JP2727159B2 - 精密機器用小型インシュレータおよび防振支持装置 - Google Patents

精密機器用小型インシュレータおよび防振支持装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、精密機器用小型イン
シュレータおよび防振支持装置に関し、さらに詳しく
は、ハードディスクドライブ、携帯用コンパクトディス
クプレーヤー、車載用コンパクトディスクプレーヤー等
の防振に用いられる精密機器用小型インシュレータおよ
び防振支持装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図10に、従来の精密機器用小型インシ
ュレータの一例を示す。この精密機器用小型インシュレ
ータ500は、防振ゴム筒状体51の一端にプレート5
2bを当接し、他端にプレート53aを当接し、そのプ
レート53aに芯体53bを挿通した構造である。前記
芯体53bは、精密機器または振動する台に対する位置
決めに用いられる。この精密機器用小型インシュレータ
500を介して、振動する台の上に精密機器を載置する
と、前記防振ゴム筒状体51により振動が遮断される。
【0003】従来の精密機器用小型インシュレータの他
例としては、特開平3−282031号公報に記載の
「防振ダンパー」が知られている。図11に、その防振
ダンパーの断面図を示す。この防振ダンパー600は、
ゴム容器状体61とプレート62bの間に、ガラスビー
ズを混合したシリコーンオイル64を密封すると共に、
ゴム容器状体61上に芯体63bを立てた構造である。
この防振ダンパー600を介して、振動する台の上に精
密機器を載置すると、前記シリコーンオイル64の粘性
抵抗により振動が遮断される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の精密機器用
小型インシュレータ500では、防振ゴムにより振動を
緩衝しているだけなので、防振効果が小さい問題点があ
る。一方、上記従来の防振ダンパー600では、シリコ
ーンオイル64を密封する必要があるため、組立が煩雑
になる問題点がある。また、時としてオイル漏れが発生
し、精密機器に損傷を与える問題点がある。そこで、こ
の発明の目的は、大きな防振効果を得られると共に、組
立が容易であり、且つ、オイル漏れを生じない精密機器
用小型インシュレータおよび防振支持装置を提供するこ
とにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】第1の観点では、この発
明は、弾性体からなる中空柱状体の外側部材と、その外
側部材の内側に位置する中空筒状部を有しその中空筒状
部の一端は前記外側部材の一端より引込んだ位置にあり
且つ開口を有し他端には前記外側部材の他端に当接する
フランジ部を有する中間部材と、前記外側部材の一端に
当接するプレート部およびそのプレート部から突出して
前記中間部材の開口からその中空筒状部内に挿入される
芯体を有する内側部材と、前記中空筒状部と前記芯体の
間の空隙に充填されるグリース状物とを備えたことを特
徴とする精密機器用小型インシュレータを提供する。
【0006】第2の観点では、この発明は、弾性体から
なる中空柱状部およびその中空柱状部の内側に位置する
中空筒状部を有しこの中空筒状部の一端は前記中空柱状
部の一端から引き込んだ位置にあり且つ開口を有しこの
中空筒状部の他端は前記中空柱状部の他端と一体である
外側部材と、この外側部材の一端に当接するプレート部
およびそのプレート部から突出して前記中空筒状部の開
口からその中に挿入される芯体を有する内側部材と、前
記中空筒状部と前記芯体の間の空隙に充填されるグリー
ス状物とを備えたことを特徴とする精密機器用小型イン
シュレータを提供する。上記構成において、前記中空柱
状部は、球面状とするのが好ましい。
【0007】第3の観点では、この発明は、被支持体の
重量を支えるバネと、前記被支持体への振動を緩衝する
請求項1から請求項3のいずれかに記載の精密機器用小
型インシュレータとを具備したことを特徴とする防振支
持装置を提供する。
【0008】上記構成において、弾性体は、防振効果を
有する弾性体であり、いわゆる防振ゴム(加硫ゴム)
や,熱可塑性エラストマーである。また、上記構成にお
いて、グリース状物は、半固体または固体状の潤滑剤で
あって漏出防止の観点から、滴点が使用時の温度よりも
高いものを用いるのが好ましい。
【0009】
【作用】上記第1の観点による精密機器用小型インシュ
レータでは、外側部材の弾性体が振動を緩衝するのに加
えて、グリース状物の粘性によっても振動が吸収され
る。このため、大きな防振効果が得られる。また、グリ
ース状物が半固体または固体状であるため漏出しないか
ら、密封する必要がない。従って、組立が容易になる。
また、オイル漏れにより精密機器に損傷を与える心配も
ない。
【0010】上記第2の観点による精密機器用小型イン
シュレータでは、上記第1の観点による精密機器用小型
インシュレータの作用に加えて、芯体の挿入される中空
筒状部が前記中空柱状部と他端で一体になった弾性体で
あるから、芯体の傾きに対する自由度を有している。こ
のため、芯体の軸方向に垂直な方向の振動も弾性体が緩
衝し、大きな防振効果が得られる。また、部品点数を少
なく出来る。なお、前記中空柱状部を球面状とすれば、
芯体の軸方向に垂直な方向の振動を中空柱状部のころが
り運動によって吸収できるので、この方向の緩衝性を向
上できる。
【0011】上記第3の観点による防振支持装置では、
バネにより被支持体を支持することにより、上記精密機
器用小型インシュレータが被支持体の重量を支える負担
を少なくしている。このため、精密機器用小型インシュ
レータに柔らかい弾性体を使用できるので、大きな防振
効果が得られる。また、精密機器用小型インシュレータ
のヘタリが少なくなり、耐久性を向上できる。
【0012】
【実施例】以下、図に示す実施例によりこの発明をさら
に詳細に説明する。なお、これによりこの発明が限定さ
れるものではない。 実施例1 図1は、この発明の実施例1の精密機器用小型インシュ
レータを示す断面図である。この精密機器用小型インシ
ュレータ100は、外側部材1と、中間部材2と、内側
部材3と、グリース状物4とを備えて構成される。
【0013】外側部材1は、ポリウレタンゴムからなる
円筒状の中空柱状体であり、その内壁の中央付近にリン
グ状突出部1aを有している。外側部材1のサイズは、
例えば、高さ11.5mm、外径9.5mm、内径5.
0mmである。
【0014】中間部材2は、ポリアセタール樹脂製であ
る。この中間部材2の中空円筒状部2aの一端は、前記
外側部材1の一端より引込んだ位置にあり、且つ、開口
2cを有している。その中空円筒状部2aは、前記リン
グ状突出部1aで支持されている。また、前記中空円筒
状部2aの他端には、フランジ部2bを有している。そ
のフランジ部2bは、前記外側部材1の他端に当接して
いる。中空円筒状部2aのサイズは、例えば、高さ7.
0mm、外径3.3mm、内径2.1〜2.3mmであ
る。
【0015】内側部材3は、前記外側部材1の一端に当
接するプレート部3aと、そのプレート部3aから突出
して前記中間部材2の開口2cから中空円筒状部2a内
に挿入される芯体3bとを有している。プレート部3a
は、ポリアセタール樹脂製である。芯体3bは、ステン
レス製である。芯体3bのサイズは、例えば、直径2.
0mm、中空円筒状部2a内に挿入される部分の長さ
5.0mmである。
【0016】なお、中間部材2および内側部材3は、上
記材料に限定されるわけではなく、樹脂材料、金属材
料、ゴム材料、熱可塑性エラストマー等の中から要求特
性に応じて適宜選択することが出来る。
【0017】グリース状物4は、シリコーン系グリース
(信越化学工業株式会社製:G330:稠度297(2
5℃/未混和))であり、前記中空円筒状部2aの内面
と前記芯体3bの外面の間の空隙に充填されている。グ
リースは、滴点が使用時の温度よりも高いものが好まし
い。なお、グリース状物4としては、グリースの外に、
ポリプロピレングリコールやポリビニルアルコール水溶
液などの液状ポリマーの粘度の高いものを使用できる。
また、上記のものにガラスビーズ等を混入させたもので
もよい。前記空隙のサイズは、例えば長さ5.0mm、
ギャップ0.05mmである。
【0018】図2に、上記精密機器用小型インシュレー
タ100の組立説明図を示す。まず、外側部材1の一端
側から中空円筒状部2aを挿入し、中空円筒状部2aを
リング状突出部1aで支持させ、且つ、外側部材1の一
端とフランジ部2bとを当接させる。次に、インサート
成形によりプレート部3aと一体化した芯体3bの先端
近傍にグリース状物4を塗布する。そして、外側部材1
の一端側から芯体3bを入れ、中空円筒状部2aに挿入
する。
【0019】以上の精密機器用小型インシュレータ10
0では、外側部材1が振動を緩衝するのに加えて、グリ
ース状物4の粘性によっても振動が吸収される。このた
め、大きな防振効果が得られる。また、グリース状物4
が半固体または固体状であるため、漏出しないから密封
する必要がなく、組立が簡単である。また、オイル漏れ
により精密機器に損傷を与える心配もない。さらに、外
側部材1の材質や形状、中空円筒状部2aの内面と芯体
3bの外面の間の空隙の長さやギャップ、グリース状物
4の材質により、目的に合わせて幅広く防振特性を調整
することが出来る利点もある。
【0020】上記精密機器用小型インシュレータ100
に対する振動減衰試験を行った。すなわち、加振機の上
に上記精密機器用小型インシュレータ100を4個載
せ、それら精密機器用小型インシュレータ100の上に
アクリル板を載せ、そのアクリル板の中央に750gの
重りを載せ、その重りの上に加速度ピックアップを取り
付け、入力加速度0.5Gのときの加振機から加速度ピ
ックアップに伝わる振動の周波数特性を計測した。ま
た、比較のために、グリース状物4を入れないで、同様
に振動の周波数特性を計測した。図3に、グリース状物
4を入れた場合の垂直方向の振動の周波数特性を示す。
共振周波数(fo)=30Hz(A点において)、共振
倍率(Q)=3.34dBである。一方、図4に、グリ
ース状物4を入れない場合の垂直方向の振動の周波数特
性を示す。fo=22.5Hz(B点において)、Q=
6.04dBである。この発明にかかる精密機器用小型
インシュレータ100の方がQが低くなっており、防振
性能に優れていることが判明した。
【0021】実施例2 図5は、この発明の実施例2の精密機器用小型インシュ
レータを示す断面図である。この精密機器用小型インシ
ュレータ200は、外側部材21と、内側部材23と、
グリース状物24とを備えて構成される。
【0022】外側部材21は、ポリウレタンゴム,ブチ
ルゴムなどの弾性体からなる球面状の中空柱状部21a
およびその内側に位置する中空円筒状部21bを有して
いる。中空円筒状部21bの一端は、前記外側部材21
の一端より引込んだ位置にあり、且つ、開口21cを有
している。また、中空円筒状部21bの他端は、中空柱
状部21aの他端と一体になっている。中空柱状部21
aの他端には、フランジ部21dが形成されている。中
空柱状部21aのサイズは、例えば、高さ15mm、最
大外径15mm、最大内径10mmである。また、中空
円筒状部21bのサイズは、例えば、高さ9.0mm、
内径2.1〜2.3mmである。
【0023】内側部材23は、前記外側部材1の一端に
当接するプレート部23aと、そのプレート部23aか
ら突出して前記開口21cから中空円筒状部21b内に
挿入される芯体23bとを有している。プレート部23
aは、ポリアセタール樹脂製である。芯体23bは、ス
テンレス製である。芯体23bのサイズは、例えば、直
径2.0mm、中空円筒状部21b内に挿入される部分
の長さ5.0mmである。
【0024】なお、内側部材23は、上記材料に限定さ
れるわけではなく、樹脂材料、金属材料、ゴム材料、熱
可塑性エラストマー等の中から要求特性に応じて適宜選
択することが出来る。
【0025】グリース状物24は、シリコーン系グリー
ス(信越化学工業株式会社製:G331:稠度308
(25℃/未混和))であり、前記中空円筒状部21b
の内面と前記芯体23bの外面の間の空隙に充填されて
いる。グリースは、滴点が使用時の温度よりも高いもの
が好ましい。なお、グリース状物24としては、グリー
スの外に、ポリプロピレングリコールやポリビニルアル
コール水溶液などの液状ポリマーの粘度の高いものを使
用できる。また、上記のものにガラスビーズ等を混入さ
せたものでもよい。前記空隙のサイズは、例えば、長さ
5.0mm、ギャップ0.05〜0.15mmである。
【0026】上記精密機器用小型インシュレータ200
の組立は、まず、インサート成形によりプレート部23
aと一体化した芯体23bの先端近傍にグリース状物2
4を塗布する。そして、外側部材21の一端側から芯体
23bを入れ、中空円筒状部21bに挿入する。
【0027】以上の精密機器用小型インシュレータ20
0では、実施例1の効果に加えて、中空円筒状部21b
が弾性体であるため芯体23bの傾きに対する自由度を
有しており、芯体の軸方向に垂直な方向の振動も外側部
材21が緩衝する。従って、より大きな防振効果が得ら
れる。また、部品点数が少なくなる。さらに、外側部材
21の材質や形状、中空円筒状部21bの内面と芯体2
3bの外面の間の空隙の長さやギャップ、グリース状物
24の材質により、目的に合わせて幅広く防振特性を調
整することが出来る利点もある。特に、この実施例のよ
うに中空柱状部21aを球面状とすれば、芯体23bの
軸方向に垂直な方向の振動を中空柱状部21aのころが
り運動によって吸収できるのでこの方向の緩衝性をより
一層向上できる。
【0028】上記精密機器用小型インシュレータ200
に対する振動減衰試験を行った。すなわち、加振機の上
に上記精密機器用小型インシュレータ200を4個載
せ、それら精密機器用小型インシュレータ200の上に
アクリル板を載せ、そのアクリル板の中央に750gの
重りを載せ、その重りの上に加速度ピックアップを取り
付け、入力加速度0.5Gのときの加振機から加速度ピ
ックアップに伝わる垂直方向および水平方向の振動の周
波数特性を計測した。図6に、垂直方向の振動の周波数
特性を示す。共振周波数(fo)=23.75Hz(C
点において)、共振倍率(Q)=3.71dBである。
図7に、水平方向の振動の周波数特性を示す。共振周波
数(fo)=8.75Hz(D点において)、共振倍率
(Q)=6.4dBである。一方、図8に、実施例1に
よる精密機器用小型インシュレータ100の水平方向の
振動の周波数特性を示す。図8から判るように、この精
密機器用小型インシュレータ100では中間部材2の中
空円筒状部2aがポリアセタール樹脂製であるために、
水平方向の振動に対する減衰効果がみられない。
【0029】これらの計測結果から、上記精密機器用小
型インシュレータ200のQが低く抑えられており、垂
直方向および水平方向の防振性能がともに優れているこ
とが判明した。
【0030】実施例3 図9は、この発明の実施例3の防振支持装置を示す構成
図である。
【0031】この防振支持装置1000は、コイルスプ
リング81で被支持体Mを天ベースB1から吊り下げて
支持し、この被支持体Mの下面と床ベースB2との間に
垂直方向に精密機器用小型インシュレータ200を設置
し、前記被支持体Mの側面と横ベースB3との間に水平
方向に精密機器用小型インシュレータ200を設置して
構成される。コイルスプリング81は、主に被支持体M
の重量を支えている。垂直方向に設置された精密機器用
小型インシュレータ200は、主に前記被支持体Mの垂
直方向の振動を緩衝している。水平方向に設置された精
密機器用小型インシュレータ200は、主に前記被支持
体Mの水平方向の振動を緩衝している。
【0032】以上の防振支持装置1000によれば、コ
イルスプリング81により被支持体Mの重量を支え、精
密機器用小型インシュレータ200は専ら振動の緩衝を
受け持っている。このため、精密機器用小型インシュレ
ータ200に柔らかい弾性体を使用できるので(被支持
体Mを支える必要がないため、硬い弾性体を用いなくて
よい)、大きな防振効果が得られる。また、重量物を支
えなくてよいので、精密機器用小型インシュレータ20
0のヘタリが少なく、耐久性が高くなる。
【0033】なお、必要に応じて精密機器用小型インシ
ュレータ200の個数を増減調整しても良い。また、垂
直方向に設置された精密機器用小型インシュレータ20
0または水平方向に設置された精密機器用小型インシュ
レータ200のいずれか一方を省略しても良い。また、
コイルスプリング81の外に、板バネ,皿バネ,空気バ
ネなどの各種のバネを用いてもよい。
【0034】
【発明の効果】この発明の精密機器用小型インシュレー
タによれば、防振弾性体とグリース状物の相乗効果によ
って振動が吸収されるため、大きな防振効果が得られ
る。また、グリース状物の漏出がないから密封する必要
がなく、組立が簡単になると共にオイル漏れによる精密
機器の損傷の心配もなくなる。さらに、目的に合わせて
幅広く防振特性を調整することが容易に出来るようにな
る。
【0035】また、このような精密機器用小型インシュ
レータを用いた防振支持装置によれば、バネにより被支
持体の重量を支える分、前記精密機器用小型インシュレ
ータの負担が減って、より大きな防振効果が得られる。
また、重量物を支えなくてよいので、精密機器用小型イ
ンシュレータの寿命が伸びる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1の精密機器用小型インシュ
レータを示す断面図である。
【図2】この発明の実施例1の精密機器用小型インシュ
レータの組立説明図である。
【図3】この発明の実施例1の精密機器用小型インシュ
レータの垂直方向の振動減衰試験の結果を示すグラフで
ある。
【図4】この発明の実施例1の精密機器用小型インシュ
レータからグリース状物を抜いた場合の垂直方向の振動
減衰試験の結果を示すグラフである。
【図5】この発明の実施例2の精密機器用小型インシュ
レータを示す断面図である。
【図6】この発明の実施例2の精密機器用小型インシュ
レータの垂直方向の振動減衰試験の結果を示すグラフで
ある。
【図7】この発明の実施例2の精密機器用小型インシュ
レータの水平方向の振動減衰試験の結果を示すグラフで
ある。
【図8】この発明の実施例1の精密機器用小型インシュ
レータの水平方向の振動減衰試験の結果を示すグラフで
ある。
【図9】この発明の実施例3の防振支持装置を示す構成
図である。
【図10】従来の精密機器用小型インシュレータの一例
を示す断面図である。
【図11】従来の防振ダンパーの例を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
100,200 精密機器用小型インシュレータ 1,21 外側部材 1a リング状突出部 2 中間部材 21a 中空柱状部 2a,21b 中空円筒状部 2b,21d フランジ部 2c,21c 開口 3,23 内側部材 3a,23a プレート部 3b,23b 芯体 4,24 グリース状物 1000 防振支持装置 81 コイルスプリング

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弾性体からなる中空柱状体の外側部材
    と、その外側部材の内側に位置する中空筒状部を有しそ
    の中空筒状部の一端は前記外側部材の一端より引込んだ
    位置にあり且つ開口を有し他端には前記外側部材の他端
    に当接するフランジ部を有する中間部材と、前記外側部
    材の一端に当接するプレート部およびそのプレート部か
    ら突出して前記中間部材の開口からその中空筒状部内に
    挿入される芯体を有する内側部材と、前記中空筒状部と
    前記芯体の間の空隙に充填されるグリース状物とを備え
    たことを特徴とする精密機器用小型インシュレータ。
  2. 【請求項2】 弾性体からなる中空柱状部およびその中
    空柱状部の内側に位置する中空筒状部を有しこの中空筒
    状部の一端は前記中空柱状部の一端から引き込んだ位置
    にあり且つ開口を有しこの中空筒状部の他端は前記中空
    柱状部の他端と一体である外側部材と、この外側部材の
    一端に当接するプレート部およびそのプレート部から突
    出して前記中空筒状部の開口からその中に挿入される芯
    体を有する内側部材と、前記中空筒状部と前記芯体の間
    の空隙に充填されるグリース状物とを備えたことを特徴
    とする精密機器用小型インシュレータ。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の精密機器用小型インシ
    ュレータにおいて、前記外側部材の中空柱状部を球面状
    としたことを特徴とする精密機器用小型インシュレー
    タ。
  4. 【請求項4】 被支持体の重量を支えるバネと、前記被
    支持体への振動を緩衝する請求項1から請求項3のいず
    れかに記載の精密機器用小型インシュレータとを具備し
    たことを特徴とする防振支持装置。
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