JP2728835B2 - 光センサ内蔵半導体集積回路 - Google Patents

光センサ内蔵半導体集積回路

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JP2728835B2
JP2728835B2 JP28764092A JP28764092A JP2728835B2 JP 2728835 B2 JP2728835 B2 JP 2728835B2 JP 28764092 A JP28764092 A JP 28764092A JP 28764092 A JP28764092 A JP 28764092A JP 2728835 B2 JP2728835 B2 JP 2728835B2
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    • G11B7/12Heads, e.g. forming of the optical beam spot or modulation of the optical beam
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    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、コンパクトディスク
プレーヤやレーザディスクプレーヤの光ピックアップ装
置に採用されるプリアンプIC等のような光センサ内蔵
半導体集積回路に関する。
【0002】
【従来の技術】近時のコンパクトディスクプレーヤ等の
光ピックアップ装置には、この光ピックアップ装置と光
ディスクの位置関係をコントロールするために、フォト
ダイオード等の光センサを内蔵した半導体集積回路が搭
載されている。この種の光センサ内蔵半導体集積回路
は、例えば光センサに対する光入力のバランス状態に基
づいて、トラッキングサーボを実行するのに必要なトラ
ッキング誤差信号やフォーカスサーボを駆動するのに必
要なフォーカス誤差信号を形成している。
【0003】図8は従来の一般的な光センサ内蔵半導体
集積回路を示している。この光センサ内蔵半導体集積回
路は6分割された、それぞれが光センサ51〜56を構
成するフォトダイオード群を内蔵している。これらの光
センサ51〜56は、光センサ51,56が両端に配置
されるとともに、これらの光センサ51,56の間に全
体で正方形を形成している光センサ52〜55が配置さ
れている。光センサ52〜55はそれぞれが正方形で且
つ一つの頂点が同一の中心CPに一致する光スイッチを
構成している。すなわち、光センサ52〜55が形成す
る正方形の一つの対角線上に光センサ52,55が配置
され、フォトダイオード52〜55が形成する正方形の
他方の対角線上に光センサ53,55が配置されてい
る。両端に配置された前記光センサ51,56は、光デ
ィスクにおける所定のトラック両側のミラー面を検出す
るために設けられている。また、中央の4つの光センサ
52〜55は光ディスクの信号面であるトラッキングピ
ットと対物レンズの距離を検出するために設けられてい
る。
【0004】各光センサ51〜56から出力された電流
信号はそれぞれ電流−電圧変換アンプ61〜66で電圧
信号に変換される。
【0005】また、この光センサ内蔵半導体集積回路
は、電流−電圧変換アンプ61より出力される電圧信号
から電流−電圧変換アンプ66より出力される電圧信号
を減算する第1の演算回路71を備えている。この第1
の演算回路71の出力がトラッキング誤差信号VTRとな
る。
【0006】さらに、この光センサ内蔵半導体集積回路
は、電流−電圧変換アンプ62〜65から出力される電
圧信号に基づいてフォーカス誤差信号を形成する第2の
演算回路72を備えている。この第2の演算回路72は
二つの加算回路72a、72bと一つの減算回路72c
を備えている。加算回路72aは電流−電圧変換アンプ
62,66が出力する電圧信号を加算し、加算回路72
bは電流−電圧変換アンプ63,65が出力する電圧信
号を加算する。また、減算回路72cは、前記加算回路
72aの出力値から加算回路72bの出力値を減算す
る。この減算回路72cの出力すなわち第2の演算回路
72の出力がフォーカス誤差信号VFEとなる。
【0007】光ピックアップ装置においては、以上のよ
うな光センサ内蔵半導体集積回路のトラッキング誤差信
号VTRが「0」であればトラッキングエラーが発生して
おらず、フォーカス誤差信号VFEが「0」であればフォ
ーカスエラーが発生していないことになる。トラッキン
グ誤差信号VTRが「0」でないときは、このトラッキン
グ誤差信号VTRの±および絶対値の大きさに基づいてト
ラッキングサーボを駆動し、光ピックアップ装置が正確
にトラックを追いかけるようにする。また、フォーカス
誤差信号VFEが「0」でないときは、このフォーカス誤
差信号VFEの±および絶対値の大きさに基づいてフォー
カスサーボを駆動し、対物レンズとディスクの信号面の
距離を一定に保つようにする。
【0008】以上のような光センサ内蔵半導体集積回路
においては、前記トラッキング誤差信号VTRやフォーカ
ス誤差信号VFEを検出する機能のテスト、すなわち光入
力信号のバランス状態に応じた誤差信号が出力されてい
るか否かのテストを行う必要がある。このようなテスト
を行うためには、各光センサから得る光入力信号間のバ
ランスを強制的に所定のバランス状態にする必要があ
る。
【0009】図8に示す従来の光センサ内蔵半導体集積
回路においては、各光スイッチからの光入力信号間にお
いて所定のバランス状態を得るために、各電流−電圧変
換アンプ61〜66の一次側にテスト端子81〜86を
備えている。
【0010】テスト端子81,86はトラッキング誤差
信号VTRを検出する機能(以下トラッキング機能)をテ
ストするためのテスト端子である。このトラッキング機
能テストは、前記テスト端子81,86に差のある電流
もしくは電圧を印加し、第1の演算回路71から出力さ
れるトラッキング誤差信号VTRが前記テスト端子81,
86に印加した電流差もしくは電圧差に応じたトラッキ
ング誤差信号VTRであるか否かを判定するテストであ
る。
【0011】テスト端子82〜85はフォーカス誤差信
号VFEを検出する機能(以下フォーカシング機能)をテ
ストするためのテスト端子である。このフォーカシング
機能テストは、前記テスト端子82〜85の少なくとも
一つに他との間に差のある電流もしくは電圧を印加し、
第2の演算回路72から出力されるフォーカス誤差信号
FEが前記テスト端子82〜85に印加した電流もしく
は電圧のアンバランス状態に応じたフォーカス誤差信号
FEであるか否かを判定するテストである。
【0012】図9に示す光学系90は、上述とは別の方
法で光入力信号のアンバランス状態を作り出すために、
光センサ内蔵半導体集積回路とは別に設けられるもので
ある。すなわち、この光学系90は、前記テスト端子8
1〜86に代えて設けられるものである。前記光学系9
0は、半導体レーザ等の光源91と、この光源91から
出力された光を集光する集光レンズ92と、この集光レ
ンズ92により集光された光を反射して前記光センサ5
1〜56上に照射させる反射ミラー93とを備えてい
る。この光学系90は、光源91から出力された光を個
々の光センサ51〜56よりも小さい光スポットSにし
てこれら光センサ51〜56上に照射する。前記光スポ
ットSは、反射ミラー93の光軸に対する角度θを変化
させることにより前記光センサ51〜56上をスキャニ
ングすることができる。このスキャニングの過程におい
て、例えば光センサ51と光センサ56の一方にのみ光
スポットを照射する照射状態を得ることができる。ま
た、前記光スポットSが光センサ52〜55をアンバラ
ンスに照射する状態を得ることもできる。したがって、
光スポットの照射状態に応じたトラッキング誤差信号V
TRもしくはフォーカス誤差信号VFEが第1の演算回路7
1もしくは第2の演算回路72から出力されているか否
かを検知することにより、これらトラッキング機能およ
びフォーカシング機能のテストを行うことができる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ような従来方法による機能テストには以下のような問題
があった。
【0014】まず、図8に示すように、トラッキング誤
差信号やフォーカス誤差信号の検出機能をテストするた
めに光センサ内蔵半導体集積回路に複数のテスト端子8
1〜86を設けるものでは、これらのテスト端子81〜
86のスペースのために光センサ内蔵半導体集積回路の
チップ面積やパッケージサイズが大きくなるという問題
があった。すなわち、光ピックアップ装置を小形化する
のが困難になり、コンパクトディスクプレーヤ等の小形
化の要望に応えることができないという問題が生じてい
た。
【0015】一方、図9に示すような光学系90を用い
てトラッキング誤差信号等の検出機能テストを行うよう
にした場合には、既述のようにテスト端子を設ける必要
がなく、光ピップアップ装置の小形化を達成することが
できるようになる。しかしながら、図9の光学系90は
この機能テストを行うために設けられる専用の装置であ
り、且つ所望の光スポットを得たりスキャニングを行う
ために種々の調整を必要とするものである。したがっ
て、テストのための設備コストおよび実行コストが高く
つくという問題があった。
【0016】この発明は、機能テストを行うためのコス
トが少なくて済みかつ小形化が図れる光センサ内蔵半導
体集積回路を提供することを目的としている。
【0017】
【課題を解決するための手段】請求項1の光センサ内蔵
半導体集積回路は、それぞれが受光面積に応じた検出電
流を出力する4以上の光センサと、各光センサごとに対
応して設けられ、各光センサの検出電流を受ける検出電
流供給端子と、前記4以上の光センサの中から選択され
た2以上の光センサに対応してそれぞれ設けられ、か
つ、それぞれが対応する光センサと同数の入力信号に基
づいて所定機能のための演算を行う複数の演算回路と、
テスト信号を与えるためのテスト端子と、前記各演算回
路に対応して少なくとも1以上設けられ、それぞれが各
演算回路に対応する前記2以上の光センサから選択され
た所定光センサの検出電流を受ける検出電流供給端子と
対をなす基準電圧供給端子と、この基準電圧供給端子に
基準電圧を供給する基準電圧供給手段と、前記各基準電
圧供給端子に対応して設けられ、それぞれ前記テスト端
子が接続され、このテスト端子にテスト信号が与えられ
ていないときは、前記基準電圧供給端子と対をなす検出
電流供給端子が受けた検出電流を電流/電圧変換してな
る検出電圧を、対応する演算回路に入力信号として供給
し、前記テスト端子にテスト信号が与えられているとき
は、前記基準電圧供給端子が受けた基準電圧を対応する
演算回路に入力信号として供給する第1の入力信号供給
手段と、前記所定光センサ以外の光センサに対応する検
出電流供給端子に供給された検出電流を検出電圧に変換
する電流/電圧変換手段を含み、この検出電圧を、前記
所定光センサ以外の光センサが対応する演算回路の入力
端に入力信号として与える第2の入力信号供給手段とを
備えることを特徴としている。
【0018】請求項2の光センサ内蔵半導体集積回路
は、請求項1において、前記各第1の入力信号供給手段
が、前記所定光センサに対応する検出電流供給端子に供
給された検出電流を検出電圧に変換する電流/電圧変換
手段と、この電流/電圧変換手段が出力する検出電圧を
受ける検出電圧供給端子と、前記テスト端子にテスト信
号が与えられていないときは、前記検出電圧供給端子を
対応する機能の演算回路の入力端に接続するとともに、
前記テスト端子にテスト信号が与えられているときは、
前記検出電圧供給端子を演算回路から遮断し且つ基準電
圧供給端子を演算回路の入力端に接続するスイッチ回路
とを備える信号供給手段である。
【0019】請求項3の光センサ内蔵半導体集積回路
は、請求項1において、前記テスト端子にテスト信号が
与えられていないときは前記第1の所定信号を形成し、
前記テスト端子にテスト信号が与えられているときは前
記第2の所定信号を形成する切替手段と、前記各基準電
圧供給端子と対をなす検出電圧供給端子と、この検出電
圧供給端子とこれと対をなす前記基準電圧供給端子とを
対応する演算回路の同一入力端に接続する入力信号供給
回路とを備え、かつ、前記各第1の入力信号供給手段
は、前記第1の所定信号が与えられたときにのみ、前記
所定光センサに対応する検出電流供給端子に供給された
検出電流を検出電圧に変換し、この検出電圧を前記検出
電圧供給端子に供給するスイッチ回路付き電流/電圧変
換回路を備え、前記基準電圧供給手段は、前記第2の所
定信号が与えられたときにのみ、前記基準電圧供給端子
に基準電圧を供給するスイッチ回路を有する。請求項4
の光センサ内蔵半導体集積回路は、4つのフォーカシン
グ用光センサの受光部と、これら4つのフォーカシング
用受光部に対応して設けられ、それぞれが対応したフォ
ーカシング用受光部による電流信号を電圧信号に変換し
て出力し、一方と他方の2つの群に分けられる4つのフ
ォーカシング用電流電圧変換回路と、前記他方の群にお
けるフォーカシング用電流電圧変換回路に対応して設け
られ、テスト信号に応じて、対応のフォーカシング用電
流電圧変換回路からの出力又は基準電圧の一方を選択的
に出力するフォーカシング用スイッチ回路と、前記一方
の群におけるフォーカシング用電流電圧変換回路からの
出力及び前記他方の群におけるフォーカシング用電流電
圧変換回路に対応したフォーカシング用スイッチ回路か
らの出力を受け、これら受けた出力に基づいてフォーカ
シング誤差信号を出力するフォーカシング誤差演算回路
と、を備える。請求項5の光センサ内蔵半導体集積回路
は、請求項4において、前記一方の群におけるフォーカ
シング用電流電圧変換回路の数は1つであり、前記他方
の群におけるフォーカシング用電流電圧変換回路の数は
3つであることを特徴とする。請求項6の光センサ内蔵
半導体集積回路は、請求項4又は請求項5において、2
つのトラッキング用光センサの受光部と、これら2つの
トラッキング用受光部に対応して設けられ、それぞれが
対応したトラッキング用受光部による電流信号 を電圧信
号に変換し、出力する一方と他方の2つのトラッキング
用電流電圧変換回路と、前記他方のトラッキング用電流
電圧変換回路に対応して設けられ、前記テスト信号に応
じて、前記他方のトラッキング用電流電圧変換回路から
の出力又は基準電圧の一方を選択的に出力するトラッキ
ング用スイッチ回路と、前記一方のトラッキング用電流
電圧変換回路からの出力及び前記トラッキング用スイッ
チ回路からの出力を受け、これら受けた出力に基づいて
トラッキング誤差信号を出力するトラッキング誤差演算
回路とを、さらに備えたことを特徴とする。請求項7の
光センサ内蔵半導体集積回路は、2つの群に分けられる
4つのフォーカシング用光センサの受光部と、前記2つ
の群のうちの一方の群におけるフォーカシング用受光部
に対応して設けられ、対応したフォーカシング用受光部
による電流信号を電圧信号に変換し、出力する第1群の
フォーカシング用電流電圧変換回路と、前記2つの群の
うちの他方の群におけるフォーカシング用受光部に対応
して設けられ、テスト信号に応じて活性状態か非活性状
態かを制御され、活性状態の時、対応したフォーカシン
グ用受光部による電流信号を電圧信号に変換し、出力す
る第2群のフォーカシング用電流電圧変換回路と、この
第2群のフォーカシング用電流電圧変換回路に対応して
設けられ、前記テスト信号に応じて、前記第2群のフォ
ーカシング用電流電圧変換回路とは相補的に、活性状態
か非活性状態かを制御され、活性状態の時、所定の電圧
を出力するフォーカシング用所定電圧発生回路と、前記
第2群のフォーカシング用電流電圧変換回路に対応して
設けられ、対応したフォーカシング用電流電圧変換回路
からの出力又は対応したフォーカシング用所定電圧発生
回路からの出力に応じて出力するフォーカシング用出力
回路と、前記第1群のフォーカシング用電流電圧変換回
路からの出力及び前記出力回路からの出力を受け、これ
ら受けた出力に基づいてフォーカシング誤差信号を出力
するフォーカシング誤差演算回路と、を備える。請求項
8の光センサ内蔵半導体集積回路は、請求項7におい
て、前記一方の群におけるフォーカシング用受光部の数
は1つであり、前記他方の群におけるフォーカシング用
受光部の数は3つであることを特徴とする。請求項9の
光センサ内蔵半導体集積回路は、請求項7又は請求項8
において、2つのトラッキング用光センサの受光部と、
一方のトラッキング用受光部に対応 して設けられ、一方
のトラッキング用受光部による電流信号を電圧信号に変
換し、出力する第1のトラッキング用電流電圧変換回路
と、他方のトラッキング用受光部に対応して設けられ、
前記テスト信号に応じて活性状態か非活性状態かを制御
され、活性状態の時、他方のトラッキング用受光部によ
る電流信号を電圧信号に変換し、出力する第2のトラッ
キング用電流電圧変換回路と、この第2のトラッキング
用電流電圧変換回路に対応して設けられ、前記テスト信
号に応じて、前記第2のトラッキング用電流電圧変換回
路とは相補的に、活性状態か非活性状態かを制御され、
活性状態の時、所定の電圧を出力するトラッキング用所
定電圧発生回路と、前記第2のトラッキング用電流電圧
変換回路からの出力又は前記トラッキング用所定電圧発
生回路からの出力に応じて出力するトラッキング用出力
回路と、前記第1トラッキング用電流電圧変換回路から
の出力及び前記トラッキング用出力回路からの出力を受
け、これら受けた出力に基づいてトラッキング誤差信号
を出力するトラッキング誤差演算回路とを、さらに備え
たことを特徴とする。請求項10の光センサ内蔵半導体
集積回路は、請求項7ないし請求項9のいずれかにおい
て、第1電源線と、第2電源線と、基準電位線と、をさ
らに備えている。そして、前記第2群のフォーカシング
用電流電圧変換回路の各1が、前記第1電源線に一端が
接続された第1抵抗と、当該第1抵抗の他端に一方主電
極が接続された第1導電型の第1トランジスタと、当該
第1トランジスタの他方主電極に、一方主電極が共通に
接続された第1導電型の第2および第3トランジスタ
と、前記第2トランジスタの他方主電極に一方主電極が
接続され、前記第2電源線に他方主電極が接続された第
2導電型の第4トランジスタと、前記第3トランジスタ
の他方主電極に一方主電極と制御電極とが接続され、前
記第2電源線に他方主電極が接続され、前記制御電極が
前記第4トランジスタの制御電極にも接続されている第
2導電型の第5トランジスタと、前記第4トランジスタ
の前記制御電極と前記一方主電極とに、一端と他端とが
それぞれ接続されるコンデンサと、前記第2トランジス
タの制御電極に一端が接続された第2抵抗と、前記第3
トランジスタの制御電極と前記基準電位線とに一端と他
端とがそれぞれ接続された第3抵 抗と、を備えている。
さらに、前記フォーカシング用所定電圧発生回路の各々
は、前記第1電源線に一端が接続された第4抵抗と、当
該第4抵抗の他端に一方主電極が接続された第1導電型
の第6トランジスタと、当該第6トランジスタの他方主
電極に一方主電極が接続され、前記第2トランジスタの
前記他方主電極に他方主電極が接続された第1導電型の
第7トランジスタと、前記第6トランジスタの前記他方
主電極に一方主電極が接続され、前記第3トランジスタ
の前記他方主電極に他方主電極が接続された第1導電型
の第8ランジスタと、前記第7トランジスタの制御電極
と前記第2抵抗の他端とに、一端と他端とがそれぞれ接
続された第4抵抗と、前記第8トランジスタの制御電極
と前記基準電位線とに、一端と他端とがそれぞれ接続さ
れた第5抵抗と、を備えている。また、前記フォーカシ
ング用出力回路の各々は、前記第1電源線に一端が接続
された定電流源と、当該定電流源の他端と前記第2抵抗
の前記他端とに一方主電極が接続され、前記第2電源線
に他方主電極が接続され、前記第2トランジスタの前記
他方主電極に制御電極が接続された第1導電型の第9ト
ランジスタと、を備えている。そして、前記テスト信号
とその反転信号の中の、一方と他方とが、前記第1トラ
ンジスタの制御電極と、前記第6トランジスタの制御電
極とに、それぞれ入力され、前記フォーカシング用受光
部による前記電流信号は、前記第2トランジスタの前記
制御電極へ入力され、前記フォーカシング用所定電圧発
生回路の各々は、前記第9トランジスタの前記一方主電
極から出力する。請求項11の光センサ内蔵半導体集積
回路は、請求項9において、第1電源線と、第2電源線
と、基準電位線と、をさらに備えている。そして、前記
第2のトラッキング用電流電圧変換回路が、前記第1電
源線に一端が接続された第1抵抗と、当該第1抵抗の他
端に一方主電極が接続された第1導電型の第1トランジ
スタと、当該第1トランジスタの他方主電極に、一方主
電極が共通に接続された第1導電型の第2および第3ト
ランジスタと、前記第2トランジスタの他方主電極に一
方主電極が接続され、前記第2電源線に他方主電極が接
続された第2導電型の第4トランジスタと、前記第3ト
ランジスタの他方主 電極に一方主電極と制御電極とが接
続され、前記第2電源線に他方主電極が接続され、前記
制御電極が前記第4トランジスタの制御電極にも接続さ
れている第2導電型の第5トランジスタと、前記第4ト
ランジスタの前記制御電極と前記一方主電極とに、一端
と他端とがそれぞれ接続されるコンデンサと、前記第2
トランジスタの制御電極に一端が接続された第2抵抗
と、前記第3トランジスタの制御電極と前記基準電位線
とに、一端と他端とがそれぞれ接続された第3抵抗と、
を備えている。さらに、前記トラッキング用所定電圧発
生回路は、前記第1電源線に一端が接続された第4抵抗
と、当該第4抵抗の他端に一方主電極が接続された第1
導電型の第6トランジスタと、当該第6トランジスタの
他方主電極に一方主電極が接続され、前記第2トランジ
スタの前記他方主電極に他方主電極が接続された第1導
電型の第7トランジスタと、前記第6トランジスタの前
記他方主電極に一方主電極が接続され、前記第3トラン
ジスタの前記他方主電極に他方主電極が接続された第1
導電型の第8ランジスタと、前記第7トランジスタの制
御電極と前記第2抵抗の他端とに、一端と他端とがそれ
ぞれ接続された第4抵抗と、前記第8トランジスタの制
御電極と前記基準電位線とに、一端と他端とがそれぞれ
接続された第5抵抗と、を備えている。また、前記トラ
ッキング用出力回路は、前記第1電源線に一端が接続さ
れた定電流源と、当該定電流源の他端と前記第2抵抗の
前記他端とに一方主電極が接続され、前記第2電源線に
他方主電極が接続され、前記第2トランジスタの前記他
方主電極に制御電極が接続された第1導電型の第9トラ
ンジスタと、を備えている。そして、前記テスト信号と
その反転信号の中の、一方と他方とが、前記第1トラン
ジスタの制御電極と、前記第6トランジスタの制御電極
とに、それぞれ入力され、前記他方トラッキング用受光
部による前記電流信号は、前記第2トランジスタの前記
制御電極へ入力され、前記トラッキング用所定電圧発生
回路は、前記第9トランジスタの前記一方主電極から出
力する。
【0020】
【作用】請求項1の光センサ内蔵半導体集積回路におい
ては、テスト端子にテスト信号が与えられていないとき
は、第1の入力信号供給手段が、検出電流供給端子を介
してこの第1の入力信号供給手段に与えられた光センサ
の検出電流を検出電圧に変換し、この検出電圧を入力信
号として対応する演算回路に供給する。したがって、演
算回路は、第1の入力信号供給手段および第2の入力信
号供給手段より与えられた入力信号に基づいて所定機能
のための演算を行う。テスト端子にテスト信号が与えら
れると、第1の入力信号供給手段は、基準電圧供給端子
に与えられた基準電圧を入力信号として前記演算回路に
供給する。すなわち、演算回路には、2以上の入力端の
うちの少なくとも1つの入力端に、他の入力端に入力さ
れる検出電圧とアンバランスな基準電圧が入力される。
このとき、演算回路の所定機能が正常であれば、演算回
路の演算結果は、前記アンバランスに応じたものとな
る。
【0021】請求項2の光センサ内蔵半導体集積回路に
おいては、第1の入力信号供給手段の電流/電圧変換手
段および第2の入力信号供給手段の電流/電圧変換手段
により、全ての光センサの検出電流が検出電圧に変換さ
れる。テスト端子にテスト信号が与えられていないと
き、第1の入力信号供給手段は、切替スイッチにより、
検出電圧供給端子を演算回路の入力端に接続するととも
に基準電圧供給端子を演算回路の入力端から遮断する。
したがって、このとき、全ての光センサに対応する検出
電圧が対応する所定機能の演算回路に供給される。テス
ト端子にテスト信号が与えられているとき、第1の入力
信号供給手段は、切替スイッチにより、検出電圧供給端
子を演算回路の入力端から遮断するとともに基準電圧供
給端子を演算回路の入力端に接続する。したがって、演
算回路の少なくとも1つの入力端に基準電圧が供給さ
れ、他の入力端に検出電圧が供給される。
【0022】請求項3の光センサ内蔵半導体集積回路に
おいては、第1の入力信号供給手段は、テスト端子にテ
スト信号が与えられていないときにのみ、入力した光セ
ンサの検出電流を検出電圧に変換し、対応する所定機能
の演算回路の入力端に供給する。したがって、このと
き、全ての光センサに対応する検出電圧が対応する所定
機能の演算回路に供給される。第1の入力信号供給手段
は、テスト端子にテスト信号が与えられているときは、
基準電圧を対応する所定機能の演算回路の入力端に供給
する。すなわち、演算回路の少なくとも1つの入力端に
基準電圧が供給され、他の入力端に検出電圧が供給され
る。請求項4ないし請求項6のいずれかの光センサ内蔵
半導体集積回路においては、フォーカシング用スイッチ
回路が、テスト信号に応じて、他方の群のフォーカシン
グ用電流電圧変換回路からの出力又は基準電圧の一方を
選択的に出力し、フォーカシング誤差演算回路が、フォ
ーカシング用スイッチからの出力と、一方の群のフォー
カシング用電流電圧変換回路からの出力とにもとづい
て、フォーカシング誤差信号を出力する。このため、テ
スト信号に応じて、通常のフォーカシング誤差の検出動
作と、フォーカシング機能のテストとが、選択的に実行
される。フォーカシング誤差演算回路の機能が正常であ
れば、テストにおいて、一方の群のフォーカシング用電
流電圧変換回路からの出力と、基準電圧とのアンバラン
スに応じたフォーカシング誤差信号が得られる。請求項
6の光センサ内蔵半導体集積回路においては、トラッキ
ング用スイッチ回路が、テスト信号に応じて、他方のト
ラッキング用電流電圧変換回路からの出力又は基準電圧
の一方を選択的に出力し、トラッキング誤差演算回路
が、トラッキング用スイッチからの出力と、一方のトラ
ッキング用電流電圧変換回路からの出力とにもとづい
て、トラッキング誤差信号を出力する。このため、テス
ト信号に応じて、通常時のトラッキング誤差の検出動作
と、トラッキング機能のテストとが、選択的に実行され
る。すなわち、フォーカシングに関する選択的な動作と
同様の動作が、トラッキングに関しても行われる。トラ
ッキング誤差演算回路の機能が正常であれば、テストに
おいて、一方のトラッキング用電流電圧変換回路からの
出力と、基準電圧とのアンバランスに応じたトラッキン
グ誤差信号が得ら れる。 請求項7ないし請求項11のい
ずれかの光センサ内蔵半導体集積回路においては、テス
ト信号に応じて、フォーカシング用出力回路から、第2
群のフォーカシング用電流電圧変換回路の出力又はフォ
ーカシング用所定電圧発生回路の出力の一方が選択的に
出力され、フォーカシング誤差演算回路からは、フォー
カシング用出力回路の出力と、第1群のフォーカシング
用電流電圧変換回路の出力とにもとづいて、フォーカシ
ング誤差信号が出力される。このため、テスト信号に応
じて、通常のフォーカシング誤差の検出動作と、フォー
カシング機能のテストとが、選択的に実行される。フォ
ーカシング誤差演算回路の機能が正常であれば、テスト
において、第1群のフォーカシング用電流電圧変換回路
の出力と、フォーカシング用所定電圧発生回路の出力と
のアンバランスに応じたフォーカシング誤差信号が得ら
れる。請求項9の光センサ内蔵半導体集積回路において
は、テスト信号に応じて、トラッキング用出力回路か
ら、第2のトラッキング用電流電圧変換回路の出力又は
トラッキング用所定電圧発生回路の出力の一方が選択的
に出力され、トラッキング誤差演算回路からは、トラッ
キング用出力回路の出力と、第1のトラッキング用電流
電圧変換回路の出力とにもとづいて、トラッキング誤差
信号が出力される。このため、テスト信号に応じて、通
常のトラッキング誤差の検出動作と、トラッキング機能
のテストとが、選択的に実行される。すなわち、フォー
カシングに関する選択的な動作と同様の動作が、トラッ
キングに関しても行われる。トラッキング誤差演算回路
の機能が正常であれば、テストにおいて、第1のトラッ
キング用電流電圧変換回路の出力と、トラッキング用所
定電圧発生回路の出力とのアンバランスに応じたトラッ
キング誤差信号が得られる。
【0023】
【実施例】図1は発明による光センサ内蔵半導体集積回
路を示している。この光センサ内蔵半導体集積回路はコ
ンパクトディスク等の光ディスク用プレーヤに装備され
る光ピックアップに搭載されるものである。
【0024】この光センサ内蔵半導体集積回路は光セン
サ1A〜1Fの受光部を構成するフォトダイオード群を
内蔵している。すなわち、このフォトダイオード群は6
つの領域に分割されており、各領域が光センサ1A〜1
Fの受光部を構成している。また、この光センサ内蔵半
導体集積回路は、電流/電圧変換回路2A〜2F、基準
電圧供給端子3B,3D〜3F、テスト端子4、スイッ
チ回路5B,5D〜5F、トラッキング誤差演算回路
6、フォーカシング誤差演算回路7を備えている。
【0025】光センサ1A〜1Fは、それぞれが受光面
積に応じた検出電流を出力する。
【0026】光センサ1A,1Bは、検出しようとする
光ディスクの信号面におけるピット形成部以外のミラー
面で反射した光を検出するために設けられている。すな
わち、光センサ1A,1Bは、図2に示すようにして光
ディスクの信号面に照射したビームA,Bの反射光を受
光して検出する。なお、図2では便宜上トラックTを近
似的に直線的に描いている。
【0027】図2(a)に示すように、トラックT上の
ピットPを検出する主ビームCの中心がトラックTの中
心に一致している時、ビームA,BはトラックTの外の
ミラー面Mを同面積だけ照射する(斜線部参照)。主ビ
ームCの中心が前記トラックTの中心からずれると、こ
のずれ量に応じて、ビームA,Bのうちの一方のビーム
のトラックTの外におけるミラー面Mに対する照射面積
が大きくなり、他方のビームの照射面積が小さくなる。
図2(b)は主ビームCの中心が図において上側にずれ
た状態を示しており、ビームAのミラー面Mに対する照
射面積が大きくなる一方、ビームBのミラー面Mに対す
る照射面積が小さくなっている。一方、図2(c)は主
ビームCの中心が図において下側にずれた状態を示して
おり、ビームAのミラー面Mに対する照射面積が小さく
なる一方、ビームBのミラー面Mに対する照射面積が大
きくなっている。
【0028】前記光センサ1Aは、ビームAのミラー面
Mに対する照射による反射光を受光することにより、ビ
ームAのミラー面Mに対する照射面積の大きさに応じた
検出電流を出力する。また、光センサ1Bは、ビームB
のミラー面Mに対する照射による反射光を受光すること
により、ビームBのミラー面Mに対する照射面積の大き
さに応じた検出電流を出力する。
【0029】光センサ1C〜1Fは、前記主ビームCの
ための対物レンズと前記光ディスクの信号面の距離を検
出するために設けられている。この実施例は前記対物レ
ンズと信号面の距離を非点収差を用いて検出する場合に
対応している。このため、図3にも示すように、前記光
センサ1C〜1Fの受光部は、正方形のフォトダイオー
ド群を格子状且つ等分に4分割することによって構成さ
れている。非点収差を用いて対物レンズと光ディスクの
信号面の距離を検出する方法は公知であるのでここでは
詳細な説明を省略する。
【0030】前記対物レンズと光ディスクの信号面の距
離が適正な距離であるときは、図3(b)に示すよう
に、信号面で反射したビームにより、光センサ1C〜1
Fの上にこれらの光センサ1C〜1Fの区分線の交差点
を中心とする真円状のスポットSPが形成される。対物
レンズが光ディスクの信号面に前記適正な距離よりも接
近すると、図3(a)に示すように、光ディスクの信号
面で反射したビームにより光センサ1C〜1Fの上に形
成されるスポットSPは縦長の長円状になる。この縦長
の長円状スポットは、対物レンズが光ディスクに近付く
ほど縦長の度合いを増す。一方、対物レンズが光ディス
クの信号面から遠ざかると、図3(c)に示すように、
前記光センサ1C〜1Fの上に形成されるスポットSP
は横長の長円状になる。この横長の長円状スポットは、
対物レンズが光ディスクから遠ざかるほど横長の度合い
を増す。
【0031】すなわち、これらの光センサ1C〜1F
は、対物レンズと光ディスクの信号面の距離が適正な距
離である場合には、図3(b)から明らかなように、そ
れぞれが均等にビームを受光し、均等な検出電流を出力
する。また、対物レンズが前記適正な距離よりも信号面
に接近すると、図3(a)から明らかなように、光セン
サ1C,1Dが光センサ1E,1Fよりも多くのビーム
を受光するようになり、光センサ1C,1Dの検出電流
が光センサ1E,1Fの検出電流よりも大きくなる。さ
らに、対物レンズが前記適正な距離よりも信号面から遠
ざかると、図3(c)から明らかなように、光センサ1
E,1Fが光センサ1C,1Dよりも多くのビームを受
光するようになり、光センサ1E,1Fの検出電流が光
センサ1C,1Dの検出電流よりも大きくなる。
【0032】電流/電圧変換回路2A〜2Fは、それぞ
れ各光センサ1A〜1Fが出力する検出電流を電圧に変
換し、この変換電圧を前記各光センサ1A〜1Fの検出
電圧として検出電圧供給端子2Aa〜2Faに出力す
る。
【0033】基準電圧供給端子3B,3D〜3Fは、そ
れぞれ前記検出電圧供給端子2Ba,2Da〜2Faと
対をなすべく設けられている。これらの基準電圧供給端
子3B,3D〜3Fは接地電位に接続されている。
【0034】テスト端子4は、常時は論理レベルLに保
持され、トラッキング機能およびフォーカシング機能の
機能テストを行う場合に論理レベルHのテスト信号の供
給を受ける端子である。
【0035】スイッチ回路5Bは、光センサ1Bに対応
する前記検出電圧供給端子2Baと基準電圧供給端子3
Bとをトラッキング誤差演算回路6の入力端に選択的に
接続することができる。このスイッチ回路5Bは、常時
は前記検出電圧供給端子2Baをトラッキング誤差演算
回路6の入力端に接続している。また、テスト端子4に
テスト信号が供給されると、前記検出電圧供給端子2B
aをトラッキング誤差演算回路6から遮断し、基準電圧
供給端子3Bをトラッキング誤差演算回路6の入力端に
接続する。
【0036】上記スイッチ回路5Bは、たとえば図4に
示すように、2つのトランスミッションゲートTG
TGを組み合わせることにより構成することができ
る。
【0037】図4のスイッチ回路5Bでは、第1トラン
スミッションゲートTGの入力端は検出電圧供給端子
2Baに接続されている。また、第2トランスミッショ
ンゲートTGの入力端は基準電圧供給端子3Bに接続
されている。第1トランスミッションゲートTGと第
2トランスミッションゲートTGの出力端はトラッキ
ング誤差演算回路7との接続端子SOに接続されてい
る。さらに、第1トランスミッションゲートTGのコ
トロール信号の入力線g1は第2トランスミッションゲ
ートTGのコトロール信号の入力線g2に、インバー
タIVを介して接続されている。そして、トランスミッ
ションゲートTGのコトロール信号の入力線g2が前
記テスト端子4に接続されている。
【0038】以上のようなスイッチ回路5Bでは、テス
ト端子4に論理レベルLの信号が入力されているとき
は、第2トランスミッションゲートTGがオフ、第1
トランスミッションゲートTGがオンとなり、出力端
子SOに検出電圧供給端子2Baに与えられている検出
電圧が出力される。また、テスト端子4に論理レベルH
の信号が入力されているときは、第2トランスミッショ
ンゲートTGがオン、第1トランスミッションゲート
TGがオフとなり、出力端子SOに基準電圧供給端子
3Bに与えられている接地電位が出力される。
【0039】スイッチ5D〜5Fは、それぞれ、前記光
センサ1D〜1Fに対応する前記検出電圧供給端子2D
a〜2Faと基準電圧供給端子3D〜3Fをフォーカシ
ング誤差演算回路7の入力端に選択的に接続することが
できる。これらのスイッチ5D〜5Fは、常時は検出電
圧供給端子2Da〜2Faをフォーカシング誤差演算回
路7の入力端に接続している。これらのスイッチ5D〜
5Fは、テスト端子4に論理レベルHのテスト信号が供
給されると、検出電圧供給端子2Da〜2Faをフォー
カシング誤差演算回路7の入力端から遮断し、基準電圧
供給端子3D〜3Fをフォーカシング誤差演算回路7の
入力端に接続する。
【0040】上記スイッチ5D〜5Fも、図4のスイッ
チ5Bと全く同様に構成することができる。その場合の
動作は図4と同様であるのでここでは説明を省略する。
【0041】トラッキング誤差演算回路6は、2つの入
力端を備えており、一方の入力端に入力された入力信号
A と他方の入力端に入力された入力信号SB の差に比
例する値をトラッキング誤差信号STRとして演算し、出
力端OTRに出力する。
【0042】STR=G1(SA −SB ) … (1) である。なお、G1は任意の定数である。
【0043】この実施例では、入力信号SA は光センサ
1Aの検出電流を電流/電圧変換回路2Aで変換するこ
とによって得られる検出電圧VA である。また、入力信
号SB は、光センサ1Bの検出電流を電流/電圧変換回
路2Bで変換することによって得られる検出電圧VB
しくは前記基準電圧供給端子3Bに供給される接地電位
である基準電圧V0 である。既述から明らかなように、
検出電圧VB と基準電圧V0 とは前記スイッチ5Bを切
り替えることによって選択される。
【0044】フォーカシング誤差演算回路7は4つの入
力端を備えている。このフォーカシング誤差演算回路7
は、加算回路71,72および減算回路73を備えてい
る。加算回路71は、第1の入力端に供給された入力信
号SC と第2の入力端に供給された入力信号SD を加算
する。加算回路72は、第3の入力端に供給された入力
信号SE と第4の入力端に供給された入力信号SF を加
算する。また、減算回路73は、加算回路71の出力値
から加算回路72の出力値を減算し、その差に比例する
値を演算する。この減算回路73の出力が、フォーカシ
ング誤差演算回路7の出力すなわちフォーカシング誤差
信号SFEとして、出力端OFEに出力される。
【0045】 SFE=G2{(SC +SD )−(SE +SF )} … (2) なお、G2は任意の定数である。
【0046】この実施例では、入力信号SC は光センサ
1Cの検出電流を電流/電圧変換回路2Cで変換するこ
とによって得られる検出電圧VC である。また、入力信
号SD ,SE ,SF は、光センサ1D,1E,1Fの検
出電流を電流/電圧変換回路2D,2E,2Fで変換す
ることによって得られる検出電圧VD ,VE ,VF もし
くは前記基準電圧供給端子3D,3E,3Fに供給され
る接地電位の基準電圧V0 である。既述から明らかなよ
うに、検出電圧VD ,VE ,VF はいずれも、前記スイ
ッチ3D,3E,3Fによって基準電圧V0 に切り替え
られる。
【0047】以上のようにしてなる光センサ内蔵半導体
集積回路では、常時の状態すなわちテスト端子4のレベ
ルが論理レベルLに保持されている状態においては、切
替スイッチ5Bによりトラッキング誤差演算回路6の入
力端に検出電圧供給端子2Baが接続されるとともに、
切替スイッチ5D〜5Fによりフォーカシング誤差演算
回路7の入力端に検出電圧供給端子2Da〜2Faが接
続されている。したがって、このとき、この光センサ内
蔵半導体集積回路は、上記(1) 式に従い、前記光スイッ
チ1A,1Bの検出電流に基づいてトラッキング誤差信
号STRを出力するとともに、上記(2) 式に従い、前記光
スイッチ1C〜1Fの検出電流に基づいてフォーカシン
グ誤差信号SFEを出力する。
【0048】上記(1) 式から明らかなように、光スイッ
チ1Aの検出電流の電流/電圧変換値である入力信号S
A と光スイッチ1Bの電流電圧変換値である入力信号S
B が等しい時、すなわち、図2(a)に示すように、ビ
ームA,BがトラックTの内径側と外径側においてミラ
ー面Mを同面積だけ照射している状態では、光センサ1
A,1Bが受光する反射光の強弱に関係なく、トラッキ
ング誤差信号STRは「0」となる。また、図2(b)あ
るいは図2(c)に示す場合のように、ビームA,Bに
よるミラー面Mの照射面積が不均等である場合、すなわ
ち前記主ビームCの中心がトラックの中心からずれてい
る場合には、前記主ビームの中心のトラックの中心から
のずれ方向および主ビームCの中心とトラックTの中心
のずれ量に応じたトラッキング誤差信号STRが演算され
る。
【0049】また、上記(2) 式から明らかなように、光
スイッチ1Cの検出電流の電流/電圧変換値である入力
信号SC と光スイッチ1Dの検出電流の電流/電圧変換
値である入力信号SD の加算値が、光スイッチ1Eの検
出電流の電流/電圧変換値である入力信号SE と光スイ
ッチ1Fの検出電流の電流/電圧変換値である入力信号
F の加算値と等しい場合には、フォーカシング誤差信
号SFEが「0」となる。このように、フォーカシング誤
差信号SFEが「0」となるのは、図3(b)に示すよう
に、光ディスクの信号面で反射したビームにより、光セ
ンサ1C〜1Fの上にこれらの光センサ1C〜1Fの区
分線の交差点を中心とする真円状のスポットSPが形成
されている場合である。図3(a)に示すように、スポ
ットSPが縦長の長円状である場合は、フォーカシング
誤差信号SFEは、SFE>0となりかつその絶対値は前記
対物レンズの正規の位置から光ディスク側への位置ずれ
量を表らわす値となる。また、図3(c)に示すよう
に、スポットSPが横長の長円状である場合は、フォー
カシング誤差信号SFEは、SFE<0となりかつその絶対
値は前記対物レンズの正規の位置から反光ディスク側へ
の位置ずれ量を表わす値となる。
【0050】以上のように、この図1の光センサ内蔵半
導体集積回路は、テスト端子4のレベルが論理レベルL
に保持されている状態では、トラッキングの誤差に応じ
た信号STRおよびフォーカシングの誤差に応じた信号S
FEを出力する。
【0051】テスト端子4に論理レベルHのテスト信号
を供給すると、切替スイッチ5Bは、検出電圧供給端子
2Baをトラッキング誤差演算回路6の入力端から切り
離し、この入力端に基準電圧供給端子3Bを接続する。
【0052】このとき、前記(1) 式においてSB =0と
なり、トラッキング誤差演算回路6の出力端OTRには、
トラッキング機能信号STRT =G1・SA が出力される。
この機能信号STRT は、トラッキング誤差演算回路6が
正常に機能していれば、光センサ1Aの検出電圧である
入力信号SA の大きさのみに依存して変化する。したが
って、照射されたレーザ光のパワーに応じて機能信号S
TRT が変化するか否かを検査することにより、トラッキ
ング機能が正常であるか否かのテストを行うことができ
る。
【0053】テスト端子4に論理レベルHのテスト信号
を供給すると、切替スイッチ5D〜5Fは、検出電圧供
給端子2Da〜2Faをフォーカシング誤差演算回路7
の入力端から切り離し、このフォーカシング誤差演算回
路7の入力端に基準電圧供給端子3D〜3Faを接続す
る。
【0054】このとき、前記(2) 式において、SD =S
E =SF =0となり、フォーカシング誤差演算回路7の
出力端OFEには、フォーカシング機能信号SFET =G2・
Cが出力される。この機能信号SFET は、フォーカシ
ング誤差演算回路7が正常に機能してれば、光センサ1
Cの検出電圧である入力信号SC の大きさにのみ依存し
て変化する。したがって、照射されたレーザ光のパワー
に応じて機能信号SFET が変化するか否かを検査するこ
とにより、フォーカシング機能が正常であるか否かのテ
ストを行うことができる。
【0055】以上のように、この光センサ内蔵半導体集
積回路は、テスト端子4に論理レベルHのテスト信号を
供給するだけで、容易にトラッキング機能およびフォー
カシング機能の機能テストを行うことができるようにな
る。
【0056】図5は、発明による他の光センサ内蔵半導
体集積回路を示している。この図5の光センサ内蔵半導
体集積回路は、光センサ1A〜1F、電流/電圧変換回
路2A,2C、検出信号用の電流/電圧変換回路12B
A,12DA〜12FA、基準信号用の電流/電圧変換
回路12BB,12DB〜12FB、変換信号出力回路
12BC,12DC〜12FC、基準電圧供給端子3
B,3D〜3F、テスト端子4、バイアスコントロール
回路15B,15D〜15F、トラッキング誤差演算回
路6、フォーカシング誤差演算回路7を備えている。こ
こで、光センサ1A〜1F、電流/電圧変換回路2A,
2C、基準電圧供給端子3B,3D〜3F、テスト端子
4、トラッキング誤差演算回路6、フォーカシング誤差
演算回路7は、図1の場合と同様であるので、ここでは
詳細な説明は省略する。
【0057】検出信号用の電流/電圧変換回路12B
A,12DA〜12FA、基準信号用の電流/電圧変換
回路12BB,12DB〜12FB、変換信号出力回路
12BC,12DC〜12FCは、例えば、図6におい
て光センサ1Bに対応する回路12BA,12BB,1
2BCが代表して示すごとく構成されている。これらの
回路12BA,12BB,12BCは、トラッキング誤
差演算回路6に対する入力信号供給回路を構成してい
る。
【0058】検出用の電流/電圧変換回路12BAの入
力端は、前記光センサ1Bの検出電流を受ける検出電流
入力端子12Bbに接続されている。この電流/電圧変
換回路12BAは、バイアス供給端子12Bcにバイア
ス電圧が供給されているときにのみ、前記検出電流入力
端子12Bbに供給された検出電流を検出電圧に変換
し、検出電圧供給端子12Baに出力する。
【0059】また、基準信号用の電流/電圧変換回路1
2BBの入力端は、接地抵抗R10に接続された基準電流
供給端子12Beに接続されている。電流/電圧変換回
路12BBは、バイアス供給端子12Bfにバイアス電
圧が供給されているときにのみ、前記基準電流供給端子
12Beに供給された基準電流を基準電圧に変換し、基
準電圧供給端子3Bに出力する。
【0060】電流/電圧変換回路12BA,12BB
は、それぞれ差動入力段を構成するNPNトランジスタ
Q1 ,Q2 もしくはNPNトランジスタQ3 ,Q4 を備
えている。前記電流/電圧変換回路12BAのNPNト
ランジスタQ1 のコレクタと前記電流/電圧変換回路1
2BBのNPNトランジスタQ3 のコレクタが接続さ
れ、前記電流/電圧変換回路12BAのNPNトランジ
スタQ2 のコレクタと前記電流/電圧変換回路12BB
のNPNトランジスタQ4 のコレクタが接続されてい
る。NPNトランジスタQ1 のベースは検出電流入力端
子12Bbおよび他端が電流/電圧変換回路12BAの
検出電圧供給端子12Baに接続された抵抗R1 に接続
されている。NPNトランジスタQ2 のベースは、一端
が接地された抵抗R2 に接続されている。NPNトラン
ジスタQ3 のベースは、一端が基準電圧供給端子3Bに
接続された抵抗R3 に接続されている。NPNトランジ
スタQ4のベースは前記基準電流供給端子12Beに接
続されている。
【0061】前記NPNトランジスタQ1 ,Q2 のエミ
ッタにはNPNトランジスタQ5 のコレクタが接続さ
れ、前記NPNトランジスタQ3 ,Q4 のエミッタには
NPNトランジスタQ6 のコレクタが接続されている。
これらのNPNトランジスタQ5 ,Q6 のベースは、前
記バイアス供給端子12Bc,12Bfに接続されてい
る。また、NPNトランジスタQ3,Q6 のエミッタは、
抵抗R5,R6 を介してマイナス電源Veeに接続されてい
る。
【0062】前記NPNトランジスタQ1 ,Q3 のコレ
クタには、エミッタがプラス電源Vccに接続されたPN
PトランジスタQ7 のコレクタが接続されている。ま
た、前記NPNトランジスタQ2 ,Q4 のコレクタに
は、エミッタがプラス電源Vccに接続されたPNPトラ
ンジスタQ8 のコレクタが接続されている。前記PNP
トランジスタQ5,Q8 のベースは互いに接続されてい
る。また、PNPトランジスタQ7 のベース−コレクタ
間は短絡され、PNPトランジスタQ8 のベース−コレ
クタ間はコンデンサC1 を介して接続されている。
【0063】以上のようにしてなる電流/電圧変換回路
12BA,12BBは、スイッチ回路15Bにより、バ
イアス供給端子12Bc,12Bfのいずれか一方にバ
イアス電圧が与えられることにより、このバイアス電圧
が与えられた側のみが作動する。すなわち、バイアス供
給端子12Bcにバイアス電圧が供給されたときは、検
出電圧供給端子12Baに検出電圧が出力され、バイア
ス供給端子12Bfにバイアス電圧が供給されたとき
は、基準電圧供給端子3Bに基準電圧、この場合接地電
位が出力される。
【0064】変換信号出力回路12BCは、NPNトラ
ンジスタQ9 および定電流源CIを備えている。NPN
トランジスタQ9 のエミッタはプラス電源Vccに接続さ
れ且つベースは前記NPNトランジスタQ1 ,Q3 に接
続されている。また、NPNトランジスタQ9 のエミッ
タとマイナス電源Veeの間に定電流源CIが接続されて
いる。そして、NPNトランジスタQ9 のエミッタに、
前記検出電圧供給端子12Ba、基準電圧供給端子3B
および出力端子12Bgが接続されている。この出力端
子12Bgには、前記検出電圧供給端子12Baに検出
電圧が出力されているときにはこの検出電圧が出力さ
れ、基準電圧供給端子3Bに基準電圧が出力されている
ときにはこの基準電圧が出力される。
【0065】他の検出用の電流/電圧変換回路12DA
〜12FA、基準信号用の電流/電圧変換回路12DB
〜12FBおよび変換信号出力回路12DC〜12FC
も、上記回路12BA,12BB,12BCと全く同様
に構成することができる。なお、図5においては、検出
電圧供給端子12Baに対応する検出電圧供給端子12
Da,12Ea,12Fa、検出電流供給端子12Bb
に対応する検出電圧供給端子12Db,12Eb,12
Fb、基準電流供給端子12Beに対応する基準電流供
給端子12De,12Ee,12Fe、基準電圧供給端
子3Bに対応する基準電圧供給端子3D,3Ee,3F
を示している。
【0066】バイアスコントロール回路15B,15D
〜15Fは、図1に示す光センサ内蔵半導体集積回路に
おけるスイッチ回路5B,5D〜5Fに代わり、テスト
端子4に入力された信号に基づいて、トラッキング誤差
演算回路6およびフォーカシング誤差演算回路7に与え
る信号を切り替える回路である。これらのバイアスコン
トロール回路15B,15D〜15Fは、例えば、図7
において回路15Bが代表して示すごとく構成されてい
る。
【0067】このバイアスコントロール回路15Bは、
テスト端子4に与えられる信号に基づいて、前記電流/
電圧変換回路12BAに対応するバイアス供給端子12
Bcもしくは電流/電圧変換回路12BBに対応するバ
イアス供給端子12Bfのいずれかにバイアス電圧を供
給する。
【0068】このバイアスコントロール回路15Bは、
テスト端子4に接続されたインバータ15Ba、および
このインバータ15Baに接続されたインバータ15B
bを備えている。インバータ15Baの出力端はNPN
トランジスタQ11のベースに接続され、インバータ15
Bbの出力端はNPNトランジスタQ12のベースに接続
されている。前記NPNトランジスタQ11のコレクタ
は、NPNトランジスタQ13のベースおよびNPNトラ
ンジスタQ14のコレクタに接続されている。また、NP
NトランジスタQ12のコレクタは、NPNトランジスタ
Q15のベースおよびNPNトランジスタQ16のコレクタ
に接続されている。前記NPNトランジスタQ13,Q15
のコレクタはプラス電源Vccに接続されている。また、
NPNトランジスタQ13,Q15のベースは抵抗R11,R
12を介して前記プラス電源Vccに接続されている。ま
た、NPNトランジスタQ13,Q15の各エミッタは、そ
れぞれNPNトランジスタQ14,Q16のベースに接続さ
れている。さらに、NPNトランジスタQ13,Q15のベ
ース−エミッタ間すなわちNPNトランジスタQ14,Q
16のベース−コレクタ間にはコンデンサC11,C12が接
続されている。そして、NPNトランジスタQ13のエミ
ッタおよびNPNトランジスタQ14のベースが前記バイ
アス端子12Bfに接続され、NPNトランジスタQ15
のエミッタおよびNPNトランジスタQ16のベースが前
記バイアス端子12Bcに接続されている。NPNトラ
ンジスタQ14,Q16のエミッタは、抵抗R13,R14を介
してマイナス電源Veeに接続されている。
【0069】以上のようにしてなるバイアスコントロー
ル回路15Bでは、テスト端子4に論理レベルLの信号
が与えられている状態では、NPNトランジスタQ11が
オフ、NPNトランジスタQ12がオンとなる。NPNト
ランジスタQ11がオフのとき、NPNトランジスタQ13
がオンとなり、さらにNPNトランジスタQ14がオンと
なる。したがって、この時、バイアス端子12Bfに抵
抗R13に流れる電流I13に対応するバイアス電圧が発生
する。トランジスタQ14と前記電流/電圧変換回路12
BBのトランジスタQ6 とはカレントミラー回路を構成
していることにより、バイアス端子12Bfにバイアス
電圧が発生する時、前記電流/電圧変換回路12BBの
抵抗R6 には、I6 =(R14/R6 )・I14なる電流I
6 が流れる。一方、NPNトランジスタQ12がオンのと
き、NPNトランジスタQ15はオフとなり、NPNトラ
ンジスタQ16もオフすなわち不動作となる。したがっ
て、この時、バイアス端子12Bcはほぼマイナス電源
Veeと同電位となり、バイアス電圧は発生しない。
【0070】上記バイアスコントロール回路15Bにお
いて、テスト端子4に論理レベルHの信号が与えられて
いる時すなわち機能テスト時には、NPNトランジスタ
Q11がオン、NPNトランジスタQ12がオフとなる。N
PNトランジスタQ11がオンである時には、NPNトラ
ンジスタQ13,Q14がオフとなり、バイアス端子12B
fにはバイアス電圧は発生しない。一方、NPNトラン
ジスタQ12がオフのときには、NPNトランジスタQ1
5,Q16がオンとなる。したがって、バイアス端子12
Bcに、抵抗R14に流れる電流に対応するバイアス電圧
が発生する。バイアス端子12Bcにバイアス電圧が発
生する時、前記電流/電圧変換回路12BAの抵抗R5
には、I5 =(R13/R5 )・I13なる電流I5 が流れ
る。
【0071】他のバイアスコントロール回路15D〜1
5Fも、上記バイアスコントロール回路15Bと全く同
様に構成することができる。図5では、バイアスコント
ロール回路15D〜15Fについては、図7におけるバ
イアス端子12Bc,12Bfに対応するバイアス端子
12Dc,12Df、バイアス端子12Ec,12E
f、バイアス端子12Fc,12Ffのみを示してい
る。
【0072】以上のようにしてなる図5の光センサ内蔵
半導体集積回路では、常時すなわちテスト端子4に論理
レベルLの信号が与えられている時には、既述のよう
に、バイアス端子12Bc,12Dc,12Ec,12
Fcにバイアス電圧が発生し、バイアス端子12Bf,
12Df,12Ef,12Ffにはバイアス電圧が発生
しない。このため、電流/電圧変換回路12BA,12
DA〜12FAが動作状態となる一方、電流/電圧変換
回路12BB,12DB〜12FBが非動作状態とな
り、全ての検出電圧供給端子12Aa〜12Faに光セ
ンサ1A〜1Fの検出電流を変換した検出電圧が与えら
れる。したがって、トラッキング誤差演算回路6は光セ
ンサ1A,1Bの検出電流に基づいて演算されるトラッ
キングの誤差に応じた信号STRを出力端OTRに出力し、
フォーカシング誤差演算回路7は光センサ1C〜1Fの
検出電流に基づいて演算されるフォーカシングの誤差に
応じた信号SFEを出力端OFEに出力する。
【0073】図5の光センサ内蔵半導体集積回路におい
て、機能テストを行う時には、テスト端子4に論理レベ
ルHのテスト信号を与える。このとき、バイアス端子1
2Bf,12Df,12Ef,12Ffにバイアス電圧
が発生し、バイアス端子12Bc,12Dc,12E
c,12Fcにはバイアス電圧は発生しない。このた
め、電流/電圧変換回路12BA,12DA〜12FA
が非動作状態となる一方、電流/電圧変換回路12B
B,12DB〜12FBが動作状態となる。このため、
検出電圧供給端子12Aa,12Caには光センサ1
A,1cの検出電流を変換した検出電圧が与えられる
が、他の検出電圧供給端子12Ba,12Da〜12F
aには検出電圧が与えられない。一方、基準電圧供給端
子3B,3D〜3Fには基準電圧である接地電位が供給
されている。したがって、トラッキング誤差演算回路6
は、光センサ1Aの検出電流に基づく検出電圧をトラッ
キング機能信号STRT として出力端OTRに出力する。ま
た、フォーカシング誤差演算回路7は、光センサ1Cの
検出電流に基づく検出電圧をフォーカシング機能信号S
FET として出力端OFEに出力する。これらのトラッキン
グ機能信号STRT およびフォーカシング機能信号SFET
により、トラッキング機能およびフォーカシング機能が
正常であるか否かのテストを行うことできるのは、先の
実施例の場合と同様である。
【0074】なお、図1および図5の実施例では、テス
ト端子にテスト信号が与えられているとき、演算回路の
一つの入力端にのみ検出電圧を供給するようにしている
が、一つの演算回路において検出電圧を与える入力端の
数と基準電圧を与える入力端の数は、機能テストの内容
に応じて変更することができる。要するに、演算回路の
入力端のうち少なくとも一つの入力端にのみ基準電圧を
供給し、他の入力端には検出電圧を供給するようにして
いればよい。
【0075】また、上記実施例は演算回路がトラッキン
グ機能とフォーカシング機能ための演算を行うものであ
るが、この機能はこれらに限定されるものではない。し
たがて、一つの演算回路に対応する光センサの数も2以
上であればその数を限定されるものではない。
【0076】
【発明の効果】請求項1〜3によれば、一つのテスト端
子にテスト信号を与え、演算回路の出力がこの演算回路
に与えられた検出電圧と基準電圧のアンバランスに応じ
た出力であるか否かを判定することで、機能テストを行
うことができる。したがって、テスト端子が一つでよ
く、このテスト端子を設けることによるスペースの増大
を最小限に抑制することができ、この光センサ内蔵半導
体回路を採用する装置の小形化を図ることができるとい
う効果を奏する。
【0077】また、上記のように、テスト端子を設ける
ことによるスペースの増大を最小限に抑制することがで
きるにも拘らず、機能テストを行うためにコストの高い
テスト用装置を必要とせずかつテストそのものも比較的
簡単に行うことができるため、テストのためのコストが
少なくと済むという効果も奏する。請求項4〜11によ
れば、装置全体を通じてテスト信号は単一であるので、
テスト信号を入力するためのテスト端子は一つで足り
る。このため、テスト端子を設けることによるスペース
の増大を最小限に抑制することができ、この光センサ内
蔵半導体回路を採用する装置の小形化を図ることができ
るという効果を奏する。また、機能テストを行うために
コストの高いテスト用装置を必要とせずかつテストその
ものも比較的簡単に行うことができるため、テストのた
めのコストが少なくと済むという効果も奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による光センサ内蔵半導体集積回路の
ブロック図である。
【図2】トラッキング機能を説明する図である。
【図3】フォーカシング機能を説明する図である。
【図4】スイッチ回路の実施例を示す回路図である。
【図5】発明による他の光センサ内蔵半導体集積回路の
ブロック図である。
【図6】演算回路に対する入力信号供給手段を示す図で
ある。
【図7】バイアスコントロール回路を示す図である。
【図8】従来の光センサ内蔵半導体集積回路のブロック
図である。
【図9】従来の機能テストのための装置を説明する図で
ある。
【符号の説明】
1A〜1F 光センサ 2A〜2F 電流/電圧変換回路 3B,3D〜3F 基準電圧供給端子 4 テスト端子 5 スイッチ回路 6 トラッキング誤差演算回路 7 フォーカシング誤差演算回路 12BA,12DA〜12FA 検出電圧用の電流
/電圧変換回路 12BB,12DB〜12FB 基準電圧用の電流
/電圧変換回路 15B,15D〜15F バイアスコントロール回

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれが受光面積に応じた検出電流を
    出力する4以上の光センサと、 各光センサごとに対応して設けられ、各光センサの検出
    電流を受ける検出電流供給端子と、 前記4以上の光センサの中から選択された2以上の光セ
    ンサに対応してそれぞれ設けられ、かつ、それぞれが対
    応する光センサと同数の入力信号に基づいて所定機能の
    ための演算を行う複数の演算回路と、 テスト信号を与えるためのテスト端子と、 前記各演算回路に対応して少なくとも1以上設けられ、
    それぞれが各演算回路に対応する前記2以上の光センサ
    から選択された所定光センサの検出電流を受ける検出電
    流供給端子と対をなす基準電圧供給端子と、 この基準電圧供給端子に基準電圧を供給する基準電圧供
    給手段と、 前記各基準電圧供給端子に対応して設けられ、それぞれ
    前記テスト端子が接続され、このテスト端子にテスト信
    号が与えられていないときは、前記基準電圧供給端子と
    対をなす検出電流供給端子が受けた検出電流を電流/電
    圧変換してなる検出電圧を、対応する演算回路に入力信
    号として供給し、前記テスト端子にテスト信号が与えら
    れているときは、前記基準電圧供給端子が受けた基準電
    圧を対応する演算回路に入力信号として供給する第1の
    入力信号供給手段と、 前記所定光センサ以外の光センサに対応する検出電流供
    給端子に供給された検出電流を検出電圧に変換する電流
    /電圧変換手段を含み、この検出電圧を、前記所定光セ
    ンサ以外の光センサが対応する演算回路の入力端に入力
    信号として与える第2の入力信号供給手段と、 を備える光センサ内蔵半導体集積回路。
  2. 【請求項2】 前記各第1の入力信号供給手段は、 前記所定光センサに対応する検出電流供給端子に供給さ
    れた検出電流を検出電圧に変換する電流/電圧変換手段
    と、 この電流/電圧変換手段が出力する検出電圧を受ける検
    出電圧供給端子と、 前記テスト端子にテスト信号が与えられていないとき
    は、前記検出電圧供給端子を対応する機能の演算回路の
    入力端に接続するとともに、前記テスト端子にテスト信
    号が与えられているときは、前記検出電圧供給端子を演
    算回路から遮断し且つ基準電圧供給端子を演算回路の入
    力端に接続するスイッチ回路と、 を備える信号供給手段である、請求項1の光センサ内蔵
    半導体集積回路。
  3. 【請求項3】 請求項1の光センサ内蔵半導体集積回路
    であって、 前記テスト端子にテスト信号が与えられていないときは
    前記第1の所定信号を形成し、前記テスト端子にテスト
    信号が与えられているときは前記第2の所定信号を形成
    する切替手段と、 前記各基準電圧供給端子と対をなす検出電圧供給端子
    と、 この検出電圧供給端子とこれと対をなす前記基準電圧供
    給端子とを対応する演算回路の同一入力端に接続する入
    力信号供給回路と、 を備え、かつ、 前記各第1の入力信号供給手段は、前記第1の所定信号
    が与えられたときにのみ、前記所定光センサに対応する
    検出電流供給端子に供給された検出電流を検出電圧に変
    換し、この検出電圧を前記検出電圧供給端子に供給する
    スイッチ回路付き電流/電圧変換回路を備え、 前記基準電圧供給手段は、前記第2の所定信号が与えら
    れたときにのみ、前記基準電圧供給端子に基準電圧を供
    給するスイッチ回路を有する、 請求項1の光センサ内蔵半導体集積回路。
  4. 【請求項4】 4つのフォーカシング用光センサの受光
    部と、 これら4つのフォーカシング用受光部に対応して設けら
    れ、それぞれが対応したフォーカシング用受光部による
    電流信号を電圧信号に変換して出力し、一方と他方の2
    つの群に分けられる4つのフォーカシング用電流電圧変
    換回路と、 前記他方の群におけるフォーカシング用電流電圧変換回
    路に対応して設けられ、テスト信号に応じて、対応のフ
    ォーカシング用電流電圧変換回路からの出力又は基準電
    圧の一方を選択的に出力するフォーカシング用スイッチ
    回路と、 前記一方の群におけるフォーカシング用電流電圧変換回
    路からの出力及び前記他方の群におけるフォーカシング
    用電流電圧変換回路に対応したフォーカシング用スイッ
    チ回路からの出力を受け、これら受けた出力に基づいて
    フォーカシング 誤差信号を出力するフォーカシング誤差
    演算回路と、 を備えた光センサ内蔵半導体集積回路。
  5. 【請求項5】 前記一方の群におけるフォーカシング用
    電流電圧変換回路の数は1つであり、前記他方の群にお
    けるフォーカシング用電流電圧変換回路の数は3つであ
    ることを特徴とする請求項4記載の光センサ内蔵半導体
    集積回路。
  6. 【請求項6】 2つのトラッキング用光センサの受光部
    と、 これら2つのトラッキング用受光部に対応して設けら
    れ、それぞれが対応したトラッキング用受光部による電
    流信号を電圧信号に変換し、出力する一方と他方の2つ
    のトラッキング用電流電圧変換回路と、 前記他方のトラッキング用電流電圧変換回路に対応して
    設けられ、前記テスト信号に応じて、前記他方のトラッ
    キング用電流電圧変換回路からの出力又は基準電圧の一
    方を選択的に出力するトラッキング用スイッチ回路と、 前記一方のトラッキング用電流電圧変換回路からの出力
    及び前記トラッキング用スイッチ回路からの出力を受
    け、これら受けた出力に基づいてトラッキング誤差信号
    を出力するトラッキング誤差演算回路とを、 さらに備えたことを特徴とする請求項4又は請求項5記
    載の光センサ内蔵半導体集積回路。
  7. 【請求項7】 2つの群に分けられる4つのフォーカシ
    ング用光センサの受光部と、 前記2つの群のうちの一方の群におけるフォーカシング
    用受光部に対応して設けられ、対応したフォーカシング
    用受光部による電流信号を電圧信号に変換し、出力する
    第1群のフォーカシング用電流電圧変換回路と、 前記2つの群のうちの他方の群におけるフォーカシング
    用受光部に対応して設けられ、テスト信号に応じて活性
    状態か非活性状態かを制御され、活性状態の時、対応し
    たフォーカシング用受光部による電流信号を電圧信号に
    変換し、出力する第2群のフォーカシング用電流電圧変
    換回路と、 この第2群のフォーカシング用電流電圧変換回路に対応
    して設けられ、前記テスト信号に応じて、前記第2群の
    フォーカシング用電流電圧変換回路とは相補的に、活性
    状態か非活性状態かを制御され、活性状態の時、所定の
    電圧を出力する フォーカシング用所定電圧発生回路と、 前記第2群のフォーカシング用電流電圧変換回路に対応
    して設けられ、対応したフォーカシング用電流電圧変換
    回路からの出力又は対応したフォーカシング用所定電圧
    発生回路からの出力に応じて出力するフォーカシング用
    出力回路と、 前記第1群のフォーカシング用電流電圧変換回路からの
    出力及び前記出力回路からの出力を受け、これら受けた
    出力に基づいてフォーカシング誤差信号を出力するフォ
    ーカシング誤差演算回路と、 を備えた光センサ内蔵半導体集積回路。
  8. 【請求項8】 前記一方の群におけるフォーカシング用
    受光部の数は1つであり、前記他方の群におけるフォー
    カシング用受光部の数は3つであることを特徴とする請
    求項7記載の光センサ内蔵半導体集積回路。
  9. 【請求項9】 2つのトラッキング用光センサの受光部
    と、 一方のトラッキング用受光部に対応して設けられ、一方
    のトラッキング用受光部による電流信号を電圧信号に変
    換し、出力する第1のトラッキング用電流電圧変換回路
    と、 他方のトラッキング用受光部に対応して設けられ、前記
    テスト信号に応じて活性状態か非活性状態かを制御さ
    れ、活性状態の時、他方のトラッキング用受光部による
    電流信号を電圧信号に変換し、出力する第2のトラッキ
    ング用電流電圧変換回路と、 この第2のトラッキング用電流電圧変換回路に対応して
    設けられ、前記テスト信号に応じて、前記第2のトラッ
    キング用電流電圧変換回路とは相補的に、活性状態か非
    活性状態かを制御され、活性状態の時、所定の電圧を出
    力するトラッキング用所定電圧発生回路と、 前記第2のトラッキング用電流電圧変換回路からの出力
    又は前記トラッキング用所定電圧発生回路からの出力に
    応じて出力するトラッキング用出力回路と、 前記第1トラッキング用電流電圧変換回路からの出力及
    び前記トラッキング用出力回路からの出力を受け、これ
    ら受けた出力に基づいてトラッキング誤差信号を出力す
    るトラッキング誤差演算回路とを、 さらに備えたことを特徴とする請求項7又は請求項8記
    載の光センサ内蔵半導 体集積回路。
  10. 【請求項10】 第1電源線と、第2電源線と、基準電
    位線と、をさらに備え、 前記第2群のフォーカシング用電流電圧変換回路の各1
    が、 前記第1電源線に一端が接続された第1抵抗と、 当該第1抵抗の他端に一方主電極が接続された第1導電
    型の第1トランジスタと、 当該第1トランジスタの他方主電極に、一方主電極が共
    通に接続された第1導電型の第2および第3トランジス
    タと、 前記第2トランジスタの他方主電極に一方主電極が接続
    され、前記第2電源線に他方主電極が接続された第2導
    電型の第4トランジスタと、 前記第3トランジスタの他方主電極に一方主電極と制御
    電極とが接続され、前記第2電源線に他方主電極が接続
    され、前記制御電極が前記第4トランジスタの制御電極
    にも接続されている第2導電型の第5トランジスタと、 前記第4トランジスタの前記制御電極と前記一方主電極
    とに、一端と他端とがそれぞれ接続されるコンデンサ
    と、 前記第2トランジスタの制御電極に一端が接続された第
    2抵抗と、 前記第3トランジスタの制御電極と前記基準電位線と
    に、一端と他端とがそれぞれ接続された第3抵抗と、を
    備え、 前記フォーカシング用所定電圧発生回路の各々が、 前記第1電源線に一端が接続された第4抵抗と、 当該第4抵抗の他端に一方主電極が接続された第1導電
    型の第6トランジスタと、 当該第6トランジスタの他方主電極に一方主電極が接続
    され、前記第2トランジスタの前記他方主電極に他方主
    電極が接続された第1導電型の第7トランジスタと、 前記第6トランジスタの前記他方主電極に一方主電極が
    接続され、前記第3トランジスタの前記他方主電極に他
    方主電極が接続された第1導電型の第8ランジスタと、 前記第7トランジスタの制御電極と前記第2抵抗の他端
    とに、一端と他端とがそれぞれ接続された第4抵抗と、 前記第8トランジスタの制御電極と前記基準電位線と
    に、一端と他端とがそれぞれ接続された第5抵抗と、を
    備え、 前記フォーカシング用出力回路の各々が、 前記第1電源線に一端が接続された定電流源と、 当該定電流源の他端と前記第2抵抗の前記他端とに一方
    主電極が接続され、前記第2電源線に他方主電極が接続
    され、前記第2トランジスタの前記他方主電極に制御電
    極が接続された第1導電型の第9トランジスタと、を備
    え、 前記テスト信号とその反転信号の中の、一方と他方と
    が、前記第1トランジスタの制御電極と、前記第6トラ
    ンジスタの制御電極とに、それぞれ入力され、 前記フォーカシング用受光部による前記電流信号は、前
    記第2トランジスタの前記制御電極へ入力され、 前記フォーカシング用所定電圧発生回路の各々は、前記
    第9トランジスタの前記一方主電極から出力する、請求
    項7ないし請求項9のいずれかに記載の光センサ内蔵半
    導体集積回路。
  11. 【請求項11】 第1電源線と、第2電源線と、基準電
    位線と、をさらに備え、 前記第2のトラッキング用電流電圧変換回路が、 前記第1電源線に一端が接続された第1抵抗と、 当該第1抵抗の他端に一方主電極が接続された第1導電
    型の第1トランジスタと、 当該第1トランジスタの他方主電極に、一方主電極が共
    通に接続された第1導電型の第2および第3トランジス
    タと、 前記第2トランジスタの他方主電極に一方主電極が接続
    され、前記第2電源線に他方主電極が接続された第2導
    電型の第4トランジスタと、 前記第3トランジスタの他方主電極に一方主電極と制御
    電極とが接続され、前記第2電源線に他方主電極が接続
    され、前記制御電極が前記第4トランジスタの制御電極
    にも接続されている第2導電型の第5トランジスタと、 前記第4トランジスタの前記制御電極と前記一方主電極
    とに、一端と他端とがそれぞれ接続されるコンデンサ
    と、 前記第2トランジスタの制御電極に一端が接続された第
    2抵抗と、 前記第3トランジスタの制御電極と前記基準電位線と
    に、一端と他端とがそれぞれ接続された第3抵抗と、を
    備え、 前記トラッキング用所定電圧発生回路が、 前記第1電源線に一端が接続された第4抵抗と、 当該第4抵抗の他端に一方主電極が接続された第1導電
    型の第6トランジスタと、 当該第6トランジスタの他方主電極に一方主電極が接続
    され、前記第2トランジスタの前記他方主電極に他方主
    電極が接続された第1導電型の第7トランジスタと、 前記第6トランジスタの前記他方主電極に一方主電極が
    接続され、前記第3トランジスタの前記他方主電極に他
    方主電極が接続された第1導電型の第8ランジスタと、 前記第7トランジスタの制御電極と前記第2抵抗の他端
    とに、一端と他端とがそれぞれ接続された第4抵抗と、 前記第8トランジスタの制御電極と前記基準電位線と
    に、一端と他端とがそれぞれ接続された第5抵抗と、を
    備え、 前記トラッキング用出力回路が、 前記第1電源線に一端が接続された定電流源と、 当該定電流源の他端と前記第2抵抗の前記他端とに一方
    主電極が接続され、前記第2電源線に他方主電極が接続
    され、前記第2トランジスタの前記他方主電極に制御電
    極が接続された第1導電型の第9トランジスタと、を備
    え、 前記テスト信号とその反転信号の中の、一方と他方と
    が、前記第1トランジスタの制御電極と、前記第6トラ
    ンジスタの制御電極とに、それぞれ入力され、 前記他方トラッキング用受光部による前記電流信号は、
    前記第2トランジスタの前記制御電極へ入力され、 前記トラッキング用所定電圧発生回路は、前記第9トラ
    ンジスタの前記一方主 電極から出力する、請求項9に記
    載の光センサ内蔵半導体集積回路。
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