル系樹脂粉体にこ
れをを加え、撹拌機で混合することによって好ましく行
うことができる。害虫防除剤の配合量は、ハロゲン化ビ
ニル系樹脂と脂肪族ポリエステル樹脂の合計量に対し、
0.1〜50重量部、好ましくは1〜20重量部となる
ような割合量である。また、殺菌剤の配合量は、0.1
〜50重量部、好ましくは1〜20重量部となるような
割合量である。
【0020】前記脂肪族ポリエステル樹脂ペレットとハ
ロゲン化ビニル系樹脂粉体との混合に際しては、ハロゲ
ン化ビニル系樹脂に適用されている慣用の添加剤、例え
ば、安定剤、充填剤、滑剤、着色助剤、相溶化剤等を添
加することができるし、また、防カビ剤等の薬剤を添加
することができる。この場合、添加剤が粉体状の場合に
は、そのままあるいはハロゲン化ビニル系樹脂との混合
物の形態において添加することができる。添加剤が液体
の場合には、混合攪拌前又は混合攪拌時に添加すればよ
い。
【0021】安定剤としては、ハロゲン化ビニル系樹脂
に慣用されているものを用いることができる。このよう
なものとしては、鉛塩安定剤(鉛白、三塩基性硫酸
鉛)、金属石けん(ステアリン酸カルシウム、ステアリ
ン酸バリウム)、有機すず安定剤、アンチモン系安定剤
等が挙げられる。本発明では、特にCa/Zn系安定剤
(平均粒径40μm、共同薬品社製)を好ましく用いる
ことができる。安定剤をハロゲン化ビニル系樹脂に配合
するには、ハロゲン化ビニル系樹脂粉体に安定剤を添加
し、ヘンシェルミキサー等の撹拌機で混合すればよい。
安定剤の平均粒径は0.02〜200μm、好ましくは
0.5〜80μmであり、その配合量は、成形材料中、
0.5〜30重量%、好ましくは1〜10重量%となる
割合量である。
【0022】充填剤としては、無機系及び有機系の各種
の充填剤が用いられる。このようなものとしては、例え
ば、炭酸カルシウム、タルク、シリカ、アルミナ、ゼオ
ライト等の無機粉体の他、木粉、でんぷん、フェノール
樹脂粉、ベンゾグアナミン樹脂粉等が挙げられる。充填
剤の平均粒径は、0.05〜100μm、好ましくは
0.1〜60μmである。充填剤の配合は、あらかじめ
ハロゲン化ビニル系樹脂粉体に充填剤を加え、撹拌機で
混合することによって好ましく行うことができる。充填
剤の配合量は、ハロゲン化ビニル系樹脂と脂肪族ポリエ
ステル樹脂の合計量100重量部に対し、200重量部
以下の割合であり、好ましくは0〜100重量部となる
ような割合量である。
【0023】前記のようにして得た本発明の成形材料
は、押出成形、射出成形、プレス成形、カレンダー成形
等の各種の熱成形用材料として用いることができる。ま
た、発泡成形用材料として用いることもできる。発泡成
形用材料として用いる場合には、発泡剤を含む成形材料
の溶融物を、高圧帯域から低圧帯域に押出す。発泡剤と
しては、加熱によりガスを放出する熱分解型の発泡剤
や、低沸点の炭化水素やハロゲン炭化水素からなる揮発
性発砲剤を用いることができる。
【0024】本発明の成形材料は、これを特に押出成形
用材料として用い、押出成形することにより、実用物性
とともに、微生物崩壊性を有する成形物を得ることがで
きる。この押出成形は、前記した本発明成形材料の溶融
物を、特定条件で押出機先端のダイスから押出すことに
よって実施される。
【0025】本発明の熱成形材料を押出成形機を用いて
押出成形する場合、その熱成形材料は、前記したよう
に、あらかじめ脂肪族ポリエステル樹脂からなる小寸法
の固形物表面に、ハロゲン化ビニル系樹脂からなる粉体
が層状に付着結合させたものを用いることから、溶融粘
度が大きく相違する脂肪族ポリエステル樹脂とハロゲン
化ビニル系樹脂との均一溶融混合を、短時間でかつ効率
よく行うことができるようになる。即ち、本発明の熱成
形材料は、これを押出機内で溶融混練し、押出成形する
ことにより、微生物崩壊性にすぐれかつ実用物性にすぐ
れた成形物を得ることができる。本発明によりあらかじ
め作った成形材料を用いずに、脂肪族ポリエステルとハ
ロゲン化ビニル系樹脂をそのまま押出機内に充填し、溶
融混練し、押出成形しても、所期の目的を達成する成形
物を得ることはできない。
【0026】本発明の押出成形法により得られる成形物
は脂肪族ポリエステル樹脂をマトリックス樹脂とし、そ
のマトリックス樹脂中にハロゲン化ビニル系樹脂が均一
に混合分散した構造を有するもので、実用物性ととも
に、すぐれた微生物崩壊性を有する。本発明の押出成形
法によれば、フィルム状、シート状、板状、糸状、ネッ
ト状、ペレット状等の各種の形状の成形物を得ることが
できる。また、押出機の先端に金型を取付けたいわゆる
射出成形機を用いることにより、その金型に対応する容
器や複雑な形状の成形物を得ることができる。さらに、
本発明の成形物は発泡体又は非発泡体であることができ
る。本発明の押出成形により得られるペレットは、押出
成形における成形用材料として好適なものである。即
ち、本発明の押出成形により得られるペレットは、脂肪
族ポリエステル樹脂とハロゲン化ビニル系樹脂が既に均
一に混合された状態にあることから、これを溶融するだ
けで両者の均一溶融混合物を得ることができる。
【0027】
【発明の効果】本発明の熱成形材料は、これを溶融混練
することにより、短時間で効率よく脂肪族ポリエステル
樹脂とハロゲン化ビニル系樹脂との均一溶融混合物を得
ることができる。本発明の熱成形材料は、押出成形、射
出成形、プレス成形等の各種成形法における成形用材料
として用いることができる。本発明の熱成形材料の製造
方法によれば、目的の熱成形材料を工業的に有利に製造
することができる。本発明の微生物崩壊性熱可塑性樹脂
成形物の製造方法は、特定の熱成形材料を成形用材料と
して用い、押出成形することから、得られる成形物は均
一性にすぐれ、すぐれた微生物崩壊性と実用物性を有す
るものである。本発明の熱成形材料を押出成形して得ら
れる成形物は、これを埋立処理し、土中の微生物により
崩壊させることにより、その体積を減容化させることが
でき、プラスチック廃棄物処理上の問題解決の有効な手
段となり得るものである。
【0028】
【実施例】次に本発明を実施例によりさらに詳細に説明
する。なお、以下における部及び%はいずれも重量基準
である。
【0029】実施例1 各種重合度のポリ塩化ビニル樹脂と、Ca/Zn系のポ
リ塩化ビニル樹脂安定剤(平均粒径:40μm)(共同
薬品社製)と、ポリカプロラクトン(PCL)ペレット
(融点:60℃、粒径:約3mm)を、高速混合ミキサ
ー(ヘンシェルミキサー)に充填し、回転速度:700
rpmで、70℃で10分間撹拌混合した後、室温に冷
却して粒状物を得た。表1にポリ塩化ビニル樹脂とPC
Lの配合比を示す。安定剤の配合比は、ポリ塩化ビニル
樹脂95部に対し5部の割合とした。この粒状物は、P
CL粒子表面上に、ポリ塩化ビニル樹脂粉体と安定剤粉
体との混合粉体がほぼ連続層状に付着結合した構造を有
するものであった。また、その粒状物の粒径は、0.1
〜20mmの範囲に分布し、その大部分は約10mmの
寸法を有するものであった。
【0030】
【表1】
【0031】実施例2 実施例1で得た粒状物No.1〜No.10を押出機を
用いて溶融混練するとともに、この溶融混練物をその押
出機先端のダイスから温度200℃で押出し、厚さ1m
mのシートを得た。この場合のダイスからの押出温度に
おけるポリ塩化ビニル樹脂の溶融粘度ηとPCLの溶
粘度η及びそれらの溶融粘度比η/ηを表2に
示す。
【0032】前記のようにして得たシートの物性を表2
に示す。なお、表2に示した粒状物を押出成形してシー
トを得る場合には、粒状物No1、No.2、No.
4、No.6、No.7、No.8及びNo.9のシー
ト化は一軸押出成形機を用いて行い、粒状物No.3、
No.5及びNo.10のシート化は二軸押出成形機を
用いて行った。また、表2に示した溶融粘度、破壊伸
度、分解性は以下のようにして求められたものである。
【0033】(溶融粘度) 島津フローテスターCFT−500C型(定荷重押出し
型細管式レオメータ、島津製作所社製)を用い、シリン
ダー温度200℃、ピストン圧力30kgf/cm
条件下で測定した。 (破壊強度及び破壊伸度) JIS K 7113に準じ、島津オートグラフAGS
−D型(島津製作所社製)を用い、引張スピード500
mm/minの条件下で測定した。 (分解性) 水酸化カリウム2.5g、エタノール37.5g及び水
10gからなる溶液に、シートサンプル(約2g程度)
を精秤し、これを30℃で3日間浸漬して加水分解処理
した後の重量を測定し、次式により分解性を求めた。 分解性=A/B×100(%) A:シートサンプルの加水分解による減少重量(g) B:シートサンプル中のPCLの重量(g) この分解性は、シート中に含まれるPCLの加水分解し
やすさを示すもので、その分解性が高いことは、シート
中においてPCLが加水分解を受けやすいマトリックス
相を形成していることを示す。
【0034】
【表2】
【0035】実施例3 実施例1の表1に示したNo.11の粒状物を170℃
において加圧プレス成形により厚さ1mmのシートを得
た。このシートは、破壊強度:1250(N/c
)、破壊伸度:80%、分解性:104%を示すも
のであった。
【0036】実施例4 実施例1の表1に示したNo.12の粒状物を170℃
において加圧プレス成形により厚さ1mmのシートを得
た。このシートは、破壊強度:1100N/cm、破
壊伸度:20%、分解性:106%を示すものであっ
た。
【0037】実施例5 表3に示す配合割合でポリ塩化ビニル樹脂、Ca/Zn
系安定剤粉末(平均粒径40μm)、添加剤及び可塑剤
をあらかじめヘンシェルミキサーで70℃で3分間混合
した後、これにポリカプロラクトン(PCL)ペレット
(融点60℃、粒径、約3mm)を添加し、撹拌混合
し、次いで室温に冷却して粒状物を得た。この粒状物
は、PCL粒子表面上に、可塑剤の付着したポリ塩化ビ
ニル樹脂粉体と安定剤粉体と添加物との混合物がほぼ連
続層状に付着結合した構造を有するものであった。ま
た、その粒状物の粒径は、0.1〜20mmの範囲に分
布し、その大部分は約10mmの寸法を有するものであ
った。
【0038】
【表3】
【0039】実施例6 実施例5で得た粒状物No.21〜No.31を150
℃でロール混合した後、この混合物を押出機を用いて溶
融混練するとともに、この溶融混練物をその押出機先端
のダイスから温度150℃で押出し、厚さ1mmのシー
トを得た。この場合のダイスからの押出温度におけるポ
リ塩化ビニル樹脂の溶融粘度ηとPCLの溶融粘度η
及びそれらの溶融粘度比η/η表4に示す。
【0040】前記のようにして得たシートの物性を表4
に示す。また、表4に示した溶融粘度、破壊伸度、分解
性は以下のようにして求められたものである。
【0041】(溶融粘度) 島津フローテスターCFT−500C型(定荷重押出し
型細管式レオメータ、島津製作所社製)を用い、シリン
ダー温度150℃、ピストン圧力30kgf/cm
条件下で測定した。 (破壊強度及び破壊伸度) JIS K 7113に準じ、島津オートグラフAGS
−D型(島津製作所社製)を用い、引張スピード50m
m/minの条件下で測定した。 (分解性) 水酸化カリウム2.5g、エタノール37.5g及び水
10gからなる溶液に、シートサンプル(約0.2g程
度)を精秤し、これを30℃で3日間浸漬して加水分解
処理した後の重量を測定し、次式により分解性を求め
た。 分解性=A/B×100(%) A:シートサンプルの加水分解による減少重量(g) B:シートサンプル中のPCLの重量(g) この分解性は、シート中に含まれるPCLの加水分解し
やすさを示すもので、その分解性が高いことは、シート
中においてPCLが加水分解を受けやすいマトリックス
相を形成していることを示す。 (防虫効果) シートサンプル(巾120mm×厚み1mm)にチャバ
ネゴキブリ10頭(オス5頭、メス5頭)を入れた円筒
状の容器をかぶせ、ゴキブリを強制的に接触せしめた時
の24時間後のノックダウン率を調べ防虫効果とした。
ノックダウン率が大きい程、防虫効果が高いと言える。
【0042】
【表4】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // B29K 27:00 67:00 (56)参考文献 特開 平5−93141(JP,A) 特開 平4−182112(JP,A) 特開 平5−117507(JP,A) 特開 平5−170924(JP,A)

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 脂肪族ポリエステル樹脂からなる粒径
    0.1〜20mmの小寸法の固形物表面に、ハロゲン化
    ビニル系樹脂からなる粉体を付着結合させた構造を有す
    る熱成形材料であって、ハロゲン化ビニル系樹脂からな
    る粉体の含有割合が脂肪族ポリエステル樹脂とハロゲン
    化ビニル系樹脂の合計量に対し、10〜60重量%であ
    り、かつ該熱成形材料の溶融混練物の押出成形温度での
    該ハロゲン化ビニル系樹脂及び該脂肪族ポリエステル樹
    脂のそれぞれの粘度が下記式(I) 5×10 ≧η/η ≧10 (I) (前記式中、ηは押出温度でのハロゲン化ビニル系樹
    脂の粘度(Pa・s)を示し、ηは押出温度での脂肪
    族ポリエステル樹脂の粘度(Pa・s)を示す)を満足
    することを特徴とする熱成形材料。
  2. 【請求項2】 脂肪族ポリエステル樹脂からなる粒径
    0.1〜20mmの小寸法の固形物表面に、可塑剤を含
    有するハロゲン化ビニル系樹脂からなる粉体を付着結合
    させた構造を有する熱成形材料であって、ハロゲン化ビ
    ニル系樹脂からなる粉体の含有割合が脂肪族ポリエステ
    ル樹脂とハロゲン化ビニル系樹脂の合計量に対し、10
    〜60重量%であり、可塑剤の含有割合が、脂肪族ポリ
    エステル樹脂とハロゲン化ビニル系樹脂と可塑剤との合
    計量に対し10〜50重量%であり、かつ該熱成形材料
    の溶融混練物の押出成形温度での該ハロゲン化ビニル系
    樹脂及び該脂肪族ポリエステル樹脂のそれぞれの粘度
    下記式(II) 1×10≧η/η≧10 (II) (前記式中、ηは押出温度での可塑剤を付着させたハ
    ロゲン化ビニル系樹脂の粘度(Pa・s)を示し、η
    は押出温度での脂肪族ポリエステル樹脂の粘度(Pa・
    s)を示す)を満足することを特徴とする熱成形材料。
  3. 【請求項3】 ハロゲン化ビニル系樹脂が塩化ビニル樹
    脂であることを特徴とする請求項1又は2記載の熱成形
    材料。
  4. 【請求項4】 ハロゲン化ビニル系樹脂からなる粉体
    が、害虫防除剤及び/又は殺菌剤を含有することを特徴
    とする請求項1、2又は3記載の熱成形材料。
  5. 【請求項5】 脂肪族ポリエステル樹脂からなるペレッ
    トと、ハロゲン化ビニル系樹脂からなる粉体を、加熱下
    において、その脂肪族ポリエステル樹脂を半溶融ないし
    溶融状態に保持し、ハロゲン化ビニル系樹脂を未溶融状
    態に保持しながら攪拌混合することを特徴とする請求項
    1記載の熱成形材料の製造方法。
  6. 【請求項6】 脂肪族ポリエステル樹脂からなるペレッ
    トと、可塑剤を含有するハロゲン化ビニル系樹脂からな
    る粉体を、加熱下において、その脂肪族ポリエステル樹
    脂を半溶融ないし溶融状態に保持し、可塑剤を含有する
    ハロゲン化ビニル系樹脂を未溶融状態に保持しながら攪
    拌混合することを特徴とする請求項2記載の熱成形材料
    の製造方法。
  7. 【請求項7】 請求項1又は2記載の熱成形材料の溶融
    混練物を、成形してなることを特徴とする微生物崩壊性
    熱可塑性樹脂成形物。
  8. 【請求項8】 請求項1又は2記載の熱成形材料の溶融
    混練物を、押出機先端のダイスから押出すことを特徴と
    する微生物崩壊性熱可塑性樹脂成形物の製造方法。
JP6196047A 1993-10-04 1994-07-28 ハロゲン化ビニル系樹脂を含む熱成形材料及びその製造方法と、微生物崩壊性熱可塑性樹脂成形物の製造方法 Expired - Fee Related JP2729261B2 (ja)

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