JP2728837B2 - Ａｃモータ制御装置用電源回路 - Google Patents
Ａｃモータ制御装置用電源回路Info
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、電源回路、特にインバ
ータやＡＣサーボコントローラ等のＡＣモータ制御装置
用電源回路に関するものである。
ータやＡＣサーボコントローラ等のＡＣモータ制御装置
用電源回路に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】現在、各種の制御装置用の電源は、高周
波でトランジスタやＦＥＴを駆動し、変圧器（以下電源
トランスと言う）を制御することで得る方式が一般的で
ある。
波でトランジスタやＦＥＴを駆動し、変圧器（以下電源
トランスと言う）を制御することで得る方式が一般的で
ある。
【０００３】このような方式の動作原理は、高圧の直流
電源（電源トランスの一次電源，一般的には商用電源
（交流）と整流素子等を用い、整流して得られる。）と
パワースイッチング素子を用いて、電源トランスの一次
回路をＯＮ−ＯＦＦし、制御電圧（電源トランスの二次
電圧）を得るものである。
電源（電源トランスの一次電源，一般的には商用電源
（交流）と整流素子等を用い、整流して得られる。）と
パワースイッチング素子を用いて、電源トランスの一次
回路をＯＮ−ＯＦＦし、制御電圧（電源トランスの二次
電圧）を得るものである。
【０００４】図１に従来方式の電源回路の一例を示す。
電源トランス１４の一次側に供給される高圧の直流電源
（例えば、４００Ｖ）は、交流の商用電源を整流器１を
介して得ることができ、コンデンサやブリーダ抵抗で構
成される電源平滑回路１２で平滑された後、供給され
る。
電源トランス１４の一次側に供給される高圧の直流電源
（例えば、４００Ｖ）は、交流の商用電源を整流器１を
介して得ることができ、コンデンサやブリーダ抵抗で構
成される電源平滑回路１２で平滑された後、供給され
る。
【０００５】一方、電源トランス１４を制御するための
制御回路は、三角波発振回路およびＰＷＭ制御部などを
含むスイッチング電源制御ＩＣ２と、これを駆動するた
めに設けられた起動回路３を有するのが一般的である。
制御回路は、三角波発振回路およびＰＷＭ制御部などを
含むスイッチング電源制御ＩＣ２と、これを駆動するた
めに設けられた起動回路３を有するのが一般的である。
【０００６】スイッチング電源制御ＩＣ２は、起動回路
３からの駆動電圧が一定値に達すると、制御回路４に従
って、パワースイッチング素子１０，１１をＯＮ−ＯＦ
Ｆするための信号φA ，φB を一定の周波数で出力す
る。制御回路４は、上下２個のパワースイッチング素子
１０，１１が短絡しない様に設けられ、いわゆるデッド
バンドを作るために設けられている。デッドバンドは、
上下２個のパワースイッチング素子１０，１１が共にＯ
ＦＦする期間である。なお図中、１３は電流リミット回
路である。
３からの駆動電圧が一定値に達すると、制御回路４に従
って、パワースイッチング素子１０，１１をＯＮ−ＯＦ
Ｆするための信号φA ，φB を一定の周波数で出力す
る。制御回路４は、上下２個のパワースイッチング素子
１０，１１が短絡しない様に設けられ、いわゆるデッド
バンドを作るために設けられている。デッドバンドは、
上下２個のパワースイッチング素子１０，１１が共にＯ
ＦＦする期間である。なお図中、１３は電流リミット回
路である。
【０００７】スイッチング電源制御ＩＣ２の出力φA ，
φB は、パワースイッチング素子１０，１１を駆動する
ためのゲート信号を発生させるためのもので、スイッチ
ング素子６，７を駆動して、２つのパワースイッチング
素子１０，１１の干渉を防止するために絶縁された２つ
のゲート信号を作るためのパルストランス８，９を駆動
する。
φB は、パワースイッチング素子１０，１１を駆動する
ためのゲート信号を発生させるためのもので、スイッチ
ング素子６，７を駆動して、２つのパワースイッチング
素子１０，１１の干渉を防止するために絶縁された２つ
のゲート信号を作るためのパルストランス８，９を駆動
する。
【０００８】このようにして得られたゲート信号でパワ
ースイッチング素子１０，１１が駆動されると、スイッ
チング電源トランス１４の一次電圧（直流高圧電源）が
ＯＮ−ＯＦＦされ、トランス効果により、二次電圧（制
御用電源）は、スイッチング電源トランス一次側の巻線
数と二次側の巻線数の比で得られる。
ースイッチング素子１０，１１が駆動されると、スイッ
チング電源トランス１４の一次電圧（直流高圧電源）が
ＯＮ−ＯＦＦされ、トランス効果により、二次電圧（制
御用電源）は、スイッチング電源トランス一次側の巻線
数と二次側の巻線数の比で得られる。
【０００９】電源トランス１４の二次側の回路は、二次
電圧を整流するためのダイオード１５，１６と、リップ
ルを低減するためのＤＣリアクタ１７と、電圧の平滑を
図るためのコンデンサ１８とにより構成され、この二次
側の回路の出力は平滑された直流電源電圧となる。
電圧を整流するためのダイオード１５，１６と、リップ
ルを低減するためのＤＣリアクタ１７と、電圧の平滑を
図るためのコンデンサ１８とにより構成され、この二次
側の回路の出力は平滑された直流電源電圧となる。
【００１０】通常、この直流電源電圧は、負荷や−１／
２電圧の変動に関係なく、一定となるように制御される
ことが要求されるので、この出力電圧を帰還し、制御す
ることが多い。この出力電圧を帰還させるために、希望
する出力電圧の設定値と実際の出力とを比較させるため
の比較回路１９と、一次電源と二次電源を絶縁するため
に挿入されるフォトカプラ２０とが設置される。このよ
うにして得られた帰還信号は、スイッチング電源制御Ｉ
Ｃ２へ帰還され、この素子に内蔵されたＰＷＭ制御部の
制御信号となり、前に述べたパワースイッチング素子１
０，１１に供給されるパルス幅を制御することになる。
こうすることで、二次側の制御電源電圧値を一定に保つ
ことが可能になる。
２電圧の変動に関係なく、一定となるように制御される
ことが要求されるので、この出力電圧を帰還し、制御す
ることが多い。この出力電圧を帰還させるために、希望
する出力電圧の設定値と実際の出力とを比較させるため
の比較回路１９と、一次電源と二次電源を絶縁するため
に挿入されるフォトカプラ２０とが設置される。このよ
うにして得られた帰還信号は、スイッチング電源制御Ｉ
Ｃ２へ帰還され、この素子に内蔵されたＰＷＭ制御部の
制御信号となり、前に述べたパワースイッチング素子１
０，１１に供給されるパルス幅を制御することになる。
こうすることで、二次側の制御電源電圧値を一定に保つ
ことが可能になる。
【００１１】このようにパルストランス８，９を用い
て、パワースイッチング素子１０，１１のゲート電圧を
供給する方式は、回路的にも簡単で、この例に示すハー
フブリッヂ方式を初め、各種のスイッチング方式に採用
されている。
て、パワースイッチング素子１０，１１のゲート電圧を
供給する方式は、回路的にも簡単で、この例に示すハー
フブリッヂ方式を初め、各種のスイッチング方式に採用
されている。
【００１２】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うにスイッチング電源制御ＩＣの出力でパルストランス
を制御し、パルス幅の制御と共に、パルストランス駆動
用のエネルギーを同時に供給する方式では、明らかに次
のような欠点があった。
うにスイッチング電源制御ＩＣの出力でパルストランス
を制御し、パルス幅の制御と共に、パルストランス駆動
用のエネルギーを同時に供給する方式では、明らかに次
のような欠点があった。
【００１３】特に、２つのパワースイッチング素子を駆
動するいわゆるハーフブリッヂ方式や、プッシュプル方
式等では、特に高圧の一次電源から制御電源を得る場合
には、パワースイッチング素子のＯＦＦ期間中の安定が
充分でないために、他のパワースイッチング素子の動作
により誤動作し、２つの素子が同時にＯＮ動作を起こし
短絡電流が流れ素子を破壊するという大きな欠点があっ
た。
動するいわゆるハーフブリッヂ方式や、プッシュプル方
式等では、特に高圧の一次電源から制御電源を得る場合
には、パワースイッチング素子のＯＦＦ期間中の安定が
充分でないために、他のパワースイッチング素子の動作
により誤動作し、２つの素子が同時にＯＮ動作を起こし
短絡電流が流れ素子を破壊するという大きな欠点があっ
た。
【００１４】誤動作を起こす理由は、ハーフブリッヂや
プッシュプル方式のように２つのパワースイッチング素
子を用いて構成される回路方式では、互いのパワースイ
ッチング素子のＯＮ，ＯＦＦ動作によって、他方のＯＦ
Ｆ期間中の素子にかかる電圧が急変し、例えば、ＦＥＴ
のドレイン−ゲート間やゲート−ソース間の電圧が急激
に変化するために、パワースイッチング素子の内部に寄
生するコンデンサの電圧が変化し、特にゲート−ソース
間の電圧が一定値以上になると、スイッチング素子が誤
動作するために起こるものである。
プッシュプル方式のように２つのパワースイッチング素
子を用いて構成される回路方式では、互いのパワースイ
ッチング素子のＯＮ，ＯＦＦ動作によって、他方のＯＦ
Ｆ期間中の素子にかかる電圧が急変し、例えば、ＦＥＴ
のドレイン−ゲート間やゲート−ソース間の電圧が急激
に変化するために、パワースイッチング素子の内部に寄
生するコンデンサの電圧が変化し、特にゲート−ソース
間の電圧が一定値以上になると、スイッチング素子が誤
動作するために起こるものである。
【００１５】このような短絡電流が流れるのを阻止する
ためには、パワースイッチング素子に、常時、逆バイア
スをかける必要があるが、パワートランス８，９により
パワースイッチング素子１０，１１をダイレクトに制御
する従来の電源回路では、逆バイアスをかけることは不
可能である。
ためには、パワースイッチング素子に、常時、逆バイア
スをかける必要があるが、パワートランス８，９により
パワースイッチング素子１０，１１をダイレクトに制御
する従来の電源回路では、逆バイアスをかけることは不
可能である。
【００１６】本発明の目的は、パワースイッチング素子
の誤動作を防止し、素子の破損を防止することで、自己
起動型のスイッチング電源の応用範囲を格段に広げるこ
とのできるＡＣモータ制御装置用電源回路を提供するこ
とにある。
の誤動作を防止し、素子の破損を防止することで、自己
起動型のスイッチング電源の応用範囲を格段に広げるこ
とのできるＡＣモータ制御装置用電源回路を提供するこ
とにある。
【００１７】本発明の他の目的は、特に高圧の一次側電
源電圧から低圧の二次側電源電圧を得る時に有効なＡＣ
モータ制御装置用電源回路を提供することにある。
源電圧から低圧の二次側電源電圧を得る時に有効なＡＣ
モータ制御装置用電源回路を提供することにある。
【００１８】本発明のさらに他の目的は、自己起動型の
スイッチング電源方式でハーフブリッヂやプッシュプル
方式でも安定に動作するＡＣモータ制御装置用電源回路
を提供することにある。
スイッチング電源方式でハーフブリッヂやプッシュプル
方式でも安定に動作するＡＣモータ制御装置用電源回路
を提供することにある。
【００１９】本発明のＡＣモータ制御装置用電源回路
は、高圧の直流電源から絶縁された制御電源を作り出す
変圧器と、この変圧器の一次側回路を制御する２つのパ
ワースイッチング素子と、 これら２つのパワースイッチ
ング素子をそれぞれ駆動する２つのドライバ回路と、 こ
れら２つのドライバ回路への電源電圧を制御する制御回
路と、 前記２つのドライバ回路にそれぞれ供給され、各
ドライバ回路に前記パワースイッチング素子の各々にゲ
ート信号を発生させる２つのパルスφ A ，φ B を形成す
るスイッチング電源制御回路とを備え、 前記電源電圧を
制御する制御回路は、前記パルスφ A ，φ B から電源電
圧を作ることを特徴とする。
は、高圧の直流電源から絶縁された制御電源を作り出す
変圧器と、この変圧器の一次側回路を制御する２つのパ
ワースイッチング素子と、 これら２つのパワースイッチ
ング素子をそれぞれ駆動する２つのドライバ回路と、 こ
れら２つのドライバ回路への電源電圧を制御する制御回
路と、 前記２つのドライバ回路にそれぞれ供給され、各
ドライバ回路に前記パワースイッチング素子の各々にゲ
ート信号を発生させる２つのパルスφ A ，φ B を形成す
るスイッチング電源制御回路とを備え、 前記電源電圧を
制御する制御回路は、前記パルスφ A ，φ B から電源電
圧を作ることを特徴とする。
【００２０】
【実施例】図２に、本発明の一実施例であるＡＣモータ
制御装置用電源回路を示す。図２において、交流を直流
に変換するための整流回路１、スイッチング電源制御Ｉ
Ｃ２、自己起動のための制御回路である起動回路３と、
スイッチング周波数や２つのパワースイッチング素子１
０，１１のＯＮ−ＯＦＦ時の短絡を防止するためのデッ
ドバンドを設定するための回路４は図１と同様である。
制御装置用電源回路を示す。図２において、交流を直流
に変換するための整流回路１、スイッチング電源制御Ｉ
Ｃ２、自己起動のための制御回路である起動回路３と、
スイッチング周波数や２つのパワースイッチング素子１
０，１１のＯＮ−ＯＦＦ時の短絡を防止するためのデッ
ドバンドを設定するための回路４は図１と同様である。
【００２１】電源トランス１４の二次側の回路は、二次
電圧を整流するためのダイオード１５，１６と、リップ
ルを低減するためのＤＣリアクタ１７と、電圧の平滑を
図るためのコンデンサ１８とにより構成され、この二次
側の回路の出力は平滑された直流電源電圧となる。
電圧を整流するためのダイオード１５，１６と、リップ
ルを低減するためのＤＣリアクタ１７と、電圧の平滑を
図るためのコンデンサ１８とにより構成され、この二次
側の回路の出力は平滑された直流電源電圧となる。
【００２２】また、電源トランス１４の二次側の制御電
源電圧が比較回路１９、信号絶縁のためのフォトカプラ
２０を介して、スイッチング電源ＩＣ２へフィードバッ
ク信号として帰還されることは図１と同様である。
源電圧が比較回路１９、信号絶縁のためのフォトカプラ
２０を介して、スイッチング電源ＩＣ２へフィードバッ
ク信号として帰還されることは図１と同様である。
【００２３】本実施例の電源回路が、図１の従来の回路
と異なる点は、パワースイッチング素子１０，１１の前
段に、これらスイッチング素子を駆動するドライバＩＣ
２４，２５を設け、これらドライバＩＣ２４，２５に、
スイッチング電源ＩＣ２からの出力パルス信号φA ，φ
B を供給する。ドライバＩＣへの電源電圧は、スイッチ
ング電源制御ＩＣ２の出力パルスφA ，φB より作る
が、出力パルスを一定のパルス幅に変換するためのパル
ス幅一定回路２６を、スイッチング素子６，７の前段に
設け、またパルストランス８，９の後段には平滑回路２
２，２３を設けていることである。
と異なる点は、パワースイッチング素子１０，１１の前
段に、これらスイッチング素子を駆動するドライバＩＣ
２４，２５を設け、これらドライバＩＣ２４，２５に、
スイッチング電源ＩＣ２からの出力パルス信号φA ，φ
B を供給する。ドライバＩＣへの電源電圧は、スイッチ
ング電源制御ＩＣ２の出力パルスφA ，φB より作る
が、出力パルスを一定のパルス幅に変換するためのパル
ス幅一定回路２６を、スイッチング素子６，７の前段に
設け、またパルストランス８，９の後段には平滑回路２
２，２３を設けていることである。
【００２４】このようにすることによって、ドライバＩ
Ｃへの信号と、ドライバＩＣおよびパワースイッチング
素子への電源とを別々に送ることができ、その結果、パ
ワースイッチング素子１０，１１に逆バイアスをかける
ことが可能になる。
Ｃへの信号と、ドライバＩＣおよびパワースイッチング
素子への電源とを別々に送ることができ、その結果、パ
ワースイッチング素子１０，１１に逆バイアスをかける
ことが可能になる。
【００２５】本実施例の回路に交流の高圧電源が投入さ
れると、整流器１を介して得られる直流（高圧）電源電
圧により自己起動回路３に電圧が供給され、一定の電圧
になると、スイッチング電源ＩＣ２が起動し、スイッチ
ング電源ＩＣ２が起動すると、出力に出力信号パルスφ
A ，φB が発生する。
れると、整流器１を介して得られる直流（高圧）電源電
圧により自己起動回路３に電圧が供給され、一定の電圧
になると、スイッチング電源ＩＣ２が起動し、スイッチ
ング電源ＩＣ２が起動すると、出力に出力信号パルスφ
A ，φB が発生する。
【００２６】出力信号パルスφA ，φB は、一定の周波
数で供給されるパルス信号で、そのパルス幅は、出力設
定電圧と実際の出力電圧と等しくするためのフィードバ
ック、いわゆる帰還信号によって制御されるパルス幅が
変化する信号となる。本実施例では、これらパルス信号
をパルス幅一定回路２６のワンショット回路を介して、
一定のパルス幅で一定の周波数をもつパルス信号に変換
する。
数で供給されるパルス信号で、そのパルス幅は、出力設
定電圧と実際の出力電圧と等しくするためのフィードバ
ック、いわゆる帰還信号によって制御されるパルス幅が
変化する信号となる。本実施例では、これらパルス信号
をパルス幅一定回路２６のワンショット回路を介して、
一定のパルス幅で一定の周波数をもつパルス信号に変換
する。
【００２７】尚、別に設けられた一定の周波数で一定の
パルス幅を出力する制御素子を、出力パルス信号φA ，
φB で駆動する方式も考えられる。
パルス幅を出力する制御素子を、出力パルス信号φA ，
φB で駆動する方式も考えられる。
【００２８】このように一定のパルス幅の周波数をもつ
パルス信号で、スイッチング素子６，７を駆動し、パル
ストランス８および９を駆動し、出力電圧を得る。パル
ストランス８，９で得られた出力電圧は、整流ダイオー
ドやＤＣリアクタ、平滑コンデンサから成る平滑回路２
２，２３で平滑され、パワースイッチング素子１０，１
１にゲート信号を供給するために設けられた、ドライバ
ＩＣ２４，２５に電源として供給される。
パルス信号で、スイッチング素子６，７を駆動し、パル
ストランス８および９を駆動し、出力電圧を得る。パル
ストランス８，９で得られた出力電圧は、整流ダイオー
ドやＤＣリアクタ、平滑コンデンサから成る平滑回路２
２，２３で平滑され、パワースイッチング素子１０，１
１にゲート信号を供給するために設けられた、ドライバ
ＩＣ２４，２５に電源として供給される。
【００２９】一方、スイッチング電源制御ＩＣ２からの
出力パルス信号φA ，φB は、同時にドライバＩＣ２
４，２５に信号パルスとして供給され、パワースイッチ
ング素子１０，１１のゲート信号電圧をＯＮ−ＯＦＦす
る。
出力パルス信号φA ，φB は、同時にドライバＩＣ２
４，２５に信号パルスとして供給され、パワースイッチ
ング素子１０，１１のゲート信号電圧をＯＮ−ＯＦＦす
る。
【００３０】以上説明したように、本発明の電源回路
は、ドライバＩＣ２４，２５やパワースイッチング素子
１０，１１に電源を供給するための回路と、この電源電
圧を利用し、パワースイッチング素子１０，１１に供給
するゲート信号を制御するための２つの制御回路２４，
２５を有して、常にパワースイッチング素子１０，１１
に逆バイアス電圧を印加し、ＯＦＦ期間中のパワースイ
ッチング素子１０，１１の誤動作および破損を防止する
ことができる。
は、ドライバＩＣ２４，２５やパワースイッチング素子
１０，１１に電源を供給するための回路と、この電源電
圧を利用し、パワースイッチング素子１０，１１に供給
するゲート信号を制御するための２つの制御回路２４，
２５を有して、常にパワースイッチング素子１０，１１
に逆バイアス電圧を印加し、ＯＦＦ期間中のパワースイ
ッチング素子１０，１１の誤動作および破損を防止する
ことができる。
【００３１】以上、本発明の一実施例を説明したが、パ
ワースイッチング素子１０，１１に電源を供給するため
のスイッチング素子６，７とパルストランス８，９を、
各々一つの部品で構成することも可能である。
ワースイッチング素子１０，１１に電源を供給するため
のスイッチング素子６，７とパルストランス８，９を、
各々一つの部品で構成することも可能である。
【００３２】
【発明の効果】以上述べたように、本発明のＡＣモータ
制御装置用電源回路は、特に高圧の一次側電源電圧から
低圧の二次側電源電圧を得る時に有効である。従来の方
式は、一次側電圧がある一定未満であれば、特に問題な
く、また１つのパワースイッチング素子でも制御でき
る。しかしながら、これと上まわる電圧範囲では、パワ
ースイッチング素子の耐圧耐量の問題があり、スイッチ
ング電源ＩＣを使用し直接低圧の制御電圧を得ることが
できず、一旦、商用周波数のトランスで低圧に落とした
後、スイッチングする方式やＤＣ−ＤＣコンバータで低
圧に落とした後、スイッチングさせる方式が一般的であ
った。
制御装置用電源回路は、特に高圧の一次側電源電圧から
低圧の二次側電源電圧を得る時に有効である。従来の方
式は、一次側電圧がある一定未満であれば、特に問題な
く、また１つのパワースイッチング素子でも制御でき
る。しかしながら、これと上まわる電圧範囲では、パワ
ースイッチング素子の耐圧耐量の問題があり、スイッチ
ング電源ＩＣを使用し直接低圧の制御電圧を得ることが
できず、一旦、商用周波数のトランスで低圧に落とした
後、スイッチングする方式やＤＣ−ＤＣコンバータで低
圧に落とした後、スイッチングさせる方式が一般的であ
った。
【００３３】これに対し本発明の方式によれば、これら
の二段階方式を採用することもなく、直接高圧電源電圧
から低圧の制御電源電圧を得ることができ、価格やサイ
ズ、また信頼性の面でも非常に高いシステムを提供する
ことができる。
の二段階方式を採用することもなく、直接高圧電源電圧
から低圧の制御電源電圧を得ることができ、価格やサイ
ズ、また信頼性の面でも非常に高いシステムを提供する
ことができる。
【図１】従来のＡＣモータ制御装置用電源回路の回路図
である。
である。
【図２】本発明のＡＣモータ制御装置用電源回路の一実
施例の回路図である。
施例の回路図である。
１ 整流器 ２ スイッチング電源ＩＣ ３ 起動回路 ４ 制御回路 ６，７ スイッチング素子 ８，９ パルストランス １０，１１ パワースイッチング素子 １２ 平滑回路 １３ 電流リミット回路 １４ 電源トランス １５，１６ 整流素子 １７ ＤＣリアクタ １８ 平滑コンデンサ １９ 比較回路 ２０ フォトカプラ ２６ パルス幅一定回路 ２４，２５ ドライバＩＣ
Claims (1)
- 【請求項１】高圧の直流電源から絶縁された制御電源を
作り出す変圧器と、 この変圧器の一次側回路を制御する２つのパワースイッ
チング素子と、 これら２つのパワースイッチング素子をそれぞれ駆動す
る２つのドライバ回路と、 これら２つのドライバ回路への電源電圧を制御する制御
回路と、 前記２つのドライバ回路にそれぞれ供給され、各ドライ
バ回路に前記パワースイッチング素子の各々にゲート信
号を発生させる２つのパルスφ A ，φ B を形成するスイ
ッチング電源制御回路とを備え、 前記電源電圧を制御する制御回路は、前記パルスφ A ，
φ B から電源電圧を作る ことを特徴とするＡＣモータ制
御装置用電源回路。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2708693A JP2728837B2 (ja) | 1993-02-17 | 1993-02-17 | Ａｃモータ制御装置用電源回路 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2708693A JP2728837B2 (ja) | 1993-02-17 | 1993-02-17 | Ａｃモータ制御装置用電源回路 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06245497A JPH06245497A (ja) | 1994-09-02 |
| JP2728837B2 true JP2728837B2 (ja) | 1998-03-18 |
Family
ID=12211274
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2708693A Expired - Fee Related JP2728837B2 (ja) | 1993-02-17 | 1993-02-17 | Ａｃモータ制御装置用電源回路 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2728837B2 (ja) |
-
1993
- 1993-02-17 JP JP2708693A patent/JP2728837B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH06245497A (ja) | 1994-09-02 |
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