JP2729037B2 - 扉スイッチ装置 - Google Patents

扉スイッチ装置

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JP2729037B2
JP2729037B2 JP25127095A JP25127095A JP2729037B2 JP 2729037 B2 JP2729037 B2 JP 2729037B2 JP 25127095 A JP25127095 A JP 25127095A JP 25127095 A JP25127095 A JP 25127095A JP 2729037 B2 JP2729037 B2 JP 2729037B2
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勝美 横山
泰治 森本
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Nishi Seisakusho Co Ltd
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National House Industrial Co Ltd
Nishi Seisakusho Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、開き扉の押し引き
と同じ向きに移動する操作体の操作によって、スイッチ
を確実に動作させることができ、操作性を向上しうる扉
スイッチ装置に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】開き扉
の開閉操作により例えばトイレの照明器具、換気扇など
の電気機器を自動的にオン、オフする扉スイッチ装置が
開発されている。
【0003】このような扉スイッチ装置の一例として特
公平3−50066号公報が提案するものが知られてい
るが、例えばこのものは、いわゆる2段ラッチ機構を採
用しているため、トイレ内から開き扉を閉めるとき、最
後まで確実にレバー操作しないと、誤動作(スイッチが
オフ)することが多々ある。
【0004】又開き扉の開閉とレバー操作とが完全には
一致していないため、動作原理等を知らない人にとって
は操作が困難となりがちである。
【0005】さらに従来のレバーハンドルは、手首を捩
って操作する必要があり、特に子供、高齢者等、力の弱
い人は不便を感じることが多い。
【0006】本発明は、開き扉の押し引きと同じ向きに
移動することにより解除片を前後動する第1、第2の操
作体を具え、かつ一方の操作体によって、スライド片、
レバー片を介して作動片を選択的に突出させることを基
本として、例えばトイレ内からの第2の操作体の操作に
よる誤動作を確実に防止しうるとともに、開き扉を押
す、引く方向と同じ方向に第1、第2の操作体を操作で
き、操作性を向上しうる扉スイッチ装置の提供を目的と
している。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、壁開口部の一
方の側縁に設ける受金具と、この壁開口部の他方の側縁
で枢支された開き扉の自由端縁に設ける錠本体とからな
る扉スイッチ装置であって、錠本体は、箱体に、前後動
可能かつ平面略平行四辺形のブロック状をなすとともに
傾きつつ突出位置から内部に引込まれうる前金具と、こ
の前金具を前方に付勢するブロック状の後金具とからな
る錠杆、先端、後端間で枢支されるシーソ状をなしかつ
先端で前記後金具を係止して前金具の引込みを防ぐ係止
具、この係止具の後端が入るV字状溝部を有し中立位置
から前後動することにより係止具の後端をV字状溝部に
より押上げ前記後金具の前記係止を解く板状の解除片、
解除片に並んで前後動可能に配され箱体に枢支するレバ
ー片の一端を枢着するスライド片、および前記レバー片
の他端によって傾動する翼片により選択的に箱体前面か
ら突出する作動片を収容するとともに、開き扉の両面に
配され、開き扉の押し引きと同じ向きに移動することに
より解除片を前後動する第1、第2の操作体を具え、か
つ一方の操作体によってスライド片を前後動可能とする
一方、前記受金具は、前記作動片が突出する2つの位置
に、作動片の突出により動作するスイッチと、不動作の
ダミー部とが位置換え可能に収納されている。
【0008】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態の一例を
図面に基づき説明する。図において本発明の扉スイッチ
装置1は、壁開口部の一方の側縁に設ける受金具2と、
この壁開口部の他方の側縁で枢支された開き扉Dの自由
端縁に設ける錠本体3とからなる。
【0009】錠本体3は、図1〜3に示すように、開き
扉Dの自由端縁に埋着される直方体状の箱体25内に、
錠杆4と係止具5と解除片6とスライド片7とレバー片
8と上下に配される2つの作動片9A、9Bとを収容す
るとともに、開き扉Dの両面に、この開き扉Dの押し引
きと同じ向きに移動する第1、第2の操作体12、13
を配設している。
【0010】なお前記開き扉Dは、本実施形態ではトイ
レなどの小部屋Rと廊下Cとを間仕切る壁体に設けた前
記壁開口部を開閉するとともに、廊下Cに向かって自由
端縁側が開くいわゆる外開きの扉であり、又前記第1の
操作体12は開き扉Dの廊下Cに向く面に配され、かつ
第2の操作体13は開き扉Dの小部屋Rに向く面に配さ
れている。又前記自由端縁は、廊下Cから見て開き扉D
の左側端縁に設けている。
【0011】前記錠杆4は、前記箱体25の内部上方に
取付けられた直方体状の内ケース26内に、開き扉Dの
自由端縁から突出できかつ没入しうる如く前後に進退自
在に配される。
【0012】又錠杆4は、前後方向にのびかつ前記廊下
Cに向く垂直な係合面14と、前後方向に対して斜めに
傾きかつ前記小部屋Rに向く垂直なガイド面15とを有
しかつ前端に向かって巾狭となる先端部16を具えるブ
ロック状の前金具17、およびこの前金具17を後方で
受けかつ該前金具17を前方に付勢するブロック状の後
金具19からなる。
【0013】前記前金具17は、前記先端部16が前記
箱体25の前端を閉じる前板27に設けた孔から突出し
うるとともに、該先端部16の後面に、この先端部16
の上面と下面とからはみ出すことによって前記前板27
後面に当接し前金具17を抜け止めする段差29を有す
る後端部30が後方に突設され、かつこの後端部30の
後面を前後方向に対して斜めかつ廊下Cに向く垂直な斜
面31とすることにより、前金具17は、平面略平行四
辺形状を呈する。
【0014】前金具17は、その先端部16が図1に示
すように、前記受金具2を構成する断面略ハット状の上
受金物32がなす孔部20に嵌入される突出位置Xをと
りうるとともに、図4(B)、図5(B)に略示するよ
うに前記係合面14が上受金物32の廊下C側の側縁で
押されることにより、前記ガイド面15に向けて傾きつ
つ(回転しつつ)突出位置Xから内部に引込まれる(以
下これを前金具17の引込みという)没入位置Yに移動
できる。
【0015】又前記後金具19は、略直方体状の基体3
3を具え、この基体33の前面で前記前金具17を受け
るとともに、前金具17の前記引込みにより内ケース2
6内で後動できしかも後金具19の後面と内ケース26
の後板26Aとの間に架け渡されたバネ手段21により
前記前金具17を前方に付勢する。
【0016】なお後金具19の下面後端部には、前記係
止具5が係止される垂直な当面22を、該後金具19の
後端から前方に切欠いた切欠部35の前面により形成し
ている。
【0017】前記係止具5は、図1、図2に示すよう
に、前記内ケース26の下方において箱体25の側板間
に架設された軸体に先端、後端間で枢支されることによ
りシーソ状をなしかつ垂直片36の上縁からこの垂直片
36と直角に突片37を張出した断面略L字の基体39
を具える。
【0018】前記係止具5は、その前端(先端)で前記
後金具19の当面22を係止でき、これによって錠杆4
の前金具17を前記突出位置Xで引込み不能に保持しう
る。なお係止具5は、その前端部が上に向く方向にバネ
手段38により付勢されている。
【0019】又係止具5の前記垂直片36後端に設けた
ボス部40は、前記解除片6の上縁に形成したV字状溝
部18に入ってこのV字状溝部18に係止される。解除
片6は、前後にのびる垂直な板状の基板41上縁に、前
端、後端から中央に向かって夫々下に傾斜してのびる前
後の斜面18A、18Bを具えかつこの前後の斜面18
A、18Bの交わり部で前記係止具5を係止しうる前記
V字状溝部18を設けるとともに、該基板41の前端上
部に前方に突出する突出片43を突設している。なおV
字状溝部18は、前後の斜面18A、18Bを有して略
V字をなすものでありさえすればよく、該前後の斜面1
8A、18Bは、直線の他、円弧状の曲線とすることも
出来る。さらに前記突出片43には、箱体25の側板間
に架設された軸体42が通る前後方向にのびる長孔43
Aが設けられ、この長孔43Aと軸体42とによって解
除片6の前後動に際して該解除片6が案内される。
【0020】又解除片6の側方には、矩形の孔部44を
設けた板状のスライド片7がこの解除片6に並んで前後
動可能に配されるとともに、このスライド片7の前端下
端部には、く字に折曲がりかつその折曲がり部で箱体2
5に枢支されるレバー片8の一端が枢着される。なおス
ライド片7も、前記解除片6の突出片43と同様な突出
片45を具え、前記軸体42によって前後動の際に案内
される。
【0021】さらに前記解除片6とスライド片7とは前
後方向に移動可能に適宜の受板、軸体(図示せず)等を
用いて支持されるとともに、解除片6は、第1、第2の
操作体12、13の前記同じ向きへの操作により図1に
示す中立位置Zから前後動する。なおこの中立位置Zに
おいては、前記係止具5の後端に設けた前記ボス部40
が前記V字状溝部18に入って係止されることにより、
該係止具5の前端は前記錠杆4の後金具19の当面22
に係止され、この後金具19を後退不能としている。
【0022】前記作動片9A、9Bは、箱体25内の下
部に設けられた内ケース28に上下に並んで配されるピ
ン状の基体9a、9aを具えるとともに、この基体9a
の後面から突出する軸体9bに固定された押具34と、
前記基体9aとの間に配されるバネ手段9cにより、常
時は、基体9aは前方に付勢されており、かつ開き扉D
の閉止によって後方に押込まれる。又前記レバー片8の
他端によって傾動する翼片10が前記押具34、34を
選択的に前方に押すことによって、2つの作動片9A、
9Bは選択的に箱体25の前面の前板27から突出しう
る。ここで「選択的」とは、一方の作動片9A(9B)
が突出すると他方の作動片9B(9A)が没入すること
を意味する。
【0023】なお前記翼片10は、その中央部前面に突
設したボス部10Aに固着された軸体10Bを箱体25
の側板に設けた長孔25aに貫入することにより、前記
レバー片8の移動に際して上下の前記作動片9A、9B
間に設けた筒状具57内に配されたバネ手段59に抗し
て前動でき、上部を前方にする位置(上の作動片9Aを
突出させる位置)と下部を前方にする位置(下の作動片
9Bを突出させる位置)との間で傾動できる。
【0024】又前記作動片9A、9Bは、開き扉Dの開
閉に際して該作動片9A、9Bの内部に、前記軸体9
b、9bを埋入させて自由に出没しうるが、突出した方
の作動片9A(9B)は、開き扉Dが閉止して没入して
も前記バネ手段9cにより前方に付勢されている。
【0025】又前記第1、第2の操作体12、13は、
図3に示すように、開き扉Dの押し引きと同じ向きに移
動する垂直な把手部11A、11Bを開き扉Dの両面か
ら後方に傾いて突出するレバー状体50…に取付けると
ともに、第1の操作体12のレバー状体50…には、開
き扉Dの廊下C側の面に設けられた凹所に立設される垂
直な支軸51Aに固着されかつ前記スライド片7の孔部
44を貫通して前記解除片6の矩形の孔52に挿入され
る操作板53Aが、該支軸51Aの廊下C側で固着され
ている。
【0026】従って、図3に一点鎖線で示すように第1
の操作体12の把手部11Aを把持して引くことにより
前記解除片6は、後方に移動する前記操作板53Aを介
して前記中立位置Zから後動でき、逆に把手部11Aを
押すことにより解除片6は前方に移動する操作板53A
によって前動しうるとともに、この前後動に伴い前記係
止具5のボス部40を前記V字状溝部18の前記前後の
斜面18A、18Bに沿って押上げてこの係止具5を枢
支点を中心に前を下向きに回転させ、係止具5による錠
杆4の後金具19の前記当面22への係止を解く。
【0027】又前記スライド片7は、一方の操作体、本
実施形態では第1の操作体12の押し引きの操作により
前記操作板53Aを介して前(前位置U1)又は後(後
位置U2)で択一的に保持されるとともに、スライド片
7の前位置U1においては図1に示すように箱体25の
下板に近い方の下の作動片9Bが前記レバー片8、翼片
10を介して突出し、かつ後位置U2においては図5
(A)に略示するように上の作動片9Aが突出する。な
お第1の操作体12の前記把手部11Aを引いて操作板
53Aを後方に移動させ、スライド片7を後位置U2に
後動させた場合を、図3に一点鎖線で示している。
【0028】このように前記第1の操作体12は、その
把手部11Aの押し引きの操作により前記スライド片
7、レバー片8に連係して作動片9A、9Bを選択的に
箱体25前面から突出させる。
【0029】前記第2の操作体13のレバー状体50…
には、開き扉Dの小部屋R側の面に設けられた凹所に立
設される垂直な支軸51Bに固着されかつ前記解除片6
の前記孔52に挿入される操作板53Bが、該支軸51
Bの小部屋R側で固着されている。
【0030】従って第2の操作体13の把手部11Bを
把持して押し引きすることにより解除片6は中立位置Z
から前後動(押すと前動、引くと後動)し、この前後動
によって前記係止具5による錠杆4の後金具19の前記
当面22への係止を解く。図3に、前記把手部11Bを
押して操作板53Bを前方に移動させ、解除片6を前動
させた場合を二点鎖線によって示している。
【0031】なお第1、第2の操作体12、13は、支
軸51A、51Bに巻回されたバネ手段54、54によ
り押し引きした状態から中立位置に自動的に復帰する。
【0032】又前記受金具2は、前記錠杆4の前金具1
7を嵌入する前記孔部20を形成する前記上受金物3
2、および突出する前記作動片9Bに押されるとオフと
なりかつ押されない通常の状態ではオンとなるいわゆる
ノーマルオンのマイクロスイッチからなるスイッチ23
と、不動作のダミー部24とが上下に位置換え可能に収
納された下受金物55を具える。
【0033】前記スイッチ23は、本実施形態では選択
的に突出しうる作動片9A、9Bのうち、下の作動片9
Bによって押される位置に配されるとともに、前記ダミ
ー部24は上の作動片9Aの位置に対応して前記スイッ
チ23の上方に配される。
【0034】以下本実施形態における扉スイッチ装置1
の動作を説明する。まず図1に示すように、トイレ等の
小部屋Rに人が入室していないときには、前記錠杆4の
前金具17の先端部16が前記受金具2の孔部20に嵌
入しかつこの突出位置Xで前記係止具5により錠杆4は
後退不能に係止されている。又前記解除片6は、係止具
5を係止する中立位置Zにあるとともに、前記操作板5
3A、53Bは上下に位置を違えてかつ前後方向に略同
位置に前記孔部44、孔52内に配される(操作板53
Bは孔52のみに配される)。又前記作動片9A、9B
のうち下の作動片9Bのみが突出するが、開き扉Dの閉
止によって後方に移動し、前記スイッチ23を前記バネ
手段9cの付勢力によって押してこのスイッチ23をオ
フ状態にしている。従って、小部屋R内の照明器具、換
気扇等の電気機器は作動していない。なお図1において
は錠本体3と受金具2とを説明の便宜上、離して描いて
いるが、実際は前記の如く前記孔部20内に前金具17
が嵌入しかつ下の作動片9Bによってスイッチ23が押
されており、開き扉Dは閉止されている。
【0035】人が小部屋Rに入室しようとして第1の操
作体12の把手部11Aを図4(C)の矢印で示すよう
に廊下C側に少し引くと、図4(A)に略示するように
前記操作板53Aの後動によって解除片6が後動し、係
止具5の後端を前記V字状溝部18の前の斜面18Aに
沿って押上げることによってこの係止具5による錠杆4
の後金具19への係止が解かれる。従って後金具19は
後動でき、図4(B)に示すように前金具17の前記引
込みを可能とし、開き扉Dを開きうる。この開き扉Dの
開放によって、ノーマルオンの前記スイッチ23はオン
となり、小部屋Rの照明器具、換気扇等の電気機器を作
動させる。
【0036】さらに第1の操作体12の把手部11Aを
廊下C側に引くことによって、図5(A)に略示するよ
うに前記スライド片7は操作片53Aの後動により前位
置U1から前記後位置U2に後動し、前記レバー片8、
翼片10を介して上の作動片9Aのみを突出させる。又
図5(B)に示すように、前記前金具17は前記引込み
によって一旦、没入位置Yに移行したのち、図5(C)
に略示するように開き扉Dを完全に開くと前記バネ手段
21による後金具19の前動によって元の突出位置Xに
戻る。
【0037】ここで第1の操作体12の把手部11Aか
ら手を離すと、図6に示すように、前記解除片6は操作
板53Aの前動により前記中立位置Zに復元し、係止具
5を前記後金具19に係止させ、この後金具19を後動
不能にロックする。なお操作板53Aは、前記孔部44
内において前動するため、前記スライド片7は後位置U
2で保持され、従って上の作動片9Aも突出したままで
保持される。
【0038】又人が小部屋Rに入室して図7(B)に矢
印で示すように第2の操作体13の把手部11Bを小部
屋R側に引くと、図7(A)に略示するように前記操作
板53Bの後動により前記解除片6が後動し、前記係止
具5による後金具19の係止を解く。従って、前記前金
具17の後動が可能となる。なおこのときにも操作板5
3Bは、前記孔部44内に進入しないため、前記スライ
ド片7は後位置U2で保持され、上の作動片9Aも突出
した状態を続ける。
【0039】この状態で第2の操作体13の把手部11
Bを引き続けると、図8に示すように前記前金具17の
ガイド面15が壁開口部の一方の側縁に当たってこの前
金具17を後動させるとともに、開き扉Dを閉じるとこ
の前金具17は前記バネ手段21によって前記孔部20
に嵌入する(図9(B)参照)。
【0040】又第2の操作体13の把手部11Bから手
を離すと、図9(A)に略示するように該第2の操作体
13のバネ手段54による復元によって、操作板53B
が前動して解除片6を中立位置Zに前動させ、これによ
り係止具5がそのボス部40を前記V字状溝部18に係
止して前端で錠杆4の後金具19を後動不能に係止す
る。なお上の作動片9Aが突出しかつ下の作動片9Bが
没入しているためスイッチ23に下の作動片9Bが当た
ることはなく、このスイッチ23はオン状態を続けるこ
ととなる。
【0041】このように小部屋R内から開き扉Dを閉め
るときでも、第2の操作体13の把手部11Bを引くと
いう自然な動作でスイッチ23を確実にオン状態に保持
でき、誤動作(スイッチ23のオフ)を防止して使い勝
手を高めうる。
【0042】なお開き扉Dは、小部屋R内から操作しう
る適宜のロック手段により、開放不能に施錠されうる。
【0043】次に人が小部屋Rから退出するときには、
図10(B)に矢印で示すように第2の操作体13の把
手部11Bを廊下C側へ押す。これに伴い前記操作板5
3Bは図10(A)に略示するようにさらに前動し解除
片6のみを中立位置Zから前動させるため、前記係止具
5の後端が前記V字状溝部18の後の斜面18Bに沿っ
て押上げられてこの係止具5による錠杆4の係止が解か
れ、前記前金具17が前記引込みによって没入し、開き
扉Dを開くことが出来る。この時において前記スライド
片7は操作板53Bとは衝合しないため移動せず、従っ
て上の作動片9Aの突出状態は保持される。
【0044】又第2の操作体13の把手部11Bから手
を離す(図11(B)参照)と、図11(A)に略示す
るように前記操作板53Bがバネ手段54により自動的
に後動して解除片6を前記中立位置Zに復帰させ、係止
具5によって錠杆4の後金具19を後動不能に係止す
る。なお前記スライド片7は前記後位置U2で保持され
ている。
【0045】さらに人が小部屋Rから退出して図12
(B)に示すように第1の操作体12の把手部11Aを
押すと、前記操作板53Aは図12(A)に略示するよ
うに前動し、解除片6を中立位置Zから前動させ、前記
係止具5が前記後の斜面18Bに沿って押上げられてこ
の係止具5による錠杆4の係止を解くとともに、スライ
ド片7も該操作板53Aの該前動により前動し前位置U
1に移行する。従って、前記レバー片8がその枢支点を
中心に回転し翼片10の下部を前方に押すため、この翼
片10がその下部を前方にするように傾動し、下の作動
片9Bのみを突出させるとともに、前記前金具17は開
き扉Dの閉止によってガイド面15が押されて、一旦内
部に引込みかつその後、前記孔部20に嵌入する。この
とき前記スイッチ23は下の作動片9Bによって押され
るため、このスイッチ23はオフとなり、小部屋R内の
照明器具、換気扇等の電気機器は作動を止める。又開き
扉Dが壁開口部を閉じて第1の操作体12の把手部11
Aから手を離すと、図1に示す状態に戻る。
【0046】このように本発明の扉スイッチ装置1は、
開き扉Dの押し引きと同じ向きに移動する第1、第2の
操作体12、13を操作して、簡単な動作で確実にスイ
ッチ23をオン、オフして開き扉Dを開閉でき、操作性
を向上しうる。
【0047】なお本実施形態では、前記の如く開き扉D
が廊下C側に開くいわゆる外開きの場合を示している
が、第1、第2の操作体12、13の押し引きの向きを
逆とし、かつ前記スイッチ23とダミー部24とを上下
反転して位置換えすることにより、開き扉Dを小部屋R
側に開けさせる内開きとすることも出来る。
【0048】又本例では、開き扉Dの自由端縁を廊下C
から見て左側に形成しているが、前記錠本体3を上下反
転させて開き扉Dの右側端縁に取付け、かつ受金具2も
上下反転して配することにより、前記自由端縁を廊下C
から見て開き扉Dの右側端縁に設けることも出来る。
【0049】さらに前記解除片6を2枚設け、夫々の解
除片6のV字状溝部18に後端が入る一対かつ一体に動
作する係止具5、5を用いて扉スイッチ装置1を作動さ
せるようにしてもよい。
【0050】
【発明の効果】叙上の如く本発明の扉スイッチ装置は、
開き扉の両面に配され開き扉の押し引きと同じ向きに移
動する第1、第2の操作体と、第1、第2の操作体の前
記同じ向きへの操作により中立位置から前後動し係止具
による錠杆の係止を解く解除片と、一方の操作体の操作
により前後動するスライド片と、このスライド片に一端
が枢着されかつ他端によって翼片を傾動させて選択的に
作動片を突出させるレバー片とを具える錠本体を開き扉
に配設している。従って、例えば前記一方の操作体を第
1の操作体とすることにより、トイレ等に向く第2の操
作体の操作による作動片の突出状態の変化をなくしうる
ため、この第2の操作体の操作に伴うスイッチ切れなど
の誤操作を確実に防止しうるとともに、第1、第2の操
作体を開き扉の押し引きと同じ向きに操作する簡単な動
作で錠杆の係止の解除とスイッチのオン、オフとが出来
るため、動作原理等を知らない人でも誤動作することな
く確実かつ容易に第1、第2の操作体を操作して使用で
き、操作性を向上しうる他、従来のレバーハンドルのよ
うに手首を捩って操作する必要がなく、子供、高齢者に
とっても便利に開き扉を開閉してスイッチを自動的にオ
ン、オフできる。
【0051】又作動片が突出する2つの位置に、作動片
の突出により動作するスイッチと、不動作のダミー部と
を位置換え可能に配しているため、このスイッチとダミ
ー部とを例えば上下反転し位置換えすることにより、外
開きの開き扉にも内開きの開き扉にも対応でき、品番点
数を半減しうる。
【0052】さらに錠本体と受金具とを上下反転して用
いることにより、開き扉の自由端縁を左右勝手違いにす
ることも出来る。
【0053】又請求項2の発明において、前記スイッチ
をマイクロスイッチとしたときには、突出する作動片に
よるスイッチの入切を確実化しうる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態を示す断面図である。
【図2】本発明の実施の一形態を示す部分斜視図であ
る。
【図3】第1、第2の操作体を示す横断面図である。
【図4】本発明の扉スイッチ装置の作用を示す線図であ
る。
【図5】本発明の扉スイッチ装置の作用を示す線図であ
る。
【図6】本発明の扉スイッチ装置の作用を示す線図であ
る。
【図7】本発明の扉スイッチ装置の作用を示す線図であ
る。
【図8】本発明の扉スイッチ装置の作用を示す線図であ
る。
【図9】本発明の扉スイッチ装置の作用を示す線図であ
る。
【図10】本発明の扉スイッチ装置の作用を示す線図で
ある。
【図11】本発明の扉スイッチ装置の作用を示す線図で
ある。
【図12】本発明の扉スイッチ装置の作用を示す線図で
ある。
【符号の説明】
2 受金具 3 錠本体 4 錠杆 5 係止具 6 解除片 7 スライド片 8 レバー片 9A、9B 作動片 10 翼片 12 第1の操作体 13 第2の操作体 17 前金具 18 V字状溝部 19 後金具 23 スイッチ 24 ダミー部 25 箱体 D 開き扉 X 突出位置 Z 中立位置

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】壁開口部の一方の側縁に設ける受金具と、
    この壁開口部の他方の側縁で枢支された開き扉の自由端
    縁に設ける錠本体とからなる扉スイッチ装置であって、 錠本体は、箱体に、 前後動可能かつ平面略平行四辺形のブロック状をなすと
    ともに傾きつつ突出位置から内部に引込まれうる前金具
    と、この前金具を前方に付勢するブロック状の後金具と
    からなる錠杆、 先端、後端間で枢支されるシーソ状をなしかつ先端で前
    記後金具を係止して前金具の引込みを防ぐ係止具、 この係止具の後端が入るV字状溝部を有し中立位置から
    前後動することにより係止具の後端をV字状溝部により
    押上げ前記後金具の前記係止を解く板状の解除片、 解除片に並んで前後動可能に配され箱体に枢支するレバ
    ー片の一端を枢着するスライド片、 および前記レバー片の他端によって傾動する翼片により
    選択的に箱体前面から突出する作動片を収容するととも
    に、 開き扉の両面に配され、開き扉の押し引きと同じ向きに
    移動することにより解除片を前後動する第1、第2の操
    作体を具え、かつ一方の操作体によってスライド片を前
    後動可能とする一方、 前記受金具は、前記作動片が突出する2つの位置に、作
    動片の突出により動作するスイッチと、不動作のダミー
    部とが位置換え可能に収納されたことを特徴とする扉ス
    イッチ装置。
  2. 【請求項2】前記スイッチはマイクロスイッチであるこ
    とを特徴とする請求項1記載の扉スイッチ装置。
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