JP2729128B2 - プレストレストコンクリート部材およびその構造物 - Google Patents
プレストレストコンクリート部材およびその構造物Info
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Description
ート柱やプレストレストコンクリート梁等のプレストレ
ストコンクリート部材に関するものである。
ト化し、それを現場において組み立てることによりコン
クリート構造物の施工性の向上及び労働力不足を補って
いる。さらにこのプレキャスト柱やプレキャスト梁にプ
レストレスを与えて強度を大きくしたプレストレストコ
ンクリート部材を用いてプレストレストコンクリート構
造物が構築されている。
レストレストコンクリート構造物は、コンクリートに圧
縮応力を与える構造であるため、強度は大きいが靱性は
少なくなる。これは、PC鋼材の強度が大きいことと、
圧縮軸力が作用するために前記PC鋼材が降伏する以前
に圧縮側のコンクリートが圧壊するためであり、この傾
向は建物重量を支えているプレストレストコンクリート
柱の方が著しい。このようなプレストレストコンクリー
ト構造物におけるプレストレストコンクリート柱及びプ
レストレストコンクリート梁の接合端部は靱性が少なく
なるため、地震等により圧壊し易いという欠点があっ
た。本発明は上記のような問題に鑑みてなされたもので
あり、その目的は、プレストレストコンクリート構造物
におけるプレストレストコンクリート部材の圧壊し易い
箇所の靱性を高めることである。
するための本発明の請求項1のプレストレストコンクリ
ート部材は、スパイラル筋を密接させた筒体内に固化材
を充填してなる補強体を、プレキャスト製のプレストレ
ストコンクリート柱の下部および、梁との接合部に埋設
したことを特徴とすることである。また請求項2のプレ
ストレストコンクリート部材は、スパイラル筋を密接さ
せた筒体内に固化材を充填してなる補強体を、プレキャ
スト製のプレストレストコンクリート梁における柱との
接合端部に埋設したことを特徴とすることである。また
プレストレストコンクリート構造物は、プレスレストコ
ンクリート柱の間にプレストレストコンクリート梁が架
設され、前記プレストレストコンクリート柱の下部、梁
との接合部およびプレストレストコンクリート梁におけ
る柱との接合端部に、スパイラル筋を密接させた筒体内
に固化材を充填してなる補強体を埋設したことを特徴と
することである。
柱の下部、梁との接合部および、プレキャスト製のプレ
ストレストコンクリート梁における柱との接合端部に、
スパイラル筋を密接させた筒体内に固化材を充填してな
る補強体を埋設したことにより、前記プレストレストコ
ンクリート柱の下部および梁との接合部や、プレストレ
ストコンクリート梁における柱との接合端部の靱性を高
めることができる。また、プレスレストコンクリート柱
の間にプレストレストコンクリート梁が架設されるプレ
ストレストコンクリート構造物において、前記プレスト
レストコンクリート柱の下部、梁との接合部およびプレ
ストレストコンクリート梁における柱との接合端部に、
スパイラル筋を密接させた筒体内に固化材を充填してな
る補強体を埋設したことにより、プレストレストコンク
リート柱の下部および梁との接合部や、プレストレスト
コンクリート梁における柱との接合端部の靱性を高める
ことができる。
細に説明する。図1は本発明のプレストレストコンクリ
ート部材1を使用したプレストレストコンクリート構造
物Mの断面図であり、プレスレストコンクリート柱2の
下部及び梁との接合部と、これらプレストレストコンク
リート柱2間に架設したプレストレストコンクリート梁
3の接合端部に補強体4を埋設したものである。
レキャスト製であり、その下部には4体の補強体4が、
また梁との接合部の突起部2aには2体の補強体4がそ
れぞれ埋設されている。尚、前記補強体4は図3に示す
ように、前記の4本の補強体4よりも大径のものをプレ
ストレストコンクリート柱2の中央部に1体埋設するこ
ともでき、さらにこの補強体4の径及び埋設する数や場
所は、プレストレストコンクリート柱2の大きさに応じ
て任意に決定することができる。
架設されたプレストレストコンクリート梁3も前記と同
様にプレキャスト製であり、その両接合端部には上下に
2体の補強体4が埋設されている。また、大スパンのプ
レストレストコンクリート梁3の場合は、図6及び図7
に示すように、補強体4を3体或いは4体埋設するもの
とし、該補強体4の径及び埋設する数や場所は梁の大き
さに応じて任意に決定することができる。
イラル筋5を0〜2mmの間隔で密接した筒体6の下端
に鋼製の支圧プレート7が溶接され、該筒体6内に高強
度コンクリート、モルタル、セメントペースト、石膏等
の固化材8を充填して形成されている。また前記筒体6
の内面には補強筋9を配筋することもでき、支圧プレー
ト7は筒体6の下端のみに限らず上下両端にも設けるこ
とができる(図9、図10)。
製に限らず、現場においても製作することができる。こ
の場合は、現場打ちコンクリート柱又は現場打ちコンク
リート梁のコンクリート打設と同時に現場において筒体
6内に固化材8を充填するものである。
ート柱の下部および梁との接合部の靱性を高くすること
ができる。
ート梁における柱との接合端部の靱性を高くすることが
できる。
び梁との接合部や、プレストレストコンクリート梁にお
ける柱との接合端部の靱性が高いプレストレストコンク
リート構造物とすることができる。
ある。
レストコンクリート柱の断面図である。
レストコンクリート梁の断面図である。
レストコンクリート梁の断面図である。
ある。
Claims (3)
- 【請求項1】 スパイラル筋を密接させた筒体内に固化
材を充填してなる補強体を、プレキャスト製のプレスト
レストコンクリート柱の下部および、梁との接合部に埋
設したことを特徴とするプレストレストコンクリート部
材。 - 【請求項2】 スパイラル筋を密接させた筒体内に固化
材を充填してなる補強体を、プレキャスト製のプレスト
レストコンクリート梁における柱との接合端部に埋設し
たことを特徴とするプレストレストコンクリート部材。 - 【請求項3】 プレスレストコンクリート柱の間にプレ
ストレストコンクリート梁が架設され、前記プレストレ
ストコンクリート柱の下部、梁との接合部およびプレス
トレストコンクリート梁における柱との接合端部に、ス
パイラル筋を密接させた筒体内に固化材を充填してなる
補強体を埋設したことを特徴とするプレストレストコン
クリート構造物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4096030A JP2729128B2 (ja) | 1992-03-24 | 1992-03-24 | プレストレストコンクリート部材およびその構造物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4096030A JP2729128B2 (ja) | 1992-03-24 | 1992-03-24 | プレストレストコンクリート部材およびその構造物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05272197A JPH05272197A (ja) | 1993-10-19 |
JP2729128B2 true JP2729128B2 (ja) | 1998-03-18 |
Family
ID=14154015
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP4096030A Expired - Fee Related JP2729128B2 (ja) | 1992-03-24 | 1992-03-24 | プレストレストコンクリート部材およびその構造物 |
Country Status (1)
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009215733A (ja) * | 2008-03-07 | 2009-09-24 | Ohbayashi Corp | 梁又はスラブの強度の算定方法、梁又はスラブの設計方法、建物 |
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-
1992
- 1992-03-24 JP JP4096030A patent/JP2729128B2/ja not_active Expired - Fee Related
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