JP2727519B2 - 合成樹脂製壜体の壁構造 - Google Patents

合成樹脂製壜体の壁構造

Info

Publication number
JP2727519B2
JP2727519B2 JP5108289A JP5108289A JP2727519B2 JP 2727519 B2 JP2727519 B2 JP 2727519B2 JP 5108289 A JP5108289 A JP 5108289A JP 5108289 A JP5108289 A JP 5108289A JP 2727519 B2 JP2727519 B2 JP 2727519B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wall portion
wall
bottle
ridge
wall structure
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP5108289A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH02233342A (ja
Inventor
弘章 杉浦
俊夫 八家
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yoshino Kogyosho Co Ltd
Original Assignee
Yoshino Kogyosho Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yoshino Kogyosho Co Ltd filed Critical Yoshino Kogyosho Co Ltd
Priority to JP5108289A priority Critical patent/JP2727519B2/ja
Publication of JPH02233342A publication Critical patent/JPH02233342A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2727519B2 publication Critical patent/JP2727519B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65DCONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
    • B65D1/00Containers having bodies formed in one piece, e.g. by casting metallic material, by moulding plastics, by blowing vitreous material, by throwing ceramic material, by moulding pulped fibrous material, by deep-drawing operations performed on sheet material
    • B65D1/02Bottles or similar containers with necks or like restricted apertures, designed for pouring contents
    • B65D1/0223Bottles or similar containers with necks or like restricted apertures, designed for pouring contents characterised by shape

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Ceramic Engineering (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Containers Having Bodies Formed In One Piece (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、2軸延伸ブロー成形されたポリエチレンテ
レフタレート樹脂製の透明度の高い壜体の壁構造に関す
るもので、二つの壁面部分を屈曲して接続することによ
り壜体の外観形状に重大な影響を与える稜線部分の壁構
造に関する。
〔従来の技術〕
2軸延伸ブロー成形されたポリエチレンテレフタレー
ト樹脂(以下、単にPETと記す)製の壜体は、耐内容物
性、耐薬品性、耐候性、さらには耐衝撃性等の種々の耐
久性に優れていると共に、高い機械的強度および透明性
そして無公害性さらにはガスバリャー性を有しているの
で、各種の液体収納壜体として多量に使用されている。
これらのPET製壜体の有する数多くの特性の内、透明
性は極めて優れたものであって、商品のクリャー感を高
めるのに有効に作用している。
〔発明が解決しようとする課題〕 このように、PET製壜体は優れた透明性を有するもの
なのであるが、同じ優れた透明感を発揮するガラス製壜
体と比べると、PET製壜体は単にクリャーなだけであ
り、ガラス製壜体のように透過光線の屈折によるクリス
タル効果を発揮することがなく、このため視覚的変化の
乏しいものとなっている。
透明性の優れたPET製壜体においてクリスタル効果が
低い大きな原因の一つは、PET製壜体が2軸延伸ブロー
成形品であるために、その肉厚が薄く、このため透過光
線を充分に屈折させることができないためと思われる。
そこで、PET製壜体に充分なクリスタル効果を与える
べくPET製壜体の肉厚を大きくすることが考えられる
が、PET製壜体の肉厚を大きくすると、一つの製品を成
形するのに要する高価なPET材料量が増大し、このため
製品単価が高くなる、2軸延伸ブロー成形技術が極めて
困難となる、2軸延伸変形させないと充分な透明性を得
ることができない、合成樹脂成形品の軽量であると云う
利点が失われる等の重大な不都合が生じることになる。
本発明は、上記した従来技術における問題点を解消す
べく創案されたもので、PET製壜体の肉厚を増大させる
ことなしに、PET製壜体に充分なクリスタル効果を発現
させることを目的としたものである。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するための本発明の手段は、2軸延伸
ブロー成形されたPET製の透明度の高い壜体の壁構造に
関するものであること、 平坦壁構造の第一壁面部分と、この第一壁面部分に屈
曲線を介して接続される、湾曲壁構造の第二壁面部分と
の組合せにより、壜体を角筒壜状に構成すること、 第一壁面部分の第二壁面部分への接続端縁が、第二壁面
部分側にわずかに延長された構造となっていること、 延長された第一壁面部分の接続端縁と対向する第二壁面
部分の接続端縁との間を、小さな曲率半径で湾曲反転し
た稜線壁部分で接続すること、 にある。
〔作用〕
第一壁面部分の接続端縁をそのままわずかに延長し、
この延長された第一壁面部分の接続端縁に第二壁面部分
の接続端縁を稜線壁部分で接続するので、両壁面部分間
に形成される屈曲線、すなわち稜線部分は第一壁面部分
の接続端縁の延長方向に突出した突出稜線を形成するこ
とになる。
この突出稜線部分は、通常の稜線部分に比べてシャー
プに突出することになり、このためこの突出稜線を境に
してその傾斜角度が異なる両壁面部分における透過光線
の屈折方向の違いが強調される。
また、突出稜線の稜線壁部分は、小さい曲率で湾曲反
転しているので、両壁面部分の厚み方向に通過する透過
光線に対してほぼ起立した姿勢に位置することになり、
このため稜線壁部分は透過光線に対して局部的に大きな
壁厚部分を提供することになる。このように、稜線壁部
分は透過光線に対して局部的な大壁厚部分を提供するの
で、この稜線壁部分を通過する透過光線は、隣接する他
の部分、すなわち両壁面部分を通過する透過光線に比べ
てはるかに大きな屈折を受けることになる。
特には、第一壁面部分が平坦壁構造であり、第二壁面
部分が湾曲壁構造であるので、第一壁面部分の接続端縁
の第二壁面部分側への延長寸法がわずかであっても、突
出稜線の突出量が必然的に大きくなり、このため透過光
線に対するより大きな屈折作用を得ることができると共
に、稜線壁部分の湾曲反転の曲率半径を、突出量が大き
い分、大きくすることができるので、その成形が容易と
なる。
〔実施例〕
以下、本発明の一実施例を、図面を参照しながら説明
する。
第1図は、本発明をPET製大型2軸延伸ブロー成形壜
体(1.5)に実施した例を示す正面図で、壜体1は、
下端に底部10を連設した四角筒形状の胴部7の上端にテ
ーパ筒状の肩部6を介して口部5を起立連設して構成さ
れ、胴部7のほぼ中央には耐内圧性を高めるための中央
周溝8が凹設されており、この中央周溝8により上下に
分割された胴部7の各壁部分には、変形により壜体1内
に発生した負圧を変形吸収するための変形パネル壁9が
それぞれ形成されている。
本発明による壁構造は、この壜体1の肩部6と底部10
とに施されており、肩部6の場合は、口部5下端に連続
してテーパー円筒状壁部分が第二壁面部分3を構成し、
この第二壁面部分3の下端部分をほぼ八等分する形態で
斜めに平坦に切り取って位置する平坦壁部分が第一壁面
部分2を構成しており、また底部10の場合は、第2図お
よび第3図に示すように、上方に拡がったテーパー円筒
状壁部分である底部10の周壁が第二壁面部分3を構成
し、この第二壁面部分3の上半部分を胴部7の平坦壁部
分に連続して斜めに平坦に切り取って位置する平坦壁部
分が第一壁面部分2を構成している。
この本発明による壁構造の具体例を、第2図に示した
底部10への実施例におけるII−II線に沿って切断矢視し
た断面図として第4図に示し、この第4図の特に突出稜
線4部分の拡大図を第5図に示す。
第5図に実線図示した本発明の壁構造の突出稜線4部
分の壁構造と、二点鎖線で示した従来の稜線部分の壁構
造とを比較すると明らかなように、本発明の場合は、そ
の突出稜線4の突出量が従来の稜線構造に比べてはるか
に大きく、また突出稜線4を構成する稜線壁部分4aは小
さい曲率で反転湾曲しているために、その一部を起立し
たリブ壁片状に位置させることになる。このように、図
示実施例では、第一壁面部分2と第二壁面部分3との接
続部分が、胴部7と肩部6との境界部分と、胴部7と底
部10との境界部分との二箇所に、すなわち壜体1の上下
両端部に位置することになり、壜体1の上下両端部分が
クリスタル装飾効果を発揮することになる。
〔発明の効果〕
本発明は上記した構成となっているので、以下に示す
効果を奏する。
第一壁面部分と第二壁面部分との境界部分である突出
稜線の突出量が大きいので、この突出稜線部分が形成す
る角部がシャープに観察されることになり、これにより
両壁面部分間の透過光線の屈折程度の差が強調され、発
揮されるクリスタル効果が強調される。
突出稜線の湾曲反転した稜線壁部分の一部が、両壁面
部分に対して起立したリブ壁片状に位置することになる
ので、このリブ壁片状に位置した稜線壁部分は通過する
透過光線に対して肉厚部分を提供することになり、これ
により透過光線に対して充分な屈折を与えることがで
き、もってより顕著なクリスタル効果を発揮することに
なる。
突出稜線は、第一壁面部分の接続端縁をわずかに延長
し、この延長された接続端縁を湾曲反転した稜線壁部分
で第二壁部分の接続端縁に接続するだけであるので、新
設および既設の成形金型を問わず、簡単にかつ精度良く
実施することができ、またその成形操作も従来通りで良
い。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の一実施例を肩部と底部とに実施した
PET製大型2軸延伸ブロー成形壜体を示す正面図であ
る。 第2図は、第1図に示した壜体の底部の拡大正面図であ
る。 第3図は、第1図に示した壜体の底部の底面図である。 第4図は、第2図中、II−II線に沿って切断矢視した壁
の断面図である。 第5図は、第4図に示した断面図の突出稜線部分の拡大
図である。 符号の説明 1;壜体、2;第一壁面部分、3;第二壁面部分、4;突出稜
線、4a;稜線壁部分、5;口部、6;肩部、7;胴部、8;中央
周溝、9;変形パネル壁、10;底部。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】2軸延伸ブロー成形されたポリエチレンテ
    レフタレート樹脂製の透明度の高い壜体において、平坦
    壁構造の第一壁面部分(2)と、該第一壁面部分(2)
    に屈曲線を介して接続される、湾曲壁構造の第二壁面部
    分(3)との組合せにより、前記壜体(1)を角筒壜状
    に構成し、前記第一壁面部分(2)の第二壁面部分
    (3)への接続端縁を、前記第二壁面部分(3)側にわ
    ずかに延長し、該延長さた第一壁面部分(2)の接続端
    縁を第二壁面部分(3)の接続端縁に小さい曲率半径で
    湾曲反転した稜線壁部分(4a)を介して接続して成る合
    成樹脂製壜体の壁構造。
JP5108289A 1989-03-03 1989-03-03 合成樹脂製壜体の壁構造 Expired - Fee Related JP2727519B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5108289A JP2727519B2 (ja) 1989-03-03 1989-03-03 合成樹脂製壜体の壁構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5108289A JP2727519B2 (ja) 1989-03-03 1989-03-03 合成樹脂製壜体の壁構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02233342A JPH02233342A (ja) 1990-09-14
JP2727519B2 true JP2727519B2 (ja) 1998-03-11

Family

ID=12876895

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5108289A Expired - Fee Related JP2727519B2 (ja) 1989-03-03 1989-03-03 合成樹脂製壜体の壁構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2727519B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008030817A (ja) * 2006-07-31 2008-02-14 Yoshino Kogyosho Co Ltd 合成樹脂製ボトル

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS581465Y2 (ja) * 1979-06-11 1983-01-11 キユーピー株式会社 容器
JPH0423765Y2 (ja) * 1984-09-06 1992-06-03
JPS6252035A (ja) * 1985-07-30 1987-03-06 株式会社吉野工業所 リブを設けたへこみパネルを有する容器
JPS6252035U (ja) * 1985-09-20 1987-03-31
JPS649146A (en) * 1987-06-30 1989-01-12 Dainippon Printing Co Ltd Heat resistant bottle for hot filling

Also Published As

Publication number Publication date
JPH02233342A (ja) 1990-09-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR0172956B1 (ko) 합성수지제 병체
CA2191299A1 (en) Bottle having a handle formed by stretch blow molding
JP4823589B2 (ja) 合成樹脂製ボトル
JP2006327677A (ja) 合成樹脂製ボトル
JP2000127231A (ja) 延伸ブロー成形による薄肉ボトル
WO2004031039A1 (ja) 把手付き合成樹脂製ボトル
JP2727519B2 (ja) 合成樹脂製壜体の壁構造
JP4993286B2 (ja) 合成樹脂製容器
JPH10203521A (ja) 折り畳み可能なプラスチックボトル
JP2833481B2 (ja) 耐座屈性プラスチックボトル
JP4111823B2 (ja) 熱可塑性合成樹脂製壜体容器の製造方法
JP2511604Y2 (ja) 合成樹脂製2軸延伸ブロ―成形壜体
JP2949459B2 (ja) ポリエチレンテレフタレート樹脂製中空容器
JPH0123936Y2 (ja)
JP3106716B2 (ja) ネジ部を有するプリフォーム
JPH0130340Y2 (ja)
JPH0699964A (ja) 二軸延伸ブロー成形容器
JPH11115922A (ja) 減圧吸収機能付き壜体
JP2003040233A (ja) 合成樹脂製ボトル型容器

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081212

Year of fee payment: 11

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees