JP2001107621A - 鞄 錠 - Google Patents

鞄 錠

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JP2001107621A
JP2001107621A JP29056499A JP29056499A JP2001107621A JP 2001107621 A JP2001107621 A JP 2001107621A JP 29056499 A JP29056499 A JP 29056499A JP 29056499 A JP29056499 A JP 29056499A JP 2001107621 A JP2001107621 A JP 2001107621A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 作業性がよく、信頼性が高い鞄錠を提供す
る。 【解決手段】 鞄本体に固定する錠本体と蓋に固定する
錠他方体とからなり、錠本体の仰伏動レバーは後端両側
の軸部を錠箱の前後方向ガイド溝部で案内し、また、中
間部に左右方向を向く軸で一端を枢着したアームを取り
付け、このアームの他端は錠箱の該軸より前方側位置に
枢止する。係止機構は錠箱内の第二一方側フック体と、
仰伏動レバーに前後方向に摺動可能に取り付けた第二他
方側フック体と、第二他方側フック体を後方に押し込み
第二一方側フック体との係止を脱着する指押しレバーと
で構成する。また、前記第一一方側フック体は、仰伏動
レバーの下方に位置して、前後方向の軸で錠箱内に枢止
され、仰伏動レバーでその上端を押されて下降するよう
に保持する。そして、錠他方体は鞄の蓋を閉じると錠箱
内の第一一方側フック体の下方部位に差し込まれるよう
になす。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は鞄錠、特に、スーツ
ケース等の大型な鞄用として使用するのに適した鞄錠に
関するもので、さらには、マグネットの磁力で錠止機構
の開閉を行う方式に適した鞄錠に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、スーツケース用等のこの種鞄錠
は、鞄本体側に手動の仰伏動レバー10と、該仰伏動レ
バー10の仰伏動で駆動される第一一方側フック体20
と、この仰伏動レバー10を伏動位置で係止する係止機
構30と、この仰伏動レバー10の係止を錠止する錠止
機構40とを有した錠本体Aを設け、該鞄の蓋体側には
前記仰伏動レバー10が仰動位置にあると開閉可能で、
蓋を閉じて該仰伏動レバー10を伏動すると前記第一一
方側フック体20で係止される第一他方側フック体25
よりなる錠他方体Bを設けてなる。
【0003】そして、上記のような従来公知な鞄錠にお
いては、仰伏動レバー10の仰伏動によって駆動される
第一一方側フック体20は、鞄内の収納物の荷重が加わ
ることが想定できるので、相応の強靭性を要求される。
従って、該第一一方側フック体20は比較的大きなもの
を使用する必要性があるので、該鞄錠の開閉には比較的
大きい力を要し、作業性が悪いという問題点を有し、こ
の第一一方側フック体20と仰伏動レバー10との両者
の連結部に小さな力で、円滑に、しかも確実に伝動・操
作できる連結機構が強く要望されている。
【0004】そして、これらの鞄錠の錠止機構には、代
表的にはシリンダー錠が使用されているが、シリンダー
錠は構成が複雑で高価となる(特に、限られた直径と長
さ内で製造すると高価となる)問題点を有し、最近はマ
グネットの磁力を利用して施錠または開錠する錠止機構
が、構成が簡易で安価に提供でき、小型化・軽量化も可
能であることから着目されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記問題点
および要望に基づきなされたもので、作業性がよく、小
型で、信頼性が高いと共に体裁のよい鞄錠を提供するこ
とを課題としたものである。さらにまた、本発明はマグ
ネットを利用して、構成が簡易で安価な鞄錠を提供する
ことにも適した鞄錠を提供することを課題としたもので
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するた
め、本発明は、鞄本体側に手動の仰伏動レバー10と、
該仰伏動レバー10の仰伏動で駆動される第一一方側フ
ック体20と、この仰伏動レバー10を伏動位置で係止
する係止機構30と、この仰伏動レバー10の係止を錠
止する錠止機構40とを有した錠本体Aを設け、該鞄の
蓋体側には前記仰伏動レバー10が仰動位置にあると開
閉可能で、蓋を閉じて該仰伏動レバー10を伏動すると
前記第一一方側フック体20で係止される第一他方側フ
ック体25よりなる錠他方体Bを設けてなる鞄錠におい
て、上記仰伏動レバー10は、その後端両側に左右方向
を向く軸部11,11を突設して、この軸部11,11
を錠箱1に設けた前後方向に案内するガイド溝部2,2
で案内し、また、この仰伏動レバー10は中間部に左右
方向を向く軸13aで一端を枢着したアーム12を取り
付け、このアーム12の他端は錠箱1の該軸13aより
前方側位置に軸13bで枢止し、前記係止機構30は、
錠箱1内に突設して上端が後方に向けて折れ曲がる第二
一方側フック体31と、仰伏動レバー10に前後方向に
摺動可能に取り付けられ、常時はスプリング32で前方
方向に付勢され、下端が前方に向けて折れ曲がると共に
仰伏動レバー10が伏動位置では前記第二一方側フック
体31に係止される第二他方側フック体33と、該第二
他方側フック体33を後方に押し込み第二一方側フック
体31との係止を脱着する指押しレバー34とで構成さ
れ、前記第一一方側フック体20は、仰伏動レバー10
の下方に位置して、前後方向の軸3で錠箱1内に枢止さ
れ、常時はスプリング4でフック先端を上方に向けて付
勢するが、仰伏動レバー10が伏動されるとその上端を
該仰伏動レバー10で押されて、その先端側が下降する
方向に回動するように保持し、前記錠他方体Bは鞄の蓋
を閉じると錠箱1内の第一一方側フック体20がその上
端を押し下げられ貫出してくる下方部位に差し込まれる
ようになしたことを特徴とする技術的手段を講じたもの
である。
【0007】それ故、本発明鞄錠は、第一一方側フック
体20が第一他方側フック体25を係止して鞄の蓋10
0を開放不能に係止し、この第一一方側フック体20の
係止を脱着することで鞄の蓋100を開くことが可能と
なるように作用するのは従来のこの種鞄錠と同じであ
る。また、仰伏動レバー10の係止を錠止する錠止機構
40を設けてあるので、蓋100を閉じた状態で、この
鞄の蓋100を錠止できる作用を呈するのも従来の鞄錠
と同じである。
【0008】そして、本発明は、上記仰伏動レバー10
は、その後端両側に左右方向を向く軸部11,11を突
設して、この軸部11,11を錠箱1に設けた前後方向
に案内するガイド溝部2,2で案内し、また、該仰伏動
レバー10の中間部に一端を軸13aで枢止したアーム
12の他端を、錠箱1の該軸13aより前方側位置に設
けた軸13bで枢止してあるので、該仰伏動レバー10
は、伏動時は後進し、仰動時は前進する作用を呈する。
【0009】また、上記仰伏動レバー10が伏動時後進
することで、第二一方側フック体31と第二他方側フッ
ク体33との係合を容易となし、また、第一一方側フッ
ク体20を押し下げる際に、接触部で滑り接触して、押
し下げ抵抗を逃がして円滑に該第一一方側フック体20
を押し下げる作用を呈するものである。
【0010】次に、請求項2の発明は、鞄本体側に手動
の仰伏動レバー10と、該仰伏動レバー10の仰伏動で
駆動される第一一方側フック体20と、この仰伏動レバ
ー10を伏動位置で係止する係止機構30と、この仰伏
動レバー10の係止を錠止する錠止機構40とを有した
錠本体Aを設け、該鞄の蓋体側には前記仰伏動レバー1
0が仰動位置にあると開閉可能で、蓋を閉じて該仰伏動
レバー10を伏動すると前記第一一方側フック体20で
係止される第一他方側フック体25よりなる錠他方体B
を設けてなる鞄錠において、上記仰伏動レバー10は、
その後端両側に左右方向を向く軸部11,11を突設し
て、この軸部11,11を錠箱1に設けた前後方向に案
内するガイド溝部2,2で案内し、また、この仰伏動レ
バー10は中間部に左右方向を向く軸13aで一端を枢
着したアーム12を取り付け、このアーム12の他端は
錠箱1の該軸13aより前方側位置に軸13bで枢止
し、前記係止機構30は、錠箱1内に突設して上端が後
方に向けて折れ曲がる第二一方側フック体31と、仰伏
動レバー10に前後方向に摺動可能に取り付けられ、常
時はスプリング32で前方方向に付勢され、下端が前方
に向けて折れ曲がると共に仰伏動レバー10が伏動位置
では前記第二一方側フック体31に係止される第二他方
側フック体33と、該第二他方側フック体33を後方に
押し込み第二一方側フック体31との係止を脱着する指
押しレバー34とで構成され、前記第一一方側フック体
20は、その先端を伏動方向に折り曲げてフック部を形
成し、先端のフック部折曲外部は前後方向と左右方向と
が共に中央部が外方に突出する膨出面部21となし、こ
の第一一方側フック体20は、仰伏動レバー10の下方
に位置して、前後方向の軸3で錠箱1内に枢止され、常
時はスプリング4でフック先端を上方に向けて付勢する
が、仰伏動レバー10が伏動されるとその上端を該仰伏
動レバー10で押されて,その先端側が下降する方向に
回動するように保持し、前記錠他方体Bは鞄の蓋を閉じ
ると錠箱1内の第一一方側フック体20が、その上端を
押し下げられ貫出してくる下方部位に差し込まれるよう
になしたことを特徴とする技術的手段を講じたものであ
る。
【0011】それ故、本発明は、前記請求項1の作用に
加え、第一一方側フック体20の頂面部を前後方向と左
右方向とが共に中央部が外方に突出する膨出面部21と
なしたので、第一一方側フック体20の頂面部は略部分
球面形状となり、該第一一方側フック体20を仰伏動レ
バー10の底面で押し下げる際に、該仰伏動レバー10
の底面が平面であっても点接触となるので、前記押し下
げ時の抵抗をより効果的に滑り接触で逃がす作用を呈す
るものである。
【0012】次に、請求項3の発明は、鞄本体側に手動
の仰伏動レバー10と、該仰伏動レバー10の仰伏動で
駆動される第一一方側フック体20と、この仰伏動レバ
ー10を伏動位置で係止する係止機構30と、この仰伏
動レバー10の係止を錠止する錠止機構40とを有した
錠本体Aを設け、該鞄の蓋体側には前記仰伏動レバー1
0が仰動位置にあると開閉可能で、蓋を閉じて該仰伏動
レバー10を伏動すると前記第一一方側フック体20で
係止される第一他方側フック体25よりなる錠他方体B
を設けてなる鞄錠において、上記仰伏動レバー10は、
その後端両側に左右方向を向く軸部11,11を突設し
て、この軸部11,11を錠箱1に設けた前後方向に案
内するガイド溝部2,2で案内し、また、この仰伏動レ
バー10は中間部に左右方向を向く軸13aで一端を枢
着したアーム12を取り付け、このアーム12の他端は
錠箱1の該軸13aより前方側位置に軸13bで枢止
し、前記係止機構30は、錠箱1内に突設して上端が後
方に向けて折れ曲がる第二一方側フック体31と、仰伏
動レバー10に前後方向に摺動可能に取り付けられ、常
時はスプリング32で前方方向に付勢され、下端が前方
に向けて折れ曲がると共に仰伏動レバー10が伏動位置
では前記第二一方側フック体31に係止される第二他方
側フック体33と、該第二他方側フック体33を後方に
押し込み第二一方側フック体31との係止を脱着する指
押しレバー34とで構成され、前記第一一方側フック体
20は、仰伏動レバー10の下方に位置して、前後方向
の軸3で錠箱1内に枢止され、常時はスプリング4でフ
ック先端を上方に向けて付勢するが、仰伏動レバー10
が伏動されるとその上端を該仰伏動レバー10で押され
て、その先端側が下降する方向に回動するように保持
し、前記錠他方体Bは鞄の蓋を閉じると錠箱1内の第一
一方側フック体20が、その上端を押し下げられ貫出し
てくる下方部位に差し込まれるようになし、前記錠止機
構40は、仰伏動レバー10に磁性板41と、複数箇所
に永久磁石片収納穴部42a,42a,42a・・・を
設けた固定板42とを固定し、該固定板42に近接して
は錠止作動体43を設け、この錠止作動体43にはその
施錠位置および開錠位置で前記いずれかの永久磁石片収
納穴部42aに適合する位置に永久磁石収納凹部43a
を設け、永久磁石片収納穴部42aと適合する永久磁石
収納凹部43aとに渡っては、常時は磁性板41に吸着
して永久磁石片収納穴部42aと永久磁石収納凹部43
aとの双方に渡って収納される永久磁石片44を収納し
て形成し、上記錠止機構に使用される鍵50は、錠止作
動体43を仰伏動レバー10の外側から変位可能となす
連結部52を設けると共に、所定位置に前記永久磁石片
44を反発磁力で永久磁石収納凹部43a内にその全体
が押し込まれて錠止作動体43の変位を可能とする他方
永久磁石体51を収納してなることを特徴とする技術的
手段を講じたものである。
【0013】それ故、本発明鞄錠は、前記請求項1の作
用に加え、他方永久磁石体51の近接で永久磁石片44
を、永久磁石収納凹部43a内にその全体が完全に収納
されるように反発移動させるので、施錠、開錠が小さな
力で(殆ど力を加えることなく)円滑・確実に行える作
用を呈する。
【0014】なお、上記永久磁石片44は、永久磁石片
収納穴部42aと永久磁石収納凹部43aとの間のみで
移動するので、脱落したりすることが無く、信頼性が高
く、仰伏動レバー10の仰伏動時をはじめとして、鞄を
落とした場合等に、例え大きな衝撃が加わったとして
も、機能に支障を生じさせない作用を呈するものであ
る。
【0015】次に、請求項4の発明は、鞄本体側に手動
の仰伏動レバー10と、該仰伏動レバー10の仰伏動で
駆動される第一一方側フック体20と、この仰伏動レバ
ー10を伏動位置で係止する係止機構30と、この仰伏
動レバー10の係止を錠止する錠止機構40とを有した
錠本体Aを設け、該鞄の蓋体側には前記仰伏動レバー1
0が仰動位置にあると開閉可能で、蓋を閉じて該仰伏動
レバー10を伏動すると前記第一一方側フック体20で
係止される第一他方側フック体25よりなる錠他方体B
を設けてなる鞄錠において、上記仰伏動レバー10は、
その後端両側に左右方向を向く軸部11,11を突設し
て、この軸部11,11を錠箱1に設けた前後方向に案
内するガイド溝部2,2で案内し、また、この仰伏動レ
バー10は中間部に左右方向を向く軸13aで一端を枢
着したアーム12を取り付け、このアーム12の他端は
錠箱1の該軸13aより前方側位置に軸13bで枢止
し、前記係止機構30は、錠箱1内に突設して上端が後
方に向けて折れ曲がる第二一方側フック体31と、仰伏
動レバー10に前後方向に摺動可能に取り付けられ、常
時はスプリング32で前方方向に付勢され、下端が前方
に向けて折れ曲がると共に仰伏動レバー10が伏動位置
では前記第二一方側フック体31に係止される第二他方
側フック体33と、該第二他方側フック体33を後方に
押し込み第二一方側フック体31との係止を脱着する指
押しレバー34とで構成され、前記第一一方側フック体
20は、その先端を伏動方向に折り曲げてフック部を形
成し、先端のフック部折曲外部は前後方向と左右方向と
が共に中央部が外方に突出する膨出面部21となし、こ
の第一一方側フック体20は、仰伏動レバー10の下方
に位置して、前後方向の軸3で錠箱1内に枢止され、常
時はスプリング4でフック先端を上方に向けて付勢する
が、仰伏動レバー10が伏動されるとその上端を該仰伏
動レバー10で押されて、その先端側が下降する方向に
回動するように保持し、前記錠他方体Bは鞄の蓋を閉じ
ると錠箱1内の第一一方側フック体20が、その上端を
押し下げられ貫出してくる下方部位に差し込まれるよう
になし、前記錠止機構40は、仰伏動レバー10に磁性
板41と、前後方向複数箇所に永久磁石片収納穴部42
a,42a,42a・・・を並置した固定板42とを固
定し、該固定板42の下方に近接しては錠止作動体43
を前後方向に移動可能に設け、この錠止作動体43には
その施錠位置および開錠位置で前記いずれかの永久磁石
片収納穴部42aに適合する位置に永久磁石収納凹部4
3aを設け、永久磁石片収納穴部42aと適合する永久
磁石収納凹部43aとに渡っては、常時は磁性板41に
吸着して永久磁石片収納穴部42aと永久磁石収納凹部
43aとの双方に渡って収納される永久磁石片44を収
納して、上記錠止作動体43には前方に延設板部45を
連設し、この延設板部45の下面にはその前端と後端と
に中央側が順次高くなる斜面46a,47aを有した突
起部46,47を設け、この延設板部45の下面側に
は、左右方向を向く回転軸で回動可能に保持した係止駒
48を配し、錠止作動体43を後進させて延設板部45
の前端の突起部46で該係止駒48の前端側が下方に傾
斜するようになすことで前記指押しレバー34の押し込
みを不能に錠止するようになし、上記錠止作動体43の
上面には、前記仰伏動レバー10と磁性板41と固定板
42とに設けた前後方向を長手方向とした長円形状の開
孔10c,41a,42b内に突出する係入突起49を
突設し、上記錠止機構に使用される鍵50は、下面に上
記開孔10c,41a,42b内に挿入できると共に、
前記係入突起49の挿入孔を有した突起部よりなる連結
部52を設け、所定位置に前記永久磁石片44を反発磁
力で永久磁石収納凹部43a内にその全体が押し込まれ
て錠止作動体43の変位を可能とする他方永久磁石体5
1を収納してなることを特徴とする技術的手段を講じた
ものである。
【0016】それ故、本発明は、請求項2及び請求項3
の作用に加え、指押しレバー34と錠止作動体43との
移動方向を前記仰伏動レバー10の前後方向、言い換え
るなら長手方向にしたため、該前記仰伏動レバー10乃
至錠本体Aの幅を細くすることが可能となる作用を呈す
るものである。
【0017】
【実施例】以下、本発明の実施例を、添付図面を参照し
て詳細に説明する。なお、本願においては、「前端、前
方」とは、特に説明する場合を除いて、図4および図5
の「右端」及び「右方向」を、「後端、後方」とは同図
の「左端」及び「左方向」を、「前後方向」とは同図の
「左右方向」を意味し、「左右方向」とは図4の「上下
方向」で図5の「奥手前方向」を意味するものとする。
【0018】そして、図中、Aが錠本体、Bがこの錠本
体Aに着脱可能に係止される錠他方体である。該錠本体
Aは、図示しない鞄本体側に取り付けられるもので、通
常、平面略長方形状に構成され、鞄の蓋100(図1参
照)をヒンジ連結した辺と対向する開口辺縁部に、その
長手方向辺部を沿わせて固定される。そして、前記錠他
方体Bはフック体で構成され、蓋100側の該錠本体A
に対向する位置に固定されるのは従来と同じである。な
お、この錠本体Aと錠他方体Bとの組み合わせ体は、通
常、鞄の長手方向辺に、一対が対向するようにして取り
付けられるものである。
【0019】そして、上記錠本体Aには、手動の仰伏動
レバー10と、該仰伏動レバー10の仰伏動で駆動され
る第一一方側フック体20と、この仰伏動レバー10を
伏動位置で係止する係止機構30と、この仰伏動レバー
10の係止を錠止する錠止機構40とを設けてあるのは
従来と同じである。
【0020】また、上記錠他方体Bは、蓋100を閉じ
て該仰伏動レバー10を伏動すると、前記第一一方側フ
ック体20が係合して、この第一一方側フック体20で
係止される第一他方側フック体25よりなるのも、図1
に示されるように、従来公知なものと同じである。
【0021】そして、本発明では、上記仰伏動レバー1
0は、上部と前端部とが開口する容器形状のレバー主体
10a(実施例では、金属製)に、レバーカバー体10
b(実施例では、合成樹脂製)を嵌着して形成して、こ
のレバー主体10aとレバーカバー体10bとの間に、
後記する錠止機構40を収納して、さらに、前端開部内
に同じく後記する係止機構30の第二他方側フック体3
3を出入可能状態に収納してなる。
【0022】なお、上記レバー主体10aにレバーカバ
ー体10bを嵌着するには、図示例では、レバー主体1
0aの先端に爪部15b,15bを突設して、レバーカ
バー体10bにはこの爪部15b,15bの係入する係
入突部15a,15aを突設してある。また、レバーカ
バー体10bの後端側には足片14が突設され、レバー
主体10aにはこの足片14が挿通してカシメ止め(溶
融拡径止め)できる通孔16を設けてあり、前記爪部1
5b,15bと足片14とで、レバー主体10aとレバ
ーカバー体10bとの嵌合を固着できるようになしてあ
る。
【0023】そして、この仰伏動レバー10の後端両側
に左右方向(図5奥または手前方向)を向く軸部11,
11を突設して、この軸部11,11を錠箱1に設けた
前後方向に案内するガイド溝部2,2で案内し、また、
該仰伏動レバー10の中間部に一端を軸13aで枢止し
たアーム12を取り付け、このアーム12の他端を錠箱
1の該軸13aより前方側位置に設けた軸13bで枢止
してある。
【0024】図示例において、上記錠箱1(実施例で
は、金属製)は、仰伏動レバー10等を収納できる上部
開口式の細長い(平面略長方形の)容器状に構成されて
いる。そして、この錠箱1の下面には鞄本体に固定する
ための螺子筒部5a,5bが設けられ、図示しない固定
用の螺子で、該錠箱1を、同じく図示しない鞄本体に固
定されるようになしてあるが、図示例では、この錠箱1
が鞄本体内に露出するのを防ぐように、該錠箱1を上部
開口式の箱型のカバー容器101(実施例では、合成樹
脂製)内に収納して、このカバー容器101と共に上記
鞄本体に固定するようになしてある。そして、該カバー
容器101の側面には錠他方体Bを差し込むことのでき
る窓孔102(図1参照)を設けてある。
【0025】また、上記錠箱1内の仰伏動レバー10の
下方部位には前後方向を向く軸3で枢止された第一一方
側フック体20が収納され、この第一一方側フック体2
0が出入できる窓孔6を、該錠箱1の底部に設けてあ
る。なお、この第一一方側フック体20に関しては後に
説明を加えるものとする。
【0026】さらに、前記した錠箱1の後端側に設けた
前後方向を向くガイド溝部2,2は、錠箱1の両側内面
に互いに平行に設け、仰伏動レバー10の後端側に設け
た軸部11,11をこのガイド溝部2,2内に臨入さ
せ、該ガイド溝部2,2を案内に、仰伏動レバー10が
前後方向に移動可能に保持されるようになしてある。そ
して、この仰伏動レバー10は、その中間部に左右方向
を向く軸13aで一端を枢着したアーム12を取り付
け、このアーム12の他端は錠箱1の該軸13aより前
方側位置に軸13bで枢止してある。なお、図では明示
していないが、軸13aにはコイルバネが装着され、仰
伏動レバー10は仰動方向に付勢されるようになしてあ
る。
【0027】したがって、この仰伏動レバー10は、常
時は(ここでは、後記する係止機構30は無視するもの
とする。)図5に示すように(図5には、レバー主体1
0aのみを示してある。)仰動位置にあり、この仰伏動
レバー10を伏動させると、その後端はガイド溝2,2
に案内されて後進(図5左側に移動)して、アーム12
も伏動することになる。
【0028】また、前記係止機構30は、錠箱1内に突
設して上端が後方に向けて折れ曲がる第二一方側フック
体31と、仰伏動レバー10に前後方向に摺動可能に取
り付けられ、常時はスプリング32で前方方向に付勢さ
れ、下端が前方に向けて折れ曲がると共に仰伏動レバー
10が伏動位置では前記第二一方側フック体31に係止
される第二他方側フック体33と、該第二他方側フック
体33を後方に押し込み第二一方側フック体31との係
止を脱着する指押しレバー34とで構成されている。
【0029】すなわち、上記係止機構30は、第二一方
側フック体31と、第二他方側フック体33と、スプリ
ング32と、指押しレバー34とで構成され、第二一方
側フック体31は錠箱1より固定部材として立設され、
フックの先端は上端部にあって後方に向けて折れ曲がる
ようになしてある。また、上記第二他方側フック体33
は、両側面に前後方向の溝部33a、33a(図2参
照)を設け、この第二他方側フック体33をレバー主体
10aの前端に設けた、図には必ずしも明示していない
切溝内に差し込んで、該レバー主体10aの切溝を案内
に前後方向に摺動可能となしてある。また、前記スプリ
ング32はこの第二他方側フック体33を前方方向に付
勢するようになしてある。
【0030】また、上記指押しレバー34は第二他方側
フック体33の駆動用と抜け止めストッパーとを兼ねる
もので、仰伏動レバー10前後方向に所定の場所を移動
可能に取り付けられ、前記第二他方側フック体33の前
端はこの指押しレバー34に圧接(前記スプリング32
の付勢力で)されるようになしてある。この、指押しレ
バー34は、図3に最も明らかに示すように、主板部3
4cと、指掛け部34aと、一対のアーム部34b,3
4bとで構成され、一対のアーム部34b,34bがレ
バー主体10aとレバーカバー体10bとの間に差し込
まれ、該指押しレバー34を前後方向に摺動可能に保持
している。そして、主板部34cの両側に突出するよう
に設けられた一対のアーム部34b,34bの基端部と
該主板部34cと指掛け部34aとの連結部の間の凹部
に前記した爪部15b,15bが位置してこの指押しレ
バー34は距離L(図3参照)分だけ移動可能となして
ある。なお、上記主板部34cの後端上面縁が後記する
係止駒48に着脱可能に係止し、後端下面縁部に同じく
後記する第二他方側フック体33が圧接するものであ
る。
【0031】なお、上記第二一方側フック体31は係止
用孔に、第二他方側フック体33は該係止用孔に係止可
能となした係止爪に変えても実質的に同じであるが、図
示例のように両者をフック形状とすると、仰伏動レバー
10を伏動すると、第二他方側フック体33は第二一方
側フック体31の頂部とで滑り案内されて後方に移動で
き、寸法精度が悪くても確実に駆動できて望ましいもの
である。
【0032】そして、前記第一一方側フック体20は、
仰伏動レバー10の下方に位置して、前後方向の軸3で
錠箱1内に枢止され、常時はスプリング4でフック先端
を上方に向けて付勢するが、上記前後方向の軸3は錠箱
1の左右一端側に設けられ、第一一方側フック体20の
上端部位は湾曲面となして、仰伏動レバー10が伏動さ
れるとその上端を該仰伏動レバー10で押されて、この
第一一方側フック体20はそのフック部が下降するよう
に回動(伏動)し、該第一一方側フック体20のフック
部は錠箱1の窓孔6より該錠箱1の下方に突出するよう
になしてある。すなわち、上記第一一方側フック体20
は鞄の蓋100を係止するためのもので、基端部を前後
方向の軸3で錠箱1内に枢止され、先端のフック部を下
方に向けて押し下げる(スプリング4の付勢力に抗し
て、仰伏動レバー10の伏動で押し下げる。)ように回
動することで、そのフック部が錠箱1の窓孔6より下方
に突出するようになしてある。
【0033】そして、前記錠他方体Bは、鞄の蓋100
を閉じると第一一方側フック体20の下方部位に差し込
まれる(カバー容器101の窓孔102より錠箱1の下
面下方に差し込まれる。)ようになしてある。したがっ
て、第一一方側フック体20が上記窓孔6より下方に向
けて突出するように回動すると、この第一一方側フック
体20が、第一他方側フック体25よりなる錠他方体B
と係合して、蓋100を係止できるものである。
【0034】なお、上記第一一方側フック体20は、そ
の先端を伏動方向に折り曲げてフック部を形成して有る
のは無論で、図1で仰伏動レバー10を伏動すると、こ
の仰伏動レバー10の底面が該第一一方側フック体20
の頂面を押し下げて、該第一一方側フック体20をも伏
動させる。そして、この伏動の際、仰伏動レバー10が
伏動と共に後進するので、第一一方側フック体20と仰
伏動レバー10との間には滑り伝動が生じ、第一一方側
フック体20の押し下げ抵抗をこの滑り伝動で逃がし
て、小さい力で円滑に該第一一方側フック体20を押し
下げることができるものである。
【0035】なお、上記第一一方側フック体20の押し
下げは、仰伏動レバー10と第一一方側フック体20と
の滑りが円滑なほど(接触抵抗が小さいほど)、小さな
力で該第一一方側フック体20を押し下げることができ
る。そこで、請求項2の発明は、請求項1の構成中、第
一一方側フック体20の先端のフック部折曲外部を前後
方向と左右方向とが共に中央部が外方に突出する膨出面
部21となしたものである。
【0036】すなわち、図1の第一一方側フック体20
はフック形状の平板形状に構成してあるので、この場合
は該第一一方側フック体20の頂面に仰伏動レバーの底
面を接触させると線接触となる。そこで、第一一方側フ
ック体20の頂面部を、図6、図7に示すように、略部
分球面状とすることで、仰伏動レバー10の底面との接
触を点接触とすることができ、両者の滑りをより円滑に
行えるようになしたものである。
【0037】なお、請求項1及び2の鞄錠は、小さな力
で円滑に操作できることになる。その結果、鞄錠を小型
化して体裁を向上することが可能となる。しかし、この
鞄錠の小型化には、錠止機構の小型化が不可欠の問題点
として残っている。すなわち、従来使用されているシリ
ンダー錠等は、操作性を犠牲にすることができないとし
たら、その径と長さとは必然的に所定以上となってしま
う。そして、従来の鞄錠はこのシリンダー錠が収納でき
る幅を有することが必要条件とされていたものである。
【0038】そこで、請求項3の発明は、従来のシリン
ダー錠に代え、磁力で錠止の開閉を行う方式を採用し
て、より操作性を向上させると共に、小型化を可能とな
したものである。すなわち、本発明の錠止機構40は、
仰伏動レバー10に磁性板41と、複数箇所に永久磁石
片収納穴部42a,42a,42a・・・を設けた固定
板42とを固定し、該固定板42に近接しては錠止作動
体43を設け、この錠止作動体43にはその施錠位置お
よび開錠位置で前記いずれかの永久磁石片収納穴部42
aに適合する位置に永久磁石収納凹部43aを設け、永
久磁石片収納穴部42aと適合する永久磁石収納凹部4
3aとに渡っては、常時は磁性板41に吸着して永久磁
石片収納穴部42aと永久磁石収納凹部43aとの双方
に渡って収納される永久磁石片44を収納して形成して
なる。
【0039】すなわち、上記錠止作動体43は使用者が
操作することで、前記した係止機構30の係止を錠止又
は開錠するもので、通常、該錠止作動体43は回転又は
移動し、この錠止作動体43の位置の変位によって係止
機構30の着脱を可能または不能にする(図示例では、
指押しレバー34の移動を可能あるいは不能とする。)
が、この構成は、後に説明する本実施例の長手方向直線
移動に代えて回転式となして、その回転軸に拡径部と縮
径部とを有したカム板を設け、該カム板の拡径部が指押
しレバー34に近接する回転位置にあると、該指押しレ
バー34の押し込みを邪魔して錠止する等の従来公知な
ものを使用すればよい。
【0040】そして、この錠止作動体43を錠止位置で
移動不能に錠止するのが上記錠止機構40で、前記永久
磁石44の長さは、固定版42の永久磁石片収納穴部4
2aの長さ(固定版42の厚み)より長く設定され、い
ずれかの永久磁石片収納穴部42aに収納され、磁力で
磁性板41に吸着している永久磁石44は、その下部を
該永久磁石片収納穴部42aの下方に突出するようにな
してある。そして、この固定板42の下方には錠止作動
体43が位置し、この錠止作動体43に設けた永久磁石
収納凹部43aの位置が上記永久磁石44の位置と適合
するようになしてあるので、前記永久磁石44の下部は
この永久磁石収納凹部43a内にも臨入する。したがっ
て、この錠止作動体43は永久磁石44によって固定版
42に係止され、変位不能となしてある。
【0041】上記錠止機構に使用される鍵50は、錠止
作動体43を仰伏動レバー10の外側から変位可能とな
す連結部52を設けると共に、所定位置に前記永久磁石
片44を反発磁力で永久磁石収納凹部43a内にその全
体が押し込まれて錠止作動体43の変位を可能とする他
方永久磁石体51を収納してなる。
【0042】すなわち,前記した永久磁石収納凹部43
aは永久磁石44の長さより深く設定し、該永久磁石4
4がこの永久磁石収納凹部43a内に落とし込まれる
と、固定板42と錠止作動体43との係止が脱着される
ようになしてある。そこで、磁性板41に吸着している
永久磁石44を永久磁石収納凹部43a内に落とし込む
のが上記鍵50で、該永久磁石44に同極の他方永久磁
石体51を近づけることで、磁石の反発力を利用してい
る。
【0043】なお、前記連結部52は、鍵50と錠止作
動体43とを着脱可能に連結し、該鍵50で錠止作動体
43を移動可能となすもので、図示例では、錠止作動体
43に係入突起49を突設し、連結部52にはこの係入
突起49が係入できる凹部を設けてなるが、回動式の場
合は錠止作動体43に断面非円形の柱体を立設して、鍵
50にはこの柱体が嵌入する嵌入孔を設ければよい。
【0044】なお、上記永久磁石44と他方永久磁石体
51との磁力を適当に設定(磁力が強すぎて遠くの永久
磁石44にまで影響しないように)することで、永久磁
石44と他方永久磁石体51との位置が適合したときの
み、磁力の反発力で永久磁石44を永久磁石収納凹部4
3a内に落とし込むことが可能となり、その結果、上記
永久磁石44と他方永久磁石体51との相互の位置関係
の組み合わせで多くの種類の鍵を製造できるものであ
る。
【0045】なお、上記錠止作動体43はその移動を容
易・確実にするため、図示例では、スプリング17(図
2参照)で固定板42に圧接している。そして、該錠止
作動体43には前記した永久磁石収納凹部43aとは別
に、球面状の膨出部43b,43b,43b・・・が設
けられ、この膨出部43b,43b,43b・・・が、
固定板42の永久磁石片収納穴部42a内に係入して移
動位置が所定間隔で係止されるようになしてある。な
お、錠止作動体43は膨出部43bの永久磁石片収納穴
部42a内よりの脱着が容易に行えるように、図2上下
方向に多少のクリアランスを有するようになしてあるの
は無論である。
【0046】次に、請求項4の発明は、上記錠止作動体
43を直線往復運動で錠止の着脱を可能となしたもので
ある。すなわち、本発明では、前記錠止機構40は仰伏
動レバー10に、磁性板41と、前後方向複数箇所に永
久磁石片収納穴部42a,42a,42a・・・を並置
した固定板42とを固定し、該固定板42の下方に近接
しては錠止作動体43を前後方向に移動可能に設け、こ
の錠止作動体43にはその施錠位置および開錠位置で前
記いずれかの永久磁石片収納穴部42aに適合する位置
に永久磁石収納凹部43aを設け、永久磁石片収納穴部
42aと適合する永久磁石収納凹部43aとに渡って
は、常時は磁性板41に吸着して永久磁石片収納穴部4
2aと永久磁石収納凹部43aとの双方に渡って収納さ
れる永久磁石片44を収納してある。
【0047】すなわち、上記永久磁石片収納穴部42
a,42a,42a・・・は、固定板42の前後方向複
数箇所に並置して、錠止作動体43は前後方向に移動可
能に設けて、いずれかの永久磁石片収納穴部42a内に
永久磁石片44を収納し、この永久磁石片44の下部は
錠止作動体43の永久磁石収納凹部43a内へにも挿入
され、常時は、該錠止作動体43は固定板42に永久磁
石片44を介して移動不能に係止されている。
【0048】そして、上記錠止作動体43には前方に延
設板部45を連設し、この延設板部45の下面にはその
前端と後端とに中央側が順次高くなる斜面46a,47
aを有した突起部46,47を設け、この延設板部45
の下面側には、左右方向を向く回転軸で回動可能に保持
した係止駒48を配し、錠止作動体43を後進させて延
設板部45の前端の突起部46で該係止駒48の前端側
が下方に傾斜するようになすことで前記指押しレバー3
4の押し込みを不能に錠止するようになしてある。
【0049】すなわち、本発明は錠止作動体43を従来
のシリンダー錠のように回動式とするのではなく、直線
移動にすることで、より幅(図4上下方向寸法)を細く
することを可能となしたものである。したがって、直線
往復運動で指押しレバー34の押し込みを着脱可能に係
止する必要があり、この係止を上記係止駒48の回動で
行っているものである。該係止駒48は、図示例では断
面長方形の角柱状で、断面の後面と下面との角部と、前
面と上面との角部とを斜面状に切欠した断面6角形形状
となしてある。そして、この係止駒48はその両端を仰
伏動レバー等で軸承状態に保持し、錠止作動体43を後
進させて延設板部45の前端の突起部46で該係止駒4
8の前端側が下方側に向かって傾斜するようになして、
該係止駒48の前面と底面との角部位が下方に突出し、
この突出部に前記指押しレバー34の一部(該主板部3
4cの後端上面縁)が引っ掛かって該指押しレバー34
を押し込むことが不能(錠止状態)となるようになして
ある。
【0050】一方、該錠止作動体43を前進させると延
設板部45の後端の突起部47で該係止駒48の前端側
が今度は逆に上方に向かって傾斜するようになるので、
該係止駒48の前面と底面との角部位が下方に突出せ
ず、指押しレバー34は押し込むことが可能(開錠状
態)となり、係止機構30を脱着できる状態となすこと
ができるものである。なお、45a、45bは錠止状態
の表示文字で、LOCKとOPEN等と表示し、この表
示のいずれか一方が仰伏動レバー10の窓孔18(図1
参照)より見えるようになしてある。
【0051】そして、上記錠止作動体43の上面には、
前記仰伏動レバー10と磁性板41と固定板42とに設
けた前後方向を長手方向とした長円形状の開孔10c,
41a,42b内に突出する係入突起49を突設してあ
る。この係入突起49は錠止作動体43の上面に突出す
るも、仰伏動レバー10の上面より上方には突出しない
ようになしておくことが望ましいのは無論である。
【0052】そして、上記錠止機構に使用される鍵50
は、下面に上記開孔10c,41a、42b内に挿入で
きると共に、前記連結部49の挿入孔(図には、必ずし
も明示していない)を有した突起部52を設け、所定位
置に前記永久磁石片44を反発磁力で永久磁石収納凹部
43a内にその全体が押し込まれて錠止作動体43の変
位を可能とする他方永久磁石体51を収納(埋入)して
なる。すなわち、この鍵50は、開孔10c,41a、
42b内の所定位置に挿入することで、永久磁石片44
での係止が磁力で脱着され、該鍵50の摘み53で錠止
作動体43を移動でき、錠止の着脱ができるようになし
てある。
【0053】
【発明の効果】以上、説明したように本発明の請求項1
〜4記載の鞄錠によれば、第一一方側フック体20を仰
伏動レバー10の仰動で押し下げる際に、滑り伝動が生
じて、小さな力で円滑に押し下げられる鞄錠を提供でき
るものである。
【0054】特に、請求項2の発明では、上記仰伏動レ
バー10の底面と第一一方側フック体20との接触部を
点接触となしたので、非常に操作性のよい、スムーズに
鞄の蓋100を係止できる鞄錠を提供できるものであ
る。
【0055】また、蓋100の係止が円滑化できること
から,小型化が可能であり,同じく小型が期待されてい
るマグネット式の錠止機構との組み合わせでより,操作
性がよく、小型で、体裁のよい鞄錠を提供できるもので
ある。
【0056】すなわち、請求項3の発明では、永久磁石
片44で錠止するようになしてあるので、錠止機構40
の構成が簡略化でき、小型で、体裁がよく、安価で,し
かも作業性のよい鞄錠を提供できるものである。
【0057】さらに,請求項4の発明は、錠止作動体4
3を直線移動することで錠止の着脱が可能となるため、
小型化できると共に、幅が細い体裁のよい鞄錠を提供で
きるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明鞄錠の一実施例を示す斜視図である。
【図2】縦断面図である。
【図3】錠止機構部の部品分解斜視図である。
【図4】錠箱の平面図である。
【図5】錠箱と仰伏動レバーの一部との正面図である。
【図6】第一一方側フック体の正面図である。
【図7】図6のY−Y線部断面図である。
【図8】図5のX−X線部断面図である。
【符号の説明】
1 錠箱 2 ガイド溝部 3 軸 4 スプリング 5a 螺子筒部 5b 螺子筒部 6 窓孔 10 仰伏動レバー 10a レバー主体 10b レバーカバー体 10c 開孔 11 軸部 12 アーム 13b 軸 13a 軸 20 第一一方側フック体 21 膨出面部 25 第一他方側フック体 30 係止機構 31 第二一方側フック体 32 スプリング 33 第二他方側フック体 33a 溝部 34 指押しレバー 40 錠止機構 41 磁性板 42 固定板 42a 永久磁石片収納穴部 43 錠止作動体 43a 永久磁石収納凹部 44 永久磁石片 45 延設板部 46 突起部 46a 斜面 47 突起部 47a 斜面 48 係止駒 49 連結部 50 鍵 51 他方永久磁石体 52 突起部 100 蓋 101 カバー容器 102 窓孔 A 錠本体 B 錠他方体

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鞄本体側に手動の仰伏動レバー(10)
    と、該仰伏動レバー(10)の仰伏動で駆動される第一
    一方側フック体(20)と、この仰伏動レバー(10)
    を伏動位置で係止する係止機構(30)と、この仰伏動
    レバー(10)の係止を錠止する錠止機構(40)とを
    有した錠本体(A)を設け、該鞄の蓋体側には前記仰伏
    動レバー(10)が仰動位置にあると開閉可能で、蓋を
    閉じて該仰伏動レバー(10)を伏動すると前記第一一
    方側フック体(20)で係止される第一他方側フック体
    (25)よりなる錠他方体(B)を設けてなる鞄錠にお
    いて、 上記仰伏動レバー(10)は、その後端両側に左右方向
    を向く軸部(11,11)を突設して、この軸部(1
    1,11)を錠箱(1)に設けた前後方向に案内するガ
    イド溝部(2,2)で案内し、また、この仰伏動レバー
    (10)は中間部に左右方向を向く軸(13a)で一端
    を枢着したアーム(12)を取り付け、このアーム(1
    2)の他端は錠箱(1)の該軸(13a)より前方側位
    置に軸(13b)で枢止し、 前記係止機構(30)は、錠箱(1)内に突設して上端
    が後方に向けて折れ曲がる第二一方側フック体(31)
    と、仰伏動レバー(10)に前後方向に摺動可能に取り
    付けられ、常時はスプリング(32)で前方方向に付勢
    され、下端が前方に向けて折れ曲がると共に仰伏動レバ
    ー(10)が伏動位置では前記第二一方側フック体(3
    1)に係止される第二他方側フック体(33)と、該第
    二他方側フック体(33)を後方に押し込み第二一方側
    フック体(31)との係止を脱着する指押しレバー(3
    4)とで構成され、 前記第一一方側フック体(20)は、仰伏動レバー(1
    0)の下方に位置して、前後方向の軸(3)で錠箱
    (1)内に枢止され、常時はスプリング(4)でフック
    先端を上方に向けて付勢するが、仰伏動レバー(10)
    が伏動されるとその上端を該仰伏動レバー(10)で押
    されて、その先端側が下降する方向に回動するように保
    持し、 前記錠他方体(B)は鞄の蓋を閉じると錠箱(1)内の
    第一一方側フック体(20)がその上端を押し下げられ
    貫出してくる下方部位に差し込まれるようになしたこと
    を特徴とする鞄錠。
  2. 【請求項2】 鞄本体側に手動の仰伏動レバー(10)
    と、該仰伏動レバー(10)の仰伏動で駆動される第一
    一方側フック体(20)と、この仰伏動レバー(10)
    を伏動位置で係止する係止機構(30)と、この仰伏動
    レバー(10)の係止を錠止する錠止機構(40)とを
    有した錠本体(A)を設け、該鞄の蓋体側には前記仰伏
    動レバー(10)が仰動位置にあると開閉可能で、蓋を
    閉じて該仰伏動レバー(10)を伏動すると前記第一一
    方側フック体(20)で係止される第一他方側フック体
    (25)よりなる錠他方体(B)を設けてなる鞄錠にお
    いて、 上記仰伏動レバー(10)は、その後端両側に左右方向
    を向く軸部(11,11)を突設して、この軸部(1
    1,11)を錠箱(1)に設けた前後方向に案内するガ
    イド溝部(2,2)で案内し、また、この仰伏動レバー
    (10)は中間部に左右方向を向く軸(13a)で一端
    を枢着したアーム(12)を取り付け、このアーム(1
    2)の他端は錠箱(1)の該軸(13a)より前方側位
    置に軸(13b)で枢止し、 前記係止機構(30)は、錠箱(1)内に突設して上端
    が後方に向けて折れ曲がる第二一方側フック体(31)
    と、仰伏動レバー(10)に前後方向に摺動可能に取り
    付けられ、常時はスプリング(32)で前方方向に付勢
    され、下端が前方に向けて折れ曲がると共に仰伏動レバ
    ー(10)が伏動位置では前記第二一方側フック体(3
    1)に係止される第二他方側フック体(33)と、該第
    二他方側フック体(33)を後方に押し込み第二一方側
    フック体(31)との係止を脱着する指押しレバー(3
    4)とで構成され、 前記第一一方側フック体(20)は、その先端を伏動方
    向に折り曲げてフック部を形成し、先端のフック部折曲
    外部は前後方向と左右方向とが共に中央部が外方に突出
    する膨出面部(21)となし、この第一一方側フック体
    (20)は、仰伏動レバー(10)の下方に位置して、
    前後方向の軸(3)で錠箱(1)内に枢止され、常時は
    スプリング(4)でフック先端を上方に向けて付勢する
    が、仰伏動レバー(10)が伏動されるとその上端を該
    仰伏動レバー(10)で押されて,その先端側が下降す
    る方向に回動するように保持し、 前記錠他方体(B)は鞄の蓋を閉じると錠箱(1)内の
    第一一方側フック体(20)が、その上端を押し下げら
    れ貫出してくる下方部位に差し込まれるようになしたこ
    とを特徴とする鞄錠。
  3. 【請求項3】 鞄本体側に手動の仰伏動レバー(10)
    と、該仰伏動レバー(10)の仰伏動で駆動される第一
    一方側フック体(20)と、この仰伏動レバー(10)
    を伏動位置で係止する係止機構(30)と、この仰伏動
    レバー(10)の係止を錠止する錠止機構(40)とを
    有した錠本体(A)を設け、該鞄の蓋体側には前記仰伏
    動レバー(10)が仰動位置にあると開閉可能で、蓋を
    閉じて該仰伏動レバー(10)を伏動すると前記第一一
    方側フック体(20)で係止される第一他方側フック体
    (25)よりなる錠他方体(B)を設けてなる鞄錠にお
    いて、 上記仰伏動レバー(10)は、その後端両側に左右方向
    を向く軸部(11,11)を突設して、この軸部(1
    1,11)を錠箱(1)に設けた前後方向に案内するガ
    イド溝部(2,2)で案内し、また、この仰伏動レバー
    (10)は中間部に左右方向を向く軸(13a)で一端
    を枢着したアーム(12)を取り付け、このアーム(1
    2)の他端は錠箱(1)の該軸(13a)より前方側位
    置に軸(13b)で枢止し、 前記係止機構(30)は、錠箱(1)内に突設して上端
    が後方に向けて折れ曲がる第二一方側フック体(31)
    と、仰伏動レバー(10)に前後方向に摺動可能に取り
    付けられ、常時はスプリング(32)で前方方向に付勢
    され、下端が前方に向けて折れ曲がると共に仰伏動レバ
    ー(10)が伏動位置では前記第二一方側フック体(3
    1)に係止される第二他方側フック体(33)と、該第
    二他方側フック体(33)を後方に押し込み第二一方側
    フック体(31)との係止を脱着する指押しレバー(3
    4)とで構成され、 前記第一一方側フック体(20)は、仰伏動レバー(1
    0)の下方に位置して、前後方向の軸(3)で錠箱1内
    に枢止され、常時はスプリング(4)でフック先端を上
    方に向けて付勢するが、仰伏動レバー(10)が伏動さ
    れるとその上端を該仰伏動レバー(10)で押されて、
    その先端側が下降する方向に回動するように保持し、 前記錠他方体(B)は鞄の蓋を閉じると錠箱(1)内の
    第一一方側フック体(20)が、その上端を押し下げら
    れ貫出してくる下方部位に差し込まれるようになし、 前記錠止機構(40)は、仰伏動レバー(10)に磁性
    板(41)と、複数箇所に永久磁石片収納穴部(42
    a,42a,42a・・・)を設けた固定板(42)と
    を固定し、該固定板(42)に近接しては錠止作動体
    (43)を設け、この錠止作動体(43)にはその施錠
    位置および開錠位置で前記いずれかの永久磁石片収納穴
    部(42a)に適合する位置に永久磁石収納凹部(43
    a)を設け、永久磁石片収納穴部(42a)と適合する
    永久磁石収納凹部(43a)とに渡っては、常時は磁性
    板(41)に吸着して永久磁石片収納穴部(42a)と
    永久磁石収納凹部(43a)との双方に渡って収納され
    る永久磁石片(44)を収納して形成し、 上記錠止機構に使用される鍵(50)は、錠止作動体
    (43)を仰伏動レバー(10)の外側から変位可能と
    なす連結部(52)を設けると共に、所定位置に前記永
    久磁石片(44)を反発磁力で永久磁石収納凹部(43
    a)内にその全体が押し込まれて錠止作動体(43)の
    変位を可能とする他方永久磁石体(51)を収納してな
    ることを特徴とする鞄錠。
  4. 【請求項4】 鞄本体側に手動の仰伏動レバー(10)
    と、該仰伏動レバー(10)の仰伏動で駆動される第一
    一方側フック体(20)と、この仰伏動レバー(10)
    を伏動位置で係止する係止機構(30)と、この仰伏動
    レバー(10)の係止を錠止する錠止機構(40)とを
    有した錠本体(A)を設け、該鞄の蓋体側には前記仰伏
    動レバー(10)が仰動位置にあると開閉可能で、蓋を
    閉じて該仰伏動レバー(10)を伏動すると前記第一一
    方側フック体(20)で係止される第一他方側フック体
    (25)よりなる錠他方体(B)を設けてなる鞄錠にお
    いて、 上記仰伏動レバー(10)は、その後端両側に左右方向
    を向く軸部(11,11)を突設して、この軸部(1
    1,11)を錠箱(1)に設けた前後方向に案内するガ
    イド溝部(2,2)で案内し、また、この仰伏動レバー
    (10)は中間部に左右方向を向く軸(13a)で一端
    を枢着したアーム(12)を取り付け、このアーム(1
    2)の他端は錠箱(1)の該軸(13a)より前方側位
    置に軸(13b)で枢止し、 前記係止機構(30)は、錠箱(1)内に突設して上端
    が後方に向けて折れ曲がる第二一方側フック体(31)
    と、仰伏動レバー(10)に前後方向に摺動可能に取り
    付けられ、常時はスプリング(32)で前方方向に付勢
    され、下端が前方に向けて折れ曲がると共に仰伏動レバ
    ー(10)が伏動位置では前記第二一方側フック体(3
    1)に係止される第二他方側フック体(33)と、該第
    二他方側フック体(33)を後方に押し込み第二一方側
    フック体(31)との係止を脱着する指押しレバー(3
    4)とで構成され、 前記第一一方側フック体(20)は、その先端を伏動方
    向に折り曲げてフック部を形成し、先端のフック部折曲
    外部は前後方向と左右方向とが共に中央部が外方に突出
    する膨出面部(21)となし、この第一一方側フック体
    (20)は、仰伏動レバー(10)の下方に位置して、
    前後方向の軸(3)で錠箱(1)内に枢止され、常時は
    スプリング(4)でフック先端を上方に向けて付勢する
    が、仰伏動レバー(10)が伏動されるとその上端を該
    仰伏動レバー(10)で押されて、その先端側が下降す
    る方向に回動するように保持し、 前記錠他方体(B)は鞄の蓋を閉じると錠箱(1)内の
    第一一方側フック体(20)が、その上端を押し下げら
    れ貫出してくる下方部位に差し込まれるようになし、 前記錠止機構(40)は、仰伏動レバー(10)に磁性
    板(41)と、前後方向複数箇所に永久磁石片収納穴部
    (42a,42a,42a・・・)を並置した固定板
    (42)とを固定し、該固定板(42)の下方に近接し
    ては錠止作動体(43)を前後方向に移動可能に設け、
    この錠止作動体(43)にはその施錠位置および開錠位
    置で前記いずれかの永久磁石片収納穴部(42a)に適
    合する位置に永久磁石収納凹部(43a)を設け、永久
    磁石片収納穴部(42a)と適合する永久磁石収納凹部
    (43a)とに渡っては、常時は磁性板(41)に吸着
    して永久磁石片収納穴部(42a)と永久磁石収納凹部
    (43a)との双方に渡って収納される永久磁石片(4
    4)を収納して、 上記錠止作動体(43)には前方に延設板部(45)を
    連設し、この延設板部(45)の下面にはその前端と後
    端とに中央側が順次高くなる斜面(46a,47a)を
    有した突起部(46,47)を設け、この延設板部(4
    5)の下面側には、左右方向を向く回転軸で回動可能に
    保持した係止駒(48)を配し、錠止作動体(43)を
    後進させて延設板部(45)の前端の突起部(46)で
    該係止駒(48)の前端側が下方に傾斜するようになす
    ことで前記指押しレバー(34)の押し込みを不能に錠
    止するようになし、 上記錠止作動体(43)の上面には、前記仰伏動レバー
    (10)と磁性板(41)と固定板(42)とに設けた
    前後方向を長手方向とした長円形状の開孔(10c,4
    1a,42b)内に突出する係入突起(49)を突設
    し、 上記錠止機構に使用される鍵(50)は、下面に上記開
    孔(10c,41a,42b)内に挿入できると共に、
    前記係入突起(49)の挿入孔を有した突起部よりなる
    連結部(52)を設け、所定位置に前記永久磁石片(4
    4)を反発磁力で永久磁石収納凹部(43a)内にその
    全体が押し込まれて錠止作動体(43)の変位を可能と
    する他方永久磁石体(51)を収納してなることを特徴
    とする鞄錠。
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