JP2727313B2 - クリック付勢装置 - Google Patents
クリック付勢装置Info
- Publication number
- JP2727313B2 JP2727313B2 JP33604795A JP33604795A JP2727313B2 JP 2727313 B2 JP2727313 B2 JP 2727313B2 JP 33604795 A JP33604795 A JP 33604795A JP 33604795 A JP33604795 A JP 33604795A JP 2727313 B2 JP2727313 B2 JP 2727313B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- spring
- receiving plate
- compression coil
- support rod
- coil spring
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Description
【０００１】
【発明が属する技術分野】 本発明は扉用ハンドル装置
やロック装置等に組み込み使用され、基準線で作用方向
が反転して被付勢体を２つの安定状態のいずれかに保持
するクリック付勢装置に関するものである。
やロック装置等に組み込み使用され、基準線で作用方向
が反転して被付勢体を２つの安定状態のいずれかに保持
するクリック付勢装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】 圧縮コイルバネの復元力を利用した従
来のクリック付勢装置としては、図４に示したものがあ
る。この従来装置は、固定枢軸１５で中間部を支持さ
れ、一方端に入力部１６を設けた操作レバー１７と、操
作レバー１７の他方端に可動枢軸１８により基端部を連
結されたバネ支持ロッド１９と、支持体に固定され、バ
ネ支持ロッド１９の先端部が嵌挿される受孔２１を設け
たバネ受け板２０と、バネ支持ロッド１９に外嵌めさ
れ、バネ支持ロッド１９の基端肩部２２と固定バネ受け
板２０との間に圧縮される圧縮コイルバネ２３とから成
り、操作レバー１７の入力部１６には被付勢体２４が可
動枢軸２５によって連結される。
来のクリック付勢装置としては、図４に示したものがあ
る。この従来装置は、固定枢軸１５で中間部を支持さ
れ、一方端に入力部１６を設けた操作レバー１７と、操
作レバー１７の他方端に可動枢軸１８により基端部を連
結されたバネ支持ロッド１９と、支持体に固定され、バ
ネ支持ロッド１９の先端部が嵌挿される受孔２１を設け
たバネ受け板２０と、バネ支持ロッド１９に外嵌めさ
れ、バネ支持ロッド１９の基端肩部２２と固定バネ受け
板２０との間に圧縮される圧縮コイルバネ２３とから成
り、操作レバー１７の入力部１６には被付勢体２４が可
動枢軸２５によって連結される。
【０００３】作用方向が反転する基準線Ｌは固定枢軸１
５と前記受孔２１の中心を結ぶ直線である。操作レバー
１７とバネ支持ロッド１９が図４に実線で示した位置に
あり、可動枢軸１８が基準線Ｌの左側にあるときには、
圧縮コイルバネ２３の復元力は操作レバー１７を固定枢
軸１５を中心に反時計回り方向に回転付勢する力として
作用しており、被付勢体２４は基準線Ｌの右側に牽引さ
れた状態に安定に保持されている。
５と前記受孔２１の中心を結ぶ直線である。操作レバー
１７とバネ支持ロッド１９が図４に実線で示した位置に
あり、可動枢軸１８が基準線Ｌの左側にあるときには、
圧縮コイルバネ２３の復元力は操作レバー１７を固定枢
軸１５を中心に反時計回り方向に回転付勢する力として
作用しており、被付勢体２４は基準線Ｌの右側に牽引さ
れた状態に安定に保持されている。
【０００４】被付勢体２４の左側への移動によって操作
レバー１７が固定枢軸１５を中心に時計回り方向に回転
させられた場合、可動枢軸１８が基準線Ｌを右側に越え
た瞬間に作用方向が反転し、操作レバー１７は圧縮コイ
ルバネ２３の復元力によって時計回り方向に回転付勢さ
れ、図４に仮想線で示した位置にて回転が停止する。こ
れによって被付勢体２４は基準線Ｌの左側に牽引された
状態に安定に保持される。
レバー１７が固定枢軸１５を中心に時計回り方向に回転
させられた場合、可動枢軸１８が基準線Ｌを右側に越え
た瞬間に作用方向が反転し、操作レバー１７は圧縮コイ
ルバネ２３の復元力によって時計回り方向に回転付勢さ
れ、図４に仮想線で示した位置にて回転が停止する。こ
れによって被付勢体２４は基準線Ｌの左側に牽引された
状態に安定に保持される。
【０００５】このように作動する従来装置では、バネ受
け板２０が支持体に固定されており、圧縮コイルバネ２
３の末端部がバネ受け板２０にほぼ全周にて当接してい
るため、圧縮コイルバネ２３が可動枢軸１８の位置に対
応して伸縮動作するとき、図５に示したように圧縮コイ
ルバネ２３は長さ方向の中心軸線に対して湾曲変形する
ことになり、無駄な力を発生させている。
け板２０が支持体に固定されており、圧縮コイルバネ２
３の末端部がバネ受け板２０にほぼ全周にて当接してい
るため、圧縮コイルバネ２３が可動枢軸１８の位置に対
応して伸縮動作するとき、図５に示したように圧縮コイ
ルバネ２３は長さ方向の中心軸線に対して湾曲変形する
ことになり、無駄な力を発生させている。
【０００６】圧縮コイルバネの復元力の一部が前記湾曲
変形に消費されるため、設計に際しては復元力の全部が
有効利用できる理想的な使用形態と比べて、一回り大き
な圧縮コイルバネを組み込む必要があり、これによって
余分な部品コストを生じさせ、装置全体の小型化を妨げ
ることになる。
変形に消費されるため、設計に際しては復元力の全部が
有効利用できる理想的な使用形態と比べて、一回り大き
な圧縮コイルバネを組み込む必要があり、これによって
余分な部品コストを生じさせ、装置全体の小型化を妨げ
ることになる。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】 したがって本発明の
目的は、圧縮コイルバネの湾曲変形がなく、圧縮コイル
バネの復元力の全部を有効利用できるクリック付勢装置
を提供することである。
目的は、圧縮コイルバネの湾曲変形がなく、圧縮コイル
バネの復元力の全部を有効利用できるクリック付勢装置
を提供することである。
【０００８】
【課題を解決するための手段】 以下、添付図面中の参
照符号を用いて説明すると、本発明のクリック付勢装置
は、第１固定枢軸１で支持され、入力部２を有する操作
レバー３と、操作レバー３に可動枢軸４により基端部を
連結されたバネ支持ロッド５と、第２固定枢軸６で基端
部を支持され、先端部側にバネ受け板部７を設け、該バ
ネ受け板部７にバネ支持ロッド５の先端部が嵌挿される
受孔８を設けたバネ受け板９と、バネ支持ロッド５に外
嵌めされ、バネ支持ロッド５の基端肩部１０と前記バネ
受け板部７との間に圧縮される圧縮コイルバネ１１とか
ら成る。
照符号を用いて説明すると、本発明のクリック付勢装置
は、第１固定枢軸１で支持され、入力部２を有する操作
レバー３と、操作レバー３に可動枢軸４により基端部を
連結されたバネ支持ロッド５と、第２固定枢軸６で基端
部を支持され、先端部側にバネ受け板部７を設け、該バ
ネ受け板部７にバネ支持ロッド５の先端部が嵌挿される
受孔８を設けたバネ受け板９と、バネ支持ロッド５に外
嵌めされ、バネ支持ロッド５の基端肩部１０と前記バネ
受け板部７との間に圧縮される圧縮コイルバネ１１とか
ら成る。
【０００９】作用方向が反転する基準線Ｌは第１固定枢
軸１と第２固定枢軸６の中心を結ぶ直線である。操作レ
バー３とバネ支持ロッド５が図１に実線で示した位置に
あり、可動枢軸４が基準線Ｌの左側にあるときには、圧
縮コイルバネ１１の復元力は操作レバー３を第１固定枢
軸１を中心に反時計回り方向に回転付勢する力として作
用しており、被付勢体１３は基準線Ｌの右側に牽引され
た状態に安定に保持されている。
軸１と第２固定枢軸６の中心を結ぶ直線である。操作レ
バー３とバネ支持ロッド５が図１に実線で示した位置に
あり、可動枢軸４が基準線Ｌの左側にあるときには、圧
縮コイルバネ１１の復元力は操作レバー３を第１固定枢
軸１を中心に反時計回り方向に回転付勢する力として作
用しており、被付勢体１３は基準線Ｌの右側に牽引され
た状態に安定に保持されている。
【００１０】被付勢体１３の左側への移動によって操作
レバー３が第１固定枢軸１を中心に時計回り方向に回転
させられた場合、可動枢軸４が基準線Ｌを右側に越えた
瞬間に作用方向が反転し、操作レバー３は圧縮コイルバ
ネ１１の復元力によって時計回り方向に回転付勢され、
図１に仮想線で示した位置にて回転が停止する。これに
よって被付勢体１３は基準線Ｌの左側に牽引された状態
に安定に保持される。
レバー３が第１固定枢軸１を中心に時計回り方向に回転
させられた場合、可動枢軸４が基準線Ｌを右側に越えた
瞬間に作用方向が反転し、操作レバー３は圧縮コイルバ
ネ１１の復元力によって時計回り方向に回転付勢され、
図１に仮想線で示した位置にて回転が停止する。これに
よって被付勢体１３は基準線Ｌの左側に牽引された状態
に安定に保持される。
【００１１】このクリック付勢装置では、圧縮コイルバ
ネ１１が可動枢軸４の位置に対応して伸縮動作すると
き、バネ受け板部７に圧縮コイルバネ１１の末端が当接
しているバネ受け板９は第２固定枢軸６を中心に回転す
るので、バネ受け板部７は圧縮コイルバネ１１の長さ方
向の中心軸線に対して常に直角に配置され、圧縮コイル
バネ１１は中心軸線に対して湾曲変形しない。
ネ１１が可動枢軸４の位置に対応して伸縮動作すると
き、バネ受け板部７に圧縮コイルバネ１１の末端が当接
しているバネ受け板９は第２固定枢軸６を中心に回転す
るので、バネ受け板部７は圧縮コイルバネ１１の長さ方
向の中心軸線に対して常に直角に配置され、圧縮コイル
バネ１１は中心軸線に対して湾曲変形しない。
【００１２】
【発明の実施の形態】 図示した本発明の実施形態で
は、バネ受け板９は第２固定枢軸６で支持体１２に枢着
される細長い板部分とバネ受け板部７とによってＬ字状
に形成されている。バネ支持ロッド５は帯板状に構成さ
れ、バネ受け板部７の受孔８は角孔状に形成されてい
る。前記支持体１２はクリック付勢装置が組み込まれる
対象装置の固定部分で構成される。被付勢体１３は該対
象装置の可動部分によって構成される。操作レバー３は
中間部にて支持体１２に枢着され、入力部２は一方端部
に設けられ、バネ支持ロッド５は操作レバー３の他方端
部に枢着されている。
は、バネ受け板９は第２固定枢軸６で支持体１２に枢着
される細長い板部分とバネ受け板部７とによってＬ字状
に形成されている。バネ支持ロッド５は帯板状に構成さ
れ、バネ受け板部７の受孔８は角孔状に形成されてい
る。前記支持体１２はクリック付勢装置が組み込まれる
対象装置の固定部分で構成される。被付勢体１３は該対
象装置の可動部分によって構成される。操作レバー３は
中間部にて支持体１２に枢着され、入力部２は一方端部
に設けられ、バネ支持ロッド５は操作レバー３の他方端
部に枢着されている。
【００１３】
【発明の効果】 以上のように本発明のクリック付勢装
置では、バネ受け板９は第２固定枢軸６で基端部を支持
され、先端部側にバネ受け板部７を設けたものであるか
ら、バネ受け板部７が常に圧縮コイルバネ１１の中心軸
線に対して直角に配置されることになり、圧縮コイルバ
ネ１１に湾曲が発生せず、圧縮コイルバネ１１の復元力
の全部を有効利用することができる。そのため、設計上
必要とされる最小限の大きさの圧縮コイルバネを用いれ
ば足りるので、部品コストを削減でき、クリック付勢装
置の小型化、ひいては付勢装置を組み込む対象装置全体
の小型化にも貢献することができる。
置では、バネ受け板９は第２固定枢軸６で基端部を支持
され、先端部側にバネ受け板部７を設けたものであるか
ら、バネ受け板部７が常に圧縮コイルバネ１１の中心軸
線に対して直角に配置されることになり、圧縮コイルバ
ネ１１に湾曲が発生せず、圧縮コイルバネ１１の復元力
の全部を有効利用することができる。そのため、設計上
必要とされる最小限の大きさの圧縮コイルバネを用いれ
ば足りるので、部品コストを削減でき、クリック付勢装
置の小型化、ひいては付勢装置を組み込む対象装置全体
の小型化にも貢献することができる。
【図１】 本発明の一実施形態に係るクリック付勢装置
の作動状態を示す正面図である。
の作動状態を示す正面図である。
【図２】 図１クリック付勢装置に用いたバネ受け板の
正面図である。
正面図である。
【図３】 図１のバネ受け板の底面図である。
【図４】 従来のクリック付勢装置の作動状態を示す正
面図である。
面図である。
【図５】 図４のクリック付勢装置における圧縮コイル
バネの湾曲状態を示す正面図である。
バネの湾曲状態を示す正面図である。
１ 第１固定枢軸 ２ 入力部 ３ 操作レバ− ４ 可動枢軸 ５ バネ支持ロッド ６ 第２固定枢軸 ７ バネ受け板部 ８ 受孔 ９ バネ受け板 １０ 基端肩部 １１ 圧縮コイルバネ １２ 第２固定枢軸の支持体 １３ 被付勢体 １４ 可動枢軸 １５ 固定枢軸 １６ 入力部 １７ 操作レバ− １８ 可動枢軸 １９ バネ支持ロッド ２０ バネ受け板 ２１ 受孔 ２２ 基端肩部 ２３ 圧縮コイルバネ ２４ 被付勢体 ２５ 可動枢軸
Claims (1)
- 【請求項１】 第１固定枢軸１で支持され、入力部２を
有する操作レバー３と、操作レバー３に可動枢軸４によ
り基端部を連結されたバネ支持ロッド５と、第２固定枢
軸６で基端部を支持され、先端部側にバネ受け板部７を
設け、該バネ受け板部７にバネ支持ロッド５の先端部が
嵌挿される受孔８を設けたバネ受け板９と、バネ支持ロ
ッド５に外嵌めされ、バネ支持ロッド５の基端肩部１０
と前記バネ受け板部７との間に圧縮される圧縮コイルバ
ネ１１とから成るクリック付勢装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33604795A JP2727313B2 (ja) | 1995-11-30 | 1995-11-30 | クリック付勢装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33604795A JP2727313B2 (ja) | 1995-11-30 | 1995-11-30 | クリック付勢装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09151633A JPH09151633A (ja) | 1997-06-10 |
| JP2727313B2 true JP2727313B2 (ja) | 1998-03-11 |
Family
ID=18295156
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP33604795A Expired - Lifetime JP2727313B2 (ja) | 1995-11-30 | 1995-11-30 | クリック付勢装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2727313B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100714234B1 (ko) * | 2005-08-26 | 2007-05-07 | 경은천 | 방파대 |
-
1995
- 1995-11-30 JP JP33604795A patent/JP2727313B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH09151633A (ja) | 1997-06-10 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
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